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さて、今年もまたファイナルが終わりました。・・・終わりましたが、レイカーズとセルティクスファン以外はつまらなーい、という貴方のお気持ちも分からないことはありません。そんな貴方のために、今回は昨年からずーっと構想していた特別企画です。

'80年代、それはバードとマジック、セルティクスとレイカーズの時代でした。実際この2チームがほぼ優勝を独占していたのが'80年代だったといっても過言では無いのです。その'80年代にあって、その2チーム以外で優勝の美酒を味わったチームは僅かに2チーム。1チーム目はバッド・ボーイズで名高い'89と'90の2連覇を飾ったピストンズですが、彼らはセルティクスとレイカーズに翳りが見え始めた時期に台頭したと言えなくもありません。

そしてもう1チーム、セルティクスとレイカーズの2頭体制に敢然と割って入ったチームがありました。それこそが、今回御紹介する史上最強のチームの1つ、'82〜'83シーズンのフィラデルフィア・76ersなのです。既にレイカーズ、セルティクス共にマジックとバードの名声が確立し始めていたこの時期、シクサーズのエースはDr.Jことジュリアス・アーヴィングでした。ABAからの移籍後何度と無くファイナルまで辿り着きながらもブレーザーズ、レイカーズに遮られ、更にはバードが台頭したセルティクスにも敗れるに至り、シクサーズは遂に'82オフにチームに大きな補強を加えました。Dr.Jと同じABA出身のスーパーセンターにして前年度のシーズンMVP、モーゼス・マローンを獲得したのです。マローンもまた'81年に40勝42敗と負け越していたロケッツをファイナルまで引き上げる活躍を見せながら、ファイナルでセルティクスに敗れていました。そんな2人がシクサーズでコンビを結成したのです。

その成果は目覚しいものでした。シクサーズはリーグトップの65勝を上げ、マローンはキャリア3度目のMVPに選出。そして、プレーオフへの意気込みを尋ねられたマローンはこう言って見せたのです。

"Fo,fo,fo."

「Four,four,four.」要するに4連勝×3回、全試合スウィープで優勝してみせる、と豪語したのであります。では、その言葉通りになったかどうか、シクサーズの軌跡を早速ご覧下さい。動画はVHSでかつて発売されていた'83プレーオフ公式ヴィデオ、「That Championship feeling」です。なお、オール英語ですのでシリーズの経過が良く分からなくなった向きはこちらをカンニングしながらご覧になる事をお勧め致します。ではどうぞ!







・・・綺羅星の如く流れる'80sポップスの名曲達、そして圧倒的なまでに美しいDr.Jのプレーの数々。私もNBAのプレーオフヴィデオを数々見てきましたが、色々買った中でも未だにこの1本が一番好きです。DVD化はされていないかも知れませんが、是非一度ご覧になってみて下さい。

私がドワイトとカーターのコンビ、レブロンとシャックのコンビを見た時に真っ先に思い浮かんだのもこのDr.Jとマローンのコンビでした。もしもレブロンとドワイトが元気な間に同じチームで組む日が来たなら、それこそはこの最強コンビの再来と呼んで間違い無いでしょう。その可能性を考える限り、私は決してレブロンヘイターになる気はありませんのでそこんとこ宜しくです。ま、流石に今オフに実現するとは思いませんが・・・

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アーティスト:NBA-1983 Championship
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発売日:1997-01-01
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