ブログネタ
NBA に参加中!
♪もしかして、もしかして〜

ここは昭和歌謡blogじゃ無いんですが、今日はそんな気分なんですよね。何しろ、ここ数日でマジック絡みで取り沙汰されたビッグネームの豪華さは異常でした。

まず、先日取り上げたクリス・ポールです。ジョージ・シンがCP3のトレードの可能性を否定、またマジックのスミスGMも「そんな話は初耳」とおとぼけ課長振りを発揮。ところが、CP3自身がなんと「ホーネッツが第1の選択肢」という前提がありつつも、チームが勝つ体制を作らないならトレードOK、と言ってしまったから堪りません。今オフの主役は誰だっけ状態ですよ、最早。

ポールの発言は非常に意味深ですね。最早ポールを巡って水面下で綱引きが起きているとみても良い気がします。勿論、綱引きだけで終わる可能性の方が依然として高い訳ですが。因みに、元オーランド・センチネル紙のTim Povtak記者情報ではマジックとホーネッツの話はこうなってました。

マジック←CP3、ポージー
ホーネッツ←カーター、ネルソン


なかなか良く出来てますね、これ。マジックはポージーを引き取る事で高いながらもバーンズorピートラスの代役を見つけられます。ホーネッツは勿論ポージーのサラリーを始末し、PGの価格を下げ、更にカーターの契約終了を待てば良い、という寸法です。コリソン先発で行くならネルソンを更にトレード材料に使うのもアリと、双方それなりにメリットはある訳ですよ。ま、可能性の低いポール話はこれぐらいにしましょう。何しろ、噂はこれで終わりじゃありません。

http://voices.washingtonpost.com/wizardsinsider/2010/06/wizards-magic-discuss-gilbert.html

何しろ、ウィザーズがカーターとアリーナスの交換トレードをオファーしてきたというんですよ。アリーナスといえばウォリアーズ時代からスミスGMとの友好関係がありまして、アリーナスの拳銃密輸事件(違)の際にもスミスGMはアリーナスにコンタクトを取っています。ただ、流石にこれはマジックにメリット皆無ですね。ネルソン以上に故障が多い上に残契約年数も4年8000万ドル超のアリーナスをこのタイミングで引き取るなんてハイリスクノーリターン、有り得ません。だったら素直にネルソン先発継続で十分でしょう。

これで終わりか、と思ったらまだありました。ドワイトの親友、ボッシュでも狙うのかしらと思ったらこれがとんでもありませんでしたね。私、実は今朝オーランド・センチネル紙HPを見た時、あまりに荒唐無稽な見出しだったのでスルーしてました(笑)。何しろ、その記事のタイトルたるやこれでしたからね。

「マジック、レブロンに照会へ」

(゚д゚)

ええ、確かに私は先だってレブロンがマジックに来たらNBAファンは全員京極はんオンパレード状態になってしまいかねません、と書きました。書きましたが、流石に実現はしないだろうと思いながら書いてた訳でして、まさか本当にマジックがレブロンへのアタックを考えているとは思いもよりませんでしたね。

しかし、その前回の記事にも書きましたが万が一レブロンが青縦縞のユニフォームに身を包む日がこのタイミングで実現してしまったら本当に凄まじい事になります。ディフェンスでは外のレブロン、中のドワイトで相手は完全に封じられてしまいますし、オフェンスでもレブロンとドワイトのコンビは対戦相手にとっての悪夢そのものです。グラント・ヒルとダンカンのコンビを夢見て叶わなかったマジックの野望が、よりハイパーな形で実現してしまう訳ですよ。つーか、常々言って来た通りこれはもうDr.Jとモーゼス・マローンのコンビの再来そのものです。

ここまで書いておいて何ですが、実のところマジックはそんなに焦った補強をする必要はあまりありません。何しろイーストからファイナルへ行った強敵、セルティクスはラシード引退が濃厚な上に、セルティクス自慢の強固なディフェンスを築いたトム・シボドーHCが遂にブルズHCに就任。更にはドック・リヴァースHCまでもが現場を離れる可能性を示唆しています。

セルティクスだけじゃありません。キャヴスはレブロンに逃げられれば再建モードへ入る他に選択肢はありません。ホークスは先のカンファレンスセミファイナルでマジックに物凄いトラウマを植え付けられた上に、ジョー・ジョンソンが去る可能性が結構あります。他のチーム?ヒートとブルズがFA次第で駆け上がるとは思いますが、大物FA選手が3人は揃わないと厳しいでしょう。ニックスも同じ事です。ネッツは2枚も入れば一気にイーストトップ4には入れそうですが。

また3連覇を伺うレイカーズとて、名将フィル・ジャクソンがまたしても引退をちらつかせてます。まあこれは恒例行事という感もあるので真に受けてはいけない気もしますが、もしも本当にそうなってしまった時、誰が後を継げるというのでしょう?HC1人の不在がどれほどチームに悪影響を及ぼすか、我々は1stラウンドでナゲッツという具体例で思い知ったばかりです。いや、むしろレイカーズは弱体化しない方が好都合かも知れません。このままフィルの去就含めてレイカーズが何も変わらず行けば、来季も優勝候補筆頭は彼らで間違いありません。

レブロンは御存知の通り、今すぐ勝ちたい訳です。クリーヴランドで孤軍奮闘、シャックが来てもジェイミソンまで呼んでもファイナルすら辿り着けない現状にレブロンが焦りを抱くのは当たり前ですし、心機一転新天地で旗揚げを考えるのも分かります。そこでニックス、ヒート、ネッツ、ブルズ・・・となる訳ですがちょっとお待ちあれ。そのチーム、すぐ優勝候補になれますか?って話ですよ。

セルティクスのような経験豊かなヴェテラン3人が集まったならともかく、スーパースターとはいえ20代半ばの若人を集めて一からチームを組み直すのでは、おいそれと急に頂点は目指せません。それに、そうは言ってもこのオフにFA戦線を騒がせる大物選手達の中に、まともなセンターはいません。敢えて言うならアマレですけど、彼にしたってPFでプレーしたいのが本音です。ボッシュも同じですね。

ネッツやブルズはその点では最初からまともなセンターを自前で揃えているので有利ではありますね。ただ、現状その2チームにレブロンが来そうなフラグが何故か控え目な気がします。するとニックスとかヒートとかかなとも思えるんですが、ニックスはほぼ一からチーム作り直しみたいなもんですし、ヒートも根こそぎ変更感は否めない、と。ウェイドとレブロンのコンビにボッシュ、アマレ、ブーザーの誰かが加われば面白いですが、まあ流石に無いでしょうし、仮にそれだけ揃っても1年目からいきなり優勝ってのは難しいでしょう。

レブロンが今すぐ勝ちたいと望むなら、マジックはコービーも認めるPG、彼が今まで組んだ誰よりも上を行くスーパーセンター、いざという時に頼れる得点力ある大型シューター、そしてリーグ屈指の智将が揃った完璧な場所です。しかもレブロンが入るべきSFのポジションは空いているのですよ。

・・・とブチ上げてみましたが、正直なところ流石に今の段階でレブロンがそこまで割り切れるとは思えません。先にも述べた通りポールだってそうそう動かないだろうってのが正直なところですし、アリーナスに至っては( ゚ω゚ )お断りしますって感じです。まー、つまりそうそう簡単にマジックがビッグネームを取るのは簡単じゃないっつー事ですね。

それでも、一つ確実に言える事があります。それは、マジックが今オフもどうやら本気で大物獲りに動いているって事です。恐らくポールにしろレブロンにしろ、記事として情報が出ている時点で実際のところ殆ど無い線なんでしょう。つまり、本当にマジックが狙っている選手は他にいます。それは昨オフのカーターみたいに唐突に来ると思いますよ。

私としてはネルソン、ドワイトを軸とした基本線は変わらないと思いますし、ルイスは動かしようが無いので(笑)これまた変わりません。それ以外の部分でスミスGMがどう動くか、眼前に迫ったドラフト、そしてその後の動きに注目していきたいと思います。

P.S.

http://www.chicagobreakingsports.com/2010/06/bulls-have-discussed-deng-to-orlando.html

追加でトレードの噂、入荷しました。

マジック←デン
ブルズ←ゴタート+ピートラス


・・・デン、要りませんw

banner_03

DUNK SHOOT (ダンクシュート) 2010年 08月号 [雑誌]DUNK SHOOT (ダンクシュート) 2010年 08月号 [雑誌]
販売元:日本スポーツ企画出版社
発売日:2010-06-25
クチコミを見る

HOOP (フープ) 2010年 08月号 [雑誌]HOOP (フープ) 2010年 08月号 [雑誌]
販売元:日本文化出版
発売日:2010-06-25
クチコミを見る