☆現地11/8

クリッパーズ106-102ブレーザーズ
ウィザーズ97-90ペイサーズ
ホークス103-96ニックス
ヒート102-92ウルヴズ
セルティクス106-101ブルズ
ウォリアーズ98-87ロケッツ
バックス93-92グリズリーズ
ペリカンズ100-99スパーズ

☆現地11/9

ネッツ104-96マジック
ジャズ97-96ピストンズ
サンダー101-93キングス
ラプターズ120-88シクサーズ
ヒート105-96マヴス
サンズ107-95ウォリアーズ
ブレーザーズ116-100ナゲッツ
レイカーズ107-92ホーネッツ


レイカーズ初白星、ウォリアーズ初黒星で勝ちっ放し、負けっ放しのチームは無くなったと思ってたらシクサーズの全敗だけが継続していました。うーむ、トンネルはいつ抜けられるのか・・・MCW復帰待ちなんでしょうかね。ロッテンが頑張ってるみたいですが。



http://www.nba.com/games/20141109/ORLBKN/gameinfo.html#nbaGIboxscore

さて、マジックはブルックリンへ乗り込んでネッツとの一戦。でしたが、ヴーチェヴィッチが3Qだけで17得点の大爆発でマジックが81-77で4Qへ入るも、KGがヴーチェヴィッチのチェックに入るや見事にヴーチェヴィッチが封じられてしまい、マジックも得点がストップ。鮮やかな逆転負けを喫してしまいました。うーん、KGまだまだやりますなあ。

さて、今回はそれは軽く終わらせ、この話題に集中してみようと思います。お題はズバリ、ペイトンに新人王の可能性はあるか、です。

知っての通り、ドラフト大豊作年と言われた2014年組の新人王大本命は即戦力の前評判も高いジャバリ・パーカー(MIL)でした。ライヴァルと目されるアンドリュー・ウィギンス(MIN)は元々これからの選手扱いであり、対抗馬は1年を棒に振ったナーレンズ・ノエル(PHI)ではないかと言われていたものです。他にもダンテ・エグサム(UTA)、ジュリアス・ランドル(LAL)、マーカス・スマート(BOS)あたりにも高い期待がありましたが、現在までのところではランドルとスマートは故障で離脱。特にランドル、そして3位指名のジョエル・エンビードはシーズンアウトが見込まれている状態です。

妥当に行けば新人王は恐らくはジャバリでしょう。ここまでFG成功率.419、11.6得点6.1リバウンド1.3スティールとまずまずの滑り出しを見せてますし、バックスは彼に惜しみ無く出場時間を与えるはずですからね。

しかし、ここに来て本命ジャバリを脅かす存在感が現れました。他ならぬ我らがオーランド・マジック、エルフリッド・ペイトンであります。そう、4位指名のアーロン・ゴードンを差し置いてですよ。ま、サマーリーグひとつ見ただけでもアーロンが素材であり、即戦力はむしろペイトンなのは分かっていました。マジックがネルソンを出し、わざわざPGのポジションを開けた理由もペイトン起用にある事は予想がついた事です。TOの多さは事前の噂通りではありましたが、まあ今すぐ優勝を狙う訳でも無し、そのあたりは今のところ目を瞑るつもりでした。

心配していたのはオラディポを先発PGに入れて、ペイトンを控えPGに回す可能性でした。実際現地情報でもそのあたりはあやふやでしたね。しかし、オラディポの開幕からの欠場の結果、ペイトンを先発PGとして固定する以外の選択肢はなくなりました。そしてペイトンは見事に結果を出した訳です。これならオラディポが復帰してもペイトンをPG、オラディポをSGで起用出来ます。これは思わぬオラディポの怪我の功名かも知れません。

http://stats.nba.com/player/#!/203901/stats/


そんなペイトンのスタッツは現時点で平均30.2分出場でFG成功率34.4%、FT成功率50.0%ながら8.0得点4.0リバウンド6.4アシスト1.6スティール。

http://www.basketball-reference.com/players/p/paytoel01.html

これを36分換算すると現時点で9.6得点4.8リバウンド7.7アシスト1.9スティールとかいう、おいおいロンドかよってスタッツになります。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/11830545/elfrid-payton-rookie-year-potential

http://www.basketball-reference.com/players/k/kiddja01.html


ESPNの記事によるとこんな感じのスタッツを出したのがルーキー時代のジェイソン・キッドだそうで、見てみるとFG.385の11.7得点5.4リバウンド7.7アシスト1.9スティールでした。うーん、もう一歩及ばずかな。キッドの域に達するにはまだまだ色々足りないので頑張って欲しいです。なお、キッドはグラント・ヒルと共に新人王を獲得しております。

http://www.si.com/nba/2014/11/10/elfrid-payton-still-learning-how-to-contribute-in-nba

ペイトンはオクィン先輩から『Wisdom Walks: 40 Life Principles for a Significant & Meaningful Journey』なる本を贈られ、読んでいるみたいですね。なかなか感心な若者ですな。ま、この記事本文にもある通りでペイトンの問題はシュートレンジの狭さ。3ポイントはアテンプトさえありません。そりゃインサイドばかり切り込むしかなく、ディフェンスも対応が楽ですよね。少なくとも3ポイントラインでペイトンがフリーでも相手ディフェンスに何の問題もありません。むしろペイトンの前を開けておくのもアリでしょう。

とりあえず今季中にペイトンのジャンパーが飛躍的に良くなるとも思えません。当面はTO量産に気をつけつつ、まずはアシストにディフェンスにと得意分野で結果を出して自信をつける事です。まあ既に自信という点については新人離れしたプレー振りを見る限りは大丈夫そうですが。

この際なのでキッドとヒルの新人王同時受賞に倣い、ペイトンとジャバリも同時受賞にならないもんでしょうかね(^_^;) とりあえず今の調子ならペイトンのオールルーキー1stチーム入りは堅いと思いますが、ジャバリを抜くにはせめて得点二桁に乗せ、アシストを更に伸ばしたいとこですね。この大豊作年に10位指名の新人王誕生なんて愉快な事が起きるか楽しみです。

ネッツのデロン・ウィリアムズには散々にやられましたし、先日のウィザーズ戦でもジョン・ウォールに30得点12アシストを喫したりもしています。いいんです、まだ1年目なんだから。そうやってリーグのトップPG達とマッチアップする経験こそが今は大切なんですから。マジックの未来を担うPGになって欲しいですね。ネルソン、ダレル・アームストロング、そしてアンファニー・ハーダウェイ。彼らマジックの先輩PGを超える逸材となってくれる事を今から大いに期待したいと思います。






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