☆最近のハイライト
ブルズ、ネイト・ロビンソンと契約
ウォリアーズはブランドン・ラッシュと2年再契約
ラプターズ、10日間契約からロスターに残したアラン・アンダーソンと再契約
クリッパーズ、ソフォクリース・スコーツァニーティスの'03年指名権と交換でホークスからウィリー・グリーンを獲得
サンズは'04年2巡目指名組でここ5年をアメリカ外で転戦していたP.J.タッカーと2年契約

因みにソフォクリース・スコーツァニーティスさんはギリシアでプレーしている通称「ベイビー・シャック」ですね。ご想像の通り、彼がNBAでプレーするプランはありません。ホークスは更にキャップを空ける為に、実際に契約する事も無い選手をトレードで獲得したという訳です。

http://www.usatoday.com/sports/basketball/nba/magic/story/2012-07-27/david-stern-dwight-howard-magic-agent/56524980/1


さて、ドワイトの続報ですがちょっとオモロい話が伝わってきました。先のドワイトとヘニガンGMのミーティングについて、なんとデヴィッド・スターンコミッショナーが一言口を挟んで来たのです。USA TODAY紙のインタヴューにてドワイトの状況について尋ねられたスターンは、ちょっとびっくりするぐらい明け透けなコメントをぶちかましてきたのでした。

"It's very unique, especially if it's driven by a quote source that happens to be Dwight's agent. 'A source in the meeting. Oh, OK, who might that be?"

「とてもユニークだね、特にそれがたまたまドワイトのエージェントに基づく引用ソースによって操られているのなら。『ミーティングにいたあるソース』オッケーオッケー、(そのソースは)一体誰だってんだい?」

いやいや、ソースがドワイト側ではなくミーティングのもう一方の当事者、マジック側のヘニガンGMである可能性は?と尋ねられたスターンは恐らくはそれを一笑に付して続けたと思われます。

"No, I don't, and I don't think it's (Magic CEO) Alex Martins either,"

「いや、思わないね。そして(マジックCEOの)アレックス・マーティンスとも思わない。」

私も同感です。まずマジック側はあのミーティング後、オーランドセンチネル紙の取材に応じませんでした。そしてあのミーティングが終わった直後、twitterでいち早くドワイト再度のトレード要求をはじめとするミーティングの内幕をリークしたのは通称「ドワイトのマウスピース」(笑)ことReal GMのジャロド・ルドルフ、毎度お馴染みスクープの鬼ことヤフーのワジロフスキー、これまた毎度っ!て感じなESPNのクリス・ブルサードといった面々でした。

彼らだけがマジック側の人間から情報を引き出せるとは思えません。オーランドセンチネル紙が特別嫌われているなら別ですが(笑)。第一、マジックからはヘニガンGMとペリーアシスタントGMしかロサンゼルスに行ってないのですよ?彼らがマジックに状況を伝え、チーム内から情報が漏れた可能性も0ではありませんが、先にヴァンガンディ前HCにドワイトが彼を辞めさせたがってると口を滑らせたからこそ今こうなっているという状況を考えれば、マジックはかなり強い箝口令を引いていると見るのが普通でしょう。誰が考えてもスターンと同じ結論に至るのは当たり前です。

で、スターンのぶっちゃけ過ぎるトークはまだまだ続きます。

"To me, it is the soap opera our fans turn in for - the drama on the court and the drama off the court. When we cease to have a story popping up, we probably won't exist.”


ソープオペラだと言いましたよ、スターンのおっちゃん。ええ、全く異論ありません。

"I think what it is, is that that's the way we are. That's the way it has been in baseball and the NFL and hockey and basketball. And frankly, it engages our fans, it engages our reporters, it engages our bloggers. It makes people happy, mad, sad. It's just the life in sports."

野球もNFLもホッケーもバスケも皆同じ、ファンもレポーターもブロガーも興味しんしんで、人々は喜んだり怒ったり悲しんだりするのがスポーツにおける人生ってもんだとスターンおぢさんは更に言うのでありました。うん、それは言えてると思うよ。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8206783/dwight-howard-agent-dan-fegan-confirms-david-stern-accusation

さて、これだけあれこれ言われてドワイト側は黙っているかと言えばそんな訳はありませんで、ダン・フィーガンがこのスターン翁のびっくり大放談に対して以下のような声明を文章で出したのです。

"On the morning prior to Wednesday's supposedly confidential meeting between Dwight Howard and Rob Hennigan, there were media reports stating a meeting was taking place later that same day. Prior to the actual meeting, Dwight's business manager and I met with Rob, reminded him that we had not requested the meeting, had been reluctant to take it and were concerned that the Magic had leaked that a meeting was taking place.”

"Both during and after the meeting, we continued to get communications from the media telling us that they had confirmation that the meeting was occurring and/or had taken place. After the meeting, some media requested comments on information they allegedly already had on what had taken place in the meeting. I want to stress that none of the information the reporters had about the meeting at this point came from us. ”

"After receiving these media inquiries, I called Rob and left several messages expressing concern that what had occurred in the meeting was not going to be accurately reported -- as had happened on previous occasions -- and that we were going to respond to the media inquiries to make sure that reports were accurate. To a limited extent, that is what we did."


なげーよ!って感じですが、要するに「俺じゃない」って感じですかね。むしろヘニガン側と連絡取ってメディアの報道が間違わないように懸念して、そうならないように及ばすながら対応したってな感じですかね。

えー、簡単に感想を言うならばこうです。

「ンな訳あるかボケ」

いやホント、へそで茶がフットーしちゃいそうだようと言いたくもなりますわね。慰留に失敗した、ヘニガンGMはドワイトと友好関係を築き上げようとしたが断られた、ドワイトが再度トレード要求をしたなんて負け話をマジック側が自ら積極的にリークする訳がありません。どう見てもドワイト側の情報戦ですよね。

先日、さるレイカーズファンの方とtwitterで話した時に、その方が仰っていたのが、こういうトレードとか移籍とかの情報だの噂だのは所詮はポジショントークに過ぎないんだって話でした。私も全く同意します。各チーム、選手側、エージェント等々がそれぞれ自分達に有利に事が運ぶように、自らに有利な情報を流し合うんですよ。フィーガンがやっている(←と完全に決め付けますが)情報リークの手法も別に目新しくも何ともありません。ただ流石に露骨過ぎたのでスターン殿下も流石に嫌味のひとつもぶちかまして釘をさしておきたくなったんでしょう。スターン総統にとってエージェントは選手のサラリーを暴騰させてリーグの経営を圧迫する天敵に見えるでしょうからね。

こんな海千山千のエージェント相手に若干30才のヘニガンGMもよく頑張ってます。さっさと白旗掲げてネッツでもレイカーズでも妥協して送り付けても誰も彼を批判しないはずです。しかし、ネッツ、レイカーズ、マヴスのいずれもマジックに必要な交換材料、将来有望な若手と1巡目(出来れば上位)指名権を持ってはいません。ドワイトの要求はマジックにとって著しく不利なものなんです。そりゃすぐに話が纏まる訳がありません。

まあマジック側がこれだけ引っ張るという事は、依然としてマジックとしてはドワイトを引き止める意向があるって事なんでしょうね。ほら、ドワイトさんって気まぐれですからまたLoyaltyがどうのと言い出しかねません。今彼自身が沈黙を守っているのも、本当ににっちもさっちもいかなくなって残留せざるを得なくなった際には自分自身が口を開いて弁明するケースを想定しているのかも知れませんね。

そういう訳なので皆さんの期待とは裏腹に、いやむしろ期待通りなのかも知れませんかDwightmareはまだまだ続く訳ですね。まあ今時分はロンドン五輪しかネタもありませんし、その方がメディアの方々も飯の種が出来て宜しいんじゃないでしょうかw




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