(その1・その2・その3・その4に続く)
いやー、coinさんとのやり取りが我ながら想定外な決着を迎え、何だかもうやり遂げた感ありありなんですが。青春ドラマなら夕日の中を太陽へ向かって駆け始めるレヴェル。エンディングロールどうぞ〜って感じです。(^o^)<♪さあ〜眠りなさい〜(←それはサスペンスドラマ)(←しかもお前が歌うんかい)
が、「俺達の戦いはこれからだ!」で終わる前にもうひと仕事残ってます。「御意見無用」じゃなかった、「御意見頂戴」シリーズのフィナーレへ向けてもう一頑張りと行きましょう。舞台はレブ論・7、つまり当シリーズの1でした。
まずは「アンチ巨人は巨人ファン」さん。まずこの秀逸なハンドルネームが只者ではありません。そう、アンチファンって実は普通のヒトよりもそのチームに嫌いという感情を持つ分、実は関心が深いんですよね。好きの反対は「嫌い」じゃなく、実は「無関心」なんです、ハイ。これ豆知識な。
そんなアンチ(ryさんの指摘は、ハンドルネーム同様冴え渡っていました。
・高卒選手(T-MAC、J.オニールなど)のキャリアが怪我で短い事が自らの怪我と相まってレブロンに早くリングを、という強迫観念を与え、今回の決断に至ったのではないか
この指摘はあちらの論評でも見掛けなかった気がします。私が見落として無ければですが(笑)。昨プレーオフでの怪我は確かにレブロンにとって何やら深刻そうでしたからね。
実際、T-MAC、ジャーメイン、アマレなど高卒選手に早期から故障が多いのは事実です。あまり故障イメージが無いのは多少の怪我も構わず精神力全開でコートに立つ漢コービー、鉄人ドワイト、そして我らが最高額砲さんぐらいのもんでしょう。レブロンが自らのキャリアにおける全盛期の長さを危惧して、今回の決断を下したという可能性の指摘は相当鋭いところを突いていると思います。アンチ(ryさん、早くこの論を英訳して海外サイトに投稿するんだ。
・・・と感心していたところに今一人、当ブログに異論を唱える方が現れたのです。大変長らくお待たせしました、抹茶さん、どうぞこちらへ。
抹茶さんの初お目見えはレブ論5・レブロン擁護論考察の後編でした。これは只の恣意的な悪口ではないのか、とのコメントに対し、私は悪口ではなく批判であり、当方はアンチの類では無い旨をお答えさせて頂きました。が、どうやら納得はして頂けなかったようです。
再度お見えになった抹茶さんのコメント概要は、
・論じるべきはレブロン茶番劇ではなく、ヒートの戦力考察ではないのか
・(ニュートラルな記事だとのコメントに)到底そうは思えない
まずはここでした。それに関する私の回答はこうです。「それは後でやります、しかしこれはこれで論じるべき」。NBAトップスターのレブロンだからこそ、彼の移籍にまつわるエトセトラについては考察するべきだと私は思ったまでであり、それと別に戦力考察をやる事は何ら矛盾しません。むしろまだトレードとかあるかも知れない現状、焦って戦力考察しても情報が古くなりかねませんからね。今はこの話でいいじゃん、特に脱線ではなくない?と思ってました。
ニュートラル?私は自分でそうだと言い切れる程には思い上がってませんよ。そう言って下さる方が多いのは有難いですが、それを判断するのは読み手の皆様に委ねます。
さて、更にコメント欄同士で異論反論があった後、抹茶さんは今一度コメントを残して下さいました。なかなか力入っておられたこの時の論点は、概ね以下のような感じでした。
・FA移籍における「公正」「不公正」とは何か?
・「レブ論」の目的が単なるレブロンの人格否定なら異論は無いが、「レブロンの移籍」「ヒートの移籍戦略」が問題ならレブロンが悪いという話だけに終わるのはおかしい
・レブロンの移籍自体は普遍的なものに過ぎないが、現代NBAでスタープレイヤーが移籍するとはどういうことなのかを問いたい
まず、最初に申し上げると私は今回の移籍が公正か否かという話は一切しておりません。ではどうなの?と問われれば、ルールに基づいた真っ当なFA移籍であり、レブロン、ヒートのどちらも何らルールに抵触しているとは思いません、と答えます。他選手と進路を話し合うぐらいでタンパリングとか小うるさく言うこたぁ無かろうとさえ思うぐらいです。漫画トリオの3人で示し合わせてサラリーを抑えた事も、更なる補強(てかマイク・ミラー獲得)を踏まえた好判断であり、イイハナシダナーとしか見ていません。
ヒートがこの体制を築き上げた事についても、私はただパット・ライリーの手腕と人間力を賞賛するのみです。だいたい、今回レブロン狙いでキャップを開けまくっていたチームはどこもヒートに近い構想を持って今オフに臨んでいた訳ですから、関係者・ファン共にヒートに対して文句言えた義理じゃありませんしね。Lrさんのレスにもある通り、私はヒートがこれだけ見事にチームを作り上げた事には素直に敬意を表します。
そういう訳ですので、私は無論レブロンの人格否定などしたつもりはありません、行動への批判をしているだけです。上記の通りでヒートの移籍戦略に文句・批判もありません。私が問題にしているのはレブロンがヒートに行った事ではありません。彼らが若過ぎるBIG3体制を完成させてしまった事がリーグに及ぼす影響は危惧していますが、私が最も問題視しているのはFAの大勢が決してから合流を決めるという日和見を、リーグ最大のスターたるレブロンが演じてしまった事なのです。レブロンが悪者だと言っているのではありません、レブロンが間違った(やり方で移籍をしてしまった)事を指摘しているのですよ。レブロンの話しかしていないんですから、そりゃあヒート全体の話には行き着くはずがありません。そして、私は現状ヒートを批判する予定は全く無いのです。
私は今回のレブロンの移籍には、今までのスター移籍と同じようでいて、しかし微妙な違和感を感じています。その違和感がこれだけの量に至る「レブ論」を書かせているのでしょう。tkさんには「1時間スペシャルのような長さ」とからかわれましたが(笑)、私の問題意識はそこが最大のウェイトを占めてますね。という事で、次回「レブ論」では過去のスター移籍と今回のレブロンの移籍を比較してみようと思います。抹茶さん、その際には是非御意見お聞かせ下さい。
あと、これまた膝を打った、ブービーさんからコメント欄にお寄せ頂いた御意見をご紹介しておきます。
・「キング」という過大なニックネームがレブロンに優勝の義務を枷にしてしまっているのではないか
・MJやコービーは加算式のキャリア、レブロンはキングという過大な人間像へと近付いて行く逆算式キャリアであり、今回の決断は彼に義務付けられたキャリア故
これもまた、なかなか得難く貴重な視座を示して下さいました。特にレブロンが逆算式キャリア、というのは正鵠を射た卓見ですね。ただ一言だけを申し添えるとすれば、コービーも「逆算式」ではありました。彼に限らず「ジョーダン2世」と言われた選手は多分全員がそれに近いと思いますよ。
それと、レブロンにとって「キング」の称号、私は過大評価では無いと思います。彼に限らず誰にとっても重荷なのは確かですがね。え、もし優勝出来ずに引退したら?「無冠の帝王」という言葉があるんですよ、世の中には。
・・・「御意見頂戴」、やってよかったなと今改めて思います。やはり異論反論の応酬から見えてくるものがありますね、世の中には。お付き合い頂いた全ての人に、有難う(某攻城番組エンディング風)。
でも、「レブ論」はもうちょっとだけ続くんじゃw
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まずは「アンチ巨人は巨人ファン」さん。まずこの秀逸なハンドルネームが只者ではありません。そう、アンチファンって実は普通のヒトよりもそのチームに嫌いという感情を持つ分、実は関心が深いんですよね。好きの反対は「嫌い」じゃなく、実は「無関心」なんです、ハイ。これ豆知識な。
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この指摘はあちらの論評でも見掛けなかった気がします。私が見落として無ければですが(笑)。昨プレーオフでの怪我は確かにレブロンにとって何やら深刻そうでしたからね。
実際、T-MAC、ジャーメイン、アマレなど高卒選手に早期から故障が多いのは事実です。あまり故障イメージが無いのは多少の怪我も構わず精神力全開でコートに立つ漢コービー、鉄人ドワイト、そして我らが最高額砲さんぐらいのもんでしょう。レブロンが自らのキャリアにおける全盛期の長さを危惧して、今回の決断を下したという可能性の指摘は相当鋭いところを突いていると思います。アンチ(ryさん、早くこの論を英訳して海外サイトに投稿するんだ。
・・・と感心していたところに今一人、当ブログに異論を唱える方が現れたのです。大変長らくお待たせしました、抹茶さん、どうぞこちらへ。
抹茶さんの初お目見えはレブ論5・レブロン擁護論考察の後編でした。これは只の恣意的な悪口ではないのか、とのコメントに対し、私は悪口ではなく批判であり、当方はアンチの類では無い旨をお答えさせて頂きました。が、どうやら納得はして頂けなかったようです。
再度お見えになった抹茶さんのコメント概要は、
・論じるべきはレブロン茶番劇ではなく、ヒートの戦力考察ではないのか
・(ニュートラルな記事だとのコメントに)到底そうは思えない
まずはここでした。それに関する私の回答はこうです。「それは後でやります、しかしこれはこれで論じるべき」。NBAトップスターのレブロンだからこそ、彼の移籍にまつわるエトセトラについては考察するべきだと私は思ったまでであり、それと別に戦力考察をやる事は何ら矛盾しません。むしろまだトレードとかあるかも知れない現状、焦って戦力考察しても情報が古くなりかねませんからね。今はこの話でいいじゃん、特に脱線ではなくない?と思ってました。
ニュートラル?私は自分でそうだと言い切れる程には思い上がってませんよ。そう言って下さる方が多いのは有難いですが、それを判断するのは読み手の皆様に委ねます。
さて、更にコメント欄同士で異論反論があった後、抹茶さんは今一度コメントを残して下さいました。なかなか力入っておられたこの時の論点は、概ね以下のような感じでした。
・FA移籍における「公正」「不公正」とは何か?
・「レブ論」の目的が単なるレブロンの人格否定なら異論は無いが、「レブロンの移籍」「ヒートの移籍戦略」が問題ならレブロンが悪いという話だけに終わるのはおかしい
・レブロンの移籍自体は普遍的なものに過ぎないが、現代NBAでスタープレイヤーが移籍するとはどういうことなのかを問いたい
まず、最初に申し上げると私は今回の移籍が公正か否かという話は一切しておりません。ではどうなの?と問われれば、ルールに基づいた真っ当なFA移籍であり、レブロン、ヒートのどちらも何らルールに抵触しているとは思いません、と答えます。他選手と進路を話し合うぐらいでタンパリングとか小うるさく言うこたぁ無かろうとさえ思うぐらいです。漫画トリオの3人で示し合わせてサラリーを抑えた事も、更なる補強(てかマイク・ミラー獲得)を踏まえた好判断であり、イイハナシダナーとしか見ていません。
ヒートがこの体制を築き上げた事についても、私はただパット・ライリーの手腕と人間力を賞賛するのみです。だいたい、今回レブロン狙いでキャップを開けまくっていたチームはどこもヒートに近い構想を持って今オフに臨んでいた訳ですから、関係者・ファン共にヒートに対して文句言えた義理じゃありませんしね。Lrさんのレスにもある通り、私はヒートがこれだけ見事にチームを作り上げた事には素直に敬意を表します。
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私は今回のレブロンの移籍には、今までのスター移籍と同じようでいて、しかし微妙な違和感を感じています。その違和感がこれだけの量に至る「レブ論」を書かせているのでしょう。tkさんには「1時間スペシャルのような長さ」とからかわれましたが(笑)、私の問題意識はそこが最大のウェイトを占めてますね。という事で、次回「レブ論」では過去のスター移籍と今回のレブロンの移籍を比較してみようと思います。抹茶さん、その際には是非御意見お聞かせ下さい。
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・「キング」という過大なニックネームがレブロンに優勝の義務を枷にしてしまっているのではないか
・MJやコービーは加算式のキャリア、レブロンはキングという過大な人間像へと近付いて行く逆算式キャリアであり、今回の決断は彼に義務付けられたキャリア故
これもまた、なかなか得難く貴重な視座を示して下さいました。特にレブロンが逆算式キャリア、というのは正鵠を射た卓見ですね。ただ一言だけを申し添えるとすれば、コービーも「逆算式」ではありました。彼に限らず「ジョーダン2世」と言われた選手は多分全員がそれに近いと思いますよ。
それと、レブロンにとって「キング」の称号、私は過大評価では無いと思います。彼に限らず誰にとっても重荷なのは確かですがね。え、もし優勝出来ずに引退したら?「無冠の帝王」という言葉があるんですよ、世の中には。
・・・「御意見頂戴」、やってよかったなと今改めて思います。やはり異論反論の応酬から見えてくるものがありますね、世の中には。お付き合い頂いた全ての人に、有難う(某攻城番組エンディング風)。
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確かにジョーダン以降のスターの多くは逆算式ですね。
ペニーヒルしかりカーターT-MACなどなど、結局生き残ったのはブライアントだけでしたが、レブロンは路線が変わってしまったのが非常に残念です。
でも、彼がシーズントリプルダブル&シーズンMVP、POトリプルダブルでかつファイナルMVPとかなれば、今度はレブロンという存在が今後の選手の逆算の基準になるかもしれません。
おそらくクリーブランドで優勝するよりはるかに困難な道でしょう。
が、彼はその道を選んだ開拓者であり、チャレンジャーなのだ。
あえて彼の決断を肯定するならこんなとここでしょうか。
もちろんこうならずに、何度優勝してもピッペンやジェームズウォージー、デビロビ提督らへんが比較対象、なんて可能生も多いにあります。むしろこっちが現実的か
コビーレブロン論争はそろそろ終わりかな