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セルティクス(4勝)85-75シクサーズ(3勝)


☆本日のハイライト
ロケッツのカイル・ロウリー「マクヘイルHCの元ではプレーしたくない」



いやあ、カンファレンスセミファイナル最後の1戦は素晴らしい試合でしたね。ピアースとブランド、両チームを牽引していたヴェテラン2人が共にファウルアウトという激戦を制したのはロンドの頑張りでした。エース不在のこの場面でロンドはまさかの3ポイントを含む11得点を4Qだけで決め、セルティクスではラリー・バード以来2人目となる第7戦でのトリプルダブルでチームを勝利に導いたのです。試合の最後はシクサーズがファウルゲームをやめて投了したのに対し、セルティクスはショットクロックを使い切ってシュートを打たないという、互いが互いの健闘を称え合うかのような素晴らしいエンディング。ドック・リヴァースHCとダグ・コリンズHCの非常に時間の長いハグも印象的でした。終戦後がこんなに爽やかなプレーオフっていつ振りだろうなーと思いましたね。ほら、もう一方のカンファレンスセミファイナルがあんなんだっただけに尚更、ねえ

ところでこの試合見てて考えた事があります。ビル・ラッセルVSチェンバレン時代から連綿と続くこの伝統のシリーズだけあって、会場にもOBが結構姿を見せていました。シクサーズはジュリアス・アーヴィングとアレン・アイヴァーソンが第6戦に姿を見せていましたね。セルティクスはもうアンタ、言うまでも無いでしょう。何人OBいると思ってるんですかw



いやー、アイヴァーソンはまだまだフィリーで愛されてますねえ。何だかんだで永久欠番になるんだろうなあ、3番。しかし背番号23、ルイス・ウィリアムズのユニフォームを選んだ理由が知りたいです。「練習しないでいいから試合出てくれ」ってプラカードには吹きましたがw

で、ふっと思ったんです。ヒートのスリーキングス、ってかレブロンとウェイドの傍若無人な振る舞いについては私も数々取り上げて来たじゃないですか。それって、セルティクスやシクサーズみたく重鎮のOBみたいな存在がいないことが結構大きいんじゃないかな、と。

例えばセルティクスなんて割りとフツーにレジェンドだった選手が練習に顔を出したりします。試合じゃない場面でもハヴリチェックとか来ちゃったりするんですよ。だいたいGMからして'80sの栄光時代を知るエインジでしょう?あんまり軽率な行動は取れないと思うんですよ。レイカーズだってそうですね。ジャバーだのマジック・ジョンソンだのジェリー・ウエストだの、綺羅星の如く並ぶ往年のスター達が意見を言ったりするじゃないですか。マジック・ジョンソンなんかHCの人事なんかにまで意見言ってたりしますよね。実際に影響力あるかは知りませんが。

こういうOB達は単に口やかましいだけではありません。何か現役選手達がやらかした時、OB達は彼らをフォローしてくれたり、メディアに対して擁護してくれたりする事もあるじゃないですか。あれも何気に重要な機能だと思うんですよね。

ところが、チームの歴史が浅いヒートにはそういう口うるさいOBはいません。チームの歴史を考えると該当しそうなのはアロンゾ・モーニングとティム・ハーダウェイあたりですが、2人ともプライヴェートで自身が色々やらかしているせいか、現在のヒートについて彼らがどうこう言っているというニュースも記憶に無いですね。それにマジック・ジョンソンやジュリアス・アーヴィングといった上記の大物OB達と比較すると、ZOやティムといえども流石に見劣りしてしまいます。大怪我でもない限り殿堂入りが約束されているレブロンやウェイドが彼らのいう事を聞くでしょうか?

ヒートのチーム史上、実は最も大物なのはシャックなんです。しかし、かつてウェイドとレブロン、両方と一緒にプレーした事のあるシャックはどちらかというとヒートよりもかつて自身をドラフトしたチーム、マジックについて語る機会の方が圧倒的に多いように思います。言うまでも無く、ドワイトの存在が近年とみにシャックの関心をオーランドへ向けている事は言うまでもありませんが、そもそもシャックは今でもオーランド在住。そしてマジックのオーナーになるのが夢であるシャックがヒートよりもマジックについてあれこれ言いたくなるのはまあ当たり前の事なんですよね。

ヒートの2人についてあれこれ言ってるのはむしろチャールズ・バークリーとマイケル・ジョーダンだったりする印象が強いですが、彼らは無論ヒートのOBではありません。ま、ジョーダンならウェイドにとっては契約するジョーダンブランドの社長ですし、レブロンはナイキブランドの後輩です。まあそれ以前に憧れの選手ですよね、2人にとって。ま、つってもどれ程影響力があるかはまた別問題ですが。

私、もしかしてレブロンとウェイドはそういうOBがうるさそうな老舗チームを避けてヒートに集まったのかな、って気もするんですよね。ブルズとかニックスあたりならそれこそ一言も二言もある面々が揃ってます。ピペンとかよく会場にも来てますし、あれこれ口を挟んでますもんね。

伝統がどうとかっていうのも、拘りが過ぎるとおかしな純血主義に陥ってしまいます。F1、フェラーリの低迷もイタリア純血主義への拘りを捨てた時に終わりました。阪神タイガースも星野仙一を監督に迎えて一気に変わりました。巨人はまだ監督については巨人OBじゃないといけないようですね。落合監督とか入れりゃいいじゃんと思いますが、まあ今は原監督で上手く行ってるから良いのでしょうか。

でも、今のヒートに必要なのは増長する若い衆に大沢親分の勢いで喝を入れられる存在だと思うんですよ。パット・ライリーも差し当たりアロンゾ・モーニングでも連れて来て「喝だ!」とか言わせとけばいいんじゃないですかね。レジェンド級には及ばないかもだけど、少なくとも迫力はあると思いますんでw

P.S.

今日の試合中に流れたレイ・アレンの暗闇でのシュート練習、カッコ良過ぎるだろJK。





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