スパーズ(2勝)112-77サンダー

スパーズ、ブレーザーズ撃破に続いてサンダーもあっさり連破・・・あれ、もしかして1stラウンドでスパーズ相手に第7戦まで持ち込んだマヴスって凄かったんじゃね?

さて、後編でしたね。レブロンさんがジョーダン、ペレ、アリといった各スポーツ界の巨匠にレブロンが近付くには何が必要なのか、前回挙げたレジェンド達の具体例から抽出してみましょう。

1.圧倒的強さと実績
2.社会へのインパクト(政治・経済含)
3.神格化され得るエピソード


こんなとこでしょうか。まあ1.は必須というより、ここで遡上に上がる絶対必要条件って感じですね。そもそもこれが無いと、なかなかこのラインアップには並べません。たとえばF1フェラーリ最高のドライヴァーと言えば名前が挙がるのがジル・ヴィルヌーヴなんですが、この人は残念ながらチャンピオンになる事無く世を去ってしまいましたので、この並びに入る事は難しいです。

ま、NBAで喩えた方が話が早いですかね。たとえばジョーダン以外でNBA選手ながらバスケファン以外にも知名度が高いとなると、レブロン以前ではビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ジュリアス・アーヴィング、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、デニス・ロドマン、シャキール・オニール、アレン・アイヴァーソン、コービー・ブライアントぐらいまで。彼らのセールスポイントを並べてみましょうかね。

ラッセル→NBA優勝11回、元祖ブロック王、黒人アスリートの嚆矢
チェンバレン→NBA優勝2回、1試合100得点をはじめとする数々のNBA記録、映画出演、夜も得点王
ジャバー→NBA優勝6回、NBA通算得点1位、イスラム教への改宗、映画出演
アーヴィング→ABA&NBA制覇、ブラックアスリートのカリスマの1人
マジック→NCAA優勝&NBA5回優勝、ノールックパスとショータイムバスケ、HIVウイルス感染による引退
バード→NBA3回優勝、圧倒的クラッチの強さ、マジック最大のライヴァル
ロドマン→ピストンズで2回、リバウンド王、ブルズで3回優勝。奇行とファッションで一世風靡、映画主演
シャック→NBA優勝4回、圧倒的な支配力、ラップCD発売、映画主演
アイヴァーソン→NBA得点王&MVP、CD発売未遂、オフコートでの騒動多
コービー→NBA優勝5回、ジョーダン後継者、一応ラッパーデビュー済、裁判沙汰


これらを、さっき私が上で挙げた3項目と比較してみて下さい。

1.圧倒的強さと実績
2.社会へのインパクト(政治・経済含)
3.神格化され得るエピソード


まず1.の時点で落ちるのがアーヴィング、ロドマン、アイヴァーソン。アーヴィングはNBAで1回しか優勝出来ませんでしたし、ロドマンは優勝回数こそ5回ありますがチームのエースだった訳ではありませんね。そしてアイヴァーソンはそもそも優勝していません。チェンバレンも2回しか優勝してないのはキビシイか。

2.についてはラッセルは人種差別との戦いがありましたし、チェンバレンとジャバーは大物俳優と共演して映画にも出てます。特にジャバーはブルース・リーの遺作ですからね!マジックとバードはNCAAからNBAまで続いたライヴァル関係という強みがありますし、マジックは特にHIVウイルス感染のインパクトがありますが、シャックとコービーはこの点ではやや弱いですね。靴もジョーダンみたく売れてはいませんし・・・。

3.はラッセルはやや弱いかな。チェンバレンはド派手な個人スタッツ以外では女関係が凄かったという話がありますが、これはプラスにならないですかね(汗)。ジャバーはNCAAでのダンク禁止→スカイフック開発エピソードとかがありますがやや弱いかな?バードには3ポイントコンテストでの「誰が2位だい?」発言、マジックの新人いきなりファイナルMVP・・・うーん、もう一声か。シャックはゴール破壊とか?コービーは・・・あ、81得点がありましたか。でも、あれは歴代2位だよなー。

こうして並べてみて、ジョーダンと比べてみると改めてジョーダンが頭ひとつもふたつも抜けてるのを認めざるを得ないんですよね。優勝回数は6回、しかも3連覇×2。それでいて得点王もゲットでしょう?チェンバレンやアイヴァーソン、T-Macを見れば分かりますが普通は得点王は優勝出来ないんですよ。

更にジョーダンの場合、例の美しいダンクフォームとクラッチシューターを兼任してたじゃないですか。ラリー・バードがジュリアス・アーヴィングみたいに綺麗なダンクするようなもんですよ、ンなもん。とどめにディフェンシヴ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーまで獲得・・・色々と兼ね備えまくりなんです。

あと、本人は最初モテないと思ってたようですがルックス的な要素も見逃せません。ジョーダンがサム・キャセール(仮名)みたいなルックスだったとしたら、果たしてあれだけの成果を残してなお今日の人気と名声を勝ち得ていたかは一考の余地があります。もっとも世の中いい加減なもので、勢いがあればイケメン扱いされたりするもんですがw

2014-04-13-20-41-44


何だか話がとっちらかって来ましたが、レブロンがジョーダンの域に届くには、

1.圧倒的強さと実績
2.社会へのインパクト(政治・経済含)
3.神格化され得るエピソード


1.はこれから優勝回数を増やす事でしょう。最低ノルマは3回ですが、5回には乗せておきたいところです。2.はちょっと弱くて、たとえば彼のシグニチャーシューズが世界的にブレイクするとか、物凄く社会にインパクトを与えるような何かが欲しいです。チャリティー活動とかはNBA選手なら大概やってますから、たとえば差別問題で更にアクティヴに動くとか、U2のボノみたいに大統領と政治的なコミュニケーションを取ったりすると良いのかなとか思ったりしますよ。

3.もレブロンにはまだ不足してる要素なんですねー。マイナス方向の話なら「The Decision」がありますが(汗)。何かこう、ベーブ・ルースの病気の子供との約束みたいなのがあると一気に株が上がります。コートサイドに連れて来るとかはもうやってますが、ただ野球なら「君のためにホームランを打つよ」が出来ますがバスケには無いですからねえ。超ロングシュート決める約束でもしときます?・・・弱い(汗)。

真面目な話、ジョーダンの「The Shot」とかレイカーズとのファイナルで見せたダブルクラッチみたいなのが欲しいですね。レブロンの場合、これこそレブロン!な名場面がまだ足りない気がするのです。つーかジョーダンが出来杉くんなんですけどね。だってそうでしょう、NCAA1年でファイナル決勝シュート、NBA得点王、ラリー・バード相手のプレーオフ得点記録、「The Shot」、ドミニク・ウィルキンスとのダンクコンテスト名勝負、マジック・ジョンソンを倒してのファイナル初制覇からの3PEAT、ドリームチーム、父を事件で亡くしての引退→MLB挑戦→NBA復帰、再びの3PEATとファイナル決勝シュートを沈めての2度目の引退、とどめに3回目の現役・・・ドラマチック過ぎるじゃないですか。

レブロンはそれでもやはり、ジョーダン後の選手では一番ジョーダンに近い位置にいる事は間違いありません。未だレブロンを止められる選手などいませんし、レブロンが本気出せば勝てない相手はいないようにしか見えないのが現実です。だからこそ、レブロンがこれからどういう選択をして、ジョーダンとはまた違う形で伝説になって欲しいです。無論、プラスの意味でですよ。

レブロンも気がつけば30代が近付いてきました。SLAM誌の表紙を飾っていた高校時代から彼を知る者としては感慨深いものがあります。あと何年レブロンがトップ選手でいられるか分かりませんが、とりあえず今はヒートでどこまでキャリアアップ出来るかを楽しみにさせてもらおうと思います。その中でレブロンがジョーダンみたいにバスケファン以外にも認知されるような存在になっていってくれれば最高ですね!





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