スパーズ(3勝)107-86ヒート(1勝)

えー、まずこの展開を予想していた人は挙手。はい、お前らは熱狂的なスパーズファンか嘘つきかモノスゴイひねくれ者か未来人か神いわゆるゴッドな。

第7戦まで縺れる激戦の末にヒートが2連覇を達成した昨年と全く同じヒート対スパーズ、2年連続のファイナルとなれば、普通の人なら激戦を予想します。それがまさかのマイアミでのヒート連敗で一挙に崖っぷちですからビックリしたなあモウってなもんですよ。あれ、今回のファイナルは'04年のピストンズがビッグ4レイカーズを撃破したパターンなの?

NBAのプレーオフ史上、1勝3敗から逆転でシリーズを制した例はあります。しかし、ファイナルにおいてそれを成し得たチームは未だ存在しないのです。ヒートが今立っている崖っぷちはそういう場所なんですね。まあ今年からファイナルも2-2-1-1-1フォーマットなんで通常のプレーオフシリーズと同じ、と考えるとヒートにも救いがあるかも知れません。

スパーズはダンカンがプレーオフのダブルダブル記録回数でマジック・ジョンソンを抜く単独1位となる158回を達成。また第3戦で絶好調だったカワイ・レナードが好調を維持して20得点14リバウンド3アシスト3ブロック3スティール。ここに来て、あのレブロンを相手に更にワンランク上の選手へと成長しつつあります。

トニー・パーカー、ジノビリ、ダニー・グリーンといった面々の中にあって、あと1人目立っているのがパーカーのフランス代表仲間、ボリス・ディオウ。ダンカンの控えから同時起用まで柔軟に対応してしまう希代のオールラウンダーは今日、魅惑のノールック・ビハインド・ザ・バックパスでのスプリッターへのアシストを披露。スタッツも8得点9リバウンド9アシストというトリプルダブル未遂なオールラウンダー振りを見せつけました。

対するヒートはレブロンが今日は試合中にもトイレに向かうなどまたまた体調微妙なのかな?って感じながら28得点8リバウンドと1人気を吐いたのに対し、他のメンバーはウェイドがFG3/13の大乱調で10得点止まり。ボッシュが12得点した以外で2桁得点したのはガベージタイムにシュートを決めていたジェームズ・ジョーンズぐらいという酷さでした。レブロンは心中、「あれ?これクリーヴランド時代とおんなじじゃね?」と思っていたかも知れません。

レブロンがキャヴスを率いて初めてファイナルの舞台まで駆け上がったのが'07年でした。あの時にファイナルで若きレブロンに立ちはだかったのがスパーズだったのです。しかもまさかのスウィープでの決着ですから恐ろしいですね。ダンカンにとってはこれが4個目のリングであり、ダンカン自身もこんな圧勝出来るのは今回ぐらいで、次はこうはならないだろう的な事を確かレブロンに話したはずです。

実際、昨ファイナルはそうなりました。レブロンにしてみればキャヴス時代の借りをようやく返せた気分だったはずです。それが、今ファイナルになってみれば倍返しを喰らってしまいつつある格好ですからね。

ここから考えられる展開はどんなもんでしょうか。とりあえず、ヒートがこのまま終わるとは思いません。スポルストラHCはスパーズに反駁する方法を、明晰な頭脳を絞りに絞って考えているはずです。また、後が無くなり死地にある選手達、特にレブロンはハイパーモードで試合に臨むはずです。2-2-1-1-1フォーマットなので次はサンアントニオに引き返しての試合ではありますが、レブロンがスーパースターパワー全開でひっくり返す可能性、決して低くは無いと思います。レブロンという選手はそれだけの漢です。ただ、彼だけでは燃え尽きてしまうので回りの選手達の奮起も必須ですが。

このままスパーズが勝てばMVP候補はダンカン、パーカー、カワイ・レナード、ディオウとなかなか乱立しますね。果たしてダンカンは引退してスパーズ黄金時代が終わるでしょうか?いやあ、トニー・パーカーはじめスパーズの選手達はダンカンに現役続行を願うかも知れません。スパーズが未だ成し遂げていない、連覇というミッションへ向けて。え、負けたら?うーん、それなら2年連続優勝に王手の寸止め敗退だから3度目の正直に挑みそうな気がします。

そしてヒートはどうなるでしょうか。勝ったら4連覇に向けて今の体制を維持、が基本でしょうか。しかし、もし負けたら?スリーキングスがこれで解散してしまうのでしょうか?これは何とも言えないです。そうしたとして、レブロンが今のヒートに近い環境を他の場所で得られる可能性は決して高くないからです。じゃあヒート残留で、どうやってより上を目指すのか?

http://espn.go.com/nba/playoffs/2014/story/_/id/11068709/miami-heat-discussing-options-target-carmelo-anthony-free-agency

ここで今噂になっているのが、まさかのカーメロ・アンソニー。そう、カーメロはFAになって今オフの移籍マーケットに打って出ようとしています。そこで飛び出した仰天プランが、カーメロがヒートに加わり、'03年組驚異の4人組体制形成というものです。いやー、これは流石に妄想レヴェルでも思いつきませんでした。

これを実現させるためにはスリーキングス全員がFAになってカーメロ共々サラリー減額を受け入れる必要がありますが、果たして4人共がそれを受け入れるでしょうか?そして、そもそもカーメロは本当にニックスを出てしまうのか?そのあたりについてはファイナルが終わってから、改めて考察してみる事に致しましょう。








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