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スーパースターの条件とは何でしょうか。チームのエース。平均20得点以上。オールスター選出。色々あるでしょうが、「魅せるプレー」ってのも結構大事な気がします。Dr.Jやドミニクのダンク、MJの華麗なプレーの数々、マジック・ジョンソンのノールックパス。勿論それらは実力の裏打ちがあってこそのものであります。プロ選手たるもの、観客を喜ばせるのもまた大事な仕事だったりすると思うのですね。いや、ダンカンみたいなストイックなのもあれだけ極めれば全然アリなんですけど。

豪邸


'01-'02シーズン。長期大型契約を得てオーランドに構えたホームシアターまで備えていた豪邸の持ち主となったT-MACの新たなシーズンへの目標は、なんと2年連続のMIP獲得だったりしました。流石にそれはちょっと無理がありすぎる目標だった気もしますが、ともあれ親友となったチームメイト、マイク・ミラーと共に彼はシーズン前から共に汗を流したのです。

ベストフレンズ


このオフ、マジックはホーレス・グラントをFAで取り戻し、更にニックスを去ってソニックスで1シーズンを終えたユーイングをも獲得する事に成功。全盛期にこの2人を呼べていたなら一躍優勝候補チームだった事と思います。そこへ健康なグラント・ヒルがチームに戻り、リヴァースHCが構想していたヒル、T-MAC、ミラーの6-8トリオを並べるラインアップ構想が今度こそ実現出来るかと思われましたが、ヒルはまたしても14試合でダウン。また、既に引退の近い年齢に達していたホーレスやユーイングに多くを求めるのは流石に酷と言うものでした。

期待してますた


結局マジックは44勝に留まり、プレーオフでも1stラウンドでシャーロット・ホーネッツ(当時)と対戦し、1勝2敗と王手をかけられたところでT-MACが第4戦の勝利を公約したものの、結果は敗戦。飛躍を期待されたシーズンは残念な結果に終わり、ユーイングも結局このシーズンを最後にユニフォームを脱いだのです。このシーズンの収穫らしい収穫と言えば、このユーイングとの契約が後にマジックでのAC就任の導線になり、ドワイトの成長に大きく寄与してくれた事ぐらいだったのかも知れません。

しかし、このシーズンほどT-MACがその名を轟かせたシーズンはありませんでした。その舞台はまたしてもオールスター会場だったのです。しかも、今度はオールスターサタデーでは無く、本戦でした。'01の初登場時は流石に緊張があったのか、アイヴァーソン&マーブリーが主役となったイースト大逆転劇の中にあって先発ながら僅か2得点に留まったものの、'02では流石に2度目の出場からか緊張は解けていたようでした。

ウエストではフランシスがファン投票で先発による初出場を勝ち取ったこのオールスター、T-MACの方はと言えばベンチスタート。これはマイケル・ジョーダンがこのシーズン復帰したため、MJとA.I.でガードのポジションが埋まってしまったという止むを得ない事情によるものでした。まして会場はフィラデルフィアとあって、アイヴァーソンの気合の入り方は当然ながら高く、なんとこの日限定でシクサーズの大先輩、ジュリアス・アーヴィングの背番号6での登場となったのです。

オールスター自体はやはりMJを立てよう立てようとするイーストに対してガチ勝負で来るウエストが押し気味に試合を進めます。いかに前年の大逆転劇があったとは言えちょっとこれはキビシイなぁという状況下で、オールスター史上に残る名場面がイーストから飛び出したのでありました。



この動画で見ると3:25あたりで登場するT-MACの名を一層轟かせた一発のダンク、それは自らボールをボードに投げ当て、リバウンドをそのまま両手で叩き込むというものでした。これがダンクコンテストならよくある風景ですし、実戦でもフリーで速攻行くならまあ可能ではあります。この時のT-MACが凄かったのは動画でも分かる通り、ウエストの選手達も普通にいる中で彼らの虚を突いてこのプレーをいきなり決めてしまったことです。実際ウエストの選手達はT-MACに全く反応出来ていません。反応していたのは名場面を逃さずに画像に残す事に体を張るカメラマン達でした。

神いわゆるゴッド


かくてT-MACはお祭り男として完全にブレイク。この後もバロン・デイヴィスのパスをアリウープで叩き込んだりともう止まらなくなります。結局このオールスター、イーストは敗れたもののT-MACは24得点3リバウンド4アシスト3スティールをマーク、得点でイーストをリードした上に、オールスターを見た人間に忘れられないシグニチャームーヴを見せ付けたのです。あの瞬間にT-MACは単なるスター選手からトップクラスのスター選手に完全に化けた、私はそう思っています。

オールスターMVPは地元フィラデルフィア出身ながら、ファイナルでシクサーズを倒したためか終始ブーイングを浴びていたコービーのものとなりましたが、T-MACのメディア露出は更にアップ。シーズン及びプレーオフの成果こそ頭打ちでしたが、彼個人の名声は完全に確立されたと言って良いでしょう。シャック&コービー、アイヴァーソン、カーター、KG、ダンカン、etc、etc・・・そういったNBAのスーパースターへの仲間入りを果たしたT-MACとマジックに輝かしい未来が待ち受けている、そう素直に信じられた幸せな時代でした。

(以下、「T-MAC&フランシスの輝き、そして暗雲」編へと続く)

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NBA 2000/2001 Fleer AutographicsTRACY McGRADY / トレーシー・マグレディ
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NBA 2000/2001 TOPPS FinestMoments Refractor AutographsTracy McGrady / トレーシー・マグレディ
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