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え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2011年09月

ロックアウトと最高額砲

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・・・何だか微妙にライトノベルみたいなエントリータイトルだな(^_^;)

労使交渉は相変わらず進展無し子さんですねえ。最新状況は毎度お馴染みtkさんのNBAちゃんぷる〜に詳しいです、てか私は前回ちとキャヴスとサンズのオーナー達のスタンスを間違えてましたんでむしろNBAちゃんぷる〜必見と申し上げておきましょう。皆さん、まちごうてすまんたいのうm(__)m

さて、そのtkさんもそうなんですが皆さんどっちかと言うと選手会側に厳しい目を注がれてますよね。まあ高給取りで結果が伴わない選手がファンから冷たい目で見られるのは基本ですから分からなくはない話です。私も阪神のFA移籍選手達の殆どを見ているとそういう思いをひしひしと感じますからねえ。阪神ファンからすらヤジが飛ぶアニキとか(-_-;)

http://espn.go.com/nba/story/_/page/lewis-110913/rashard-lewis-lockout-all-about

そんな中、このロックアウトという事態を代表する存在としてESPNに取り上げられた選手が元マジックの最高額砲さん、ラシャード・ルイスです。全選手の中でも今やコービーに次いでサラリー2位、そういうルールだとはいえレブロンやウェイドより高給ながらフランチャイズのエースでは無いという事実がまた彼への風向きの強さを更に激しいものとしています。

私はこの件に関して「確かにオーヴァーペイドだがマジックには的確な補強だった」というスタンスを一貫してきました。しかしながら「ルイスみたいなクソ契約のせいでリーグ中が迷惑しとるんちゃうんかワレ」みたいな意見も世の中にはあったりする訳です。

そんな中、ルイス自身がインタヴューで自らの契約について答えてます。「8000万ドルの代わりに5000万ドルの契約にサインするかい?」と。そう、6年1億1800万ドルの契約を提示したのはマジックの側であって、そこで選手側に責任を問われても・・・って話です。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2011/09/it-wasnt-rashard-lewis-fault-magic-overpaid.html

オーランド・センチネル紙のブライアン・シュミッツは更にルイスに助け舟を出します。ルイスより前に、ジュワン・ハワードとアロンゾ・モーニングの大型契約があったじゃないか、と。ま、流石にKGとは書けませんよね。KGも、そしてモーニングも普通にフランチャイズスターやん、と思うんですが。

ジュワンのケースは確かにルイスに近いです。あの時ヒートからの引き抜きが成立してたらもっと高いサラリーでしたがヒートがキャップのルールに抵触していた為に不成立、ブレッツ(後にウィザーズ)と再契約、確かに堅実な成績を残しました。

問題はルイス同様、コストパフォーマンスでした。確かにジュワンの成績は悪くなかったんです。しかし、明らかにサラリーが高過ぎました。ロッド・ストリックランド、ミッチ・リッチモンドとビッグ3を形成した彼らでしたが、ビッグなのはサラリーばかりでチームとしての成績は伴わず、3人揃って不良債権扱いされた挙げ句にマイケル・ジョーダンGMによってリストラを食らったのです。詳しくは「栄光無き〜」で取り上げましたが、ジュワンは自らの大型契約が終わるまでマヴス、ナゲッツを転々とする事になります。その姿もまた、マジックを出されてウィザーズへ向かったルイスと被りますね。その意味でも、シュミッツがジュワンの名前を出してきたのはいい線行ってます。

2人が違うのは2点。まず1つはルイスの方が先に成績が落ち始めているところですね。ジュワンは大型契約終了後にミッドレヴェル契約を結べるぐらいの成績は維持していましたが、ルイスは多分ミッドレヴェルは(あるとしたらですが)厳しいでしょう。まあ優勝狙いで最低保証額に、って事はあるかもですが普通に契約したら多少は色が付くかなって感じですかね?

もう1つ、違いがあります。それはジュワンはチームを引き上げられなかったのに対し、ルイスはチームを1stラウンド突破、そしてファイナル進出へ引き上げる原動力になった事です。これは何度と無く私が主張してきた事ですね。

ジュワンについて今でも不思議なのは、優秀なPG(ストリックランド)、オールスターシューター(リッチモンド)、そして優れたPF(ジュワン)と明らかにバランスの取れたスター3人を揃えながらあの惨状だった事です。どうしてああも機能しなかったのかについては、また機会があれば考察したいですね。まあ私にそんな考察力があればですが。

ま、マジックにとってどうかという話は昔から散々したので今更ですが、問題は「リーグ全体にとってどないやねん」って方ですかね。でもまあ、それについても、少なくともルイスのせい、って言い方は違うような気がしますね。敢えて責める相手を探すならマジックのフロントでしょうか。まあ、じゃスミスGMが無能だからリーグに迷惑をかけた!って具合に物事を単純化して話せるかって言えばこれまた違うかなと。例えば、これまたマジック絡みのアリーナスの契約をやらかしたのはウィザーズですし。

アリーナスの契約も今でこそフルボッコですが、契約同時にはバッシングは大してありませんでした。寧ろ敢えてマックスディールより金額を下げて契約した事でアリーナスは多少誉められていたぐらいです。その後故障して成績を落としたからこそ、アリーナスの現在のどん底への道が出来た訳で、それまでは彼の変人振りも笑って許されてるレヴェルでした。まあ例の拳銃事件でそのあたりも一気に覆りましたが。

ルイスやアリーナス、ジュワンのケースは別に特殊なケースではありません。敏腕フロントでも起こり得る事です。現にパット・ライリーですらジュワンを獲りかけましたし、あのスパーズですらリチャード・ジェファーソンに関しては完全にやっちゃった感があります。

敢えてこの種のリスクを抑えるとしたら契約期間を縮める事ですかね。ただ、かと言って短い契約期間ばかりでは選手も先々の生活に不安が募りますし、実はチーム側もその契約が終わる度にスター選手移籍の可能性に怯える事となります。契約期間を縮める事は、実のところ資金の潤沢な大都市チームを利するだけなんですよね。今回の労使交渉でも契約期間の話をドラスティックに進め難い理由はそこじゃないかと思うんです。

そんな訳で、ルイスが今日の状況を語る際に象徴的に使われてしまう事は多少止むを得ない事だとは思いますが、彼やアリーナスだけが諸悪の根源であるように言うのは私も賛成は出来ないですね。ルイスはドラフトで2巡目指名でやっと拾われて涙を流し、アリーナスは大学で「お前なんか活躍出来る訳ねーよw」と言われたところからキャリアを築き上げてきました。共に叩き上げ感のある苦労人なんです。今日の彼らがオーヴァーペイドである事に何ら異論はありませんが、バッシングはよし子さんでお願いしたいこの頃であります。



ラシャード ルイス NBAカード 2008/09 SPx Winning Materials / Rashard Lewis
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ジェイソン・ウィリアムズのドタキャンに思う

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さて、本日はS2E。私も東京会場でジェイソン・ウィリアムズでも見に行くかと思ったら私用のため東京を離れなければならず、無念のリタイアで御座います。仕方無いよね、レースだからさぁby鈴木亜久里。

http://www.street2elite.jp/20110916S2E.pdf(PDF注意)

さて、そのS2Eなんですがちょっと残念な事になっているようですね。まずプロフェッサーは既に大阪、東京初日と続けて会場に姿を見せたものの怪我でユニフォームを着る事は無く、サイン会のみ参加となってます。しかし、より興業的に痛いのは今回のヘッドライナー、Jウィル不在でしょう。昨年のロドマン同様、白チョコさんの参戦はS2Eのセールスポイントだったというのにその主役が欠場、しかもどうやら日本に来てもいないようですね。S2E公式HPの発表を読む限りそうとしか解釈出来ませんし、実際会場に姿を見せてもいません。ケンプの運転手兄さん、ちょっと代わりに出てきて!と思ったら一応「バイオレーター」なる代役が追加されてましたが、この人をどこで調達してきたのかは気になるところです。

白チョコさんのドタキャンについて当然ながら不満の声が多々ある事と思います。うん、当然なんですが、まあ許してやって欲しいんです。そもそも白チョコさんはこういう人なんでした。

マジック加入の前、白チョコさんはクリッパーズと複数年契約を結んだ直後に突然引退してしまった事がありました。そりゃあもうクリッパーズはカンカンですよ。しかも、その翌シーズンオフに「やっぱり現役復帰するわw」でマジック行きですからね。クリッパーズ関係者からしてみれば古傷に塩擦り込んでの現役復帰だった訳ですよ、アレ。

また、白チョコさんと言えばインタヴューの取り難さにも定評がありました。SLAM誌だったと思うんですが、「いいよ」っつっといてインタヴューをすっ飛ばされたライターさんの話を読んだ記憶があります。なんつーかですね、天然なんですよ多分。まあ責任ある大人としてどうなのって言われればその通りですが。

私は今回白チョコさんをブッキング出来た主催者の頑張りを評価したいですし、彼がドタキャンやらかしそうな人である事を考えれば、あまり主催者側を責める気にもなれないんです。アルストンでも一緒に呼べれば良かったんですが、彼も今やコーチに転職したようですし。いっそのこと、次からはもっと年配のレジェンドストリートバスケプレーヤーでも呼んでみますかね?ラッカーパークの伝説みたいな人、まだご存命だったはずですし。

http://white0wine.blog10.fc2.com/blog-entry-3437.html

もっとも、白チョコさんの今回のキャンセルは違うところに原因があるのかなとも思うんです。原発事故を理由としてバイエルン国立歌劇場のメンバー80人が日本公演拒否、なんて話もあったりします。海外では普通に日本の原発事故の厳しい状況が報じられていますからね。原発事故が未だにリアルタイムで進行中の日本では今後もこういう事は多発するって事であって、むしろ黙って来日してくれたドワイトにこそ我々は感謝するべきなんでしょうね。

因みにS2E、キャンセルも受け付けてるようですが会場の皆さんは是非楽しんできて下さい。白チョコさんとプロフェッサー不在でも、きっとそこは楽しいバスケットボールの宴が待っているはずですから。



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ウルヴス、エイデルマンHC就任/ネッツ、首絞めAC就任

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眼鏡っ子コーチのランビスを更迭して後任に誰を持って来るか注目されたウルヴスのHC職ですが、少し前に名前が出たエイデルマンで本決まりのようですね。うむ、意外と大物持って来たなウルヴス。ラヴのブレイクとリッキー・ルビオ到来が大物招聘にプラスになったのかなと思ったりします。これでチームが浮上するなら散々ボロクソ言ってきたウルヴスフロントをちょっと見直します。

さて、本日のメインディッシュはそちらじゃござんせん。ネッツのACにP.J.カーリシモが就任するんです。ええ、あのカーリシモですよ。'90年代後半からのNBAファンなら忘れようにも忘れられない方です。

カーリシモという方はそもそもあのドリームチームでもACを務めたぐらい、手腕に定評があるヒトです。NCAAからNBAのHCに転身するのが流行りだったあの時代、カーリシモもブレーザーズ、そしてウォリアーズのHCを務めたのです。

しかしながら、彼には欠点がありました。選手に対して高圧的過ぎたんですね。学生相手ならそれでも良かったんですが、社会人たるプロ相手ではそれが通じ難く、それ故にブレーザーズは結局カーリシモとの契約を終了したのです。そして、それに続いたウォリアーズで事件が起きました。それが当時チームのエースだったスプリーウェルの暴力事件でした。カーリシモのモノの言い方にある日遂にブチ切れたスプリーは、カーリシモの首を掴んでしまったのです。これは当時大問題となり、スプリーは一時NBAを永久追放になるところまで行ったのです。後にこの措置は減免され、スプリーはニックスにトレードされて活躍する事となり、カーリシモとも一応和解して終わりました。

この一件はスプリーウェルよりも、カーリシモにとって痛かった気がします。実際彼はその後、ウォリアーズ以降はサンダーで短期間HCを務めた以外、NBAでHC稼業はやっていません。幾つかのチームでACを務めたぐらいです。スプリーとは一応和解してましたが、まあそうは言っても首絞め事件のイメージがカーリシモから消え去る訳もありません。てか、多分ずっと付き纏い続ける事でしょう。

ACでは流石に選手を頭ごなしにどなりつけたりはしないでしょうから、多分首絞め事件の再来は無いと思いますけどね。今のネッツにそんな血気盛んなヒトいませんし。まあ、ともあれ平穏無事である事を願いましょう。



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(訂正あり)ロックアウト リーグ&オーナーの言い分への疑問

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http://espn.go.com/nba/story/_/id/6967636/nba-player-agents-angling-get-players-union-decertify

さて、昨日もお伝えした通り、すっかり袋小路に陥ってしまった労使交渉です。選手の収入ダウン=自分達の報酬ダウンに繋がるエージェント達5人で「もうさ、選手会解散しちまえばいいじゃん」なんて提案がなされたりもしていますが、NFLで使われたばかりのこの作戦が果たして通じるでしょうか?

選手会は完全に土俵際に追い詰められています。このまま合意に至らなければ最悪シーズンは無くなり、収入は失われます。いくらロックアウトを想定して事前に準備していようと、サラリーを失う事に何の変わりもないのです。サラリー以外にブランドとの契約やCM出演等の副収入があるならそれでも凌げるでしょうが、そんな選手は当然ながら少数派です。

ユーロはじめ国外に確かにリーグは存在します。しかし、NBAに現在所属する選手全員がそこへ行けるはずもありません。椅子取りゲームの椅子は殆ど残されていないのです。ウィルソン・チャンドラーに続いてJ.R.スミスがこのタイミングで中国CBAチームとの契約に合意したのも、このエゴとエゴの椅子取りゲームでいち早く(早くありませんが)着席したかったが故の決断です。彼以前に契約した面々は勿論皆そうですね。

「トルコ行っちゃおうかな〜(チラッ)」攻撃は案の定、リーグ側に何のダメージにもなりませんでした。「どうぞどうぞ」ってなもんでしょう。所詮、億万長者と百万長者&労働者のバトルは資金力のある億万長者に圧倒的に有利なのです。そんな事は「カイジ」読めばお分かりでしょう?

http://espn.go.com/nba/story/_/page/adande-110914/players-see-revenue-sharing-small-market-hurdles

さて、ところで今回最大の争点となっている「ハードキャップ導入」について、オーナー側が挙げた理由に「戦力均衡」が挙げられていました。ソフトキャップ制のためサラリー総額の差が激しく、それがそのまま戦力差に繋がっている、って話ですね。この指摘そのものは確かにその通りであります。

NBAというリーグは他の米国プロリーグに比べて、最も優勝チームが偏ったリーグでした。セルティクスの8連覇はなるほど素晴らしい成果ですが、日本プロ野球における「V9巨人」同様、それが果たして健全なプロリーグのあり方なのか?という疑問も当然沸き起こります。

V8セルティクスの場合はどちらかというと金銭的な問題ではなく、優れた選手をトレード材料に使って遥かに優れた選手を獲得する補強の妙にこそ強さの本質があった気がしますが、ともあれセルティクスの強さが図抜けていたのは事実です。西の雄、レイカーズもまあそうですね。レイカーズはセルティクスの異常な強さにやや隠れていましたが、セルティクスがあそこまで強くなければ'80年代到来を待たずして、もっと優勝回数を稼げていたはずです。

実際、'80年代は露骨でした。なにしろ'80〜'89年のファイナルの間、レイカーズが優勝5回、セルティクスが3回、後はシクサーズとピストンズが1回ずつ(ピストンズは'89・90年の2連覇を達成)ですよ。4チームしか優勝してないんです。

マイケル・ジョーダン時代だった'90年代はブルズにリングが集中するのも致し方無かったとはいえ、ブルズ6回、ロケッツ2回、ピストンズとスパーズ1回ずつ。そして'00年代となるとレイカーズ4回、スパーズ3回、ピストンズ1回、セルティクス1回、ヒート1回。ヒート優勝が目新しいぐらいなもんですね。スパーズとピストンズの強さはあの敏腕フロントの素晴らしい努力によるものでしたが、レイカーズとセルティクスに関してはやはりその資金力を指摘しない訳にはいかないでしょう。

無論、資金力だけが全てではありません。昨季はリーグトップを行くサラリー総額ながら1stラウンドでズッコケたチームがディズニーワールド近辺にありましたよね(つД`)また、アイザイア暗黒時代のニックスのコストパフォーマンスの酷さは五大陸に響き渡るレヴェルだったのは記憶に新しいところです。スパーズの成功を見れば分かる通り、やりようがあったのは確かです。ただ、やはりそのサラリー格差はどうなのよ?という疑問は否定出来ません。

ハードキャップを導入すれば、なるほどこの資金力の差は無くなるか、無くならないまでも減少が見込めます。リーグ内格差を緩和するのに、なかなか悪くない手法であるように思えなくもありません。

しかし、本当にそうでしょうか?そもそも球団の経営が苦しいから選手のサラリーを減らすという話だったはずです。そうであるなら、ハードキャップが導入されたところでクリッパーズみたいな経営方針で行けば結局キャップを空けたまま、ケチケチ経営をやるだけじゃないのでしょうか。結局今起きている戦力格差が、選手達のサラリーをスケールダウンしただけの状態で続くだけでは無いのか、という懸念が私にはあります。上限が下がればそれに応じてチーム経営の予算を減らすだけなんじゃないの?という疑問を拭い去れないんです。

実のところ、選手格差の本質はキャップの差ではなく資金力であるに過ぎません。マジックやマヴスの場合は金持ち父さんが私財を投じて道楽バクチを打ってるだけの事ですが、ニックスやレイカーズなどの大都市チームは放送権という権益を握っています。放送によって得られる収入は、全国放送分については各チームに均等に割り振られていますが、エリアの放送については各チームにそのまま行き渡ります。つまり、大都市の方が都市規模の差そのままに潤うのです。

前々から何度か指摘してきた事ですが、このエリア毎の放送権格差を無くしてしまえば、チーム間の資金力格差は一気に少なくなります。なんでそれを先にやらないの?とずっと思ってたら、ジャーメイン・オニールが概ね同じような事を言ってました。

"If it's about small-market teams not profiting, if the owners are really using that as a bargaining tool, if you're really concerned about it, then why aren't you profit-sharing like the other leagues are doing?"


http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/6973675/nba-lockout-derek-fisher-los-angeles-lakers-emails-players-says-owners-rift

結局、そこはニックスやレイカーズなどのビッグマーケットで潤うオーナーのエゴだなぁと感じる訳ですよ。どうやら一枚岩かと思われたオーナー陣もそのあたりで亀裂が生じつつあるっぽい情報も入ってます。因みにキャヴス&サンズが反乱分子化しているようですね。これはひょっとすると選手会側に何かしら有利に働くかも知れません。

http://www.slamonline.com/online/news-rumors/top-news/2011/09/derek-fisher-writes-a-letter-to-all-nba-players/

なお、こちらにはフィッシャー選手会長が選手達に送った手紙の文章が掲載されています。当然ながら全文英語ですが、こちらも一読をお勧めしますよ。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/6974534/nba-referees-agree-five-year-deal

なお、同じく労使協定で揉めていた審判の方は5年契約で無事決着したようです。選手も果たして合意に至れるか否か、彼らに残された時間は少なくなって参りました。毎度毎度申し上げているように、そろそろオーナー側にもどこかのポイントで譲歩を願いたいところであります。

P.S.

http://probasketballtalk.nbcsports.com/2011/09/15/report-cavs-gilbert-suns-sarver-killed-potential-labor-deal/


上記訂正です。どうやら、キャヴスとサンズのオーナーが強硬派で、纏まりかけた労使協定を潰した模様であります・・・。



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マジック、自主キャンプへ

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http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-lockout-workouts-0914-20110913,0,6081829.story

これだからこいつらと来たら(大歓喜)。

ロックアウトという状況もあり、毎年恒例のフィラデルフィアでの自主キャンプを行わなかった今夏のマジック。しかし、未だ労使交渉も進まずシーズン開幕すら危ぶまれる現状にあって、ネルソンは相変わらずのキャプテンシーを発揮、現在のマジックロスターの殆どを集めての自主キャンプを、このタイミングで行うようです。確か今夏はグリズリーズもザック様が面子を集めてやってましたね。

もしシーズンが予定通り始まれば良し、短縮シーズンならまあ例年の自主キャンプみたいなもんだと思えば良し。なるほど、いいタイミングに持って来たもんです。誰発案か知りませんがグッジョブと言えましょう。とりあえず主催は毎度お馴染みネルソンで、ドワイトとQ.リチャードソンも参加確定みたいですね。ライアンとかバスとか若い連中もまず皆勤でしょう。欧州選手権明けのタコルーはちょっとキツいかもですな。

そもそもが例年の事なので、ネルソンのところにはヴェテラン選手からも好意的なリアクションが来ているようですね。また新人に関してもデアンドレ・リギンズには早速連絡を取るようです。但し、ロックアウト解除までフランスでプレーするもう1人の新人、ジャスティン・ハーパーは流石に不参加となります。

些か楽観的な雰囲気で報じられていた労使交渉は暗転、シーズン開幕が危ぶまれている状況にあってこの姿勢、例年ながら素晴らしいです。後は何とか交渉が纏まってくれれば、ですね。ま、それに関しては後程別エントリーにて触れたいと思います。



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渋谷センター街、「バスケ通り」に

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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110914/dms1109141247011-n1.htm
http://www.j-cast.com/2011/09/12106920.html

なんじゃこのニュース(^_^;)

東京都民ならずとも毎度お馴染み、渋谷センター街にこんな事が起きるとは、ですよ。なんとセンター街という名称を改め「バスケ通り」とするんだそうです。いや、ほんとこれ「そうです」としか言い様がありませんよね。なんでしょうこの、渋谷公会堂を「C.C.レモンホール」と呼べ、と言われた時みたいな違和感w

色々読んでみると、要は今まで色々あって些か宜しくないセンター街のイメージを払拭する為のネーミング変更作戦みたいです。うーん、分からん事も無いですがなんで「バスケ」なのかがあんまり良く分かりません。まあ確かに「スポーツ通り」じゃあ漠然とし過ぎですけど、センター街ってバスケよりかサッカーファンが良く騒いでるイメージがあるんですが。あ、野球もWBCの時はそうだったかな。

で、渋谷センター商店街復興組合の理事長さんによると「渋谷の『若者・ファッション・音楽・文化・国際性』という持ち味を全て表現できるのは『バスケットボール』だと判断しました」なんだそうです。お分かり頂けたでしょうか。いやあ、全く分かりません私(-_-;)真の理由がきっとあったに違いないですよ、これは。

1.組合がドリームチーム世代だった
2.組合が「スラムダンク」世代だった
3.組合が「ダッシュ勝平」世代だった
4.組合が「Dear Boys」世代だった
5.組合が「ハーレムビート」世代だった
6.組合が「ジョーダンじゃないよ!」世代だった
7.組合が「あひるの空」現役読者だった
8.組合が「ロウきゅーぶ!」ヲタだった
9.組合がバスケ='80年代の部活の「好きよキャプテン!」的な爽やかなイメージだった
10.組合が国際試合の度に目の前で騒がれるサッカーを嫌いだった


さあ張った張った。私は1・2の合票の結果と見ます。そのあたりがそろそろ商店街の中心を担っててもおかしくはないでしょう。でももしそうだとして、よく「キャプテン翼」世代に勝てたな、とは思うのですが。ましてや最近なでしことかザックジャパンとか盛り上がってますし。

しかし、今度からサッカーで皆が大喜びしてるのに「バスケ通りでは若者達が大騒ぎ」などと報じられたりするのでしょうか。なんかそれもややこしいぞ!まあともあれ、「C.C.レモンホール」が渋谷公会堂に結局名称を戻したように、いつの間にやら渋谷センター街に名前が戻ってました、なんてオチにならない事を願います。



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労使交渉、再び暗礁に

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http://espn.go.com/nba/story/_/id/6965103/nba-players-union-impasse-time-start-season-now-doubt

うーん、まだ駄目ですか。私が柄にも無く真面目なエントリー書いてる間に決着するかと思われたNBA労使交渉ですが、どうやらまた行き止まってしまったようです。

先日フィッシャーから選手達へ、体を作っておけ的な連絡があったという情報が出て我々もwktkした訳ですが、残念ながらフィッシャーはこれを否定、単に長いロックアウトでも体を作っておけよ程度の意味であると訂正していました。そしてつい先程終わった労使交渉の成果は、残念ながらまたも皆無。両者の隔たりは依然として大きかったのです。

実のところ、この期に及んでなお争点はハードキャップ導入の是非です。選手会側はサラリー減額を受け入れるかわりに現行のソフトキャップ継続という双方痛み分けの妥協案を提示。しかし、オーナー側はハードキャップ導入を譲らなかったという訳ですね。

利益分配も争点です。オーナー側が選手の取り分を従来の57%から54.3%にする事を提示しているものの実質40%台になるとみた選手会側は、ハードキャップと引き換えにこの取り分を65%にする事を提案するも、これまた話進まず、という訳です。思った通りリーグ&オーナー側はおよそ妥協をする気がまるで無いですね。ハードキャップ導入、サラリー削減、そして選手の取り分減少。そのいずれも譲る気は無いって事です。・・・これ、果たして交渉なんですかね?私には一方的な命令にさえ見えます。

ともあれ、両者それぞれ話し合って再び意見を纏めてから再び交渉再開という流れになりそうではあります。しかし、開幕へ向けてのキャンプ開始は現地10/3予定なのです。この時点で妥結しない場合は10/9よりスタートするプレシーズンマッチを削減して対応するようですが、それでも駄目ならいよいよシーズン開幕延期、そして良くて短縮シーズン確定ですね。

なお前回'98年の時は9/24時点でキャンプの開始が延期=短縮シーズンとなりました。おお、この流れで行くとあと11日しかありません!来季はオールスターがオーランドで開催予定なんですけど(´Д`)しかも2012年、背番号12のドワイトがホスト役というなかなか綺麗な流れなのにですよ。オーランドでのオールスターはマジック・ジョンソンが涙のMVPを飾った'92年以来なんです。

オーランドでのオールスター開催の為にも、何とか交渉妥結を期待したいですね。リーグ&オーナー側も少しは折れなさいよと。いやホント、マジで頼みます。




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9・11/3・11

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いつもはペロペロとか馬鹿な事ばかり書いてるんで、たまには真剣話でも。

2001年9月11日、あの日の事はよく覚えています。ちと遅くに帰宅してNHKをつけた時にブラウン管に映った異様な光景。アナウンサーが繰り返す「これは映画ではありません」という言葉、そして崩壊。次々入る続報に唖然とする他ありませんでした。あの日の事をお忘れになっていた向きも、ここ数日流れた当時の映像で記憶が蘇ったのではないですか?

私はあのテロの1年程前にNYCに行っていました。何かが違って、例えばテロ決行が1年早かったりしたら、自分がそこに居合わせた可能性だって十分あった訳です。決して他人事ではありませんでした。直後に出たタイム誌は未だに手放す事が出来ません。また事件直後、編集部がNYCにあるSLAM誌のHPにはテロ当日のレポが掲載されていました(注:リンク先のものは後日の補足付です)。割とくだけた雰囲気の文章メインなあのHPが、あそこまで真剣な内容だけで書かれていたのは見た事がありません。あれは現場の雰囲気が伝わるような名文だったと思います。

やがて、私がいつも海外通販で靴やNBAグッズを買っていたイーストベイには「UNITED WE STAND」なるフレーズと星条旗があしらわれたTシャツが登場しました。テロの犠牲者への寄付金になるので私も買いましたが、何だか嫌な予感がしたのを覚えています。

NBAもまた、その影響を免れませんでした。「UNITED WE STAND」TシャツのNBAヴァージョンが登場し(←tackさんに買ってきてもらいました)、NBAの会場には試合開始前のセレモニーに軍隊が登場するように。特にオールスターではこういう演出が強調されたのです。犠牲者達や殉職した消防士などへの弔意を示すのは当然ですが、異常なまでに強調されるナショナリズムには、私は違和感を持っていました。

果たしてアメリカはこの後「テロとの戦い」を始めます。あれは本質的には十字軍の現代版みたいな思想が根底にあったと思うんです。イスラム教に対する嫌悪感とか偏見のようなものが先にある戦いなんじゃないか、そう思えてならなかったですね。

あの頃、出張で乗った特急電車でイスラムな人の隣だけ空いてた事がありました。まあ私は躊躇無く隣に座りましたけどね。すると彼は私にイスラム教を布教したのです。日本ですらこの大逆風の中だというのに、むしろ大したもんだと思いましたね。私は彼の話を聞くだけ聞きましたが、彼の言を聞く限りは特に危険な教えには聞こえませんでした。

あのイスラム教に激しいアゲンストが吹き荒れていた時期、NBA選手でも辛い思いをしている人達がいました。オラジュワン、シャリーフ・アブドゥル・ラヒム、カリーム・アブドゥル・ジャバー、彼らは皆敬虔なイスラム教徒です。そもそもモハメッド・アリの昔から、イスラム教徒アスリートは存在しています。彼らはこのテロを肯定した訳ではなく、むしろ被害者救済の基金を立ち上げた者さえいたのです。イスラム教=怖いみたいなイメージは偏見だとご理解下さい。宗教は慈愛的要素と狂気の両方を孕む可能性があるものなのです。願わくば前者の精神だけが発揮されて欲しいものですが。

そう言えば、あのテロの影響でNBAの海外でのエキシビションゲームも中止になりました。結果、日本で予定されていたレイカーズ対ウォリアーズ戦も無くなってしまったのです。私が用意していたジェイミソンのジャージーも空振りに終わってしまいました。飛行機がテロに使われた以上やむを得ない措置でしたが、お陰で我々は日本でレイカーズ全盛期を見る機会を失ってしまった訳です。あのテロが後押しとなりマイケル・ジョーダンが2度目の現役復帰を果たしたのも事実ですが、幾千の犠牲の結果と考えればとても無邪気に喜べるものではありませんでした。

しかも「テロとの戦い」とやらで、それを遥かに上回る人数の血が流れたのです。イラクの原油が「テロとの戦い」の真の狙いと見抜いたアリシア・キーズのように「No Blood For Oil」と抗議する声もありましたが、あのテロの後だけにそんな声は世論にかき消されてしまいました。「大量破壊兵器」とやらがイラクに見当たらなかった事、御記憶の方も多いはずですよね。憎しみの連鎖はより大きな悲しみを残しただけだったのです。

先日のグラウンド・ゼロでの追悼イヴェントを見ていて気になったのは、果たしてそういう視点はあの場にあったのか?でした。あのテロは確かに悲劇でした。しかし、起きた事象には原因があります。あの時なぜ自分達があのような攻撃を受けたのかをアメリカ国民はまず考えるべきでしたし、自分達がそれに対して取った行動に伴って、今度アラブの地で何が起きたかを考えるべきです。その意味で、テロ犠牲者の遺族でありながらアフガンやイラクで傷付いた人達を見舞い、彼らの援助に回った方々の存在にはアメリカの良心を感じます。

かつてイスラエルの地で父を凶弾で失ったスティーヴ・カーは、そんな経験を持ちながらも「憎しみの輪は何ももたらさない」という趣旨の事を言っていましたが、全く同感です。「テロとの戦い」じゃなく戦争そのものを無くす努力をこそ、多民族国家アメリカには望みたいですね。

さて、我々日本人もアメリカ人が10年前に味わったのと同じような精神的ダメージを受けて、早くも半年が経過しました。大震災、過去最大級の津波、そして福島。私はとある動画で見た、津波から逃げられないと悟って人生最期のタバコをふかす爺さんの姿を多分生涯忘れないと思います。地震から日が浅い頃に書いた通り、東北エリアを仕事で回っていた事がある私には一層心が痛む震災でした。

しかも厄介な事に、9・11以上に3・11は終わっていません。津波の被害にあったエリアはあまりに膨大な為に、阪神大震災と異なり未だ復旧の目処すら立たないところばかり。そして福島第1原発はまだメルトダウン後、全く止まっていないのです。炉内冷却?燃料が溶け落ちた炉内が冷えたからどうしたと?海水、地下の汚染は依然進行中であり、またいつ大きな事態の変動があるかは誰にも分からないのが現状なのです。ふくいちカメラをチェックすれば、今でもモクモクと何かも分からないモノが原発から吹き出す光景を貴方も見る事が出来ます。これを一切報じない日本のメディアははっきり言って総じて報道機関失格なんです。

「テロとの戦い」においてアメリカが「大量破壊兵器」の嘘をついたように、政府ってものは割と平気で嘘をつきます。社会の授業で水俣病などの公害について学んだ事を思い出して下さい。あれと同じ事がより大規模に起きようとしているんです。民主主義国家だったはずの日本は、残念ながら事故を起こした新幹線車両を埋めてしまおうとした中国より酷い事を現在進行形で行なっています。「風評被害」という言葉を発明し、東北・北関東の農漁業者と我々消費者を仲違いさせて、本来放射能汚染をもたらした存在から目をそらさせようとしているんです。そうした方が全体での賠償金額を抑えられるからですね。え、後で公害同様裁判になる?因果関係を争っているうちに50年ぐらいは余裕でかかりますよ。その間に真の犯人達はあの世へ逃げ切りです。

あの時のアメリカが正気を失っていたように、今の日本もまた正気ではありません。実は随分前からそうだったんですが、地震でその一端が明らかになりました。ずっとおかしかったんですね、我々の国。原発近辺の人間が外部被曝しても、日本中の人間が内部被曝してでも特定会社の権益を優先しようとするような、そんな国だったんですね。

長年H誌で連載をされていた鈴木千絵さんのブログが最近すっかり反原発話メインになっているのも、NBAのTV放送情報を纏めて下さるKenchさんがtwitterでもうずっと原発についてのツウィートを続けられているのも、そういう現状がクリアに見えているからでしょう。私も学生時分からずっと原発に疑問を抱き続けていた人間でしたが、お二方の認識に比べればまだまだだったなと感じます。

正直、この件について私はどこまで語るべきかずっと悩んでました。私のブログは何故か福島の閲覧者が昔から多かったですしね。しかし、私は皆さんと少しでも長くNBAの話をしていたいんです。その為にも、1日でも1分でも長く生きていたいし、皆さんにもそうあって欲しいんですよ。極端な話、私のアンチな人だとしても原発の害に遭って命を落とすぐらいなら、いっそ元気でいてくれて「六伍壱uzeeee!」とか煽ってくれるぐらいの方が余程マシです。これは福島在住の皆様だけじゃありません、日本中、いや世界中の皆様に対して思っている事です。

私は誰かに「こうするべきだ」と言えるほどマシな人間だとは思っていません。ですので、判断材料だけを提示します。

原発と放射能@初心者専用

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ

早川由紀夫の火山ブログ
武田邦彦 (中部大学)
原発業界御用学者リスト @ ウィキ

これらを見て、皆さんがどう考え、行動するかは皆様自身に委ねます。「TVで大丈夫だと言ってるから」「皆気にしてないから」と思考停止する事だけは避けて、どうか自分の頭で考えて下さいね。

あのテロからアメリカが変わってしまったように、あの地震から日本も変わってしまいました。以前と同じ日常が続くとは考えない方が、きっと貴方は生き延びられます。リアル脱出ゲームなんてものも世の中にはありますが、これは言ってみれば本当に本物のリアル脱出ゲームなのかも知れません。カイジ並みに命かかってますけどね・・・。

皆さん、キッツイ世の中ですが何とか生き永らえしょう。そしてまた、開幕の折にはNBA話に花を咲かせようじゃないですか。NBA再開の日まで壮健なれ(ラインハルト)。

H誌に掲載されていた宮地陽子さん執筆記事「アメリカ同時多発テロ事件が及ぼすNBAへの影響」を一部参考にしました。




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新CBA締結時に予想される事態シミュレート

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さて、ロックアウトもようやく進歩があった?と言われつつ続報が来ない状況ですが、まあ労使両者に妥結の意思があったようなだけでも幸いでした。何とか両者妥協してどこかで手を打って欲しい、それに尽きますね。

ところで、今回もしも交渉が纏まったとして、果たしてどんなルールが施行されそうなのか皆さんご存知でしょうか。今回は主なものを幾つか挙げ、それらが導入された場合の影響をついでに考えてみようと思います。ま、現時点ではあくまで「仮定」なのでその点はご容赦願います。

1.ハードキャップ導入

これ、今回かなりオーナー側は強硬みたいですね・・・。もしかしたら過渡的な措置(3年で導入とか)はあるかもですが、どの道導入自体は避けられないように思われます。

これが導入されれば単純に選手のサラリーに響くのは勿論ですが、長期大型契約が当然ながら難しくなります。まあだからこそマックス契約の金額&年数も減らされる話がセットになるんです。

また、自チームの主力選手との再契約=主力選手にかかるコストアップ=他の選手の取り分減少、ですので、例えばエースとの再契約の為に控え選手がより安くつくヴェテランor2巡目級新人になる可能性なんてありそうな話ですね。

マイケル・ジョーダンはブルズ時代、自らのサラリーを敢えて抑制し、それで浮いた金額でブルズが自分以外の戦力を拡充出来るようにした事がありますが、このまま行くと同じ事をやらないといけないチームが増えそうです。ただ、それを常に選手にやらせるよう仕向けるのは如何なものかと思いますが。

2.サイン&トレード禁止

そうなんですってよお嬢さん!これは結構驚き桃の木20世紀(古)でした。移籍時によく使われていたこの手法が禁止されるという事はしかし、実は主力選手を引き留めたいチームには有利に働きます。つまり、そのまま同じチームに残留する方がその選手はより多額の契約を得られるのです。無論1.で書いたように選手自身が金額以外の要素を優先させたならこの限りではありませんが、それは今でも同じですよね。

また、これによってFA移籍による補強にはシンプルにキャップを空ける以外のやり方しかなくなりました。分かり易くなりましたが、一方でこれはキャップ満タンのマジック、レイカーズ、ヒート等のチームには最低保証額での選手獲得かトレードしか許されない事を意味します。このあたりどう折り合いつけるか、なんですよね。

とりあえずアイザイア卿お得意の金にモノを言わせてサイン&トレード連発でどんどんサラリー総額をアップさせていく作戦はもうこれからは使えません。コストパフォーマンス悪い契約をやらかせばやらかす程、そのチームはどんどん不利になってしまう訳です。・・・あれ、マジックヤバいかこれ(^_^;)

ですので、チーム側は当然財布の紐がハイパー固くなる事は必定ですね。長期契約、高額契約共に避けられ、短くリスクの少ない契約が増加する事が見込まれる事でしょう。待遇より優勝のチャンスを求めての移籍も、今まで以上の薄給を迫られる事になりそうな気がします。恐らくこのルール嗜好で恩恵に預かれる選手はフランチャイズスター級の選手だけでしょう。

3.例外枠全廃


ハードキャップ導入の当然の帰結、それがミッドレヴェルを初めとする各種例外枠の撤廃です。これまでキャップを使い切ったチームの切り札だったこのルール撤廃はしかし、戦力格差の是正という意味では正しいですね。キャップ使い切ってるような金満チームに更に補強の手段を与えてどうすんの?って話です。

このルールでキツいのは無論キャップ使いまくりのレイカーズ、マジック、ヒート等のチームです。何らかの救済措置を導入する可能性もありますし、もしかするとミッドレヴェル枠のみの廃止に止まる可能性も無くは無いかなと思いますが、まあどの道、最低保証額に毛が生えたぐらいの枠しか残らないでしょうね。

という訳で、新CBA導入後のNBAは恐らく、マックス契約を得た一部スター選手と、大多数を占める最低保証額ないしそれに近しい待遇の選手達、そしてルーキースケールの若手の3種類になり、中間ぐらいの稼ぎの選手が減っていくんじゃないかと予想します。・・・NBA格差社会じゃないですかソレ(´Д`)

私、そもそもオーナー達のお金無いアピールを真に受けてません。ペイサーズみたくマジにヤバい球団があるのも分かりますが、大半は言ってる程には厳しくは無いんじゃないかなと。ほら日本にもあるじゃないですか、美しい東北〜関東の大地と海を致命的に汚しておきながらまともな賠償もせずに電気料金を上げるだけでお茶を濁し、本当は電気足りてたくせに節電を強いて、挙げ句の果てにボーナスと退職金だけはキッチリ受け取る面の皮マックスに厚い会社が。あれみたいなもんじゃないかなと。

今回シミュレートしてみた結果が100%当たるとは言いませんが、間違い無く選手の取り分が激減する事だけは間違いありません。労働者の取り分が減って、資本家達の取り分が増える訳です。つまり千万長者が減り、億万長者が更に富む。これはレーガン時代以降のアメリカの構図そのものでもあります。今日アメリカの中流階級だった市民達が職や家を失いホームレス化していく惨状と、これがどう違うのかと思う訳です。

元NBA選手でもちょっと人生計画が狂えば、以前取り上げた元マジックのデヴィッド・ヴォーンみたくホームレスとなってしまいます。今回の新CBAは、そういう選手が増えるリスクがより高くなる事を意味するのです。ハロルド・マイナー宜しく堅実に貯金していない限り、彼らの人生計画第2章はかなりハードモードなのがお分かり頂けるでしょう。いや、貯金してたって分かりません。元NBA選手皆が解説やコーチ稼業にありつける訳じゃないんですし、年金だって確か3シーズンはNBAにいないと受け取れないはずです。ね、キツいと思いませんか?

フィッシャー選手会長が選手達に新シーズンに備えて体を作るよう伝えたなんて情報も出てきた昨今にあって、今回のCBAが最終的にどういう形で妥結するかはまだよく分かりません。分かりませんが、前々から申し上げている通り、金持ち選手と貧乏選手に二極化するような状態にならない事を祈りたいところです。



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古着屋紀行・1 「ヒューストンの屈辱」Tシャツ

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完全思い付き新企画です〜パフパフ。

前にもB.Jアームストロングのアイオワ大Tシャツを偶然見つけた私ですが、今日もたまたま見つけてしまいました。つー事で、主に古着屋なんかで偶然NBA/バスケもののウェアを見つけた時にだけお届けする完全不定期連載企画、スタートで御座います。

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本日は名古屋某所の古着屋で全くの偶然に見つけた一品であります。ヒューストン・ロケッツ優勝記念Tシャツ、900円のところ更に半額で450円というお買い得商品でした。サイズはXLで御座います。これ、見てもらえればお分かりかもですが、Tシャツ表面にスパンコールとビーズがあしらわれているんですね。これで一層ゴージャス感が出るんですが、かなり洗濯したにも拘わらずスパンコールが多少糸が緩くなった程度でちゃんと残っているのはナイスじゃないですか。

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しかし、このズームアップ画像をご覧下さい。そう、このTシャツは'95ファイナル、即ち2連覇の時のものなんです。つー事は、その時ファイナルで負けたチームは?・・・オーランド・マジックじゃないですか(血涙)。マジックファンでありながら、よりにもよって敗北れ去った相手のTシャツをゲットする屈辱ッ―――その私の無念!!誰が知る!誰が知る!

・・・すいません、嘘です(笑)。現実には「お、NBATシャツ格安ゲットでラッキー♪」ってなもんでした(^.^)もう16年前ですよ、奥さん。20世紀は遠くなりました。

そこの古着屋さんならば在庫は多分中古買取がベースのはずなんですが、XLサイズだけにアメリカから買い付けって可能性も多少あるかなと。でも、今日日人気がビミョーなNBAモノをわざわざ買い付けて売るかな、という疑問もある訳です。果たして真実はどっちかな?

つー訳で今後も古着屋等で「こ、これは!」って感じのアイテムを見つけたらアップしてみようと思います。企画の性質上、正直次回はいつの事になるやら全く読めませんが、まあ忘れた頃に第2回があると思いますんで宜しくですよ。



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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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