兄弟子:♪なんちゃらかんちゃら日本晴れ〜
弟弟子:知らんかったら歌うな!
兄弟子:しょーがないでしょー、NHKのW杯テーマソングなんてテレビ放送でかかってたのしか聞いてないし。世の大半の人々がそうなんじゃないの?
弟弟子:日本が負けてからあの曲を聞くと複雑ですね。
兄弟子:優勝する予定だったんだろ(棒)。日本がもっと相対的に強い競技ならまだ分からなくもないけど、W杯とか日本はベスト16が最高なのになあ。
弟弟子:海外の名門クラブでプレーする選手が多かったから期待したんでしょうね。
兄弟子:まあ私もうっかり優勝するんじゃなイカとか夢見てたクチなんですが。
弟弟子:あんたもかい!
兄弟子:スポーツ新聞の熱い掌返しを傍観しております。マスコミはまず自分ところの大会前の過熱報道を振り返って反省するとこから始めたらどうなんスかね。
弟弟子:テレビ各局は放送権がめっちゃ高いから全力で推すしかないとか聞きました。
兄弟子:日本が負けたから見るのやめるとか超勿体無いですからね。今こそ見ないと。それだけに、尚更あの内向きなテーマソングがねえ。
弟弟子:NHKの意向でああいう日本礼賛な歌詞になったとか。
兄弟子:W杯みたいな国際的イヴェントは本来スポーツを通じて友好を深めるもんだと思うんだけどね。日本在住のコートジボワールの方と、その人を支援する日本の方はそのあたり凄く分かってらっしゃったし、日本が最後負けた時に立ち上がれない長友選手のところに駆け寄って来たコロンビアの選手達も良かったじゃない。そのコロンビアが負けた時に泣き崩れるハメス・ロドリゲス選手を讃えたブラジルの選手達も素晴らしいなと思ったよ。今度はそのブラジルがドイツにフルボッコされてたけど。
弟弟子:日本も大阪万博の頃は♪こんにちは〜こんにちは〜世界の国から〜とか歌ってたんですけどね。どうして日本の事しか歌わない歌を国際的な大会のテーマソングにしたんでしょうか。
兄弟子:三波春夫の話とか、お前はいったいいくつなんだ・・・。いやホント、椎名林檎さんの右翼芸は日本が平和だったから芸として成立してたんだな、って意見を見かけたけど肯定せざるを得ないわ。鳥肌実も今はやり難くてしょうがないんじゃないかな。本物の右翼が怒るレヴェルのネタで右翼っぽい事やってたのに、昨今ではマジに取られかねないという。
弟弟子:自衛隊が遂に終戦後じゃない状況で中東へ派遣されそうですもんねえ。
兄弟子:艦これとかガルパンとかを無邪気に楽しめなくなる世の中にならない事を願うばかりですよ。

弟弟子:ところで、フロップネタなら我々の出番では無いと思うんですが。
兄弟子:いやさ、今回はW杯ネタだからさ。
弟弟子:あ、ツカミだけじゃなかったんですね。
兄弟子:NBAでのフロップについては過去何回か取り上げてるのよね。コービーがフロップしない話のエントリーについては結構満足してるし、その続編も短いけど悪くない指摘が出来たんじゃないかなーとは思ってます。
弟弟子:で、なんで今回は我々の出番なんです?
兄弟子:だってサッカー絡みじゃない。NBAさえ怪しいのに更に畑違いのサッカーの話題に踏み込んだらあんた、詳しい皆様方からの総ツッコミ受けて轟沈するのが目に見えてるジャマイカ。
弟弟子:ああ、それで我々を出してお茶を濁そうってんですね。全く姑息ですなあ。
兄弟子:そりゃ気も使いますがな。まあそもそも、アメリカ外の選手のフロップってサッカーがルーツだって説があるよね。
弟弟子:ヴァレジャオはブラジルだし、ジノビリもアルゼンチンですもんね。
兄弟子:一方バスケットボールはアメリカのスポーツですよと。
弟弟子:今ではアメリカの選手もフロップ当たり前ですが。
兄弟子:まあサッカーの影響関係無く前からフロップに似た行為はあったよ。人数増えて目につきやすくなっただけで。
弟弟子:あれ、サッカーとの絡み話はもう終了?
兄弟子:いやさ、それがTwitterで議論が巻き起こった話があってね。
弟弟子:なんですか、また兄さんの予言が外れたぜプギャーとかそんな話ですか。
兄弟子:外れたんだったら議論も何もなくね(泣)
弟弟子:実はなんとなく知ってました。兄さんと違うとこでの議論でしたね。
兄弟子:そそ、スペインバスケシーンを語らせれば間違いなく日本一の、とうみんさんが何だか変な論争に巻き込まれててさ。
弟弟子:サッカー中心にフロップについての議論でしたね。何だか不毛な論争になっていたよーな。
兄弟子:とうみんさんとずっと議論してた方は何だかフロップ的な行為が許せない、ヒキョーだみたいな感じの事をひたすら言っておられたと思う。気持ち分からないでもないんだけど、フロップはスターに抗う数少ない手段だと前に主張した向きとしては全面的にフロップをダメだとも言えないなー。
弟弟子:サッカーだと転んでフリーキックないしPKを得る場面が多いですからね。
兄弟子:バスケでフロップしてFTを得ても80〜100点とか取り合う中での2点止まり、ディフェンスなら相手のオフェンスをTOにするだけだけど、サッカーだとその1点で勝負ついたりするからねえ。サッカーファンの方がそのあたりフロップに敏感なのはあるかもしんない。
弟弟子:ああ、確かにその差はデカいですね。
兄弟子:サッカーでのフロップについて記事を検索してみたら日本経済新聞の記事に辿り着いたけど、やはりヒキョーなフロップ行為は許されない!みたいな事書いてたかな。
弟弟子:兄さんはどうなんです?
兄弟子:個人的にはあんまし好きじゃないけど、仕方無いんじゃない?卑怯とか言うなら野球の隠し球なんかヒキョーの極みですよ。相撲の猫だましとか、立ち会いで変化するのは卑怯じゃないんかしらと。
弟弟子:今回のW杯見てても、PKとかフリーキックで色々小技使ってたじゃないですか。あれも卑怯かもですね。
兄弟子:個人的にクリエイティヴだなと思ったのはコロンビアのコーナーキックな。分からないようにちょっと蹴って、まだプレー再開してない体でボールの場所まで別の選手が向かって、誰も気付かないうちにいきなり動き出すというなかなか巧妙なトリックプレーなんだけど2回やって2回とも審判に止められて、ハメス・ロドリゲス選手が抗議してたw
弟弟子:誰が思いついたんスかねw
兄弟子:ルールのあるスポーツで、ルール内で最大限出来る事をやる、という考え方、私は嫌いじゃないんですよ。『ドカベン』をはじめとする水島新司の野球マンガはそればっかり追求してたもんだし。魔球とか出てくるマンガはだいたいそう。
弟弟子:『テニスの王子様』『黒子のバスケ』みたいなもんですか。
兄弟子:あれはもう別次元へ踏み込んでいるから、あれはあれでいいんです(笑)。ともあれ、我々日本人はどうもマンガの読み過ぎなのか時代劇の見過ぎなのか、卑怯な作戦を嫌がるというか、正々堂々勝負が至高、みたいな空気があるよね。実際女子サッカーがW杯で優勝かつフェアプレー賞をも受賞したのは誇らしかったけど、それに拘り過ぎるのもどうかなと。世の中には色んな勝利の方程式があるんですよ。
弟弟子:そういや太平洋戦争は真珠湾攻撃という奇襲攻撃から始まりましたね。
兄弟子:源義経の戦術とかも奇策多いよね。諸葛孔明とかヤン・ウェンリーとかも計略を巧みに使うじゃない。
弟弟子:フィクションの人物が混ざってましたが。
兄弟子:三国志演義に出てくる諸葛孔明もフィクションみたいなもんですよ。ともあれ、正々堂々やって勝てるとは限らない。正々堂々の戦いに拘って負けた例は古代中国の春秋時代からあって、それは「宋襄の仁」としてどちらかと言えば侮蔑の対象とされたりする。
弟弟子:サッカーから古代中国の話になるとは。
兄弟子:フロップという行為に対して個人的にどんな印象を持つかは自由だと思う。でも、全くそれを無くすなんて事はおよそ不可能だし、それを絶対排除しようというのも違うと思う。清濁併せ呑むという奴で、裏表含めてそのスポーツを楽しめばいいんじゃないかと思いますよ。
弟弟子:お、何だか綺麗に纏まりましたね。
兄弟子:つー訳でW杯とかバスケの世界選手権とかもそんなネガティヴな視点ばかりじゃなく、明るく楽しく見ていきましょ。こんな感じでさ。

2014-04-06-17-41-39


弟弟子:これ、『ワンピース』だと思ってたら違うんですね・・・。
兄弟子:私も『ワンピース』かと思ってました。でも、これはいい言葉だと思うし、これを世に残せた作者のヒトは素晴らしいと思う。スポーツに限らず、嫌いだとか言うより、まず好きなところを熱く語るスタンスでいたいもんだねー。
弟弟子:あんたも『レブ論』書く時は気をつけナハレや。
兄弟子:わ、ワシはアンチレブロンじゃないから(震え声)。



マシュ・ケ・ナーダマシュ・ケ・ナーダ
アーティスト:タンバ・トリオ
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