☆最近のハイライト
フランス代表で頑張り中のトゥリアフ、クリッパーズと契約
ラプターズはジョン・ルーカス三世と契約、アーロン・グレイと再契約
グリズリーズ、ハダディと再契約
キャヴス、D.J.ケネディをそのグリズリーズにトレードして見返りにジェレミー・パーゴ、'14年2巡目指名権、現金を獲得
カール・ランドリー、ウォリアーズと契約

本題の前にまず、デカ目のトレード解説で御座います。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8205954/robin-lopez-heading-new-orleans-hornets-three-team-trade


ホーネッツ←ロビン・ロペス、ハキム・ウォーリック、現金(ウルヴスから)
ウルヴス←2巡目指名権×3(ホーネッツから)
サンズ←ウェスリー・ジョンソン、ジェローム・ダイソン、ブラッド・ミラー、1巡目指名権(ウルヴスから)


ホーネッツはケイマン&オカフォー放出で手薄になったセンターを獲得。あれ、じゃあインサイドはアンソニー・両津・デイヴィス、ライアン、ロペス弟で回すのかな?それとも3人纏めて先発でしょうか。ウォーリックは再トレード等での放出説が濃厚のようです。

サンズはロペス弟再契約を諦めましたね。まあPFにスコラも仕入れましたし、センターならゴタートがいます。むしろエリック・ゴードン獲得に失敗したスウィングマンに人材を求めた、という形でしょうね。指名権も獲得しましたし、まあ悪くない動きかと。因みにブラッド・ミラーは引退です。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8206796/minnesota-timberwolves-officially-sign-andrei-kirilenko


そしてウルヴス。1巡目指名権なんで出したんやと誰しも思わなくもありませんが、これもそれもサラリー空けのため。そして開いたサラリーでもって、ウルヴスがFA契約にて2年2000万ドルで獲得に成功したのが、ジャズでNBAキャリアを送り一時はオールスターに選ばれながらもその後ぱっとせずに母国ロシアへ帰ってユーロリーグMVPに選ばれた男、AKB47です。あ、AK47でした(笑)。

アンドレイ・キリレンコはNBAでも屈指のオールラウンダーでした。特にブロック、スティールでもバリバリに決めまくり、トリプルどころかクアドラプルダブルも余裕で行けそうな勢いだった時の攻守万能振りはちょっともう別次元でしたね。「ロッキー」シリーズの敵役で出てきそうなあの精悍な髪型は今や草食系男子か!とツッコミたくなるような地味モードになってしまいましたが、ユーロMVPで大分自信は取り戻せたはずです。

現在キリレンコはロシア代表でもいきなり35得点と暴れているようですし、これはウルヴスかなりヤバいかも知れません。PGルビオ、SFキリレンコ、PFラヴ、Cペコヴィッチですよ?何だか国際色豊かなチームになっている上に白人だらけという、WASP大歓喜なチームとなっております。これ、主力に故障がなけりゃKG時代以来のプレーオフ&1stラウンド突破も夢じゃありません。指名権だしてもオッケーでしたねって展開を期待したいです。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8215267/orlando-magic-jacque-vaughn-says-ready-first-head-coaching-job
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-coach-jacque-vaughn-0729-20120728,0,5067858.story


またしても超絶長い前フリの末に本題であります。Dwightmare延長モードのおかげでズレ込んでいたマジックの新HC人選がようやく決まりました。マジック史上初のOBからの選出となるその新HCの名前はジャック・ヴォーン。しかしながら、1シーズンしかマジックにいなかった彼にあんまりマジックのOBというイメージはありませんよね。ブライアン・ショーやマイク・マローンといった一時は鉄板と思われた面々が途中でドロップアウトする中、むしろスパーズコネクションが決め手になった感があります。

ヴォーンは元々はジャズでNBAキャリアをスタートさせました。ストックトン&マローン時代に名将ジェリー・スローンの下でハワード・アイズリーに次ぐ第3PGながら期待されている逸材ではありました。ま、残念ながらNBAで彼が先発の座を射止める定住の地はついぞありませんでした。実際にドック・リヴァース時代のマジックでも1シーズンしかいなかった訳ですからね。

が、彼はキャリアの終盤をスパーズで過ごします。ここでチャンピオンリングを獲得したヴォーンは結局そのスパーズで現役生活に別れを告げると、スパーズで今度はACとしてのキャリアをスタートさせます。この間、スパーズはポポヴィッチHCの治世。そしてご想像の通り、ヴォーンはこのスパーズ時代にヘニガンGMとも面識があった訳です。ね、スパーズコネクションでしょう?球団創設の経緯からマジックはシクサーズの弟分チームのカラーが強かったものでしたが、ヘニガンGMとヴォーンHCという若い力の結合で、マジックは今やサンダーと並ぶスパーズコネクション傘下チームへと変貌したと言えます。スパーズは親分、サンダーは兄貴分みたいなもんですな。

因みにヴォーンはまだ37才、PG不足に陥った場合は自ら急遽コートに立てば良くね?と言いたくなる若さです。まあマジックの場合ヘニガンGMからしてまだ30才なんですが。皆さんご存知の通り、只今リーグのトレンドは選手とコミュニケーションが取れる若手HC。サンダーのスコット・ブルックスHCやレイカーズのマイク・ブラウンHCの成功を受けて、マジックもヴァンガンディ前HCのような気難しいタイプを避けて流行の流れに乗った訳です。

実際、ヴォーンHCについてはポポヴィッチHCもその才能を保証してくれています。ネッツのエイヴリー・ジョンソンHC同様の才能があるなんて言って下さっているようですね。また、マジックがかつて抜擢したドック・リヴァースとの共通点を指摘する意見も見かけます。同じ37才、元スパーズ在籍。って偶然やがなと言われればその通りですがね(^_^;)

http://articles.orlandosentinel.com/2012-07-30/sports/os-magic-coach-jacque-vaughn-0731-20120730_1_orlando-magic-head-coach-ceo-alex-martins
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/07/jacque-vaughn-says-his-coaching-style-will-be-calm-not-garish.html
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/7/30/3204563/jacque-vaughn-introductory-press-conference-recap

現時点ではやはり若いながらも堂々としているヴォーンへの期待込みの報道が目立ちますね。ドワイトともまずは話をするようです。こんな若造雇ってマジックはもうドワイト引き止める気無いのん?とお思いかも知れませんが、むしろドワイトはこういう若くて気心知れるタイプのHCを望んでいました。依然としてドワイトを慰留する方向性も捨ててないと思われます。

http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/7/29/3200846/orlando-magic-rumors-orlando-magic-set-to-hire-lindsey-hunter-as


ACの候補としてHC候補の1人だったリンジー・ハンター(これまた懐かしい名前ですな)を雇うという話も聞こえてきました。まずはヴォーンを支えるAC組閣が急がれます。それと並行してDwightmareへの対応も行う必要がありますが、まあHC決定でひとつのヤマは乗り越えたと思いますので引き続きヘニガンGMのハードワークに期待したいですね。




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