ニックス109-98ネッツ
クリッパーズ117-105ナゲッツ


長かったレギュラーシーズンもいよいよ終わります。昨日のグリズリーズでプレーオフ全ての出場枠は埋まり、あとは順位決定=プレーオフの対戦カード確定を待つばかりとなりました。あ、我々下位チームファンにもロッタリー確率を確定させるためにも順位決定は大事ですね。マジックはワースト3位の座を何とか守りたいところであります。えーと、これってジャズと勝敗数が並んだらどうなるんだ?ここまで来たら、油断せずに(?)最終戦までキッチリ負けておきたいとこです。

さて、ペイサーズの不調についての記事なんてのも構想してたんですが、何だかリアルで忙しくドタバタしてるうちにタイミングを逸した感があるのでそれは止めまして、今回は日本人のNBA挑戦の話題で行きます。






伴晃生選手、あなたはご存知でしたでしょうか。不覚にも私はあまりよく存じ上げていなかったのですが、この選手がなんとNBAに挑戦するべく渡米するというじゃないですか。ということで、早速調べてみました。


http://egaohoop.jugem.jp/?eid=114


なるほど、愛媛県の選手なんですね。そして昨年もNBAへの挑戦で渡米されていると。このインタヴューは昨年時のものです。

http://www.upset-emg.com/blog/2013/08/nippon-tornadoes1.php

こちらは帰国後のインタヴューですね。伴選手のプロフィールも詳しく載ってますのでこちらもご一読をお勧めします。

伴選手が挑戦するのは正確にはNBAではありません。IBL、International Basketball Leagueというマイナーリーグのひとつですね。NBAの下部リーグとしてNBADL、いわゆるDリーグの事は結構認知されてきたと思いますが、それ以外にも独立したマイナーリーグが複数存在します。IBLはそういったリーグの1つです。そしてそこに、NIPPON TORNADOESという日本からの参戦チームがありまして、伴選手は過去2年はそこから参戦。そして3年目の今年はべリングハム・スラムというリーグ連覇中のチームに参戦する、という訳です。

正直に言ってしまえば、愛媛新聞の記事を書いている方も、ハードルの高さを理解されてはいないように感じます。伴選手が目指すNBAへのルートはなかなかにハードですね。皆さん、NBAがNBADL以外のリーグから、10日間契約であっても選手をピックアップして契約していた記憶があります?NBADL設立後、そんな例はユーロ組を除けば激減しました。そもそもNBADLだって、年間何人がNBA入りを果たせるのかって世界です。シーズンエンドまでの契約を勝ち取る選手なんて物凄く少なく、しかも彼らも元NBA組だったりする事は珍しくありません。

今の時期から伴選手が渡米している理由は恐らく、最短ではこういうシナリオでしょう。まずIBLで活躍し、NBAスカウトの注目を集める。次にNBAから声をかけてもらえればどこかのチームからNBAサマーリーグに参加する。で、そこで更にアピールに成功して、開幕前のキャンプに参加。開幕ロスター生き残りを目指す・・・。もっとも物事が順調に進んだ場合はこんな感じでしょうね。

この最短ルートを行く場合でさえ、伴選手は3回の競争を勝ち抜く必要があります。IBL、サマーリーグ、開幕前キャンプとどんどんハードルは高くなっていきます。そこに170cmの小兵ガードが挑むのは並大抵で出来る事じゃありません。

日本人NBA選手第1号の田臥勇太選手だって苦労しました。NCAAも2部の大学でしたし、サマーリーグ参戦→開幕前キャンプの挑戦もありましたがナゲッツでは生き残れず、ABAという独立リーグでプレーしながらチャンスを伺ったのです。そしてようやくサンズにてキャンプ生き残りで契約を勝ち取り、遂にNBA公式戦の舞台に立てたのでした。残念ながらサンズがタイトルコンテンダーチームになって田臥選手を起用する余裕が無くなってしまったためにシーズン序盤にチームを去る事となってしまいましたが、大きな第一歩だった事には変わりありません。

田臥選手、そして彼以外にもNBAを目指した選手達の足跡を見れば、日本人選手にとってNBAという場所がいかに高い目標なのか、改めて痛感させられます。しかし、不可能ではないとも思うんですよ。実際田臥選手は辿り着けましたからね。

http://sportie.com/2014/04/drewleague

ドリューリーグでチームを率いて頑張っている日本人の方もいます。ちょっと検索すればNBAに挑戦している日本人選手が結構いるのに気付くはずです。勿論、そんな簡単ではないからまだ実現していないんですがね。しかし、成功していないからとその挑戦を笑うような趣味は、私は持ち合わせてはいません。

田臥選手に続く2人目のNBA選手誕生は正直難しいです。バスケットボールが身長の高い選手に有利である以上、それは致し方無いですね。しかしサッカー、野球、テニス、卓球、フィギュアスケート、モータースポーツなどなど今や様々な種目で日本人選手が世界の舞台で活躍する時代です。バスケにもそういう人材が現れてもおかしくはないはずです。

http://ameblo.jp/nate2jump/

なお、伴選手はこちらのブログをお持ちです。Facebookには彼を応援するページもあるようですね。物凄く難易度の高いチャレンジに挑む彼のこれからに期待したいと思います。





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