※現地10/6

マヴス89-84Alba Berlin
グリズリーズ105-93レアル・マドリード
スパーズ106-77Montepaschi Siena
ナゲッツ106-104クリッパーズ


☆この日のハイライト
・マヴスはケイマンが先発センターに、ベルリンにて接戦を制す
・ガソル弟、スペイン凱旋を圧勝で飾る
スパーズもイタリアのMontepaschi Siena(読めません)を一捻り
・ナゲッツ、ローソンがブザービーター



※現地10/7

セルティクス105-75ミラノ
ボブキャッツ100-88ウィザーズ
ホークス92-79ヒート
ホーネッツ85-80マジック
ウォリアーズ110-83レイカーズ


☆この日のハイライト
・カリー&ボガット抜きウォリアーズ、ドワイト抜きレイカーズに勝利




可夢偉最高や!


おおっといけねえいけねえ、F1日本グランプリの感動がまだ抜けない私です。でもですね、実は小林可夢偉選手、初表彰台獲得でもまだ来年のシートは確保出来てないんです。来年は是非まともなスポンサーがついて欲しいのですが。とりあえず可夢偉をスルーしてマクラーレンにスポンサーしたDoCoMoさんは焼き土下座の刑な。そんな事だからauのiPhoneにお客さん持っていかれるんです。日経に「DoCoMoでiPhone発売か」とかいう東スポみたいな記事書いてもらう手はもう効かないので止めるようにw

え、可夢偉の乗るザウバーの車には「NEC」って書いてあるじゃないとお思いの貴方、違うんです。あれは可夢偉の相方でこの度、名門マクラーレンへの移籍を決めたセルジオ・ペレスが獲得してきたスポンサーなんです。つまり日本のNECじゃなく、ペレスの母国メキシコのNECなんですね。本国日本のNECは何さらしとるんじゃって感じですな(-_-;)

そのペレス、鈴鹿では早々にリタイアしてしまいました。メキシコの方々はしかし、多分そんなには落ち込んでないと思うんです。それはペレスが今季既に2回2位の表彰台に登っているからでもありますが、別のスポーツの母国の選手が凱旋を果たしたタイミングでもありましたからね。その選手の名前こそはグスタボ・アヨンであります。え、知らない?そりゃまあそうかな。メキシコ史上3人目のNBA選手ですよしかし。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-hornets-mexico-game-story-1008-20121007,0,1000546,full.story

早くもやって参りました、ドワイト放出後初となる新体制マジックでのゲームはアヨンをフィーチャーしてのメキシコシティでのプレシーズンマッチだったのです。メキシコの地で対戦したのはアヨンが昨季NBAデビューを飾ったホーネッツ。アヨンの新旧所属チームって事で、メキシコのNBAファンもさぞや着ていくジャージに困らなかった事と思います。

ただ、片や昨オフにクリス・ポールを出し、片や今オフにドワイト・ハワードを出して再建モード2年目と1年目。スター候補生のアンソニー・眉毛・デイヴィスとメキシカンヒーローたるアヨン以外は通じゃないと分からないような面々ばかりな訳でして、これでメキシコのお客さんは喜んでくれるん?って気がしなくもありませんでしたが、どっこい割と大丈夫でした。

そもそもドワイトがいなくなったのにマジックファンは誰のジャージ着るんだといい懸念がある訳ですが、メキシコの熱い男達はレディックや、あるいはセルティクス時代のものですがグレン・デイヴィスのジャージで会場に現れたようです。

そして場内にアヨンの名前がアナウンスされた時の騒ぎはスゴいものがありました。アヨンのおじにあたるフェルナンド・アロンソじゃないやフェルナンド・アヨンはその時の事をこう語ります。

"What can I say? I can barely speak. We're so excited. [When they announce his name] the roof's gonna come down,"


「なんて言えるだろう?殆ど喋れなかった。僕らはとても興奮していたよ。(彼らがアヨンの名前をコールした時)床が抜けそうだった」

それもそのはず、マジックの先発ラインアップはネルソン、レディック、タコルー、グレン・デイヴィス、そしてアヨンだったのです。我らが母国の英雄が先発センターとして凱旋して来たのですから、そりゃあメキシコの皆さんもタマランチ会長でしょう。鈴鹿で一際大きい声援を受けていた可夢偉と同じですね。

マジックはアフラロ、イエンガ、そして故障中ないしダメージの残っているアル・ハリントン、クエンティン・リチャードソン、ハークレス、イッシュ・スミスといった面々を休ませ、それ以外の選手達を次々コートへ送りましたが、ジャック・ヴォーンHCの指示通りにディフェンス優先のプレーを見せたのです。

"I told the guys I have, 'I don't know who's gonna get the ball, I don't know who's gonna shoot it. And that's the best part of it: neither does the defense."

「私は私が(チームに)持つヤツらに言ったんだ、『私は誰がボールを得るか知らないし、誰がシュートするかも知らない。そしてそれが最良の部分なんだ。ディフェンスでもね』」

ヴォーンHCの言葉は理に叶ってます。絶対的なスター選手を失った今のマジックにおいて、ボールを集中させるべき存在も今やいません。全員バスケで勝負するしか無いんです。チームのプランはぶっちゃけ負けまくって高順位のドラフト指名権を得る事であっても、現場の指揮官たるもの「はい、そうですか」と無気力相撲でみすみすやられる訳には行かないのですよ。選手達だって同様、意地は見せたいじゃないですか。特にレイカーズ戦ではね。

http://www.nba.com/games/20121007/ORLNOH/gameinfo.html#nbaGIboxscore

因みに試合には負けたマジック、スタッツ的に一番目立った風なのは16得点3リバウンド7アシストのイートワン・ムーアでした。アヨンは12得点6リバウンド3アシストといったところでしたね。ホーネッツでは注目の大型新人、アンソニー・デイヴィスが8得点8リバウンド2ブロックでした。どうやら1年目はPFでの起用で固定となりそうですな。

ともあれ、新生マジックはここで始まります。小林可夢偉が表彰台に立つまでには不本意なレースも数々あった事と思いますが、マジックもこれからプレーオフの舞台へ返り咲くまでには苦しい日々が待ち受ける事でしょう。しかし、その苦難の先にある復活の日はきっと甘美なものであるはずです。ドワイトが移籍した事を後悔するような魅力的なチームが完成する事を願いつつ、このメキシコシティでの一戦がそんな新たなるタイトルコンテンダーチームへの確かな第一歩となる事を信じたいものであります。





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