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え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2011年11月

アムネスティ条項適用予想(新ルール適用版)やります

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さて、補強タイムです。tk兄さんのNBAちゃんぷる〜にて只今ポジション別FA特集が始まっていますね。私ももっと状況が見えてきたら同じような企画をやるかも知れませんが、さしあたりNBAちゃんぷる〜が必見である事だけはガチですぜ旦那。

つー訳で私はこっちのパートをやりましょう。少し前にも取り上げました、アムネスティ条項について再び参ります。が、皆さんその前にBlazermania.jpは勿論ブックマークしてるよな?そんなのジョーシキパッパパラリラだよな?いやー、私としてはPlace In The SUNS以来の即戦力ブログで非常に重宝してます。そりゃtkさんも私も思わず記事内リンク張りもしますわ。その調子で頼みますぜ旦那。でも日常生活優先で宜しくですよ〜。そしてPlace In The SUNSさんは元気ですか〜(´Д`)

話戻ってアムネスティ条項。Blazermania.jpさんが今回のアムネスティ条項ルールを分かり易く纏めて下さってるので、まだ未見という残念な諸兄は至急見に行けばいいじゃない。見た?見ましたね?はい、では話を続けます。

今回のアムネスティ条項は前回執行時と異なり、新CBA発効中のシーズンオフであればいつでも1回だけ使えます。つまり、今オフは様子を見て、1シーズン経過を見てから「やっぱりこいつに使おう」がアリなんですね。ただ、私はそれでも今オフ中にアムネスティ条項を使用するチームが多数派じゃないかと睨んでいます。理由としてはいくつかありまして、

1.早く使わないと損

だって、今契約下にある選手しか対象にならないんですから、これから契約してやらかしちゃった選手、トレードで獲得する選手には使えません。それに今オフ使わなければ1シーズンはこのルールの恩恵に与れないんです。そうでなくても短いタームで成果を求められる彼らアメリカ人が、わざわざすぐ使える権利を寝かせるでしょうか?そんなチームがあるとしたら、そもそもキャップに余裕があってわざわざ権利を行使する必要が無いチームだけです。

あと、キャップ超過チームへのタックスは今後累進課税制度が導入される点も重要です。500万ドルの契約をキャップ&タックス計算から除外する事が、場合によって1000万ドルを超える節約に成り得るのであれば、金満チームと言えども権利を行使するのはむしろ自然の理と言うべきでしょう。

因みに、現行ロスターに行使しなくとも、例えば引退したけど契約は残っている選手に対してアムネスティ条項を適用する手もあります。セルティクスのラシードさんはまだ契約残ってなかったでしたっけ?契約残があるなら彼のようなケースは十分適用が有り得ます。セルティクスもグレン・デイヴィスとかジェフ・グリーンとか引き止める為に削れるところは削りたいのが本音でしょうからね。

2.先の労使交渉との整合性

シーズン開幕の見通しが立ってしまった今となっては、早くも皆さん忘却の彼方かも知れませんが、思い出して下さい。いかにオーナー側が「つれー、実質赤字だからなー、超つれーわー(チラッ)」と地獄のミサワモードだったかを。あれだけ経営の苦しさをアピールして選手側の報酬を散々削っておいて、今更アムネスティ条項を行使するチームが少数派だったらおかしくありません?オーナー側としてはむしろ喜び勇んで権利行使に動くのが筋というものでしょう。

3.サラリーを空けたい

当たり前です(笑)。ま、FAだけでなく、他球団のアムネスティ条項適用選手だって競り落としたいんですから尚更ですよね。新CBA下での初オフでどんな補強市場になるのか不透明な今オフ、サラリーは空けておくに越した事は無いんです。

一方でアムネスティを使って景気良くキャップを空けたものの、今度はキャップの最低額を下回ってしまい、逆にそれを埋めるのに苦労するというオチにならないか?というBlazermania.jpさんの指摘にも一理あります。が、多分そこは大丈夫でしょう。いざとなれば単年契約で誰かを引っ張ってくれば済む事です。世の中、ネネさんみたく「節約してるから金より勝てるチーム」って言ってる選手もいれば、「金金金カネカネー」な選手もいます。ロックアウトで干上がりかけた昨今では尚更、単年でも金額を重視する選手は現れるはずです。

ただ、今回のアムネスティ条項は何しろ競り期間があります。それを過ぎれば自由契約でどこへなりとも行けますが、それって逆に言えば魅力薄な選手って事ですよね。ですので、サラリー超過チームは競りに参加出来ず、売れ残りのロートルを取るかどうか検討するぐらいしか出来ないんじゃないかと。早くもレイカーズなんかはバロン・デイヴィス獲得説が出てたりしますが、実際はあまりアムネスティに夢を見る事はしない方が吉かも知れません。

つー訳で、私のこーゆー前提条件を踏まえてのアムネスティ動向予測を追ってお届け致します。当たったら褒め称えるが良いぞ( ̄ー ̄)外れたら原発御用学者みたいに黙ってゴマかすぜ!プルトニウムは遠くに飛ばないぞ!(←大嘘)

(以下続く)




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短縮シーズンの影響考察

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先日、通勤駅のホームでニーソックスな女子高生が落としたしおりを拾ってあげたら、彼女が読んでた小説はバリバリのライトノヴェルでした。そのニーソはファッションじゃなくてそっち系かよと朝からおぢさんビックリだよな六伍壱です。まあ何であれ若いうちから活字読むのは良いことなんでしょう、うん。

さて、99%ぐらいの確率で開幕確定な現状、このまま行けば66試合での短縮シーズンとなる訳ですね。短縮シーズンと言えば前回はフィル・ジャクソンが50試合シーズンでのスパーズの優勝にはアスタリスク付けとけみたいな事を言って、初優勝の喜びに沸くスパーズファンの怒りを買ったものでしたが、個人的にはレギュラーシーズンが何試合だろうと優勝は優勝だと思いますけどねー。82試合でなければならない理由も無いんですし、クライマックスシリーズでの優勝決定に納得が行かない昨年までのソフトバンクホークスファンなら、なんでレギュラーシーズンの結果だけで優勝決めないの?と言いそうなもんです。

82試合&プレーオフ、それが当たり前だと思っているからそれ以外のパターンに違和感を持つ、それだけの事でしょう。だいたい、シーズン50試合や66試合でアスタリスク付けないといけないのなら、2シリーズ勝ち抜けば優勝だった昔のNBAチャンピオン達にも皆アスタリスク付けてこないといけません。こまけえこたあいいんだよ!(AA略)でいいじゃない。

さて、それはさておき短縮シーズンなんです。82試合の場合、同カンファレンスのチームとは3〜4回、違うカンファレンスのチームとは2試合の対戦なんですが、どうやら今回は違うカンファレンスのアウェーの試合が削られるようです。つまり遠征を少なくする訳ですね。どこと当たらなくなるかは運次第な気もしますが、まあ「このチーム同士は対戦させときたいよね」ってリーグの欲目もあるでしょうし、また不公平感をなるたけ抑えるため、恐らくは強そうなチームとそうでもなさげなチームのコンビネーションが考案されてシーズンが組まれるのでしょう。

ただ、この短縮シーズン、ちょっと50試合の時とは違うかもです。何しろ今回はオールスターゲームもそのまま残ります。試合数を多めにして、試合数減少に伴う選手のサラリー減を抑えた結果とはいえ、どうやらバックトゥバックならぬバックトゥバックトゥバック、つまり恐怖の3連戦なんてのがありそうなんです。おいおい、野球じゃないんだから(^_^;)

つー訳で、こんなシーズンから考えられそうな影響でも思いつくまま列挙してみましょう。

1.ヴェテラン勢にハード

誰だよ、短縮シーズンはおっさん有利とか書いてたの(俺と僕と私です)。

こうなるとおっさんの多いチームほど、控えを充実させて無理をさせないレギュラーシーズンを送る必要が迫られます。キッドの控えにバレアを擁するマヴスなんかは大丈夫ですが、セルティクスなんかはビッグ3を休ませられるよう、ジェフ・グリーンやグレン・デイヴィスの引き留めに頑張らないといけません。レオン・ポウも呼び戻しといたら?スパーズもスプリッターあたりが今季は飛躍してくれないと困りますね。

逆に主力が若いチームは割と有利でしょう。ヒートは正にそれに該当しますね。マジックもタコルーとかは多少心配ですが、まあ基本線がドワイト、ネルソン、ライアンとかですからまあ悪くない方でしょう。

2.故障者のダメージが例年より大きい

とはいえ、短いシーズンに試合を詰め込んでいる以上、若くても故障が起きやすいのは事実。そしてただでさえ66試合と少ないのに試合のスケジュールは詰まってるんです。故障欠場した時のダメージは例年以上と見るべきでありましょう。主力が故障がちなチームはその意味ではかりヤバいんです、今回。

つー訳で、上記1と2から得られる結論は・・・

3.控えが超大事

当然ながらそういう帰結になります。シーズンを無事過ごし、プレーオフへ余力を残すためにも、今季はいつも以上に控え戦力を充実させる必要があるんです。クリス・ウェバー時代のキングス名物だった「ベンチモブ」とか、前回ファイナル進出時のマジックみたいな層の厚いベンチを組めるのが理想ですね。

4.最初から主軸が固まっているチームの方が有利

正直、これはあると思います。何しろ、FA契約開始とキャンプスタートが同じ12/9で、プレシーズンマッチ2試合で本番突入ですから、このタイミングで契約下選手が少ないチームはキツいです。そのあたりはヒート、ブルズ、セルティクス、マヴス、レイカーズ等々大概の強豪チームには影響少ないかもですね。

マジック?ネルソンとドワイトの基本線を外さない限りは影響無いでしょう。ただ、ドワイト引き止めで必死モードに入るだろうマジックがネルソンをトレードの駒にして動く可能性もあります。そうなるとPG入れ替えですから色々大変かも知れませんね。

5.調整失敗選手現わる

これは以前のエントリーでも指摘しましたね。ロックアウト明けでデブモードなままキャンプに現れ、成績ダウンってのは実はあります。第2のヴィン・ベイカー、ショーン・ケンプが現れない事を祈りましょう。

6.シーズン半ばから盛り返すチームが現れる

Granmajohnsonさんに先に言われちゃいましたが、正にミラクルニックスみたいなパターンです。シーズン序盤は新戦力が噛み合わず出遅れるも突如持ち直すという、まあ例年でもたまにあるこの図式が最も極端に現れたのが、第8シードからファイナルまで勝ち上がってしまったニックスでした。彼らは「新・栄光無き〜」で取り上げた通り、スプリーウェルやキャンビーといった新戦力を獲得したもののなかなか機能せず、ポストシーズンになって突如本領を発揮したのです。

よりによってこんなタイミングで大きく動いたチームにこそ、こういう神風的な快進撃が期待出来ます。少なくとも、シーズン中盤ぐらいまでは今季は諦めず応援する価値がありそうですよ。

7.トレードデッドラインがすぐ来る


だって、例年オールスター頃がデッドラインなんです。そう考えたら、今季は開幕2ヶ月程でトレードデッドラインという事になります。そこまで振るわなかったチームも、考えようによっては例年より少な目のダメージでトレードに踏み切れると言えるかも知れません。

つー訳で、もうちょっとだけのつもりがえらく追加入りました。ま、色々予想してみても実際に蓋を空けてみればどうなるか分からないのがNBAに限らずスポーツの常です。まずはアムネスティ条項、そしてFAの噂が聞こえてくるのを待つとしましょう。願わくば、それらの噂が新CBAをきちんと踏まえた内容でありますように・・・。




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新CBA 傾向と対策

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皆さんおはこんばんちは。マジックのオーナーが経営する某会社のTVCMは日本ではOA制限があってなかなか流れなかったはずなのに最近なんかよく見かけるようになったのが気になる六伍壱です。TPPはまだ決定してないはずなんですがねぇ。TV業界も余裕無いからなあ・・・

http://sports.yahoo.com/nba/news;_ylt=AvOUyu8BUvzMxXcoY5gNPMO8vLYF?slug=ap-nbalabor

さて、前回速報した通り100%ではありませんが99%ぐらいの確度でNBAが戻って来ます。本当はこの後オーナー側と選手側で今回の合意内容について採決を取るんですが、正直これだけおめでたムードになったものを覆すKYをやらかしてNBAファンを完全に敵に回す度胸はどちらの強硬派にも無いと思います。ほぼ間違い無くクリスマス開幕、66試合+オールスターありのシーズンを我々は目の当たりにする事となりそうです。しかも、Kenchさん情報によると開幕のお約束たる優勝リングの授与ですが、今回はクリスマスゲームなのでファイナルのリマッチとなるマヴス対ヒートの試合でのリング授与となりそうです。つまり、ファイナルの敗者の目の前で勝者がリングを受け取るという非常にレアなケースとなりそうなんですね。アンチヒートの方、「ざまあw」なんて喜ぶのは早計です。むしろこれはヒートの面々の心に火をつけるリスクがありますよ。

http://sportsillustrated.cnn.com/2011/writers/sam_amick/11/26/tentative.deal/index.html
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B_JqVMjKAfLYNzU3YzVlNDAtMDBlOS00Y2UwLWE5ZTItM2RkZTdjN2FmMzI4&hl=en_US&pli=1(PDF注意:要Googleアカウント)
http://sports.yahoo.com/nba/news;_ylt=ArER0y.9Lg8vGIIb6_HD8S.8vLYF?slug=aw-wojnarowski_nba_labor_deal_112611

さて、それはさておきところで新CBAってどんなんなの?って話なんですが、上記あたりのソースを纏めようと思ったらグーグー寝てしまいまして、起きてみたら小人さんならぬBlazersmania.jpさんが纏めてらっしゃいました。うん、新旧の違いが分かり易く纏まってますね。スバラシイ!ま、折角なので私も上記ヤフーのワジロフスキー記事と PDFベースで、Blazersmania.jpさん纏め、Kenchさんツウィートを交えて纏めます。

1.利益配分。49〜51%変動指揮、1年目のみ選手が51.2%獲得
2.最長契約期間。バード条項適用者なら5年、非適用者なら4年。
3.ルーキー契約終了後のマックス契約。ルーキー契約を終える選手のマックス契約はキャップの30%を得られる。但し、オールNBA1st・2nd・3rdチームのどれかに複数回選出/オールスターに2回先発/MVP1回獲得、のどれかの条件を満たす事が条件
4.サラリーの上昇額。バード条項適用者なら7.5%、非適用者なら4.5%
5.ミッドレヴェル例外枠。タックスを400万ドル未満超過なら500万ドル開始/4年契約、400万ドル以上超過なら300万ドル開始/3年契約
6.新例外枠。契約の結果キャップを超えるチーム用に、新たに250万ドル例外枠を規定。但しミッドレヴェル枠/バイ・アニュアル例外枠を使えない
7.新人契約/最低保証額に変更無し
8.プレーヤーズオプションも全選手に適用可能
9.エスクロー・プール制度。10%
10.制限FAのオファーシートにマッチする期限。7日から3日に短縮
11.チームの合計サラリー最低額。'11-'12/'12-'13シーズンはキャップの85%、それ以降は90%に
12.アムネスティー条項。新CBA期間中1回だけ行使可能。今回はタックスのみならずサラリーキャップの計算からも除外され、カットしたチームにはサラリー支払い義務のみが残される。但しこの条項で解雇された選手に関しては修正ウェーヴァー手続きが適用となり、キャップに余裕のあるチームは元契約の一部を継承するオファーを提示可能。その場合、残契約分はカットしたチームが引き続き支払う
13.タックス支払い強化。3シーズン目よりタックス超過額により下記の通り更にタックス増加

〜500万ドル→超過額の1.5倍
500〜1000万ドル→同1.75倍
1000〜1500万ドル→同2.5倍
1500万ドル〜2000万ドル→同3.25倍
以降500万ドル超過毎に倍率に+0.5追加。また、5シーズン中4シーズン以上タックスを払っているチームは倍率に+1.0追加

14.サイン&トレード。3シーズン目からは400万ドルキャップ超過となるサイン&トレードは禁止。またサイン&トレードによる契約は最長4年となり、サラリーの上昇額は4.5%を適用
15.カーメロ・アンソニー式トレードルール。マックス契約を延長してのトレードの場合、契約延長は3年に制限される。選手が旧契約残り1年の場合は2年。またサラリー上昇額は4.5%を適用。このルール以上の内容で契約延長の場合、その選手は契約延長から6ヶ月はトレード出来ない。またトレードで獲得した選手を6ヵ月以内にこのルール以上の内容で契約延長する事も出来ない
16.トレード時の金銭使用制限。1チームあたり300万ドルまで
17.トレード元チームがトレード先で解雇された選手を再雇用することが不可能な期間を延長。トレード日から1年、または翌シーズン7/1。
18.新CBA適用期間。10年だが、7年目からNBA、選手会互いにオプション行使による終了が可能


うおお、結構多いよ!ヤフー記事だけで済ませようと思ったんですが、結局原文全部見直してしまいました。いやー、選手会壮大に負けてますねぇ。もっとも1の利益配分については51%取れる可能性も挙がったみたいですが。

それにしてもこうやって纏めてみると、今までのあれこれを考えて作ったルール増加に苦笑いしてしまいますね。個人的に一番吹いたのは3.のマックス契約獲得に条件が付いたこと。私はこれをラシャード・ルイスルールと呼びたい(笑)。要するにマックス契約を得るための資格を今回設定した訳です。ただ、ルーキースケールからのマックス契約についてのみの適用であるように思われますのでルイスみたいなケースが無くなる保証はありませんが。

また、カーメロルールは一応入ってますね。これならマジックが今季中にドワイトを手放す可能性は無くなりそうです。何気にサラリー上昇率が抑えられているのは大きいと思います。

あと、キャップ超過チームにはタックス増加、ミッドレヴェル例外枠の縮小などの厳しいルールが加わりました。トレードした選手をシーズン中に最低保証額で呼び戻す作戦も実質禁止になったのは良いルール変更です。

アムネスティ条項についてちょっと分かり難かったと思いますが、今回はどうやら強豪への移籍無双とは限らない雰囲気。つまり、ウェーヴァー手続きが加わる事により、アムネスティ条項でカットされた選手は単に最低保証額で他チームへ流れる、とはならなくなります。例えばルイス(仮名)が年俸2000万ドルでアムネスティを適用された場合、「うちのチームは300万ドル出しまっせ」というチームが現れたら、ルイスをアムネスティでカットしたチームはタックスやキャップの計算から年俸2000万ドルが無くなるだけでなく、2000万ドル中300万ドルの支払い義務が無くなります。当然「うちは500万ドル出しまっせ!」といいチームが出ればそちらに話が行きますよね。選手はどの道2000万ドル貰えますが、今までのように好き勝手に優勝候補チームを選べなくなるんですな。つー訳で、先に私がフライング考察したアムネスティ条項候補選手達の行き先もこうなると読めなくなります。普通のFA選手と同じように考えた方がいいくらいかも知れません。少なくともヒートやレイカーズ、セルティクスやマジックが夢見たであろう最低保証額での選手かき
集めはそう簡単には行かないでしょう。

かように、根本的にとは言わないまでもキャップ超過チーム、強豪チームが好き勝手に補強出来る状況はややブレーキがかかると思います。特にここ数年不公平感のあったトレード放出→シーズン中に出戻りという裏技をほぼ封じたのは素晴らしいです。こうなると今回のアムネスティ条項によらずサラリー買取等でFAになるカーターのような選手に人気が集まりそうですね。ニックスがカーター取りに来たりとかあるかも知れません。後は、キャップ超過チームは自チーム物件以外でシーズン中にFAになった選手を主に取り合う事となるのでしょう。

新CBA、読み込めばまだまだ色々補強のあり方に変化がありそうです。皆さん、私の今回のエントリーも決して万全とは思いません。ここはおかしいとか、あそこはこうじゃないかとか、どんどんご意見をお寄せ下さい。で、皆で情報を共有していきましょう。新CBAを把握出来ないとこれからの補強について語る事は出来ません。今出始めている補強の噂はそのあたりを把握せずに流されている、実際には有り得ない補強である可能性だってあるんです。新たなシーズンの到来、まずは新CBAルールの理解から始めていこうじゃないですか。おっと、但し受験生はこんなん読んでないで試験勉強してなさい(笑)。後で私より頭の良いおぢさん達がちゃんと纏めてくれると思いますんで、事が終わったらそっちを読んどくよーに(^_^;)




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速報:Happy Xmas(War is over)

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http://www.nba.com/2011/news/11/25/labor-friday.ap/index.htmlhttp://espn.go.com/nba/story/_/id/7281052/nba-owners-players-get-tentativhttp://antiina.com/day/201111/2011112616.phpe-deal

遂にキタワ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(n'∀')η゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!

急転直下、今まで散々裏切られて来た期待が遂に報われる日が来ました。クリスマス開幕、66試合シーズンで確定のようです。詳細は続報待ちで。さ、WOWOW加入するか。



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ロックアウト論・その11〜In The Night

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http://espn.go.com/nba/story/_/id/7274143/nba-lockout-new-nba-talks-aimed-resolving-lawsuits-sources-say

さて、ロックアウトですがまた久々に動きがありました。クリスマスゲーム開催を目指し、旧選手会とオーナー間の交渉が再開されたのです。元々選手会が裁判に訴えたのを受けて、オーナー達も電話会議を行ったという話はありましたが。まあ選手達もいよいよ給料がもらえなくなり、茹で蛙状態が始まってますからねぇ

具体的な交渉状況は例によってGo New York Go!さんの纏めが完璧ですので、是非ご一読下さい。なるほど、焦点は最早利益配分では無くミドル例外枠へと移りつつあるっぽいですね。

また、ロックアウト関連で同じく充実したエントリーを連発しているのがこれまた毎度ご紹介しておりますエア〜ボールさん私が適当にご紹介していたウェイドへの年俸についてのインタヴュービリー・ハンターの前に選手会事務局長をやっていた方のインタヴューポール・ピアースのロックアウトについての見解、そしてハンターとフィッシャー元選手会会長との対立・・・これ、全部ホームラン級の当たり記事だと断言出来ます。皆さん、是非全部読んで下さい。そうかー、選手会も分裂してたんですね・・・

因みに先日買え買えと煽らせて頂いたH誌ですが、こちらも元ESPNの辣腕記者、クリス・シェリダン執筆&柴田さん翻訳のロックアウト記事が素晴らしい出来栄えです。正直、ロックアウト関連の情報に関しては今回H誌がD誌を圧倒してますね。いやー、皆さんに今回お買い求めをお勧めした甲斐がありましたよ。ところでKenchさん、ジョーダンに初めてインタヴューしたKKさんってもしかして・・・。

Kenchさんと言えば毎度お馴染みツウィート情報です。先だってもこんな情報をリツウィートなさってましたね。

http://twitter.com/#!/ESPNSteinLine/status/139614269053472769

早く妥結を見てロックアウトを終え、シーズンを始めたいハト派チームの名前が出てました。ESPNのマーク・シュタイン記者情報ではヒート、マジック、サンズ(!)、セルティクス、レイカーズだそうです。おいおいサンズはタカ派から180度変身してまんがな。主力選手の先が長くなく、しかも今強いセルティクス&レイカーズは順当ですし、今が盛りのヒートもまあ当然ですね。ではマジックは?ドワイト残留に向けて好成績を収めたいってのは勿論あります。オーナーが元気なうちに優勝したいってのもありますよね。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2011/11/the-nba-lockout-is-denying-the-city-of-orlando-revenue.html
http://probasketballtalk.nbcsports.com/2011/11/24/if-season-cancelled-magic-would-owe-orlando-2-8-million/

でもまあ、最大の理由はやはりオールスターです。シーズンが飛ぶor短縮シーズンが過ぎればオーランドでのオールスター開催は2年は先になります。が、それだけじゃなかったんです。オーランドでのオールスター開催が飛んだ場合、マジックはオーランド市になんと280万ドルの支払い義務が発生するんですよ。そりゃあ尚更急いで開幕したいですよね。


さてさて、このままグレートな皆様の紹介記事ばかりではお前は何書いてるんじゃ、となりかねませんね。つーかもうなってますかw てな訳で、私もひとつ面白い記事をESPNで見つけましたのでご紹介致します。

http://espn.go.com/espn/commentary/story/_/id/7273866/nba-solve-financial-problems-contracting-teams

NBAも球団減らしてみたら?というやや過激な内容の記事なんですが、これがなかなか踏み込んでます。

According to Forbes, the five most valuable teams -- the Knicks, Lakers, Bulls, Celtics and Rockets -- operated at a combined profit of $188.8 million in 2010, while the bottom eight -- the Hawks, Kings, Bobcats, Hornets, Pacers, Grizzlies, Timberwolves and Bucks -- operated at a combined loss of $71.2 million.

ニックス、レイカーズ、ブルズ、セルティクス、ロケッツが2010年に合計1億8800万ドルの利益を上げている一方で、ホークス、キングス、ボブキャッツ、ホーネッツ、ペイサーズ、グリズリーズ、ウルヴス、バックスは合計7120万ドルの赤字を出していた・・・。あれ、これって上位5チームの利益を4割ほど赤字8チームに回せばトントンになるって事ですよね?

セルティクスとレイカーズは時を同じくして再び良いチームを作り上げてます。アメリカの3大都市圏、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴは皆バスケットボールに熱狂出来るだけのNBAチームがあり、その次にデカいヒューストン、ダラス、ボストン、フェニックスは全てフランチャイズの資産価値でTOP10入り。エクスパンションチームの中でもヒートとラプターズはこれまたTOP10。そして近年でのエクスパンションチームに入るマヴスは優勝したところですしね。

NBAよりハードなキャップ制度を導入したMLBでさえ、相変わらずボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアの強さが際立つ一方で1985年以来プレーオフ進出の無いロイヤルズ、1992年以来勝ち越した事のないパイレーツみたいなチームが存在したりしますし、果たしてキャップ制度の変更で戦力格差が直るのかなーという話もあります。

・・・と、ここまで書いている間に何やら動きがあったようです。さて、大急ぎで次のエントリーを纏めますかね。



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ペニーの永久欠番、その真の意味

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し、師匠・・・!


ブログ「アイドル。旬なエンタメニュースチェック。」さんから画像をお借りさせて頂きました。

立川談志師匠、有難う御座いました。「笑点」初代司会者はじめ、芸能界から政界にまで至る数々の金字塔もさる事ながら、NBAファンとしても談志師匠は一流の方でした。あのトレードマークだったヘッドバンドもNBAのロゴ入りVer.があった事を知る人は多くないと思います。クロマニヨンズの甲本ヒロトさんあたりとNBAトークをやって欲しかったとです。合掌。それにしても師匠、まさかスティーヴ・カーがお好きだったとは

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2011/11/despite-dwight-pitch-pennys-no-1-cant-be-retired.html

さて、話は一転して永久欠番について。自ら主催するチャリティーゲームにて、ドワイトが「ペニーの背番号1を永久欠番にするべきだ」と発言した訳です。それについて、オーランドセンチネル紙が早速返答的な記事を出しました。書いたのは古株ライター、ブライアン・シュミッツです。

曰く、ペニーはマジック史上最高のオールラウンドプレーヤーだろう、しかしスターとして活躍した期間が短く、またマジックと喧嘩別れしてしまったとシュミッツは言う訳です。マジック史上、まだ永久欠番は6番だけで、これは「ファンは6番目の選手」という考え方に基づくものです。つまり、まだ永久欠番になった選手はいないという訳ですね。だからマジックとしては初の永久欠番は特別な選手を選びたい、つまりドワイトさん貴方ですよ、だからFA移籍なんかしたら駄目、レブロンの背番号をキャヴスが永久欠番にするだろうか?それと同じだとという感じで記事は締められてました。

えーとですね、やっぱりオーランドセンチネル紙、お前は駄目だ。いや、正確に言うならブライアン・シュミッツは今すぐ罷免されるべき。マジックのフロントは直ちに彼をマジック番記者から外し、記事を書かせないよう動くべきです。

シュミッツのこの記事に代表されるようなオーランドのメディアのスタンスこそが、シャック、ペニー、T-MACと短い歴史でマジックにやってきた綺羅星の如きスター選手達をオーランドから追い出した排他的な姿勢であり、シャックが「俺の時と同じ事をドワイトに対してやっている」と批判するところなのです。ドワイトに直々にお叱りを受けたのはそんなに昔の事では無かったはずなのに、オーランドセンチネル紙はもうその悪夢を忘れてしまったのでしょうか?

確かにペニーの活躍期間は短かったですが、そのマジック時代の輝きは未だにファンの心に大きなインパクトを残している様はナイキが未だに続くペニーシリーズの発売で証明しています。ナイキだってビジネスになると踏んだからペニーのシューズを未だに出し続けているんですからね。'90年代スターでそんな選手は殆どいません。グラント・ヒルなんかまだ現役なのに彼のシグニチャーモデル復刻は話題にもなりませんし、アイラァーソンさえも遂に新作の話題を聞かなくなりました。まあ彼のシューズ復刻はもう少し時が流れてからでしょうが。コービーにも近い事は言えます。まあヒル、コービー、KG、ダンカン、シャックといった面々は契約会社を途中で変えてしまったために、以前の契約会社はシグニチャーシューズ復刻時に彼らの名前を使えないという事実も大きいのですが。

また、ペニーとマジックフロントの喧嘩別れって何年前の話をしてるのって感じです。オーナーは確かにあの時と同じですが、フロントは様変わりしています。少なくともGMはペニー在籍時とは変わりました。そして今、かつてペニーにブーイングをお見舞いしたファン達も年月の流れと共に歓声とブーイング半ばするようになり、そして今やドワイトの後ろ楯もあって歓声のみで迎えられたのを我々は目撃したばかりです。シュミッツの回りだけ時が止まっているんでしょうか?

いいえ、彼は昔の経緯を知り過ぎているために、こういう時に「若いモンは知らないでしょうが・・・」としたり顔で語りたくなってしまったんです。それは分かります。が、今回は全く適切ではありませんでした。1つには彼のその発言こそが、オーランドメディアの古き、そして悪しき体質とも言えるスターへのバッシング指向を正に体言しているものだからです。かつての功労者に対してブーイングとか正気か?とスタン・ヴァンガンディHCはタコルーのラプターズ移籍時代に語っていましたが、そういう空気と言いますか間違った伝統を生み出した原因に、オーランドメディアの責任は少なからずあると思います。ブライアン・シュミッツの今回の記事はまず、この点で全く空気が読めていません。

しかしながら、私は更に問題なのはもう1点、別のところだと思うんです。そもそもなぜドワイトはペニーを今回こんなにバックアップしたのでしょう?二人はスニーカーの会社も異なります。ドワイトのコールにペニーが応えてくれた事への恩返し、そうかも知れません。ドワイトらしい先輩方へのリスペクトの気持ちの現れ、そう素直に解釈するのも正解ではありましょう。

しかし、私はドワイトのこの言動、特に永久欠番という話をわざわざ持ち出したのはマジックフロントに対する問いかけだと思うんですよ。シャック、ペニー、T-MAC、一応グラント・ヒルとこのチームは数々のスーパースターを擁しながら、理由はそれぞれ違えど、彼らと最終的には喧嘩別れのような形で終焉を迎えています。

ドワイトは、マジックが同じ轍を繰り返さないかを見る為に、ペニーという往年のスターを持ち出す事で、過去はともかく今のマジックフロントがスター選手に対してどう臨むかを試しているんじゃないか―これが私の予想です。ドワイトだって馬鹿じゃありませんから、シャックはじめ過去のスター達がどう扱われて来たかぐらいは知ってるでしょうしね。もしもそうであるとすれば、過去の経緯を持ち出して「ペニーの永久欠番なんてある訳無いジャンw」というシュミッツの記事は完全にKYでした、という話になります、いやむしろ積極的にマズいとさえ言えます。

今のマジックにとって、ドワイトの意向は正直もう簡単にお断り出来るレヴェルのものとは言い難いです。ドワイトが今以上のチーム補強をリクエストするならばマジックフロントは真剣に動かなければなりません。ま、今までのところファイナル進出時のチームが一番良かったらしいのであんまりいじる必要無かった説もありますが(^_^;)

そんな中で、他ならぬドワイトがペニーの永久欠番をリクエストしてるんですよ。それでドワイトの機嫌が良くなるなら、永久欠番セレモニーぐらいお安いものじゃないですかね。それに、既に以前のエントリーで指摘した通り、ロックアウト明けで冷めた観客達を呼び戻すのに、ペニーのような過去のスター選手は利用価値が高いはずです。一挙両得一石二鳥な永久欠番セレモニー、、もう乗るしかない、このビッグウェーブに。いやまだそんな波来てないですけど。

それにここでペニーを永久欠番化すれば、スター選手に冷たいオーランドってイメージもかなり払拭出来ます。この効果は当然ながら今後のマジックの補強に大きくプラスとなりますよね。おお、一石二鳥どころか三鳥であります。

オーランドセンチネル紙的にはここは「ドワイト君、君はまだ若いから知らないようだがペニーはだね(ry」って感じで偉そうにしてる場合じゃ無いと思いますよ、私。「ドワイト先輩の言う通りっすよね〜」って感じで追従するぐらいの勢いで今回はオッケーでしょう。そしてオーランドのスター選手達に対してバッシング気味な報道やら、ドワイト含めて本人がまだ言ってもいなかった移籍の可能性を勝手に報じたりするような日本のスポーツ新聞みたいな体質やらを自ら反省する事ですね。

シャック、ペニー、T-MAC。我々マジックファンは既に3回もの破局を見せられました。4回目を近々に見せられるのは沢山です。マジックのフロントへの努力の期待は言わずもがなですが、今回は改めてオーランドセンチネル紙の猛省を強く促したいと思う次第です。



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ドワイト開催チャリティーゲームのスニーカーチェック、そして終わらないペニーシリーズ

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さて、ドワイトが開催したチャリティーゲームについては先日取り上げましたね。より纏まった動画ハイライトがその後出てきたので、そちらも後程取り上げさせて頂きました

http://nbaoffseason.com/post/12825934141/photos-from-dwight-howards-all-star-game-lil

そんな中、そのチャリティーゲーム記事にtkさんから頂いたコメントでマジック現役チームのACはジョン・ウォールだった事が判明したりなんかしたんですが、その情報元のHPがここだったんですね。で、このブログを見に行くと、なんと当日のスニーカーチェックがリンクされているじゃないですか!という事で、今回は実質tkさんプレゼンツ企画のようなものであるとご理解下さい(笑)。

http://blog.eastbay.com/uncategorized/sneaker-watch-dwight-howards-d12-celebrity-game/

まずは流石その道のプロですね、と言いたくなるイーストベイブログ。そりゃあスポーツ用品販売やってますもんね、スニーカーの銘柄を間違うはずもありません。

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まずはドワイト。まあ当ったり前なんですが自身のシグニチャーモデル、アディパワー・ハワードで着用です。え、後ろの観客席にいる背番号10が気になるって?そりゃそうです。

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ちょっとビックリなのはフランシス。ええ、リーボックじゃないんですよこれが。ジョーダン8.0のマジックカラーであります。つーか欲しいなこのカラー。

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こちらはアリーナス。スニーカージプシー状態で昨季も色々履きまくったアリーナスですが、今回はジョーダン6であります。これ、後で別の写真を見てもらえば分かるんですがヒール部分にマジックのマークまで入ってるんですよ。アムネスティ条項執行の折には適用を確実視されているアリーナスですが、ここはマジック愛をアピールでしょうか?

おや、アリーナスの後ろにあと2足見えますね。右のジョーダン14は恐らくマット・バーンズでしょう。では、左は・・・?

http://solecollector.com/news/penny-hardaway-wears-zoom-rookie-foamposite-pes-at-d12-charity-game/

ええ、我らがアンファニー・ハーダウェイですよ。さあ履いてるのはエアペニーかフォームポジットか、はたまた1/2セントか・・・あれ?

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なんか見慣れない真っ青シューズですが・・・なんでしょこれ?

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このシューズ、実はさっきのアリーナスの写真でもペニーもろとも写り込んでましたがナイキのズーム・ルーキーという新作シューズです。1/2セントは過去のエアペニーシリーズのディティールを組み合わせてデザインされたスニーカーでしたが、こちらもフォームポジットをベースにしつつ、ペニーがルーキーシーズンに履いていたエア・フライト1、それとエア・ゴーLWPのデザインを加えたハイブリッドモデルなんですね。

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http://www.nicekicks.com/2011/10/nike-zoom-rookie-memphis-blues/

今回ペニーが着用していたのは彼だけに与えられた「メンフィス・ブルース」モデル。メンフィス大出身のペニーだからこそ、このネーミングなんですね。つー訳でこのカラリングは一般発売予定は無いと思います。



なお、このズーム・ルーキー発表イヴェントはラスヴェガスで開催されたんですが、見ての通り熱いペニーファン達が大集合の大盛り上がり大会となっていました。アメリカ人もまだまだペニー大好きなんですねぇ。うむ、やはりマジックはペニーを急いで永久欠番にするべき。

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因みにリル・ウェインもズーム・ルーキーを履いてたんですね。あれ、ペニーの靴が違いますよ?・・・ええ、実はこのチャリティーゲーム後半、ペニーは更に靴を履き替えて登場したんです。そう、その見慣れたフォルムは・・・!

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フォームポジットキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!

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http://solecollector.com/news/closer-look-penny-s-1-of-1-all-white-nike-air-foamposite-one/

これまた1足限定、メンフィス大学のNCAAシーズン開始を告げる「メンフィス・マッドネス」用にペニーの為だけに作られたオールホワイトモデルであります。これまたカッコいいですなぁ。あ、「メンフィス・マッドネス」の様子はこちらでどうぞ。

http://www.gotigersgo.com/sports/m-baskbl/spec-rel/101411aaa.html



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つまり、ペニーはこの「メンフィス・マッドネス」で開催されたダンクコンテストの審査員として母校に呼ばれたんですね。おお、ザックネ申ことザック・ランドルフもおるやんけ!24 Secondsさんによるとルーク・ウォルトンやイグオダラもいたらしいです。メンフィス大と言えば直近ではデリック・ローズがいた訳ですが、これだけナイキ色が強いイヴェントになってしまうとアディダスと契約しているローズには敷居が高いかも知れませんな。お、ダンクコンテスト動画を最後まで見てみましたがこちらでもペニーさんはいい笑顔ですね。

今回ペニーが履いていたフォームポジットも、上記のような特別な経緯のある1足なので恐らく一般発売は無いでしょうね。まあそもそもペニーのブランドみたいなもんですから、これぐらいの役得はあってしかるべきでしょう。

それにしても、ナイキのペニーへの扱いはちょっと凄いですね。ペニーがリーグのトップスターとしてジョーダンを脅かすかと思われた時期というのは、実のところ決して長くはありません。少なくとも彼がリーグのトップスターの地位を保てたのはマジック時代、それもシャックが移籍後に故障で長期離脱する前までですから、実質4年といったところでしょう。その後もリーグのスター選手的なステイタスをある程度までは維持出来ましたが、シグニチャーモデルの発売が終了した事が象徴的であるように、彼の商業的なステイタスは衰えてしまった訳です。

つまり、ペニー全盛期は'98年を最後に終わったと見てもあながち間違ってはいない訳です。あれから13年も経っているのに、実はナイキのペニーへの待遇は悪くありません。シグニチャーモデルこそ発売を打ち切ってしまいましたが、実はエアペニーの復刻はペニー2以外は割とコンスタントに行われてましたし、カラーヴァリエーションも結構出てたんです。フォームポジットも最初の型こそ破棄してしまっていたものの何度か復刻されてきました。フォームポジット素材を転用したハイブリッドモデルもジョーダンブランド含め色々とリリースされてます。そしてやっと出たペニー2復刻、更にはまさかのエアペニー歴代シリーズのハイブリッドモデルたる1/2セント発売。しまいにはエアマックス'95のペニーモデルなんてサンプルもありました。あれは発売して欲しかった・・・

選手としての足跡を考えればペニーはバスケットボールの殿堂入りはまず絶望的ですし、後世に名を残せる選手かと言われればちょっと厳しいのが現実でしょう。でも、依然としてペニーの人気はこれだけ健在なんですね。それを再確認出来たのがとても喜ばしい、今回のスニーカーチェックでありました。

P.S.

http://www.nicekicks.com/2011/06/air-jordan-9-penny-hardaway-pe/

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ジョーダン9のペニーモデルなんかあったんですか!今からでも遅くないからリリースして欲しいです、これ。



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シクサーズとDr.Jのちょっといい話

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要するに某製紙会社さんのボンボンはリアルで福本伸行のマンガ状態だったんでしょ?としか思えません。でも真にヤバいのはやっぱしオリ○○スだろ常識的に考えて。最近TVで見るのはニュースとドキュメントとタモリ倶楽部坂本龍一の番組笑点WORKING'!!だけになってる気がする六伍壱です。あ、テレビ東京土曜午前11:30〜のネコニュースもお勧めですよ。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/7266082/philadelphia-76ers-purchase-julius-dr-j-erving-items-auction-seek-return-franchise

さて、今日はええ話です。先日Kenchさんリツウィート情報で知りましたが、往年のABA/NBAのスーパースター、ジュリアス・アーヴィングがお金に困りまして、所有する自らのメモラビリアをオークションにかける事態となったのですね。ニューヨーク・ネッツやそれ以前のものも含めたABA関連のユニフォームやリング、そしてシクサーズ加入後のオールスター含めたユニフォーム等々、文字通り垂涎のグッズが並びました。私お金あったら参戦したかったですよ、正直。

すると、事態は意外な展開を見せます。いくつかのメモラビリアを、なんと古巣シクサーズが競り落としたのです。残念ながらその中には優勝リングで史上最高値となる46万471ドルがついた'74年ネッツでの優勝リングや、'83年シクサーズでの優勝リングこそ含まれませんでしたが。シクサーズが競り落としたメモラビリアは全て1万ドル以下だったそうです。

そしてシクサーズのCEOはアーヴィングに、シクサーズへの復帰を呼び掛けたのです。いや、勿論現役復帰じゃないすよ。Dr.Jは只今61才ですからね。そんな年でもまだやれるなんて言うのはウィルト・チェンバレンとあぶさんだけです。そう、シクサーズフロントへの復帰を呼び掛けた訳ですな。経済的に苦しい往年のスターを♪ほっとけないよ〜とは、シクサーズフロント実にグッジョブであります。

一方でこれは、ネッツが出遅れてしまったんじゃないですかね。ブルックリン移転が決まっているネッツにとって、デロン・ウィリアムズというスターを頂いたとはいえ新天地で今まで以上にニックスと張り合うのは大変です。何しろあちらはカーメロ&アマレですし、暗黒卿(〔c〕Kennyさん) アイザイアと大浪費オーナーのコンビなら、ルールの許す限りまたスターを連れてくる事でしょう。ネッツもロシアンマネーとキャップの空きを確保しているとはいえ、まだまだ現時点ではどうなるか分かりません。

そこでDr.Jですよ。ニューヨーク・ネッツ時代のスターどころか'70〜'80年代ブラック・アスリートの象徴だった彼をチームフロントに連れてくれば、ネッツとアーヴィング双方にとってWin-Winじゃないですか。Dr.Jに誘われて断れる選手ってそうそういないと思いません?てか、ネッツはレブロン勧誘時にそうしとくんでしたね。

ただ、シクサーズが今回先手を打った訳ですよ。しかもオークションでメモラビリアを落札するという、言わば貸しまで作った訳です。こうなっちゃうと俄然シクサーズ優勢ですよね、実は高額オークショングッズはネッツが落札してました!なんて逆転ホームラン攻勢があったら話は別ですが。

ロックアウトによるNBA人気の冷え込みは目に見えている昨今、実はアーヴィングみたいな存在はロックアウト明けの興業再開を見据えると何気に重要だと思います。只今リーグトップクラスの看板選手を持たないシクサーズとネッツ、両者にとってDr.Jの価値は何気に高いと思うんですよね。その意味でも私は今回、シクサーズに先見の明があったなと思います。ロックアウト終了後、恐らくは昔の所属選手を対象としたセレモニーによるファン呼び戻し作戦が多発される事と思われますが、アーヴィングはその代表的な例となりそうですね。

但しマジックファンとして一言だけ申し上げると、残念ながら実はアーヴィング自体にそこまで選手を引っ張る引力や手腕は無かったりします。ペニー在籍時、マジックフロントにアーヴィングが加わってペニー対応にあたりましたが、結局ペニーをマジックに引き止める事は叶いませんでしたし、アーヴィングの力で誰かを連れてくる事もありませんでしたからね・・・。現実的にはあくまで名誉職ぐらいが相応しいでしょう。あとは年に一度のダンクコンテスト審査員を務めて頂ければ十分かと思います。

てな訳でシクサーズだってかつてのエースの経済的困窮に手を差し伸ばしたんですから、阪神タイガースだって借金大王になってしまってる元ミスタータイガース、掛布雅之さんに手を指し伸ばしてあげればいいじゃない、と些か想定外な方向に振ってこのエントリーを締めたいと思います。野球ネタに行っちゃったんで最後はEDDIEさん風に行きましょう。では、アディオス!!

P.S.
ところでアディオスって何語でしたっけアミーゴ?




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多分H誌が大変な件

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今年の風邪は毎年キツく、今年のボジョレー・ヌーボーは毎年数年来最高の出来。たまには「今年の風邪は大した事無いね〜」とか「今年のボジョレーは正直ハズレです」とか言ってみればいいじゃないと思う六伍壱です。

さて、ロックアウト論の続きを先に伸ばして今回はこの話です。

「H誌がちょっとヤバいんじゃないかと思う」

え、H誌ってナニ?Hな雑誌?!イヤーン六伍壱くんのエッチ!とか言われながらラッキースケベな日々を私も送りたかったとです(←普通そんな人生送りません)。へへへ、カマトトぶりやがって、本当は知ってるんだろ?言ってごらんその口で・・・

「HOOP」

アメリカ本国にもまんま同じ名前の雑誌あるよね、とかこれ以上ボケ倒すのもアレなんでこれぐらいで本題へ突撃です。そう、明らかにH誌はちょっとマズい事になってると思いませんか。ヤバい兆候が正直多過ぎるんですよ。

1.編集部入れ替えが頻繁

とにかくここんとこ、編集部の入れ替えが激しいんですよ実際。編集長も含めて次々交代してますし、最新号でもまた編集部入れ替えが発表されてました。結果、短いタームで次々と誌面が刷新されてます。つー事はつまり、悲しいかなあんまり誌面改革の成果は出てないって事なんですね・・・(´・ω・`)

2.雑誌の判型変更

あれは私、変更当時もかなり反応しましたよね。変更理由に紙不足だとか書いてたよーな記憶がありますが、正直絶対そんなんじゃないよなと思ってました。D誌もそうですけど、かなり特殊なサイズなんですよあれ。でも、ライヴァル雑誌が全く同じサイズで出ていたのに通常サイズに判型変更って、余程余裕無いんじゃないかなーと思います。

3.柴田さん頑張り過ぎ

これも最近指摘しましたが、柴田さんの頑張りは異常。自らライター要らずなクオリティの記事を書き上げるのも凄いですが、最新号に至ってはブーツィー・コリンズの来日公演へ突撃して、まさかのインタヴューですからね。あのですね、音楽誌のインタヴューでも普通なかなかライヴ会場内で出来るもんじゃ無いんです。

皆さんにしてみたらブーツィー・コリンズなんて「ナニこの風林館高校の校長みたいなヘンテコメガネの危ないおぢさん」程度の感想かも知れませんけど、全く畑違いな日本のNBA専門誌の為にこの偉大なる変態ベーシスト(←誉め言葉)が時間を割いてくれるなんて最早ミラクルの域。柴田さん、マジで物凄い仕事してるんです。ロックアウトでネタ不足な昨今、選手の来日ネタも無いのに日本での取材だけで2Pを埋めるこの誠実な努力、私は正直かなり尊敬しますね。あ、因みにこの曲でベース弾いてるのがブーツィー・コリンズです。



とはいえ、柴田さん超頑張る=色々余裕無さげな空気を感じてしまうのもまた事実ではあります。柴田さん、激務お疲れ様です。

かように色々不安要素満載なH誌さんの前に、ロックアウトという非常に厳しい現実が更に立ち塞がります。うちのブログを見てもコメント欄でのロックアウト継続に対する皆様のテンションの下がりようは尋常じゃ無いじゃないですか。NBAちゃんぷる〜でもそうですし、他のブログに至っては更新止まりっ放しで一番上に広告が表示されてるとこばかりです。まあ皆さんツウィッターに移行してるだけかも知れませんが(^_^;)

こんな冷え切った状況では、NBA専門誌の部数は更に厳しい事になるのは目に見えています。H誌、いやD誌だって油断してたら無くなっちゃったなんて事になりかねないんです。そうなれば日本からNBA専門誌は無くなり、1年に1回年鑑が発売されて終わり、なんて事になりかねません。

皆さん、常日頃「日本のNBA雑誌なんてw」と仰っているかも知れません。確かに私もかつてネタにしたように、記事内容に「?」と思わざるを得ないところはありますし、「○○ばっかり表紙にして」とお思いの向きもあるでしょう。ネットがこれだけ普及した今、情報の遅い紙媒体が必要なの?という意見ももっともです。

しかしながら、やはり日本全国に流通する専門誌が存在するというのは、そのスポーツにとって大きいんですよ。それが無くなるってのは、そのスポーツへの初心者の入口が失われる事を意味します。ネットがあると言っても、そもそもNBAを知らなければネットで情報を得ようともしないでしょう。ヤフーとかでも滅多にトップに記事が出ないですし、Number誌も今ではファイナルやシャック引退でも無ければまともな記事も載りません。NBAそのものの認知が今以上に落ちるのは目に見えています。

仮にNBAに興味を持ったライトユーザーがいたとして、彼はどうやって情報を得れば良いのでしょう?本国の英語サイトを見るにしても、英語を読めないとなるとエキサイト翻訳あたりを駆使してやっと何となく意味が分かるかな?ってなもんです。それを翻訳して教えてくれる日本語サイトに行き当たれば良いのですが、それとてもなかなか検索で見つかるものではありませんし、そもそも情報の正確さを担保するものではありません。

D誌やH誌のようなNBA専門誌は、ちょっと詳しくなった人間には得てしてバカにされがちな存在ですが、それが無くなってしまった時のダメージは実は甚大なんです。失ってから初めて分かる類のものなんですよね、それって。初心者が入らなくなると、そのジャンルは廃れます。そんな例は古今東西、いくらでもあるじゃないですか。

つー訳でお金に余裕のある諸兄、今こそH誌とD誌を買い支えてあげましょうよ。誌面の悪口言っていられる事自体がどんなに幸せな事か、無くなってしまった時の事を考えれば分かるはずです。自分がNBA初心者だった頃を思い起こせば尚更ですよね。

毎号いつ始まるか分からない補強特集でもランキングでも懐古記事でもいいじゃない。日本のNBAファンの炎を消さない為にも、私は今度の25日も本屋へ足を運ぶつもりです。皆さんもお財布の許す範囲内で、日本語NBA雑誌の存続に協力して頂けると幸いであります。

※念の為に申し上げますが、D誌&H誌のどちらの方々にも私は一切面識ありません。関係者でもなんでもありませんし、過去・現在の業種的にも全く絡みはありません。個人的な利益とか知り合いの為とかでは無い事だけご理解頂ければ幸いです。



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ウォルト・ハザードA.K.A.マフディー・アブドゥル=ラーマン(1942.4.15〜2011.11.18)

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http://espn.go.com/los-angeles/ncb/story/_/id/7252549/walt-hazzard-point-guard-ucla-first-title-team-dies-69
http://www.uclabruins.com/sports/m-baskbl/spec-rel/111811aaa.html

元UCLAのスター選手で、NBAではレイカーズなどでプレーしたウォルト・ハザードが亡くなりました。

・・・で、誰でしょう?

うーむ、先日のエド・マコーリーは存じ上げていたんですが、この方については正直全く知りませんでした。つー事で、浅学非才な己を恥じつつ、勉強がてら調べてみましょう。

ウォルター・ラファエル・ハザードJr.は太平洋戦争でまだ日本が攻勢に出ていた1942年4月15日、ペンシルヴァニア州フィラデルフィアに生まれました。地元フィラデルフィアのオーヴァーブルック高校にて3年の間にチームに89勝3敗、2回のフィラデルフィアでの王座をもたらしたハザードは1960年のフィラデルフィア・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出されます。しかもハザードは陸上部と野球部のキャプテンを兼任し、走り高飛びでこれまた市でのタイトルを獲得。更には生徒会長までをも務め上げたのです。スーパーマン過ぎるだろJK。

ハザードはサンタモニカ大へ一旦進学して1シーズンを過ごすと転校します。そこで向かった先こそが、彼の名声を決定付けたUCLAだったのです。既に伝説の名将となるジョン・ウッデンがこの大学のHCに就任していました。

身長6-2のハザードは加入したばかりの'61-'62シーズンから13.2得点をマークし、UCLAはチーム史上初のファイナル4入りを果たします。後に殿堂入り選手となるゲイル・グッドリッチが加わってバックコートコンビを形成した'62-'63シーズンこそ16.3得点でチームをリードしながらスウィート16で終わったものの、'63-'64シーズンにUCLAは飛躍しました。ハザードが18.6得点を挙げてチームを牽引する中でUCLAはシーズン30勝無敗、そしてトーナメント初制覇を達成。NCAA屈指の名門校UCLAと名将ジョン・ウッデンの栄光の歴史は、ハザードとグッドリッチにより初の輝きを得たと言えます。そしてこの優勝とファイナル4最優秀選手、AP選出のオールアメリカン1stチーム入り(因みに前年も2ndチーム入り)といった数々の実績を引っ提げ、ハザードはNBAへと駒を進めたのです。

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またNBA入りの前に、ハザードはアメリカ代表としてオリンピックにも出場を果たしています。その時のオリンピック会場は東京でした。決勝戦は8連勝同士での米ソ対決を73-59で制したアメリカに凱歌が上がったのです。・・・結構余裕の無い戦いしてますね、この頃から。

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http://nbadraft.net/nba_draft_history/1969.html#1964

さて、ドラフトです。1964年ドラフトにおいて、ハザードはテリトリアルピックを適用したレイカーズにより1巡目5位指名を受け、入団を果たします。はて、ハザードってフィラデルフィア出身だったと思うんですがテリトリアルピックはUCLAだからロサンゼルスなん?と思ってWikipedia読んでみたら、なるほどテリトリアルピックって出身地よりカレッジの問題なんですね。勉強になりました。

しかしながら、レイカーズでのハザードはあんまりぱっとしませんでした。入団して3シーズン、それなりに出場時間はありましたが2桁得点はUCLAのコンビだったグッドリッチがこれまたテリトリアルピックで加わった2年目のみ(なお、グッドリッチの代を最後にテリトリアルピックは廃止となりました)。3年目には再び1桁得点に戻ってしまったハザードにレイカーズも諦めがついたのか、'67年オフのエクスパンションドラフトでレイカーズはハザードのピックをガードしなかったのです。かくて、ハザードはエクスパンション・ドラフトにて新球団への移籍を果たします。向かった先は、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)でした。

このくだりに関してはNBAちゃんぷる〜のソニックスヒストリーにも詳しいところです。新球団のソニックスで一挙に出場時間を得たハザードは平均24.0得点4.2リバウンド6.2アシストをマークし、なんと球団史上初のオールスター選出を果たしてしまうのです。チーム成績自体は言うまでも無くエクスパンションチームのお約束で23勝に留まりますが、少なくともハザード個人にとってはやっとNBAでの成功を得たのです。

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その当時の映像が奇跡的にYoutubeにアップされていました。ロックアウトでNBA欠乏症な貴方に贈ります。これ、完全に初見ですがかなり貴重な映像じゃないでしょうか。おお、ウォリアーズのHCはビル・シャーマンかよ!



で、これまた新設球団にありがちな事ですが、ソニックスは2年目にエクスパンションドラフトで得た成果を元手に再びトレードに動きます。即ち、オールスターに選出されて株が上がったハザードをトレードの材料としたのです。トレード内容は以下の如しでした。

ホークス←ハザード
ソニックス←レニー・ウィルキンス


このトレード、ソニックスにとっては大当たりでした。どう大当たりになっていくのかはこれまたNBAちゃんぷる〜さんのソニックスストーリーをお読み下さいね。で、ホークスは失敗した訳です。先日取り上げたマコーリーの時もそうでしたが、ホークスはこういうキーとなるトレードで得てして負け犬役を演じる事が多いですね・・・

ウィルキンスがソニックスで成功したのに対し、ハザードはホークスでやや失速してしまったのです。ホークスでの3シーズン、ハザードは毎シーズン30分以上の出場時間を得ながら11.2得点5.9アシスト→15.3得点6.8アシスト→16.5得点6.3アシストとそこそこの成績ではありましたが、オールスター級とは言い難いところに落ち着いてしまったのです。この後はバッファロー・ブレーヴス(現ロサンゼルス・クリッパーズ)へトレードされた後、2シーズン目半ばで解雇の後にウォリアーズとFA契約。更に'73年に古巣ソニックスへとトレードされ、そのシーズンを最後にキャリアを終える事となったのでした。10シーズンのキャリアで6度に渡ってアシスト部門でTOP10入りを果たしたのですから、NBA選手としても決して悪い成績では無かったと思います。

なお、彼はNBAのキャリア中にイスラム教へ改宗、名前をハザードからマフディー・アブドゥル=ラーマンへと改名しました。が、その改名の世間受けが宜しくなく、NBAキャリアに響くと感じたハザードは結局、イスラム教徒であり続けたものの、プロとしてはハザードの名前を使い続けたのです。

NBAキャリア終了後、彼はコーチングを学びます。いろんなリーグでコーチの経験を重ねた後、ハザードは'80年にはコンプトン大学のHCに就任。2シーズンの間に彼は53勝9敗とカリフォルニア州の短大チャンピオンという成果を残します。その後はオレンジ郡のチャップマン大学へ移り、ここでも2年で43勝16敗、2年ともNCAAのディヴィジョンIIプレーオフへ出場、うち1度は西地域の決勝戦まで駒を進めたのです。

かくて実績を重ねたハザードは'84年、母校UCLAに凱旋。チーム史上9代目のHCに就任したのです。その頃に作られたであろうバスケットボールのインストラクション映像がありましたので、お時間ある方はご覧になってみて下さい。UCLA繋がりでビル・ウォルトンも出てくるこのヴィデオ、合計80分ありますからかなり長いですよ〜。



結論から言ってしまえば、ハザード時代にUCLAがウッデン時代の栄光を取り戻す事は叶いませんでした。4シーズンの間にNITのチャンピオン1回、NCAAトーナメントのベスト32、それが彼の成果です。ま、NITトーナメントは一応UCLA史上初の制覇ではあったのですが。

この後はハザードはレイカーズのスカウト、スペシャルコンサルタントとして働きながら若い黒人学生の支援を行ったり、中学生の為のNPOを立ち上げるなど若者達の為に働き続けたのです。まったくあっちのアスリートはこういう事をきっちりおやりになるところが素晴らしいですな。

'84年にはハザードはUCLAのアスリート殿堂入りを果たしました。'96年には背番号42がUCLAの永久欠番となります。また'04年にはUCLAの所属するパック10の殿堂入りをも果たしたのです。

ハザードの妻は'64年、NCAAタイトルを勝ち取ったシーズンにUCLAのソングガールだった方でした。ハザードは彼女と4人の息子に恵まれた家庭を築き上げたのです。そんな家族からの、今回の訃報を受けてのメッセージは以下の通りです。

"Walt Hazzard aka Mahdi Abdul Rahman passed away this afternoon at the Ronald Reagan UCLA Medical Center surrounded by family and friends. Hazzard had been recuperating for a long period due to complications following heart surgery."

・・・いやー、きっと私が知らないだけでいろいろ成果のあるヒトなんだろうと思いましたがやっぱり一角の人物でしたね。まだまだNBAには私の知らない偉人達が溢れ返ってますな。私の知識量など所詮まだまだヒヨッ子である事を再確認しつつ、今は故人のご冥福をお祈りさせて頂きます。合掌。

P.S.

以下、小林師範より直々に頂きました追加情報です。

ハザード選手は東京オリンピックでの来日をきっかけに日本とも縁深くなった方だそうで、ピート・ニューウェルさんと共に日本の若手選手をアメリカのキャンプに呼んでくれたり、ビッグマンにトレーニングする手助けをしてくれたりしました。東洋の巨人、岡山恭崇さんがポートランド大学に留学できたのもハザードさんの人脈があって実現したのだとか。

彼のそこそこにイスラム感がある暮らし方(酒は飲まないがタバコは吸う)はアメリカに馴染む改宗徒としてはいい線行っていた様に思います、とも師範は仰ってました。

※本文引用以外の参考文献
Wikipedia
ニューヨークタイムス紙より訃報
バスケットボールリファレンス.comよりキャリアスタッツ



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六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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