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☆現地12/20

マジック106-103レイカーズ
ウォリアーズ110-103ボブキャッツ
ペイサーズ95-94シクサーズ
ロケッツ109-102ウルヴス
ヒート106-103ネッツ
ホーネッツ99-90キングス
スパーズ107-97ラプターズ
バックス119-85クリッパーズ
ブルズ106-98ジャズ
サンズ108-101ナゲッツ

☆本日のハイライト

・クロフォード50得点
・ウェイド43得点
・ウルヴス12連敗(´・ω・`)
レブロン、来オフにキャヴスと契約延長の可能性

http://www.nba.com/games/20081220/LALORL/boxscore.html

遂に難敵スパーズを倒し、いよいよリーグ屈指の強豪としてのステータスを確立しつつあるマジック。しかし1日空けての対戦の相手は、ウエストの横綱レイカーズ。いかに昨日ヒートに敗れているとはいえ、スパーズ程にはロスターも年齢層が高い訳ではなく、そうは疲弊していません。しかも、怪我でDNPかと思われたガソルが出場して来ました。こうなると圧倒的に選手層の厚いレイカーズ優位はかなり動かないでしょう。流石にこれは苦戦は免れないなと思っていました。

試合はコービーのジャンパーで口火が切られます。当初は互角な展開だったものの、この大一番にドワイトが、僅か5:58で2ファウルを吹かれてしまいます。しかもレイカーズはコービーが序盤から覚醒、ガンガンに点を取っていきます。久々の出場がベンチからだったピートラスもたちまち2ファウルでベンチへUターンする厳しい展開でしたが、それでも1Qは何とか23-24で堪えました。

2Qに入ると更に厳しくなります。レイカーズがフィッシャーとラドマノヴィッチの連続得点でマジックを引き離し始めた9:30、今度はドワイトがオフェンスファウル。テクニカルファウルまで吹かれ、ほうほうのていでベンチ戻りです。どうも今日の審判は厳しくファウルを取るタイプだったようで、その後もバイナム、ガソル、ウォルトンがテクニカルを取られるなど、終始笛の音が絶えない展開となりました。

ともあれ、コービーを止める術はそうそうありません。長年の相方フィッシャーも巧みに援護し、レイカーズが49-58とマジックを9点ビハインドに追い込んで前半を終えたのです。ルイスが2Q終盤に得点を重ねていなかったら厳しかったでしょうね。とはいえ、コービーとフィッシャー以外のレイカーズの面々が今ひとつだったのも事実ですが。

試合の転機は3Qでした。いきなりルイスとネルソンの3ポイントで点差を一気に詰めると、レイカーズは今ひとつマジックを突き放せません。ドワイトの出場時間がやっと安定したのも効いたか時間と共に点差は縮み、2:46にはネルソンの3で78-78の同点に、2:11にはアンソニー・ジョンソンの3で81-80と遂に逆転。相変わらずコービーとフィッシャーしか点が取れないレイカーズに対し、このQを36-26としたマジックが遂にレイカーズを捉えたのです。85-84、勢いがマジックに付いて来ました。

4Q、マジックが先に点を取り、レイカーズが追いすがるという展開が続きます。両者5ファウルも珍しくないファウルトラブルの中、0〜2点差という超接近戦で試合は推移、遂に残り2分を切りました。ここでマジックは元祖クラッチタイム男、タコルーがボールを持ちます。インサイドへ切り込むとシュート・・・決まります。流石の安定感で101-98、残り1:39です。

レイカーズの答えはフィッシャーの3・・・これは外れます。が、リバウンドを取り損ねてボールは完全フリーのフィッシャーの元へ。再度放たれた3は今度こそ決まり、1:23で101-101の同点に追いつかれてしまいました。マジックはボガンズのベースラインジャンパーが外れましたが、ドワイトが値千金のオフェンスリバウンド。ゴール下でドワイトがボールを持っていたら、相手チームの選択は諦めてダンクを待つかファウルかの二択しか残されていません。レイカーズのオドムは後者を選択しました。この非常に大事なFT2本を、ドワイトはキッチリ沈めてみせます。103-101、1:04でマジック再度リード。

レイカーズはまたもフィッシャーがジャンパー。が、またも外れます。そして、オフェンスリバウンドを取ろうと躍起になり過ぎたオドムがルーズボール・ファウルを宣告されます。先のドワイトへのファウルで既に5ファウルまで詰んでいたオドムはこれでファウルアウト、ルイスはここで得たFTを、しかし1本外します。104-101となったこの場面でレイカーズは勿論コービーがボールを持ちます。マジックはダブルチームを仕掛けましたが、ここでディフェンスが過ぎたかルイスがファウル。当然ながらコービーは外さず、残り36秒、104-103でマジックのオフェンスを待ちます。

マジックはネルソンが時間をゆっくり使い、フィッシャーとマッチアップ。ところが、ここでフィッシャーのマークを嫌って振った手がフィッシャーの顔面に当たってしまいます。オフェンスファウルをコールされてしまったマジック、残り22秒の正念場です。

レイカーズは言うまでも無くコービーがボールを持ち、時間を多少使うとインサイドへ。無理矢理シュートかファウル狙いかと思ったその時、コービーはなんとパスアウトを選択。パスを受け取ったヴヤチッチが3ポイント・・・外れました!そしてドワイトがガッチリリバウンドを奪います。時間の無いレイカーズはガソルが即ファウルし、ドワイトはまたも大事なFTを与えられます。そして、またもドワイトはFTを2本、キッチリ決めてみせたのです。106-103、これでレイカーズは3を狙うしか無くなりました。

レイカーズ最後のオフェンスはやはりコービー。31フィートと遠い位置から放たれた3ポイントはゴールを捉える事は無く、ここにマジックのウエスト強豪狩り2連戦が勝利の美酒と共に終わったのです。ドワイトのファウルトラブル、コービーの爆発というファクターをものともせず、マジックがここ9戦中8勝、20戦中17勝となる4連勝目の大きな勝ち星を得たのです。

今日も立役者となったネルソンはFG11/16、3FG4/6の27得点4リバウンド5アシスト。ドワイトも後半帳尻を合わせて18得点12リバウンド3スティール2ブロックです。ルイスはFG6/13で22得点5リバウンド4アシスト、タコルーはFG5/10で14得点5リバウンド7アシストでした。先発ではボガンズがFG1/5と冴えなかった感じですかね。ベンチ勢はレディック以外全員出場なのでバティーの5得点6リバウンドとジョンソンの6得点、ゴタートの3ブロックぐらいしか際立った活躍はありませんが、これだけ出場者が多ければ致し方無いでしょう。ピートラスは結局FG2/10、3FG1/5で5得点1リバウンド1アシストに終わりましたが、そのうちシュートタッチを取り戻せば大丈夫かなと。

ともあれ、いずれもバック・トゥ・バックだったとはいえ、スパーズとレイカーズを連破した事はリーグに結構なインパクトを与えたと思います。イーストはどうしてもセルティクスとキャヴスの成績が突出していますのでこの2チームだけが優勝候補と考えられがちですが、マジックにもその資格がある事がそろそろ明確になりつつあるようです。この後は1日空けてウォリアーズ、そして2日空いてクリスマスのホーネッツ戦。更にウルヴス、ピストンズ、ブルズと戦って年内は終了です。このまま勝ちっぱなしで2008年を締め括れるといいな、と本当に思います。マジックキングダムの復活、いよいよ現実味を帯びて参りました!





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