はい、いよいよ開幕ですよ皆の衆。応援するチームの優勝への期待に胸を膨らませるも良し、正直ちょっとそれには無理があるけどミラクル快進撃に妄想を膨らませるも良し、今から若手の成長と来年のドラフト皮算用だけに胸を膨らませるも良し。応援チームのステイタスに合わせた楽しみ方ってのがあるんですよ。

てな訳でハーデン髭男爵の移籍も決まったこのタイミングで、いよいよ新シーズン予想です。今回はカウントダウン方式で、カンファレンス毎に下から予想順位を挙げていこうと思います。例によってベスト&ワーストシナリオ付きですんで重くなる点は予め御容赦願いますね。それでは参りましょう、まずはイースト15〜11位、カウントダウン!

☆15位→WAS

・ベストケース→ようやくジョン・ウォールが飛躍、リーグを代表するPGの一人と目される存在に。そうなると何気に質の高いインサイドが機能し、ウィングも活性化。ヴェセリーもようやく「欧州のグリフィン」に相応しい活躍を見せ、チームは意外な快進撃の結果8位でプレーオフに滑り込み、1stラウンドではヒートを割と苦しめる。最終的には力の差で敗れたものの、レブロンにはキャヴス時代にウィザーズに苦しめられた苦い記憶が蘇るのであった。

・ワーストケース→まあ、そう世の中甘くない。だいたいオカフォーが加わったところで昨季ホーネッツがどうだったんだよって話で、チーム成績は特に上がりもしない。むしろ今季もぱっとしないウォール同様にチームも低迷、今季もプレーオフどころか・・・という厳しい日々になり、ウィザーズはまたもロッタリーピックを引くこととなる。しかしそのドラフトすら待たずにウォールはチームにトレードを要求。しかし彼にマックスを提示するチームも無く、トレードするにも多大な見返りを期待出来ないウィザーズはそろそろ中途半端な再建は限界かと考え始めるのであった。

・追記

昨季はもうちょい期待していたチームでしたが、出て行った選手達が次々ブレイクするというなかなか残念なチームになってしまっているのが現状です。ネネとオカフォーとか普通に考えたら悪くないインサイドなんですが・・・。ウォールは名前の通り壁にブチ当たり続けてますが、正念場かなーと。

☆14位→CHA

・ベストケース

新人マイケル・キッド=ギルクリストはいきなりブレイクし、ジョーダンのチームである事と名前ネタをかけて「神の子」と呼ばれる。ビヨンボとマリンズのフロントコートも機能し、両者揃ってMIP候補に。ケンバ・ウォーカーもまたリーグきってのPGとして認知される事となる。

チーム史上2度目のポストシーズンではまたもスウィープを喰らい、プレーオフ初勝利はまたもお預けとなるものの、ようやく若い力でチーム再浮上のきっかけを掴んだボブキャッツであった。

・ワーストケース

だからドラフト2位の指名選手は外れだと言ったじゃないですかあああ!

ギルクリストは残念ながら不発となり、ジョーダンのドラフト失敗史にまた新たな一歩が刻まれる。後はただ、昨季の繰り返し。勝つには単純に戦力が足らないボブキャッツはまたもシーズンを来年のドラフト指名権獲得への希望のみで過ごす事に。成長の遅い若手、存在感の薄いヴェテラン達に業を煮やしたジョーダンオーナーがシーズン半ばのトレードに踏み切り、更にチームはドツボに嵌っていくのであった。

・追記

新人ギルクリスト、ビヨンボ、マリンズに期待してます。特にマリンズはMIPあるんじゃないかと予想。

☆13位→TOR

・ベストケース

きっかけはヴァランチュナスの加入。リトアニアからやってきた巨人が先発センターに入り、バルニャー二はPFへ。このリトアニア・イタリア連合軍にクレイザ(これまたリトアニア)、カルデロン(スペイン)と国際色豊かなこのチームは遂に機能。PGはカルデロンとロウリーで回り、そしてバルニャー二はPFでいよいよ覚醒。ノヴィツキーもかくやの活躍を見せ、オールスター候補に名前が上がり始める。

チーム成績的にはプレーオフに惜しくも届かなかったものの、チームの未来にようやく明るい兆しが見えだし、チームの雰囲気は一気に良くなる。ボッシュ時代となるプレーオフ出場を目指すべく、一層テンションの高くなるラプターズ一同であった。

・ワーストケース

そもそもの問題として、勝つ気あるんかいと。

今季もラプターズは、弱過ぎもしないがプレーオフには届かないというぬるま湯加減をキープ。そしてバルニャーニもまた、今季もそこそこ良さげなスタッツを残すものの特にどうもしないという、ある意味このチームを象徴するようなシーズンをまたも過ごしてしまう。

今年もまたドラフトにもあまり期待出来ず、かといってプレーオフもまだ遠そうなそんな中途半端なポジション。そんなラプターズのことをあまり心配もせず、トロントの人々はNHLメイプルリーフスの応援に集中するのであった。

・追記

ラプターズはわざとそれなりの成績でシーズン流して黒字経営にしてるんだという説があってですね・・・。本当かどうか知りませんがw

☆12位→ORL

・ベストケース

一言で言えば「嬉しい誤算」。

負けまくってロッタリーで高順位指名権獲得が本来のマジックのミッションだったはずが、開幕してみるとマジックの黒星は意外と伸びない。ネルソン、グレン・デイヴィスといった主力陣に加え、若手が早くも期待以上の活躍を見せる。ハークレスとニコルソン、ヴーセヴィッチ、そしてデクワン・ジョーンズ。特にドラフト外から叩き上げたデクワンのシンデレラストーリーは昨季のリン程では無いにせよ話題となり、ポストドワイト時代の顔となる。「ハート&ハッスル2013」はリーグを席巻、ヘニガンGMの才能を見抜く目への評価は早くも俄然高まる。

元祖「ハート&ハッスル」同様プレーオフには届かなかったものの、早くも上位陣さえ脅かす新生マジックはリーグに鮮烈な印象を残す。勿論コーチ・オブ・ザ・イヤーはジャック・ヴォーンHCが受賞。かくてシーズン終了後、早くもマジックはFA選手やスター達の人気株となるのであった。

・ワーストケース

ワーストも何も、本来のプランはこっちですから。

全ては計画通り。ヴォーンHCの努力やチームの頑張りも、そもそもの戦力差は覆せない。ドアマット対決なら良い試合運びが出来るマジックも、上位チーム相手となるとたちまち若さを露呈、いいようにあしらわれてしまう。が、これもまた経験とヴォーンHCはどんな大差がついても最後まで全力で戦うよう指示。

1シーズン丸々プレシーズンマッチの如く若手中心に戦い、シーズン半ばにはヴェテラン達を更にトレードで放出したマジックは更に負けのペースを上げる。全てはドラフト指名権のため。短い球団史において3回もの全体1位指名権獲得の歴史があるチームが4回目の1位指名権を掴むのか・・・他球団はマジックの異常な引きの強さに怯えるのであった。

・追記

正直、どっちがベストシナリオなのかは神のみぞ知ると言ったところでしょうか。ヘニガンGMはどっちに転がってもOKと考えているんじゃないかと最近思います。

☆11位→CLE


・ベストケース

カイリー・アーヴィングの加入でレブロンショックを克服しつつあるキャヴス。そのアーヴィングはいよいよ本物であることをリーグに示し、そろそろオールスターの声も聞こえ始める。そしてそんなアーヴィングの成長に合わせてチームも更に強くなっていく。それを牽引するのはアーヴィングと共にドラフトで加入してきた若手達。

何分若いチームなので、競合相手に金星を挙げてリーグを驚かせる事もあればつまらない敗戦をする事もあってその強さは安定しないものの、そのポテンシャルは明らかになっていく。結局はその取りこぼしの部分が響いてプレーオフ進出は逃してしまうが、最早キャヴスが遠からずイーストを席巻するチームのひとつとなる事は時間の問題。クリーヴランドの人々もすっかり心穏やかにキャヴスを応援し、そしてレブロンもまた「来季はポストシーズンで会おう」と新生キャヴスに心温まるエールを送るのであった。

・ワーストケース

確かにキャヴスはアーヴィングという当たり指名を引き当てた。しかし問題は彼以外のところにあった。アーヴィング以外のドラフト指名組が伸びないのである。トリスタン・トンプソン、ディオン・ウェイターズ、タイラー・ゼラーといずれもそこそこではあるのだがチームの実力底上げにはやや力不足となり、チームの伸びは聊か停滞。

プレーオフがそろそろ視野に入るところまでは来たチームであるがまだそこまで辿り着くには戦力が足りないことは明らかであり、かといってドラフト指名権もそろそろ下がってくる。そろそろレイカーズあたりがアーヴィングを狙っているなんて噂も流れ始め、キャヴスファンは何だか嫌な汗をかき始める。アーヴィングを引き止める為にもキャヴスはFA補強を考え始めるが、いかんせんオーナーの資金力はあっても地の利は少なく、トップクラスのスターを引っ張る事は至難の業。ある程度のタレントで手を打たざるを得ず、キャヴス関係者もファンも、何だかいつか来た道に早くも嵌りつつあるのではないかという不安を抱えずにはいられない。

かくてまたしてもフランチャイズスター移籍の恐怖に苛まれるキャヴスファンはそのフラストレーションをレブロンへのブーイングにぶつける。そうやってアーヴィングに「移籍したらお前もこうだぞ」とプレッシャーをかけるキャヴスファン達なのであった。

・追記

キャヴスが目指しているのがブルズないしサンダー的なチーム経営であることは明らかですし、キャヴスは本来優れたPGを多数輩出したチームだけに、アーヴィングには是非このチームでキャリアを終えてほしいところですね。問題はその偉大な先輩PG達(マーク・プライス、テレル・ブランドン)がいずれも移籍の上、故障によってキャリアを縮めた事ですが・・・(汗)

さーて、いよいよ開幕ですが続きをガンガン書いていきますので宜しくでございます。



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著者:高田 純次
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