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クリスマス(現地イヴ)に仏教説話みたいな話のフリで何ですが、因果応報という言葉があってですね。本日、なかなかアレなトレードがありました。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3792265

グリズリーズ←フランシス、'09年2巡目指名権(元々グリズリーズのもの)、フランシスの今季契約残り260万ドルの未払い分
ロケッツ←'11年2巡目指名権

GO New York Go!さんの超分かり易い解説によるとロケッツに行く指名権は「全体55位までの指名であればトレードされない」という条件付きだそうです。つまり、グリズリーズがリーグ5位以内の成績を収めなければトレードされない訳で、実質この指名権がロケッツに行く可能性は殆どありません。このトレードでロケッツはタックス支払いゾーンを脱出、しかもロスター枠を開ける事が出来ました。てか、リンクしたGO New York Go!さん記事コメントでのKennyさんの解説が完璧過ぎて付け足す事がありませんよ、これ。敢えて付け加えるなら、ロケッツはタックス支払いゾーンを脱出したので、フランシスのサラリーをグリズリーズに肩代わりで支払っても、タックス支払い分が減っているので更なる支出減に繋がるというメリットがあるって事ぐらいでしょうか。

さて、フランシスがNBAキャリアを始めたのはロケッツだと思われがちなんですが、正確には違います。彼は元々'99年のドラフトでグリズリーズ(当時は@ヴァンクーヴァーでした)に1巡目2位指名されたものの、カナダでのプレーを拒否し、グリズリーズは止むを得ずフランシスをロケッツにトレードした経緯があったのです。

フランシスは今回、NBAキャリアにおける原点の原点たるチームに行く事になった訳です。しかもロケッツ以上にPGとスコアリングガードが多いチームに。M.コンリーJr.、K.ロウリー、O.J.マヨ、そしてQ.ロスまで揃っているチームでフランシスの出番を期待するのは難し過ぎます。こんな残酷な話もなかなかありませんね。グリズリーズフロントはかつて入団を拒んだ2位指名選手を飼い殺すつもりなのでしょうか。

・・・と、フランシスの因果な運命を強調すべく厳し目に書いてみましたが、実際そこまでフランシスが進退窮まったかというと、そうとも限りません。故障者次第では出番がある可能性もありますし、Kennyさんが仰るように奇跡の復活があるやも知れません。まだ31才、老け込むには若過ぎますし、そもそもマーブリーと違って本人の態度etcに問題がある訳でもありません。今一度、彼の勇姿をコート上で見たいものですね。

ところでここまでしてロケッツがロスターを空けて誰と契約したいかというと、毎度お馴染みムトンボさんです。ムトンボが故障がちなヤオミンのバックアップを務めるのは最早恒例行事でしたので、ああ今回もロケッツ行きかなと思っていた訳ですよ。

が。ムトンボ自身はなんと「今年の終わりまでにはボストンかサンアントニオにいるだろう」と言っているそうです。あれあれ、じゃあロケッツのロスター空けの努力は何だったんですか。ヒューストンでは依然人気もあるフランシスを出してまで空けたロスター枠は無駄ですか。いやまあ無駄では無いと思うんですけどね・・・。ムトンボが言っている事が本当なら、彼はセルティクスに落ち着きそうな気はします。

しかし、何故にロケッツは単純にフランシスの契約をバイアウトしなかったのでしょう?あ、前のバイアウト契約がまだ残ってるからですねー(@ブレーザーズで1718万ドル)。

それでは皆様、メリクリです。

☆追伸・・・上記の記事にどうやら誤りがありました。詳しくはこちらで。

Go New York Go!さん

Go New York Go!さんの記事を踏まえた訂正記事

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