NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2010年09月

レブ論・8〜『GQ』誌レブロンインタヴュー精読・その2

ブログネタ
NBA に参加中!
(その1より続く)

「論理的には、この熱狂は計算に合わない。我々は木材を熟成させる方法、彼らの(優勝)リングを数える事でしばしばアスリートを判断する。レブロンは持っていないが、それでもなお我々は彼をキングと呼ぶ。コービーは5つのリングを、スパーズの半分は3つを持っているが、全ての(NBA)ファンとGMはリングの無いジェームスが来年彼らの(チームの)ジャージーを着てくれるなら、腎臓を提供する準備がある。

多分それは全て、可能性の問題だ。何者も我々をワクワクさせない・・・ゴールドラッシュ、株式公開、ドアナンバー3・・・可能性のようには。そしてジェームスは12才の時から可能性のデカい束であり続けている。過去最高の高校生選手として、彼は2003年ドラフトの1位指名であり、・・・」


面倒になって来たので以下省略しますが、レブロンの選手としての凄さ、キャヴスからの5年マックスオファーをレブロンが受け入れずに移籍の可能性を残しておいた事などが描写された後、レブロン2度目のインタヴューへと話は進むのです。今度の場所はアクロン大バスケットボールアリーナ。インタヴュー部屋がなかなか決まらない中、レブロンは以前に使った事の無い部屋は好まない、他人と初めての部屋は好まない、大き過ぎる部屋はNGなんて子供じみたエピソードが嫌味ったらしく紹介されてます。つか、これらのネタを披露したのは広報の人間です。キャヴスのか、レブロン個人のかは分かりませんが。そんな広報さんは更に、筆者に対して声を潜めてこう言いました。

「シカゴについて尋ねなさい。それからニューヨーク。そしてマイアミ」

レブロンは来年3チームでプレーするんかい、という筆者のツッコミが入ります。

「レブロンは、彼の決断はバスケットボールの決断だと言ってる」

それで?

「その事について尋ねるんだ。でも私があなたに言ったとは彼に言わないように」

筆者はこの妙におしゃべりな広報に「レブロンはニックスに行くと思う」とカマをかけます。彼は目を見開いてそれを否定、更に筆者がヒートについて尋ねると、頭を振りながらウェイド&ボッシュなんて起こり得ない、と否定するのでした。

さてそんな幕間劇はさておき、この頃にはレブロンはヒート、ニックス、ネッツ、ブルズ、クリッパーズ、キャヴスによるチキチキ猛レースの只中にいたのです。各チームがH誌の鈴木千絵さんのページにあった通りに代表をレブロンの元に送り込み、レブロンにアピールしていたんですね。筆者はレブロン周辺筋の情報でキャヴス以外の全チーム(つまりクリッパーズでさえ)が「勝つ事」について話した、と記しています。鈴木千絵さんの記事にもありましたが、キャヴスだけはレブロンの家族の写真までを使い、故郷の話をしたと言います。読者はここで今回の記事序盤、1回目のインタヴュー時にレブロンが話していた事「僕の感情は僕の決断に何の影響も与えない(≒感情に流された決断はしない)」を思い起こし、キャヴスのアプローチが致命的に間違っていた事に思い至る訳です。ただ、キャヴスに同情的な私から言わせれば、キャヴスに他のアピール手段は無かったよなあ、とも思います。何しろキャヴスは補強も新HC人事も、レブロンの去就が決まらない事には動きようがありませんでしたからね。

ともあれ、そんなプレゼン大会を受けたレブロンの二回目のインタヴュー発言は以下の通りです。

「疲れた。沢山の情報だよ。分かるだろ、こう言って来るあるチームからああ言って来る別のチームへ行くもんだから、ハード(管理人注:恐らくは「ハードディスク」の意)ドライヴに蓄積された沢山の情報になるんだよ。」「それでなお、ハード(ディスク)ドライヴは答えを吐き出さない。」


彼は更に1回目のインタヴューで話した事を繰り返します。「結論は1人で出す。誰からの勧めも無しで、だ。」と。しかし、筆者はレブロンのこの言葉を信じないのです。そしてレブロンに尋ねます。

Q.フィジカルの健康は?この7週間で昨日初めてプレーして良さげに見えたが後で肘をアイシングしていた。人々は何かをそこに読み取るべきかな?
A.いや、それは(管理人注:肘の故障に後から)反応して、よりも先手に対応しての事なんだ。そこへ出てってハードなワークアウトをやり、肘が100%健康では無い事に気付いたんだ。とても良い感じだけど、肘が痛んでアイシングしだすまで待たないつもりなんだよ。」


因みにレブロンのトレーナーは肘の状態は話さず、「秘密にしておくよ」と言ってます。

Q.再びプレーオフ(の質問)。なぜ(カンファレンスセミファイナルで)突っ立ってたの?
A.決して突っ立ってなんかいない。そんなの僕じゃないよ。やってみようたって出来なかった。僕と君が今ここで座っているのも落ち着かない気持ちなんだ。

筆者はレブロンの真意、特に最後のセンテンスとプレーオフで突っ立っていた事の関連性が分からないながらもレブロンにとりあえず詫びます。

「いや、オッケーだよ」とすまなさそうに話すレブロンは「僕は人の回りにいるのが好きなんだ」と気を使うのでした。そのレブロンの些か暗い表情からレブロンが父親無しで育った事を思い出した筆者は「レブロンに父親について考えた事はあるか」と尋ねようとした途端、タイミング良く(?)レブロンの5才になる息子に乱入されます。レブロンが彼を行かせてから、インタヴューは再開されました。

Q.(レブロン自身が)父親である事で、自らの父親について考えさせられる?
A.いいや。僕の父を見下そうとか非難しようとかって気は無い。だって僕は昔、彼が何をどうしていたかは分からないからね。僕は知らない事を判断するような人間じゃないよ。僕は(管理人注:自らの子供時代の状況を)理解するには幼過ぎたんだ。父無しに、第一僕はここ、この世界に存在しなかった。そして第二に、僕は沢山の遺伝子を彼から得ていて、それが僕が今日僕足り得る理由の一部なんだ・・・僕が言いたいのは、全く怒りでは無いんだ。全く怒りでは無いんだよ。」


Q.父親に会いたい?
A.ノーだ。
Q.本当に?
A.今?25才で?ノーだ。
Q.多分、より後なら?
A.多分、そうだね。


そしてこの問答の後にいよいよ、この記事の中でも特に世間を騒がせた問題のパートが出て来ます。レブロンは自らがクリーヴランドでは無く、30分ほど南のアクロンの出身であると説明した後、こう語ったのです。

「(管理人注:アクロンからクリーヴランドは物理的に)遠くはないが、(管理人注:心理的に)遠い。そしてクリーヴランドの住人は、僕らが育った頃は(管理人注:アクロン)より大きな都市のキッズ達だから僕らを見下していたんだ・・・だから僕たち(管理人注:アクロンの人間)は本当はクリーヴランド」が好きじゃなかったんだ。僕らは成長期、クリーヴランドを嫌っていた。クリーヴランドには僕らが今日まで未だに嫌う多くの人達がいるのさ。」

・・・この記事が世に出た時、レブロンジャージー野焼き祭の火に油を注いだこの発言でしたが、冷静に文言を読み返してみれば、まずクリーヴランドを嫌っていたという主体は「I(=レブロン個人)」ではなく、あくまで「We(=アクロンの街で育った若者)」である事に気付きます。レブロンはあくまでも一般論としてアクロンで育った人間がクリーヴランドを好きでない、と言っているに過ぎないのです。しかもレブロンの言を見る限り、これはアクロンの人間を田舎者と見下すクリーヴランドの人間にこそ非があります。

また、この発言はあくまで、あの特茶番の前のインタヴューでの話です。彼がこの段階で既にクリーヴランドを離れる決意を固めていた可能性は低くないと私は見ていますが、だとしてもレブロンは何も自らの移籍にショックを受けているクリーヴランドの人間に止めを刺す目的でこんな事を言った、とは断定出来ないでしょう。

もしもレブロンがこのインタヴューの発言が世に出るタイミングを見越し、移籍の予定も織り込み済みで、かつて自分達を見下してきたクリーヴランド市民達への復讐の意味を込めてこの発言をしたとするならば、レブロンは諸葛孔明やヤン・ウェンリーもビックリな策士です。しかし、私はその見方は採りません。三国志演義で張飛の単純な策を曹操軍が勝手に勘繰って勘違いするくだりがありましたが、あれみたいなもんですね。だいたい、そんな事をするメリットが何もありません。レブロンはただ、今まで語られる機会が極めて少なかったであろうアクロン住人達の思いを代弁したに過ぎないと思います。これはむしろクリーヴランドの人間なら怒る前に熟読し、レブロンの意図を理解して反省するべきセンテンスだと思いますね。

ただまあ、やはり物事にはタイミングというものがあります。私はレブロンが話したこの内容自体は都会と地方のギャップを現したありふれた話だと思いますが、移籍の可能性が少なからずあったこのタイミングでの発言はやはり軽率だったかなと思います。じゃあいつなら良かったんでしょうか?この時より前なら「レブロンはクリーヴランドが嫌いと発言→やっぱり移籍か!」とエスカレートするのは目に見えていましたし、勿論この時より後なら火に油どころかガソリンか火薬でも撒いてるようなものです。敢えて言うならキャヴスと再契約してクリーヴランド市民が一番落ち着いたタイミングで釘を刺す意味で言うぐらいがベストでしょうか。

しかしまあ、結局いつであれこの発言はクリーヴランド市民にダメージを与える訳でして、この話を読んでいると、何だかレブロンが今回クリーヴランドを去る決断をしたのもこういう宿命だったのかと思わなくもありません。クリーヴランドでなくアクロンにしか新聞広告を出さなかった意味も、これで理解が容易くなりましたね。発言自体の是非は別ですが・・・。

ともあれ、ここで2度目のインタヴュー内容は終わり、筆者は体育館でレブロンの息子達のバスケ(殆ど遊んでるだけですが)を眺めた後に、その1人と話します。しかし、すぐに彼は去ってしましました。筆者曰く「彼の父親のように」・・・。父さんも速やかにインタヴューを終えた模様ですね。

体育館を出た筆者はレブロンの高校時代のチームメイトにして大親友の1人、ロメオ・トラヴィスと話します。彼はレブロンから、痛みに耐えてプレーする事を学んだと言うのです。「僕はいつも怒ってた。そしてレブロンは、怒ってるだけじゃ何にもならない事を僕に明確に示してくれたのさ。怒りはただ自分を傷つけるだけなんだ」

トラヴィスは更に、「ジェームズはコーチ達やチームメイト達を(管理人注:父親の)代わりとして使う事で怒りを抑えたんだ」と言うのです。「それは彼を本当に助けたネットワークみたいなものだった―――本当には父親を持たない事を解決はしなかったが、痛みを少し和らげたのさ。」「どんなに痛みが残っていても、それについては話さないものさ。高校生仲間の絆はいつも主には言葉はいらないんだ」「全てを議論する必要は無いのさ。僕らは問題を抱えてるのは分かってる・・・僕らは(それを)分かち合いたいだけさ。『やあ、来てゲームが見たいかい?映画を見に行こうせ』なんだってそれだけで1人じゃない、孤独に座ってる必要は無いって分かるんだ」

親友の絆を知りつつ筆者が体育館に戻ると、冒頭の広報にばったり会います。彼は体を筆者に傾け、レブロンが明後日、7/8に彼の決断をアナウンスすると言ったのです。筆者がそれが起きる場所にいたい、と言うと彼は他に誰も聞いていないのを確かめてから、「ニューヨークへ飛び、更に指示を待て」と囁いたのです。
「ニューヨークへ飛んで・・・何だって?」
「更に指示を待て」
「ニューヨーク?つまり(移籍先は)ニックス?」
この質問に彼は、前者の問いにイエスと頷き、後者にはノーと首を降りました。

「何かがニューヨークで起きているのか?」

また彼は首を降ります。

「で、なぜ私はそこへ行くんだ?そしてそこについたら何を期待すればいいんだ?ロシアのスパイとブリーフケースを交換かい?」
「到着したら電話をくれ、次にどこに行くかを伝える」
「次?別の都市って事かい?」

彼は今度は頷きました。

「シカゴ?マイアミ?」
「私は言えない。そして誰にも私が今言った事を伝えないように」
「問題ないね」

翌朝、筆者はテレビでレブロンの特茶番がESPNで放送される事を知ったのです。筆者は例の広報に、ESPNのあるコネティカットに行けば良いのかとメールします。即レスで来た返事は「ノー!ラガーディア(空港)」でした。

筆者はメールを凝視しました。なんで空港を指定するんだ?意味があるのか?なんでJFK(空港)じゃないんだ?それともニューアーク(空港)じゃなく?彼の2語のメッセージに何か隠されたてがかりでもあるのか?(管理人注:ダビンチコードならぬ)レブロンコードか?筆者は「No!LaGuardia.」という広報からのメールをアナグラムよろしく並べ替えながら悩むのでありました。

(以下次回)

banner_03

NBA ヒート レブロン・ジェームズ ネックストラップ(ブラック) Miami Heat Black Lebron James Lanyard
NBA ヒート レブロン・ジェームズ ネックストラップ(ブラック) Miami Heat Black Lebron James Lanyard
NBA レブロン・ジェームズ Tシャツ(ホワイト)ヒート adidas Miami Heat LeBron James White Game Time T-Shirt
NBA レブロン・ジェームズ Tシャツ(ホワイト)ヒート adidas Miami Heat LeBron James White Game Time T-Shirt

(加筆・追加情報あり)開幕へあと1ヶ月半切りました

ブログネタ
NBA に参加中!
http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=5569089

まずはずっと去就が決まらなかった男、サンズのFA選手だったアムンドソンがようやくウォリアーズと2年500万ドル近い契約で合意しました。2年目はプレーヤーズオプションです。サンズのベンチプレーヤーとして注目されていた彼はホーネッツ、ペイサーズも獲得に動いていましたが、一番条件が良かったのがウォリアーズだったという事みたいですね。ホーネッツがタックスを払う覚悟があればまた違ったのかも知れませんが。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=5572694

一方、ボブキャッツは遂にダンピアーを解雇。7年7300万ドル契約の最終年で1300万ドルのサラリーながら、契約に最低出場時間の項目があったためにこの金額は保障されていませんでした。ボブキャッツとしては彼の契約を使ってタックスゾーン以下のペイロールになるPG補強トレードを模索しましたが果たせず、この解雇となった訳です。結果、ボブキャッツはこれでタックスラインを500万ドル程下回る形となりました。PGねえ、アルストンでも取ったらいいんじゃね?

http://www.chron.com/disp/story.mpl/sports/bk/bkn/7202878.html

で、早速ダンピアーにロケッツが2年400万ドルを提示していますね。35才のダンピアーの行き先は他にグリズリーズ、そしてまたしてものヒート説が出ています。ロケッツはジャズの制限FAフェセンコも狙っているそうですが、こちらはどうやらジャズが多少の契約ならマッチする意向の模様ですね。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=5577820

ただ、ジャズはヴェテランセンターのフランシスコ・エルソンとも契約。これは先発センター予定だったオクァーがアキレス腱断裂からの復帰に時間がかかることが予想されているための手立てです。この時期に取れるビッグマンとしては悪くないんじゃないかと思います。

http://sports.espn.go.com/dallas/nba/news/story?id=5573456

マヴスと契約したティム・トーマスは結局、奥さんの看護のため'10-'11シーズン全休です。残念ですがこればかりは致し方ありませんね。奥さんお大事に。そして彼の生活を保障してあげるマヴスのキューバンオーナー、男前ですなぁ。

http://sports.espn.go.com/new-york/nba/news/story?id=5576793

ネッツはキャヴス入りしたジョーイ・グレアムの双子の兄弟、スティーブン・グレアムと1年+チームオプション1年契約。キャヴスといいネッツといい、レブロンの代わりという訳でも無いでしょうが・・・。また、元ジャーニーマンPGだったダグ・オヴァートンともコーチとして契約しております。

http://sports.yahoo.com/nba/news?slug=ys-morrisonceltics091510

ジョーダンのドラフト指名ミス最新Ver.として有名な、アダム・モリソンが、なんとセルティクスへワークアウト中です。おお、正にラリー・バード2世か!・・・多分ロスター入りも無理だと思いますが、健闘を祈ります。

http://sports.yahoo.com/nba/blog/ball_dont_lie/post/Now-Steve-Francis-is-getting-the-China-bug;_ylt=A0PDlNzVQJJMueUARqO8vLYF?urn=nba-269624

最後はまたも背番号3の元スターPG。A.I.さんに続きフランシスがなんと中国でのプレーを考え中です。元々ヤオミンの相方として中国では人気ありますし、まだまともにプレー出来るなら悪く無いアイデアですね。これはちょっと期待したいです。ニックス時代のチームメイトたるマーブリーとの対決、中国で実現なるでしょうか?

banner_03


Lakers 2010 Nba Champions [DVD] [Import]Lakers 2010 Nba Champions [DVD] [Import]
販売元:Team Marketing
発売日:2010-07-27
おすすめ度:3.0
クチコミを見る

勝手にしやがれ

ブログネタ
NBA に参加中!
http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=5567983

で、アイヴァーソンですが。とうとうNBA全チームから声がかからなくなった彼、マーブリーに続き中国でのプレーを考えているようです。なんですか、中国は昔のJリーグ状態ですか?

私の素直な感想は「情けねえ」の一言ですね。シャックすら先発の座もサラリーも投げうってセルティクスへ行くご時世に「先発じゃなきゃ嫌だ」というこだわりで自ら選択肢を著しく狭めておいて、シーズン中に2回もチームを中途離脱するという有り様ではNBAから声がかからなくなるのも当然です。彼のマネージャー、ゲイリー・ムーアも「どこのNBAチームからも声が掛からないのが理解出来ない」とか寝言言う前に、マネージャーならマネージメントする相手にまずは現実を叩き込むべきでしょう。

だいたいアイヴァーソンは彼自身が色々と改心すればまだまだNBAでやれる道はあるはずですし、その能力も持ってます。先発を諦めるだけで、ベンチスコアリングを厚くしたいチームが舌なめずりして飛んで来るはずです。残念ながら、彼がチームのエースとして優勝するチャンスの扉は閉じてしまいましたが、まだNBAでプレーする扉までは閉じていないはずです。

今のA.I.さんは要するに、その現実を受け入れられずに現実逃避してコンディションも整えないでいるってだけの事ですね。酒に溺れるとか完全に駄目人間コースです。お父さんもうお酒はやめて!って感じですか。だいたい今までの言動も相当子供じみてましたが・・・。ああ、あの母ちゃんについてはどこもあんなもんだから別にいいんですw

中国行きという選択肢がマーブリーの後追いってのがまたA.I.さんのカッコ悪さを倍加させている訳ですが、現状ではユーロからも声はかからないでしょうね。いや、かかったとしてもユーロでも先発出来ない可能性があれば彼はその選択肢を選ばない気がします。エースになれないなら尚更彼はそうしないでしょう。下手に契約したらシーズン途中で先発落ちorシュート打ち過ぎでHCと対立→ユーロでもチーム中途離脱、とか余裕でしょ。その点、中国なら間違い無く先発も出来る上に、我が物顔でリーグのトップスター足り得る訳です。

NBAよりも何よりも、先発でエースである拘りの方が大事ならもう仕方ありませんね。どうぞその大海から目をそらして井の中の蛙となって下さい、としか言えません。さよならNBAトップスターだった人。ついでにbjリーグにも寄ってって下さいませw

banner_03


勝手にしやがれ(紙ジャケット仕様)勝手にしやがれ(紙ジャケット仕様)
アーティスト:セックス・ピストルズ
販売元:EMIミュージック・ジャパン
発売日:2007-10-31
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

沢田研二 A面コレクション沢田研二 A面コレクション
アーティスト:沢田研二
販売元:ユニバーサルJ
発売日:2009-03-04
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

勝手にしやがれヘイ!ブラザー DVD-BOX勝手にしやがれヘイ!ブラザー DVD-BOX
出演:柴田恭兵
販売元:東映
発売日:2007-09-21
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

世界選手権@トルコ総括

ブログネタ
NBA に参加中!
つー事で遂に終了しましたバスケワールドカップ。まず、最終順位のおさらいです。

1.アメリカ
2.トルコ
3.リトアニア
4.セルビア
5.アルゼンチン
6.スペイン
7.ロシア
8.スロヴェニア


トーナメント方式にはどうしても運不運があり、この順位が現在の力関係を必ずしも正確に現したものであるとは限りません。しかしながら、今大会においてメダルを取った3国、アメリカ、トルコ、リトアニアが一番安定していた事は明らかでした。セルビアもトルコ相手にあれだけ接戦を演じた以上、ベスト4に相応しいチームだった事は疑いありません。アメリカのスポーツ記事が好きな「Win/Lose」で分けるなら、この4チームは完全に「Win」です。特に前回開催国の体たらくの真逆を行って見事決勝まで勝ち進んだトルコは三重丸ものの「Win」でしょう。興行収入的にもパーフェクトだったはずです。後はアメリカ相手に頑張ったロシア、アメリカに唯一の接戦をもたらし、トーナメントでもアルゼンチンを苦しめたブラジルも入れて良いと思います。中国も予選ラウンド突破はラッキーでしたが、敢闘賞ものではありました。

「Lose」は多いです。まずは2連覇どころかメダルにも届かなかったスペイン、同じくアメリカとトーナメントであいまみえる事すら叶わなかったアルゼンチン、トーナメント初戦で散ったギリシアの3強国は今回不本意としか言い様の無い有り様でした。また、アロヨDNPとはいえプエルトリコはかなり残念な感じでしたね。

今大会の特徴はアメリカのみならず、各国が故障などの理由はあるにせよ国内トップの選手が欠場した事でした。アメリカの辞退は最早お約束なので別に見慣れた感すらありますが、他国にもその傾向が見られるようになって来たのは彼らがNBAでプレーするようになったためでしょう。ざっと列挙していきますと、

アメリカ→'03組、ドワイト、CP3
スペイン→ガソル兄
アルゼンチン→ジノビリ
ロシア→キリレンコ
スロヴェニア→ウードリッヒ
ドイツ→ノヴィツキー、ケイマン
カナダ→ナッシュ
中国→ヤオミン


プエルトリコのアロヨも代表には参加しましたが、結果的に出場辞退に近い感じになってしまい残念でした。アメリカの面々、そしてチーム方針に反発してチームを離れたウードリッヒ以外は故障ないし年齢の問題が殆どなので辞退そのものは正直やむを得ない気はします。

つまり、今まではアメリカがやや本気度が足らず他国に持っていかれ気味だったこの籠球W杯において、アメリカ以外の国も飛車角落ちで臨まざるを得なくなってきた、という事です。そうなってくると選手層の厚いアメリカの分はかなり良くなってきます。

しかしながらアメリカの問題はタレントの数よりも、チームとして機能する代表が作れるか、という点でした。実際タレントの数は前回の方が圧倒的でしたが、結果はご存知の通り銅メダル。トップクラスのスターを並べれば良いというものでもなかったんですね。彼らの中に4年後同じチームで合流する事を考えていた選手が3人もいた事は多分結果に影響してないと思いたいですがw

相次ぐスター辞退の中でコランジェロが作り上げたのは、デュラントという若く勤勉な得点王をチームの中心に据え、彼をサポート出来るタイプの人材を揃えたチームでした。恐らくコーチKはコランジェロの意図を正確に理解して、あの先発ラインアップを作り上げたのでしょう。

デリック・ローズ
チャンシー・ビラップス
アンドレ・イグオダラ
ケヴィン・デュラント
ラマー・オドム


ローズ以外はチームトップを張るというよりチームのエースをサポートする事に長けた面々ばかりですね。特にオドムなんてコービーの長年のチームメイトですから、スターへの対応、フォローにかけては最早プロです。ローズにしても真っ当なPGであり、ボールを独占するタイプではありません。ボストンでスター軍団の扱いに慣れたロンドでも良かったところですが、辞退したロンドの代わりにデュラントの僚友ウエストブルックが控えていたので問題無しでした。

このチームの浮沈は全て、デュラントにかかっていたと言えます。その重圧をものともせず、アメリカ代表チーム史上最高得点(平均&1大会通算得点)を叩き出して金メダルへのゴートゥガイとなったデュラントは本当に素晴らしかったです。大会のMVPを選ぶなら満場一致で彼になるのは無理からぬ事でしょう。

ただ、問題は次、でしょうね。'12年ロンドン五輪代表チームを作るとして、今回結果を出したチームに世界選手権を辞退した面々をどう加えるかはなかなか難しい問題です。特に'03組はデュラントとポジション被るんですよ。レブロン、カーメロ共にナチュラルポジションはSFですしね。3人とも選出ならだれか1人は控えです。デュラントはナイスガイキャラなのですぐ先輩に先発を譲りそうですが。

今回のチームにドワイトやボッシュ、クリス・ポールといった面々が入っても多分代表チームに影響はありません。しかし、エースの座がかかる面子、即ちウェイド、レブロン、カーメロが入るとどうなるかは気になりますね。特にカーメロは点取り屋特化タイプなので役回りが完全にデュラントと被ります。アシストもあるウェイドやレブロンなら共存出来る可能性もあるかなと思いますが、カーメロとデュラントは微妙な気が。これはどっちが悪いとかじゃなく、食い合わせみたいなものじゃないかと思うんです。ま、実際組んでみたら案外ハイスコアリングフォワードコンビ結成で仲良くブイブイ言わすかもですが( ̄ー ̄)

ともあれ、次の世界での舞台は2年後の五輪。開催国イギリス(ベン・ゴードン&デンのブルズっぽいコンビに期待)も含めて各国がどう出るか、今から楽しみにしておきましょう。

banner_03


西原理恵子の人生画力対決 2 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 2 (コミックス単行本)
著者:西原 理恵子
販売元:小学館
発売日:2010-09-13
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

Goldrush/Dreamrush

ブログネタ
NBA に参加中!
世界選手権もいよいよ千秋楽、であります。

☆5・6位決定戦

アルゼンチン86-81スペイン

決勝戦でも不思議じゃなかった豪華カードは前半終了時点で51-32とアルゼンチンが圧倒していたものの、3Qにスペインが前回王者のプライドを垣間見せる猛攻で65-62まで迫るという展開に。そして4Q残り2:11には遂にガソル弟のFTでスペインが80-80と追いつきましたが、1:38でスコラがインサイドから得点して再びアルゼンチンがリード。今一度ガソル弟がFTを1本決めるものの、アルゼンチンのプリジオーニの値千金3ポイントが決まって勝負あり。スコラ22得点11リバウンド、デルフィノ27得点3アシストのアルゼンチンが5位、フェルナンデス31得点8リバウンド4スティール、ガソル弟16得点10リバウンドのスペインが6位で確定。しかし、両者に差はほぼ無いといって良い好勝負でした。

☆3・4位決定戦

リトアニア99-88セルビア

バスケ強国同士の対決は、3Qまでに72-54としたリトアニアの圧勝。世界選手権開幕前の欧州選手権で11位と低迷したリトアニアでしたが、終わってみればアメリカ以外の全ての対戦カードに勝利した訳でして、準決勝でなく決勝までアメリカと当たっていなければ銀メダルは彼らのものだったのではないかと思えます。アメリカ戦では封じられたクレイザもFG12/18、3FG5/7の33得点7リバウンド4アシスト3スティールの大暴れで、彼を含め5人が2桁得点。チームFG成功率も59.0%という大当たりでした。セルビアもFG成功率53.3%ですから決して悪くは無かったんですが、銅メダルには惜しくも届かずでした。

☆決勝戦

アメリカ81-64トルコ

http://espn.go.com/extra/fiba/boxscore?gameId=300914940

正直なところ、今トーナメントはアメリカにとってかなり有利な展開でした。優勝を争うと見られていたスペイン、アルゼンチン、ギリシアが全てアメリカと戦う前に姿を消したのですから金メダルへの道はかなりクリアに開けていました。予選ラウンドで唯一アメリカを追い込んだブラジルも、強国セルビアさえもアメリカと戦う前にトーナメントで敗退してしまったのです。

そしてそのセルビアを倒して決勝戦に挑んだのが、地元トルコでありました。開催国が決勝戦まで無敗で勝ち上がる、なんと素晴らしいストーリーでしょう。その勢いがアメリカ相手にどこまで通じるか、注目ではありました。

しかし終わってみれば、アメリカは最後まで圧倒的でした。デュラントは最後までエースの重責を全うし、28得点5リバウンドでチームをリード。またもオドム(15得点11リバウンド)、僚友ウエストブルック(13得点6リバウンド3アシスト)と共にアメリカ代表を牽引し、全てのQを制します。かくて若き代表チームが見事'94年のドリームチームII以来となる世界選手権金メダルをアメリカにもたらしたのです。アメリカのFG成功率44.1%、トルコの成功率36.4%。この差が全てでしょう。これで代表チームを引退となったタコルーは16得点7リバウンドで意地を見せました。

アメリカの今回の成果は他国チームもまたアメリカ同様、NBA選手達が故障などの理由で参加できなくなってベストチームを組めなくなってきた事もあると思いますが、今後の代表選考に向けて一つの方向性を示したような気がします。ただ豪華なメンバーを揃えなくとも、適切な組み合わせで結果を出せるという成果を出した意味は大きいのではないでしょうか。ま、コランジェロとコーチKの手腕も相当大きいのは明らかですが。

特にオリンピックと違いどうしても大物選手達の辞退が多くなってしまう世界選手権においては、今後もトップクラスの選手満載のチームを作るのは難しいでしょう。しかしデュラントという偉大な才能を中心に据え、他の選手達が彼を支える体制を築き上げた今回の成功例は今後の代表選考の良いお手本になることでしょう。

かくて世界一を賭けた戦いは終わりました。不本意な結果に終わったスペイン、アルゼンチン、ギリシアをはじめ各国も2年後のオリンピックではまた本腰を入れてくる事でしょう。彼らを迎え撃つ立場になるアメリカが、今度はどんな代表チームを組んでくるか楽しみですね。

banner_03


ゴールドラッシュゴールドラッシュ
アーティスト:矢沢永吉
販売元:Sony Music Direct
発売日:2006-11-15
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

GOLDEN J-POP/THE BEST 宮沢りえ
アーティスト:宮沢りえ
販売元:ソニーレコード
発売日:1998-11-21
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

栄光無き天才たち11 トレイシー・マクグレディー&スティーヴ・フランシス(フランシス幻想の摩天楼編)

ブログネタ
NBA に参加中!
予告編はこちら

マクグレディーNBA入り編はこちら

フランシスNBA入り編はこちら

ダンクコンテスト2000編はこちら

マクグレディーマジック移籍編はこちら

「スティーヴィー・フランチャイズ」編はこちら

マクグレディー大ブレイク編はこちら

「トレイシー・マクグレディー、スーパースター」編はこちら

T-MAC&フランシスの輝き、そして暗雲編はこちら

悪夢、そして運命の交錯編はこちら

ブロックバスタートレード、そして新天地編はこちら

フランシス最後の輝き編はこちら

T-MAC新たなる旅立ち編はこちら

フランシスガラスのニューヨーク編はこちら

http://www.nytimes.com/2006/10/27/sports/basketball/27knicks.html?_r=1

'06−'07シーズン前、ニックスは揺れていました。上記のニューヨークタイムス記事によれば、フランシスを獲得する事をフロントにプッシュしたのはラリー・ブラウンだったと言います。マーブリーとフランシスでフレイジャー&モンロー体制の21世紀Ver.が出来ると当時言っていたラリー・ブラウンでしたが、結局2人を一緒にプレーさせる事は少なかったのです。何故なら、彼がフランシス獲得をプッシュした真の目的は反目していたマーブリーを追い出す事だったのですから。しかし結論から言えばそれは失敗しました。そもそもアイザイア・トーマスとも対立していたラリー・ブラウンはニックスを契約バイアウトで去り、結局アイザイア自らこのチームを率いる事となったのです。

マーブリーとフランシス、更にジャマール・クロフォードにネイト・ロビンソンと充実していたかに見えるバックコート陣に対し、インサイドはエディー・カリー、チャニング・フライ、デヴィッド・リー、ジェローム・ジェームズという帯に短く襷に長い面々ばかりでした。特にジェローム・ジェームズの高額契約は明らかな失敗であり、ニックスファンにとっても頭の痛い存在になっていました。もしかしてアイザイアって物凄く駄目なGMじゃね?という囁きがニックスファンの間でどれぐらいのものだったか、私もあまり記憶にありません。ただ、当時私のHPが休眠していた中で唯一稼動していた掲示板の書き込みで、ニックスファンのtackさんがかなり早くからアイザイア&マーブリー体制に駄目出ししていたのは確かですw

http://www.nba.com/knicks/news/review_070522.html
http://www.nba.com/knicks/news/review2_070522.html

ともあれ新たなシーズンは始まりました。そして結論から先に言ってしまえば、ニックスはまたも不振に喘いだのです。シーズンを通じて黒星が先行し続けたニックスは33勝49敗、'04-'05シーズン以来の勝率.402。これでも前年の23勝59敗、勝率.280よりは改善されたのですが、当然プレーオフに届く数値ではありません。なお、ニックスはこの翌シーズンに再び23勝59敗をマークする事になるのですがそれは後の話です。

問題はフランシスでした。彼のこのシーズンの成績はFG成功率.408で11.3得点2.8リバウンド3.9アシストと、やはり期待以下のスタッツに終わっています。マーブリーみたいなボール独占PGと一緒にプレーしていたら当然ではあったかも知れません。そもそもボールを独占した方が能力を発揮するタイプの選手を2枚エースで揃えた時点で、このような結果は想定の範囲内だったという向きもあるでしょう。

しかし、アイザイアの節穴の目、マーブリーのアレ過ぎなプレースタイル、そもそもブラウンやアイザイアの指揮と合わなかった事だけがフランシスの輝きを奪っていた訳ではありません。このスタッツを36分出場に馴らして換算すれば14.5得点4.6リバウンド4.9アシストと、そこまで見劣りする訳では無いスタッツにはなるのですから。問題はこのシーズン、フランシスが僅か44試合(うち先発30試合)しか出場していなかった事です。右膝の腱炎が再発したのが原因でした。



フランシスの輝かしいプレーの数々を支えて来たのが、その類稀な運動能力、中でもジャンプ力である事は論を待ちません。その彼のジャンプ力を支えていた膝が、徐々に限界に近付きつつあったのです。それでもなお、フランシスは戦線復帰すると3/10のウィザーズ戦ではブザービーターを叩き込んでみせました。またシーズン最後の4試合では40分超の出場時間を得て22得点、28得点、26得点、24得点の活躍を見せたのです。しかし、この4試合が彼のNBAにおける最後のハイライトとなってしまったのでした。

このシーズンが終わった4/18のボブキャッツ戦から2ヶ月が過ぎた6/28。2007ドラフトの当日、最早断末魔に陥りつつあったアイザイア体制のニックスは状況打開に動くべく、またしても大型トレードに打って出たのです。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=2919929

ブレーザーズ←フランシス、チャニング・フライ
ニックス←ザック・ランドルフ、ダン・ディカウ、フレッド・ジョーンズ


ニックスがザック獲得でインサイド補強を狙ったのは言うまでもありません。その結果が23勝59敗、そしてアイザイア体制の終焉へと繋がるのですが・・・。一方のブレーザーズの狙いは残り4年、6100万ドル以上の契約放出、そしてザックを放出する代わりに若いオデンとアルドリッジの出場時間を伸ばす事でした。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=2932433

一方フランシスの契約は残り2年3360万ドルの契約を残していました。ブレーザーズがフランシスの処遇をどうするかはトレード後暫く不明でしたが、結局ブレーザーズはこの契約を3000万ドル以上でバイアウトします。かくてFAとなったフランシスはマヴス、親友モーブリーが在籍していたクリッパーズへの移籍が噂されていました。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=2942354

しかし、フランシスが選んだのはその2チームではありませんでした。彼が選んだのは彼がNBAのキャリアを始めた場所。ヒューストン・ロケッツとの2年600万ドルの契約を結んだのであります。勿論、ロケッツをトレードで離れた時とロケッツの状況は大きく変わっていました。ロケッツのエースは今やT-MACとヤオミンであって、フランシスは最早1stオプション足り得るはずも無かったのです。無論、フランシスもそれは承知の上でロケッツを選んだのであります。

しかしそれでも、フランシス自身はT-MACとヤオミンの2人に続く3rdオプションぐらいにはなれると思っていたのではないでしょうか。マジックはともかくニックスはチームにフィットしなかっただけだ、環境さえ変えればきっと輝きを取り戻せるはず・・・そう思うのは無理もない事です。しかし、ロケッツに戻ったフランシスを待ち受けていたのはあまりに苛烈過ぎる運命だったのでありました。



(以下、T-MAC&フランシス一瞬の邂逅編へ続く)

banner_03

NEW ERA ニューエラ NEW YORK KNICKS ニューヨーク ニックス 【ESPN COLLABO TEAM INSIDER/BLK】
NEW ERA ニューエラ NEW YORK KNICKS ニューヨーク ニックス 【ESPN COLLABO TEAM INSIDER/BLK】
NEW ERA ニューエラ NEW YORK KNICKS ニューヨーク ニックス 【2-TONE TEAM BASIC/BLK-SILVER】
NEW ERA ニューエラ NEW YORK KNICKS ニューヨーク ニックス 【2-TONE TEAM BASIC/BLK-SILVER】

DURANT DURANT

ブログネタ
NBA に参加中!
大会もいよいよ大詰めです。

☆7〜8位決定戦

ロシア83-78スロヴェニア

似たようなデザインの国旗対決は2桁得点5人のロシアが残り37秒で3点のリードを守り切って勝利。モズゴフがチームトップの19得点とはニックスファンには良い話ですね。スロヴェニアはドラギッチ15得点7アシスト、ナックバー20得点も今一歩及ばず、でした。

☆準決勝

アメリカ89-74リトアニア

http://espn.go.com/extra/fiba/boxscore?gameId=300913917

アメリカの前に立ち塞がった最後のバスケ強国、それはリトアニアでした。予選ラウンドでスペイン、フランスをも下す5戦全勝、そしてトーナメントでも中国、アルゼンチンを連破という強さを見せて世界選手権初のベスト4入りを果たした不気味な強豪国相手にアメリカが果たして大丈夫かな、とも思っていました。なにせ準々決勝ではアルゼンチンのエース、スコラが完全に存在感を失っていました。同じポジションのデュラントがそうなってしまったらアメリカも相当危ないですからね。

しかし、全ては杞憂でした。9/11という日にアメリカ代表として戦う事に愛国心を燃やしたエースは、カーメロ・アンソニーのアメリカ代表記録だった35得点を破る38得点に9リバウンドを加え、リトアニアを圧倒したのです。何しろ1Qだけで17得点ですよ?そして前半を42-27で終えたとき、リトアニアのFG成功率は僅か25%にまで抑え込まれていたのです。3・4Qのスコアだけで見れば互角な戦いでしたが、時既に遅し、でありました。

試合後のデュラントのコメントです。

"I just wanted to remember everybody back in the States, everybody that was affected by 9/11. And to play on this day was a great honor and we just tried to do our best to play hard for our country and our families."

あの9/11の事件そのもの、その後に起きた戦争その他諸々については意見が割れる事もあるでしょうが、このデュラントの発言は彼らしい生真面目さが出ていますね。また彼の株が上がりました。ここまでの平均得点22.1得点は既にアメリカ代表のベストアヴェレージであり、また1大会あたりの総得点数でも彼はアメリカ代表史上で既に5位。1位のルーサー・バーデンまでの差は既に5点しかなく、1〜4位(因みに2位カーメロ、3位ピアース、4位ジョン・ルーカス)をブチ抜いて新たな1位に君臨するのは最早必至の情勢です。

なお、アメリカ代表でデュラントの他に2桁得点しているのはオドム(13得点10リバウンド3ブロック)、ウエストブルック(12得点7リバウンド3アシスト2ブロック)のみです。イグオダラの9得点4リバウンド4スティールも何気にデカいですが、もうここ2試合はデュラント様々、って感じでオッケーなんでしょう。

なお、リトアニアは結局FG成功率を38.6%まで戻すのが精一杯。クレイザもFG1/11の4得点5リバウンド5TOと散々でしたね。しかし、ここまでの快進撃を考えれば流石ではあります。3位決定戦、頑張って欲しいですね。

トルコ83-82セルビア

もう一つの準決勝は最後まで勝負の趨勢が決まらない大熱戦となりました。何しろ残り1分を切ってなお1点を争うシーソーゲームです。こうなるとクラッチタイムに強いタコルーの出番かと思いきや、そうでもありませんでした。トルコ1点リードの場面で彼が放った3ポイントは外れ、逆転を賭けたセルビアのテオドシッチの3もミス。しかし、オフェンスリバウンドを取ったケセリーがFTを得ました。残り28秒でFT2本が決まりセルビア逆転も、12秒後にはトルコのエルデンがペイント内で取り返します。ただ、ファウルを得て3ポイントプレーにしたもののFTはミス。

81-80というトルコ薄氷のリードを、残り4秒で打ち破ったのはヴェリコヴィッチの2得点でした。対するトルコはタイムアウト。このクラッチタイム、今度こそタコルーかと思いきや、トゥンチェリがペイントへ。値千金の2得点でトルコが再び1点のリードを奪います。そしてセルビアが最後のタイムアウト後、トルコのペイント内で再びヴェリコヴィッチが放ったショットは、しかしエルデンが必死のブロック!かくてトルコ国民に安堵と歓喜の時が訪れたのであります。なお、トルコの得点リーダーは16得点のタコルーでした。

かくて、決勝戦のカードがアメリカ対トルコ、3位決定戦がリトアニア対セルビアに決定。5・6位決定戦とスペイン対アルゼンチンとの3カードで千秋楽確定となりました。まあアメリカの金メダル確定とは思いますが、最終日を楽しみにしましょう。

banner_03

グレイテスト(3ヶ月期間限定)グレイテスト(3ヶ月期間限定)
アーティスト:デュラン・デュラン
販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
発売日:2009-03-11
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

おっさん達、晩夏の挽歌

ブログネタ
NBA に参加中!
さて、先に目出度くも復活を果たしたNBAちゃんぷる〜さんにて、まだ契約が決まらない有力選手達を取り上げてましたね。うちも頃合いを見て追っかけてみようと思いますが、とりあえずそんなおっさん達の最新行き先決定情報です。

http://sports.espn.go.com/new-york/nba/news/story?id=5555840

H誌でお馴染み杣友さんも大好きジョー・スミス、メイを解雇したばかりのネッツと1年契約です。外れドラ1指名選手の1人と言われた彼もなんだかんだで細く長いキャリアを続けております。ここ数年と同じく、PF・Cのバックアップのバックアップ役として、またロッカールームでの裏番長として数字に現れない面での貢献を果たす事でしょう。

http://sports.espn.go.com/nba/news/story?id=5554482

こちらはボブキャッツ。元ドラフト3位指名で未来を嘱望されていたSF、ダリアス・マイルズと保障無の契約を結びました。高卒からNBA入りを果たした彼も近年はコート外のトラブルや膝の故障でまともなプレーが出来ていない状態です。

先にネッツを追われたメイ同様、彼も膝の怪我が再発しようものなら解雇は避けられません。そもそもボブキャッツのロスターに彼が生き残れる目自体も決して高くはありません。しかし彼もまだ28才、まだやれる可能性はあると思います。親友Q.リチャードソンとの頭両手トントンジェスチャー、またNBAのコート上で見られると良いですね。

http://sports.yahoo.com/nba/rumors/post/Ostertag-playing-in-D-League-;_ylt=A2KIPF_5J4tM29sArwyLvLYF?urn=nba-268723

最後は半ばネタ(笑)。ジャズのファイナル進出時に先発センターを張っていた巨漢、グレッグ・オスタータグがまたもNBA復帰を目指して、NBADLに入るようです。デカい選手は常にニーズがある昨今、果たして声がかかるのか、その前にそもそもプレーはまだ錆び付いていないか色々と心配ではありますが、続報がある事をちょっとだけ期待するとしましょう。

banner_03


狼の挽歌 デラックス版 [DVD]狼の挽歌 デラックス版 [DVD]
出演:チャールズ・ブロンソン
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008-12-26
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

フラメンコ対タンゴ

ブログネタ
NBA に参加中!
本日は5〜8位決定戦です。

スペイン97-80スロヴェニア

スペインが何とか気を取り直し、4Qに一気に突き放して勝ちました。ナヴァロ26得点7アシスト、ヴァスケス16得点、フェルナンデス16得点。特にヴァスケスとフェルナンデスは全FG、FTを沈めてます。スロヴェニアはドラギッチとラコヴィッチが揃って19得点も及ばずでした。チームFG成功率39.7%は流石にキツかったか・・・(スペインは49.3%)。

アルゼンチン73-61ロシア

個人的には昨日負けたてで3Q後半には完全に表情が死んでたアルゼンチンがこのまま崩れるんじゃないかと思ってましたが、どっこいこちらも立て直しました。スコラ26得点6リバウンドにデルフィノ26得点(3FG5/7)7リバウンド3アシスト3スティールと、何だか昨日の敗戦の憂さ晴らしであるようにも見えます。ロシアさんはモンヤ17得点、モズゴフ10得点11リバウンドでしたが2人とも最後はファウルアウト。また残り4:36のFGを最後に得点が止まってしまったのが痛かったです。残り1:57にやっと3が入ったものの、デルフィノに3返しされた後は最後まで得点無く終わりました。

因みに私、ロシアの13番、ディミトリー・クヴォストフって選手が妙に気になってます。何だか時たま光るものを感じるんですよね、彼には。

明日はスロヴェニア-ロシアの7〜8位決定戦、その後いよいよ準決勝です。しかし明後日の5〜6位決定戦がスペイン対アルゼンチンって豪華なカードだなオィ。

banner_03

《スペイン》ソウル・オブ・フラメンコ《スペイン》ソウル・オブ・フラメンコ
アーティスト:マノロ・レイヴァ
販売元:Warner Music Japan =music=
発売日:2008-08-06
クチコミを見る

アルゼンチンのタンゴアルゼンチンのタンゴ
アーティスト:ピリャダンゴス
販売元:Naxos
発売日:2004-03-01
クチコミを見る

アメリカ↑/アルゼンチン↓

ブログネタ
NBA に参加中!
準々決勝その2。いよいよベスト4確定です。

アメリカ89-79ロシア

http://espn.go.com/extra/fiba/boxscore?gameId=300911917

タッパのあるロシアが案の定リバウンドを制して前半一時はリードを奪いましたが、それに対するアメリカの回答はズバリ、デュラントという才能でした。前半だけで19得点を持っていったアメリカのエースはFG11/19で33得点5リバウンド2スティール2ブロックと実に彼らしい活躍を見せ、因縁の相手を突き放す原動力となったのです。コーチKもこのデュラントの活躍には満足していると思います。

アメリカの2桁得点は後、ビラップス(15得点5アシスト)とウエストブルック(12得点3スティール)のみです。まさかラヴとチャンドラーの出場時間が合計10分程度というスモールラインアップのままでアメリカがここまでサイズのあるロシアに戦えるとは正直予想外でしたね。てか12リバウンドのオドムは超頑張ったと思います。

ロシアは実はFG成功率、リバウンド、アシストではアメリカを上回っているんですよね。被スティール数≒TOの数がアメリカを遥かに上回ったってのは痛かったです。また特に前半、FTを得ることがあまり出来ていなかったのも地味にダメージでした。まあそれがアメリカとの差だと言われればそれまでですが・・・。しかし、前半もしかしてこれは金星あるか?と思わせたポテンシャルは評価したいと思います。この日も13得点4リバウンドだったモズゴフはニックスが指名した選手ですが、なかなか良い補強かも知れませんね。

リトアニア104-85アルゼンチン

リトアニア、遂にここまで来ました。世界ランク1位の強豪、アルゼンチンを1Qから圧倒し、前半終了時点で50-30という想定外の大差。3Qには殆どダブルスコアまで持っていった挙句の85-53と実質試合を終わらせてしまったのであります。実に7人もの選手が2桁得点という圧倒振りでした。アルゼンチンはデルフィノが25得点4リバウンド2スティールでしたが主砲スコラがFG僅か31.2%の13得点4リバウンドに抑え込まれてしまいました。

かくて、準決勝のカードは以下の通り確定したのです。

アメリカ-リトアニア
セルビア-トルコ


うーん、想定外なベスト4ですねぇ。アメリカ対トルコの決勝が地元的にはベストでしょうが、さてどうなりますか。あ、明日は因みに5〜8位決定戦でして、

スペイン-スロヴェニア
ロシア-アルゼンチン


こうなります。スペインは敗退による精神的な落ち込みを立て直せれば大丈夫でしょう。ロシア対アルゼンチンは縺れそうですね。

banner_03

NIKE WBF KD TEE【ワールドバスケットフェスティバル】ナイキ WBF ケビンデュラント Tシャツ ネイビー
NIKE WBF KD TEE【ワールドバスケットフェスティバル】ナイキ WBF ケビンデュラント Tシャツ ネイビー
この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
カテゴリ別アーカイブ
最新コメント
BBS
初めての方等、お気軽に一言どうぞ。前サイトのBBS流用です。 BBS
至高のスニーカーショップ
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

人気ブログランキング
このblogでお楽しみ頂けた方、また他blog検索などの際にもポチっとどうぞ。 人気ブログランキングへ
QRコード
QRコード
緊急地震速報
ニコ生(青文字先輩フルボッコ)
楽天
Googleアドセンス
Google検索(当ブログ内検索用)
カスタム検索
  • ライブドアブログ