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ホークス(4勝)84-81マジック(2勝)
レイカーズ(4勝)98-80ホーネッツ(2勝)
マヴス(4勝)103-96ブレーザーズ(2勝)


☆本日のハイライト
・ホーネッツとブレーザーズ、シーズン終了

うむ。

ファイナル進出→カンファレンスファイナル進出、と推移してきたマジックのポストシーズンが、今季は非常に不本意な形で終わりました。

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=310428001
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-hawks-game-6-0429-20110428,0,5700211.story

やはり、第5戦は例外でしたね。マジックのFG成功率自体は低くなかったのですが、ホークスが先行しマジックが追いかけるパターンに逆戻り。フラグラントファウルやテクニカルファウルが飛び交うフィジカルな戦いの中でマジックは後半何度か点差を詰めたものの、どうしても逆転に至りませんでした。それは4Qに入ってなお変わる事は無かったのです。それどころかクロフォードに3Pを連続で喰らって一時は12点ビハインドを喰らう有様でした。

それでも何とか点差を詰めようとするマジックは8-0のランで追いすがります。残り2:56にはアリーナスのFTで76-78まで行きましたが、ホークスはジョー・ジョンソンがドワイトのブロックをもかわすリヴァースレイアップで突き放します。この窮地にはやはりネルソンです。連続して切り込んでのレイアップを決め、残り34.3秒にして81-82まで持っていきました。そしてホークスのオフェンス、マーヴィン・ウィリアムズの3ポイントは外れ。しかし、ドワイトとライアンが共に取ろうとしたリバウンドは非情にもホークスへ。ファウルゲームを受けたクロフォードはFT2本を決め、残り8.2秒で81-84。マジックは3ポイントで勝負するしかありませんでした。ちょうど、昨日のスパーズのように。

そして、マジックのシーズンはまずレディックの手に託されました。ドワイトのスクリーンで完全にフリーになったレディックが3ポイントを放った時、ホークスの面々も一瞬OTの覚悟をしたんじゃないかと思います。が、第5戦のようなシューティングは彼にはありませんでした。彼のこの日3本目となる3ポイントは、この試合2本と同じく外れてしまったのです。そしてリバウンドはホーフォードの手に渡り、アトランタの観客が喜びに沸きかけた時、時計の針は1.8秒で止まっていました。リバウンドを取ったかに見えたホーフォードの足はラインを割っていたのです。マジックのボール、残り1.8秒。マジックの希望は首の皮一枚で残りました。

そして最後のプレー。タコルーのバウンドスローインを受け取ったのはJ-Rich。しかし、彼の3ポイントがジョッシュ・スミスによってブロックされた時、万事は休しました。今度こそアトランタの観客は歓喜の時を迎えたのです。背番号11を誇らしげに突き出す今シリーズのMVP、クロフォード。シリーズ開戦前のネルソンの、カンファレンスセミファイナルで対戦の可能性があったローズについての台詞を揶揄する「Hey JAMEER we'll tell DERRICK you said HELLO!」というサインボード。うなだれるマジックの選手達。ホークスが昨プレーオフのスウィープ負けのリヴェンジを見事に果たし、マジックを下したのです。

http://www.nba.com/games/20110428/ORLATL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

48分フル出場して25得点15リバウンド3ブロックをマークしたドワイトの活躍は報われませんでした。彼はこのシリーズ、FG成功率63.0%、FT成功率68.2%で27.0得点15.5リバウンド1.8ブロックをマークしましたが、プレーオフのシリーズでFG成功率、得点、リバウンドでこれだけのスタッツを残したのは2000年ファイナルのシャック(FG成功率61.1%で38.0得点16.7リバウンド)、更に遡るならカリーム・アブドゥル・ジャバーが4回、チェンバレンとボブ・レイニアーが各1回です。・・・それだけやってなお、マジックは敗れたのですね。

http://www.orlandosentinel.com/sports/os-schmitz-stan-van-gundy-otis-smith-20110427,0,4940636.column

実はこの第6戦を待たずして、スミスGMとヴァンガンディHCの去就についてはマジック首脳陣が辞任の可能性を否定しています。しかし、実際にその通りになるかどうかは不透明です。また、ドワイト自身は試合後に案の定移籍の可能性をメディアに聞かれまくっています。これに対する現時点でのドワイトの回答は以下の通りです。これを見る限りは、「直ちに移籍要求は無い」という雰囲気ですね。

"Let's not even talk about it. There's no need to bring it up. Right now, I'll figure out how can I get myself better for next season, not figure out what team I want to play for. But right now I'm with the Magic. So all the speculation can stop. There's no need to talk about it."

とは言え、マジックには長く大変なオフがやって来るのは確実です。どうやってここから建て直すのか、アリーナスをはじめとする大型契約を抱えるマジックにとっては簡単なタスクではありません。新CBAの行方、FA選手達の去就、ドワイトとフロントとの交渉等々考えるべきファクターは多いですし。

ショックですかって?うーん、正直そんなに。あの大震災、そして依然として終息の気配を見せない福島原発の現状を思えば、それ程では無い自分がいるのも確かです。被災者の皆様の苦難を思えば、このぐらいは別にどうってことありません。まあ負けてしまったものはしょうがありませんからね。ま、時間は一杯あります。プレーオフの進行を横目に眺めつつ、私はマジックの来季以降をゆっくり考えてみるとしましょう。





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