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H誌ってマジックに厳しくないですか?

いや、実は前々から読んでてそう思ってましてね。とりあえず杣友さんのマンガでのマジックの扱いを見て吹いたんですけど、皆さん、特にマジックファンの方はご覧になりました?

「マジックが勝っても何も書きようがない!」

も〜ぷんぷん!(←さとう珠緒のイメージで)

まあ、杣友さんの言ってることはそう間違ってないっちゃあ間違ってません。ぶっちゃけ、レイカーズとかセルティクスとかの伝統あるチームが優勝した方が雑誌作る方としてみれば分かり易いのですね。歴史長い分、エピソードにも事欠きませんし、きっと島本さんやジョージ・リベイロさんもそっちの方がネタは膨らませ放題でしょう。

でもな〜、半ばネタとは言え「何も書きようがない」ですよ。しかも編集長もフォロー入れる前に「言っちゃった!」て。それ、その後何書いてもフォローになんないぞーと。


編集長もなかなか厳しいヒトでしてね、以前ポジション別のトッププレーヤーを決めるみたいな企画があった時に、確かポジション別に5人ぐらいずつ選ぶところで、なんと編集長はドワイトを選ばなかったんですよ!当世のNBAビッグマンを語るのにドワイトを完全スルーするって凄くないですか。ヤオミンあたりをより評価するなら納得もするんですが、トップ5から外すのはなかなか出来る事じゃありません。

そうそう、オールスター特集のはやし日呂志さんのレポ漫画も酷かった。記者会見でコービーが遅れて来たせいで回りに人がいなくなって(´・ω・`)カワイソスなルイスが、翌日のオールスター本番では控えセンターやらされてシャックに吹っ飛ばされてまた(´・ω・`)カワイソス、みたいな。まあこれは多分に客観的な事実だからしょうがないんですけど(笑)。

ただ、話を戻しますが、ドワイトを編集長が評価しない理由、分からなくもありません。あんな基本がまるで出来てない身体能力だけの選手はどないやねん、って思う向きもあるでしょうしね。そう、やっとFTが入るようにはなってきましたがドワイトはまだまだ基礎が出来てないんです。2chあたりでも言われてますがボールを持つ位置が駄目だとか、ゴール下より遠い位置でボール持っても何も出来ないとか。

シャックがオーランド時代もよく体格だけで基本がなっとらんなどと言われてましたが、今にして思えば外に控えるシューターへのパスアウトがシャックは上手かったですし、フックショットも割と早くに確率が上がっていた印象があります。ああ見えてボールハンドリング能力も意外と持ち合わせてますし、基礎が出来て無かった訳でもないのですね。その点、ドワイトは体格的に恵まれていると言えども、流石に往年のシャックには及びません。 パス能力もシャックには負けてるなあと思いますし、オフェンスでの武器として見てもやはりシャックの方が明らかに上。

ただ、忘れがちなんですがドワイトってまだ23才じゃないですか。成長の余地ありありなんですよね、まだ。その意味でD誌のドワイトについての記事はなかなか興味深いものがありました。あの記事を一言でまとめると、「ドワイトは子供」って話です。まだまだ父親には全く頭が上がらず(多分一生上がらないんですけど)、ロッカールームでもレブロンやコービーみたいなリーダーというよりはガキ大将みたいな感じ、何だか簡単に想像つきませんか。

練習は真面目ですし品行方正とまでは言わないにせよ(何しろマジックのチアガールさんとうっかり子供作っちゃいましたから)、タトゥーも入れないし薬物関係等のハードコアな話もありません。敬虔なキリスト教徒たるドワイトは、そういうダーティーな方向に染まる事は無いでしょう。そこ、敬虔なキリスト教徒がアバンチュールかよとか言わない。

「修羅の門」って漫画読んだ事はありますか。あれの第4部、ブラジルでのヴァーリ・トゥード編に出てくるキャラでイグナシオ・ダ・シルバってブラジル人がいましたね。あれ、読めば分かりますがまるでドワイトの事を描いてるんじゃないかと思えます。いや、間違い無く漫画の方が先に世に出てますけど。

非常に明るい性格、素質だけで並の選手を圧倒する恵まれた体格、審判にいじめられているところ(笑)、びっくりするぐらい似てます。ただ、イグナシオには空手の師匠がいて、テクニシャンな師匠の教えで一層凄い選手になって主人公の陸奥九十九を苦しめてました。そう、ドワイトに必要なのも正にそれ。基本を含めたテクニックを叩き込んでくれる徳光将(この名前で阪神ファンという設定です〔笑〕)みたいな存在ですね。幸いドワイトには既にユーイングという師匠がついてます。ユーイングはそんなトリッキーなプレーヤーじゃありませんでしたけど、ドワイトのディフェンス面やFTなどでの成長を見る限り、師匠の指導は確かなようですね。

ドワイトがユーイングの指導の下でより完成されたセンターとなり、運動能力だけに依存しない選手として大成した暁には、きっとH誌でももっと好意的なドワイト&マジック特集が組まれる事でしょう。「誰もゴリアテ(巨人)を愛さない」というチェンバレンの言葉もありますが、明るく愛嬌のあるドワイトのキャラでそこは何とかしておきたいところです。

まあ、全く取り上げられないよりはネガティヴ気味であっても記事になってる方がベターだったりもします。でもH誌さん、次はもうちょっとマジックとドワイトを好意的に取り上げて下さいね!

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