スパーズ(1勝)92-88ヒート

いきなり凄いなこの2チーム。ウェイド、レブロン、ダンカン、パーカーと実に4人のファイナルMVPが一堂に会した今回のファイナルはいきなり凄まじいハイレヴェルな試合で始まりました。終始接戦、しかもTOは3Q終了時点で互いにわずか4。ここまで辿り着けずに敗れたチームとこの2チームの差がよく分かりますね、ハイ。

そんな高次元のバトルを決めたのは4Qの戦いでした。この4Q、スパーズはなんとTO無しだったのに対してヒートは4つ。いや、それでも多くは無いんですが、このレヴェルの闘いではそれが勝敗を分けてしまいましたかね。



そして、この試合を締めたのはダンカンのFT、そしてパーカーのミラクルショットでした。特に2点差までヒートが迫った場面から時間を使い倒した挙句に、残り5.2秒で沈めたブザービーターショットは決定的でしたね。いったん膝ついたとこからシュートを決めるとかアイザイア・トーマスかよと。これでヒートは実質的にとどめを刺されたと言って良いです。スパーズのファイナルMVP組2人がまずは結果を出しましたね。

因みにダンカン、1Qは2ファウルを吹かれた上にFG成功率0%となかなか散々なスタートだったんです。彼の長いキャリアで、ファイナル初戦から1Q全てのFGをミスしたなんて事は2回目でしかありません。ま、因みに1回目は'07年なんですけどね。レブロンにとっては嫌なフラグでしょうか。

いやいや、レブロンはあの時よりチームメイトに恵まれています。何より、レブロン自身があの時より成長しているはずです。マイアミ・キャヴァリアーズだなんて声も聞こえて来ていますし、それじゃあまたスパーズの前にスウィープ負けじゃないですかヤダー!って話ですが、まあそうはならんでしょうよ。今日の試合はカンファレンスファイナル初戦のようには行かなかっただけです。ま、クラッチタイムにフリーとはいえボッシュが3を打つのはどうなんとは思いますが。だったらルイスでも出してあげりゃいいのに・・・。

ただ、スパーズは今日は休養十分で試合に臨めましたが、だんだんと年の差が・・・とか思ってたらヒートも意外とレイ・アレンとかいるんで年齢高いらしいじゃないですか。むしろレブロン相手に良いディフェンスをしたカワイ・レナード、キャヴス時代はレブロンのチームメイトだったダニー・グリーン、ブラジルから来た巨人スプリッターなどなどの若手が伸びているスパーズはダンカンとジノビリ以外はそこまで老化している訳でも無いんですよね。

とはいえスパーズだって急に崩れる可能性はあります。ヒートが緒戦でいきなり先手を取られて大人しく引き下がるとも思えません、ってか次も負けたら0勝2敗で第3〜5戦をアウェーで戦うという、死亡フラグどころか完全\(^o^)/オワタルート確定ですからね。スパーズにリヴェンジどころか返り討ちスウィープなんか喰らった日にはヒートのアイデンティティーが崩壊してしまいかねません。あ、そうなったらレブロンがキャヴスに出戻る可能性が微粒子レヴェルで(ry

そんな心配はファイナルが終わってからですよねー。ブルズと並び、ファイナルは全て制して来たスパーズ、そしてダンカンというレジェンドを果たして倒せるか、またしても敗れ去るか。決戦の火蓋は、まだ切って落とされたばかりです。





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アーティスト:Tony Toni Tone
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