さて、ヴィンス・カーターショックもそろそろ落ち着いたでしょうかね。カーター獲得は確かにマジックにインパクトを与えそうなんですが、これでマジックの現有ロスターはこうなった訳ですね。
PG→ネルソン、アンソニー・ジョンソン
SG→カーター、レディック
SF→ピートラス
PF→ルイス、アンダーソン
C→ドワイト
現在マジックのロスターにはたったの8名しか選手がいません。この不景気ですからロスター枠全てを使い切らない可能性はありますが、少なく見てもあと5人は雇わないといけない訳ですね。
http://nba.fanhouse.com/2009/06/26/magic-to-pursue-rasheed-wallace-brandon-bass/
そんな中、マジックが次に補強しようとしているポジションをご存知でしょうか。これがなんと、PFなんですね。現在マジックが狙いをつけ、水面下で動き始めているっぽいターゲットは2人。ピストンズのラシード・ウォーレス、そしてマヴスのブランドン・バスです。
・・・ちょっと待て、とお思いの方は少なく無いでしょう。私も最初はちょっと驚きました。若いバスを狙うのはまだ分かります。しかし、ドワイト対策でラシードを欲しがるチームがあるのは分かりますが、当のマジックがラシード取りですか、と。
私はもう少し時間が経って、キャリア晩年も晩年に最低保証額でラシードが来るのならアリかなと思っていました。ピストンズで対戦中にすらドワイトにアドヴァイスをくれる彼がマジックに来てドワイトに基本をもっと叩き込んでくれるなら、まだまだ素材で勝負し過ぎのドワイトが伸びるはずですからね。
言うまでもありませんか、ラシードのプレースタイルはマジックにかなりフィットしています。長身、3ポイント、ディフェンスの巧みさ、そして何よりドワイト不在時にはセンターを務める事が出来るのです。しかもルイスをSFに戻せば引き続き6-10が3人揃った長身ラインアップが、現在のヴァージョン(タコルー、ルイス、ドワイト)よりインサイドに強い形で布陣可能になるのです。ここ2、3年だけを考えれば悪くない補強と言わざるを得ません。
ただ、問題はラシードが「年俸800万ドル以上のオファーが無かったら引退する」と公言している事。この不景気な折りにそんなオファーを出せるチームはそうは無いと言いますか、下手したらどこにも無い気もしますが・・・。ただ、仮にラシードが折れたとしても、ミドル枠フルは必要なんじゃないでしょうか。
この条件が出せるチームとなると、結構幅が広がります。まずはジェファーソン獲得で勝負をかけてきたスパーズ。BIG3をBIG4にして、怪我人が出てもチームを安定させたいセルティクス。ヤオミン長期離脱が懸念されるロケッツ(ここはゴタートの方が狙い目みたいですが)。ダントーニックス(〔C〕ケンプの運転手さん)だって有り得ますし、インサイドに核が欲しいヒートも有り得ます。
ただ、ラシード本人は優勝を狙えるチームに行きたいという話みたいですので、そうなるとマジック、セルティクス、スパーズあたりが有利でしょうか。因みに私はキャヴスも彼を狙ってるんじゃないかと読みます。シャックとラシードの両方とか欲張りにも程がある気がしますが、もし実現すればかなり強力なインサイドでしょう。賞味期限が大変短いですが・・・。
ところで、ラシードなりバスなりを狙っているという事は、マジックがタコルーとの再契約はほぼ諦めている、という事をも意味します。ラシード、バス、それに近しいタレントが取れなかった時、まだタコルーが売れ残っていたらあるいは分かりませんが、可能性は一層低くなりましたね。
実はタコルーの穴をある程度安価に埋める方策、無くはないのです。しかも彼はカーターと同じくオーランド在住であり、しかも元マジックの選手・・・数年来のファンならもう分かりましたね。ええ、グラント・ヒルです。
ヒルのマジック在籍時代の悪夢を思い起こして不愉快になる向きも少なく無い筈です。しかし、あの時と違ってヒルと契約するとしても最低保証額。ローリスクどころかノーリスクですらあります。サンズ残留の意志があると言っていたヒルですが、先の短い彼がシャック移籍をみても同じ考えとは、私は思いません。マジックから声がかかれば、二つ返事で応じると私はみています。それに今こそ、あのタダメシ喰わせてた頃の借りを返してもらう好機だと思いませんか?
仮にラシードとヒルが加わったとしましょう。
PG→ネルソン、ジョンソン
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→ルイス、ヒル
PF→ラシード、アンダーソン
C→ドワイト
・・・平均年齢上がりまくりやんけと言われそうですが、シャックに依存しそうなキャヴスよりは健全な形のヴェテラン加入ではあるでしょう。ロスターも10人埋まりました。後はセンター補欠にフォイルを再雇用、最低保証額選手を2〜3人加えればロスター完成です。
・・・さて、ここまで書いたのが行きの通勤車両内。で、帰りの今ニュースチェックしてみると、どうやら若干風向きが変わる可能性が出てきました。
http://www.orlandosentinel.com/sports/basketball/magic/orl-sportsmagic-turkoglu-gortat-30063009jun30,0,3159313.story
スミスGM、どうやらタコルーを諦めてはいない模様です。ラシードやバスの噂が出た時点でもう無い話かと思っていましたが、一応まだオファーをする可能性がありますね。ただ、タックス支払いのラインが6900万ドルと予想される中で、既に6800万ドルを使ってしまったマジックには余裕がありませんので、FA戦線に慌てて打って出るのではなく、市場の動きをまずは眺めるようです。平たく言えば、タコルーとの契約も他チームの動向を見極め、相場を見て考えるという話ですね。
どの道余分に使えるキャップがあるでもないマジックだけに、これは一つの作戦ではあるでしょう。大不況で各チームにも余裕が無い折り、そして待ち受ける2010年問題。タコルーに十分なサラリーを出せそうなキャップに余裕のあるチームはグリズリーズ、ピストンズ、キングス、サンダー。これらのチームに続いてブレーザーズ、ラプターズであります。ピストンズは取るかもですね。近未来の強豪ブレーザーズも侮れません。ボッシュ引き止めを考えるならラプターズも動くかも知れません。
とはいえ、2010年へのキャップも空けておきたい彼らが果たしていかほどのオファーをタコルーに提示するか、です。タコルーには少々酷い気もしますが、マジックはそのオファー金額を見て、タコルーの行き先が決まらないようなら相場に準じたオファーを出そうという訳ですね。
勿論、タコルーがどこかで彼の望む年俸1000万ドル級のオファーを得る可能性もあるでしょう。そうなれば完全FAのタコルーとはお別れです。そんな殺生なとお思いの向きもありましょうが、マジックがタコルーにこの金額で再契約すると、マジックのサラリー合計は7800万ドルですからね。この時点でタックスは早くも900万ドル!しかも、まだロスターは9人しかいない訳です。最低でもあと4人、しかも契約する度にタックス取られますから支出は倍かかります。更に言えば、タックスラインが予想な6900万ドルより低ければ低いほど、更に支出は増えるのです。
てな訳で、いかにタコルーが長期大型契約を得るのが難しくても、マジックと再契約という可能性は相当低いです。ただ、もし奇跡があるとすれば、オプトアウト前の契約に近い800万ドル前後の1年契約でマジックに残る可能性はあるかも知れません。これはあくまで、
・タコルーが他チーム(恐らくはプレーオフ出場可能圏チーム)で年俸1000万ドル級のオファーを得られない
・マジックがラシードなどのミドル枠級FA選手と契約しない
という条件下でやっと起きるかどうか、という話です。あまり期待はしないが吉でしょう。
また、ゴタートの残留はタコルーよりも難しくなってしまったかも知れません。それというのも、ロケッツのビッグセンター、ヤオミンが来季、あるいはそれ以上の期間を休む模様だからです。休みがちなヤオのバックアップ役としてゴタートを求めていたロケッツでしたが、こうなると先発センターとして彼を獲得に来る可能性が出てきました。なお、スミスGMはフルミドルどころか年俸500万ドル以上のオファーでゴタートを諦める模様です。
更にスミスGMはミドル枠を分割して複数選手獲得に使う可能性を示唆しました。そうなると、ラシード級の人材確保はかなり難しくなります。また、見返り次第ですがタコルーのサイン&トレードの可能性も仄めかしていますね。サイン&トレードならピストンズあたりと、それこそラシードでも交えて、ですかね?まあこの場合はタコルー再契約よりサラリーキャップが上がらないような作戦を考えるでしょう。
ともあれ、タコルー、ラシード、バスの誰が残ろうと残るまいと、マジックはまだロスターを埋めなければなりません。タコルーが残ればルイスが引き続き先発PF、ラシードかバス、または彼らに準じた先発級PFが入ればルイスは先発SF。どちらであれフォワードのポジションは埋まる訳です。今、仮にそうなったとして、残りのロスターをどう埋めるべきか思案してみましょう。
どっちのパターンであれ、ぱっと見て必要なのは第3のPG、そしてCの控えです。控えCを仮にフォイルとしておきます。先発SF(タコルーorルイスのところ)と先発PF(ルイスorラシードetc)は両方のパターンを想定し、仮名のままで考えてみましょう。
PG→ネルソン、ジョンソン、第3PG
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→先発SF、ヒル
PF→先発PF、アンダーソン
C→ドワイト、フォイル
もうこれで12人埋まってます。あと1人入れるならどこか。・・・どう見てもビッグマンですね。SFはカーター、ピートラス、またルイスでも兼任出来ます。つー事で、安いビッグマンを入れれば終了です。アンダーソンにセンターはどうかなと思うので、出来ればフォイルよりベターなセンターがいるといいですね。個人的にはピストンズでラシードとコンビを組んでいたマクダイスなんか引っ張れると最高かなと思います。つまり、こんな感じですかね。
PG→ネルソン、ジョンソン、第3PG
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→先発SF、ヒル(、ピートラス)
PF→先発PF、アンダーソン(、マクダイス)
C→ドワイト、マクダイス、フォイル
これで13人埋まりました。匿名部分、例えば第3PGをどう埋めるかなんですが、こういう時はFAリストに限ります。
http://sports.espn.go.com/nba/news/story?page=FreeAgents-09-10
http://hoopshype.com/free_agency.htm
まあ、いろいろと考えてみて下さい。第3のPG候補ですが、田臥・・・いやなんでもありません。まあ真面目に行くならディフェンスに難はありますがマーカス・ウィリアムズとかでしょうか。控えビッグマンだとドレアック呼び戻しなんてのも手かもしれません。皆さんも色々と頭をひねってみて下さい。
P.S.
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_bianchi/2009/06/hedo-turkoglus-agent-dont-give-up-on-turk-returning-to-the-magic-.html
タコルーの件、エージェント側もマジックとの交渉が終わったという認識ではないようです。フロントとエージェントがそれぞれこういうコメントを出し合うのは、何か互いに意図があっての事なのでしょうかね?
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (19) ソロモン編・前 (角川コミックス・エース 80-22)
著者:安彦 良和
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発売日:2009-06-26
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PG→ネルソン、アンソニー・ジョンソン
SG→カーター、レディック
SF→ピートラス
PF→ルイス、アンダーソン
C→ドワイト
現在マジックのロスターにはたったの8名しか選手がいません。この不景気ですからロスター枠全てを使い切らない可能性はありますが、少なく見てもあと5人は雇わないといけない訳ですね。
http://nba.fanhouse.com/2009/06/26/magic-to-pursue-rasheed-wallace-brandon-bass/
そんな中、マジックが次に補強しようとしているポジションをご存知でしょうか。これがなんと、PFなんですね。現在マジックが狙いをつけ、水面下で動き始めているっぽいターゲットは2人。ピストンズのラシード・ウォーレス、そしてマヴスのブランドン・バスです。
・・・ちょっと待て、とお思いの方は少なく無いでしょう。私も最初はちょっと驚きました。若いバスを狙うのはまだ分かります。しかし、ドワイト対策でラシードを欲しがるチームがあるのは分かりますが、当のマジックがラシード取りですか、と。
私はもう少し時間が経って、キャリア晩年も晩年に最低保証額でラシードが来るのならアリかなと思っていました。ピストンズで対戦中にすらドワイトにアドヴァイスをくれる彼がマジックに来てドワイトに基本をもっと叩き込んでくれるなら、まだまだ素材で勝負し過ぎのドワイトが伸びるはずですからね。
言うまでもありませんか、ラシードのプレースタイルはマジックにかなりフィットしています。長身、3ポイント、ディフェンスの巧みさ、そして何よりドワイト不在時にはセンターを務める事が出来るのです。しかもルイスをSFに戻せば引き続き6-10が3人揃った長身ラインアップが、現在のヴァージョン(タコルー、ルイス、ドワイト)よりインサイドに強い形で布陣可能になるのです。ここ2、3年だけを考えれば悪くない補強と言わざるを得ません。
ただ、問題はラシードが「年俸800万ドル以上のオファーが無かったら引退する」と公言している事。この不景気な折りにそんなオファーを出せるチームはそうは無いと言いますか、下手したらどこにも無い気もしますが・・・。ただ、仮にラシードが折れたとしても、ミドル枠フルは必要なんじゃないでしょうか。
この条件が出せるチームとなると、結構幅が広がります。まずはジェファーソン獲得で勝負をかけてきたスパーズ。BIG3をBIG4にして、怪我人が出てもチームを安定させたいセルティクス。ヤオミン長期離脱が懸念されるロケッツ(ここはゴタートの方が狙い目みたいですが)。ダントーニックス(〔C〕ケンプの運転手さん)だって有り得ますし、インサイドに核が欲しいヒートも有り得ます。
ただ、ラシード本人は優勝を狙えるチームに行きたいという話みたいですので、そうなるとマジック、セルティクス、スパーズあたりが有利でしょうか。因みに私はキャヴスも彼を狙ってるんじゃないかと読みます。シャックとラシードの両方とか欲張りにも程がある気がしますが、もし実現すればかなり強力なインサイドでしょう。賞味期限が大変短いですが・・・。
ところで、ラシードなりバスなりを狙っているという事は、マジックがタコルーとの再契約はほぼ諦めている、という事をも意味します。ラシード、バス、それに近しいタレントが取れなかった時、まだタコルーが売れ残っていたらあるいは分かりませんが、可能性は一層低くなりましたね。
実はタコルーの穴をある程度安価に埋める方策、無くはないのです。しかも彼はカーターと同じくオーランド在住であり、しかも元マジックの選手・・・数年来のファンならもう分かりましたね。ええ、グラント・ヒルです。
ヒルのマジック在籍時代の悪夢を思い起こして不愉快になる向きも少なく無い筈です。しかし、あの時と違ってヒルと契約するとしても最低保証額。ローリスクどころかノーリスクですらあります。サンズ残留の意志があると言っていたヒルですが、先の短い彼がシャック移籍をみても同じ考えとは、私は思いません。マジックから声がかかれば、二つ返事で応じると私はみています。それに今こそ、あのタダメシ喰わせてた頃の借りを返してもらう好機だと思いませんか?
仮にラシードとヒルが加わったとしましょう。
PG→ネルソン、ジョンソン
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→ルイス、ヒル
PF→ラシード、アンダーソン
C→ドワイト
・・・平均年齢上がりまくりやんけと言われそうですが、シャックに依存しそうなキャヴスよりは健全な形のヴェテラン加入ではあるでしょう。ロスターも10人埋まりました。後はセンター補欠にフォイルを再雇用、最低保証額選手を2〜3人加えればロスター完成です。
・・・さて、ここまで書いたのが行きの通勤車両内。で、帰りの今ニュースチェックしてみると、どうやら若干風向きが変わる可能性が出てきました。
http://www.orlandosentinel.com/sports/basketball/magic/orl-sportsmagic-turkoglu-gortat-30063009jun30,0,3159313.story
スミスGM、どうやらタコルーを諦めてはいない模様です。ラシードやバスの噂が出た時点でもう無い話かと思っていましたが、一応まだオファーをする可能性がありますね。ただ、タックス支払いのラインが6900万ドルと予想される中で、既に6800万ドルを使ってしまったマジックには余裕がありませんので、FA戦線に慌てて打って出るのではなく、市場の動きをまずは眺めるようです。平たく言えば、タコルーとの契約も他チームの動向を見極め、相場を見て考えるという話ですね。
どの道余分に使えるキャップがあるでもないマジックだけに、これは一つの作戦ではあるでしょう。大不況で各チームにも余裕が無い折り、そして待ち受ける2010年問題。タコルーに十分なサラリーを出せそうなキャップに余裕のあるチームはグリズリーズ、ピストンズ、キングス、サンダー。これらのチームに続いてブレーザーズ、ラプターズであります。ピストンズは取るかもですね。近未来の強豪ブレーザーズも侮れません。ボッシュ引き止めを考えるならラプターズも動くかも知れません。
とはいえ、2010年へのキャップも空けておきたい彼らが果たしていかほどのオファーをタコルーに提示するか、です。タコルーには少々酷い気もしますが、マジックはそのオファー金額を見て、タコルーの行き先が決まらないようなら相場に準じたオファーを出そうという訳ですね。
勿論、タコルーがどこかで彼の望む年俸1000万ドル級のオファーを得る可能性もあるでしょう。そうなれば完全FAのタコルーとはお別れです。そんな殺生なとお思いの向きもありましょうが、マジックがタコルーにこの金額で再契約すると、マジックのサラリー合計は7800万ドルですからね。この時点でタックスは早くも900万ドル!しかも、まだロスターは9人しかいない訳です。最低でもあと4人、しかも契約する度にタックス取られますから支出は倍かかります。更に言えば、タックスラインが予想な6900万ドルより低ければ低いほど、更に支出は増えるのです。
てな訳で、いかにタコルーが長期大型契約を得るのが難しくても、マジックと再契約という可能性は相当低いです。ただ、もし奇跡があるとすれば、オプトアウト前の契約に近い800万ドル前後の1年契約でマジックに残る可能性はあるかも知れません。これはあくまで、
・タコルーが他チーム(恐らくはプレーオフ出場可能圏チーム)で年俸1000万ドル級のオファーを得られない
・マジックがラシードなどのミドル枠級FA選手と契約しない
という条件下でやっと起きるかどうか、という話です。あまり期待はしないが吉でしょう。
また、ゴタートの残留はタコルーよりも難しくなってしまったかも知れません。それというのも、ロケッツのビッグセンター、ヤオミンが来季、あるいはそれ以上の期間を休む模様だからです。休みがちなヤオのバックアップ役としてゴタートを求めていたロケッツでしたが、こうなると先発センターとして彼を獲得に来る可能性が出てきました。なお、スミスGMはフルミドルどころか年俸500万ドル以上のオファーでゴタートを諦める模様です。
更にスミスGMはミドル枠を分割して複数選手獲得に使う可能性を示唆しました。そうなると、ラシード級の人材確保はかなり難しくなります。また、見返り次第ですがタコルーのサイン&トレードの可能性も仄めかしていますね。サイン&トレードならピストンズあたりと、それこそラシードでも交えて、ですかね?まあこの場合はタコルー再契約よりサラリーキャップが上がらないような作戦を考えるでしょう。
ともあれ、タコルー、ラシード、バスの誰が残ろうと残るまいと、マジックはまだロスターを埋めなければなりません。タコルーが残ればルイスが引き続き先発PF、ラシードかバス、または彼らに準じた先発級PFが入ればルイスは先発SF。どちらであれフォワードのポジションは埋まる訳です。今、仮にそうなったとして、残りのロスターをどう埋めるべきか思案してみましょう。
どっちのパターンであれ、ぱっと見て必要なのは第3のPG、そしてCの控えです。控えCを仮にフォイルとしておきます。先発SF(タコルーorルイスのところ)と先発PF(ルイスorラシードetc)は両方のパターンを想定し、仮名のままで考えてみましょう。
PG→ネルソン、ジョンソン、第3PG
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→先発SF、ヒル
PF→先発PF、アンダーソン
C→ドワイト、フォイル
もうこれで12人埋まってます。あと1人入れるならどこか。・・・どう見てもビッグマンですね。SFはカーター、ピートラス、またルイスでも兼任出来ます。つー事で、安いビッグマンを入れれば終了です。アンダーソンにセンターはどうかなと思うので、出来ればフォイルよりベターなセンターがいるといいですね。個人的にはピストンズでラシードとコンビを組んでいたマクダイスなんか引っ張れると最高かなと思います。つまり、こんな感じですかね。
PG→ネルソン、ジョンソン、第3PG
SG→カーター、ピートラス、レディック
SF→先発SF、ヒル(、ピートラス)
PF→先発PF、アンダーソン(、マクダイス)
C→ドワイト、マクダイス、フォイル
これで13人埋まりました。匿名部分、例えば第3PGをどう埋めるかなんですが、こういう時はFAリストに限ります。
http://sports.espn.go.com/nba/news/story?page=FreeAgents-09-10
http://hoopshype.com/free_agency.htm
まあ、いろいろと考えてみて下さい。第3のPG候補ですが、田臥・・・いやなんでもありません。まあ真面目に行くならディフェンスに難はありますがマーカス・ウィリアムズとかでしょうか。控えビッグマンだとドレアック呼び戻しなんてのも手かもしれません。皆さんも色々と頭をひねってみて下さい。
P.S.
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_bianchi/2009/06/hedo-turkoglus-agent-dont-give-up-on-turk-returning-to-the-magic-.html
タコルーの件、エージェント側もマジックとの交渉が終わったという認識ではないようです。フロントとエージェントがそれぞれこういうコメントを出し合うのは、何か互いに意図があっての事なのでしょうかね?
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (19) ソロモン編・前 (角川コミックス・エース 80-22)
著者:安彦 良和
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009-06-26
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