NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2008年11月

いよいよ試練の12月でござるの巻

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☆現地11/29

セルティクス89-84ボブキャッツ
マジック110-96ペイサーズ
ホークス102-98ウィザーズ
ニックス138-125ウォリアーズ
サンダー111-103グリズリーズ
ナゲッツ106-97ウルヴス
ロケッツ103-84スパーズ
キャヴス97-85バックス
ネッツ105-88ジャズ
マヴス101-78キングス
クリッパーズ97-96ヒート

☆本日のハイライト

・サンダー14連敗でストップ
・ニックス超ハイパースコアゲーム
・ロケッツT-MAC抜きでスパーズに勝利
・マイケル・レッド戦線復帰
・ランドルフ、クリッパーズでも覚醒中

NCAA時代はダンク野郎だったとはいえ近年はブルーカラーなイメージの選手だったデヴィッド・リーが37得点21リバウンドするとか、デュホンがニックスフランチャイズ記録の22アシストとか、ダントニHC就任でも予想しなかった事態ですな。サンズのアマレがダントニ時代を懐かしがっている風の発言をしているようですが、これだけダントニのミラクルを見せられれば分かる気もします。しかも今のニックスは故障者の兼ね合いやマーブリーのトラブルetcで選手数が絶対的に少なく、練習のメンバーも足りなくてコーチやアラン・ヒューストンまでもが練習に加わってるという厳しい状況なんですよね。今日も7人で頑張りましたし。

http://www.nba.com/games/20081129/INDORL/boxscore.html

さてさてマジックなんですが、まあ今日はとにかくドワイトデーって感じでしたね。試合の流れとしては単に時間が進むごとにマジックがリードを広げていって圧勝、みたいな感じなので細かくは触れません。

ドワイトはリー程ではありませんが32得点21リバウンド3アシスト4ブロックを記録。30得点20リバウンドはキャリア4度目となりました。そしてルイスとタコルーも久々に揃って好調でして、ルイスがFG8/18の3FG5/9で24得点3リバウンド、タコルーがFG7/16の3FG3/6で22得点5リバウンド3アシスト4スティールです。そしてアンソニー・ジョンソンは相変わらず手堅くネルソンの穴を埋める16得点4アシスト。3ポイントを3/5といい感じに決めてます。

ピートラスの代わりに先発に入ったレディックは30分以上の出場機会を得たものの、FG1/4で4得点2リバウンド4アシストと残念な感じ。これまた出場時間激増のコートニー・リーも28分以上出場したものの、これまたFG1/4で2得点3リバウンド2アシストってな感じでした。ベンチ陣では他にバティーが8得点5リバウンド、クックが5分ほど出て2得点しただけでした。フォイル先生、ゴタート、リチャードソンは出番無しです。終盤ちみっと出してあげても良かった気がしますが。

かくしてマジックは13勝4敗、セルティクスとキャヴスに続くイースト3位の座をキープしております。が、楽なスケジュールだった11月も終わり、いよいよハードスケジュールの12月がやって参ります。流石に今のペースで勝ち続けることは難しいでしょうね。ネルソン、ピートラス、ボガンズとガードのTOP3を欠いているのですから尚更です。しかし、チームとしては勢いに乗っているのも事実ですので、なんとか12月の対戦成績を勝ち越して新年を迎えたいところですね。まずは東の横綱、セルティクスとの対戦でマジックの力がどこまでリーグの真の強豪に通じるのかを見たいところです。





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武満徹:ノヴェンバー・ステップス
武満徹:ノヴェンバー・ステップス

今度はピートラス故障

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☆現地11/28

ラプターズ93-88ホークス
セルティクス102-78シクサーズ
キャヴス112-97ウォリアーズ
ウルヴス105-103サンダー
ヒート107-92サンズ
ピストンズ107-97バックス
ボブキャッツ115-108ペイサーズ
スパーズ109-98グリズリーズ
ジャズ120-94キングス
ブレーザーズ101-86ホーネッツ
レイカーズ114-107マヴス

☆本日のハイライト

・東西両横綱危なげ無し
・トレード当事者対決のヒートvsサンズ、ナッシュの居ぬ間にウェイド43得点
・スパーズBIG3復活
・アイヴァーソン、制裁措置のベンチ出場で17得点5リバウンド7アシスト3スティール

バークリーがレブロンの言動を批判した、と先般お伝えしましたが、これに対してレブロンが反論。“He’s stupid. That’s all I’ve got to say about that,”だそうですよ。レブロンに、昔ペニーと言う人がバークリーからの批判に「Charles is weak」とか反論してたけど、結局バークリーが正しかった事を誰か教えてあげて下さい(笑)。

レブロンは因みにバークリーに批判される前、「2010年7月1日は恐らく、NBAフリーエージェントの歴史で最も大きな日になるだろう」なんて事も言ってますね。言ってる事は間違いではないんですが、こういう事をわざわざニューヨークへ行った時に言うから突っ込まれるんだと思います。誤解の無いように申し上げておきますが、別にレブロンがニューヨークへ行く事自体を批判している訳ではありませんよ。バークリーも言っている通り、余計な事を言うなよって思うだけです。

http://www.orlandosentinel.com/sports/basketball/magic/orl-pietrus-out-with-torn-thumb-ligament-112908,0,4527536.story

さて、そんな2010年FA戦線と全く関係無いであろうマジックの話題です。どうもマジックの故障禍は続いているようでして、ボガンズ、ネルソンに続いて今度はピートラスが右親指靭帯を痛めてしまい、3〜6週間の欠場となる見込みです。どうもシクサーズ戦で痛めていたらしく、ウィザーズ戦ではそのままプレーしたものの・・・という感じのようですね。痛みに耐えて良く頑張った!感動した!とか言ってる場合じゃないですな、これ。

ただ、こうなって来るとSGに4人という偏ったロスター構成が生きてきます。先発PG(ピートラス)と6thマン(ボガンズ)が居ない今、レディックが恐らく先発に浮上するでしょうし、コートニー・リーもPG・SGの控えとして出場機会が増すものと思われます。先のウィザーズ戦でやっとコートに立てたジェレミー・リチャードソンすらチャンスが増えるでしょう。スミスGM、意外と名人事だったりして

これでガード3人が故障に見舞われたマジックではありますが、依然として主力の3人、ドワイト、ルイス、タコルーは大きな怪我を負っていません。正直このフロントコート勢さえ揃っていれば大きな戦力ダウンにはならないと思います。ただ、12月は流石にセルティクス、ブレーザーズ、サンズ、ジャズ、スパーズ、レイカーズ、ホーネッツ、ピストンズetc結構手強い相手が続きますので、出来れば万全の体制で臨みたかったところではあります。とはいえこればかりはどうしようも無い事ですので、若手が出場機会を得て経験を積む良いチャンスと前向きに考えるしかなさそうですね。





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2010年 [DVD]
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バッドボーイ達の憂鬱

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http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3731784

まずはアイヴァーソン。ピストンズ移籍で優勝に手が届くチャンスが訪れたことですからこれはさぞ気合も入るだろうと思っていたら感謝祭の日に無断で練習を欠席→チームから罰金予定&次試合先発落ち、ですか・・・。何と言いますか、懲りない人ですよね。

正直アイヴァーソン到着後のピストンズは5勝5敗と、特に調子は上がっていません。今季唯一の黒星をレイカーズに見舞うあたりは流石とも思いますが、ピストンズのチーム思想とはフィットしない選手じゃないかなと。もちろん、デュマースとしてみればアイヴァーソンがチームに合わないならこのまま今シーズン終了後にFA放出出来ますから特にリスクは無いのですが。・・・こりゃ、本当にアイヴァーソンのフィラデルフィア帰還も有り得るのかな?

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3731403

続きまして、毎度お馴染みマーブリー。Go New York Go!さんでは最早「不良債権」「癌」とまで言われている彼、出場拒否の件で一時は自宅謹慎or解雇かと報じられていましたが、結局1試合の出場停止、彼のサラリー中2試合分の約40万ドルの罰金といったところですね。少なくとも月曜まではチームから離れるようにも言われたようです。

マーブリー本人は俺は悪く無い、ダントニが悪いんだ的な事を言っているようですが、その言葉を信じるヒトはもういないのではないでしょうか。まあそれ以前に上司の真っ当な指示に逆らう部下の出番など、普通の組織ではまず有り得ませんけどね。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3730245

人手不足の折に出場拒否したという件はチームメイトにも悪印象を与えまくっております。クェンティン・リチャードソン曰く「もうチームメイトと見做さないので気にも留めない」そうです。そりゃそうですよね、チーム最高年俸の選手が一番忙しい時にHCの打診をも断って出場拒否じゃあ、完全にチーム内の味方も居なくなります。いや、もうとっくにいなくなってたんでしょうけどね。

これでもマーブリーを拾うという奇特なチームが果たして現れるのでしょうか?ウィザーズ?ウォリアーズ?うーん、あまりリアルではありません。ドアマットチームへ行くという手はありますが、例えばグリズリーズやボブキャッツは既にPG過剰ですしね。PGの少ないチームを狙うにもマジックはスミスGMが既に「お断りします(゚ω゚)」と明言済みですし、スパーズ入りなんてもっと有り得ないでしょう。ヒート?そんな噂もありましたが、ウェイドのためを思うなら止めた方が賢明です。今からでも全面的に非を認めて謝れば・・・とも思いますが、プライドの高い彼のこと、まず有り得ない選択肢でしょう。その意味では、曲がりなりにも無断欠席を詫びたアイヴァーソンの方がまだしも大人だったかも知れません。マーブリー、まあ何と言いますか、小向美奈子状態ですね(笑)。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3731824

最後は元祖悪ガキ、バークリーの話題。ニックスのトレード以来すっかりレブロン移籍話が加速している訳ですが、その状況にサーチャールズが怒りの喝。「俺がレブロンだったらひたすら黙るね」「レブロンが2年の間にどうするかについて話しているのにはイライラする。(NBAの)試合に対して失礼だし、キャヴスに対して失礼だろ」・・・いやもう完璧な正論ですわ、これ。

レブロン自身は「今はキャヴスで勝つことしか考えていない」と言いつつ「自身と自身のキャリアにとってベストな事をするべきだ」なんて意味深な事を最近言ってる訳ですよ。いや、マジック時代のT-MACみたいにチームのサポートがアレだったんなら同情もしますが、レブロンの場合チームもタックス払い倒して、リーグTOP3に入るペイロールで補強しまくってる訳ですよね。しかも今やチームはイースト2位をひた走っている訳でして、いくらビジネスだと言ってもそれってどうなのよ?と思っていたのです。

バークリー自身はレブロンが嫌いな訳ではなく、むしろ大ファンだと公言しています。そしてレブロンのマーケット上での魅力は、彼がニューヨーク、クリーヴランド、サクラメント、東京(←なんでやねん)のどこでプレーしようと変わらない、とも言っています。だからそのままクリーヴランドにいとけよ、とバークリーは言いたいのでしょうね。

バッド・ボーイズ時代のピストンズほどではないにせよ、悪童として名を馳せたあのバークリーにしてこの大人モード発言。背番号3番の2人も早急に見習うべきだと思います。あ、アイヴァーソンは今背番号1でしたか・・・。

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MEET THE BAD BOYS(紙ジャケット仕様)
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休日返上出勤でござるの巻

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マジック105-90ウィザーズ
ホーネッツ105-101ナゲッツ

http://www.nba.com/games/20081127/ORLWAS/boxscore.html

青色系のチームばかり試合だったこの日、あちらではサンクスギヴィングデー、いわゆる感謝祭の日だったんですね。実は今季のマジックはNBA全チーム中唯一となる感謝祭、クリスマス、ニューイヤーズイヴの全てで試合を行うチームだったりします。選手・チーム関係者の家族の方々(′・ω・)カワイソス

それはさておき試合ですが、HC交代でやや立ち直ったとはいえ、今のウィザーズは依然先発PG&Cを欠いた状態です。そのPGにディー・ブラウン、Cに新人ジャヴェール・マクギーを先発させるしかないあたりにウィザーズの苦労が伺えます。そんなウィザーズにマジックは容赦無く襲い掛かり、1Qには最大16点のリードを奪います。ドワイトは1Qだけでウィザーズのビッグマンたちを次々ファウルトラブルへ追い込み、自らは14得点9リバウンドを奪う傍若無人モードでした。

ウィザーズ反撃のターンは2Q冒頭でした。ソンガイラとダニエルズがそれぞれ連続得点を挙げ、更にバトラーのフェイダウェイで4点差まで迫ったのです。しかし、その後も何度か4点差まで詰められたものの、2Q後盤からマジックが再びウィザーズを突き放し、55-44で前半を終了。後はもうずっとマジックのターンでして、3Qを終える頃には点差は21点に広がり、4Qはクルージングで終了となった次第です。但し、フォイル以外全員出場とは言え、先発の5人は全員34分以上の出場でしたが。

ともあれ止める者とていないドワイトは26得点14リバウンド3ブロック。タコルーは3ポイント4本全て外しながらも20得点10リバウンド3アシストで、ルイスが17得点5リバウンド4アシスト、ピートラスが17得点4リバウンド3アシスト3スティールと続きました。そして、この試合で密かに結果を出したのは7得点ながら4リバウンド、そして12アシスト0TOという究極の堅実さを見せ付けたアンソニー・ジョンソンでした。前の試合では辛目に見ていましたが、これはお見事!ただ、やはりスピードのある相手とのマッチアップが心配ですし、若くないジョンソンにあまり負担がかかり過ぎるのも心配ですので、やはり第3PG獲得は必要かと思われます。

ベンチ陣ではレディックが23:55起用されましたが、何気にFGが3/9と不調。特にセールスポイントのはずの3が1/6では困ります。ルイスとタコルーの3も今ひとつ決まっていない状況だけに、ここでレディックが3をバシバシ沈められればいいセールスポイントになるのですが・・・。この調子ではリーと立場逆転も有り得ます。バティーは引き続きいい感じですね。あと、ガベージタイムながらクックとゴタートも久々に出場、更にジェレミー・リチャードソンも今季初めて出場を果たしました。まあこの3人とも0得点な訳ですが。

かくしてマジックは只今12勝4敗、サウスイーストでの1位はもちろん、イースト全体でもセルティクス、キャヴスに続く3位につけています。が、誰しも思う通り、成績程にはあまり強豪感が無いのはここまでカードに恵まれている事、やや危なげな試合展開が多い事などが挙げられるでしょうね。実際今の調子ならレイカーズにでも当たればブローアウト負けで糸冬でしょう。次の対戦がペイサーズですが、その次に当たるセルティクス戦で今時点でのマジックの真の実力もある程度測れる事と思われます。

今は故障者の帰還を待ちつつ、主砲のルイスとタコルーの調子が更に上がるのを待って、より一層のオフェンスパワーアップを図って欲しいところです。スミスGMのシーズン中での補強、特にPG獲得にも期待しましょう。え、マーブリー?

お断りします
   ハハ
   (゚ω゚)
  /  \
((⊂ )  ノ\つ))
   (_⌒ヽ
   丶 ヘ |
εニ三 ノノ J






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トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト
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ルイスの3に始まりルイスの3に終わるでござるの巻

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キャヴス117-82サンダー
セルティクス119-111ウォリアーズ
マジック96-94シクサーズ
サンズ110-102ウルヴス
ピストンズ110-96ニックス
ペイサーズ91-90ロケッツ
スパーズ98−88ブルズ
ジャズ117-100グリズリーズ
ブレーザーズ106-68ヒート
ネッツ116-114キングス
ナゲッツ106-105クリッパーズ

☆本日のハイライト
・ブレーザーズ、ホーム6勝無敗
・ジャズ、デロン・ウィリアムズ戦線復帰
・サンズもシャック復帰
・レブロン、余裕過ぎて17分しかプレーせず
・スパーズ、ここ7戦6勝

http://www.nba.com/games/20081126/ORLPHI/boxscore.html

さて、ボガンズに続きネルソンを欠く事となってしまったマジック。ここで迎える相手は今季2度目となるシクサーズでありました。ここまで7勝7敗と、正直シーズン前の期待を下回る状況が続いているシクサーズと今のうちに当たるのはこちらとしては有利かも知れません。もっとチームとして機能し始めたら手強そうな戦力が揃っている事は否めませんからね。

負傷中のネルソンに代わって先発したのは当然ながらアンソニー・ジョンソン。幸いにしてマッチアップの相手はスピード志向ではないアンドレ・ミラーだったので、圧倒的に不利ではなさげな感じだったのは救いでした。

試合はルイスの3がいきなり決まるところからスタートします。序盤からマジックは畳み掛け、ルイスのアリウープレイアップとドワイトのアリウープダンクを連続で決めて、試合開始5分でたちまち9点のリードを奪います。1Qを26-19で締めたマジックは2Qに入ると一時点差を詰められたものの、今ひとつシュートが入らないルイスやタコルーを尻目に何故かFG絶好調のバティーが予想外に得点を挙げ、再度シクサーズを突き放します。結局55-45とマジック優勢で前半を終えました。

が、後半になるとマジックのシュートが落ち始めます。相変わらずルイスとタコルーのシュートが決まらない上に、ネルソンの安定したスコアリングを欠いたマジックは3Qにシクサーズの反撃を許してしまい、Q終了間際にスペイツのかなり距離のある逆転3を喰らってしまったのです。71-72、ちょっと嫌な流れでした。

4Qに入ってもシクサーズが勢いを緩めず、2度に渡って6点のリードを奪われた時はかなりまずいなと思いました。が、ここでやっとバティーのダンク→ルイスの3→タコルーのジャンパー→ルイスの3と続き、残り7:05で82-82の同点に。その後、シクサーズが再度4点のリードを奪うも、地味にマジックが追いすがる展開が続きました。ドワイトも苦手なFTを割と決めて頑張ります。

そして迎えた残り1分、決してFG好調とは言い難かったアンソニー・ジョンソンのこの日唯一の3が入って試合は91-92に。シクサーズはミラーのジャンパーが決まらず、マジックに逆転のチャンスが来ました。こういう時は勿論タコルーの出番です。ブランドからFT2本をもぎ取るとキッチリ2本とも沈めます。93-92、遂にリードを奪い返しました。が、今度はシクサーズの番。そのタコルーから続けざまに2ファウルを奪ったイグオダラがFTを2本とも決め、93-94と再度シクサーズにリードを取り戻したのです。残り時間、僅か14.6秒。雌雄を決する時間が来たのです。

タイムアウト明け、マジックのボールはスローインのルイスからタコルーの手に。タコルーはインサイドに切り込んでいきます。ここでドワイトのスクリーンが効いてタコルーにディフェンスが3人集まったその時、タコルーはコート左隅でフリーのルイスにパス。慌ててディフェンスに戻るヤングの上から躊躇無く放たれたダウンタウンが見事にネットを揺らします。96-94!残り4.7秒しか無い上にタイムアウトも使い切ったシクサーズは何とかハーフコートを越えてアンドレ・ミラーが決まりそうにも無い3を放つのがやっとでした。かくして試合の最初と最後に3ポイントを沈めたルイスの決勝点で、マジックがここ13戦中11勝目を挙げたのです。

ドワイトは僅かFG4/7だったもののFTを13/18とそこそこ頑張り、21得点14リバウンド2ブロック。本日の殊勲者ルイスもFG7/17ですので絶好調とは言えませんでしたが3を5/10と決めて19得点4リバウンドでした。タコルーもFG4/11と依然アレでしたが3は2/4で12得点、そして5リバウンド7アシストと相変わらずオールラウンドな感じです。ピートラスは一時のシュートの好調さが鳴りを潜めつつあるようで、この日もFG3/8の9得点でした。

問題のPGなんですが、ジョンソンが結局FG3/11の8得点7リバウンド4アシスト1TO、リーが0得点2リバウンド0アシスト0TO。チームのアシストトップがタコルーであり、最後の場面でのアシストもまたタコルーだった訳で、やはりネルソンの存在が大事だなと痛感します。ネルソンがいつもの調子でFGを決めていてくれれば、ここまで苦戦はしなかったでしょうしね。流石にジョンソンには年齢を感じますし、リーにPGってのはちょっと無理を感じます。長いシーズン、やはり第3のPG確保を考える必要があるように思われますね。

ベンチ組では残り2人、バティーとレディックも20分以上の出場時間を得て頑張りました。何せバティーはFG9本全てを決めて20得点3リバウンド!レディックもFG2/3で7得点2リバウンド2アシストです。あれ、もしかしてリーよりレディックの方がPG向きですか?なーんて思ったりして。

さて、マジックは連戦でウィザーズと対戦です。今のウィザーズはドアマットモードなので楽勝・・・かと思いきや、エディー・ジョーダンHC辞任後のウォリアーズ戦で124-100で圧勝してるんですよね。新任のエド・タプスコット暫定HCは'93年に娘のユースリーグチームのHCを務めて以来のHC職なのだそうですが、なかなか侮れないかも知れません。激戦を制した翌日、しかも相手は1日空けでの対戦という事でちと条件は厳しいですが、ここはキッチリ連勝を重ねたいところです。何せ、この後の対戦相手がペイサーズ、そしていよいよのセルティクスですので。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3729431

最後にダンクコンテストの話題。ここまでダンクコンテスト2連覇を目指すべく、3年連続のコンテスト参加の意思を表明してきたドワイトでしたが、ここに来て急にトーンダウン。むしろ参加しない方向に変わりつつあるようです。せっかく昨季優勝したのに、今度負けて終わりたくない、そんな心境に変わってきたようですね。もちろん体を休ませたい気持ちもあるでしょう。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2008/11/is-dwight-howar.html

私としても参加して欲しいような欲しくないような複雑な心境ではありますが、まだ22才と若いことですし、守りに入らずもう1回参加しちゃえばいいじゃないですかね?この記事ではブライアン・シュミッツ記者がレブロンもダンクコンテストに参加してみろよと挑発してますが、NBAファンなら見たいですよね、それ。まあ、レブロンのダンクは華があるんですがヴァリエーションに乏しい気もするのでダンクコンテスト向きではないのかも知れませんが・・・。

ともあれ、1回の優勝で満足するなってのが私の思うところですかね。史上初の3連覇に挑むぐらいのハングリーさがあってもいいんじゃないかと思います。もちろん怪我しなければ、の話ですが。





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オモローのナベアツ [DVD]
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マジック、控えPG問題に直面中

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マヴス109-106ペイサーズ
レイカーズ120-93ネッツ

☆本日のハイライト
・ウィザーズ連敗ストップ
・レブロン、ニューヨークへ(あくまで試合で)
・レイカーズ、余裕あり過ぎワロタ
ニックス←→クリッパーズ間トレード、無事実行

http://www.orlandosentinel.com/sports/orl-sportsmagic26112608nov26,0,6389252.story

さて、ネルソンの故障ですが7〜10日間の戦線離脱といったところのようです。むこう3試合は欠場という感じですかね。こうなって来ると、第3のPGを確保する必要性がそろそろ出てくる訳です。で、誰が適任なのか、なんて記事も出て来ました。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2008/11/possible-magic.html

この記事でブライアン・シュミッツ氏が具体的に出している名前は以下の通りです。

エディー・ギル
フレッド・ジョーンズ
サリム・スタッダマイヤー
キース・マクロード
スムッシュ・パーカー
ケヴィン・クルーガー
トロイ・ハドソン
ジェイソン・ウィリアムズ
ダレル・アームストロング

ギルは元々ウィルクスと2択だっただけにありそうな話です。フレッド・ジョーンズは・・・あれ、PGでしたっけ?サリムにしてもPGサイズのSGと理解しているので、タコルーがいない事にはちょっと辛いかな。

マクロードは個人的にはかなりアリかなと思っています。スムッシュはタッパはありますけど、これまた純粋PGじゃないです。クルーガーもかなりアリ。何しろマジックのキャンプに参加してもう少しで開幕ロスター、というところまで漕ぎ着けた選手ですので戦術理解も早いはずです。ただ、シュミッツ氏曰く、ディフェンスに難アリという感じですか。ハドソン、Jウィル、アームストロングは実際のところは難しいと思います。まあアームストロングとか戻ってきたら普通に泣いて応援しますけど

更にシュミッツ氏がトレードでの獲得の可能性を考えたのが以下の面々。

トラヴィス・ディーナー(IND)
ジャーヴィス・クリッテントン(MEM)
マーカス・ウィリアムズ(GSW)

クリッテントンはもう聞き飽きましたかね?上記3人はいずれも現所属チームで出場時間が与えられていません。先方とのニーズが一致すればトレードの可能性も無くは無いでしょうね。ディーナーに至っては元マジックの選手でもありますし。我らがスミスGMがどう動くか、はたまた動かないのか暫く様子見と生きたいところですね。

なお、このシュミッツ氏の記事の最後は「ワイルド・カード」としてアロヨの名前が挙がってました。流石にそれは無いだろうなと思いましたが、密かにペニー復活を夢見る私が言うのもアレなので、深く突っ込まないことに致します。まあ万が一ペニーがオーランドで現役復帰したら超泣いて応援しますけど





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SCRAP & BUILD(初回生産限定盤)(DVD付)
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勝ったけど怪我人続出でござるの巻

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ブルズ101-100ジャズ
ブレーザーズ91-90キングス
ホーネッツ99-87クリッパーズ

☆本日のハイライト
・ジノビリ復活
・ヒューズ、ブザービーターで久々の存在感
・ロケッツ、アウェー3戦を全勝
ニックス←→クリッパーズ間トレード、モーブリーの心臓疾患のため未確定

http://www.nba.com/games/20081124/MILORL/boxscore.html

既報の通り、ボガンズが4〜6週間の離脱が見込まれる事となったマジック。とはいえ、マジックにとってSGは質はともあれ層的には一番厚いポジションです。先発のピートラスに加えてレディック、そして新人コートニー・リーと都合3人が控えています。しかも3人ともがディフェンス面でも貢献し、(多分)シュート力もある選手です。特にレディックが結果を出し始めた昨今では、ボガンズの故障はそこまで致命傷ではありませんでした。しかし、最も手薄なポジション、PGとなると話が違ってきます。

この日のマジックの対戦相手はバックス。思ったより成績は好転し始めており、マイケル・レッドとリドナー抜きとは言え侮れない相手でした。リチャード・ジェファーソン移籍効果と言って良いでしょうね。ただ、試合の流れ自体は割とあっさりしてまして、簡単に言ってしまえば1Qでマジックが早々に10点のリードを築き上げ、後はドワイトのファウルトラブルにも関わらずそのリードを守って勝った、それだけです。

ただ、問題は試合の勝利ではありませんでした。3Q開始2分もしないところで、ネルソンが脚の付け根を痛めてしまい、試合を離れてしまうと、その後もう試合には戻らなかったのです。もっとも、バックスもその1:20ほど後にボグートが立て続けに3回ファウルを取られ、4ファウルでベンチへ下がった後、X線撮影による検査のためベンチを後にしたのですが。

ただ、ネルソンがいなかったせいもあってか、試合の終盤はやや締まらない感じでした。何しろ、残り2分を切って12点差まで突き放したはずが、ジェファーソンに3決められたりFTが外れたりしている間にあれよあれよと点差が縮まり、気が付けば3点差にまで迫られていたのですから。それでも何とかなったのは、流石に終盤はFTも入ってこれ以上点差を詰められずに済んだという話でして、まあ時間に助けられた感じですかね。

ともあれドワイトは24得点13リバウンド6ブロック5ファウル6TOというスタッツ。タコルーが復活の烽火を上げる22得点9リバウンド、ルイスも3Q終盤にロッカールームへ戻る場面があったもののタコルーと仲良く22得点で揃え、4リバウンド2スティールを追加です。ピートラスは9得点、そしてネルソンはコートを離れるまでの16:37で8得点6アシスト0TOとなかなかの好調でした。彼が離脱しなければ、あのまま問題無く勝てていた事と思われます。

ボガンズを欠いたベンチでは、レディックが10得点。実はまだFG成功率はあまり高くなく、この日もFG3/8ではあったものの、3ポイントとなると3/6。3以外は決まってないというオチではあるものの、ベンチ組唯一の二桁得点を挙げました。一定の評価があってしかるべきかとは思います。

ただ、先発PGを失った事で案の定マジックは困った立場に立たされます。アンソニー・ジョンソンを先発PGで起用する以外今のマジックには選択肢が無い訳ですが、それでも控えPGはどないスンネン、という問題が残ります。コートニー・リーがPGやってたのはNCAA時代の話でして、NBAの実戦でもOKかというとそれは違うかもですしね。昨季タコルーがPGを務めた試合もありますが、そうしょっちゅうとは行かないでしょう。ヴァンガンディーHCも考えどころですね、これは。





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プロミス(デラックス・バージョン)(DVD付) [CD+DVD] [Limited Edition]
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プロミス
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エディー・ジョーダンHC解雇/ボガンズ故障

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http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3722783

ここまで1勝10敗と、西のサンダー同様奈落のスタートを切ったウィザーズがエディー・ジョーダンHCを解雇です。・・・アリーナスとヘイウッドを故障で欠いた不運がここまで大事に至るとは、ですね。後任はエド・タプスコット氏が臨時HCとして引き継ぎます。ジョーダンは'07オールスターではイーストのHCだったんですが・・・ただ、再就職先は遠からず見つかるのではないでしょうか。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3723181

http://www.orlandosentinel.com/sports/basketball/magic/orl-magic-keith-bogans-out-112408,0,2094941.story

マジックのキース・ボガンズがロケッツ戦で左手親指を痛めていた事が判明しました。少なくとも3週間、おそらくは4〜6週間戦線離脱が見込まれております。レディックとコートニー・リーの出場時間が伸びる事は必至です。また、ボガンズはSFの控えとしても起用されていたため、ルイスがSFで出場する時間も増えるでしょう。これはルイスの出場時間増か、バティー及びクックのPF起用でフォローされるものと思います。

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ケアリーヴ Mサイズ100枚 CL100M
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遅まきながらニックスのトレード&カーリシモ更迭の件について+α

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☆現地11/23

セルティクス118-103ラプターズ
シクサーズ89-81ウォリアーズ
ウルヴス106-80ピストンズ
ナゲッツ114-101ブルズ
レイカーズ118-108キングス

はいはい、溜まってた大ネタまとめていきますよ〜。まずはニックス界隈。大トレードが来ましたねぇ。

http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=nba&id=3717746

ウォリアーズ←ジャマール・クロフォード
ニックス←アル・ハリントン

ウォルシュ社長は本当にハリントンが好きだなと。ウォリアーズはもうネルソンHCの意向でガードだらけのチームになりつつありますな。クロフォードってモンタ・エリスとポジションモロ被りですし、そもそもアズブーキー、マゲッティー、スティーブン・ジャクソン、モローもいるのにまだ取りますかと。ウォリアーズ、超スモールボール体制の予感です。ま、ハリントンの穴はブランダン・ライトとアンソニー・ランドルフで埋めるという算段でもあるのでしょうね。

http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=nba&id=3718080

クリッパーズ←ザック・ランドルフ、マーディ・コリンズ
ニックス←カッティノ・モーブリー、ティム・トーマス

クリッパーズは結局、キャンビーとランドルフの両方ゲットしましたね。ケイマンと3枚揃ったインサイドは結構強固な気がします。今のところ調子悪い感じですが、ブランドの代役を得た以上はプレーオフ圏内復帰もありそうな予感です。それともケイマンを使って更にトレードに出るかな?

・・・で、ニックスの狙いはもう言うまでもなく2010年オフ。キャップを一層クリアにし、レブロン獲得競争に本気なところを改めて示しました。ウォルシュ社長の辣腕、ここに極まれりという感じですね。強いニックス復活の日、着々と近付いているなと実感します。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3719230

ところでこのトレード連発でニックスは一時的に人手不足に陥ったのですよ。そのため現地21日のバックス戦、ダントニHCはここまでオールDNPのマーブリーにクロフォードの代わりとなる30〜35分の出場を打診したものの、マーブリーは「だが断る」・・・結果、ニックスは7人で戦い負けたのです。

謎なのはマーブリーは踵にテーピングして、出場出来る用意はしていたのに断ったという点。理由はどうあれこれはダントニHCからの最後のチャンスだった訳でして、それを断った以上もうニックスでマーブリーが出場する機会も理由も無いでしょう。心は(噂だけ浮上した)スパーズにでもあるのでしょうか?

とりあえず年下の先発PGデュホンは「ステフ(マーブリー)は大人だ。プレーしたくないんだからプレーしたくないんだろう。僕はそれで悩んだりしないよ。7人で満足して戦いに行けるさ」と、マーブリーより余程大人なコメント。そしてダントニHCもマーブリーの立場を理解しつつも「気が散るんでこの話はもう十分」という姿勢です。自ら八方塞がりの状況を一層固めてしまったマーブリーの明日はどっちでしょうね?最早バイアウト以外に状況の打開策はないと思うのですが・・・。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3718961

お次は今季のHC解雇第一号。1勝12敗とフリーフォールなスタートを切ったオクラホマ・サンダーがP.J.カーリシモを解任です。・・・って、戦力を考えたら仕方無くないですかね?スプリーウェルによる首絞めで有名な彼ですが、今回は首を切られ・・・ケフンケフン。後任は渋い控えPGとして長年リーグにいたスコット・ブルックスです。臨時という形ではありますが、今シーズン終了まで彼が指揮を執ります。これでサンダーが急浮上したらそれはそれで納得ですけどね。それにしても、チーム移転1年目からHC早期解任ってなんだかなぁと思うのは私だけでしょうか。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3722067

最後にマクダイスですが、やはりピストンズ復帰の意思が極めて高いようです。ナゲッツでのバイアウトに応じて残り1300万ドル中600万ドルしか戻らず、ピストンズとの再契約でも190万ドルの例外枠しか見込めないというのに、キャヴスあたりが提示可能な500万ドル級のミドル例外枠といった可能性も捨ててピストンズに戻るとは、なかなかの漢ですねぇ。





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バキ外伝疵面-スカーフェイス 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
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ロケッツに7連敗でござるの巻

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☆現地11/22

バックス79-74ボブキャッツ
ロケッツ100-95マジック
キャヴス110-96ホークス
ヒート109-100ペイサーズ
ネッツ112-95クリッパーズ
ニックス122-117ウィザーズ
ジャズ103-94グリズリーズ
ホーネッツ109-97サンダー
サンズ102-92ブレーザーズ

☆この日のハイライト

・さり気にネッツ好調
・ヒートも堅調
・ニックス7人ローテって!
・オデン、シャックに圧倒される

http://www.nba.com/games/20081122/HOUORL/boxscore.html

マジックは連戦でロケッツをホームに迎えての試合です。今やNBAトップセンターの座を争うドワイトとヤオですが、正直直接対決ではドワイトの分が悪いのが現状。そのせいもあってか、ロケッツはマジックに6連勝中です。とはいえドワイトもディフェンス面で成長したし、今季はどうかな?と思っていました。

が、やはり6-11の選手が7-6の選手を守るのはやはりハードです。しかもドワイトはジャンパーやフック、バンクショットといったシュートレンジのあるオフェンスがまだまだなのに対し、ヤオは高確率のジャンプシュートを持っています。・・・相性悪いですよね、そりゃあ。

かくしてドワイトは1Q6:51で2ファウルをコールされてあえなくベンチへ。タコルーもペイサーズ戦からひいていた風邪のためDNPという厳しい状況で、しかし今季初登板のフォイル先生が頑張ります。体重270ポンドの彼はヤオに対しフィジカルで対抗、ドワイトの代打として機能しました。とはいえやはりマジック押され気味の試合展開にはなってしまいます。2Qもまた9:42でドワイトが笛を吹かれ、またもベンチで塩漬けになってしまい、いよいよ苦しい展開になりました。が、ここはネルソンとルイス、レディックまでもが頑張り、なんと前半を53-51と勝ち越して折り返す事に成功します。

3Q、ドワイトは後半開始直後の11:23でもう4つめのファウル。しかし、ヴァンガンディーHCはドワイトをそのままコートに残す選択をします。相変わらずヤオ相手に苦戦のドワイトですが、何とかこれ以上のファウルは犯さずに3Qを戦い抜きます。ただ、ルイスのシュートが決まらなくなってきた事もあって71-73で最終Qへ入ることとなりました。

4Q、マジックは3点のリードを2度奪いましたが、ドワイトがコートに戻った残り7:26段階では82-81に。そして試合が残り6分を切ると、ルイスの3がたまに決まりはするもののやはりドワイトがいつものように得点出来ないこともあって、徐々にロケッツがマジックを引き離していきます。ヤオがアルストンのショットをティップインし、ネルソンのレイアップをブロック、更にマジックがオフェンスリバウンドを取った後のルイスのジャンパーをランドリーがブロック、逆にアーテストがジャンパーを沈めると、ロケッツは6点のリードを取ります。残り3:33、厳しくなりました。

オフェンスに苦しむマジックがやっとレディックのFTで2点を返しますが、1:52にはヤオがジャンパーを決めてまたも6点差に。決まらない3ポイントを繰り返すマジックを尻目にロケッツはT-MACのFT1本も加わって7点差まで更に逃げます。結局、この後レディックのFT2本、そして試合終了間際にやっと決まったルイスの3ポイント以外に得点の無かったマジックがまたしてもロケッツに屈したのです。7連敗。しかも、T-MAC個人としてもロケッツ移籍以降のオーランドでの試合全勝記録をまた更新したのです。

ドワイトは13得点9リバウンド2ブロックという成績。ネルソンがFG7/16で21得点6アシスト2スティールと頑張った一方で、ルイスは18得点8リバウンド5アシストですがFG6/21に4TOとやや厳し目。ピートラスは4得点、タコルーの代わりに先発したボガンズは5得点と残念な感じでした。ベンチだと上述のフォイル先生4得点7リバウンド3ブロック、レディックの13得点3アシスト、ジョンソンの8得点5アシスト、バティーの7得点3リバウンドあたりですかね。特にレディックはFGこそ2/7でしたが、積極的にドライヴに行ってFT10本をもらい、うち8本を沈めました。ただボールを待つシュータータイプじゃなかったんですね、レディック。ちょっと見直しました。

http://www.nba.com/games/20081122/HOUORL/recap.html

試合後のインタヴューを抜粋します。まずはドワイトの発言から。

"He's a tough guy to guard,'' Howard said. "He's very gifted, he shoots the ball extremely well and that sets up everything else in his game. I learn a lot every time I play him.''

http://www.floridatoday.com/article/20081123/SPORTS16/811230322/1002/SPORTS

"His turnaround jump shot, nobody is blocking it unless you are 7 (feet), 8 (inches)," Howard said with a sigh. ". . . It's fun (playing against Yao). He's like a big beanstalk and you've just got to chop."

ヤオもこんな事を言ってますね。

Said Yao: It is getting harder and harder every year to play against him. He is getting stronger and learning new skills. Last year he made a couple of left-handed shots and I have worked on that for many years, but not at his age. That has really helped him. And he improved on his free throw percentage, which surprised me."

負けはしましたが、ドワイトの成長をヤオも感じているようです。また、ネルソンもこんな発言をしています。

Said Nelson: "Not to make mistakes, but Hedo didn't play and Dwight was in foul trouble and we still gave ourselves a chance to win the game. I think that shows us something about our team."

確かにゴートゥガイのタコルー抜き&ドワイトのファウルトラブルという悪条件下でここまで接戦を演じたのは事実です。この試合ではオフェンス面でも苦しんでいた(後半のFG成功率は僅か31.7%だったのです)事を考えれば、やはりディフェンスの向上は明らかなのではないでしょうか。オフェンスは水モノですがディフェンスはチームの戦力を安定させます。タコルー復帰とオフェンスの回復を待ちつつ、次のバックス戦に備えたいところですね。





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アルティメイト・ホイットニー
アルティメイト・ホイットニー
この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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