さて、世界選手権纏め後半戦入ります。すまんな、あっさり行くやでー。

☆ラウンド16

スロヴェニア71-61ドミニカ共和国
アメリカ86-63メキシコ
リトアニア76-71ニュージーランド
トルコ65-64オーストラリア
フランス69-64クロアチア
スペイン89-56セネガル
セルビア90-72ギリシア
ブラジル85-65アルゼンチン


要するにベスト8決定戦だった1回戦、とりあえず一番笑い者になったのはダントツでオーストラリア。そりゃそうですよね、アメリカと準々決勝で当たるのが嫌だからとわざとグループリーグ最終戦で負けた結果が準々決勝に辿り着けもしない初戦敗退ですからね。策士策に溺れるとは正にこの事であります。しかもわざと負けたグループリーグ最終戦についてペナルティ審議中・・・いやあ、悪い事は出来ませんねえ。

あと衝撃なのは、グループBを5戦全勝で勝ち上がったギリシアがいきなり沈んだ事。この時点で波乱の火種は燻っていたんですねえ。ああ、あとアルゼンチンがこれまた初戦で散ったのはなかなか寂しいニュースでした。うーん、ジノビリに限らずアルゼンチンも黄金世代が高齢化し、後を継ぐ人材が足りないのかなーとか思ったりなんかしましたよ。

ともあれ、この時点でグループAから勝ち上がった4チーム全てがベスト8入り。結果、彼らは準々決勝にて互いに対決する事になりました。・・・このトーナメント表の作り方、間違ってません?グループリーグで対戦したチームがまたすぐぶつかるようなトーナメントじゃあ対戦しないまま終わる組み合わせが多くもなりますよね。もうちょっとこのあたり考えて欲しかったです。

・・・推測ですが、このトーナメント表の作り方は、開催国のスペインが決勝までアメリカと対戦しないようにしてあったんじゃないでしょうか?どちらもグループリーグでやらかす可能性が無かったとは言いませんが、このトーナメントの作りならばアメリカとスペイン、どちらもグループリーグを2位内で通過すれば互いに決勝まで当たる事はありません。つまり、互いに取りこぼさない限りはアメリカとスペインは決勝まで行けて、金・銀メダルは確定・・・そういうシナリオだったんじゃないかと予想します。

ただ今アジア大会での韓国側の運営のマズさが色々指摘されていて、バドミントンの空調の件なんかは私も流石にこれはあかんやろと思いますが、女子団体のトーナメント表で日中(世界1・2位)が準決勝でぶつかり、韓国は逆ブロックみたいな話がありました。皆さんまたまたバッシングされてますが、まあそこまで露骨ではないにせよ、似たような事はバスケW杯でもあったんじゃない?とふと思った次第です。

☆準々決勝

アメリカ119-76スロヴェニア
リトアニア73-61トルコ
フランス65-52スペイン
セルビア84-56ブラジル


大波乱がこのラウンドで2つ発生しました。アメリカこそスロヴェニアの挑戦を退けたものの、なんとフランスがスペインを、セルビアがブラジルを撃破してしまったのです。しかもどちらも僅差の試合とかじゃありませんからね。正直スペインが母国で決勝まで負ける訳無いじゃないと思っていたんですが、これだから一発勝負のトーナメントは恐ろしいですな。ディオウの15得点5リバウンド3アシストもらしいなあって感じですが、ゴベールの15リバウンドは効きましたね。彼のフィジカルさがスペインに結構なダメージとなった印象です。

セルビアは3Qに29-12のビッグクオーターが飛び出して勝負を決めてしまいましたね。テオドシッチは貫禄の23得点3リバウンド4アシストで、セルビアのエースらしさを見せつけました。

この時点でベスト4のうち、グループAが2チーム。しかも驚くべきことに、勝ったのは1・2位ではなく3・4位チームの方でした。しかもセルビアに至っては2勝3敗と負け越していたというのに・・・レヴェル高過ぎますよ、マジで。私が唱えた仮説、アメリカ対スペインは決勝待ちという話もこうなっては無意味ですね。スペイン代表もまた、黄金世代の高齢化を受けての若手育成が急務なのかも知れません。

☆準決勝

アメリカ96-68リトアニア
セルビア90-85フランス


アメリカはユーロの雄、リトアニアをも一蹴。強過ぎてなんだかつまんなーい(←駄々っ子)。そしてグループA決勝戦となったカードはセルビアが僅差で勝ち、グループリーグ4位だったチームが準々決勝からのグループAトーナメントを制して、とうとう決勝に駒を進めてしまいました。グループA最強過ぎるやろ。トーナメント各ブロックにグループAがいたら、アメリカと対戦したチーム以外全部ベスト4まで来てたんじゃないんですかねこれ。

ともあれ、これで残り2試合のカードは定まりました。つー訳で、まずはこちらから。

☆3位決定戦

フランス95-93リトアニア


フランス、とうとうやりました。リトアニア相手に華麗なる4Q逆転勝ちですよ!バトゥムが27得点でスコアリングを牽引し、ディオウは15得点4アシストで続きました。

フランスはオリンピックでは1948年と2000年に銀メダルを獲得していますが、世界選手権では1954年の4位が過去最高成績だったそうで、今回は世界選手権でのベストリザルトとなる初の銅メダル獲得です。この成果を、トニー・パーカー抜きで達成した事は素晴らしいですね。今後スペインとアルゼンチンの高齢化を考えると、フランスが世界選手権やオリンピックでの有力メダル候補として君臨する可能性もありそうです。

☆決勝戦

アメリカ129-92セルビア


結局、最後までアメリカ無双でしたねえ・・・細かい分析とかやる気が無くなるレヴェル。アメリカ以外の国に期待とか書いていた私でしたが、終わってみればアメリカの一人勝ち感全開な大会になってしまいました。大会MVPもカイリー・アーヴィングでしたしねぇ。

後付けの理屈でアメリカがこんなに強かった理由でも考えてみましょうかね。

1.ポール・ジョージの怪我でむしろチームの結束が高まる

あの残念な怪我で正直選手達が萎縮する事を危惧していましたが、全くの杞憂でしたね。むしろあれでチームはジョージの為にも金メダル!となったように思います。入院したジョージをすぐさま見舞いに行ったコーチKも素晴らしかったなあと。

2.コーチKの手腕

やっぱこれなんでしょうか。今回はチームにアーヴィング、そしてプラムリーとデューク大の教え子もチームにいて今まで以上にやり易かっただろうとは思いますが、デュラントみたいな絶対的なエースが不在のチームは時としてエゴで崩壊しがちです。過去にそうなって散々な結果に終わったアメリカ代表チームも複数存在する訳で、そうならないあたりにコーチKの確かな手腕を感じる訳です。この人、NBAでもやれますね。コービーがかつてレイカーズHCとして彼を求めたのは正しかったのかも知れません。

3.他国の世代交代失敗

これはあるかもなー。今回成果を出せなかったアルゼンチンが特に顕著ですが、代表チームを牽引してきた主力が高齢化してきた国が結構出て来たように見えます。スペインにしてもガソル兄さんとか超頑張ったとは思うのですが。

フランスはそのあたりバトゥムとかゴベールとか、今大会はやや地味でしたがフォルニエとかが出て来ているのは大きいと思います。トニー・パーカーとディオウのSAS組が引退した後もフランス代表はなかなか手強いチームであり続ける事でしょうね。

NBAのチーム同様、世代交代が上手く行かないチームは没落を免れません。今大会でのフランス躍進とアルゼンチンの残念な結果は、そのコントラストが顕著だったんじゃないかなーと思います。スペイン敗退はそれだけじゃないように思いますが・・・。

その点、アメリカの選手層の厚さは他国の追随を許さないのは事実です。今回の優勝でまた、一線級の選手達が「別に俺が出なくても勝てるんじゃね?」と思いそうな気もするのですが、この飛車角落ちメンバーでもなお勝てたという事が油断よりも自信に繋がりそうでオソロシイです。

世界各国がアメリカを恐れなくなっていた21世紀のトレンドが終わり、またアメリカ一強時代が来てしまうのか。はたまた次代のスター、ウィギンスを要するカナダを筆頭に新たなアメリカキラーが現れるのか。そしてユーロ・南米は引き続きアメリカの覇権を脅かす存在であり続けられるか。世界のバランスがどう変わるか、政治だけでなくバスケの世界も今が分岐点なのかも知れませんね。






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