さて、最近昔語りかファイナル話ばかりですので、久々にそれ以外の話です。このタイミングで現在多いのはやはりドラフト、そしてHCの去就ですね。ドラフトに関しては先のロッタリーが終わって本番はファイナル後ですのでそこまで待つとして、今動いているのはHC人事。まだシーズンも終わってないというのに、
・GSW→スマートHC解雇
・LAL→ジャクソンHC引退&ブラウンHC就任へ
・HOU→エイデルマンHC辞任&マクヘイルHC就任へ
・DET→キュースターHC多分\(^o^)/オワタ
・MIN→ランビスHCの去就、未だ不明
もうこれだけ動いている訳ですよ。激し過ぎるだろNBA、と思わずにはいられません。そんな中でも特に注目を集めているのがレイカーズのHC人選です。フィル・ジャクソンの後釜という難しい選択で、レイカーズが選んだのはマイク・ブラウン。レブロンが移籍する寸前にキャヴスを解雇されてから1年、若さもあってかなかなか迅速な再就職が出来ました。
フィルの後釜は長年ACを務めてきた元PG、ブライアン・ショーが本命視されてましたしレイカーズ選手達もそれを前提に話していた記憶があります。それがこの意外な人選ですからレイカーズも思い切ったもんです。まあ思い切り過ぎて、後で「コービーには事前に話通しておくんだった」と後悔しているようですが。
この人選が持つ意味は、まず何と言ってもトライアングル撤廃、これに尽きると思います。フィル政権下のACを起用せず、むしろフィルの院政体制にならないよう極力フィルのカラーを消そうとしているらしいという情報から考えても、レイカーズが現在の戦術をそのまま使い続けるとは考えない方が良いでしょう。
また、元レイカーズのOBを選ばなかったというところも重要です。既にバイロン・スコットやカート・ランビスといった有力候補OBが別球団でHCを務めているという事情もありましたが、そういう純血主義みたいなのは大概裏目に出ます。昔の阪神とか阪神とか阪神とか(´・ω・`)ああ、昔のF1フェラーリもそうでした。阪神は星野監督、フェラーリはシューマッハという新たな血を入れて飛躍しましたが、レイカーズもまた外様のフィル・ジャクソンを迎えて黄金期を築き上げたのです。最近強かったからってまた純血主義に回帰するとか、最近の阪神みたいな事をすると年俸トップで最下位なんて事になりかねません。止しましょう。
考えてみれば、今回レイカーズが招聘したブラウンって元々はスパーズ人脈ですよね。レイカーズがスパーズの人間を呼び込んだ、これって結構画期的な事かも知れません。こういうジャッジメントが出来るのは、むしろマネージメントとしては秀逸な気がします。
そしてあとひとつ、この起用が重要な意味を持つのはブラウン自身は勿論、コービーにとってもです。ブラウンはキャヴスをファイナルまで導き、優勝こそ逸したもののリーグ最高勝率2回。コービーはリング5個。この2人が組んで結果が出ないとすればブラウンは「しょせんレブロンあっての成績でしたねw」と言われ、コービーは「もうレブロン以下確定ですねw」と言われる訳です。互いにそう言われない為にも、両者には今後強力な連携と信頼関係が必要ですね。
さて、更にここで「フィル・ジャクソンの後任を務める」という観点から考えてみましょう。NBAにおいて、フィルの後にチームを率いる事となったHCは2人。1人はブルズが「ラストダンス」を終え、フィルもジョーダンもピペンもロドマンも一気にいなくなった後に就任したティム・フロイド。1年目の大転落は読み込み済みだったとはいえ、計画通り(?)ドラフト1位指名権を獲得した以降もチーム成績はやはり厳しく、結局ブルズを去る事となりました。
もう1人はレイカーズでシャックとコービーの関係が修復不可能となり、シャックがマイアミへ彼のタレントとガタイをマイアミへ持っていった時。この時フィルの後任になったのはロケッツで連覇を果たした闘将、ルディ・トムジャノヴィッチでした。しかし、彼の場合はチーム成績が今一つのうちに健康上の理由でチームを離れました。ま、とりあえずレイカーズはプレーオフ出場を逃し、翌シーズンにはフィルを再びHCとして呼び戻す事となった訳です。
・・・比較してみると、今回のマイク・ブラウンは恵まれてますね。ブルズの時みたく分かり易いまでの戦力カットがあった訳でもありませんし、トムジャノヴィッチみたくシャックに去られた後でもありません。今後レイカーズがトレードに打って出る可能性もありますが、差し当たりは急速な戦力ダウンに見舞われない事だけは確実でしょう。
ブルズの場合、優勝チームを解体して一から始めるのがはっきりしていた以上、フロントにはとりあえずNBAでは実績の無い若いコーチを思い切って起用する他に選択肢は無かったのでしょう。ただ、1年目はまだしもその後も伸びて来なかったという事は、抜擢するにしてもやはり人選的には間違ってたかなあと思わなくもありません。
レイカーズ1回目の場合は、シャックが去ったとは言えどコービー中心のチーム作りで勝ちに行くべく、ロケッツ一筋だったトムジャノヴィッチを招聘してみた訳です。結果は残念なものでしたが・・・。やはり名将と言えど、オラジュワンを擁して勝ったヒトを、同じビッグセンターのシャックが去ったタイミングで雇うのはちょっと可哀想だった気もします。
そう考えてみると、今回のマイク・ブラウンという人選は、これらの教訓がちゃんと反映されてますね。つまり、
・若いながらもNBA実績あり
・スウィングマンを絶対的エースとしたチームを率いて結果を出している
この2点はフロイドやトムジャノヴィッチ、特にトムジャノヴィッチの時の反省点が見事に生かされていると思いませんか?若いブラウンなら健康上の理由で突如辞任する心配も無いはずですし。
あと、指摘しておきたいのが、「実はフィルのACはHCになると結果を出せない」これです。マヴスにトライアングルを持ち込んだものの結果を出せずブルズ時代のフィル政権に舞い戻ったクレモンス、そして今ウルヴスで悪戦苦闘するランビス・・・ブルズでのフロイド同様、単純に戦力不足という要素もあるので一概に駄目と断じるのも乱暴ではありますが、「フィル以外のチームでトライアングルが成功した試しは無い」、これもまた真実です。いかにこの間までフィルが率いていたチームでもトライアングル継続は難しいかな・・・とレイカーズフロントが考えた可能性はあると思います。
ついでにもう1つ考えられる線は、この後レイカーズフロントとしてはロスターを改造し、コービー以外はドラスティックに選手を入れ換えるつもりなので、トライアングルに拘る必要が全く無い、という可能性。うむ、これはかなりありそうな気がします。誰を取るかは予想付きませんが・・・。
どの仮定が正しいか間違ってるか、全部正解か外れかはレイカーズ首脳陣と神のみぞ知る、ってとこですね。まあ「はいはい妄想乙」ぐらいのノリで軽く読み流しておいて下さいw 結論としては「マイク・ブラウン、意外とやるかもよ?」差し当たりこのあたりで宜しくお願いします。
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フィルの後釜は長年ACを務めてきた元PG、ブライアン・ショーが本命視されてましたしレイカーズ選手達もそれを前提に話していた記憶があります。それがこの意外な人選ですからレイカーズも思い切ったもんです。まあ思い切り過ぎて、後で「コービーには事前に話通しておくんだった」と後悔しているようですが。
この人選が持つ意味は、まず何と言ってもトライアングル撤廃、これに尽きると思います。フィル政権下のACを起用せず、むしろフィルの院政体制にならないよう極力フィルのカラーを消そうとしているらしいという情報から考えても、レイカーズが現在の戦術をそのまま使い続けるとは考えない方が良いでしょう。
また、元レイカーズのOBを選ばなかったというところも重要です。既にバイロン・スコットやカート・ランビスといった有力候補OBが別球団でHCを務めているという事情もありましたが、そういう純血主義みたいなのは大概裏目に出ます。昔の阪神とか阪神とか阪神とか(´・ω・`)ああ、昔のF1フェラーリもそうでした。阪神は星野監督、フェラーリはシューマッハという新たな血を入れて飛躍しましたが、レイカーズもまた外様のフィル・ジャクソンを迎えて黄金期を築き上げたのです。最近強かったからってまた純血主義に回帰するとか、最近の阪神みたいな事をすると年俸トップで最下位なんて事になりかねません。止しましょう。
考えてみれば、今回レイカーズが招聘したブラウンって元々はスパーズ人脈ですよね。レイカーズがスパーズの人間を呼び込んだ、これって結構画期的な事かも知れません。こういうジャッジメントが出来るのは、むしろマネージメントとしては秀逸な気がします。
そしてあとひとつ、この起用が重要な意味を持つのはブラウン自身は勿論、コービーにとってもです。ブラウンはキャヴスをファイナルまで導き、優勝こそ逸したもののリーグ最高勝率2回。コービーはリング5個。この2人が組んで結果が出ないとすればブラウンは「しょせんレブロンあっての成績でしたねw」と言われ、コービーは「もうレブロン以下確定ですねw」と言われる訳です。互いにそう言われない為にも、両者には今後強力な連携と信頼関係が必要ですね。
さて、更にここで「フィル・ジャクソンの後任を務める」という観点から考えてみましょう。NBAにおいて、フィルの後にチームを率いる事となったHCは2人。1人はブルズが「ラストダンス」を終え、フィルもジョーダンもピペンもロドマンも一気にいなくなった後に就任したティム・フロイド。1年目の大転落は読み込み済みだったとはいえ、計画通り(?)ドラフト1位指名権を獲得した以降もチーム成績はやはり厳しく、結局ブルズを去る事となりました。
もう1人はレイカーズでシャックとコービーの関係が修復不可能となり、シャックがマイアミへ彼のタレントとガタイをマイアミへ持っていった時。この時フィルの後任になったのはロケッツで連覇を果たした闘将、ルディ・トムジャノヴィッチでした。しかし、彼の場合はチーム成績が今一つのうちに健康上の理由でチームを離れました。ま、とりあえずレイカーズはプレーオフ出場を逃し、翌シーズンにはフィルを再びHCとして呼び戻す事となった訳です。
・・・比較してみると、今回のマイク・ブラウンは恵まれてますね。ブルズの時みたく分かり易いまでの戦力カットがあった訳でもありませんし、トムジャノヴィッチみたくシャックに去られた後でもありません。今後レイカーズがトレードに打って出る可能性もありますが、差し当たりは急速な戦力ダウンに見舞われない事だけは確実でしょう。
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そう考えてみると、今回のマイク・ブラウンという人選は、これらの教訓がちゃんと反映されてますね。つまり、
・若いながらもNBA実績あり
・スウィングマンを絶対的エースとしたチームを率いて結果を出している
この2点はフロイドやトムジャノヴィッチ、特にトムジャノヴィッチの時の反省点が見事に生かされていると思いませんか?若いブラウンなら健康上の理由で突如辞任する心配も無いはずですし。
あと、指摘しておきたいのが、「実はフィルのACはHCになると結果を出せない」これです。マヴスにトライアングルを持ち込んだものの結果を出せずブルズ時代のフィル政権に舞い戻ったクレモンス、そして今ウルヴスで悪戦苦闘するランビス・・・ブルズでのフロイド同様、単純に戦力不足という要素もあるので一概に駄目と断じるのも乱暴ではありますが、「フィル以外のチームでトライアングルが成功した試しは無い」、これもまた真実です。いかにこの間までフィルが率いていたチームでもトライアングル継続は難しいかな・・・とレイカーズフロントが考えた可能性はあると思います。
ついでにもう1つ考えられる線は、この後レイカーズフロントとしてはロスターを改造し、コービー以外はドラスティックに選手を入れ換えるつもりなので、トライアングルに拘る必要が全く無い、という可能性。うむ、これはかなりありそうな気がします。誰を取るかは予想付きませんが・・・。
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