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セルティクス(3勝)113-96ニックス
ホークス(2勝)88-84マジック(1勝)
レイカーズ(2勝)100-86ホーネッツ(1勝)




うーん、惜しかった。惜しかったとです。

http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2011/columns/story?columnist=wallace_michael&page=magic-hawks-110422

ドワイトがこのシリーズ、今までに無く点を取り捲っているのはご存知の通りです。しかしながら、それはホークスにとっては望むところでした。マイケル・ジョーダンがピストンズの壁に苦しんでいた頃と同じ話でして、1人のスーパースターだけではチームを勝たせられるのは容易ではありません。そんな例はT-MAC時代のマジック、レブロン時代のキャヴス等近年にも例が多いですね。マジックが勝つにはドワイト以外の選手こそがどう頑張れるか、そこが鍵なのです。

http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=310422001
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-hawks-game-3-0423-20110422,0,4962114,full.story

この第3戦、マジックはまたしてもいきなり9-2のランを食らって出遅れます。それでも1Qは25-25に戻したものの、2Qで再度引き離されてしまいます。マジックのディフェンスはまたも弛み、前半は42-51で終わってしまったのです。

幸い、後半にはマジックのディフェンスが機能し、3Qは62-66となりました。そして4Q、マジックとホークスは互いにリードを奪い合いながら最終局面へと入っていきます。その時、事件が起きました。



試合残り時間2:22、79-81とマジックが追う場面。攻めるドワイトを守るのは前半にドワイトからチャージングを奪うのと引き換えに背中を強打したコリンズに代わる2番手センター、パチュリア。KG相手に顔面つき合わせて闘志剥き出しにした事もある意外にハードノーズな彼、元々マジックがドラフト指名し、後に放出された選手です。

その2人がまず絡みました。攻めるドワイト、守るパチュリア。動画を見る限り、先に肘を打ったのはドワイトです・・・少なくともこの攻防においては。そして、よくある事ですがパチュリアも肘を打ち返しながら怒りました。それを見ていたJ-Richが激高、パチュリアに向かって怒りを爆発させたのです。額をぶつけながら怒鳴り返すパチュリア、そのパチュリアの顔面に張り手をかますJ-Rich。そんなJ-Richをパチュリアから引き離し、羽交い絞めにしてそれ以上手出しをさせなかったのはドワイト自身だったのです。

結局J-Richとパチュリアは揃って退場処分。そしてドワイトにはまたしても、テクニカルファウルが課せられたのです。そのFTが外れた後、まずドワイトがFTを得て1本を成功。そして残り1:35、ネルソンのフェイダウェーが決まり、マジックはまたも82-81と逆転に成功します。が、直後にドワイト5つ目のファウルを得たジョー・ジョンソンはFT2本を外さず、再逆転。しかししかし、20秒タイムアウト明けにバスがタコルーのアシストで再々逆転。しかししかししかし、更にホーフォードに遠目のジャンパーを決め返されます。残り46.6秒、84-85。マジック再び20秒タイムアウトです。

この場面でボールを持ったのはタコルーでした。2年前までなら、ここは期待出来る場面だったでしょう。しかし、今季のタコルーは依然として、かつてマジックで頼れるクラッチシューターだった頃の輝きを取り戻せていません。そして、この時もまたそうでした。やや時間に余裕があるのにタコルーが急いで(?)放った3ポイントシュートはしかし、外れてしまいます。残り30秒近いこの場面、ヴァンガンディHCはファウルしにいかず、相手にシュートを打たせに行きました。が、それは裏目に出ます。マッチアップしたネルソンが必死に伸ばす腕の上から、目一杯ジャンプしてジャマール・クロフォードが放った遠目の3ポイントは見事にリムをバンクしながら通過。残り5.7秒、84-88。これで実質このゲームは終わってしまいました。レディック最後の3ポイントは外れ、マジックはホームコートアドヴァンテージ奪回に失敗すると同時に、またもホークスにシリーズのリードを奪われてしまったのであります。

http://www.nba.com/games/20110422/ORLATL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

この試合、終わってみればマジックのFG成功率42.5%、ホークスのFG成功率42.0%ですから守り合いに持ち込めたのは確かです。また、ドワイト頼みのオフェンスから脱却出来ている節もあります。またぞろ「ドワイトだけじゃ何も出来ない」なんて記事も出てますが、実際のところはネルソンとタコルー、ライアンがFG良くなかっただけで、それ以外の面子はそこまで悪く無いのですよね。問題点はやはり、クラッチタイムでの勝負強さかなぁ、と思うのですよ。まあJ-Rich不在が単純に響いた気もしますが。

心配なのはまさにそのJ-Richでして、恐らくは彼の出場停止処分は確実なのですよ。そうなって来るとマジックはクラッチタイム、ネルソンとタコルーへの依存度が更に上がります。が、そのタコルー久々のポストシーズンはここまで酷い事になってます。'09年プレーオフではFG成功率42.3%、3ポイント成功率38.6%で15.8得点を叩き出していた彼の成績は、ジョッシュ・スミスとのマッチアップに苦しんでいる事もあって実にFG成功率25.0%、3ポイント成功率17.6%で8.3得点ともう散々な事になっているのです。但し、タコルー自身のディフェンスもジョッシュ・スミスに効いているという話もありますが

また、J-Richの不在自体も勿論痛いです。こうなるとマジックが先発PGに起用するべきは順当に行けばレディック、あるいはQちゃん。しかし、Qちゃんを先発であれ控えであれSG起用するとなると彼らの出場時間が伸びるばかり。2人とも故障上がりだけに不安が残ります。となると後は、アリーナスをSGに起用するか?となります。

しかしながら、アリーナスは第2戦では6分程しか出番が無かった上に、この第3戦ではなんとDNPでした。別に故障だとかではなく、リアルにHCの判断ですから、本来ならこのシリーズないしこのプレーオフ通じて出番無しかも知れないのです。そういう状況でアリーナスが果たして戦力としてどれほど期待出来るのか?というのは正直あります。また、アリーナスをSG起用するというのはジョー・ジョンソンにとっては吉報そのものですね。

J-Richの処分だけが今は気がかりではありますが、まだ焦る必要はありません。1勝2敗と言えども、第4戦を勝ちさえすればシリーズはイーヴン、ホームコートアドヴァンテージも戻ります。焦るのは第4戦の結果を待ってからと致しましょう。





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