ホークス104-92ボブキャッツ
ヒート123-116ラプターズ(OT)
ナゲッツ105-95ロケッツ
グリズリーズ106-93レイカーズ
ネッツ91-83ウルヴス
ブルズ85-82ピストンズ
スパーズ106-102ホーネッツ
ジャズ92-88ウィザーズ
ブレーザーズ100-80ペイサーズ
サンズ106-96キングス
ウォリアーズ104-99サンダー


☆本日のNBAリーグパスは只今無料でしたっけ
・ラプターズ惜しい、ヒートを追い詰めながらOTに持ち込まれ敗戦
・スパーズはダンカン、カワイ・レナードのみならずとうとうポポヴィッチHCまで欠場しても勝利
・カリー31得点とリー22得点12リバウンドという、グリコっぽいコンビがサンダーを下す原動力に
レイカーズはドワイトが右肩故障で離脱、ガソル兄弟対決に敗れる
サンズ、マーリーAC他が辞任へ

レイカーズはまたえらいこっちゃですね。いや、でも案外アマレがいない時のニックスみたくバシッとレイカーズが固まる可能性があるかも知れませんよ?

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8864092/sacramento-kings-owners-reach-agreement-seattle-group-buy-team

さて、やっとこの話題です。既に報道のように、サクラメント・キングスの移転がほぼ決定しました。しかも以前に噂のあったアナハイムへ引っ越す話とは、これは全く違う次元の話です。何しろ、キングスじゃ無くなってしまう訳ですから。以下、ロイターの記事より引用します。

http://jp.reuters.com/article/fundsNews/idJPTK827387020130110


[シアトル 9日 ロイター] 米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)のスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)とヘッジファンドのマネジャーであるクリス・ハンセン氏を含む投資家グループが、米プロバスケットボール(NBA)チームのサクラメント・キングスを5億ドルで買収し、本拠地を2013─14年シーズンからシアトルへ移転させることが、キングスのオーナーであるマルーフ家との間で合意に近づいている。ヤフー・スポーツが9日、リーグ関係者の話として伝えた。

 ヤフー・スポーツによると、買収契約の一部として、キングスは最初の2シーズン、かつてシアトル・スーパーソニックスが使っていたキーアリーナを拠点とし、その後、新たに建設される施設へ移ることが盛り込まれている。新施設については既に、資金面で公的支援を受けて建設されることが決まっている。

 バルマー氏、NBA、ハンセン氏の代理人はいずれもこの件についてコメントを拒否した。マイクロソフトはシアトルに近いレドモンドに本社を置いている。

 スーパーソニックスが2008年にオクラホマシティに移り、チーム名をサンダーに変更した後、シアトルを本拠地とするNBAのチームはなくなっていた。スーパーソニックスのオーナーは当時、シアトル市当局が新しいアリーナの建設計画を立てなかったことを非難していた。シアトル市は昨年10月、新しいNBA用アリーナを建設する資金を供給する契約に署名している。


サクラメント・キングスを買う事でオーナーのマルーフ兄弟と合意したグループは、なんとマイクロソフト絡み。マイクロソフトといえば創業者のポール・アレンがブレーザーズのオーナーとして知られていますが、今度は現役CEOのお出ましですよ。ヘッジファンドのマネージャーまで加わっていると来れば、こりゃかなり強者揃いなグループにしか見えません。そしてこれが実現すればサクラメント・キングスはチーム名をシアトル・スーパーソニックスと改めるのです。

シアトル・スーパーソニックスは'67〜'68シーズンからNBAに参戦した古豪チームでした。名将レニー・ウィルキンスの指揮の下で'78・'79年にはファイナル進出を果たし、2回連続ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)と戦い、'79年には遂にチーム史上唯一となる優勝を飾ります。デニス・ジョンソン、ジャック・シクマといった通好みな選手を擁した時代でした。

我々世代がよく知るソニックスはゲイリー・ペイトン&ショーン・ケンプのダイナミックデュオ時代でしょうね。今で言うクリス・ポール&ブレイク・グリフィンのクリッパーズに近いイメージです。毎試合のようにペイトンからケンプへのパスでアリウープが炸裂し、二人はリーグのハイライト常連となりました。シーズン1位→1stラウンドでまさかのナゲッツに敗戦という事件も起こしたものの、ナゲッツでの現在とは比較にならないぐらい健康的に丸々と太っていたこれまた名将のジョージ・カールHCに率いられたチームはウエストの強豪として覇を争ったのです。そして'96年には遂にチーム史上3度目のファイナルへ到達、シーズン72勝を挙げてプレーオフも圧倒的強さで勝ち上がって来た史上最強ブルズ相手に2勝をもぎ取ってみせたのです。

しかしケンプがサラリーに不満を持ちキャヴスへと去ってからチームは優勝候補から外れて行きました。そしてチームは新たな看板選手としてペイトンとのトレードでバックスからレイ・アレンを獲得します。彼とラシャード・ルイスのコンビは正確な3ポイント攻勢でチームを引っ張り、チームは'05年にカンファレンス・セミファイナルまで勝ち進んだのです。それが、ソニックスの今のところ最後の輝きでした。

2001年にソニックスを買ったオーナー、スターバックスコーヒーのハワード・シュルツはいきなりペイトンと揉めたりと評判の悪いオーナーでした。そしてシアトルがキー・アリーナに代わる新アリーナ建設を投票で否決した結果を受け、シュルツはソニックスを売ったのです。そしてソニックスはペイトンも動いた反対運動も空しく、デュラントのルーキーシーズンとなった'07-'08シーズンを最後にオクラホマへと移転してチーム名もサンダーへと変更してしまったのです。

ただ、このチーム名変更が重要でした。「スーパーソニックス」の名前はこの先、シアトルにNBAフランチャイズが舞い戻った時にシアトルで使用する事が可能と定められたのです。この時の布石が、今回のキングス移転にあたって生きたという訳です。




元ソニックス選手は勿論このニュースを喜んでいます。ジョージ・カール時代に活躍したドイツ人NBA選手のさきがけ、デトレフ・シュレンプさんも見ての通りですよ。

が、勿論元キングス選手にはこれは悲報です。たとえばクリス・ウェバーは確か以前からキングス移転に反対する言動が聞こえていました。が、やはりそれだけではソニックス移転時のペイトンと同じで、あまり大きく事態を変える事は出来ません。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8870677/kevin-johnson-mayor-sacramento-tells-seattle-celebrate-too-early

ところが、ここにキングス移転をストップしようとする熱い元NBA選手がおります。サクラメント市長、ケヴィン・ジョンソンその人です。元サンズでオラジュワンやイートンといったビッグマン相手でもダンクをぶちかます気概を見せた名PGは、キングスのアナハイムへの移転がほぼ確実視された状況から移転話を見事にひっくり返し、キングスを一度残留させた実績があります。今度もまた、シアトルへの移転話にストップをかけるべく動いているのです。そしてこんなカッコイイこと言ってくれちゃってるんですよ。

"Don't celebrate too early."

・・・ちょっと、いつ映画化決定したんですかこれと言いたくなる台詞ですね。

"I just say to the fans in Seattle: be cautiously optimistic. Be smart. But this isn't about our city against their city, or one mayor against another mayor. We have something that's ours and we want to keep it, and we're going to do everything we can to make Sacramento the final resting place of the Sacramento Kings."

シアトルのファンへの配慮が見えるこのコメントも良いですね。サクラメントとシアトルの戦いじゃないんだ、我々は自分たちのものを守りたいだけなんだというこのバランス感覚、KJなかなか政治家として優秀やんと思わせます。もしかしてPGってHCだけじゃなく政治家にも適任なんでしょうか。

http://www.sacbee.com/2013/01/24/5138478/limited-partners-have-first-right.html


なお7%の株しか所有していないマイノリティ・オーナー達には移転反対の動きがあるようで、あるいはKJ市長は彼らと連携する作戦なのかも知れません。






そんなイケメン市長がこの日、キングスとサンズの試合を見にやって来ました。そう、サンズと言えばKJがそのNBAキャリアのほぼ全てを過ごしたチーム。わざわざ自らの古巣とのカードを選ぶあたりがニクいですな。

正直なところ、今回はマイクロソフトマネーを敵に回しているのでアナハイムの時より手強いとは思います。しかし、どんな手強い相手にでも怯む事無く立ち向かい戦う、私が知るケヴィン・ジョンソンはそういう男です。何しろ彼はジョーダン前期3PEATの際にも、バークリーやダン・マーリー、ダニー・エインジ(ええ、あのセルティクスのです)と共にファイナルでブルズに立ち塞がり、第6戦でパクソンで劇的な逆転決勝3ポイントを決められた後に逆転をかけたジャンパーを放った男です。あの時のシュートはホーレス・グラントのブロックで防がれてしまいましたが、今回はまだ逆転が有り得ない訳ではありません。

あの時のようにクラッチショットが決まらず空を仰ぐか、はたまた奇跡の大逆転ブザービーターが決まってキングスがソニックスに勝利するのか。その運命は今、戦う市長の手に託されたのかも知れませんね。

P.S.

キングスが移転してソニックスになった場合、キングスの名前は宙に浮きますね。サクラメント市側がシアトルのソニックス同様に名前の使用権をキープするなら、将来サクラメント・キングスが復活する可能性は当然残ります。かつてはウェバーのようたスター不在でもミッチ・リッチモンド孤軍奮闘で客入りの良かった場所なので、有り得ない話では無いと思います。

また、サクラメント市がもしキングスの名前をキープしないなら、あるいはカンザスシティが名乗りを上げるかも知れません。キングスはサクラメントの前はカンザスシティに本拠地を構えており、カンザスシティは近年NBAフランチャイズ誘致の話があると名前が挙がっていますからね。





アビイ・ロードアビイ・ロード
アーティスト:ザ・ビートルズ
EMIミュージックジャパン(2009-09-09)
販売元:Amazon.co.jp

Abbey Road (Dig)Abbey Road (Dig)
アーティスト:Beatles
EMI(2009-09-09)
販売元:Amazon.co.jp