ヒート(4勝)96-94ネッツ(1勝)
スパーズ(4勝)104-82ブレーザーズ(1勝)
さて、本日は2チームのシーズンが終わりました。ネッツはシーズン中4勝していたヒート相手でしたが、レギュラーシーズンとプレーオフの違いを改めて見せられた気分ですね。それでもシーズン序盤の凄まじい出遅れとロペス兄のシーズンアウトというなかなか絶望的な状況から持ち返して、ここまで踏み止まったのは立地なもんです。ピアースやKGあたりの去就は気になりますが、悪くないシーズンだったとは言えるのではないでしょうか。
また、ブレーザーズもスパーズの前に1勝しか出来ず、1stラウンドでリラードのブザービーターの前に沈んだロケッツのドワイトが言った「チャンピオンシップを取ってこい!」の言葉には残念ながら応えられませんでしたが、チームとしては大きく飛躍を遂げたシーズンになりました。選手達もファンもかなりの手応えを感じたはずです。来季からは手薄と言われ続けているベンチメンバーの拡充が必須ですね。
さて、そんなカンファレンスセミファイナルにおいて、この2日間に渡って審判のジャッジメントを巡って騒動が起きていました。今回はその話を軽くやります。
まずは5/13、サンダー対クリッパーズ。デュラントが速攻からレイアップを沈めて2点差と迫った場面でクリッパーズはクリス・ポールが痛恨のTO。ボールを得たサンダーはレジー・ジャクソンがゴールへ突進し、ゴール下のマット・バーンズはしかしこれを避けます。ジャクソンはシュートに行けずにボールを出してしまったかと思われましたが、判定の結果ボールはサンダーへ。残り11.3秒です。
そしてそのオフェンスでサンダーはウエストブルックが3を放ちましたが、これは外れ。が、ディフェンスしていたクリス・ポールのファウルが吹かれます。これでサンダーは105-102として逆転。残り6.4秒、まだ分かりませんでした。
が、最後のオフェンスでクリッパーズはポールがゴール下へ向かったところで後ろからジャクソンにスティールを許し、またもTO。ボールはサンダーの手に渡ってゲームオーヴァーとなった、という訳です。クリッパーズ側から見たら3回も微妙な判定があり、それが全てサンダーに有利に働いているんだけどどういうことなの?って訳ですね。
もうひとつはヒート対ネッツ、のこれまたクラッチタイム。ピアースがファウルを受けているように見えたこの場面、しかし笛は吹かれませんでした。ネッツはこの後もオフェンスの権利は継続したものの、最後のオフェンスでジョー・ジョンソンがレブロンのスティールを喰らって万事休す。かくてネッツは敗れた、という訳です。そこまでのジョンソンが神がかっていただけに残念でした。
ともあれ、審判の判定が微妙だった上に、どちらも試合終盤のクラッチタイムでのキーとなるプレーに絡んでいたこと、そして何よりどっちの試合でもホームコートのチームが勝ったという事がまた、負けた側の怒りを増幅させているようです。実際、クリッパーズのドック・リヴァースHCは完全にブチ切れてましたね。
審判の贔屓疑惑とかの話って皆さん大好きですよね。往年の名ブログ「NBAちゃんぷる〜」でお馴染みtkさんは審判の名前だけで「あ〜なるほどね〜」と察する程のレヴェルで恐れ入ります。Twitter見てても皆さん色々仰られてますねー。それぞれのチームファンの皆さんが割と冷静なのは良いなーと思いました。特に勝った方が若干済まなさそうだったりするあたりはスバラシイなと。ただ、どちらかを意図的に勝たせようとしてるんじゃないかという陰謀説もよく見かけます。
さて私なんですが、実はこんなエントリー立てといてなんですが、あんまり審判問題には興味がありませんw 審判については私もマジックのドワイト時代、特にレブロン時代のキャヴスとの対戦時には正直フラストレーションが溜まる時がありました。何しろレブロンに触るどころか、レブロンがインサイドに突進≒FTでしたからねえ。ドワイトも不満バリバリ顔でプレーしてたもんです。
しかし、マジックはそんなキャヴスに勝ちましたよ。あの時、西からはレイカーズが勝ち上がりつつあり、ファイナルで遂にレブロン対コービーが実現か!と盛り上がりまくっていました。SLAM誌なんかまだファイナルのカードも決まらないうちからレブロンとコービーを表紙に使ったぐらいです。陰謀論大好きな私ですが(笑)、陰謀論を言うならあの時こそキャヴス対レイカーズのファイナルが実現しなければおかしかったんです。しかし、結果はマジックがキャヴスを下しました。
そもそも、陰謀論ベースで考えると今回のケースは色々とおかしいんです。サンダー対クリッパーズならばいかにMVPデュラントを擁するといえどもスモールマーケットのサンダーより、大都市かつスターリングオーナー問題で揺れるクリッパーズの方がリーグとしてはメリットが大きいはずなんですね。
ヒート対ネッツの場合はもっと整合性がありません。ンなもん、5戦でプレーオフが終わるより長引いた方がいいでしょう。わざわざ5戦で終わらせたいメリットはリーグにはありません。
だいたい、サンダーの大逆転劇にはウエストブルックの猛チャージ、試合を通じて不調だったデュラントが終盤キッチリ決めた3と上掲のレイアップなくしては成り立ちませんでした。またクリス・ポールへの判定についても実はウエストブルックには触ってましたねとか、最後のスティールもシュートにさえ行けてないからファウルを貰えませんよねとか色々あります。バーンズについてはやや微妙でしたが、ギリギリの判定ではあるかなと。
ヒートにしてもジョー・ジョンソンの大活躍にも負けずにヒートが試合をひっくり返し、レイ・アレンがここぞという場面で3を叩き込んだからこそのあの試合結果な訳です。それにピアースは確かにFTを貰えなかったものの、ネッツはオフェンスの権利を得たのでワンチャン残したのも事実でした。
すっきりしない点が無い訳ではありません。ただ、それらの判定だけが全てを決めた訳ではありません。試合は48分の積み重ねですからね。負けたのはその判定だけが全てではありません。そこまでのプロセスがあってこその試合結果だという事だけは、忘れてはいけないと思う次第です。
P.S.
ただ、映像判定については今後適用範囲の拡大は免れないでしょうね。以前にも言いましたが、テニスみたいなチャレンジ制度を導入するのが妥当かなとは思います。その分、試合の進行が長引きそうですが・・・。
テクノデリック
アーティスト:YMO
ソニーミュージックエンタテインメント(2003-01-21)
販売元:Amazon.co.jp
スパーズ(4勝)104-82ブレーザーズ(1勝)
さて、本日は2チームのシーズンが終わりました。ネッツはシーズン中4勝していたヒート相手でしたが、レギュラーシーズンとプレーオフの違いを改めて見せられた気分ですね。それでもシーズン序盤の凄まじい出遅れとロペス兄のシーズンアウトというなかなか絶望的な状況から持ち返して、ここまで踏み止まったのは立地なもんです。ピアースやKGあたりの去就は気になりますが、悪くないシーズンだったとは言えるのではないでしょうか。
また、ブレーザーズもスパーズの前に1勝しか出来ず、1stラウンドでリラードのブザービーターの前に沈んだロケッツのドワイトが言った「チャンピオンシップを取ってこい!」の言葉には残念ながら応えられませんでしたが、チームとしては大きく飛躍を遂げたシーズンになりました。選手達もファンもかなりの手応えを感じたはずです。来季からは手薄と言われ続けているベンチメンバーの拡充が必須ですね。
さて、そんなカンファレンスセミファイナルにおいて、この2日間に渡って審判のジャッジメントを巡って騒動が起きていました。今回はその話を軽くやります。
まずは5/13、サンダー対クリッパーズ。デュラントが速攻からレイアップを沈めて2点差と迫った場面でクリッパーズはクリス・ポールが痛恨のTO。ボールを得たサンダーはレジー・ジャクソンがゴールへ突進し、ゴール下のマット・バーンズはしかしこれを避けます。ジャクソンはシュートに行けずにボールを出してしまったかと思われましたが、判定の結果ボールはサンダーへ。残り11.3秒です。
そしてそのオフェンスでサンダーはウエストブルックが3を放ちましたが、これは外れ。が、ディフェンスしていたクリス・ポールのファウルが吹かれます。これでサンダーは105-102として逆転。残り6.4秒、まだ分かりませんでした。
が、最後のオフェンスでクリッパーズはポールがゴール下へ向かったところで後ろからジャクソンにスティールを許し、またもTO。ボールはサンダーの手に渡ってゲームオーヴァーとなった、という訳です。クリッパーズ側から見たら3回も微妙な判定があり、それが全てサンダーに有利に働いているんだけどどういうことなの?って訳ですね。
もうひとつはヒート対ネッツ、のこれまたクラッチタイム。ピアースがファウルを受けているように見えたこの場面、しかし笛は吹かれませんでした。ネッツはこの後もオフェンスの権利は継続したものの、最後のオフェンスでジョー・ジョンソンがレブロンのスティールを喰らって万事休す。かくてネッツは敗れた、という訳です。そこまでのジョンソンが神がかっていただけに残念でした。
ともあれ、審判の判定が微妙だった上に、どちらも試合終盤のクラッチタイムでのキーとなるプレーに絡んでいたこと、そして何よりどっちの試合でもホームコートのチームが勝ったという事がまた、負けた側の怒りを増幅させているようです。実際、クリッパーズのドック・リヴァースHCは完全にブチ切れてましたね。
審判の贔屓疑惑とかの話って皆さん大好きですよね。往年の名ブログ「NBAちゃんぷる〜」でお馴染みtkさんは審判の名前だけで「あ〜なるほどね〜」と察する程のレヴェルで恐れ入ります。Twitter見てても皆さん色々仰られてますねー。それぞれのチームファンの皆さんが割と冷静なのは良いなーと思いました。特に勝った方が若干済まなさそうだったりするあたりはスバラシイなと。ただ、どちらかを意図的に勝たせようとしてるんじゃないかという陰謀説もよく見かけます。
さて私なんですが、実はこんなエントリー立てといてなんですが、あんまり審判問題には興味がありませんw 審判については私もマジックのドワイト時代、特にレブロン時代のキャヴスとの対戦時には正直フラストレーションが溜まる時がありました。何しろレブロンに触るどころか、レブロンがインサイドに突進≒FTでしたからねえ。ドワイトも不満バリバリ顔でプレーしてたもんです。
しかし、マジックはそんなキャヴスに勝ちましたよ。あの時、西からはレイカーズが勝ち上がりつつあり、ファイナルで遂にレブロン対コービーが実現か!と盛り上がりまくっていました。SLAM誌なんかまだファイナルのカードも決まらないうちからレブロンとコービーを表紙に使ったぐらいです。陰謀論大好きな私ですが(笑)、陰謀論を言うならあの時こそキャヴス対レイカーズのファイナルが実現しなければおかしかったんです。しかし、結果はマジックがキャヴスを下しました。
そもそも、陰謀論ベースで考えると今回のケースは色々とおかしいんです。サンダー対クリッパーズならばいかにMVPデュラントを擁するといえどもスモールマーケットのサンダーより、大都市かつスターリングオーナー問題で揺れるクリッパーズの方がリーグとしてはメリットが大きいはずなんですね。
ヒート対ネッツの場合はもっと整合性がありません。ンなもん、5戦でプレーオフが終わるより長引いた方がいいでしょう。わざわざ5戦で終わらせたいメリットはリーグにはありません。
だいたい、サンダーの大逆転劇にはウエストブルックの猛チャージ、試合を通じて不調だったデュラントが終盤キッチリ決めた3と上掲のレイアップなくしては成り立ちませんでした。またクリス・ポールへの判定についても実はウエストブルックには触ってましたねとか、最後のスティールもシュートにさえ行けてないからファウルを貰えませんよねとか色々あります。バーンズについてはやや微妙でしたが、ギリギリの判定ではあるかなと。
ヒートにしてもジョー・ジョンソンの大活躍にも負けずにヒートが試合をひっくり返し、レイ・アレンがここぞという場面で3を叩き込んだからこそのあの試合結果な訳です。それにピアースは確かにFTを貰えなかったものの、ネッツはオフェンスの権利を得たのでワンチャン残したのも事実でした。
すっきりしない点が無い訳ではありません。ただ、それらの判定だけが全てを決めた訳ではありません。試合は48分の積み重ねですからね。負けたのはその判定だけが全てではありません。そこまでのプロセスがあってこその試合結果だという事だけは、忘れてはいけないと思う次第です。
P.S.
ただ、映像判定については今後適用範囲の拡大は免れないでしょうね。以前にも言いましたが、テニスみたいなチャレンジ制度を導入するのが妥当かなとは思います。その分、試合の進行が長引きそうですが・・・。
テクノデリック
アーティスト:YMO
ソニーミュージックエンタテインメント(2003-01-21)
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ifのはなしにさえならない様なゲームの方がやっぱりすっきりしますよね