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ブルズ114-81ホークス
ブレーザーズ111-76ウィザーズ
レイカーズ139-137サンズ


☆本日のハイライト
・3OTの死闘、レイカーズが制す
・ブルズ、ホークスを圧倒
・ブレーザーズもウィザーズを圧倒
グリズリーズのゲイ、左肩故障のため今季店じまい
バックスのレッド、いよいよ現地金曜日に復帰か
ケヴィン・ジョンソン市長「サクラメント・キングスあと2〜3週で(=今季で)終了」

4.カレッジで色々成功済み

要するにハンカチ王子もこれですね。アマチュアで活躍し、スターになり過ぎて重圧がのしかかるんです。それでもジャバーやカーメロみたいな本物の選手ならプレッシャーをものともせずにNBAでも輝けますが、まあそうじゃない選手の方が大多数ですね。

今ぱっと思いついたのがマティーン・クリーヴス。ミシガン州立大を優勝に導いた好PGでしたが、NBAでは持ちませんでしたね。もう少し良かった口ですがメリーランド大で優勝したホアン・ディクソンも同じような境遇ですね。

コメント欄にも名前がありましたが、私が一番印象強いのはエド・オバノンですね。名門UCLA大を優勝に導き、カレッジのアワードを次々受賞した彼は'95年ドラフトで、しかし意外と売れ残ります。NBA初のドラフトだったラプターズのファンが当時、彼のドラフト指名を期待して「We want Ed!」コールをする姿が今でもNBA公式ヴィデオで確認出来ます。しかし、ラプターズが7位指名権で指名したのはデーモン・スタッダマイヤー。ラプターズファンは「誰?」状態になってブーイングを飛ばしたのです。結局オバノンは9位でネッツが指名しました。

結論を言ってしまえば、正しかったのはラプターズでした。彼らが指名したスタッダマイヤーは見事新人王を受賞します。しかも彼より上の指名権選手達たるマクダイス、KG、スタックハウス、ラシード等を差し置いてです。戦力が揃わなくて当たり前のエクスパンション1年目チームから新人王を受賞した訳ですから、大成功と言えますね。その後もブレーザーズ等で活躍しました。順調なNBAキャリアを送ったと言って良いでしょう。

http://www.basketball-reference.com/players/o/obanned01.html

で、オバノンはどうだったのかと言いますと、1年目の平均6.2得点が彼の4年のNBAキャリアでベストだったのです。しかもFG成功率は決して.400を越える事はありませんでした。彼のキャリア通算FG成功率は僅か.367です・・・。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ed_O%27Bannon

結局この後彼はイタリア、スペイン、ギリシア、アルゼンチン、ポーランドと渡り歩き、アメリカに戻りABAでもプレー。中国でトライアウトを受けようとするも、膝の手術のため32才の若さでユニフォームを脱ぐ事となりました。

幸いにも、オバノンはバスケット選手としてのキャリアを終えても、第2の人生がありました。UNLVで学位を取った彼は今、簡単に言ってしまえば車を売っています。家族にも恵まれ、人並みの幸せを得ただけ彼はまだ幸運な方かも知れません。以前に紹介しましたが彼のドラフト同期でマジックが指名したデヴィッド・ヴォーンに至っては引退後一時ホームレスになっていたのですから・・・。

かように、NCAAで輝いた選手がNBAで躓く例は枚挙に暇がありません。つらつらと書き連ねましたが、ドラフトされたチームのHCの戦術と合わずに芽が出ないとか、そもそも新人に出場機会が与えられないとか色々ありますけどね。

ノースカロライナ大出身の選手はNBAでも結果を残す傾向が強いなんて話もよくあります。確かにジョーダン、ウォージー、サム・パーキンスやラシード、スタックハウス、カーターにジェイミソンと名前だけ並べるとそんな気がしてきますが、そうじゃない選手も当然いますからね。エド・コータとかジョセフ・フォーテとか・・・。てか、そもそもUNCとかデューク大とか名門大学な時点で全米の有力高校選手をリクルートしまくってチーム作ってますから、元々NBAに行けて当たり前な選手が結構な数でいる訳ですし。

NBAが高卒エントリーを止めた理由として、選手として駄目だった時に大学の学位も無いと第2の人生が難しい、ってのがありましたね。うん、それは一理あるとは思います。レブロンやドワイトみたいな選手ばかりじゃありませんから。もっとも大学も1年で投げ出したらあんまり変わらない気がするんですがね。

ともあれ、進学とか就職とかにも言える事ですが、人生の進路は運も含めて色々あります。人生自体マルチエンディングなんで、こればかりはやってみないと何とも言えないんですよね。とりあえず自分の心配もしつつ、彼ら未来ある若人達がなるべくは「外れ指名」だとか「BUST」だとか言われない人生を過ごしてくれる事を願いましょう。斎藤投手も頑張ってね〜。




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