ヒート(1勝)98-96スパーズ(1勝)

いやー、ヒート凄いですねえ。3Qにレブロンが猛チャージをかけてもなおヒートが大きくリードを奪うどころか逆にスパーズリードという展開を見てたらこれはレブロンが燃料切れでスパーズ連勝かと思いきや、まさかのボッシュ覚醒ですよ!開幕2連勝したら90%の確率で優勝確定なんてデータもある中、これでヒートがとりあえず一息つけました。しかも次から2試合はマイアミでのゲーム・・・ホームコートアドヴァンテージを奪ったヒートが勢いに乗るか、はたまたスパーズが盛り返すかですねー。

さて、本日はそんなファイナルを支えるおっさん達に注目しましょう。いや、見かけがおっさんなオデンとかレブロンとかの話ではなく、実年齢おっさんな選手達ですよ。

こう書けば、当然話は2人の38才に行きます。1人は言わずと知れたスパーズ、若返り疑惑が囁かれつつあるティム・ダンカンであり、もう1人はセルティクスでのリングに満足せずヒートで2つ目のリングを得たシューター、レイ・アレンです。第1戦ではアレン、第2戦ではダンカンの往年を髣髴とさせるダンクが試合を沸かせました。あんたら本当に38才なんですか!?(歓喜)

スパーズならばあと1人、マニュ・ジノビリ(36才)もいますよね。このおっさんも昨季は遂に衰えを見せたかと思いきや、このファイナルでは相変わらず食えない感じでナイスです。

が、私が今回取り上げたいのはヒートのもう一人のヴェテラン。はい、ラシャード・ルイスであります。彼もとうとう34才になったんですねえ。'98年ドラフト2巡目32位指名からNBAキャリアを始めたルイス、忘れられがちですが彼もまた高卒選手。彼のキャリアがこんなに長くなると思った人は多くはないでしょう。私もそうでした。

コービーやT-Mac、レブロンにドワイトと高卒選手ってだいたいが人並外れたアスリート能力をフルに生かしたアグレッシヴな選手ばかりですが、ルイスは意外にも派手なダンクやブロックではなく、長身から繰り出される正確なシュートに活路を見出しました。シアトル・スーパーソニックス(現OKC)にてオールスター選出を果たしたルイスは派手さはなくとも確かなスコアリングを武器にリーグでの立ち位置を固めると、レイ・アレン放出とデュラント獲得で再建に乗り出したシアトルを去り、FAでオーランドへ。マックス契約を揶揄されながらもマジックを1stラウンド突破、そして'09年にはファイナルへと導く原動力となりました。

マジックが調子を落とし始めた'10-'11シーズン中にウィザーズへトレードされ、しばらくプレーするも成績は下降。そして更に2012年シーズンオフにニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)へトレードされるもウェイヴとなったルイスの新たな移籍先はヒート。あの'09年にカンファレンスファイナルで倒したレブロン、そしてソニックスでチームメイトだったレイ・アレンが新たなチームメイトとなった訳です。人の縁は面白いものですね。

ただ、昨季はあまりルイスが目立つ場面も無くルイスはややごっつぁん気味に初リングを獲得。成績も目立たず、こんな調子で遠からず引退かなと思われました。

ところが、サラリーキャップの事情からヒートがやむなくマイク・ミラーを放出。更にセンターのジョエル・アンソニーをも出した事で、フロントコートにルイスの出番が回りました。実際今季たまにですが、ルイスがそこそこ貢献する機会があったのは事実です。

そしてプレーオフ。相変わらず微妙な出番しか無かったルイスを、カンファレンスファイナル第5戦からスポルストラHCは先発に抜擢します。レブロンがファウルトラブルで散々だったあの試合でルイスは3ポイントを9本中6本決めて18得点し、存在感を示します。

これでHCの信頼を得たか、ルイスは先発に定着。第6戦でも13得点すると、ファイナルも'09年以来となる先発出場を果たします。初戦は10得点止まりでしたが、この第2戦では7本中3本の3ポイントを決めて14得点ですから悪くはありませんね。また、ディフェンスでも派手さはありませんがチームとしては及第点な仕事をこなすのも相変わらずです。特に白人シューターだとこのあたりディフェンスの大穴になりがちなんですが、ルイスさんはある程度何とかしてくれるので助かります。

もう選手としては完全に終わりを迎えつつあるかと思いましたが、シュータータイプはこれだから侮れません。かつてエディー・ジョンソンという地味に得点記録を持つ選手がいて、なんと17シーズンもの長い現役生活を送りました。ルイスは今季で16シーズンとなりますが、ジョンソンがカレッジで4年を過ごしてからNBA入りしたために39才まで現役続行して17シーズンだったのに対して、高卒のルイスはまだ34才。仮にジョンソンと同じく39才まで現役続行出来れば、なんと20シーズン超えも夢じゃありません。

最高額砲と言われたサラリーも今や最低保証額となり、今や最低額砲というのが正しかったりしますが、かつてマジックをファイナルまで導いてくれた、そして今のところ私が生でサインを貰えた唯一の現役選手が更にそのキャリアを伸ばしてくれる事を願って止みません。でも優勝予想はスパーズにしちゃったけどな!







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アーティスト:YMO
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