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読売巨人軍が、私の知ってる巨人に戻りつつある事についニヤニヤしてしまう六伍壱です。ナベツネが乗り出してきた途端にこれだから分かり易いですねえ。私はドラフトで優秀な新人を集める清武方式の方が正しい気がしますけどね、ドラフトのやり方の是非はさておいて。ナベツネいなくなったら途端に金満補強を止めるに3,000点。

さて、最近1日2更新効果か、ドワイトにトレードの噂が出ているためか、はたまた無駄に長い分ばかり書くもんだから携帯で見る方が閲覧ページが増えているからなのか、アクセス数が伸びてます。毎日軽く2,000越えとかいつ振りかなあって感じですよ。皆さんにお楽しみ頂ければ幸いです。

ただ、注意頂きたいのは私の書いてる事は決して確定した事実ばかりではないという点です。単純な事実、例えば誰々が契約したとか契約合意したとかトレードされたとかはまあ、書き間違えてなければ大丈夫です。でも、その後は私の主観とか予想とか、しまいには妄想まで入ってる訳です。

例えば先日のポール移籍確定時のエントリーですが、あれはポールのトレード内容はまあ客観的事実ですよ。ただ、そこからは私の解説っぽく見えて違います。あれは私の「多分こうなんじゃね?」レヴェルの予想、仮説に過ぎません。特に「リーグが意図的にレイカーズのジャマをした説」はあの文章だけ読めば「あ〜なるほど、そうだったのか!」と思ってくれるヒトもいるよね的な内容に仕立ててあります。が、あくまでそれは私の仮説。裏付けも証言もありゃしないんです。

あの内容を真に受けて、そうですねえ、例えば2chとかに「リーグはレイカーズを意図的に邪魔したんだよ!」とか書いてみたとしましょう。「はあ?なんかソースでもあんの?」「今から探すんですか?」と言われたら貴方は二の句も告げなくなってしまいます。もしもここで私のブログ記事を「これがソースです(キリッ)」とかやってしまった日にはもう、「ブログがソースw」「妄想乙」「しかも六伍壱www」とかなっちゃって大炎上ですよ。そうだなあ、2chじゃなくてmixiのコミュニティあたりでも「○○さん、それは面白い仮説だけど仮説でしかないよね」とかやんわりたしなめられて終了でしょう。

私がここで書いてる事の殆どは「こういう説明が出来る」というだけの話に過ぎません。源義経=ジンギスカン説みたいな荒唐無稽な話よりはまだマシかなと思いますが、信憑性を問われても困るのが正直なとこです。ポールのあの記事に私は書いたはずです、「理屈と膏薬とポールはどこにでもひっつく」と。

活字やモニターに表示されている物事が必ずしも真実とは限りません。「冷温停止状態です(キリリッ)」とか言われ盲信していたら貴方の命はありませんし、どんな健康被害を受けたところで誰も償ってくれません。マスメディアすら信用ならない世の中、しかしだからこそ、うちみたいなブログを尚更盲信してはなりません。オウム真理教的なモノにハマる危険がそこにはあります。

私以外の方のブログやツウィッター、現地発信のニュースサイト等々もご覧になり、是非私の記事を疑ってかかってみて下さい。物事にはその人の立場・考えによって色んな見方があります。たとえば今回は冒頭で嫌味っぽくナベツネ話を取り上げましたが、巨人ファンにとっては彼は素晴らしいオーナーなのかも知れない訳です。そういう複眼的な視点を持つ事は大事ですよ。

そういう訳なので、私の事も決して盲信なさらないで下さい。私は知識においては師範やKenchさんに遥か及ばず、素早く情報を収集・分析する事にかけてはGo New York Go!のKennyさんに遠く及ばず、独特の視点で人間力溢れる記事をアップする事についてはNBAちゃんぷる〜のtkさんに全然及びません。特に知識についてはかなり記憶違いとかもありますからね。そうか、これが内部被曝による症状の恐ろしさというものか!(←私のは単なるボケです)

そんな訳で、NBAブログ界の東海アマさんでも目指すとしましょうかね。こんにちは、耳鳴りで地震予知するよ!何か憎めないんですよね、東海アマさんの危機感とオトボケの絶妙なブレンド具合。会った事も無いけど多分良いヒトだと思いますよ、あの方。

前振りの前振り+本前振りに約1200字を浪費してやっと本題に入ります。えー、スマンがドワイト残留はまだ確定じゃないです。というのも以前、えーとマライア・キャリーの動画貼ってたエントリーにてとりあえずトレードなさげみたいな簡単な事しか私は書いてなかったと思います。ところが、あの私の記事はちょっと間違ってました。あの英語ソースを丹念に読んだ方なら「あれ?」と思われたんじゃないでしょうか。はい貴方がた正解。ね、私の記事はもっと疑ってかからないといかん訳ですよ。

http://sports.yahoo.com/nba/news;_ylt=Ai3C_6baH.LsSlbzLtVrL4O8vLYF?slug=aw-wojnarowski_dwight_howard_magic_nets_121411

ヤフーのワジロフスキー記者によると、実はネッツとブレーザーズをかましたトレードが、マジックのオーナーシップで受けるか否かの判断を仰ぐところまで話が進んでいたんです。その内容は以下の如しでした。

ネッツ←ドワイト、タコルー、デュホン
マジック←ロペス兄、ジェラルド・ウォーレス、ジョーダン・ファーマー、1巡目指名権
ブレーザーズ←指名権×4


ここでトレードが却下された為にドワイトは残留が決まり、しかもドワイト自身もトレードは確定したと思っていたと。で、実際にはトレードが無かったのを「オーナーシップがトレードを止めた」と公言していたと言うんですね。しかもテンション低かったみたいですし。これ、えらいこっちゃじゃないですか。


http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-dwight-howard-nets-trade-magic-1215-20111214,0,1816116,full.story


スミスGMもトレードを取り下げたとの報道は否定してます。ただ、ドワイトをマジックに残留させるのが最大の目標ではあり続けているという事ですね。え、どっちなのか意味が分からない?簡単な話ですよ。マジックとしてみればドワイトをキープするのが戦力的にも興行的な側面からもベターな選択なのは言うまでもありません。が、どーしても放出せざるを得なくなったとしても、今すぐ慌てる必要は無いんですね。何しろドワイトが欲しくない球団なんてありません。ドワイトが行き先を絞ったのは確かですが、ドワイトが指定したネッツ、マヴス、レイカーズの3球団全部が全部、勿論ドワイトが欲しい状況です。となれば、3球団を競わせてより良い条件を引き出せば良いだけの話ですね。

特にデロン・ウィリアムズ残留がかかるネッツは一番切実です。オドム放出でコービーの怒りを買ったレイカーズも尻に火がついてます。マヴスだってノヴィツキー引退後の体制構築を考えるならドワイトは欲しいです、ってかあのキューバンがドワイトを欲しくない訳がないじゃないですかw ま、そういう訳なのでマジックは何も慌てる必要は無いのです。

しかもドワイトときたら、プロ意識は非常に高いのでラプターズ時代末期のカーターみたいなサボタージュはしません。昨季ナゲッツ時代のメロみたいな、コート上ではちゃんとやるけど態度は・・・ってノリでもありません。何しろドワイトと来たら、去就について尋ねられるとこんな調子なんですが、




“All that matters is we're practicing and trying to get better. So whatever happens is going to happen. Regardless of what happens, right now, I'm with the Magic. That has not changed, so there's no need to go back and forth and back and forth and back and forth and back and forth, because it hasn't changed. Right now, I'm still in Orlando.”

このインタヴューの大体の内容は菜穂実さんのL.A.雑記〜A L.A. Miscellanyにて紹介されてますので是非ご覧下さい(I LOVE NBA NAKのブログからリンク辿って知りました。NAKさんありがとうございます)。ドワイトさんと来たら、自分の去就の事は歌って煙に巻いて誤魔化すのに、練習の事を聞かれると途端に口舌滑らかになってチームの成果を喜ぶという、まあ実に彼らしいノリですね。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/7358084/orlando-magic-dwight-howard-says-trade-request-stands
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-dwight-howard-magic-trade-1216-20111215,0,813752.story

なお、続報ではドワイトはこう言ってますね。

"There's no back and forth. It still stands and we know what's going on. I talked to Otis today. What we talked about is gonna stay between me and him."

"Right now me and Otis are gonna continue to try to make this team better. And I'm gonna do my part on the court. That's the reason I'm here. To get our team better and to make myself a better leader for this team.

"And we're doing great. Practices are going great, guys are coming in and they're focused -- nobody's playing around. We're having fun, but at the same time we're getting the job done ... There's no need to talk about trades or what's on ESPN or in the newspaper. There's no need to bring it on the court."


自分もスミスGMもこのチームを良くする努力を続けてる、自分は自分のパートをコートの上でやる・・・本当に真面目な奴っちゃな〜。

さて、皆さん一体ドワイトはどうしたいのと混乱してません?トレードリクエスト→「べ、別に(ry」→「トレード要求は変わってない(キリッ)」・・・どっちやねんとお思いの向きも多いでしょう。皆さん、まあ落ち着いて。ドワイトの言葉に左右されていては彼の真意が分からなくなってしまいます。

話は簡単です。そもそもこんな騒動になる前から同じです。ドワイトのロジックは極めて単純なものでしかありません。

「補強しろ。それが出来ないならトレードしてくれ」

ね、至って普通でしょ?だいたいドワイトが前回デレたのはビラップス獲得の可能性が語られたのと同時期です。あの時、ドワイトがビラップスを勧誘するなんて情報もありました。それがクリッパーズの落札で出来なくなったら、また今のツンモードに戻ったんです。分かり易い話ではありませんか。今までもそうだった事をドワイトはより明確に口にしたに過ぎないんですよ。なんにも難しく考える必要なんか無いんです。

先のクラークの契約(2年200万ドル近くで、2年目はプレーヤーズオプションでした)により、マジックのロスターはこうなってます。

PG→ネルソン、デュホン、プルーイット
SG→J-Rich、レディック、ウェイファー、ヒューズ
SF→タコルー、Q-Rich、リギンズ
PF→ライアン、クラーク、ハーパー
C→ドワイト、ビッグベイビー、オートン


どうやらマジックはこのままで行くとグレン・デイヴィスをドワイトの控えCとして起用する場面が増えそうです。無論彼は控えPF役をも務めるでしょう。で、デュラントをはじめとする攻撃力のあるフォワードへのディフェンダー役をクラークが請け負う事となりそうですね

こんなドワイトが出て行くかどうかという重苦しくなりそうな空気の中で、ビッグベイビーが積極的に声を出して加わった早々にチームメイト達を激励しているのは非常に良い姿勢ですね。この一点だけでもバスとデイヴィスを交換したのは正解だったなと思います。流石はKGの薫陶を受けて育った男ですね。

ただ、やっぱりこれではまだパンチ不足感が否めません。C以外のポジションはどこもそれなりに駒は揃ってますが、今ひとつかなーと。何しろ昨季の面子からバスとビッグベイビーが入れ替わり、アリーナスが落ちて新人が代わりに入ってきただけです。あとはウェイファーですが、彼とても多くを期待するのは難しいでしょう。

これではドワイトも納得しないはずです。ドワイトを残留させたいならマジックはやはり、トレードを敢行して何らかのテコ入れに踏み切るしかないでしょう。それが出来ないなら、マジックは結局今季中にもっと大きな、先のホーネッツと同じようなフランチャイズスター放出トレードをやらざるを得なくなります。

アムネスティで誰か引っ張るという手もありますが、ビラップスを見れば分かる通りでそれなりの選手は完全FA化する前に落札されてしまうのが現実です。あまりそこに多くを求めるのは無理でしょう。バロン・デイヴィス?確かにアムネスティ後に彼は完全FA化しましたが、それは椎間板ヘルニアで8〜10週間はプレー出来ないからです

トレードか、さもなくば大型トレードか。スミスGMの努力は今季中ずっと続きそうです。因みにスミスGMはトレードデッドラインどころか、今季が終わるまでドワイトをキープする努力が続く可能性をも示唆しています。そんなこと言っといていきなり放出!かも知れませんけどね、この世界はいろいろありますから。

ま、ポールがクリッパーズに落ち着いた今、ドワイト騒動は今日明日に急に決着はしないでしょう。マジックの成績が酷くて、ドワイトが完全にマジックに残る気を無くした場合を除き、この調子で今季は続くと思います。シーズンが好調だったとしても一昨季、キャヴスのレブロンみたいな事もあります。ポストシーズンで相応の結果を残せない限り、ドワイトはやはり出て行く事を選ぶでしょうね。色んな人々の気を揉ませつつ、今季は始まろうとしているのです。

ドワイトが出て行くか、留まるか。それはマジックが優勝を狙えるチームであり続けるか、それともまたも再建へと向かうかの分水嶺です。ドワイト、マジックのみならずNBAにとっても重要な分かれ目を控える今季、やはり見逃せません。他チームファンの皆さんも、今季は今まで以上にマジックに注目して下さい。ドワイトの決断、マジックの決断が先のポール&ホーネッツのそれと同じように、NBA全体の構図を大きく変動させる可能性があるのですから。



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