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さて、短い休暇が終わりNBAもいよいよ後半戦。プレーオフへ向けて最後の波乱、トレードデッドラインが過ぎればFA以外の補強も出来なくなります。つまり、現有戦力で残りシーズンを戦う他無くなる訳です。

トレードの噂話はある程度取り上げましたし、あと数日でクリアになる事なんで放置しておきましょう。試合の無い今日、私が取り上げるのはドワイトとシャックのビーフについてです。ビーフって日本でどの程度通じる言葉なんですかね。ラッパーの世界では割とポピュラーなんですけどね、古くはクール・モー・ディーとL.L.クールJとか、2PACと故ノトーリアスB.I.G.とか、最近ならカニエ・ウエストと50セントとか。他のジャンル以上にラッパーはなぜか対立軸が色々ありまして、世代の違いや東西なんかで別れてよく喧嘩してます。シャックも元々ラッパーなのでそのあたりの流儀は分かっているのかなと。今回のは完全に世代間抗争ですね。

http://sports.espn.go.com/nba/allstar2010/news/story?id=4914961

いや、抗争とは違うかな。何しろここまでトラッシュトークに徹しているのはシャック。ドワイトはそれに反論はせず、ひたすら受け流そうとしています。若い方が喧嘩を売らないとは珍しいパターンですが、まあドワイトらしくはありますね。

シャックが言ってる内容を纏めるとこんな感じですかね。

・スーパーマンは俺1人
・俺は誰もダブルチームしない

シャック自身も近年使ってなかった「スーパーマン」の通称がドワイトにも付いた事を、シャックが真剣に怒っているとは私は思いません。カンには触ったかも知れませんが、こんな長時間怒り続ける程のものでは無いでしょう。実際、これをデヴィッド・リーあたりがやってても鼻で笑って終わりだったはずです。彼の方が本来のスーパーマンに似てますけどね、飛びますし。

http://sports.espn.go.com/nba/columns/story?page=windhorstshaq-100212

実際のところ、スーパーマン云々は彼の口実ないし方便に過ぎないのです。彼はドワイトを敵と認めているからここまで敵視している、それだけの話ですね。今回シャックが「過去に誰もダブルチームしなかった」と言って名前を挙げたセンターはユーイング、オラジュワン、提督ロビンソン、、ダンカンという'90sオールスターセンターたち。そこにリック・スミッツの名前まであったのには吹きましたが。スミッツの事は認めてたんですね、シャック。初めて知りました。

実はシャックは、ドワイトの事をけなしているように見えて誉めるという海原雄山級のツンデレを展開しているのです。現時点でシャックはドワイトを、自分の座を脅かす存在と認めているからこそ、これだけドワイトを意識した言動を繰り返していると言えます。ただ、不思議なのはヤオミンとの扱いの違い。私の記憶する限り、シャックがヤオミンにこんな激しいトラッシュトークを展開した記憶はありません。確か、オールスターの投票で負けたりしてましたよね?スーパーマン云々より余程直接的にシャックの立場を脅かしたのはむしろ彼です。しかも今よりシャックはまだ元気でした。この扱いの差はなんなんでしょう?

理由として考えられそうポイントはまず、ヤオミンが中国出身という事を考慮してシャックが自重した可能性でしょう。米中外交上もあまりケンカは宜しく無い気がしますし、ね。また、インサイドで体を張るシャックやドワイトと、ヤオミンのプレースタイルが異なるってのもあるでしょう。

あと、これが重要だと思うんですが、同じマジックのドラフト1位であること。2人共チームをファイナルへ導きましたが、ロケッツにスウィープ負けを喫したあの時のシャックに対してドワイトはレイカーズに1勝という事で、一応マジックでのファイナル成績はドワイトが上回った訳です。それは流石に小さすぎる差でしょうが、そうでなくてもドラフト1位指名、「スーパーマン」、オールスター、そしてファイナル進出とシャックとドワイトのキャリアは韻でも踏んでるのかと思うぐらいにシンクロしています。ドワイトがマジックに入団以来、シャックとの比較なんてこれでもかってぐらいの勢いでヘヴィーローテーションされて来た訳です。

ドワイトが「僕は彼みたいになりたい、彼にはその手助けをして欲しいんだ」と言ってますが、他チームの後輩にさえ自らの技を教えるラシードやペイトンのような寛容さを、シャックというヒトは多分持ち合わせていません。本当に闘争心の強い人だ思うのですよ。そういえばシャックの前のシャックと言えるオフェンシヴセンターの先駆け、チェンバレンもそんなイメージですね。あの人、亡くなる少し前まで「今でも現役でやれる」と豪語していた記憶があります。

シャックのキャリアは明らかに終焉に近付きつつありますが、多分彼は引退の日まで対戦する相手に対する敵意を無くす事は無いと思います。そこに実力が伴わないとかなりカッコ悪い事になるのですが、流石にシャックは違いました。

かつてドラフト同期のライヴァル、アロンゾ・モーニングが一旦引退を発表した際、シャックは自ら「オンリー・トゥルー・センター・レフト」、最後の真のセンターと誇らしげに号しました。自分以外のタッパはあっても外角シュートに頼り、インサイドで体を張らないビックマンばかりになってしまったNBAに、シャックは最早真のライヴァル足り得るセンターはいなくなってしまったと、あの時宣言したのです。

あれから時が流れ、遂にドワイトが現れました。シャックのキャリアのピークだったレイカーズではバイナムも頑張ってますが、恐らくシャックのお眼鏡には適わないのでしょう。シャックは久々にマトモにやりあえるセンターの出現が楽しくてしょうが無かったはずです。しかし、シャックのヒート〜サンズ時代にドワイトはやり過ぎたのかも知れません。

シャックは今や真剣にドワイトを倒す方策を考えて行動しています。将棋の大山康晴永世名人は勝負の前にステーキを豪快に貪り食ってみせて、若い棋士を威圧したそうですが、シャックの一連の言動もまた、全てはドワイトの能力を正確に理解し、脅威と認めるが故。それに不快感を感じたり、ショックを受けたりしているうちはドワイトもまだまだ若いですね。まあ挑発に乗ってしまい、メディアを介してドンパチをやらかすよりは大人だなとも思いますが、出来ればシャックの意図を理解し、より完全なスルーを願いたいものです。

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