NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

300万ヒット行きました。ありがとうございます。

2009年02月

アクセス殺到し過ぎワロタ

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スパーズ83-79ピストンズ
ジャズ90-88セルティクス

☆本日のハイライト

スパーズのジノビリ、右踵を痛めて2〜3週間欠場へ
・それでもダンカンの18得点18リバウンドでスパーズ勝利
・一方、セルティクスのKGも右膝を痛めていた

セルティクスとピストンズが同時に負けるとか、かなりレアな事象である訳なんですが、まあ今日はそれどころじゃないですよねえ。トレード関連情報はデッドラインを過ぎてフィックスしているようなので、またまとめます。取り急ぎマジックのアルストン獲得について追記しますと、

http://www.nba.com/magic/news/Magic_acquire_point_guard_Raf-301465-66.html

マジック←アルストン
ロケッツ←ロウリー、クック
グリズリース←1巡目指名権、マイク・ウィルクス、アドレナル・フォイル、現金

こうなりました。ウィルクスは今季終了ですので、完全に計算合わせのためのトレードですね。それと、マジックのロスター枠がこれで2つ空きました。この枠で誰を取るかにも注目したいところです。・・・恐らく、クックとフォイルを出してしまったので、ビッグマンを探すのではないでしょうか。

今回のトレードでキャップが埋まったんじゃないかという心配もありますが、1巡目指名権も放出してますので、その分のサラリー計算も考えれば微増と考えて良いでしょう。そして来季以降は先発・バックアップPG共に人材が揃うという訳です。うむ、久々に良いトレードだったと思います。

さて、情報としてとりこぼしたトレード話をここで。

http://www.nba.com/2009/news/02/19/thunder.bulls.trade.ap/index.html

ブルズ←'09年1巡目指名権
サンダー←ターボ・セフォローシャ

セフォローシャですか。デュラント&ジェフ・グリーンの控えになる感じですかね?あのー、サンダーさんはインサイド固めの方が先決ではないかと・・・。しかもサンダーはこのトレードに伴い、モハメド・セネを解雇しています。

http://www.nba.com/celtics/news/press021909-obryant-trade.html

セルティクス←将来の2巡目指名権(キングスから)
ラプターズ←パトリック・オブライアント
キングス←ウィル・ソロモン、現金(セルティクスから)

セルティクスで開花するかなと思っていたオブライアントでしたが、結局ラプターズ行きとなりました。うーん、ここらあたりのトレードは流石にマイナー過ぎて各チームの意図が分かり難いです。

http://sports.yahoo.com/nba/news?slug=ys-williamscomeback021909&prov=yhoo&type=lgns

ジェイソン・ウィリアムズ復帰説もあるようですね。クリッパーズとの契約をクリアにしないと現役復帰も大変でしょう。アルストン加入前ならマジックに欲しかったんですが、今となっては難しいところです。アルストンとJウィルのAND1コンビも見たい気はしますけどね。

http://sports.yahoo.com/nba/news?slug=ap-kingsmoves&prov=ap&type=lgns

最後にもうひとつ追記。キングスがトレードに伴うロスター空けのためにミッキー・ムーアを解雇しました。また、先に獲得したキャセールも解雇済です。ムーアはセルティクスが獲得へ向けアップを始めたようですね。キャセールは今となっては取りに行くチームがないかな?PG補強したいチームでティンズリー待ちのところならひょっとしたら取りに行くかもですね。

※宿題まだまだ終わりませんが、引き続きがむばります( ̄― ̄)ゞ

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速報:ストリート・レジェンド、オーランドへ

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すいません、昨日の試合とオールスター更新がまだなんですが、緊急ニュースがガンガン飛び込んできます。取り急ぎニックス絡みから行きますよ。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3919012

ブルズ←ジェローム・ジェームズ、ティム・トーマス、アンソニー・ロバートソン
ニックス←ラリー・ヒューズ

ニックスにヒューズですか。ジャマール・クロフォード宜しく、結構すぐチームにフィットするような気がします。ブルズはこれでもサラリー総額釣り合ってるってのが凄いですな。トーマス以外はあまり戦力として期待されてないかもです。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3918993

ニックス←クリス・ウィルコックス
サンダー←マリク・ローズ

先日のチャンドラー絡みのトレードを破談にしたサンダーでしたが、結局ウィルコックスをニックスへ送りました・・・あれ、これニックスに美味しくないですか?どっちも今季でFAになるんですけど、ニックスがリーとウィルコックスのどちらを選ぶかって感じですね。もちろん両方放出も無いではないですが。サンダーはよりキャップを空けたいって感じでしょうかね。これだったらチャンドラー獲得の方が良かったような・・・。ロースはもし契約バイアウトならスパーズへ帰るに3,000ペリカ。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3918672

ウルヴス←シェルデン・ウィリアムズ、ボビー・ブラウン
キングス←ラシャド・マッキャンツ、カルヴィン・ブース

そこ、地味とか言わない。マッキャンツとブースというのは何気に悪くないトレードかと。ウルヴスはインサイド+PG補強ですか。シェルデン・ウィリアムズは3年目にしてホークス→キングス→ウルヴスとこれで3チーム目です。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2009/02/magic-make-deal-for-rafer-alston-.html
http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3919268

そして皆様お待たせしました、マジックのディールです。

マジック←ラファー・アルストン
ロケッツ←カイリー・ロウリー、ブライアン・クック+α
グリズリーズ←1巡目指名権

まだ確定していない部分も多いですが、ルーの獲得だけではネルソンの穴を埋められないと判断したマジックが遂に再度動きました。スキップ・トゥ・マイ・ルーことニューヨークのストリートレジェンド、ラファー・アルストンはNBAでは当初苦労していましたが、ヒート時代にヴァンガンディーの薫陶を受けて開花、NBAの先発PGとして定着した経緯があります。マジックでもヴァンガンディーの指揮の下、早期にフィットする事が期待されます。

ロケッツもT-MACがシーズン絶望の中、現状打破というよりは将来を見据えて動いたなぁという印象です。アーロン・ブルックスとロウリーがPGでコンビならなかなかのもんでしょう。グリズリーズ?ロウリーを出して1巡目指名権獲得ですか。でも、その1巡目指名権はマジックのものなので下位確定ですけどね。

まだ続報もありそうな雰囲気ですが、それは本日夜以降に。・・・宿題3日分溜まってますが頑張りますコメントのレスももう少々お待ち下さいませ〜。

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チャンドラー帰還で大沸きのホーネッツに今季ワースト負けでござるの巻

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ボブキャッツ103-94ペイサーズ
キャヴス93-76ラプターズ
ナゲッツ101-89シクサーズ
ウルヴス111-104ヒート
ホーネッツ117-85マジック
ブルズ113-104バックス
マヴス113-98ネッツ
ホークス105-100キングス
ブレーザーズ94-90グリズリーズ
サンズ142-119クリッパーズ
レイカーズ129-121ウォリアーズ

☆本日のハイライト

・サンズ、連夜のクリッパーズ戦でまたも140点台ブローアウト
ロケッツのエイデルマンHC「T-MACが手術?本人から聞いてないんだけど(怒)」
レイカーズのミーム、'13年2巡目指名権と交換でグリズリーズへ

ミームのトレードは120%レイカーズのペイカットのためのトレードです。この記事に明記されてますが、ミームのサラリーは250万ドル。このトレードでレイカーズはタックス支払額が200万ドルは減ります。来季・再来季は700〜800万ドルの空きが出来ますので、これを使って今オフFAになるアリーザかオドムと再契約しようという訳ですね。

http://www.nba.com/games/20090218/ORLNOH/boxscore.html

さて連戦のマジックですが、対戦相手はホーネッツ。クリスマスゲームではマジックに凱歌が上がったこの対戦、しかしホーネッツは復讐の時を待っていたのです。一方のマジックはボブキャッツ戦の延長戦で疲れが残ったという面もあるかも知れませんが、そのボブキャッツはペイサーズに勝ってますし、あまり言い訳にはなりませんね。まして、マジックはスパーズのようなヴェテランチームではなく、どちらかと言うと若いメンバーが多いのですから。

マジックの先発メンバーはいつもの5人、ホーネッツはポール、R.バトラー、ストヤコヴィッチ、ウエスト、そしてこの段階ではトレードされていたはずのチャンドラーに代わってH.アームストロング。これはドワイト連夜の大暴れフラグかなと思いましたが、先手を取ったのはホーネッツでした。バトラーのフェイダウェイを皮切りにホーネッツは試合開始早々から畳み掛け、たちまち10点近いリードを築き上げます。マジックもいきなりドワイトのアリウープが飛び出したりはしました、アームストロングはこのアリウープで2つ目のファウルを取られて早々にベンチに下がったりもしますが、問題はむしろここからでした。

ホーネッツが10-0のランで更にマジックを突き放してしまったのです。結局1Qが終わる頃には20-35、いきなり厳しい展開です。更に2Qに入るとこの傾向は更に酷くなり、21-41なんて事態に至ります。ここでレディックが奮起、3ポイント3本を叩き込む活躍でようやくマジックも反撃体制に至ったのです。43-56、後半に望みを繋ぐところまで戻せたところで2Q終了です。

そしてその3Q、マジックが更に詰め寄ります。ジョンソンの3とFTで遂に9点差とすると、アームストロングに決められた後でタコルーも3を決め、50-58まで迫ったのです。ようやくマジックの形になるか、と思ったのは一瞬でした。ポールの3連続得点、そしてポールからのアシストで次々得点するホーネッツの面々・・・その間、マジックはFT以外でまともに得点する事もままならなかったのです。3Q終了時点で62-86、実質試合終了でした。そして4Q、マジックはドワイトとタコルーを出場させず、ルイスも6:42でクックと交代させてこの試合を投了したのです。最終スコアは85-117、今季ワーストの32点差負けでした。

スタッツを見るのもアレなんですが、ルイスのFG6/14、17得点5リバウンド8アシストが一番目立ってます。3PのFGは1/7でしたが・・・。タコルーはFG2/10、3FG2/5で7得点3リバウンド2アシスト、らしくない出来でした。そしてドワイトはFG2/4、FT8/15で12得点8リバウンドに終わり、連続ダブルダブルもストップ。そもそもFG打たせてもらえなかったというのが残念過ぎます。あと頑張ったのはベンチ組のレディックぐらいでしょうか。FG4/11ですが3FG4/8で14得点と気を吐きました。

これでネルソン離脱後のゲームは3勝3敗。プレーオフ圏外チームには勝てますが、プレーオフ圏内チームになると途端に厳しい試合展開ばかりと、明らかにチームとしての力が落ちてしまっています。ネルソンの穴をA.ジョンソンとルーで埋めるのは、残念ながら厳しかったようです。トレードデッドラインまでにもう一手打たなければ・・・スミスGMもそう考えたようです。その結果、マジックは今一度のトレード補強に打って出る事となったのでした。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3917505

そして大勝利に沸くホーネッツに、更に朗報が。サンダーが先のトレードで獲得予定だったチャンドラーのメディカルチェックの結果、左親指つま先を再度故障するリスクが高いと判断、トレードを中止したのです。いや、もちろんチャンドラーの故障が深刻でなければ、という限定条件ですが、やはりクリス・ポール→チャンドラーのアリウープを見たいですよね?個人的には朗報であると信じたいです。サンダーファンの取るべきリアクションが落胆なのか胸撫で下ろしなのかは、時が判断する事となるでしょう。

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速報・ブラッド・ミラー、シカゴ帰還

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流石トレード期限前だ、連日大型ディールが来るぜ!

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3916703

ブルズ←ブラッド・ミラー、ジョン・サーモンズ
キングス←アンドレス・ノシオニ、ドリュー・グッデン、セドリック・シモンズ

キングス←アイク・ディオグ
ブレーザーズ←マイケル・ラフィン

今時点での情報から判断すると、ぱっと見は三角トレード風ですが実際は単にキングスが2つのトレードを同時に行った感じですかね。

ブルズはノシオニをトレード放出したがっていましたが、グッデンまで一緒に出すとは思いませんでした。グッデンも若いのに、これでグリズリーズ→マジック→キャヴス→ブルズ→キングス、早くも5チーム目ですね。

ブラッド・ミラーは最近存在感薄めでしたが、リーグでは貴重なまともなビッグマンだけに、行くところに行けばまた輝くと思います。今のブルズで輝くかと言われるとちょっと悩みますが。キングスは再建モードですので若い選手を取りに行くのは全然アリでしょうね。サーモンズは勿体無かったかもですが。

※オールスター記事編集まで中々手が回りません・・・orz・・・もーちょいお待ち下さいませ。

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ドワイト無双&レディック同点弾3ポイントで延長戦勝利でござるの巻

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ペイサーズ100-91シクサーズ
マジック107-102ボブキャッツ
ウィザーズ111-103ウルヴス
バックス92-86ピストンズ
ニックス112-107スパーズ
ホーネッツ100-98サンダー
ロケッツ114-88ネッツ
サンズ140-100クリッパーズ
ジャズ117-99グリズリース
レイカーズ96-83ホークス

☆本日のハイライト

・サンズ猛攻140点
・トレード当日対決、ホーネッツの勝ち
・クリッパーズのランドルフ、サンズのルイス・アマンドソンへのパンチで退場
・レイカーズのガソル兄がトリプルダブル
ロケッツのT-MAC「左膝のマイクロフラクチャー手術で今季\(^o^)/オワタ」

ほらほら、お祭りは終わりましたよ。レギュラーシーズン再開、であります。再開した瞬間終わったマクグレディーのような選手もいますが・・・。T-MACはトレードの噂にも名前が挙がっていましたが、こうなるとトレードもあったもんじゃないですよね。実際、ロケッツのオーナーはT-MACのトレード放出を否定しています。

http://www.nba.com/games/20090217/CHAORL/boxscore.html

さて、正直ネルソン離脱後ややチームとしてはちーとペースが落ちているマジック。ドワイトが先発センター、ルイスが控えセンターという信じ難い光景も見られたオールスター明けての試合は、ボブキャッツとの対戦となりました。マジックが恒例となりつつあるA.ジョンソン、ピートラス、タコルー、ルイス、ドワイトという布陣なのに対し、ボブキャッツはフェルトン、ベル、G.ウォーレス、ディーオウ、オカフォーという面々。レイカーズのバイナムに肘打ちを食らって長期欠場を余儀無くされていたウォーレスもやっと戦線復帰です。

試合は1Qからドワイトの爆発で始まります。盟友ネルソンのいない分も点を取るつもりなのか、先頭を切ってランニングフックを決めたのを皮切りにジャンプフックにダンクにとガンガンに点取りに行きます。元ライヴァル、オカフォーは最早ドワイトを止められず、逆にドワイトに2ブロックを喰らう始末。1Q終了時で25-21、まあまあの立ち上がりです。

が、2Qに入ると一転。Q開始早々から14-2のランをボブキャッツがかけ、あっという間に逆転どころか6点のリードを奪われてしまいます。地味〜に点差を縮めていったマジックは一時レディックの3で41-41に追いついたものの、Q終盤にまたもボブキャッツが9-2のラン。特に残り1分でフェルトンに3本連続、しかも3本目はブザービーターで決められたのは痛く、43-50と後半が心配な展開でハーフタイムを迎える事となりました。

3Q開始早々、マジックはルイスのフェイダウェー、ドワイトのダンク、そしてレイアップで49-50まで迫りますが、直後にオカフォーがダンクで応酬、再度突き放します。ジョンソンとルイスの3が続けざまに決まって一瞬逆転もするものの、Q後半にまたしてもボブキャッツがディーオウのフック、オカフォーのダンク、ウォーレスのアリウープと続けざまに決まり、再度ボブキャッツがリードを奪います。3Q終了時にはまたしてもフェルトンにブザービーターを、しかも3でお見舞いされてしまいました。68-74、マジック劣勢のままです。

そして4Q。相変わらずややボブキャッツ優位の試合展開です。それでもレディックの3ポイントプレーとルイスの4ポイントプレーが続いて81-80となったのが残り7:36時点。が、またボブキャッツが4点差を付けて逃げにかかります。タコルーのランニングジャンパーでようやく追いついたのが2:32、そして1:50にはドワイトのFTで1点リード。

残り55秒、ボブキャッツはフェルトンがレイアップで決めてきます。マジックも残り41秒でドワイトがダンクで返しました。92-91、ボブキャッツは20秒タイムアウトを取ります。そしてタイムアウト明け、ボブキャッツのオフェンス。ベルのジャンパーは外れますがフェルトンがオフェンスリバウンドを奪い、立て直すと今度はディーオウがランニングジャンパーを決めました。マジックもここでフルタイムアウトを取ります。

タイムアウト明け、ルイスのランニングジャンパーは、しかし外れます。ディーオウにリバウンドを取られ、更にボブキャッツは20秒タイムアウト。残り14秒とあってはマジックにはファウルゲームしか残されていません。結果、ベルが3本中2本のFTを決め、残り13秒で92-95という厳しい展開に。この窮地を救ったのはレディックでした。

マジックの20秒タイムアウト明け、レディックはルイスからのアシストを受けると左45度ぐらいの位置から残り8秒というところで3ポイントを放ちます。値千金の同点弾は見事にネットを揺らし、そして今回ばかりはフェルトンのクラッチシュートも決まらなかったのです。95-95、オーヴァータイム突入です。

延長戦は一般的に先手必勝、先に点を取った方が優勢だといいます。今回の場合、先に決めてきたのはジャンパーを決めたボブキャッツのベルでした。が、マジックはドワイトがオカフォー6つ目のファウルを受けてFT2本を決め、同点に。そして、次のオフェンスでタコルーのランニングバンクショットが外れますが、タコルーは自らオフェンスリバウンドを取ると今度はリヴァース気味のレイアップで押し込みました。更にタコルーはオカフォーに代わり出場のジョップからファウルを取り、FT2本を沈めます。101-97、マジックがOTを支配していました。

更にマジックはドワイトがジョップのファウルを得てFT2本を決め、103-97と逃げにかかります。ジョップは自らジャンパーで返し103-99としますが、残りは53秒。ここから両者の得点はしばらく止まります。特に残り17秒、タコルーのファウルを取りながらジョップがFT2本とも外したのはボブキャッツには痛手だった事でしょう。逆にマジックはルイスがファウルゲームのFTを1本沈め、104-99とします。

ボブキャッツ最後の意地は残り10秒、ラドマノヴィッチの3でした。104-102まで迫ったボブキャッツはファウルゲームでマジックにプレッシャーをかけようとしますが、マジックはレディックが1本、そして新人リーがキッチリ2本のFTを沈め、勝利を確定させたのであります。マジックがオールスターブレイク明けの初戦を白星で飾ったのでした。

ドワイトのキャリアハイとなる45得点には19リバウンドと8ブロックも付いて来ました。ブロックショットのスタッツを付け始めた'73-'74シーズン以降、こんなスタッツは記録に無いそうです。チェンバレン全盛期ならあったかも知れませんね。また18試合連続のダブルダブルはシャックと並ぶフランチャイズ記録となりました。更に、対ボブキャッツ戦の得点数でもマジックでの最高得点をマークした事になります。

ルイスはFG5/14、3FG3/8でもって17得点6リバウンド4アシスト。タコルーは不調でFG3/13、3FG0/2でしたが13得点5リバウンド7アシストでした。延長戦での勝負強さは流石で、クラッチプレーヤー健在といったところでしょうか。彼ら以外で2桁得点だったのはベンチ組のレディックのみでした。先発SGのピートラスがFG1/6で3点止まりだったのに対し、レディックはFG3/5、3FG2/3で10得点を挙げたのです。元々クラッチな場面でもシュートを沈める心の強さを持っていましたが、彼はこのまま行くとブルズ3PEAT期のパクソンやカーのような存在足りえるかも知れませんね。

かくして白星からリスタートのマジックですが、続けざまにトレード明けのホーネッツとの対戦が待っています。難敵との対戦ですが、新メンバーがフィットしないうちに1勝持っていければ美味しいかもですね。返り討ちに逢わない事を祈りましょう。



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速報:チャンドラー、トレードへ

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大型トレード入りました。正式に決定しましたので、速報時の第一稿を差し替えます。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3913301

サンダー←タイソン・チャンドラー
ホーネッツ←ジョー・スミス、クリス・ウィルコックス、デヴォン・ハーディン獲得権

ハーディンは2008年のドラフトで50位指名された選手です。が、まあそれはここでは主題ではありませんね。

ホーネッツが明らかに戦力ダウンとなるこのトレードを行ったのは、ひとえに財政的事情です。ええ、今季のペイロールが既に6700万ドル、来季には7700万ドルにも届こうというホーネッツとしては、例えチーム力ダウンが避けられなくてもチャンドラーを放出せざるを得なかったのです。苦渋の決断、そう考えて良いでしょう。彼のような7フッターはそうはいません。ドワイト、ヤオ、シャックといった一流ビッグマンには一歩譲りますが、彼の存在はNBA全体で考えてもかなり貴重です。

実際、ESPNのコラム記事でも指摘されている通り、ホーネッツはチャンドラーがいる試合では21勝11敗、勝率.656なのに対し、チャンドラーがいない試合では9勝9敗の五分の星。だいたい、相手チームの平均得点がチャンドラーがいれば91.8得点に抑えられるのに、チャンドラーがいなければ95.4得点になってしまうのですから、これ程分かり易いデータもそうはありません。

ホーネッツファンは「だったらなんでポージー取ったんだ」とかご不満の事と思います。私も同感です。クリス・ポールからチャンドラーへのアリウープはこのチームのみならず、NBAのハイライトでした。そして各ポジションにタレントを揃えた若きホーネッツは、間違い無くウエストのライジングチームだったはずだったのです。

しかし、なぜか今季のホーネッツはスタートから昨季程の勢いが無いままここまで来てしまいました。そう、これでレイカーズと1位を争う程のペースでホーネッツが走っていれば、また違う経営判断もあったでしょう。ポージーを取ればこんな台所事情になるのは分かり切っていたことでして、それでも取ったというのはひとつの賭けだったと思うのですね。しかし、期待と裏腹な結果が出てしまっている以上、もうタックスを支払ってまでこのチームを維持するよりは、新たなパズルピースを模索しよう・・・そう考えたのかも知れません。

この件、全く持って他人事じゃありません。マジックだって今季の成績が低迷していれば、タコルーのトレード放出なんてのは十分有り得た話です。我々ファンがトレードの判断を馬鹿にするのは簡単ですが、チームの経営者には経営者なりの考えがあり、苦悩があるという事じゃないかと思った次第です。いや、別に昨今のリストラを進める経営者達を支持している訳ではありませんが・・・。ともあれ、ウィルコックスだって若く才能あるビッグマンですし、'95年ドラフト1位指名でお馴染みのジョー・スミスの経験溢れるバックアップも悪くは無いです。ホーネッツの今後に引き続き注目、ですね。

サンダー側から見ると、これはもう最高のディールですね。ウエストブルック、ジェフ・グリーン、デュラントとバックコート方面に才能が充実していたところに、リーグ屈指の7フッターです。来季以降、いやもしかすると今季中にもチームの風向きが大いに変わる可能性があると予言しておきましょう。

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キャセール、キングスへトレード→解雇?

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ちょっと奥様、トレードが細々続いてますわよ。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3912402

セルティクス←将来のドラフト2巡目指名権
キングス←キャセール、キャッシュ

詳細は書かれていませんが、この指名権にはプロテクトが強力にかかっているそうで、実質セルティクスはただでキャセールを出したようなものだそうです。セルティクスの目的はキャセールを放出する事によるラグジャリータックスの減少、そしてロスターを空ける事によって別の選手を獲得出来る事。FA補強が一番ありそうですが、トレードの前準備だったりするかも知れません。キャセール自身の去就ですが、キングスでどうなるかはこれまたはっきりしていません。ただ、可能性としては解雇の線が一番高そうです。

ということで・・・

マジックはキャセール取ればいいと思うよ。以上!

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さまよえるサンズ

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訳あってオールスター記事アップに時間かかりますので、先に別記事を。サンズで2題です。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3910443

まずはテリー・ポーターHC解任の件。ずっと噂はあったんですが、よりにもよってフェニックスでオールスター開催中に情報が解禁されなくてもいいのになぁ、という感じです。実際そうなるのを避けようとはしていたみたいですが・・・。これで今季、HCを解任したチームは8つ目ですね。

ポーターはバックスでもそこそこ結果を出せていたコーチだったのでいけるかなと思いましたが、まさか1年持たないとは思いませんでした。後任はヒートとピストンズで臨時HCを経験後、クリッパーズで'00-'03年の間にHCを勤めていたアルヴィン・ジェントリーが引き受けます・・・頼りないなぁただ、彼はダントニ政権からの最後の生き残りであり、彼がHCに採用されたという事は、ダントニを出してディフェンシヴなチームを作ろうとしたカーGMのポリシーが一歩後退したと見るべきかも知れません。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=3910921

そんなサンズに弱り目に祟り目なニュースが更に。カー先生がトレードで連れて来たジェイソン・リチャードソンがまたまたスピード違反で逮捕です。しかも同乗していた3才の息子はチャイルドシートに座ってなかったようで、それで事故ったらどうするつもりなんだよって感じですね。

アマレも折角選ばれたオールスターで「これがサンズの選手としての最後の晴れ舞台かも」みたいな事言ってるようですし、何だかなぁという感じですね。サンズの面々のテンションが一層下がらない事をお祈りしております。

http://www.nba.com/pistons/news/trade_090216.html1

最後にミニトレード情報。

ピストンズ←'13年2順目指名権
クリッパーズ←アレックス・アッカー、'11年2巡目指名権

えー、予備知識ない選手なんでノーコメントで。

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'09オールスター、LA3PEATコンビ復活

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ウエスト146-119イースト

http://www.nba.com/games/20090215/ESTWST/boxscore.html

紅白歌合戦を見ていて、北島三郎や和田アキ子といったヴェテランが毎年のように選ばれ、キャプテンだの何だのといろいろ持ち上げられた挙句に、当然のようにトリないしトリ前で歌ったりする事に疑問を抱いた事は無いでしょうか。もう新しいヒット曲も無いのになんであんな大物扱いするんだ?そう思う向きは少なくないと思います。

ああいう人達は、存在そのものが大事なんです。キャラそのものが立ちまくり、いるだけで回りを楽しませるような存在。立ち振る舞いだけで場を支配できる、そういう人がいるんですよ。

今日のオールスターはレブロンvsコービーの現役最強選手決定戦兼MVP争奪予選大会になるかと思われましたが、昨季は選ばれなかった千両役者、シャックが途中から全て持っていくという素敵な展開に。そして、レイカーズ3連覇を成し遂げた1-2パンチのコンビ、コービー&シャックがMVPを分かち合う事となりました。

試合の流れに関してですが、今回は2chの実況中継スレを編集してみようと思います。私は前々から、実況スレが直ぐに過去ログ行きになってしまうことが残念でしょうがありませんでした。特に今回は本スレが実況禁止のスレスト措置を喰らっていたようですしね。

ということで、18日深夜〜19日早朝ぐらいを目処に編集かましてみますので宜しくです。それまではESPNの動画でもご覧下さいませ。



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栄光無き天才たち9 グラント・ヒル(マジック悪夢編)

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さて、皆さんそろそろ忘れかけていらっしゃるかも知れませんが、グラント・ヒルはマジックに加入する直前、'99-'00シーズンに左踵を痛めたにも拘わらずプレーオフ1stラウンドに強行出場、結果としてシリーズ半ばにしてコートに立つ事も出来なくなっていました。そのため、オーランドに移籍交渉に来ていた間も杖が手放せない状態だったのです。しかし、それでもマジックのフロントはヒルの獲得に何の疑問も持ちませんでした。考えてもみて下さい、あなたが経営ないし応援しているチームにレブロン・ジェームズが来るのであれば、足の怪我ぐらい大した事じゃないと思っても可笑しくはありませんよね。マジックのフロントを誰が責められましょう。

しかし、この時マジックのフロントが犯した失策はあまりに多かったのです。1つ目は言うまでも無く故障持ちのヒルとマックス契約を交わした事。2つ目はマクグレディーとも同額で契約した事でした。既にリーグの顔であったヒルはともかく、まだ頭角を現しかけていたぐらいのT-MACまで最初からマックス契約の必要があったのかは疑問が残ります。もっとも、T-MACは他チームとの獲得競争があったのも事実ですが・・・。そして3つ目の失敗はこの2人以外の契約・放出の失敗だったのです。

'99-'00シーズンのマジックはアームストロングという優れたPG、そして何気に厚かったフロントコートで勝てていたのです。アームストロングはそのまま残留しましたが、問題はフロントコート。アウトロー、アメイチ、そしてベン・ウォーレスの処遇が問題でした。しかし、ヒルとT-MACにマックス契約を出してしまうと彼らとの再契約は難しくなります。結局アメイチはレイカーズからの誘いを断ってマジックと1年契約し、アウトローとベン・ウォーレスの二択になります。結局マジックが選んだのは以前からマジックに在籍し、ファンの人気者でもあったアウトローだったのです。ウォーレスはマジックからのオファー金額の少なさを見て移籍を決意します。

ここで再びデュマースが登場します。マジックとピストンズで話し合いが持たれ、結局ヒルはサイン&トレードでの移籍が決まりました。即ち、ベン・ウォーレス+チャッキー・アトキンスとのトレードでの移籍となったのです。このトレードが行われた際にはあまり気に留められていませんでしたが、ピストンズ復活の第一歩はこのベン・ウォーレス獲得に始まったと言っても過言ではないでしょう。デュマースは着任早々ヒルの慰留にこそ失敗したものの、只では起きないどころか見事な一歩を踏み出していたのです。

ともあれ、マックス契約の2人にヴェテランのディー・ブラウン(ダンクコンテストで目隠しダンクを披露したあの方です)を加え、マジックの新たな体制は確立しました。ダンカンはいなくともヒルが移籍してきたチームです。ピストンズ時代はHCの手腕が疑問視されることもありましたが、リヴァースHCの能力は既に立証済でした。マジックが上位を脅かす可能性は結構真剣に考えられていたのです。そんな中、当時日本NBAウェブサイト界の巨人の1人だった師範こと小林さんが当時「ヒルとT-MACという同じポジションの選手がエースのチームが上手く行くことは考えられない」といった意味のことを仰っていた記憶があります。師範の予言は、恐らく師範が思っていたのと違う形ではありますが的中する事となりました。

期待に満ちていたはずの'00-'01シーズン、ヒルは6ヶ月に渡る踵のリハビリをようやく終え、10/31からコートに戻ってきました。開幕のウィザーズ戦、ヒルは9得点5リバウンド10アシストとまずまずの出来。次のシクサーズ戦では18得点9リバウンド3アシストをマークします。が、復帰を急いだのかしばらく欠場。ようやく12/11・12と再びコートに立ちますが、この試合を最後にヒルは故障者リストへ。6週間後、左踵内側の骨にある踝内部の手術に踏み切り、僅か4試合の出場でシーズンを終えてしまったのです。オールスターには投票で選出されたものの、もちろん辞退せざるを得ませんでした。

この打撃の副産物がT-MACの予想以上の大ブレイクとMIP受賞、そしてヒルに代わって82試合中62試合でSF先発を果たしたマイク・ミラーの新人王受賞ではありましたが、結局チームは43勝39敗、大型補強を施したにも拘わらず僅か2勝しか勝ち星を伸ばせず、プレーオフでも1stラウンドでバックスに敗れてしまいます。

それでもヒルさえ戻って来れば・・・そんなマジック関係者及びファンの期待は更に翌'01-'02シーズンも打ち砕かれました。今度は14試合の出場で左踵に再度メスを入れてシーズンが終わってしまったのです。2年連続の事態に流石にマジックファンも「おいおい大丈夫かよ」と不審な風が吹き始めましたが、それでもT-MACの更なる活躍、ユーイングとホーレス・グラントの加入もあって44勝38敗、再度プレーオフ進出を果たします。が、バロン・デイヴィス率いるホーネッツの前に、またしても1stラウンドで屈してしまいました。

'02-'03シーズン、三度目の正直となったシーズンにヒルは再びコートに戻りました。ようやくT-MACとヒルが揃ったチームは5勝1敗と鮮烈なスタートダッシュを切ります。このシーズン、ヒルは29試合に先発出場を果たし、やっとマジックのプランが現実のものに・・・と思った途端、またしてもヒルは1/18付けで故障者リストに入り、シーズンを終えてしまったのです。3/18には4度目となる手術に踏み切ります。T-MACはじめマジックの面々にも流石に疲労が見え始めた矢先、マジックはT-MACの親友となっていたマイク・ミラーを放出してグッデンとギリチェックをグリズリーズから獲得、テンション下がり目だったチームを何とか立て直して42勝40敗に導き、プレーオフでピストンズと対決します。3勝1敗と決定的なアドヴァンテージを握ったはずのマジックでしたが、終わってみれば3勝4敗で敗退。

そして'03-'04シーズン、マジックの設立15周年だったこのシーズンにヒルはとうとうコートに立つ機会さえありませんでした。4回目の手術のリハビリ、更に5回目の手術・・・もうこの頃にはマジックファンはヒルへの期待を殆ど失っていたのです。そしてアニバーサリーシーズンだったはずのマジックを待っていたのは19連敗という絶望的な展開でありました。21勝61敗とどん底に沈んだチーム、戻って来るどころか引退の可能性さえ少なくないように思われたヒル・・・マジックファンの心も最早テンションどん底でありました。名将ドック・リヴァースは19連敗の最中に辞任、そしてこの体制を築き上げたガブリエルGMもまた、マジックを去る事となったのです。

何よりも皮肉だったのは、ヒルが去った古巣であり、前年のプレーオフでマジックが仕留め損なった相手でもあったピストンズがこのポストシーズンで、優勝間違い無しと思われていたレイカーズを倒して頂点に立った事です。ヒルは結局のところ、わざわざ勝てるフランチャイズを出て行ってしまった結果、みすみす優勝のチャンスを逃した事になります。もっとも、ヒルが健康を維持出来ていれば、の話ですが。

そして'04オフ、実質1人でヒルの不在を支え続けたT-MACは遂に我慢の限界を超えてしまい、ガブリエルの後任たるワイスブロドGMとの対立もあってトレード要求へとエスカレート、結局T-MACはロケッツへと去ります。しかし、ワイスブロドGMはドワイト・ハワードを1位指名、更にネルソンもドラフト当日のトレードで獲得します。そしてT-MAC、ルー、ジュワン・ハワード、ゲインズとのトレードでフランシス、モーブリー、ケイトーを獲得しました。またタコルーとミドル枠で長期契約をも果たします。そこへ、ヒルがようやく健康を取り戻して復帰してきたのです。遅きに失したにも程がある気もする復帰ではありましたが、ともあれフランシス、モーブリー、ヒル、ドワイト、ケイトーと先発のラインアップは揃いました。その中にあって、ヒルは遂に往年の輝きを幾分か取り戻す事に成功したのです。

またどうせ怪我してシーズン半ばでリタイアだろJK・・・という世間の声を乗り越え、このシーズンのヒルはなんと67試合に出場。19.7得点4.7リバウンド3.3アシストと往年のオールラウンドなプレーは流石に影を潜めましたが、キャリアハイとなるFG成功率.509(リーグ15位)は流石でした。チーム自体はモーブリーを更にトレードしてしまった事が祟って36勝46敗に終わり、プレーオフ復帰はなりませんでしたがヒル個人はマジック加入後初となるオールスター出場を果たしたのです。

また、このシーズンにはNBAのスポーツマンシップアワードを獲得します。これは皮肉にもジョー・デュマースのトロフィーだったんですが・・・。この時期、アーテストとベン・ウォーレスを中心とした観客まで巻き込んでしまった乱闘事件などもあって、NBAのイメージが悪化してました。リーグはNBAきってのベイビーフェイスだったヒルの復活劇を強調する事で、悪いイメージの払拭を狙ったと言われています。

こうしていよいよヒルも完全復活・・・と思ったら'05-'06シーズンはスポーツヘルニアで21試合の出場に戻ってしまいます。このシーズンもマジックは36勝46敗で終えてしまったものの、シーズン半ばでケイトーとドラフト1巡目指名権を放出してミリチッチとアロヨを獲得し、更にフランシスを放出してアリーザとペニー(獲得後すぐ解雇)を獲得。そしてヒル不在にも拘わらずシーズン終盤の22試合を16勝6敗で戦い抜き、未来への希望を垣間見せたのです。しかし、それは世代交代の足音が近付いている事の証左でもありました。

'06-'07シーズン。キャリアを通じてSFとして起用され続けていたヒルは、SGでのプレーに挑みます。ネルソン、ヒル、タコルー、バティー、ドワイトという布陣がほぼ定着したマジックは最早完全にドワイトのチームとなります。一方でヒルは65試合に出場して14.4得点3.6リバウンド2.1アシスト、更にキャリアハイを更新するFG成功率.518をマーク。ヒルは大型契約最終シーズンという事で何度かトレードの噂も出るものの、結局マジックに残って7年の契約を全うし、チームも40勝42敗で遂にプレーオフ進出を果たします。

これはマジックにとっては'03年以来の、そしてヒル個人にとっては実にピストンズ時代最後の'00年以来となるプレーオフでした。そして、第8シードでポストシーズンに臨んだ彼らの前に立ち塞がったのは、最早イーストの強豪としてすっかり定着していたピストンズだったのです。まだまだ経験不足なマジックは横綱相撲で完膚無きまでに叩きのめされての4連敗。そしてこのオフ、7年の契約期間を終えたヒルは完全FA選手となったのです。

このままマジックに残り、今まで明らかにコストパフォーマンスが悪かった分を取り戻すべく最低保証額でマジックと再契約してくれたならヒルへの評価も随分違ったでしょう。実際ヒルはマジックに復帰するという観測も少なくありませんでした。しかし、そのポストシーズン、TVでの解説をやっていた時に「サンズとスパーズ、加わるならどちらのチーム?」と尋ねられたヒルは「アップテンポなサンズのスタイルの方が自分にあっている」という趣旨の発言をしています。

あの大型移籍から7年、ヒルのキャリアももう長くはありません。優勝のチャンスがより近く、早いチーム。それも自分がバックアップなどではなく、ある程度中心になって貢献出来るチームをヒルは考えたと思われます。マジックもドワイトという柱があり、将来性は十分だったとも考えられますが、そもそも若いドワイトとネルソンを中心にチームを組むマジックは現在形ではなく未来に多くを求めるチーム構成です。ましてマジックがSFのルイスと大型契約を結ぶとあっては、そうでなくてもタコルーとポジションが被ってSGへのコンバートを余儀なくされていたヒルには、最早マジックでの先発の機会も少なくなる・・・そう考えても不思議ではありません。

かくして'07オフ、ヒルはマジックを去り、サンズへ向かう事となりました。マイク・ダントニの指揮の下、アップテンポな超攻撃型バスケットボールでリーグを席巻していたサンズは、しかし'05年にはスパーズ、'06年にはマヴスにカンファレンスファイナルで、そして'07年にはスパーズにカンファレンスセミファイナルで敗れていました。あと一歩で頂点に手が届くはず、そう思っていたサンズファンにとってヒルの移籍は正に天の恵みであったでしょう。

しかし、マジックファンにとってはどうでしょうか。マックス契約で7年間在籍し、結局出場試合はレギュラーシーズン合計でちょうど200試合。1シーズン平均にして28.57試合といったところです。そんな選手に大枚はたき続けた結果がこれだよ!良かったことと言えば成績低迷の結果としてドワイトをドラフト指名出来たことぐらいです。

正確にはヒルのサラリーは、怪我で出られなかった分に関しては保険会社が代わりに支払っていたりしたようですので、マジックの球団経営そのものへの負担は若干和らいでいますが、まあそういう問題じゃないですよね。T-MACは酷使されて体を痛め、チームはサラリーキャップを圧迫され続けてT-MACをサポート出来る人員を集めることもままならなかったのです。ドラフト指名の度重なる失敗もあるのでそれが全てではありませんが、大きな影を落とした事は言うまでもありません。

その原因を起こした当事者が貰うものだけ貰って、元気になったと思ったらマジックからさっさと出て行ってしまった訳です。マジックファンにこれを怒るなという方が難しいですよね。かくしてヒルは試合でオーランドに戻る度にブーイングを受ける身となってしまいました。シャックやペニーといったかつての功労者に対するマジックファンのブーイングはいかがなものかと思う私ですが、こればかりは止めようがないなぁというのが正直なところですね。故障で出場出来なかった分、少しは働いて返してくれよ・・・誰しもそう思うでしょう。この移籍の件はヒルの聖人君子なイメージに結構ヒビを入れてしまったように思います。

ともあれ、ヒルのマジックでのキャリアは終わりました。プレーオフ1stラウンド突破さえ成し遂げられないままにヒルがキャリア晩年を迎える・・・ヒルのNBAキャリア初期にそんな予言でもしようものなら、相当偏屈ないし常識の無い人間と思われてもしょうがなかったでしょう。しかし、あの鮮烈なNBAデビューから13年、ヒルは依然として優勝どころかプレーオフを一度も勝ち抜いた事が無い選手のままだったのです。

(以下、サンズ編へ続く)



※参考文献

グラント・ヒル公式サイトよりキャリアハイライト

nba.comよりキャリアハイライト

バスケットボール・リファレンス.comよりヒルのゲームログ

マジック公式HPよりチームヒストリー


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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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