NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2010年02月

21点リードからの敗戦

ブログネタ
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ペイサーズ107-83ピストンズ
ウィザーズ92-91マジック
バックス114-107ニックス
セルティクス96-87ネッツ
ホークス91-81ブルズ
シクサーズ101-94ホーネッツ
ロケッツ101-83グリズリーズ
ウルヴス117-108マヴス
サンズ114-102キングス
ナゲッツ126-113レイカーズ

☆本日のハイライト

・ウエスト頂上対決、ビラップスが3ポイント9本でナゲッツ勝利
・セルティクス、ピアース欠場に苦しみつつも勝利
・ホークス、ジョッシュ・スミスが18得点14リバウンド10アシストのトリプルダブル

♪かっこ悪い振られか〜た〜、は大江千里ですが(古)、かっこ悪い負け方ってのはあると思うんですよ。今日のマジックは本当にそれでしたね。

ネルソン&ピートラスも無事戦線復帰し、毎度の先発ラインアップが復活したマジック。対戦相手はと言えばアリーナス&クリッテントンの件以降すっかり今季は店じまいモードの感があるウィザーズです。毎日のようにトレードの噂にジェイミソンとカロン・バトラーの名前が挙がるとかチームとしてどうなのって感じですね。とはいえ、マイク・ミラーにスティーヴンソン、ドラフト後すぐトレードですがヘイウッドと元マジック組が何気に揃ったこのチームの今後、私は結構気にしてたりします。

試合はいきなりマジックの開幕ダッシュで始まりました。バーンズの6得点とドワイトのダンクを含む12-0ランでいきなりマジックは波に乗ります。その後もマジックの勢いは止まらず、ドワイト&ネルソンで9-0を決めた時には28-7と早くも21点差。結局1Qを32-13で終えるという、最高の立ち上がりを見せたのです。ああやっぱウィザーズも色々大変なんだよな、前回のウィザーズ勝利とかやっぱマジックが駄目駄目だっただけかぁ・・・と思っちゃいました、正直。

しかし、2Qになってもまだ勢いが無いウィザーズを、マジックはその後今ひとつ突き放し切れなかったのです。ベンチメンバー主力で戦っていたところ41-27まで詰められたのを見て危機感を持ったか、ヴァンガンディーHCは選手を一気に4人入れ替え、先発陣を全員コート上に戻します。ルイスの3、ドワイトのアリウープ、カーターのFT・・・マジックは何とか50-31まで押し戻したものの、Q終了間際にジェイミソンに連続得点を許します。特に最後、ブザービーターでティップインショットを決められて50-35となったのが個人的に嫌な感じでした。で、その嫌な感じが3Qになって一気に発露してしまいます。

3Q、ウィザーズは猛然と反撃を開始します。12-2のラン、それはまるで試合開始早々のマジックのランへのリヴェンジを見るようでした。たちまち1桁に縮む点差に、前半の楽勝ムードは無論消し飛びます。その原動力は完全にフォイとバトラーでした。彼らのFTがマジックのリードを一層削っていったのです。そして遂にジェイミソンの3で試合は同点、更にバトラーのジャンパーで逆転。3Q残り3:06にして、遂にウィザーズがこの試合初のリードを奪ったのです。結局バトラーとフォイに好きにやられたこのQ、最後までバトラーのブザービーターを喰らって67-74で終了。このQだけで見れば17-39、本当に酷いQでした。

流石にホームでこのまま無様な負け方をする訳にも行きません。4Q開始早々にまでバトラーのジャンパーを喰らって67-76となった場面から、マジックはピートラスの3に始まりネルソンの4ポイントプレーに至る11-0ランで一気に78-76と逆転に成功すると、そのまま試合終了までシーソーゲームを続けたのです。フォイは流石にディフェンスが効いたか大人しくなったものの相変わらずバトラーが止まらないウィザーズ、カーターの3にネルソンのハーフコートパスからルイスのレイアップなどで逆転するマジック。しかし、この86-85とした場面でFT2本を得たドワイトは、残念ながら2本とも外してしまいます。これは後々の展開を考えると結構痛かったですね。ここで2or3点差にしていればちょっと違った気がします。

そして残り1:44、バトラーはフェイダウェーシュートを決めてまたもウィザーズのリードを取り返します。17秒後にルイスがジャンパーを決め返すものの、更に20秒後にはフォイのアシストでバトラーが一気にインサイドに踏み込んでスラムダンク!88-89です。そして次のオフェンス、ネルソンの3は外れました。ウィザーズもタイムアウト空けにヘイウッドがTOをやらかしたものの、マジックも20秒タイムアウト直後のカーターのジャンパーがミス。残り時間24秒を切ったマジックには最早ファウルゲームしか手はありません。FTラインには3Qの立役者、フォイが立ちました。

しかし、このFTをフォイも1本ミスします。88-90、残り19.4秒。ホームだけに同点狙いかと思われたタイムアウト後のマジックのオフェンスは、ネルソンがインサイドへドライヴをかけます。そして、コート左コーナーに立っていたルイスへとパス。ルイスはウィザーズディフェンスが飛んで来る前に3ポイントを放ちます。スウィッシュ!場内が沸きました。昨カンファレンスファイナルの対キャヴス戦みたいなクラッチショットを、なぜ21点リードしていた試合で決める必要があったのかという疑問はさておき、残り4.6秒という土壇場で91-90とマジックが再び勝ち越したのです。ウィザーズ、最後の20秒タイムアウト。

この試合、ウィザーズが最後にボールを託すのはやはりバトラーでした。ウィザーズの現状もあって注目も薄れつつある彼ですが、オールスターは伊達ではありません。バーンズのガードを短い時間で巧みにかわすと、運命のジャンプショットを放ったのです。

0.5秒でのビッグショット


バトラーのこの日31得点目(しかもそのうち29点が後半&今季初の30点ゲーム)となるこのジャンパーが、ウィザーズに残り0.5秒での91-92のリードを与え、そして試合は実質終了しました。0.5秒でまともにシュートが打てるかい!って話ですね。ドワイトorカーターでアリウープ狙いというのもありましたが、タコルーという稀代のスローインのプロがいない今ではそれもあまり期待出来ません。個人的にはJウィルにスローインさせたら面白かったのでは?と思ったりもしましたが、まあタッパの問題がありますよね。

20秒タイムアウト後、ボールを受け取ってルイスが放ったショットはネットをかすりもしませんでした。ただ、シュート時にファウルを受けているのでは?という話もあってか一旦終了かと思われた試合でしたが審判達の審議のため、選手達も一旦呼び戻されます。が、結局ルイスのシュート自体が0.8秒かかっており、試合終了後のシュートという事で結局審議対象外に。かくして、マジックの連勝が4で、ホーム連勝が6で途絶えたのでありました。

http://www.nba.com/games/20100205/WASORL/gameinfo.html?ls=gt2hp0020900732#nbaGIboxscore

20得点18リバウンド4アシスト3ブロックのドワイトをこの試合で責めるべきかどうかは難しいところです。4TOですけどね。カーターは確かにFG5/17ですがFT10本をキッチリ全部決めて21得点だったりします。またネルソンもFG4/13ですが12得点5アシスト2スティール、しかも4Qでは珍しく自らのシュート力でなくルイスへのアシスト2本でクラッチタイムでの真価を見せたのも事実。+/-スタッツではなんとチームトップの+11です。そしてそのルイスは12得点5リバウンド2スティールですがFG5/10ですので得点の少なさはシュート回数の少なさ故。それに、4Qにあれだけキッチリ決めた点は評価せざるを得ません。

まあマジックの試合で敗因を考える場合、近年は誰か個人をスケープゴートにするより、チーム全体に責を問うのが妥当だと思うのですね。この試合に関して言えば、ぶっちゃけ「油断」の一言に尽きると思うのです。21点リードから、しかもリーグ下位に低迷するかなりモチヴェーション低いはずの今のウィザーズにひっくり返される理由は、それ以外に思い浮かびません。

こんな後味悪い試合を得て、1日空けとはいえセルティクスと戦うのかと思うとかなり憂鬱ですね。しかしまあ負けたものはしょうがありません。むしろこの無様な負け試合を反省材料として、どんな試合展開でも気を引き締めて臨むという基本を忘れないようにして欲しいなぁと思います、ハイ。



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トレードデッドラインまで2週間

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キャヴス102-86ヒート
ブレーザーズ96-93スパーズ

☆本日のハイライト

・キャヴス難無く10連勝
・ロイ抜きブレーザーズ、スパーズを倒す
ホーネッツのポール、6週間の欠場へ
が、ホーネッツはPG補強はしない見込み
と言ってたはずなのに結局ジェイソン・ハートと10日間契約
クリッパーズ、ダンリーヴィーをHCから外す

ダンリーヴィーは兼任していたGM職は続けますので、クビとか解任とかそういう過激な表現は適当ではありません。グリフィンさえ元気ならこうはなってなかったかも知れませんね。アメリカって主力の故障とかそういう事は考慮しないんでしょうか。キビシイですなあ(-_-;)

さて、私が愛用中のD誌付録の手帳によると、いよいよトレードデッドラインも2週間と迫りました。ここまでにトレードされそうな選手として名の上がった方々を列挙します。失念してる人がいたら教えて下さい。

・T-MAC(HOU)
・ジェイミソン、バトラー、ヘイウッド(WAS)
・イグオダラ、ダレンベア、ブランド(PHI)
・ケヴィン・マーティン(SAC)
・タイラス・トーマス、サーモンズ、ハインリック、ミラー(CHI)
・アマレ(PHO)
・ブーザー(UTA)
・イルガスカス(CLE)
・マゲッティー(GSW)
・トロイ・マーフィー(IND)
・マヴスの誰か

H誌最新号をカンニングしながら書き足しましたが、こんなもんですかね。うーむ、流石に読めなくなってきました。とりあえず明確にポジションの狙いがあるのは、センターを何とかしたいブレーザーズとロケッツ、PF補強と聞くキャヴスぐらいでしょうか。

例えばサンズはアマレを出してどうしたいの?というと良く分かりません。アマレに代わるインサイドの核?ナッシュ引退後を睨んだ次代PG?そういう具体的なヴィジョンよりは、単にアマレを見返り無しで失いたくない以外のニュアンスが感じられないんですよ。そんな調子ではトレードがうまく纏まらない気が。まあ、引き取る方も果たしてアマレが残ってくれるかどうか分かりませんし、ほぼ確実にマックス契約希望でしょうし。

このタイミングでトレードに動くチームって要するに、

1.もう一押しチームを強化しときたい(マヴスの恒例行事)
2.故障等で空いた穴を埋めたい(昨季のマジックによるアルストン獲得など)
3.サラリー減らしたいんや!決戦は来オフやで!(最近のニックス、ネッツなど)
4.もうどうにでもなーれ(´・ω・)


このどれかでしょう。上記のキャヴスとマヴスは1.に該当しますね。2.はロケッツとブレーザーズ。あくまで短期補強なので残り契約年数の短い選手が希望でしょう。それは3.のチームと被る部分もありますが、例えば残り契約2年の選手などを狙えば宜しいかなと。

3.に関してはニューヨーク界隈の2チームはかなりやり切った感もある気がします。特にネッツはもう絞り切り過ぎです。エディー・カリーとかロビンソンとかがいるニックスの方がまだ絞るところは残ってますが、彼らの引き取り手が思い浮かびません。

ホーネッツが一時期サラリー減らしに夢中でしたが、あれはあくまでタックス回避が目的ですので、ポールやウエストといった主力には恐らく手を付けないでしょう。まあチーム解体に走る程には絶望的な状況でもありません。その意味ではかけたコストの割に振るわないウィザーズあたりが本気出して放出モードに入ったら、他チームの草刈場と化す可能性はありますね。

4.は一昔前ならクリッパーズ、近年はグリズリーズの独壇場でしたが、グリズリーズがプレーオフ戦線にいる昨今、今季はこの枠はなさそうな気がしますね。いや、いい事だと思いますよ。墓場扱いされるチームとか選手もファンも可哀想ですから。

トレードの噂は例年色々流れますが、噂のままで終わるケースも少なくありません。予想してみるのもアリなんですけど、細木和子&江原啓之をも下回る的中率になる事は目に見えてますしね。つーことでこの項は特に結論は出さずに終わりましょう。

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相撲協会とNBA、その越えられない壁

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ラプターズ108-99ネッツ
ホークス103-97クリッパーズ
シクサーズ106-103ブルズ
ニックス107-85ウィザーズ
セルティクス107-102ヒート
サンダー103-99ホーネッツ
マヴス110-101ウォリアーズ
ジャズ118-105ブレーザーズ
スパーズ115-113キングス
レイカーズ99-97ボブキャッツ
サンズ109-97ナゲッツ

☆本日のハイライト

・フィル・ジャクソン、レイカーズ史上最多勝HCに
・ピアースお休みでもセルティクス勝利
・ジャズ7連勝

いやー、遂に辞めましたね。相撲の世界では29才はかなりキャリア晩年なんでどのみちあまり長くは無かったはといえ、余力を残しまくっての引退は個人的には残念ですね。横綱が殴った相手も素人とは言い難い、かなりアレげな方だったと聞いてますが、まあそれは皆さんGoogle先生とかに尋ねてみて下さい。

さて、一般論はこれくらいにして、今日はNBAファンにしか語れない視点で朝青龍&大相撲論を語りましょう。こちとら、パンナムのおぢさんが「ヒョーショージョー!」とやってた北の湖&輪島時代から相撲を見てますからね。

今回の朝青龍の引退は要するに一般企業で不祥事を起こした方が他の選択肢を許される事無く「希望退職」に追い込まれるのと全く同じ構図です。恐らく相撲協会は「強制引退」「永久追放」をちらつかせ、それよりは名誉ある自主的な引退を・・・と朝青龍に迫ったのでしょう。

分からなくはありません。何しろ今まであれこれ騒がせてきた横綱です。今までの総決算として自ら幕を引かせる、正しく日本的な処置だと言えます。これで相撲協会の長年の悩みも解決、めでたしめでたし、ってなもんです。・・・本当にそうでしょうか?

朝青龍はなんだかんだありましたが、土俵の上では偉大な力士でした。歴代3位となる25回の優勝は伊達ではありません。八百長疑惑に名前が出た事も正直ありましたが、彼はむしろカド番の力士にすら容赦無く本気で相撲を取るという側面を持っていました(そういうデータを見掛けました)。そういうところも相撲協会には苛立たしかった事と思います。他の力士以上に星の売り買いが少なかったと仮定すると、彼の優勝回数には更に価値が増しますね。私は八百長については存在、善悪含め否定も肯定もしませんが。

それほどの大横綱であり、良くも悪くも世間の耳目を集めまくった朝青龍は、その存在自体が相撲のプロモーションに繋がっていたと思うのですね。勿論じいちゃんばあちゃん達には受けが悪かったですし、そういう方々は亀田兄弟の敗戦並みにこの引退を喜んでいるだろうとも思います。

しかし、あれ程TVCMで愛想を振り撒ける横綱がかつていたでしょうか。力士なら高見山、小錦など(あ、どっちも外国人力士だ)がいましたが、あそこまで演技が出来る横綱は多分初めてでしょう。白鵬?だめだめ、コピー機のあれがやっとです。そんな求心力のある横綱を切って、白鵬メインで相撲が盛り上がりますか?残念なからNBAで言えばダンカンタイプの白鵬では盛り上げるのは難しいと思います。

さて、ダンカンの名前を出したところで話をNBAに飛ばしましょう。NBAの不祥事に対する処分の厳しさは先のアリーナスで記憶に新しいと思います。銃を射った訳ではなく、持ち込んだだけでシーズン終了ですからね。いや、私は適正な処分だと思いますよ。

しかし、一方でNBAはその後、彼ら処分を受けた選手に復帰の場をちゃんと与えているのです。彼らの軌跡をちょっと列挙してみましょう。

・スプリーウェル(HCの首を締める)→一旦永久追放処分も覆り、ニックスへトレード→ファイナル進出の原動力に
・アイヴァーソン(夫婦喧嘩が大荒れ)→一時期永久追放説→結局穏便に→引き続きスター街道
・コービー(婦女暴行疑惑)→訴えてやる!→裁判出席しつつ出場→示談解決→優勝
・アーテスト(客殴る)→永久追放?→出場停止処分で幕→言動は謎ながら現役続行→コービーのシャワー中に直談判→1年後黄&紫色のヒトに
・スティーヴン・ジャクソン(同じく客殴る)→アーテストと同じくピンチ→出場停止→復活→流れてボブキャッツへ→活躍中
・カーメロ(ヤクの売人と付き合い?)→正直すまんかった→オールスター
・アンダーセン(薬渦)→2年間追放→謹慎期間終了→NBA出戻り→ブロッカーとして活躍


どうでしょうか。あれこれやらかした連中が見事に再びチャンスを与えられ、結果を出しています。勿論そのまま駄目になった選手、タープリーやリチャード・デュマースのように過ちを繰り返してNBAを本当に永久追放となった選手だっています。しかし、NBAはかくも寛容なのです。復帰した彼らはNBAのイメージを悪くしたでしょうか?

私の見たところ、彼らが復帰した事でNBAのイメージが悪化した点はまず見当たりません。むしろ上述の通り、皆新しいキャリアを築き上げたり、スターの地位を保ち続けたりしています。アリーナスも来季にはウィザーズでは無いとしても、きっとどこかの球団で復活する事でしょうね。

これは日米の国民性の違いもあるかも知れません。殺人事件級の不祥事を除き、アメリカの方が一度の過ちには寛容な気がします。まあ金を積めば大概裁判に勝てるというアレな話もありますが。日本の方が「みそぎ」なんて言葉がある割に、そのあたりは厳しくありません?いや、厳しい方が良い時もありますけど。

相撲協会は厄介払いのように朝青龍を追い出すのでなく、次代のスターが育つまでは多少の問題を起こしてもカリスマと実力は確かだった朝青龍を残すべきでした。清濁併せ呑むぐらいの度量が相撲協会の御偉方には欲しかったですね。貴乃花の件で垣間見えたように、普段は清濁どころか濁々ストレート一気呑みなくせに何なんだと(笑)。

世界に広がる人気を誇るバスケットボールと、日本以外では人気出ろってのが無茶な相撲を単純比較するのは無理があるとは思いますが、NBAという組織のしたたかさと相撲協会の駄目駄目振りを私は痛感しました。貴乃花の件で犯人探しするという前近代的にも程がある体質の古さ、全く持ち合わせていない柔軟性、何もかも致命的です。今日の大相撲の衰退、宜なるかなと言わざるを得ません。

もしもデヴィッド・スターンが大相撲のトップだったら・・・まあいいとこ1年の謹慎処分ぐらいで済ませてたんじゃないでしょうかね。で、世間の反発を抑えつつそれなりに朝青龍にも自制を促すよう仕向けると。そうすれば、やくみつるだってもっと朝青龍批判でTVにも呼ばれてたはずです。朝青龍が引退して一番損するのは案外彼なんじゃないかと思います

まあ朝青龍も今まで何度と無く色々やらかしてましたし、全面的に擁護出来るかというと違うっちゃあ違うでしょう。私だってあんなおっかないヒトが近くにいたら嫌です。しかし、彼の才能が最も生きる場所から、こんな形で横綱を引き離してしまって本当に良かったの?と思うんですよ。上述のNBA選手達にしてもコービーのようなサラブレッドはさておき、一歩間違えばヤクの売人として人知れず闇から闇へと消えていたかも知れない訳です。実際自分でそういう事言ってる選手、結構いますよね。そんな駄目人間一歩手前の人達を立ち直らせて真人間(多分)に仕立て上げるのみならず、世のため人のためになるような奉仕活動までもさせたりしてる訳です。そう考えると凄いぞNBA!

つー事で大相撲の明日を憂う方は、とりあえず貴乃花にデヴィッド・スターンの爪の垢を煎じて飲むよう薦めてあげて下さいませ。いや、でも折角相撲も力士に関しては国際化してるんですから、そのあたり意識変えていった方が良いと思いますよマジで。

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せんと・ローレンス・フランクくんのご加護と功徳

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ペイサーズ130-115ラプターズ
キャヴス105-89グリズリーズ
マジック99-82バックス
ピストンズ97-93ネッツ
クリッパーズ90-82ブルズ
サンダー106-99ホークス
ロケッツ119-97ウォリアーズ

☆本日のハイライト

・レブロンキャリアハイの15アシスト、ネ申&グリズリーズに勝って9連勝
・サンダーに敗れるもホークスのジョッシュ・スミス、史上最速の1,000ブロック到達
ネッツ、デル・ハリスACも辞任
ペイサーズ、マーフィーのトレードをキャヴスと交渉するも決裂
マーブリー、15得点4リバウンド8アシスト4スティールの中国デビューもチームは101-102で敗戦

最近のNBAで神と言えばボブキャッツ社長のあのレジェンドとグリズリーズ在籍のネ申、この2人が挙げられますが、どうやらカーターにとっては別の神がいたようです。平城京遷都1300周年を祝う彼に似たあの方が。いやそこ、まんとくんとかボケられても知名度ありませんから(つД`)

なんだかんだで人気者

つぶらな瞳


ローレンス・フランク。全く無名だった彼は'03-'04シーズン半ば、バイロン・スコット辞任後にネッツHCに就任、今季冒頭に解雇されるまでネッツを懸命に率いてきました。選手として実績は無かったものの、シーズン途中の解雇などで突然おはちが回り、しかも結果を出す。私はこういう、シンデレラストーリーのおっさん版が割と好きです。ヴァンガンディー兄弟もパット・ライリーの辞任後に就任していきなり結果を出した訳なんですが、フランクも相当なものでしたね。優勝を狙う位置から後退しつつあったネッツで、しかし彼は踏み止まり続けました。今季ネッツを離れる事となったのも彼の咎とは言い難い事はフランク解任後も連敗が止まらないこと、ヴェテランコーチのデル・ハリスまでもが今日職を辞した事からも明らかだと思います。

http://www.orlandosentinel.com/sports/os-orlando-magic-notes-0203-20100202,0,3449198.story

そんなフランクがオーランドの地にやってきました。これは別にフランクが就職活動に来たという訳ではありません。ヴァンガンディーその人が彼を呼んだのです。ああなるほどカーターが不調だから5年間彼を見てきたフランクにアドヴァイスを求めたんですねイイハナシダナーと早合点するのはちょっと待って下さい。

ヴァンガンディー曰く、以前から親交のあるフランクにアドヴァイスを求めたのは1ヶ月前の話で、カーターの不調とこのタイミングでのフランク来訪は元々関係無いのだそうです。要するにフランクはマジックのスタッフに対してのアドヴァイザーとして招聘されたんですね。今週のマジックの練習にもオブザーヴァーで参加する、とまあそういう次第です。

実際、カーターもフランクとそう長く話さなかったそうです。「僕らはシュートアラウンド前に手短に話したよ。短かったし、そもそもバスケットの話ですらなかったんだ」、カーターはそう話しています。いや、別に不仲だったとかでは無いと思うんですけど。

そんなフランクがマジックのベンチから5列程後ろから見守る中での、今日の対戦相手はせんとローレンスくんに相応しく(←どこがじゃ)バックス。率直に申し上げれはバックスは与し易い相手であります。そしてバックスは昨日ヒートと対戦したところです。しかもライヴァル、キャヴスはマジックの試合とほぼ同時進行でメンフィス・熊さんズ、ホークスはやや時間がズレて好調サンダーと対決。マジックから見ればちと美味しい組み合わせですね。

まあネ申の頑張りも空しくキャヴスが難なく熊さんズを退けたのに対し、マジックは序盤、鹿さんズの思わぬスタートダッシュに見舞われます。故障のネルソンに代わってJウィルが久々に先発に入ったマジックでしたが、まさか1Q開始早々に4-16とはあまりに予想外なスコアだったでしょう。しかもドワイトはこの間に2ファウルでベンチ行きです。おいおいどうなっちゃってんの〜という心配は、しかしそう長く続きませんでした。カーターが、恩師フランクに見守られてまるでネッツ時代のような活躍を見せ始めたのです。実際この試合、マジックで最初の得点はカーターのレイアップでした。そしてJウィルの3、カーターのレイアップ、ゴタートのレイアップ、カーターと交代で登場のレディックの3でマジックは10-0のランを敢行、一気に追いすがります。1Q、終わってみれば23-26でした。

2Q、開始早々カーターは3をヒット。更にカーターのレイアップ、ドワイトのダンク、レディックの3でまたも10-1のランを決めたマジックは徐々にバックスを引き離していくと、Q終了にかけてまたも9-0のラン。50-36と終わってみれば前半はマジックが制してしまっていました。

後半、バックスが1桁まで迫る場面もありました。ありましたが、ドワイトのアリウープやらブロックやらと攻守に渡るドワイト無双の前にバックスは今回も成す術も無かったのです。またしても危な気無くマジックが勝ち星を重ねた次第であります。

http://www.nba.com/games/20100202/MILORL/gameinfo.html?ls=gt2hp0020900713#nbaGIboxscore

ということで、31:09の出場で22得点11リバウンド5ブロックのドワイトがやはり目立つなぁという感じです。6TOですけどね。そして、カーターが久々に、本当に久々にまともなスタッツとなりました。ここのところFG成功率は3割を割り込んでいた大スランプだったカーターでしたが、FG7/15で17得点10リバウンド7アシストと踏ん張り、ピートラスの不在を文句無くカヴァーしたのです。

"Vince has to remember who Vince is."

正にこのヴァンガンディーHCの言葉通り、カーターはようやく自らのプレーを取り戻した感があります。それが久々に顔を合わせたフランクのおかげかというと分かりません。何しろ直接何かを語った訳ではありませんから。しかし、結果から考えるに気持ちを切り替えるきっかけにはなったような気はします。

またドワイトとカーター以外の先発陣も全員2桁得点をマーク。ルイスはFG5/16とややシュート落ち気味でしたが、バーンズの11得点7リバウンドとかJウィルの11得点5リバウンド5アシスト3スティールとかそれぞれ持ち味が出た感じです。また、ベンチからはレディックがFG4/5の15得点3リバウンド4アシストとスパークしました。私はあまり+/-スタッツは当てにしないクチですが、この日のレディックは+17でチームダントツでしたね。

という事で、結局この日はマジックとキャヴスが勝利し、ホークスが敗れたためマジックはセルティクスに1.5ゲーム差、ホークスに2ゲーム差を付けてイースト単独2位というポジションになりました。しかし、9連勝中のキャヴスには依然として5.5ゲーム差という大差をつけられたままです。ホームでの勝率は殆ど差が無くなってきただけに、後は本来マジックの持ち味だったアウェーでの強さを取り戻せれば、このゲーム差も縮んでくるはずです。それにはやはり、カーターがこの日のような活躍を見せる事でしょう。フランクの助言でカーターが完全に調子を取り戻してくれる事を祈る次第であります。



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コービー「あれはザックの姿をしたクマー(゚(ェ)゚)」

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セルティクス99-88ウィザーズ
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グリズリーズ95-93レイカーズ
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ナゲッツ112-109キングス
ジャズ104-92マヴス
ブレーザーズ98-79ボブキャッツ

☆本日のハイライト

・セルティクス、ようやく連敗ストップ
・ナゲッツ、アフィラロの残り18.4秒のジャンパーで延長戦を制す
・ジャズ、マヴスまでも倒して6連勝
ボブキャッツ、キングスのジェイソン・トンプソンをトレード獲得希望?
ロケッツ、T-MACのトレード先をウィザーズ、シクサーズ、ブルズ、ニックスに絞る?

ロケッツは「他チームの長期大型契約を1つまでなら受け入れる」らしいです。ウィザーズならアリー・・・いやジェイミソン、シクサーズならブランドかイゲオダラ、ブルズならデンかハインリック、ニックスなら・・・もういませんね、そんな長期契約のヒト。

さて、今日はやっぱりグリズリーズでしょ。本来なら今日の話題はレイカーズに尽きるはずだったんです。何しろコービーが遂に、レジェンドの1人ジェリー・ウエストを総得点数で抜き去ったんです。ウエストって誰?ホーネッツのPFの親戚?とか思ってる貴方、NBAのロゴのモデルになった偉人、「Mr.クラッチ」を知らないのはプロ野球で王貞治や長島茂雄、野村克也を知らないようなものです。クラッチタイムでの勝負強さだけならマイケル・ジョーダン以上だったのではないでしょうか。

知らんとは言わせん


コービーはそんなウエストの総得点を上回りました。これは同時に、コービーがレイカーズ史上もっとも総得点の多い選手になった事をも意味します。コービーの方がNBAデビューが若いとはいえ、これはやはり素晴らしい金字塔です。



そんな目出度い日に、しかしレイカーズは勝てませんでした。神、いや「ネ申」がレイカーズの前に立ち塞がったからです。彼の残り1:08でのジャンパー、そしてFT2本をもってグリズリーズは92-88と終盤リード。コービーの記録リアルタイム更新ドライヴで92-90となったところで、今度はゲイが決定的な3ポイントを叩き込み、勝利を決定的にしたのです。

既にここまでキャヴス、マジック、ナゲッツ、マヴスとディヴィジョンリーダーを次々撃破しているグリズリーズ。今日は遂にリーグトップチームすら倒してしまいました。1勝8敗のスタートから+25勝13敗、グリズリーズは最早ホンモノです。
最後に、あまりに神々しいネ申の言葉を引用しておきましょう。いやあ、神様はもうコートを去ったとばかり思っていたら大間違いでしたよ。

「若い連中がステップアップして素晴らしいプレーをしたよ。ルディ(・ゲイ)がビッグショットを決めた。O.J.(マヨ)が良いプレーをした。マーク(・ガソル)が良いプレーをした。チーム全体にとって全般的に良いゲームだっただけだよ」

あれ、なんかもう後光が射してますよこれ。もう今にも悟り開けそうなレヴェルですよ。かつて彼にあった、個人成績の良さにも関わらずチームの空気を悪くする「毒饅頭」なイメージは最早どこにもありません。「毒が裏返った!」(烈海王)って感じでしょうか。

最近こんな感じで急に毒気が抜けて悪役キャラから急速に脱出した、デスラー総統やシャア(Z限定)みたいなヒトがリアルにいたな〜と思ったら桑田真澄さんでしたね。あのヒトも清原を出し抜いたとか借金がどうとかいうダーティーイメージがキャリア終盤の大リーグ挑戦で完全に吹き飛んだ感があります。いやあ、結構いるもんなんですねこんなヒューマン劇的ビフォーアフターなヒトって。あんたらみんなドフトエフスキーでも読んだんかいって感じです。

滅多に無い例だからこそ我々もこれだけインパクトがでかいんだなあと思いつつ、先日中国へ向かったはずのスター様とか、先発じゃなきゃヤだ病をこじらせて古巣へ出戻った方とかもうっかりこんな感じで改心しないものかと期待してます。・・・無いだろうなあ(´Д`)=3

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さよならマダオ、こんにちはマリオ@オーバーン・ヒルズ

ブログネタ
NBA に参加中!
ナゲッツ103-99スパーズ
レイカーズ90-89セルティクス
マジック91-86ピストンズ
ラプターズ117-102ペイサーズ
シクサーズ83-79ネッツ
キャヴス114-89クリッパーズ
サンズ115-111ロケッツ
サンダー112-104ウォリアーズ
ウルヴス112-91ニックス

☆本日のハイライト

・コービー残り7.3秒の決勝点、レイカーズがセルティクスを降す
・キャヴス平常運転中
・ナゲッツ、カーメロ抜きでスパーズを倒す
・デュラント45得点、サンダー勝利
ホーネッツのポール、左膝を手術に踏み切り最低1ヶ月欠場へ

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=300131008

「この場所は恐怖の舘だったんだよ、僕が(マジックに)来てからずっとね。今季もうここでのゲームが終わりで嬉しいよ、彼ら(ピストンズ)がプレーオフに出場して我々が(デトロイトに)戻らないといけなくなる(≒対戦する)ポジションに到達しない事を願うね」
「10才の子供達にピストンズのユニフォームを着せておいても我々は苦戦すると思うよ、この建物の中じゃね」

試合後、ヴァンガンディHCはいたくご機嫌だったと思います。だって試合後のインタヴュー、どうみてもジョークの嵐ですもん。

丁度昨晩、私はマジック対ピストンズの'08カンファレンスファイナルでピストンズが僅差で勝ち、3勝1敗でシリーズに王手をかける試合を見ていました。いかに選手が入れ替わり、以前のハードディフェンスのピストンズが過去のものとなっていても、人間なかなか一度身に付いた苦手意識は消え去らないものなのかも知れません。

実際このゲームもまた、そのカンファレンスファイナル同様、決して楽な試合展開ではありませんでした。バーンズを加えた不動のラインアップで臨んだこのゲーム、確かに序盤はマジックが制し、1Qは29-21でリード。しかし2Q終盤にピストンズはじわじわと追い上げ、前半終わってみれば48-45。しかもネルソンは1Qに手術した左膝を伸ばしてしまい、試合途中でリタイア。更にはルイスとカーターがファウルトラブルと結構厳しい事になっていたのです。

この苦しい試合展開に立ち上がったのはヴェテラン、アンソニー・ジョンソンでした。ネルソン&Jウィル体制が確立してすっかり出番の無くなったAJでしたが、場数を踏んできた熟達の戦士は不満一つこぼす事無く、その出番を待っていたのです。試合後、AJはこう嘯いてみせました。

「出番が無くなってしばらくだったけど、準備は出来てたよ。ピストンズはスローに悠々とプレーするから、私もペースを保っていくつかのプレーが出来たのさ」

か、漢・・・(´Д⊂)

後半、ピストンズは勢いに乗ります。8-0のラン、更にリップ・ハミルトンとジェレブコの3ポイント、更にリップのジャンパー。54-61となった苦しい場面でしたが、マジックはドワイトのフックとFT、AJのジャンパーなどで徐々に取り戻し、3Q最後はレディックのジャンパーで64-65まで寄せたのです。

そして4Q。3ポイント攻勢、そしてレディックのジャンパーとルイスのレイアップで78-73と逃げたいマジックに対し、ピストンズはプリンスのダンクで応えます。更にプリンスとリップのジャンパーで試合は79-79の同点に。マジックをカモにしてきた時代の中心人物達はインサイド方面ではかなり減りましたが、2〜3番には先発メンバー2人が健在でした。ヤーな記憶が甦ります。

ここでマジックはこの日調子の良かったピートラスにボールが渡ります。コート右側から放たれた3ポイントは見事ゴールを射抜いたものの、ピートラスは苦痛に顔を歪める事に。不運にも、ディフェンスに飛んできたリップの足を踏み、右踵を痛めてしまったのです。昨季から何故かこういうツキの無い怪我が多いピートラス、結局ここでバーンズと交代したのを最後に試合に戻る事はありませんでした。

この後も試合はマジックの僅差リードで進みました。レディックがリップのファウルを得てFT3本を沈めたのが残り1:16の事でしたが、直後にプリンスがまたしてもの3ポイントを決めてきました。これで87-86、残り時間は58.4秒となっていました。対するマジックのオフェンスはAJのジャンパーが外れましたが、ピストンズもリップの逆転をかけたベースラインジャンパーが外れ。プリンスがオフェンスリバウンドを奪ってのゴードンの3ポイントも外れます。今度のリバウンドを掴んだのはルイスでした。タイムアウト後、ルイスにジェレブコがファウルした時にはもう時間は9.5秒しか残されておらず、しかもルイスはこの重要なFT2本を外しはしなかったのです。89-86、しかしまだ油断なりません。

20秒タイムアウト明け、ピストンズはゴードンがボールを持ち、トップ・オブ・ザ・キーあたりから3ポイント・・・と思いきや、右ウィングにいたプリンスにパス。しかし、プリンスにもすぐにマジックのディフェンスが迫り、クリーンショットは望めない状況に。するとゴードンがプリンスの位置に近寄り、プリンスからボールを再び受け取るとプリンスと入れ替わるように右ベースラインへ。そして、マジックのディフェンス2枚を引き付けて、再びフリーになったはずのプリンスにボールを渡そうとしたのです。

しかし、そこにAJがいました。ゴードンのやや山なりになったパスをAJはすかさずスティールし、この試合に実質ケリをつけたのです。スティール直後にファウルを受けたAJは問題無くFT2本を沈めて残り3.0秒で91-86とし、デトロイトの観客達の家路を早めたのでありました。

http://www.nba.com/games/20100131/ORLDET/gameinfo.html?ls=gt2hp0020900698

ドワイトは16得点15リバウンド3アシスト5ブロック。FT8/18はアレですしFG4/9も若干苦労が見て取れますが頑張ったかなと。ルイスもFG5/7で15得点7リバウンド4アシストと質の高いプレーではあったかなと思います。カーターはファウルトラブルもあってまたしても出場時間がレディックより少ない19:16、得点もFG1/8で2得点に終わりました。ま、その2得点は彼らしい豪快なアリウープダンクだったりするのですが。



そのカーターより出番の長い28:44の出場時間を得たレディックは17得点と何とチームの得点トップに。怪我が心配なピートラスも3ポイントを4/5と高確率で沈めて14得点でした。AJはいきなり20:40出場で6得点3リバウンド3アシスト、Jウィルよりも出番が長い上に4Q終盤で大きな仕事をやってくれました。スタッツの数字以上の功績だったと言って良いでしょう。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=4875825

そして今ひとつ、ヴァンガンディーの機嫌が良かった理由はおそらくこれです。この勝利をもって3位ホークスに1ゲーム差を付けたマジックのヴァンガンディーHCが、この勝利をもってオールスターのイーストHCに決定したのです。これは現在イースト1位のキャヴス、マイク・ブラウンが昨季既にオールスターHCとなっており、規定により2年連続の選出はなされないためです。スタンおじさんにとってはヒート時代の'05年以来2度目の選出となります。

もっともオールスターはまだ先の話です。1日のオフの後、マジックはバックスと対戦。その後2日空けて今度はウィザーズ、その後はセルティクス(レギュラーシーズン最終対決)、ホーネッツ、1日空けてブルズ、そしてキャヴスという5日で4試合のハードなスケジュールが待ち受けています。

ネルソンの故障具合ははっきりしませんが当面の出場は難しげですし、ピートラスも1週間は欠場しそうだと本人が語ってます。が、そこは選手層の厚さで乗り切りつつこの好調を維持していきたいところですね。



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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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