☆現地3/15

ニックス115-94バックス
ウィザーズ101-94ネッツ
ホークス97-92ナゲッツ
ペイサーズ112-104ピストンズ(OT)
グリズリーズ103-77シクサーズ
ブルズ94-87キングス

☆現地3/16

ボブキャッツ101-92バックス
サンズ121-113ラプターズ
ヒート113-104ロケッツ
ペリカンズ121-120 セルティクス(OT)
ウルヴス104-102キングス
マヴス109-86 サンダー
スパーズ122-104ジャズ
ウォリアーズ113, Portland 112ブレーザーズ
クリッパーズ102-80キャヴス


さて、前回の続きです。ナッシュのフォローをしているうちに気付いた事、それはファンと選手の距離の変化についてであります。

特にプロスポーツの世界に於いて、結果を出せなかった選手に対して野次を飛ばしたり、非難したりするのはまあよくある事じゃないですか。昔も今も甲子園界隈では酔っ払った阪神ファンが、チャンスで打てなかったバッターや、抑えられなかったピッチャーに向かって「アホ、金返せや!」「辞めてまえ〜!」などと、選手の給料のごくごく一部しか負担していない身空で偉そうに叫ぶ姿は風物詩ではあります。いや、別に阪神に限った話じゃありませんけどね。

しかし、言葉で何を言われてもそれは後には残りません。映像で録画されていたらスポーツニュースなんかで繰り返しOAされる事もあるかも知れませんが、それでも何度も見る訳ではありませんし、選手もそんな言い捨てられたような言葉をいつまでも引き摺りはしないと思うんです。余程酷い事を言われない限りは、ですよ。

ところが、近年はそうでもなくなって来ています。というのも、SNSの台頭がありますからね。2chやら掲示板やらで好き勝手書いてるうちはまだ良かったんです。そこにどんな悪口が書かれていたとて、書かれた側がそれ自体を見なければどうという事はありませんでした。しかし、mixi以降のSNSはご存知のように、匿名ではなく実名での使用が奨励されるようになっています。

その結果、有名人の皆さんもプロモーションを兼ねて様々なSNSに登場するようになりました。最初はホームページ作成だったのが、より手軽なブログへ、そしてTwitterやFacebookへ。彼らはそこで更新頻度やアクセス数などを稼いで名前を売り、リアルな芸能活動でも成功するようになります。ブログでブレイクした芸能人、結構いたでしょ?しょこたんこと中川翔子さんとか、「ブログの女王」眞鍋かをりさんとかは典型的な例ですね。アメブロは特に芸能人多いですな。

アスリート達もまた、この流れに乗りました。日本人ではプロ野球の古田元選手・監督、あとなんと言ってもダルビッシュ投手が有名ですね。田中将大投手との公開イチャイチャTweetを見ていると仲の良さが伺えます。

NBAでいち早くTwitterに参戦したのはシャックでしたかね。彼が火付け役となってNBA選手達も次々アカウントを持つようになった感はあります。ヴィラヌエヴァ選手が試合中にTweetした事が問題視され、試合中はハーフタイム含めてTwitterに触る事は禁止となってしまったなんて話もありました。

この結果、我々は今まででは考えられないほど簡単に選手にコミュニケーションを取ることが可能となりました。昔なら試合会場やサイン会場などに足を運ぶか、選手のオフタイムなどに偶然出会うなどしない限り、後は球団宛に手紙でも書くしかありませんでした。実際、昔は日本のNBA雑誌にファンレターの書き方指南が連載されていたもんです。それが、TwitterやらFacebookやらを使えば、日本にいながらにして海外の選手でさえコンタクトを取る事は不可能じゃありません。勿論、選手側が返事をしてくれるかどうかは別問題ですがね。

私もTwitterアカウントを開設してから、レディックからメンション返しを頂いたり、オーランド現地のブロガーさんと会話を交わしたりする機会がありました。元ですがNBA選手からのフォローも頂けたりします。時代変わり過ぎだろとは思いますね。

しかし、この距離感の変化には功罪あります。選手達とファンの距離が縮み、コミュニケーションが取り易くなった結果、ポジティヴなだけでなく、ネガティヴなファンの声も選手達にダイレクトに届くようになってしまったのです。

芸能人の方も距離感の変化に苦労されているのはご存知でしょう。ブログのコメント欄にちょっとネジの飛んだ粘着コメントをビッシリ書く人がいたり、Twitterでアレ過ぎるメンションを飛ばしてきたり。時々ブチ切れて反論してる芸能人の方がおられますが、無理も無いなと思います。最近は声優さんが粘着質なファンに追いかけられてますね。昔から芸能人はキッツいファンに悩まされてきました。美空ひばりが女性ファンに塩酸をかけられた事件なんてのもありましたし、海外でもジョン・レノンはファンの凶弾に倒れた訳ですからね。

スポーツ選手に対しても芸能人的な扱われ方があるじゃないですか。CMに出たり、テレビ番組に出されたり。実際、ワイドショーなんかでも社会的な大事件が無ければ芸能人かスポーツ選手がよく話題になります。卓球の福原愛選手なんかは子供の頃からずっとそんな感じでしたよね。熱愛発覚?みたいな話が出た時のレポーターだか記者だかのさもしい顔はちょっと忘れられません。

アスリートもまた芸能人みたいな立ち位置に来てしまった結果、前よりファンに悩まされる事が増えているんじゃないかと思うんですよね。ダルビッシュ選手のTwitterを見てると特にそれを感じます。私には全く理解出来ないんですが、ダルビッシュ選手に向かって偉そうにあれこれ説教みたいな事をTwitterで言ってる人とか、何を考えてらっしゃるんですかね。ダルビッシュ選手より年齢が上だったらいきなり先輩風吹かせていいと本当に思っているんならどうかしてます。ダルビッシュ選手はあなたの何倍も努力して今の場所にいるんですからね。年齢関係なく、まずは敬意を持って対するべきでしょう。まあTwitterならブロックしてしまえばいい話なんでしょうけど。

それと、有名人は私達には想像出来ないぐらい多くの方々からコミュニケーションを求められてます。私達がSNSで話しかけたとしても、そんなのはそういった多数の中のひとつに過ぎません。それを理解していない方が結構多いのにも驚きますね。返事が来たらラッキーぐらいに考えないといけません。

ま、選手とファンのこういう関係の変化はあっちでも全く変わりません。レブロンやウェイドのTweetを見ると、凄くネガティヴなメンションが飛ばされまくってて、何だが彼らの苦労が垣間見えます。つい最近もヒバートの悪口を、ヒバートにメンション飛ばして書いたあほうな人が当のヒバートからレスが来た途端に掌返して「フォローして!」とやり、直後にヒバートの宣言と共にブロックされていました。いやほんと、あほじゃないかと。

結局、ナッシュについて起きていた事もこの変化を踏まえて考えるべきなんでしょう。試合会場なんかでブーブー言われてるだけならまだ良かったんですが、ネット上でも辞めろ辞めろと言われて平気でいられる聖人君子みたいな選手はそうそういませんよ。ナッシュの発言を責める前に、まず我々の方にナッシュにああ言わせるような要因があったんじゃないかという事をまず問うべきじゃないですかと私は思いますね。

スポーツ選手への要求といえばサッカーが一番熱いですよね。負け試合後に選手達や球団の人間を帰さずに居座り、色々と要求を行うというのは、多分サッカーだけの文化じゃないでしょうか。あれを見ていると、彼らの熱心さに恐れ入りつつも、ふと冷静になってみると「あれ、なんでこの人達ここまでやるの?何の権利があるの?」と思ってしまいます。言っちゃなんですけど、我々ファンはスポーツを見る観客の立場であって、スポーツそのものをプレーするのは選手達であり、団体競技であればそれを指揮するのは監督なりHCなりであり、プロのチームスポーツであるなら球団を編成するのはフロントです。彼らも基本的には勝てるチーム作りのために努力してる訳ですよ。言っちゃなんですが、我々ファン如きが提案するようなアイデアはほぼ全て検討され尽くしていると考えるのが普通でしょう。そりゃそうです、彼らも生活がかかってるんですから。どうすれば自分の球団にとってベストな結果が得られるかを、彼らは彼らの立場で真剣に考えています。たまにはバイナムみたいなプロボウラーも現れますがw

私が今、正にやっているようにSNSで色々語る事はあなたの言論の自由です。チームの現状にグチのひとつもこぼすのは結構ですよ。しかし、やはり「超えちゃいけないライン」はあると思います。選手だって人間なんですよ。知り合いに話しかけるように初手から馴れ馴れしいのもアレですが、我々ファンはファンの本分を超え過ぎない程度で、良識を持って選手と接するべきなんじゃないかと思う次第であります。え、お前も「レブ論」とか書いてただろって?ななななななんのことでございましょうか代官様〜(大汗)。





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