はい、私が色々忙しくて更新出来ない間にもう終わってしまいましたね。ご存知の通りでサッカーと違いバスケのワールドカップはやや認知度が低く、メディアの扱いもやや微妙ではあるものの、選手達は真剣でしたねー。サッカーではW杯>五輪なのがバスケではW杯<五輪な傾向が強く、特にアメリカ代表はトップクラスの選手が辞退しがちです。実際今回のアメリカ代表はポール・ジョージの怪我による欠場、そして遂に来たかのケヴィン・デュラント辞退があり、私はアメリカが勝てるのかどうか相当不安視していました。

じゃあ結果はどうだったのか、ざっとおさらいしてみましょう。まずは予選、グループリーグの結果からです。上位4チームが決勝トーナメント進出となります。

☆グループA

スペイン5勝
ブラジル4勝1敗
フランス3勝2敗
セルビア2勝3敗
イラン1勝4敗
エジプト5敗


グループリーグが終わった時点では流石は開催国にしてアメリカに次ぐ優勝候補スペイン!ってなもんでしたが、後で振り返ってみるとなんちゅうハイレヴェルなグループやったんや!と思わずにはいられません。何しろこのグループからメダルが2つ出た訳ですからね。とりあえず黄金世代最後の輝きを見せるスペインの横綱相撲、そしてヴァレジャオとスプリッターにバルボサを擁するブラジルの善戦が目立ちました。ここまでは。

フランスはトニー・パーカー不在、つうか流石にトシですよね。それでもディオウ、バトゥムといったヴェテランにフォーニエ、ゴベールといった若手がミックスされており、今にして思えばなかなか面白いチームではありました。

グループB

ギリシャ5勝
クロアチア3勝2敗
アルゼンチン3勝2敗
セネガル2勝3敗
プエルトリコ1勝4敗
フィリピン1勝4敗


こちらはジノビリを欠いたアルゼンチンの退潮を伺わせる一方でギリシャが5戦全勝。クロアチアも元ユーゴスラヴィアらしい強さを見せました。逆にプエルトリコはまさかの5位に・・・アロヨはまだやれるところを見せるかと思いましたが、不運にも怪我に見舞われてしまいました。まあもう35才ですからね・・・。

このグループで一番注目だったのはフィリピンだったかも知れません。何しろ今回遂にアンドレ・ブラッチがフィリピン代表として遂にデビューを飾ったのであります。長くアメリカの支配下にあったため、フィリピンは国技がバスケットボールという状態になってますが、残念ながら世界で戦えるレヴェルかと言われるとなかなかキビシかった訳です。が、流石は現役NBA選手と言うべきでしょうね。彼は怪我をものともせずに21.2得点13.8リバウンドのアヴェレージを記録し、フィリピンを文字通り牽引しました。実際フィリピンは1勝をあげており、もしかするとこれはフィリピンがかつてアジアを支配した強さを取り戻す第一歩となるかも知れません。

http://www.slamonlineph.com/blatche-douthit-asian-games/

但しそのブラッチは残念ながらアジア大会では出場禁止を言われており、現在大会出場資格を巡って只今揉めているようで残念ですが。帰化して3年以内じゃないとダメ?うーん難しいですなあ。ただ、世界選手権に出た選手を今更アジア大会で出させないのもどうなのとは思いますが。

☆グループC

アメリカ5勝
トルコ3勝2敗
ドミニカ2勝3敗
ニュージーランド2勝3敗
ウクライナ2勝3敗
フィンランド1勝4敗


USA!USA!(AA略)って感じですねー。あまりアメリカを脅かす国が無かったような気もします。アシックを擁するトルコは流石に多少食い下がりましたが、基本的にはアメリカは万全なグループリーグだったと思います。私のアメリカ苦戦説とは何だったのか。

アメリカ以外は何気に混戦のグループでもありましたね。2勝3敗が3国並び、決勝トーナメント進出は僅差で決まりました。

☆グループD

リトアニア4勝1敗
スロベニア4勝1敗
オーストラリア3勝2敗
メキシコ2勝3敗
アンゴラ2勝3敗
韓国5敗


さあ、問題はここですよ。結構強豪が並んだこのグループ、上2つはまあいいとして、問題は3位に入ったオーストラリアでした。彼らは今回最終戦を待たずして決勝トーナメント進出が決定していましたが、最終戦のアンゴラに勝つと決勝トーナメント2回戦、準々決勝でアメリカに当たってしまいます。そこでオーストラリアは主力を休ませ、更には手加減までしてアンゴラに敗戦。3位に入ってまんまとアメリカとの準々決勝での対戦を避ける事に成功したのであります。

NBAでタンキングが横行し、サッカーのW杯でもこの手の話はありますが、流石にこれはちょっと露骨過ぎるよねって事で、代わりにアメリカとの準々決勝対決が濃厚となったスロベニアのドラギッチはTwitterで怒りを表明、オーストラリアの意図的な敗戦を八百長だと主張しました。現在この件はFIBAの調査が入っており、オーストラリアには何らかのペナルティが今後課される事になりそうです。

そうですねえ、次からトーナメントはグループリーグが全て完了してから抽選で決めたらいいんじゃないですかね?今もそうかは知りませんが夏の高校野球みたいに都度抽選するとか。勿論上位でグループリーグ突破したチームほど優遇される形ですよ。そしたら余計な事は考えずにグループリーグに集中出来るんじゃないでしょうか。

ああ、あと韓国はやはりキビシかったですねー。日本が将来この舞台に立った場合を想定するには韓国の戦いを見るのは参考になったんじゃないかと思います。あんだけバスケが人気の国でも世界選手権となると1勝をもぎ取るのも大変なんですね・・・(´Д` ) 日本も他山の石として、FIBAに散々ケツ叩かれてようやく動き出した国内リーグ統合を急いで欲しいと思います。

ともあれ、これでグループリーグ勝ち抜けは確定。16か国による決勝トーナメントへと大会は進行していきました。

(以下決勝トーナメント編へ続く)



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