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さて、優勝してしまいましたねえ。しかもあのつり足3ポイントに最終戦でトリプルダブルと文句の付け所が無い形での勝利とあってはアンチレブロンな方々におかれましてはさぞや腹立たしい事と存じます。当ブログは「レブロン・ジェームズ概論」「レブ論」と散々レブロンに厳しい目線を向ける姿勢で今まで臨んで来たのでアンチレブロンな読者の方々も多いですから、皆さんのお気持ちはよく分かります。

が、だからと言ってレブロンの勝利を貶めるのはいけません。審判ガーとか言ったところで、審判がシュートを落としたり決めさせたり出来る訳では無いんです。ましてや精神的に崩壊したのはサンダーの問題ですからね。あまり審判の話を言い過ぎるのも良くないと思うのです。

短縮シーズンだから・・・ってのも今回は特に見苦しい言いがかりです。ドワイトにローズにとむしろ故障者が目立ったのを見れば分かるように、今季は例年以上の過密スケジュールでした。ある意味、通常シーズンより今回の優勝は価値があったかも知れません。それに何より、皆同じ条件で戦ったんです。それで勝者が決まったんですから今更文句をつけるのがちゃんちゃらおかしいんですよ。

正当な勝者を貶める事は敗者に対する侮辱でもあるとか言ってたのは「修羅の門」ボクシング編の決勝戦相手のトレーナーでしたが、全く正論です。そういう訳だから貴方がアンチだろうが何だろうがまずヒートをチャンピオンとして、レブロンをファイナルMVPと認めましょう。これはもう事実なんです。今更覆らない事に無理筋のケチをつけるのは止しなさいと。敢えて言うならサンダーみたく過去のチャンピオンを倒しまくってファイナルに来たのではなく、自分達より若いチーム、サンダーを倒して優勝ってとこだけでしょう。たとえばスパーズやレイカーズあたりを倒して優勝ならレブロン的にも一度目のファイナル進出時のスウィープ敗けのリヴェンジorコービー先輩を撃破で世代交代としては申し分無かったんですがねえ。まあポストジョーダンの時もジョーダンが勝ち逃げ引退してしまったので同じようなノリではありましたからしょうがありませんが。

ただ、この優勝をもって「レブロンは史上最高の選手の1人」と言うのも時期尚早です。そうですね、やっと今までの騒ぎっ振りに相応しいステイタスを得るスタートラインに立ったってとこなんじゃないかと私は思ってます。

何しろ今までMVPを既に2回受賞していながらチャンピオンには手が届かなかったんです。複数回MVPを獲得してリングに縁が無いor無かったのはカール・マローン、そしてスティーヴ・ナッシュの2人。レブロンもそこに名を連ねていたのです。今回3回目のMVPを獲得してなお優勝出来なかったら悪い意味で独走状態でしたから危ないところでした。私は前々から言ってますがシーズンMYPよりファイナルMVPの方が圧倒的に価値があると思っています。なので、今回レブロンがファイナルMVPを得たのは素直に良かったなあと。

ただ、問題はむしろここからなんですよね。今季のマヴスが完全にそうでしたが、優勝したチームはモチヴェーションを保つのが難しいんですよ。2連覇した時のロケッツにしても2回目はヤバかったので、シーズン半ばにドレクスラーを獲得する賭けに出て成功したんですよね。

もしもヒートの面々がこの優勝に満足して前回チャンピオンになった時同様に翌年ボロボロだったらガッカリします。リーグもライヴァルチームも、下手すればアンチファンさえもガッカリでしょう。そもそもスリーキングスは何回も優勝してリーグを支配する為に結成されたはずです。よもや1度の優勝だけで満足はしないと思いますが、少なくとも3回以上は優勝しないと物足りない感が残ると思いますね。このゴールデンメンバーを集めたんだから、1〜2回程度で満足されては困るんですよ。

ところで今プレーオフを見ていて思いましたが、現在の形でのスリーキングス体制は実は我々が思う程には長くないかも知れません。ウェイドは相変わらず素晴らしいんですが、あの爆発力を試合を通じてキープし続けるのは難しそうだなと正直思いました。以前の体制のままなら彼はもっと故障に苦しんでいたんじゃないでしょうか。ロンドンオリンピックを休む話も納得です。

今のT-MACを見れば分かるように、運動能力に依存していた選手がその運動能力を失う時、一気にその輝きが失われるなんてのは非常によくある話です。ペニー、グランド・ヒル、フランシス、皆そうでした(つД`)ヒルは頑張ってますけどね。ウェイドがその轍を踏まない保証は無いんですよ。ウェイドは良く知られるように外角のショットが割と宜しくありません。いずれ身体能力は衰えるのですから、それに備えて今のうちに外のシュートを磨いておかないとどんどん厳しくなるんじゃないかなあと思うんです。まあ、それを分からないウェイドでは無いでしょうから努力で克服はするでしょう。ただ、そうなったとしてもそれはもう既に、我々が良く知るハイスピードキングのウェイドではなくなっているでしょうね。

少なくとも、ウェイドがこの後再レブロンを抜いてチーム得点王になる事は、レブロンの故障でも無い限りは多分無いと思います。レブロンは今以上にチームの中心となり、ヒートをチャンピオンへ導くにあたって果たすべき役割は更に大きく重くなるんじゃないかなーと。ま、かと言ってウェイドが給料泥棒クラスまで落ちるとも思わない訳ですが。そこは何たってウェイドですからね。あるいはPG役なんてのもアリかも知れません。往年のロン・ハーパーのノリですな。

レブロン自身もポストプレーに開眼した事でこれから色々変わって行くでしょう。新しい武器を手に入れて更に進化したレブロンを見られるのは楽しみですね。彼もまた27才、いつまでも運動能力だけにモノを言わせていられなくなって来ます。過去の偉大な選手達同様、彼もまたリニューアルしていかねばならんのですよ。フィジカルに恵まれている分はウェイドよりレブロンの方が色々有利でしょうしね。

ともあれ、レブロンはようやく殿堂入り当確ゾーンから一歩先、レジェンド入りへの扉を開けました。今はNBA100周年の暁にはリーグ歴代100位内は確実なゾーンにいます。トップ10級まではまだまだ、これから長い道のりですね。レブロンがこのチームで何を成し遂げるか、あのつり足3みたいなハイライトをいくつ積み重ねるか、そして再三申し上げているように本当のクラッチタイムでどんなプレーが出来るか、それ次第でレブロンの評価は自ずと定まって行くでしょう。レブロンの高校時代からリアルタイムで彼を見てきた我々としては、願わくば将来、史上最高の選手の1人のキャリア一部始終を見てきたとより若い世代に自慢出来るような選手であって欲しいと願いたいですね。ノーモアチキング、で宜しくお願いしますよー。私の持ってるレブロンレアグッズもその方が価値が上がりますんでw







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