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☆現地2/21

ヒート97-91シクサーズ
スパーズ98-67ウィザーズ
マヴス116-95キングス
ジャズ102-88ホーネッツ
ウォリアーズ133-120サンダー

ということで、現在はウォリアーズを率いるドン・ネルソンおぢさんがキャリア通算1,300勝目であります。因みにNBA史上最も勝ち星の多いHCはレニー・ウィルキンスでして、こちらの記録は1,332勝。そう、あと33勝で記録更新であります。・・・今季中は無理ですね

ネルソンという人はキャリアを通じて攻撃偏重型のチームしか作った事が無い、超極端なスタイルでここまで来ました。'82-'83シーズン、'84-'85シーズン、そして'91-'92シーズンの3回コーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いた彼はポイント・フォワードという概念をNBAに持ち込み、バックスを10シーズン中7回ディヴィジョンチャンピオンに導きました。'83プレーオフで、スウィープ連発の圧倒的な強さで優勝したシクサーズに唯一の黒星をつけたのはネルソン率いるバックスだったのです。ウォリアーズで3ガード+2フォワードのラン&ガンでリーグを席巻し、ティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリンのトリオを、ヒップホップグループ「RUN DMC」にかけて「RUN TMC」と謳われたのも有名ですね。



アンソニー・メイソンをポイントフォワードに仕立てようとしたニックスでの挑戦こそ上手く行きませんでしたが、マヴスでもナッシュとノヴィツキーの才能を開花させ、マヴスを'80年代以来のプレーオフチームに作り上げた功績は記憶に新しいところです。インサイド勢の脆弱さゆえに「ハック・ア・シャック」作戦を立案したのもこのヒトだったりしますね。

'94-'95シーズン以来久々に戻ってきたウォリアーズでは就任1年目の'07年プレーオフ、1stラウンドが7試合シリーズになって初の第1シードアップセット負けを古巣マヴスにプレゼントする快挙も達成しています。以上、トピックには事欠かない名将なんですが、優勝だけにはずっと手が届かないんですよね。ウォリアーズの現状も優勝を狙うには足りないものが多く、またウエストの現状を考えればプレーオフ復帰も難しそうに思われます。

それでも、'76-'77シーズンから延々ヘッドコーチ業を続けてきたこの愛すべき老将に、そろそろ優勝という勲章があっても良さそうなものです。今すぐには難しそうですが、そういう日がネルソンが現役のうちに来て欲しいなとも思うのでありました。

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