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え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2009年04月

ホーネッツ、散る

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ホークス(3勝)106-91ヒート(2勝)
ナゲッツ(4勝)107-86ホーネッツ(1勝)

連日シーズンを終えるチームが続きますが、今日はホーネッツですか。当世No.1PGのクリス・ポールを擁し、東のマジックと共に更なる飛躍が期待されていたライジングチームだったホーネッツは優勝請負人のポージーをも獲得し、かなり本気で頂点を狙っていたと思われます。

しかし序盤の気の弛みと主力戦力の怪我続発がチームの先行きに影を落としました。思うように伸びないチーム戦績に業を煮やしたか、トレードデッドライン前にフロントはチャンドラーをキャップ減らしのためにトレード放出してしまいます。幸いこれはトレード相手のサンダーによるキャンセルがあり、チャンドラーは無事(?)ホーネッツに戻りました。

しかし、プレーオフでいいところ無くナゲッツに完敗した事は、オーナーの心証をかなり悪くしてしまった事と思われます。第4戦の58点差ブローアウトもさることながら、1勝しか出来なかった事がまた厳しいです。チャンドラーなり誰かなりがキャップ減らしのためにトレードされる可能性はかなり高いと言わざるを得ません。

そうでなくとも世界大不況、しかもニューオリンズはハリケーンの大水害からそう日が経っていません。おまけに負けた相手はナゲッツ。そう、今季開幕前にタダ同然でキャンビーを出し、開幕後にはアイヴァーソンをビラップスと交換し、結果として遂に1stラウンドの壁を超えたという実績は、キャップオーヴァーに頭を抱えるオーナーから見ても実に鮮やかかつ魅力的な成功例です。今頃どこのオーナーもチームフロントに「何故うちのチームもあれが出来ないんだ」などと言ってGM達を悩ませている事でしょうね。

そしてこういった話は、タコルーとゴタートの再契約問題を抱えるマジックにとって、全くもって他人事ではありません。1stラウンドでシクサーズに足元を掬われれば、シーズン59勝から来る高い期待を裏切られたファンのショックは勿論の事、オーナー側も一気に財布の紐を絞る事必至です。

ホーネッツのような好チームですら上手く行かないという事実は他のチームファンにとって、決して甘い蜜たる他人事の不幸などではありません。明日は我等がチームに降りかかるかも知れない、すぐそこにある危機なのです。

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ドワイト24-24で、2年連続1stラウンド突破にリーチでござるの巻

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マジック(3勝)91-78シクサーズ(2勝)
セルティクス(3勝)106-104ブルズ(2勝)
マヴス(4勝)106-93スパーズ(1勝)
ブレーザーズ(2勝)88-77ロケッツ(3勝)

やっと、という感じでしょうかね。シクサーズに先手を取られて以来、レギュラーシーズンのようなマジックの良さがなかなか出ていない試合展開ばかりだった今シリーズ、ようやくマジックらしい試合運びが出来たように思います。

さて、今まで携帯での更新だったために試合結果等のソース無しでしたが、まとめておきましょう。第1〜4戦までのボックススコアです。


http://www.nba.com/games/20090419/PHIORL/boxscore.html

http://www.nba.com/games/20090422/PHIORL/boxscore.html
http://www.nba.com/games/20090424/ORLPHI/boxscore.html
http://www.nba.com/games/20090426/ORLPHI/boxscore.html

2勝2敗で迎えた第5戦、取った方が先に王手。たいてい縺れるプレーオフにおいて、第5戦は重要な意味を持ちます。2勝2敗で推移したシリーズの場合、第5戦に勝ったチームがシリーズを制する確率は実に80%超というデータすらあるくらいです。その重要な第5戦を、ホームで迎えられる事がホームコートアドヴァンテージの重要なところですね。ええ、もちろんオーランドでの試合だった訳です。

その第5戦、0-6といきなりダウナーなスタートを切ったかと思いきやあっという間に追いついたものの、その後は暫く接近戦。しかし、前半終盤にアルストンの3が決まったのをきっかけにマジックが少し引き離します。タコルーとゴタートのレイアップが相次いで決まり、45-39と悪く無い形で前半を終えたのです。

そして、またしてもマジックは3Qに走ります。またもアルストンの3ポイントを口火として、ドワイトのダンク、更にアリウープ。3Qをほぼ全時間優位に進めたマジックが、69-60と2桁得点差手前までリードを広げる事に成功しました。ただ、この程度の点差では安心出来ないのが今回のシリーズだったのもまた確かです。

そして実際、この試合でもシクサーズはマジックに迫ります。4Q、ルイスの3とドワイトのレイアップで14点差を付けたマジックに対し、シクサーズはダレンベアのジャンパー、A.ミラーのレイアップ、ドワイトのファウルからイグオダラのFT2本、そしてイグオダラのダンクで一気に8-0のランで82-76まで迫って来たのです。

しかし、マジックは慌てませんでした。ルイスがレイアップを沈めて再び8点差とすると、50秒後に更にジャンパーを決め、残り2:02で86-76で再度突き放します。そしてこの後、両者の得点はストップしたのです。ようやくアルストンがジャンパーを沈めて均衡を破った時、残り時間は23.3秒。時間切れで、ですね。かくしてこの重要な一戦をモノにしたマジックが、2年連続となるプレーオフ1stラウンド突破へ向け、遂に王手をかけたのであります。

http://www.nba.com/games/20090428/PHIORL/boxscore.html

ドワイトの24-24(24リバウンドはマジック選手のプレーオフ記録です)、ルイスとタコルーの復調など好材料は多いものの、一方で不安材料もいくつかあります。

http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/news/story?id=4110920

まずはコートニー・リー。第5戦開始早々、ドワイトがブロックショットに行って、思いっきり肘がリーに入ってしまったため、試合出場時間僅か5:52でコートを後にしてしまいました。恐らく第6戦の出場は不可能と思われます。ピートラス、そしてレディックの更なる奮起が望まれますね。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2009/04/dileo-greasing-the-nba-referee-wheel.html

2つ目の問題はシクサーズのDiLeo(読めません)HCが、ドワイトが攻守にわたって3秒ヴァイオレーションを見逃されて優遇されている、とアピールした事。ヴァンガンディーHCは早速反論していますが、こういうアピールは言った者勝ちですので厄介ですな。

http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/news/story?id=4111528

そして最大の懸念材料はズバリ、ドワイトが第6戦で出場停止になる恐れがある事。ドワイトがダレンベアのディフェンスにフラストレーションが過ぎたか、肘を入れてしまいテクニカルファウルを吹かれたのですが、これがどう判断されるかが焦点となっております。確かに、この動画を見る限りではこの肘入れは宜しくは無いですね。



もしもドワイト抜きとなると、ゴタート先発で戦わないといけなくなります。・・・結構それでもやれそうな気はしますが、やはりドワイト不在で戦うのはKG抜きのセルティクス同様大変です。どうにか出場停止処分が下されない事を祈るとしましょう。

ともあれ、1stラウンド始まって初めてのマジック優位な流れである事には間違いありません。まだ2試合あると考えるより、第6戦で一気に決着をつけたいところです。ドワイトの去就は気になるところですが、スパーズですら撃沈する1stラウンドの戦線にあって、マジックが有利な状況下にいる事は間違いありません。この勢いのままで、タフだったシリーズに今度こそ決着をつけたいところですね。



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去り行くチーム、勝ち残るチーム

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ホークス(2勝)81-71ヒート(2勝)
ナゲッツ(3勝)121-63ホーネッツ(1勝)
レイカーズ(4勝)107-96ジャズ(1勝)

まず最初に、ナゲッツ対ホーネッツのスコアは数字の入力ミスではない事を強調しておきましょう。こんな負け方、次戦にも響きそうで嫌ですよねえ。

さて、HOOP誌の予想が次々外れるプレーオフですね。サンズがプレーオフに出られないのは致し方無いですが、まさかスパーズがここまで追い込まれるとは、ジノビリ不在でも予想出来ませんでした。ピストンズはもう仕方無いところですよね。レイカーズ?あれは一旦ピストンズと言った後で言い直したのでノーカウントです(笑)。

それにしても、早くもピストンズにジャズがプレーオフの舞台を去りました。スパーズ、ホーネッツ、ブレーザーズも既に土俵際まで追い込まれてますし、毎年の事とは言えど、なかなか切ないですな。いや、プレーオフ不出場チームの方がもっと切ないのは重々分かってるんですが。

ウエストに比べるとイーストは2勝2敗のタイとなったシリーズが3つ並ぶ激戦だったりしますが、これも次の試合ではどちらかが王手をかける訳でして、シリーズの終わりは遠くありません。そう、どの道8チームが1stラウンドで消える運命なのです。あと6チームがどこになるのかは神のみぞ知るといった感じですが、マジックがなるべく最後まで勝ち残る事を信じたいですね。ま、まずは目の前のシクサーズを倒してからの話ですが。

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いよっ!タコルー復活の決勝3でホームコートアドヴァンテージ奪回でござるの巻

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ブルズ(2勝)121-118セルティクス(2勝)
キャヴス(4勝)99-78ピストンズ
マジック(2勝)84-81シクサーズ(2勝)
ロケッツ(3勝)89-88ブレーザーズ(1勝)

クラッチプレイヤー。どうしてもここで得点しないと・・・という時に結果を出す強心臓の持ち主です。那須与一、ウィリアム・テル、ゴルゴ13、ブラック・ジャック、アムロ・レイ、皆そうですね。時に本調子でなくとも絶大な信頼を得て、その信頼を裏切らない、それがゴートゥガイというものです。・・・ゴルゴ13は不調な時が殆ど無かった気がしますが(笑)。

プレーオフが始まって以来、マジックのゴートゥガイ、タコルーはずっと不調でした。地元紙でもピートラスと先発を交代するべきでは?といった話題も出た程です。しかし、ヴァンガンディーHCはタコルーを信じていました。実際、試合前時点でヴァンガンディーはタコルーに重要な場面でのシュートを任せる旨の発言をしていたのです。依怙贔屓?いいえ、それこそが信頼というものでしょう。

負ければ1勝3敗の崖っ淵に追い込まれる厳しい展開、しかも得意とはいえアウェー。1勝3敗からシリーズを制したチームなど、過去に遡っても二桁ありません。正に負けられない試合となった第4戦、マジックは危機感溢れる好スタートを切るものの即追い付かれます。その後も引き離しては追い付かれを繰り返した両者、結局前半を36-36と分けました。

転機は3Qに訪れます。開始早々7本連続でシュートを決めたマジックは一気に10-0のランを決め、またもシクサーズを突き放したのです。このリードはなかなか詰まらず、マジック優位の展開で試合は進みました。

4Qに入ってなお、マジックのリードは続きます。しかしここはフィラデルフィア、そしてこのシリーズのシクサーズは柔じゃありません。試合終盤のクライマックスへ向けて、徐々にシクサーズはにじり寄っていきました。それはまるで、第1・3戦のようであり、シクサーズのファン達も三度目の逆転劇を期待して応援に熱が入ります。二度ある事は三度ある・・・なんて言葉がアメリカにあるかは知りませんが、少なくとも満員の観客達はそうなると信じていた事でしょう。

そして遂にシクサーズは追いすがりました。イグオダラの3、そしてアンドレ・ミラーのレイアップが決まって79-77、残り2:33で2点差まで詰めて来たのです。タコルーが3ポイントプレーとなるレイアップで返したものの、FTはミス。逆にミラーに2本のFTを与えてしまい、しかも両方決められます。81-79となったところで両者はしばし攻めあぐねました。即ち、マジックはドワイト、ルイスがそれぞれ決め切れなかったのです。特にルイスが決められなかったくだりは、まるで第1戦のデジャヴそのものでした。シクサーズ、タイムアウト。残り27秒です。

タイムアウト明け、イグオダラがボールを持ちます。またも彼が行くのかと思われた時、イグオダラの目にフリーなダレンベアの姿が目に入ったのです。パス、そしてダンク。81-81の同点です。いよいよ三度目の奇跡かと沸くフィリーファン。マジック、タイムアウト。

この正に勝負どころ、ヴァンガンディーHCは迷いもせずにタコルーに打たせるプレーを選びました。この絶大な信頼を、タコルーもまた裏切る事は無かったのです。この1点を争う場面でタコルーは、なんと3ポイントを放ち、そして見事にネットを潜らせたのです。第1戦ではイグオダラの決勝シュートにオーランドの観客が沈黙しましたが、今度はフィリーの観衆が言葉を失う番だったのです。

残り1.1秒で出来る事はあまり多くありません。20秒タイムアウト後、イグオダラ必死のダウンタウンは決まらず、ここにシリーズは2勝2敗のタイとなりました。そしてマジックは、遂にホームコートアドヴァンテージを奪回したのです。

キャヴスがピストンズをスウィープで撃破し、ブルズがダブルOTの末にセルティクスを下し、更にはロケッツがブレーザーズに王手をかけたこの日の試合にあって、マジックのこの1勝はあまり目立たないものになったように思われます。しかし、ここまで今ひとつピリッとしない試合運びが続いていたマジックにとって、この1勝の意味はかなり大きいと思われます。

依然としてシクサーズは厄介な相手であることに変わりはありません。しかし、この鮮やかな勝利をきっかけとして、今度こそマジックがシーズン中に見せていた安定感ある強さを取り戻し、第5戦でシリーズ勝ち抜きに王手をかけてくれる事を期待したいと思います。マジックの強さ、まだまだこんなものじゃないはずですよ!

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キッド、またもスパーズに引導?

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ホーネッツ(1勝)95-93ナゲッツ(2勝)
マヴス(3勝)99-90スパーズ(1勝)
ヒート(2勝)107-78ホークス(1勝)
レイカーズ(3勝)108-94ジャズ(1勝)

レイカーズの王手はまあ分かるんですが、マヴスがスパーズに王手は意外でしたね。ジノビリ不在が響いているという事なんでしょうか・・・。思い起こせば、スパーズがチーム史上初のNBAチャンピオンに輝いた翌シーズンも、サンズにやられて1stラウンド敗退だったんですが、あの時はダンカン不在でした。あの時のサンズはなぜか金髪のジェイソン・キッドがシリーズ途中に復帰したんですよね。今回のマヴスもキッドが率いているあたり、不思議な縁を感じなくもありません。

ところで、メキシコ風邪がアウトブレイクしそうな訳ですが、NBAやってる場合なんでしょうか?特にメキシコに近いテキサス方面は危ない気がするんですが。

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昨日書いた通り、まだあわてるような時間じゃないでござるの巻

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キャヴス(3勝)79-98ピストンズ
シクサーズ(2勝)96-94マジック(1勝)
ロケッツ(2勝)86-83ブレーザーズ(1勝)

・・・昨日書いた記事通りになって吹きましたw

キャヴスが1stラウンド突破へ電車道ばく進中なのを尻目に、我等がマジックは未だにシーズン中の好調さを取り戻せないままでいます。タコルーとルイスの故障は明らかにチームにダメージを与えていますね。ルイスの膝は徐々に良くはなっているようですが・・・。

舞台をフィラデルフィアに移したプレーオフ1stラウンド第3戦、マジックはまたしても出遅れます。タコルーとルイスが相変わらずシュートが決まらない上に第1・2戦で好調だったリーまでも抑え込みに行ったシクサーズは二桁リードを奪ったのです。それどころか、3Qにはマジックは更に水を開けられ、一時は57-74と17点ものビハインドに陥ったのです。

こりゃアカンがなと思った直後、マジックの猛反撃が突如スタートします。17-2のランで一気に追いすがったマジックは試合を接近戦に持ち込んだのです。そして4Q残り6:00丁度、ルイスの同点3が遂にヒット。86-86で勝負を振り出しに戻しました。

ところが、ここまで追いついたマジックはまたしても得点がストップ。3分30秒もの足踏みの間にシクサーズがじりじり点差を開きます。この足踏みが響きました。

そして試合終盤、91-94となった残り31秒時点でドワイトがファウルを受け、FT1本を決めて92-94に。次のシクサーズのオフェンスは当然ながら時間を使われます。アンドレ・ミラーのドライヴからのレイアップは外れ、リバウンドはルイス。残り時間は7.4秒でした。マジック、20秒タイムアウトです。

驚いた事に、タイムアウト明けにボールを持ったのは、なんとドワイトでした。当然ながらドワイトは即ファウルを受けます。この超絶大事なFTを、しかしドワイトは2本共にヒット!94-94、またしてもマジックが追い付きました。今度はシクサーズが20秒タイムアウト。

シクサーズはドニエル・マーシャルを出してマジックの意識を外角へ向けておくと、ヤングがボールを持ち、ドライヴを仕掛けます。ヤングはこの際、パスをするつもりでいました。しかし、ボールをロストしかけたヤングは自らシュートを打ちに行きます。結果、ヤングはレイアップを沈めたのです。フィリーの客が沸いた瞬間でありました。

残り時間2秒しか残されていないマジックには、最早取るべきタイムアウトすら残されていません。ルイスの放ったロングシュートか外れると共に試合は終わり、マジックは1勝2敗となってしまいました。

ただ、タイムリーに昨日書いたところですが、この敗戦は残念ではありますが致命的ではありません。まだ第3戦ですし、次の第4戦さえ勝てばシリーズは2-2のタイになり、ホームコートアドヴァンテージも取り戻せます。第4戦も負けるようだと一気にデッドエンド真っ只中ですが。

そう、まだ慌てる事はありません。王手をかけられた訳じゃないのです。まずは次の第4戦をキッチリ勝つ事。そして、ここまで厳しい試合展開になっている原因を考え、対策を練る。これはヴァンガンディーHCの仕事です。

まだまだプレーオフの本番はここからです。この苦戦もきっといい教訓になる、そう信じ続けたいと思います。

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まだあわてるような時間じゃない(AA略)

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セルティクス(2勝)107-86ブルズ(1勝)
マヴス(2勝)86-67スパーズ(1勝)
ジャズ(1勝)88-86レイカーズ(2勝)

俗に、「プレーオフはアウェーが真の勝負」と言います。ホームコートアドヴァンテージがあれば、ホームだけ勝っててもシリーズを制する事は出来ますが、第7戦まで縺れ、次のラウンドに疲れを持ち込む羽目になります。ましてホームでの試合を落としたり、そもそもホームコートアドヴァンテージの無い側だった日には尚更ですね。

今日はセルティクスがアウェーでブルズを倒してホームコートアドヴァンテージを奪回。また2連敗でユタへ戻ったジャズがホームでの強さを発揮して、デロン・ウィリアムズのクラッチシュートでシリーズ初白星を挙げました。セルティクスはこの勝利で第1戦のダメージを事実上払拭したようなものです。ジャズは2連敗で士気下がるところでしたが、ホームに戻って心機一転出来たように見受けられます。

スパーズはまた負けてしまいましたが、これとてもまだ焦る必要はありません。次の第4戦さえ勝てば2勝2敗のタイ、しかもホームコートアドヴァンテージ奪回で1から仕切り直しのようなものです。

かようにプレーオフは目先の1勝を過大評価してはいけないのです。勿論負けるより勝つ方が良いに決まってますが、プレーオフ出場チーム同士のシリーズがそうそう電車道で決まる方が珍しいのです。昨季の覇者、セルティクスの1stラウンドの苦戦を思い出してもみて下さい。

同じ相手に4回勝たないと勝ち上がれない、それがプレーオフのフォーマットです。だからこそ番狂わせは起き難いのですよ。ラウンド序盤〜中盤は目先の1勝1敗に一喜一憂せず、マターリ観戦が正解です。焦るのは3勝さ
れて王手をかけられてからでおk。慌てない慌てない、一休み一休み。

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新人リー覚醒でまずは1勝でござるの巻

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マジック(1勝)96-87シクサーズ(1勝)
ヒート(1勝)108-93ホークス(1勝)
ナゲッツ(2勝)108-93ホーネッツ

先手を取られ、ホームコートアドヴァンテージも持っていかれ、いきなりテンション下がり目なプレーオフ開幕となってしまったマジック。只でさえルイス、タコルーの長身フォワードコンビが怪我を抱えながらプレーしているのに、ドワイトまで目を痛めるなど、なかなかマジックの雲行きは明るくありません。

更にはゴタートが地元ポーランドメディアの取材でヴァンガンディーHCがクラッチタイムでパニックに陥りがちだとシャックと同じニュアンスの批判をしたりしてます(因みにヴァンガンディーは静観のコメントを出しています)。ネルソンの故障以外で致命的な事件が起きて無いのが救いではあるものの、小さなトラブルが多発してチームの士気に多少影響している気がします。

こういう時に必要なのは、何でも良いからとにかく勝つ事。別にいつも通りの選手が活躍しなくてもこの際オッケー。第1戦で4Qだけで11点を叩き出したドニエル・マーシャルの馬鹿当たりが試合の流れを変えたように、突如ラッキーボーイが現れるのもまた、プレーオフの醍醐味って奴です。

ここで負けたら流石にヤバいだろ、というホームでの第2戦、しかしマジックはまたしても序盤で出遅れます。流石にタイムアウトで喝が入ったか、マジックも反撃し、1Qは何とか21-21の同点。

2Qに入るとマジックが徐々に地力の差を見せ、点差を広げ始めます。しかし、問題はまたしてもシクサーズを突き放し切れない事。前半終了間際にも失点を許したマジック、結局前半は46-39で締めました。

3Qに入ってもやはりマジックはシクサーズを突き放し切れませんでした。シクサーズはしかもこの晩、ドワイトに仕事をさせません。ファウルトラブルも手伝って今ひとつピリッとしないドワイトの代わりに立ち上がったのは、なんと新人リーでした。然り気に第1戦でも頑張っていたリーは、明らかに他のヴェテラン勢にシュートを打たれるぐらいなら、ドワイトをダブルチームしてでも・・・というディフェンスをされていました。しかし、それはシクサーズの采配ミスでありましょう。およそ新人とは思えない心臓の強さと平常心を持つこの若人は、プレーオフ参戦2試合目のプレッシャーなどものともせず、淡々と得点を重ねていったのです。

そして来ました4Q。しかしマジックはシクサーズを突き放し切れません。しかもドワイトは遂にに試合終盤を待たずして、残り3:11でファウルアウトを余儀無くされてしまいました。

しかし、ドワイトの代打ゴタートがセンターを勤め、そしてこの日シュートが決まらなかったルイスが大事なところで大事なショットを2本沈め、結局第1戦のような18点差逆転の再来を防いだのです。ドワイトがいない中でこのディフェンス仕事、これは評価に値します。

この試合、リーはキャリアハイとなる24得点を堂々マーク。ドワイトが本来の力を出せなかった中での活躍なのがまた良いですな。

ともあれ、まずは1勝出来ました。マジックとしてはフィラデルフィアで行なわれる第3・4戦のどちらか、あわよくば両方を取り、シリーズの趨勢を一気にマジック優位な流れに押し戻しておきたいところでしょう。今季のマジックはこんなところで終わる訳にはいきません。まだまだ、今季マジックの真価はこんなもんじゃありませんよ!

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ファイナルカード確定にはまだ早い

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キャヴス(2勝)94-82ピストンズ
ブレーザーズ(1勝)107-103ロケッツ(1勝)
レイカーズ(2勝)119-109ジャズ

流石は東西のトップシードですな。キャヴス、レイカーズ共に問題無く2連勝、早くも1stラウンド突破へ向けてイーシャンテンであります。ウエストに関してはハイレベルの争いの中においてもレイカーズが頭1つ突き抜けてますし、イーストに関してもセルティクスとマジックは初戦から躓き、しかもどちらも怪我人含み。

更にセルティクスはKGの穴を埋める活躍が期待されていたレオン・ポウまでもが今プレーオフ絶望になってしまいました。只でさえ厳しいセルティクスのインサイドは更に苦戦を強いられる事となります。こうなると、インサイドが質量共に充実したブルズに勝つのもかなりハードなタスクになってきますね。一昔前、まともなインサイドの戦力も無しにT-MACの得点力だけで勝負していた頃のマジックを連想します。

幸いセルティクスはあの頃のマジックと違いグレン・デイヴィス、ケンドリック・パーキンス、ミッキー・ムーアと人材はまだ揃っています。それにT-MACはグラント・ヒル不在の中で孤軍奮闘していましたが、ピアースにはレイ・アレンという強い味方がいるのです。

インサイドの面々がKGとポウの分まで奮闘し、ステップアップ出来れば、セルティクスは更に隙の無い強豪チームにさえなれるでしょう。我等がマジックだってドワイトの目の怪我は深刻なものではないようで一安心です。まだまだプレーオフは始まったばかり、キャヴスVSレイカーズで確定と断じるのはまだ早いですよ!

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上位シード勢、一本返す

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☆現地4/20

セルティクス(1勝)118-115ブルズ(1勝)
スパーズ(1勝)105-84マヴス(1勝)

流石はヴェテラン揃いの両チームですね。セルティクスはレイ・アレンの決勝3ポイントが残り2秒で決まっての勝利、スパーズはトニー・パーカー38得点の活躍で、割と楽な勝ち方をしました。長年プレーオフで戦って来た歴戦の選手が中心にいると、やはり第1戦黒星という事態にも強いです。

第2戦、マジックもこういう冷静な戦い方が出来るかどうかが大事になってきます。ただマジックには懸念材料があります。実はドワイトが第1戦3Qにダレンベアに目を引っ掛かれていたのですね。勿論、これは単なるアクシデントであり、ダレンベアに悪意は無かった事と思います。古くはカリーム・アブドゥル・ジャバーもこういうトラブルを嫌がってゴーグルを身に付けました。最近だとアマレ・スタッダマイヤーがそうですね。

とはいえ、やはりチームの主軸たるドワイトの故障は気掛かり。ゴタートの出番がまた増えそうですね。まあ、もっと大事なのがチームディフェンス、そして集中力の持続である事は論を待ちませんね。

幸い、次の試合までには1日猶予があります。ドワイトの怪我が良くなる事、そして今度こそはマジックの面々が冷静に試合を運び、確実に勝つ事を信じましょう。

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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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