ヒート108-94マジック
ペイサーズ100-94ホークス
ウィザーズ107-94グリズリーズ
ホーネッツ110-86ナゲッツ
ジャズ107-91シクサーズ
ウォリアーズ109-103レイカーズ


☆本日の今晩も緊急飲み会です
・ウエスト、ジョージ・ヒル、ランス・
スティーヴンソン抜きでもペイサーズ勝利
・ウォールがキャリアハイの47得点、ウィザーズがグリズリーズを下す。これは要マックス契約ですわ
・ナゲッツの連勝、ヒートのせいでまるで注目されないままホーネッツに止められる。ホーネッツは俺たちのライアン23得点、そしてカレッジ4年で一度とて二桁アシストを経験した事がなかった新人ブライアン・ロバーツが本人もびっくりの18アシスト!
・本日の西のプレーオフ争いはウォリアーズがレイカーズを直接対決で下し、ジャズも勝利。9位ジャズが8位レイカーズに1ゲーム差に迫る!
NBADLを無断で離れたロイス・ホワイト、結局チームへ復帰
セルティクスのKG、左踵故障で2週間欠場へ
ボブキャッツ、ジャネロ・パーゴと2度目の10日間契約

NCAAトーナメントの季節なんですよ。

http://www.ncaa.com/interactive-bracket/basketball-men/d1


年季の入ったNBAファンには解説不要でしょうが、一見さんや若い方の為に説明しときますと、アメリカ人は今時分、カレッジバスケばかり見てます。レギュラーシーズンが終わり、3月に入るとNCAAは成績優秀なチームを選りすぐって(その基準が些か曖昧だったりしますが)一大トーナメントを始めます。もうこうなるとアメリカ人はその勝敗、勝ち上がり予想で的中率を競い合うのです。「マーチ・マッドネス」の始まりですね。

この予想が難しいんです。なにせ学生達のチームですから、シーズン中は安定した強さを誇り上位シードとされていた名門チームが一発勝負の恐ろしさで、無名大学の前にあっさり撃沈したりする訳ですよこれが。その度にあちらの愛すべきバスケ馬鹿達は自分の予想の外れっ振りに悲鳴を上げるんであります。

今年の波乱はなかなか豪快でして、たとえば今までNCAAトーナメントなんて昨季やで66年間もの長きに渡って縁の無かったウエストのハーヴァード大学が第14シードながら、第3シードのニューメキシコ大学に勝ってしまいました。もうこの時点で完全的中が無くなった人間が9割どころじゃありません。

この他にもウエストでは1回戦時点で第5シードのウィスコンシン大が第12シードのミシシッピ大に、第4シードのカンザス州立大がサラール大に敗れるという波乱もありました。この両校は2かいせんで対決し、ラサール大が2回戦を突破したベスト16、いわゆる「スウィート16」に入ってます。その2回戦では第1シードのゴンザガ大が第9シードのウィチタ州立大に敗れるという波乱もありました。息子のプレーを見に来たOBストックトンもガックリであります。この他にもイースト1回戦で第12シードのカリフォルニア大が第5シードのUNLVを撃破とか、ミッドウエストで第12シードのオレゴン大が1回戦で第5シードのオクラホマ州立大、2回戦で第4シードのセントルイス大を連続して倒したなんてのもあります。

http://scores.espn.go.com/ncb/recap?gameId=330830021

しかし、今回何と言っても凄いのはサウス。第15シード、FGCUことフロリダ・ガルフ・コースト大学が1回戦で第2シードのジョージタウン大相手にまさかのアップセットを決めると、2回戦も第7シードのサンディエゴ州立大に勝利し、NCAAトーナメント史上初の第15シードチームによるスウィート16を達成してしまったんであります。

そんなNCAAトーナメントでかつて結果を出した男達が、今のマジックにも当然います。たとえばネルソンだってセント・ジョセフ大でレギュラーシーズン無敗シーズンを達成し、エリート8まで辿り着いた実績を持つ男です。そして昨年のトーナメントで活躍したのが2人の2巡目新人です。

1人はカイル・オクィン。彼は第15シードのノーフォーク州立大が第2シードのミズーリ大を倒した時に26得点14リバウンドを挙げた立役者でした。また、バックスから移籍したドロン・ラムは名門ケンタッキー大でシューターとして活躍し、NCAAトーナメント優勝の栄誉に預かっております。因みにケンタッキー大、今年はNCAAトーナメント自体に出られず、代わりに出場したNITトーナメントでも1回戦で敗れていますけどね・・・。

http://scores.espn.go.com/ncb/recap?gameId=330830021

そんなNCAAトーナメントにテンションも上がりそうなマジックの面々がこの日対戦したのが、連勝記録が止まらないヒートでした。今季2度対戦してなかなかの接戦を繰り広げて来たマジックだけに、もしかしてもしかするのでは?という気持ちも無いではありませんでした。ヒートがボブキャッツとの対戦翌日の連戦だった上にウェイドを欠いていては尚更です。しかし、問題はこちら、マジックの欠場者でした。

既にグレン・デイヴィスがシーズンエンド・スーパーノヴァなマジックはタコルーも薬中のため(違)出場停止処分中。更にアフラロもハムストリングのダメージで欠場と来ています。しかし、誰より痛かったのはヴーセヴィッチの体調不良による欠場でしょう。マジックが今季2回のヒートとの対戦で善戦出来たのは彼の得点・リバウンドでの貢献が大でした。ヒートのスモールラインアップへの回答としてその存在感は小さくなかっただけに、この欠場はなかなかダメージが大きかったです。このカードに限れば、ウェイド欠場以上に影響大だったかも知れません。

かくしてマジックはネルソン、イートワン・ムーア、ハークレス、トバイアス・ハリス、オクィンという先発陣で臨みます。対するヒートはチャルマース、マイク・ミラー、レブロン、ハスレム、ボッシュという先発ラインアップでした。ほう、元マジックのミラーですか。

正直試合開始早々ブローアウトでもおかしくなかったこの試合、しかし1Qからなかなか競り合います。なにしろ28-28のイーヴンですからね。しかし、問題は更なる故障者の存在でした。オクィンと交代してセンターとして登場したニコルソンが僅か1:52出場で左踵を痛めてしまい、そのまま戻らなかったのです。かくして、マジックはハリスがセンターという超小型ラインアップを余儀無くされます。それでこの28-28ですよ。2Q冒頭に6点差をつけてリードしたのがどれだけ凄いかって話です。

しかし、流石に王者マイアミ・ヒート。ボッシュのダンクから元マジックのルイスによる3ポイント2本を含む13-0ランで一気に42-50としてしまいました。前半終了間際にも元最高額砲さんの見慣れた3が決まり、46-55で折り返しとなります。つーかですね、マジックの3ポイントラインへのディフェンスが甘過ぎましたね。

しかし、マジックはしぶとかったんです。3QにはウードリィのFT、ネルソンのアシストによるムーアの豪快なワンハンドスラムダンク、そしてネルソン自身の3ポイントで7-0ランを完成、残り2:59にして68-68のタイに持ち込みます。故障者続出かつビッグマン不在を考えばこれがどれほど凄いかって話でして、この試合絶好調だったネルソンの気合が感じられます。彼はこの試合、勝つ気だったんですよ。きっとセントジョセフ大時代と同じように。

しかし、ヒートはこれに対して4Q冒頭まで続く、レイ・アレンの3ポイント2本以外は全てレブロンによる13-0ランで応えます。この間にレブロンにマッチアップしていたハークレスはたちまち3つのファウルを取られて5ファウルとなりベンチへ下がります。

68-81としたヒートは更に畳みかけました。まずはバティエーのスティールから速攻に転じ、ノリス・コールのアシストパスをレブロンがアリウープで叩き込みます。少し前に一度頭を打って下がってから戻って来たウードリィがまたまた怪我しそうな一撃で、またレブロンのダンクによる犠牲者が出るかと思いました。コールは更にレイ・アレンの3もアシストします。そしてレブロンのアシストでクリス・アンダーセンのアリウープダンク!70-88、終戦モードです。

それでもマジックはネルソンが諦めません。彼の得点を中心にマジックは今一度反撃に転じ、ビハインドを12点まで戻したのです。が、ここまででした。レブロンがFT2本を沈めた後、レイ・アレンとチャルマースの3をアシストし、83-103として試合を決定づけてしまったのです。それでもネルソンは最後までコートに立ち続けたのでありました。

http://www.nba.com/games/20130325/MIAORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

27得点5リバウンド12アシスト2スティール、キャリアハイとなるシーズン15回目のダブルダブル。ネルソンがこの試合のマジックにおけるマン・オブ・ザ・マッチですね。ハリスも20得点5リバウンド2ブロックと頑張りました。ムーアが13得点9リバウンド7アシスト3スティール、そしてオクィンがFG6/7で12得点6リバウンドと多少結果を残せましたね。

レブロンとマッチアップしたハークレスだけが先発で二桁得点出来ず、5ファウルの上にFG3/15、4ブロックを食らって7得点9リバウンドとなかなか厳しい結果になりました。リーグトップスターとの圧倒的な差を見せられたハークレスは、

"I've just got to keep getting better. These guys are really good players, and hopefully one day I'll be there."

と、なかなか前向きなコメントです。そう、今勝てなくて当たり前なんです。正面からぶつかって、吹っ飛ばされる事で得られる事もあります。デュラント、レブロンと相次いで対戦した事はハークレスにとって非常にいい経験だったと思います。

シーズンも終わりが見えて来ました。残念ながらヒート相手にNCAAトーナメントみたいなアップセットはなりませんでしたが、最後までモチヴェーション高めのままでシーズンを終えて欲しいものであります。





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