NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2012年01月

オールスターとかオリンピックとか

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セルティクス100-94ウィザーズ
クリッパーズ103-91ラプターズ
バックス91-82ヒート
ネッツ97-87ボブキャッツ
ペイサーズ98-96レイカーズ

☆本日のハイライト
・バックス、ウェイド不在の隙にヒート撃破
・ロンド不在てもピアース34得点10リバウンド、セルティクス勝利
・但しレイ・アレンも前半で
・ペイサーズはブライアン・ショーACのLA凱旋を白星で飾る
・ラプターズ、踏まれ続けて8連敗

たまにはライト級更新で一休みしますかね。

http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/7480261/los-angeles-lakers-los-angeles-clippers-dominate-all-star-voting

まず、オーランド開催のオールスター投票状況ですがややテンションが上がらす、今まで取り上げそこねてました。だって、イーストに関してはもう投票の必要がありませんからね。ローズ、ウェイド、レブロン、カーメロ、ドワイトになってしまうのは火を見るより明らかですし、現状ではそれが妥当と言わざるを得ません。本当はカーメロの代わりにオーランド出身のアマレに錦を飾って欲しいんですが。最近メロさんの株が大暴落ですし、ひっくり返らないもんでしょうか。

西は中間発表ではポール、コービー、デュラント、グリフィン、バイナムとこちらはロサンゼルス万歳なチーム構成に。ファイナルMVPでもノヴィツキーは先発出来ないのか・・・。でもまあ、正直こうなっちゃうよなあとも思います。センターはバイナム以外に選択肢がありませんし、他のポジションもそうなるしか無いよなって感じです。あ、ベンチメンバーに関しては既にNBAちゃんぷる〜にてtk兄さんが考察を加えてますんでそちらに任せた!

http://espn.go.com/nba/dailydime/_/page/dime-120120-22/team-usa-roster-london-olympics

さて、そっちのスター集合はそれくらいにして、次はロンドンオリンピック代表チームの方です。どうやら辞退という話も無く、久々にドリームチームと号してもいいんじゃね?なラインアップが形成されそうな雰囲気ですな。レブロン世代も流石にこのあたりはしっかり意識を持って臨んでくれそうでナイスです。ESPNのデイリーダイムから引用しますと、まず代表入り確定なのは、

クリス・ポール
デリック・ローズ
デロン・ウィリアムズ
コービー・ブライアント
ドウェイン・ウェイド
カーメロ・アンソニー
ケヴィン・デュラント
レブロン・ジェームズ
ドワイト・ハワード


これだけで既にもうお腹一杯、現役組のドリームチームや!ってなもんです。PGとSFは既に満席の感がありますね。SGも既に間に合ってますって感じですが。

で、その次に入りそうなのがこの面々。

ケヴィン・ラヴ
クリス・ボッシュ
ブレイク・グリフィン


ファン受けするのはグリフィンでしょうけど、リバウンド力とシュート力を考えればラヴとボッシュ優先かな。ドワイトのバックアップ役も彼らの方が向いてそうです。てか、この3人が入ればPFポジションも完璧ですね。これで実はもう12人なんですが、次は上記メンバーに空きが出来たら加わりそうな方々。

ラマーカス・アルドリッジ
タイソン・チャンドラー


うむ、本来入ってて欲しい2人ですね。辞退相次ぐ例年のアメリカ代表なら彼らは間違い無く選ばれていたはずです。アルドリッジとか本来選ばれないのがおかしいレヴェル。チャンドラーがいてくれたら控えセンターは完璧なんですがねぇ。

最後に、恐らく無理っぽい方々はこちらです。

チャンシー・ビラップス
ルディ・ゲイ
エリック・ゴードン
アンドレ・イグオダラ
ラマー・オドム
ラッセル・ウエストブルック


要するに世界選手権組ですな。案の定オリンピックとなると代表チームから押し出されてしまうんですよね・・・。イグオダラとか本当は今回も選ばれてくれると助かるんですが。カーメロあたり外して代わりにイグオダラさん入れた方が多分強いと思いますよ、なんつったりして

因みにこのリストに入る事も出来なかったのがロンドとバイナムだそうです。うん、悲しいかなそうなりますね。怪我が無ければロンドはもう若くないビラップスよりも優先して選ばれても良さそうなものですけどね、スターの仕切り方をセルティクスで学んでますし。

それにしても、案の定世界選手権のデュラント絶対エース体制から様変わりしましたね。誰を先発させるかでまたひと悶着ありそうな気はします。どうせカーメロとか絶対先発したがりそうな気がしません?私の予想先発ラインアップはこんな感じです。

ポール
コービー
レブロン
カーメロ
ドワイト


流石にウェイドはコービーに譲るでしょうけど、PFはカーメロがデュラントを押しのけて我を通すに3千点。で、また批判を浴びると・・・。ニックスで株下がってるだけに逆に間違った方向に張り切りそうなのがまた心配です。そこを仕切るべきはPGなんですが、これまたポールにデロンにと仲良し軍団でしょ。一線画した感のあるローズにここはビシッとお願いしたいですね。ま、実際のところHCがコーチKなんでチームが本当に揉める事は多分無いとは思いますが。



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(´・ω・`)ショボーン列伝 8 ダニー・フェリー〜あるドラフト拒否の結末〜

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菅野選手、結局日ハム入りを拒否しましたね。ダルビッシュ先輩がいなくなるのは残念でしたが、逆に考えれば彼のいなくなった分、日ハムに入団していれば菅野選手にも登板のチャンスはあったはずです。1年浪人しても巨人が1位指名してくれるとは限らない中、菅野選手の今後がどうなるやらですな。

さて、日本プロ野球では江川卓氏を筆頭にドラフト指名を拒否して浪人したり大学や社会人へ逃げて再度ドラフトにエントリーしたりする例は巨人絡みを中心に割と多いですが、アメリカではあまり例が多くありません。MLBはまた事情が違うようですが、ではNBAではどうでしょうか。

以前当シリーズで指摘した通り、NBA創成期などに入団拒否選手が相当数いたのは確かです。が、彼らの殆どは他に入りたい球団があるから拒否したのではなく、そもそも今と違って高収入が約束されていないプロバスケの道でやっていく気が無かっただけの事でした。日本のプロ野球みたいな入団拒否のケースは、私が知る限りでは記憶にあまり多くありません。まあ後でトレードやらFAやらで移籍出来るからってのもあるんでしょうね。私がNBAで把握している入団拒否ケースは2つありますが、それも特定の球団に入りたいという日本プロ野球的な理由ではなく、指名された球団に入るのが嫌だという理由でした。

その一例がこれまた既に取り上げた、スティーヴ・フランシスのケースだったんですね。そして今一人が彼に先立つドラフト拒否男、今回取り上げるダニー・フェリーです。カレッジプレーヤーの頂点に立ちながらNBAでは今いちだったなんて選手は枚挙に暇が無いですが、フェリーは珍しいパターンで失敗したケースと言えるでしょうね。

ダニエル・ジョン・ウィラード・フェリーは1966年10月17日、メリーランド州ハイアッツヴィルの出身です。彼の父ボブはセントルイス大、そしてNBAセントルイス(現アトランタ)・ホークスなどで現役で活躍したのみならず、引退後もバルティモア・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)でAC、更にはGMとして手腕を発揮、なんと2度に渡ってNBAエグゼクティヴ・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。そんな父の存在がダニーのバスケットボールへの関わりに影響が無い訳がありませんね。

ダニーは高校でも指導者に恵まれました。彼のデマッサカトリック高校時代のコーチ、モーガン・ウットゥンは2000年にはバスケットボールの殿堂入りを果たしたほどの方だったのです。何せホームページまでお持ちですからね、ウットゥン。かくてフェリーは高校在学中に2回のオールアメリカン選出、パレード誌選出のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの栄冠を得ます。NCAAの名門チームから引っ張りだこの彼はノースカロライナ大、メリーランド大と比較検討の結果、デューク大への進学を決めたのです。

http://news.google.com/newspapers?id=j3gqAAAAIBAJ&sjid=wFIEAAAAIBAJ&pg=4451,243499&dq=danny+ferry&hl=en

当時の新聞にもこのようにフェリーのデューク大入学決定は取り上げられました。そして今度は名将コーチKの指導の元、アーリーエントリー禁止だったデューク大でフェリーは4年の大学生活の間にイーストリージョナルでのMVP受賞2回、オールアメリカン1st・2ndチーム各1回選出、そしてネイスミスおよびオスカー・ロバートソントロフィー、そしてUPIのカレッジ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー選出といった足跡を残したのです。何しろフェリーは未だに、デューク大の1試合での最高記録となる58得点という記録を持っているのですよ。



彼は2012年1月現在、総得点5位、リバウンド5位、アシストで7位というデューク大の歴代記録を持っています。この3部門で全てベスト10入りしている選手はフェリーだけであり、デューク大の選手達もアーリーエントリーが許されるようになった事を考えてもこのフェリーの記録が大きく変動する事はあまり無いと思われます。またアトランティックコーストカンファレンス(ACC)で2000得点1000リバウンド500アシストを達成したのも彼が初めてです。・・・ってこのあたりWikipediaの記述まんまなんですが、これだけ書き並べてても何か凄いですよね。そりゃあ彼の背番号35が永久欠番になるのも当然です。

彼が在学した4年間、デューク大はNCAAトーナメントでは実に'86・'88・'89年の3度に渡ってファイナルフォー進出を果たします。しかも'86年はコーチK体制下で初のファイナル進出、'87年だってスウィート16です。フェリー在籍時のブルーデヴィルズはデューク大学が黄金時代を築き上げる先駆けとなったと言えるでしょう。

かように、学生時代のフェリーのキャリアはなかなかに順風満帆でした。これだけの足跡を残した6-10の白人長身フォワードがラリー・バード2世としてNBAでの活躍を期待されるのは至ってナチュラルな流れです。ただ、問題はそのNBA入りの際の話、即ちドラフトでした。

http://nbadraft.net/nba_draft_history/1989.html

Danny Ferry (1989 NBA Draft 2nd Pick - L.A. Clippers)

フェリーは1巡目2位という、事前の予想通りの高順位での指名を受けたのです。問題は彼を指名した球団でした。ロサンゼルス・クリッパーズ。'70-'71シーズンにバッファロー・ブレーブスとしてNBA加入を果たしたこの球団は'78-'79シーズンからサンディエゴ・クリッパーズ、そして'84-'85シーズンからロサンゼルス・クリッパーズとなって今に至るのですが、ブレーブス時代にカンファレンスセミファイナルまで2度進出したのと、その間に1度1stラウンドで敗退した以外の全てのシーズンでプレーオフ出場を逃していました。特にクリッパーズと改名してからの成績は本当に酷く、'81-'82シーズンには17勝。その後は25勝、30勝、31勝、32勝、12勝、17勝、21勝という暗澹たる成績を重ねていたのです。今日のポール&グリフィン体制からは考えられないでしょうが、文字通りのドアマットチームだったんですね。我々'90sからのNBAファンにとっても正直、クリッパーズと言えば長年のドアマットチームと言うイメージがありましたが、この頃はそれ以上だったと言えます。

Danny Ferry (1989 NBA Draft 2nd Pick - L.A. Clippers)

フェリーが指名を受けたのは、そういう球団だったのです。ね、物凄く浮かない顔してるのが分かるでしょ?いかに大都会ロサンゼルスとは言えど、ここまでどん底の球団に入る事をフェリーは嫌がったのですね。そして当時としては、いや近年でも極めて稀な実力行使にフェリーは打って出たのです。即ち、NBAでプレーせず、なんとイタリアへと渡ったのであります。そしてこの時、フェリーのエージェントを務めていたのは他ならぬデヴィッド・フォーク。マイケル・ジョーダンのエージェントとして名を馳せた彼はこんなところでも出番があったんですね。

http://sportsradiointerviews.com/2011/07/13/david-falk-nba-lockout-updates-cba-negotiations-david-stern-michael-jordan/

イタリアリーグのイル・メッサージェロ(現ロットマティカ・ウィルトゥース・ローマ)に入団した彼は彼の地で23得点6リバウンドのアヴェレージを記録、チームをプレーオフへと導きます。なお、フォークの談によるとこの時フェリーは400万ドルのサラリーを得ていたようです。これはこのチームのオーナーがイタリアで三本指に入る大富豪だったからこそ出来た、当時としては破格の待遇でありました。フェリーとオーナーが望むなら、彼らは引き続きイタリアでプレーを続ける事も可能だったでしょう。そしてこの強攻策に、クリッパーズのGMに就任した往年の名選手、エルジン・ベイラーも遂に折れ、フェリーを移籍させるトレードを実現します。要するに江川方式です。そのトレードの内容については既に取り上げましたね。

クリッパーズ←ハーパー、'90年1巡目指名権(後にロイ・ヴォートを指名)、'91年2巡目指名権、'92年1巡目指名権(後にエルモア・スペンサーを指名)
キャヴス←ダニー・フェリー、レジー・ウィリアムズ


そう、少し前に取り上げたロン・ハーパーのクリッパーズ行きを決めたのがこのトレードであります。ここにフェリーの「クリッパーズだけは嫌だ嫌だ嫌だ」作戦は見事成功し、フェリーはイタリアでのプレーを1シーズンで切り上げ、晴れて'90-'91シーズンからキャヴスでNBAキャリアを始める事となったのです。

当時キャヴスはマーク・プライスやドアティといったタレントを擁してイースト期待のライジングチームとなっていました。アマチュアバスケットの世界で数々のキャリアを築き上げたフェリーには、更にキャヴスを1つ上のレヴェルへ牽引する事が期待されたのです。そんな期待を込めてか、フェリーはなんとキャヴスと10年契約を結びます。総額は3700万ドルとも4000万ドルとも言われたこの契約、ルーキースケールの規定がまだ存在しなかったからこその賜物でした。

が、現実は残酷でした。遂にフェリーが1年を待ってデビューしたNBAの水はあまりに苦かったのです。そもそもフェリーが加わった時のキャヴスはインサイドにはジョン・“ホットロッド”・ウィリアムズがセンター、ブラッド・ドアティがPFで先発し、それをラリー・ナンスがバックアップするという形でした。インサイドの充実したこのチームにおいて、フェリーの出番は決して多くは無かったのです。しかし、彼らを押しのけて先発の座に座れるだけのインパクトがフェリーに無かったのもまた事実です。クリッパーズ行きを拒んでいなければ出場機会にも恵まれ、そこそこ出番を得てもっと経験を積めた可能性もあったと思うのですが・・・。




結局81試合に出たものの先発は1度だけだったフェリーのスタッツは出場時間20.5分、FG成功率.428で8.6得点3.5リバウンド1.8アシストという平凡極まりないものでしかありませんでした。そしてフェリーはキャヴスで過ごした10シーズンの殆どを、ベンチスタートで迎えたのです。後に3ポイント成功率は上がってNBAでも通用する武器になったものの、それだけでした。そしてその10シーズンの間、キャヴスがフェリーをトレードしようとする試みは全て徒労に終わったのです。



フェリーが先発に定着したシーズンが1シーズンだけありました。6年目の'95-'96シーズン、29才にして82試合中79試合に先発したフェリーはFG成功率.459、3ポイント成功率.394で13.3得点3.9リバウンド2.3アシストをマーク。先発PFとしてはちょっと控え目ながらもマイク・フラテロのスローテンポオフェンスチームとなっていたキャヴスにおいてチーム4位の得点源となったのです。しかし、翌'96-'97シーズンにはFG成功率は.429、平均得点は10.6得点へとダウン、先発試合も48試合に減ります。結局フェリーの出場時間が平均30分を越えたのはこの2シーズンだけだったのです。

2000年8月10日、10年契約を終えたフェリーはFA移籍でスパーズと契約。ここでも多少先発の機会を得た時期もありましたが、基本的にはベンチから登場するシューター役としてのキャリアを送りました。ただ、スパーズに入れた事は彼にとって幸運でした。ダンカンとデヴィッド・ロビンソンのツインタワー体制だったスパーズはフェリーが在籍した3シーズンのうち最初の2シーズンは3PEATを驀進するレイカーズの前に敗れ去ったものの、3年目の'02-'03シーズンには遂にそのレイカーズをも下し、待望のファイナルへ。そしてファイナルでもネッツを下し、デヴィッド・ロビンソンの引退の花道を見事飾ることに成功。フェリーもまたその恩恵に与り、優勝リングを勝ち取ったのであります。既に齢36才、出場平均時間も9.4分と1ケタ台にまで落ち込んでいた彼は平均得点も僅か1.9得点と、最早ロールプレーヤーとしても戦力外に近いところにいましたが、ともあれNBA選手が誰しも求めるものを得たのです。

この後、フェリーは'03年7月24日に三角トレードで移籍となります。

ペイサーズ←フェリー、スコット・ポラード
スパーズ←ロン・マーサー、ヒド・タコルー
キングス←ブラッド・ミラー


そしてトレードされた先のペイサーズにて、フェリーは9月30日をもって解雇。この後、彼が再びプレーヤーとしてコートに立つ事はもう無かったのです。キャリア平均7.0得点2.8リバウンド1.3アシストというスタッツは正直、ラリー・バードと比較されたカレッジの寵児としてはあまりに寂しい結果でした。彼がNBAに残した足跡はキャヴス歴代2位に当たる723試合出場ぐらいのものです。

なお、フェリー自身はこの後スパーズに戻ってフロントに加わりました。ここでバスケットボールオペレーション部門のディレクターとしてマネージメントの業務に携わって経験を積んだ後、フェリーは'05年6月27日にこれまた古巣のキャヴスと5年1000万ドル近い契約で、キャヴス史上8人目のGMに就任したのです。既にレブロンをエースと抱く体制が出来上がっていたキャヴスはこれまたスパーズ出身のマイク・ブラウンが6月2日にHCになっていました。キャヴスはスパーズの血をフロントと現場に同時に取り入れた事になります。

ここからのフェリーの仕事は皆さんの記憶に新しいと思います。フェリーはレブロンとの再契約のためにウィザーズからFAでラリー・ヒューズを引き抜きます。この補強そのものは結果的にはキャヴスに大きなプラスにはなりませんでしたが、ともあれレブロンはキャヴスとの契約を延長したのです。その後もフェリーはレブロン体制で優勝を目指すべく、そしてレブロンをずっとこのフランチャイズンに残留させ続けるべく補強を続けたのです。

結果としてキャヴスは'06-'07シーズンにはファイナル進出を果たしました。ファイナルで彼らをスウィープで薙ぎ倒した相手がフェリーとマイク・ブラウンの古巣スパーズだったのは出来過ぎでしたが。フェリーはその後もベン・ウォーレス、モー・ウィリアムズ、アンソニー・パーカー、ジャマリオ・ムーン、レオン・ポウ、シャキール・オニールといった選手を獲得。またドラフトでもダニエル・ギブソンやJ.J.ヒクソンを指名するなどの成果を残します。

http://www.nba.com/cavaliers/news/ferry_grant_100604.html


そしてレブロンが「The Decision」と共にキャヴスを去る決断を公表する2010年7月8日に遡る1ヶ月と4日前、6月4日にフェリーは契約期間1ヶ月を残してキャヴスのフロントを去りました。特に最後の2シーズンは2連続となるリーグ最高勝率をマークした事実を考えても、フェリーの補強は決して悪いものでは無かったとは思います。実際彼はキャヴスを去った後、再びスパーズに戻ってバスケットボールオペレーション部門のヴァイスプレジデントに就任したのですから。なお、プライヴェートではフェリーは妻と5人の子供に恵まれております。

NBA選手としてのフェリーのキャリアは非常に期待を下回るものでした。それがドラフト指名を拒否した結果なのか、そもそもフェリー自身がNBAでもエースとしてやっていけるだけの能力が無かったのかは今となっては分かりません。しかし、少なくともあのドラフト拒否がフェリーに全く悔いの無いものだったとは思えません。そのまま素直にクリッパーズに行っていたら彼のキャリアはどう違っていたのかと思わずにはいられませんし、そんな選択をかつて行った彼が結局レブロンには去られてしまう事となった運命の皮肉を感じずにいられないこの頃です。

※本文引用以外の参考文献
Wikipedia
SI.comより「NBA Draft Busts」
bleacherreport.comより「The Top 25 College Stars Who Were Busts in the NBA」
pocketfives.comより「WORST 10 PLAYERS TO EVER BE LABELED "THE NEXT LARRY BIRD"(FUNNY)」
BASKETBAWFULより「Worst NBA Champions: Danny Ferry」
バスケットボールリファレンス.comよりキャリアスタッツ



ADIDAS CLEVELAND CAVALIERS SNAPBACK CAP / アディダス クリーブランド キャバリアーズ スナップバック キャップ【ライトブルー×オレンジ】
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君がいるだけで〜ドワイトのトレード関連情報アップデート・7

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ホークス121-94キャヴス
ナゲッツ119-114ニックス(2TO)
ヒート113-92シクサーズ
ピストンズ94-91ブレーザーズ
マヴス83-81ホーネッツ
グリズリーズ128-95キングス
ブルズ95-89ボブキャッツ
ロケッツ105-102スパーズ
サンダー84-74ネッツ
ジャズ108-98ウルヴス


☆本日のハイライト
・キャヴス連夜のフルボッコ負け
・カーメロ移籍後初の対決、ナゲッツが2OT勝ち
・ヒート、好調シクサーズをも問題とせず
・ローズとノアDNPでもブルズ止まらず
・ロケッツ、スパーズをも降して6連勝
・クマさんズも負けじと6連勝
・マヴスはノヴィツキー4試合連続欠場ながら勝利
・サンダー勝ち、ブレーザーズ敗れる



ニックス対ナゲッツはニックスがホームなのに、Kennyさんによるとカーメロがブロックされてるのに歓声が飛んだりカーメロにブーイングが飛んでたりと偉い事になってるようですね。カーメロのマーブリー化は時間の問題なのでしょうか?

ま、そんなニューヨークの心配よりオーランドの心配です。ドワイトさんですが、また違う方向の報道が出て来ました。マジックがこのままドワイトを今季キープし続けるだろう、という観測がまた増えて来たんですね。

http://sports.yahoo.com/nba/news;_ylt=ArnTxZI5I8hqjnzZg73UNN28vLYF?slug=aw-wojnarowski_dwight_howard_magic_lakers_nba_012112

まずは毎度御馴染み、ヤフーのワジロフスキーさん。マジックのスミスGMと最近連絡を取ったあるチームのフロントオフィスエグゼクティヴ曰く、「マジックは今ドワイトをトレードするには良いチーム過ぎる」だそうです。そしてマジックはドワイトとの対価交換など不可能である事、ドワイトがこれまでも心変わりして来たのでまた残留の方に心変わりする可能性がある事を分かっていて、そしていざ出て行かれるとなってもサイン&トレードで見返りは望めると踏んでいる、という訳です。

ヴァンガンディHCは偉大なHCであって、ドワイトも後で気付くだろう、ヴァンガンディはドワイトコーチする事を恐れず、ドワイトを甘やかそうとしない。ドワイトに求め、駆り立てる、それがドワイトの今日のコート上での支配的な傾向にどれほどインパクトを与えたかを人々は多分分かっていない・・・このワジロフスキーの指摘はなかなか的を得ているなと思いました。確かにキャヴス時代のマイク・ブラウンHCがレブロンに対して接していた感じとはそこが大きく違います。ドワイトの回りのタレントをこれだけ良く活用出来るコーチはそうはいない、というのも深く同意したいところです。

ヴァンガンディHCは名将であり、選手達もドワイトのトレード話でモチヴェーションダウンする事無く現在11勝4敗という好成績で来ています。この事態はドワイト自身も含めて誰も予想していなかったのでは無いか、ってのも異論ありません。おそらくこの事態はドワイトの心中にまた違う思いを抱かせ始めていると思います。

私も今ふと思いましたが、シャックの発言って今にして思えばやはり狙ったタイミングでしたね。バイナムがNBAのNo.1センターだ、バイナムだけが本当のビッグマンだなんて言われてドワイトが発奮しない訳が無いんです。シャックはわざとドワイトをそう仕向けて、NBAのNo.1センターとNo.2センターの差を見せたかったんじゃないでしょうか。少なくともあの結果を見て、ドワイトとバイナムが互角なんて考えは普通は消し飛ぶでしょう。バイナムは優れたセンターですがドワイトには及ばない、それが普通の結論です。

シャックだってそんな事は分かってて、わざとドワイトに本気を出させるような事を焚きつけたんでしょう。結果としてマジックはドワイトの真価とバイナムの限界を見せ付けられた訳です。あれを見ればマジックのフロント陣もドワイトとバイナムの交換に及び腰になるのは当たり前です。以前にも何度か取り上げましたが、シャックはドワイトが自分と同じようにオーランドから出て行くのを好ましく思っていません。だからこんな形でオーランドのフロントにドワイトの価値を改めて示し、ドワイトのトレードを極力避けさせる選択肢を選ばせようとしているんじゃないか・・・そんな気がするんです。

http://eye-on-basketball.blogs.cbssports.com/mcc/blogs/entry/22748484/34476304
http://www.latimes.com/sports/basketball/nba/lakers/la-sp-lakers-fyi-20120120,0,4309360.story?track=rss&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+latimes%2Fsports%2Fbasketball%2Fnba%2

で、もしかしてコービーもそうなんじゃないかという気がして来ました。かつてはバイナムを使って誰かトレードで取って来いよと言い放ったはずのこの方が、ドワイトと電話で最近話したというニュースが聞こえて来ました。おお、これが昨日ロサンゼルスタイムスの記者が書いてた「コービーがドワイトをリクルート?」みたいな話ですか。

電話でコービーはドワイトがレイカーズのチームプランにいかにフィットするか、という話をしたんだそうです。ほうほう、そいつはリクルートですな。しかし、問題はドワイト側の受け止め方でして、ドワイトはこの電話で自分がレイカーズのトップオプション足り得ない事、レイカーズはコービーのチームである事を感じたそうです。

うーん、私はレイカーズに行くんだったらそうなるのは当たり前だと思いますけどね。セルティクスだってトップオプションはピアースですし。シャック対コービーのケンカをシャックの代わりに繰り返すんだったらレイカーズに行こうなんて思うなって感じですよ。これはマヴスでも同じです。まさかノヴィツキーを押しのけて自分がトップオプションになるなんて思ってないだろうなと。そんなんではスター集合が上手く行く訳がありません。

ヒートのスリーキングスが上手く行っているのはボッシュがエゴを引っ込めている事、そしてウェイドとレブロンが上手く回ってるからです。2人とも優れたパッサーでもありますからね。単にスターの頭数を揃えただけで、スター達のエゴを制御出来なければチームは崩壊します。一昔前の、そして今季のニックスの事ですね。

ドワイトも他のスター達と組んでまでリングが欲しいのであれば、そういうエゴは捨てなければなりません。それが嫌ならばこのままオーランドでチャンピオンを目指せば良いのです。今のところ、このチームにはそのチャンスをもたらすだけのタレントとコーチングは可能ですからね。

コービーは「うちに来るなら俺がNo.1だ。それが嫌ならレイカーズに来るな」という事を先に釘を刺しておいたんじゃないでしょうかね。ドワイトがそれでテンション下がったんだったら、それは悪いですがドワイトの方が間違ってます。それを受け入れられないんならどこにも行かない方が彼のためでしょう。

http://www.foxsportsflorida.com/01/21/12/After-beating-LA-Magic-may-call-Howards-/landing_magic.html?blockID=650254&feedID=3558

てな訳で、ワジロフスキー以外にもマジックがこのままドワイトをキープし続けるという予測の記事が増えて来ました。この発言は以前オーランドセンチネル紙にも紹介されてましたが、スミスGMはドワイトにFAで、つまり見返り無しに出て行かれる可能性について尋ねられると「彼は出て行けるよ、だけど3000万ドルのヘアカットでね」と答えてました。

これはドワイトがマジックと再契約すると5年1億1000万ドルの契約を結べるのに対し、他チームへのFAだと4年8050万ドルの契約に留まる事を意味します。あれ、でも確かサイン&トレードだとドワイトはマックス契約延長だから3年しか契約を伸ばせませんよね?うーむ、模試移籍するならどれがドワイトにとって一番得策なのかいなって感じです。

http://www.cbssports.com/nba/story/16944177/postups-as-magic-plot-to-keep-howard-more-trade-scenarios-blossom

こっちの記事もオーランドがドワイト残留に向けて動いている事を取り上げてますね。マジックがドワイト残留のためにナッシュ獲得を狙っているとあります。うーん、ナッシュですか。彼の優勝チャンスが来るのはいいんですけど、37才ですからね彼。そう先は長くありませんし、ディフェンス面では下手するとネルソン以上の穴になります。それで果たしてデリック・ローズをはじめとするスピードPGに対抗出来るのかいなーとは思ったりします。キャヴスがシャックを獲得した動きにちょっと似てるんですよね。

ナッシュをトレードで獲得するとなると、ネルソン+Q-Richで丁度釣り合います。基本PG同士の交換なのでまあ問題は無いでしょう。ネルソンの契約は残り2年ですし。

http://www.nypost.com/p/sports/knicks/hello_sunshine_45zS449fShDd8bfovaCfWK?CMP=OTC-rss&FEEDNAME=

因みにナッシュについてはある意味当然ですがニックスがミッドレヴェル例外枠フル稼働で狙っているようです。そりゃそうですよね、ダントニHCだしアマレがいるしナッシュはニューヨーク在住だし。ほう、ニックスはナッシュが駄目ならネルソンかフェルトン狙いだそうですよ奥さん。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-news-0122-20120121,0,2846603.story

何度か取り上げたようにドワイト移籍話、特にドワイトがPGを欲しがってる話で落ち込んでたネルソンですが、先のレイカーズ戦では絶好調でしたし、今季はなかなかPGらしい仕事も目立ちます。このままネルソンキープでいいんでないの?と個人的には思うんですけどね。願わくば今のマジックのチーム状況を受けて、マジックへ行きたがるヴェテラン選手の登場がドワイトの気持ちを変えるきっかけになってくれる事を望みたいです。



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シャキール・オニールの島

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ブレーザーズ94-84ラプターズ
ナゲッツ108-104ウィザーズ
シクサーズ90-76ホークス
グリズリーズ98-81ピストンズ
バックス100-86ニックス
サンズ79-71セルティクス
ブルズ114-75キャヴス
マジック92-80レイカーズ
キングス88-86スパーズ
ウルヴス101-98クリッパーズ
ペイサーズ94-91ウォリアーズ


☆本日のハイライト
・イーストライジングチーム対決、シクサーズが制す
・ペイサーズはヒルのスティール→残り1.8秒の3ポイントプレーで勝利
・ブルズ、ローズ抜きでキャヴスにチーム史上ワースト点差の敗北をプレゼント
・ニックス惨敗、セルティクスもロンドDNPで敗戦
・キングス、スパーズにホーム初黒星をつける
・ラヴ対グリフィンのベストPF対決はラヴ17得点14リバウンド3アシスト、グリフィン21得点10リバウンド2アシスト、そして最後はラヴのブザービーター3で決着

「シャックはあなたを見こんでいるわ。青臭いところが取れたらいいセンターになれるって」

いやそんなククルス・ドアンみたいな優しい事は言ってませんが、確かにシャックは当代のセンターについて波紋を呼ぶコメントをかましてきました。

http://articles.latimes.com/2012/jan/17/sports/la-sp-andrew-bynum-lakers-20120118
http://articles.orlandosentinel.com/2012-01-18/sports/os-magic-schmitz-spurs-0119-20120118_1_andrew-bynum-shaq-dwight-howard

"He's the best big man in the game right now. He's the only big man in the league that's playing like a true big man."

全く、シャックも面白いタイミングで面白い事を言ってくれたもんです。彼が言及しているのはドワイトについてではなく、今季進境著しいアンドリュー・バイナムについてであります。彼は今のNBAでバイナムだけがビッグマンらしいビッグマンだと言ったんです。それは言うまでもなくバイナムの方がドワイトより上だという意味ですね。シャックが今このタイミングでこういう物議を醸しそうな事を言ったのは勿論ドワイトとバイナムにトレードの話があるからであり、なおかつマジックとレイカーズの直接対決が近かったからです。頭の良さとサービス精神溢れる男ですな、ホンマ。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-news-0121-20120120,0,2125705.story


"He's mad about 'Superman'. I didn't know he made it up. I didn't know Superman came from Shaquille O'Neal."

"I would suggest he'd just sit down and get on with his life. He don't play no more, so what's the point of talking trash? It's not like we're wrestlers and we get to battle it out. Who cares?"


まあドワイトも若いんで、当然言い返します。彼はスーパーマンの事(ドワイトがシャックと同じくスーパーマンをネタにしたこと)を怒ってるんだ、もう引退したんだからレスラーみたいな事言わないで黙っててくれよ、ってな感じですね。

http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/7486311/andrew-bynum-dwight-howard-respond-shaquille-oneal-remarks-best-big-man

"I'm not going to say I didn't hear it, because I'd be lying, but I don't pay attention to it. It's tough to watch the broadcast when you're probably playing in the game, you know?"


因みにバイナムはまあ聞いてはいたけど気にはならないんだそうです。いやー、ちょっとはなるだろーと思わなくは無いですが。

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/01/the-tale-of-the-tape-andrew-bynum-vs-dwight-howard.html

ダウンロード


因みに両者を比較したこんなデータもあるので参考までに。バイナムの方が少しタッパと体重あるんですよね。

http://scores.espn.go.com/nba/preview?gameId=320120019
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-lakers-preview-0120-20120119,0,5640519.story

さて、このゲームに臨むにあたってマジックは例の3連戦明け1日の休憩を挟んでいたのに対し、レイカーズはヒートとの対戦明けのバックトゥバックという、まあどっちもお疲れさんですよね〜な状態。但しマジックはタコルーが引き続き背中の痛みで欠場、J-Richは出場するかどうか不明の状態でした。一方のレイカーズも控えPGのブレイクが故障の為スーツ姿でありました。

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=320120019
http://espn.go.com/nba/story/_/id/7486307/nba-distractions-dwight-howard-all-business-court
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-los-angeles-lakers-0121-20120120,0,884669,full.story
http://www.slamonline.com/online/nba/2012/01/game-notes-lakers-at-magic-2/

この試合、WOWOWで放送があったので通して見ましたが、なんと言いますか呆気無かったですね。結局J-RichがSFとして先発出場したこの試合、序盤からマジックがあっさりリードを広げて、最後までそのリードを守り切って勝利、としか言いようが無いです。レイカーズの疲労の方がやはり大きかったんでしょうか?

そして注目のドワイト対バイナムですが、これはもうドワイトの完勝でしたね。ドワイトは「個人の対決じゃない、チームの対決なんだ」という正論を言ってましたしそれはその通りなんですが、じゃあシャックがあんな事言った後でドワイトが燃えないかと言うと、そんな訳が無いんですよね。そうなる事を見越して言ったんだろうなあシャック。

http://www.nba.com/games/20120120/LALORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

ドワイトは21得点23リバウンド2アシスト1ブロック、バイナムは10得点12リバウンド2ブロック。結果を見るにドワイト圧勝ですが、まあこれはバイナムがファウルトラブルに苦しんで出場時間を限られたってのはあります。まあでもドワイトはガソル兄相手でも上からフック決めてましたし、この日はどっち道ドワイトはアンストッパブルだっただろうなと思います。

またマジック本来の形であるドワイトと3ポイント砲攻勢のコンボも炸裂。何しろチーム全体で12/27ですからね。これはマイク・ブラウンHCのディフェンス戦術が良くなかったと思います。ドワイトにダブルチームに行って空いたところで外角から3ポイントって、ブラウンさんキャヴスでも散々やられたはずなのになんで同じことやってんすか、って感じです。対マジックにはドワイトを1オン1で守ってでも外から3をクリーンに打たせないのが基本のはずです。私にとって今日のレイカーズは、かつて'09カンファレンスファイナルでマジックが薙ぎ倒した時のキャヴスに見えました。そりゃあコービーやレブロンがいくら頑張ってもどうにもならないはずです。

また、スミスGMまでも「ドワイトの他のPG(ポール、デロン等)についてのコメントがプレーに影響を与えている」と認め、しまいには自らも「多分少しは影響がある」と認めたネルソンもこのゲームで奮起。4TOこそしたもののFG6/12、3ポイントも3/4と久々に大当たりで17得点9アシストといい仕事をしました。4Qに見せた、ゴール下へ飛び込むライアンへの矢のようなパスは秀逸でしたね。あんなパスが出来るようになったのはPGとして今季相当成長してます。後はシュートスランプを乗り越えて確率が元通りになってくれれば完璧です。やっぱあれですかね、レイカーズ戦となるとネルソンもファイナルでの記憶が甦って気合が入るのでしょうか。

とりあえずこれでマジックはここ7戦を6勝。ディヴィジョン1位を守りカンファレンスでもシクサーズと勝敗数で並ぶ2位です。この後は2日間の休みを挟んでセルティクスとペイサーズのアウェー連戦、その後1日空けてホームに戻ってまたセルティクス、そしてアウェーでホーネッツとのまた連戦、そしてまた1日空けて再度ペイサーズ、そしてシクサーズとの対戦です。セルティクス、ペイサーズと2回対戦ってのも去る事ながら、今季絶好調のシクサーズと初対決ってのも楽しみですね。ホーネッツもモンティ・ウィリアムズHCやアリーザとの再会を楽しみにしておきたいところです。

http://www.mercedsunstar.com/2012/01/21/2199394/bryant-might-be-recruiting-howard.html

まあ折角勝ったのでああ良かったねで記事を締めればいいんですが、やはりこの話題もしておきましょう。試合終了後、ロサンゼルスタイムスがドワイトと接触しているんですが、ドワイトは彼のためにわざわざ足を止め、笑みを湛えながら、"And I'm really pleased to meet you."って言ったらしいんですよこれが。更にドワイトがこう言ったとこの記者は言うんです。

"Right now, I'm in Orlando, and that's all that matters. I'll cross that bridge when it's time, but right now, I'm with the Magic."

時が来たらあの橋を渡るだろうけど今はマジックにいる、ですってよ奥さん。まだまだ出て行く気バリバリですな。そしてネッツ行きの話はこの感じだとトーンダウンかなあというように読めます。もっとも、この記事完全に記者の推測だけで「Bryant might be recruiting Howard」って見出しがついてるので、どこまで信用していいのかちょっと微妙なんですが

http://espn.go.com/nba/story/_/page/5-on-5-120120/nba-dwight-howard-come-los-angeles-lakers-rescue


相変わらずESPNは「レイカーズはドワイト獲りに行った方がええんとちゃうんか〜」みたいな記事満載ですが、まあここ数日書いている通りで全てはデロンとドワイトの相談次第でしょう。私はロサンゼルスタイムスの記者の取材内容が本当であるのならば、2人の間ではレイカーズかマヴスのどっちかという話になって来ているのではないかと予測します。が、まあ色んな風が吹いてそのあたりの風向きが変わってくれる事を、マジックファンとしては当然ながら強く願う次第です。



P.S.
解説のジェフ・ヴァンガンディに誕生日おめでとうのヴィデオメッセージを送るユーイングが良かったです。



NBAロゴマン フィンガーサポーター&マジック ハンドサック セット Orlando Magic Black Original Hand Sack
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NBA アディダス チームロゴ ヘッドバンド マジック(ブルー) adidas Orlando Magic Royal Blue Team Logo Headband
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NBA アディダス チームロゴ ヘッドバンド マジック(ホワイト) adidas Orlando Magic White Team Logo Headband
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NBAオフィシャルチームロゴ ヘッドバンド マジック(ブラック) Orlando Magic Black Team Logo Headband
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I Can See Clearly Now〜ドワイトのトレード関連情報アップデート・6

ブログネタ
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ロケッツ90-88ホーネッツ(OT)
ヒート98-87レイカーズ
マヴス94-91ジャズ


☆本日のハイライト
・キャヴス時代の恩師マイク・ブラウンに風邪引きレブロンが31得点の御礼参り
・なおヒートは遂にエディー・カリーが出場、6得点3リバウンドを記録
・ロケッツ、甦る5連勝
・マヴス、ジャズにホーム2敗目の土をつける
ウエストブルック、サンダーと5年8000万ドル級マックス再契約(デリック・ローズルールにより更に増える可能性あり)



いやー、なんで今まで難しく考えてたんだろ。昔、予備校で世界史の先生が言ってた「流れを理解しろ」を忘れてしまってました。歴史は丸暗記するものではなく、それぞれの出来事が原因と結果となって繋がっているんだ、という教えは正直、単なる受験勉強としての知識以上に大事な事を学んだ思いがしたものです。有り難う駿台予備校。

みなもと太郎の「風雲児たち」という歴史漫画をご存知ですか。幕末を語るのには関ヶ原の戦いまで遡らなければならないという主張の元、本当に関ヶ原から江戸時代、そして幕末まで描き切るという野心的な構成の名作長編漫画です。そう、歴史には原因があり、それを踏まえた結果が後の世に現れるんです。その流れを理解すれば、物事の予測は容易くなります。

昔、ゴジラ松井選手(似顔絵→にしこり)がMLBに行くかどうか、という話があった時、職場のジャイアンツファン達は「巨人愛のある松井がアメリカへ行く訳が無い」と言いましたが、私は「大リーグへと日本選手達が向かう潮流はもう止められない。松井は大リーグへ行く」と予言したのです。私にしては珍しく断言してしまいましたが、結果は皆様御存知の通りでした。当たりましたね、って感じです。

今、残念ながら私はその職場の巨人ファンの立場に近いですね。ドワイトのマジック愛的な言動をずっと目にして信じてきたんですが、マジックファンとしては不本意な話ですがドワイトもまた、ヒートのスリーキングスが起こした流れに呑まれつつあるという事です。

思えばレブロン、ドワイトに限らずスモールマーケットチームのエースは特に近年、分かり易いまでに同じルートを行ってます。ドラフトされてチームのエース→オールスターとなり活躍→勝てないチームに不満→大都市チームへ流出、こればっかりですよ。

いや、それは近年に限った事では無いのでしょう。オーランド→ロサンゼルスと移ったシャックどころかもっと前、ミルウォーキー→ロサンゼルスと動いたカリーム・アブドゥル・ジャバーもそうですよね。悲しいかな、大都会の魅力にはかなわないんですね。♪ああ〜果てしない〜



そんな中で貴重な例外がダンカンでした。あれは提督デヴィッド・ロビンソンがまだ健在だった事為にすぐさま優勝を狙えたというのも大きかったですが、ダンカン自身のパーソナリティーも重要ですよね。遠からず引退を迎えるだろう彼のキャリアの中で、移籍の可能性が真剣に取り沙汰されたのは結局マジックがア○ウェイ仕込みの洗脳勧誘作戦で迫った'01オフだけでした。それとてもロビンソンの洗脳信者奪回、じゃなかった説得により覆った後はもう浮いた噂さえ無かったのです。♪清純〜貞淑〜料理好きの出来た女〜ってなもんですかね。



スパーズにとってラッキーだったのはダンカンが凄い選手ながらキャラ的にもプレー面においても地味なためにビジネス的なヴァリューが低く、あまり大都市からの引きが無かった事、そしてダンカン本人がサンアントニオに対する忠誠心のようなものを持っていてくれた事でした。マジックファンとしては逃がした魚は大きかったと言わざるを得ませんが、スパーズとダンカン、そしてNBAにとっては良いことだったと思います。

しかし、そんな幸福なフランチャイズスターとチームの関係の方が残念ながらレアな訳です。さっきも書きましたが、どうやらスモールマーケットのスター選手は要するにこういう流れになってます。

1.入団→チームのスターに

2.リーグに君臨するスターに

3.チームに不満

4.移籍を志向

5.移籍


レブロンは正にこの流れを踏みましたし、ドワイトは今4.の段階ですね。私が危惧するのはデュラントが3.の段階へステップを踏んでしまうことです。

勿論昔からこれはよくある流れです。ただ、やはりヒートのスリーキングス誕生がその流れを加速した事は疑うべくもありません。まあその原因を更に辿るとセルティクスのビッグ3誕生に至るのですが。

ともあれ、ヒートのスター集結を見て他のスターも一気に流動的になりました。最も分かり易く影響を受けたのがレブロン達とも元々親しかったカーメロであり、クリス・ポールだった訳ですね。確かカーメロ、ポール、アマレで新ビッグ3を作ろう!とポールがブチ上げたのはカーメロの結婚パーティでしたか。その後、ポールがトレードを要求した際にポールが希望した行き先と当時言われたのがニックス、マジックでした。つまり、ポールとしては本当にニックスでビッグ3を目指すか、それが駄目ならオーランドでドワイトと組む可能性も考えていたって事なのでしょう。

そうそう、ポールといえばセルティクスです。今季が始まる前、セルティクスがクリス・ポールを取りに行こうと動いていたのをご記憶の向きも多いでしょう。あれ、なんでだろうと思いませんでしたか。だってセルティクスにはロンドがもういると言うのに。私、やっと合点が行きました。あれ、力一杯ドワイト狙いだったんですね。ドワイトを狙うならデロンなりポールなりもセットでなければならない・・・このポイントをネッツもレイカーズも分かってました。マヴスも分かってます。セルティクスも分かってたから、あそこでロンドを出してまでポール獲得に拘ろうとしたのでしょう。

セルティクスは今季でKGとレイ・アレンの契約が切れます。クリス・ポールを獲得しておいてドワイトを呼び込み、ピアースとのBIG3体制にアップデートをかけながらバーゲン価格でKGとレイ・アレンも引き止めてBIG3どころかBIG5体制を形成しようというのがセルティクスの本当の狙いだったのでしょう。しかしポールにセルティクスへ行きたいという意思は無かったため、この構想は幻に終わったって事じゃないでしょうか。

http://sports.yahoo.com/nba/news?slug=aw-wojnarowski_kendrick_perkins_thunder_celtics_nba_011712
http://espn.go.com/boston/nba/story/_/id/7478868/report-danny-ainge-willing-break-boston-celtics-big-three

そういう意味ではセルティクスはまだきっと諦めていません。確かに今季は不調ですが、エインジはきっと狙いを定めています。恐らく、デロン・ウィリアムズに。ネッツ絶不調を受けてデロンも移籍の話が出始めましたが、今報道で出ている行き先候補はニックス(アマレと交換とかじゃなきゃ無理ですが)、マヴス(予想通りですな)、レイカーズだそうです。レイカーズはデロンがオフシーズンをサンディエゴで過ごしているからだそうですが、まあ笑ってしまうぐらいにドワイトの行き先候補と被ってますね。

私はセルティクスがここにも名乗りを上げてくる可能性があると思います。かつてエインジはビッグ3形成時、一度はセルティクス行きを拒んだKGに対して、レイ・アレンを先にトレードで獲得する事でKGを翻意させる事に成功したことがあります。ロンドをネッツに差し出してデロンをトレードで獲得し、ドワイトをオフシーズンに呼び込めば私が先程予想したBIG5とほぼ同じ構想が完成します。

デロンとドワイトはセットで動こうとしている・・・これが今季の移籍戦線における基本線です。ただ、無論それだけで全てが決まるとは限りません。ネッツは不調でマジックは好調であるという事実がまた状況をどう変えていくかでしょう。マジックもこのまま手をこまねいているのか、それとも何か動くのかです。

とりあえずトレードデッドラインが近付いた頃に、状況がどう変わっているかです。そこまでにマジックが今のペースから墜落していれば今季中のドワイト移籍は有り得ますし、好調を維持していれば差し当たりはこのままでトレードデッドラインを突破してしまうかも知れません。ただ、今のままではプレーオフにも出られないデロンがレイカーズなりマヴスなり、私の予想であるセルティクスなりに行ってしまうようだと、その後のドワイト獲得合戦に事実上決着がつく可能性もあります。

オールスターまでは少なくともドワイトの状況に大きな変化は無いでしょうし、そうなるとデロンとドワイトを組ませる可能性の残るネッツもまだ動かない可能性の方が高そうです。ですので当面は大きく状況が変わる事は多分無いと思います。が、まあそこはNBA、何が起きるか分かりません。油断せずにウォッチングを続けていきましょう。




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時間よ、とまれ

ブログネタ
NBA に参加中!
スパーズ85-83マジック(OT)
ナゲッツ108-104シクサーズ(OT)
ウィザーズ105-102サンダー
セルティクス96-73ラプターズ
ネッツ107-100ウォリアーズ
サンズ91-88ニックス
ホークス92-89ブレーザーズ
グリズリーズ93-87ホーネッツ
ウルヴス93-85ピストンズ
キングス92-88ペイサーズ
クリッパーズ91-89マヴス


☆本日のハイライト
・シクサーズの連勝、OTの末にストップ
・サンダーの連勝、なんとウィザーズがストップ
・セルティクスの連敗、無事ラプターズがストップ
・ホークス勝ち、ペイサーズ負ける
・ビラップスのクラッチショット一閃、クリッパーズ競り勝つ
ネッツ、ロペス兄の契約延長無し



♪どうやら おれの負けだぜ まぶた閉じよう〜、ってそれは矢沢永吉。

うむ、残念な試合でしたね。マジック今季唯一となる三日三晩連続ゲーム、最終戦はジノビリ不在で頑張るスパーズ。あちらもヒートとの試合翌日だったんですが、ヒートがウェイドDNPにも拘わらず途中からリードを一気に広げて勝ってたので、これはマズいなと思ってたんです。何しろ、こういう試合展開の時はポポヴィッチHCは割と早い段階で試合を諦めて主力を休ませるんですよね。つまり、あまり疲れずにマジック戦に臨むって事ですから。

http://scores.espn.go.com/nba/preview?gameId=320118019
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-spurs-preview-0118-20120117,0,4788387.story

一方のマジックはと言えば、J-Richさんが3試合連続となる欠場。更に実は前日のボブキャッツ戦にて背中を痛めていたタコルーもまた欠場となったのです。今季.480近いFG成功率と持ち前のオールラウンドプレー、そして戻って来た勝負強さ・・・それらが無くなるのは相当痛いです。特にスパーズみたいな強豪と戦う時には。

http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=320118019
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-san-antonio-spurs-0119-20120118,0,2064510.story
http://www.nba.com/games/20120118/SASORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

結果、マジックのFG成功率は低迷しました。ダンカンが基本的に1人でドワイトを守りダブルチームをしないという対マジックのスタンダードとなりつつあるディフェンス戦術もマジックに効き、試合序盤こそリードしたものの一時は2割台という低空飛行。試合が終わってみれば.333だったというこの低確率で、正直長い時間リードを取っていた事の方が驚きです。

が、流石に試合も終盤となるとスパーズに追い付かれ追い越されてしまいます。4Qのスパーズのラン、12点中10点をパーカーがマークしてスパーズは5点リード。それでも何とかマジックは頑張りました。スパーズも少し甘いところがあって、パーカーが試合を決め切れなかったんですよね。レディックが残り17秒でもぎ取ったFT2本でようやくマジックは同点とします。パーカーが時間を使って放ったショットが外れた時、マジックに残された時間は0.3秒。すわ、ドワイトのブザービーターアリウープ再来か?ってそれも0.3秒では流石に無理。結局延長へと突入したのです。

OTも接戦が続く中、残り1分のところでダンカンが貫禄の17フィートジャンパーを決めてきます。マジックも負けじとネルソンのジャンパーのリバウンドをドワイトがダンクで叩き込んで同点に。しかし、スパーズは実はかなり勝負強い伏兵ゲイリー・ニールが価千金の3ポイントを決めてきたのです。

ここでマジックは意外にもウェイファーがドライヴをかけ、レイアップ。しかもこれがファウルを得て3ポイントプレーとなります。残り16.3秒、観客も沸き返りました。ウェイファーがその同点となるはずのFTを外すまでは・・・。

ファウルゲームとなり、フリースローラインに立ったジェファーソンはFT1本をミス。2点のビハインド、最後のオフェンスでマジックが選択したのはネルソンのドライヴ。そしてゴール下からネルソンは外のライアンへパス。この3ポイントは外れますがオフェンスリバウンドはドワイトが掴み、ボールはゴール正面で待つレディックへ。しかしレディックには時間がありませんでした。飛んでくるスパーズのディフェンダーをかわし、レディックがゴールに突き刺した逆転の3ポイントはしかし、ブザーが鳴った後に放たれたものだったのです。ここに試合は決着し、マジックは惜しい星を落としたのであります。

試合後、ヴァンガンディHCは3連戦だったにも拘わらずドワイトとネルソンの出場時間が長過ぎたと自分を責めました。それに対してドワイトはこう言ったのです。

"We just came up short in the end. Third game in a row, (we) fought hard for the whole game. So there's nothing bad you can say about tonight's game."

うん、私もそう思います。シュートがガンガン入れば勝てるのは当たり前です。ヴァンガンディHCが毎年、そして今年も言っているようにシュートが入らない時にどうやってディフェンスで勝つか、それが真の強豪チームってもんですよ。この試合のマジックはスパーズというエリートチーム相手に、しかもゴートゥガイたるタコルー抜きでこれだけ戦えたんです。十分胸を張っていい成果だと思います。

と言いつつ、マジックは僅か1日の休みだけで次はレイカーズとの対戦。キッツいスケジュールではありますが、雑魚専疑惑を晴らす為にもここは一発、今度は善戦以上の成果を期待したいですね。



P.S.

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-news-0120-20120119,0,1929104.story
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/01/glen-big-baby-davis-pulls-down-pants-earns-technical-foul-video.html



PDXさん、情報提供深謝。アホですなぁ、グレン・デイヴィス。嫌いじゃないです、こういうアホ。



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ザ・グレート・オブ・オール〜スペシャル・ヴァージョンザ・グレート・オブ・オール〜スペシャル・ヴァージョン
アーティスト:矢沢永吉
ソニーレコード(1993-10-01)
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'11-'12シーズン予想ハイ&ロー サウスウエストVer.

ブログネタ
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早くしないともうシーズン1/6程終わっとるがな(^_^;)

☆DAL

・ハイ→美しく青きドナウ/ヨハン・シュトラウス




だって、チャンピオンですから。

シーズン頭でいきなり躓き連覇は無いかと思われたマヴスだったが程無く落ち着きを取り戻す。確かにチャンドラー移籍は痛かったものの、ヘイウッドがその穴をある程度埋める。またレイカーズで優勝を知る男、オドムもトレードのショックから立ち直ると共に復活、マリオン共々マヴスのポジションの穴を埋める活躍を見せる。

ウエスト1位にこそならなかったものの、プレーオフとなると今季も粘りが違う。並みいるウエストの強豪チームをまたも薙ぎ倒し、カンファレンスファイナルではサンダー、ファイナルではブルズを経験の差であっさり撃破して、終わってみればマヴスが連覇を果たす。そしてキッドが引退を発表、マヴスは早速3連覇へ向けてデロン&ドワイトのコンビ招聘へと動き出すのであった。

・ロー→ジークフリートの葬送行進曲/リヒャルト・ワーグナー



流石にチーム再構築と連覇の二兎を追うのは難しかったか。確かにシーズン開幕当初の乱調からは脱したものの、今季のマヴスはやや心許ない。チャンドラーのインサイドの穴はやはり大きかったか?ヘイウッドも故障欠場を余儀無くされ、マヴスは一層苦労する。

プレーオフ出場は果たしたもののウエスト4位内に入れなかったマヴスは結局1stラウンドでポストシーズンを終了、キッドは「昨年引退しとけば良かったかな」と頭をかきながらユニフォームを脱ぐ。そしてこれでチーム再構築モード全開となったキューバンオーナーは、デロン&ドワイト獲りに向け、ノヴィツキー以外の全員を放出候補とする覚悟て臨むのであった。

☆SAS

・ハイ→China Grove/The Doobie Brothers




おっさん達の力を侮ってはいけなかった。開幕から例年通りの快進撃を開始、ああ今年もスパーズツエーとなる。過密スケジュールもヴェテラン達の巧みなスケジューリングで切り抜け、また補強も奏効して例年より休める体制に。唯一の穴といえるセンターもダンカンがフォローし、昨季より更に出場時間の増えたスプリッターも貢献。

第1シードではないのでサンダー、レイカーズ両方と戦う羽目になるが経験の差を若者達とライヴァルに見せつけて両者を見事に仕留め、ファイナル進出。セルティクスとの渋過ぎるファイナルを制してまたも頂点に立つ。ラストダンス?エンディングロールにはまだ早いよ!とビッグ3は明るく笑うのだった。

・ロー→I Keep Forgettin'/Michael McDonald



やはり寄る年波には勝てないのか。ジノビリ、ダンカンの故障を皮切りにチームに怪我、故障が相次ぐ。故障者の分の負担が他のロスターに行って、更に新たな故障を招くという悪循環でチームは例年より低空飛行を余儀無くされ、主力をプレーオフに向けて温存するため上位シード獲得は諦めざるを得なくなる。

それでもウエスト5〜6位ぐらいに入ったスパーズだったが1stラウンドの相手は何とか凌げてもカンファレンスセミファイナルとなると早くも苦戦。満身創痍のチームは結局ここで止まる。ダンカン引退宣言と共にビッグ3体制は遂に終わりを告げ、スパーズは次世代を踏まえた新たなチーム作りを模索し始めるのだった。

☆グリズリーズ

・ハイ→Teddy Bear/Elvis Presley



クマさんズの時代はじまったな!

昨プレーオフの快進撃の勢いそのままにグリズリーズは躍進する。ザック神離脱は確かに痛かったものの、本来のゴートゥガイたるゲイが更にプレーのレヴェルを上げ、グリズリーズは結局プレーオフ進出を果たす。

そしてシーズン終盤にザック神が戻ったグリズリーズはペリメーターにゲイ、ペイント内にザック神という1-2パンチを持ち、ウエストの上位シードチームをまたも薙ぎ倒す快進撃。今度はカンファレンスファイナルまで勝ち進んで、再びウエストを震撼させる。

ウエスト次代の覇権はサンダーとグリズリーズ、クリッパーズで争われる・・・NBA新時代の幕開けがここに訪れたのであった。

・ロー→Heartbreak Hotel/Elvis Presley



流石にザック神の欠場は痛過ぎた。昨プレーオフでの躍進の主役離脱は結局スペイツ獲得でも埋めようがなく、ウエストの激しい競争の中でチームはやや埋没。ようやくザック神が復帰した時にはプレーオフは最早手の届かないものとなってしまっていた。

が、主力の故障故の低迷という事で、チームにはそんなに悲壮感は無い。来季はまた目にモノ見せてやるさ・・・と闘志満々なグリズリーズの面々であった。

☆HOU

・ハイ→Greatest Love Of All/Whitney Houston




ヤオミンの引退のため、久々にビッグセンター不在のシーズンを続けるロケッツ。ガソル兄の獲得こそ失敗に終わったものの、チームはそのまま現行体制で戦う事に。シーズン当初は目立たなかったもののケヴィン・マーティンとスコラの2人がチームを牽引、徐々に順位も上がる。気が付けばプレーオフ圏内に突入、そのまま進出を決める。

確かに1stラウンド敗退とはなったものの、戦力的に苦しい中で成果を出した事でチームとしての評価は上昇。そして何気に補強の上手さに定評のあるこのチームは、オラジュワンAC就任を餌にドワイト獲得に乗り出すのであった。なんならマクヘイルHC直々のインサイドプレー指導もありまっせ。

・ロー→I Have Nothing/Whitney Houston



ガソル兄は取っておくんだったねえ、と囁かれるシーズンに。ビッグセンター不在の穴はスコラでは埋まり切らず、点を取る人材はいても守り切れない守備が課題に。

プレーオフは逃し、積極的に補強に動いても色好い返事を貰えないロケッツの苦悩は来季も続くのか。マクヘイルHCの手腕に疑問符もつきながら、ガソル兄獲得のチャンスだったあの三角トレード取消というリーグの裁定を怨めしく思うばかりのロケッツフロントなのであった。

☆NOH

・ハイ→I Found a New Baby/Piccolo Dixieland Band




ハート&ハッスル2012。ニューオリンズの地で、無名軍団のスピリットが甦った。あたかもニューオリンズの知られざる、しかし実力あるジャズミュージシャン達のように・・・。

ホーネッツは再建するのではなく、あくまで今戦うのだ、というフロントの姿勢は多少の連敗では揺るがず、今季も小まめに補強を繰り返す。選手達もそれに応え、ポール離脱のショックなど無かったかのように戦い続ける。その姿勢はやがて結果へと繋がり、ホーネッツは徐々に順位を上げていく。大きく勝ち越す事も無いものの時々連勝して借金を返しながらあくまでプレーオフを目指すチームの姿勢は高く評価される。

結局プレーオフには一歩届かず、レギュラーシーズン最終戦を落とすと同時にプレーオフ進出を逃す。しかしながらスター不在のまま戦い続けたホーネッツの姿はスター偏重のNBAに新鮮な感動をもたらす。ホーネッツを取り上げたドキュメンタリーは全米で高視聴率を獲得し、ホーネッツを買いたいという申し入れが殺到。遂にホーネッツのNBA直轄が終わる。そしてデンプスGMはエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーを獲得。

ホーネッツはオフの人気球団の1つとなり、ポール移籍のダメージは早くも吹き飛ぶ。ホーネッツの新しい時代到来に沸くニューオリンズは、洪水のダメージからの復興の道程を一層早めて行くのであった。

・ロー→Basin' Street Blues/Louis Armstrong and His Hot Five



Blues for New Orleans/Duke Ellington



※ホーネッツだけ1曲ボーナストラック。これは絞れませんでした。

やっぱりレイカーズと取引しとくべきだったか。クリッパーズから獲得したエリック・ゴードンの故障が長引き、ホーネッツは残念ながら戦力差で押し切られてしまう日々。しかしながら、そんな事は百も承知なファンはホーネッツを見捨てず献身的に応援。流石にクリッパーズのユニフォームでポールが来た時にはブーイングが飛ぶ。

ただ、プレーオフに出られない残念な成績とは、ドラフトでの高順位を意味する。そうなると既にインサイド中心に駒の揃うホーネッツにはそんなに難しくはない。エリック・ゴードンも、ポール放出で得たウルヴス産のドラフト指名権もある。本当のホーネッツの逆襲は来季からさ・・・。



ニューイヤー・コンサート1987ニューイヤー・コンサート1987
アーティスト:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2009-08-19)
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ヴァルキューレの騎行〜ワーグナー:管弦楽曲集ヴァルキューレの騎行〜ワーグナー:管弦楽曲集
アーティスト:NBC交響楽団
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キャプテン・アンド・ミー(紙ジャケSHM-CD)キャプテン・アンド・ミー(紙ジャケSHM-CD)
アーティスト:ドゥービー・ブラザーズ
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Ultimate CollectionUltimate Collection
アーティスト:Michael McDonald
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ELV1S~30ナンバー・ワン・ヒッツELV1S~30ナンバー・ワン・ヒッツ
アーティスト:エルヴィス・プレスリー
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アーティスト:ホイットニー・ヒューストン
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The Essential: Louis ArmstrongThe Essential: Louis Armstrong
アーティスト:Louis Armstrong
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New Orleans SuiteNew Orleans Suite
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再会、師匠よ・・・〜ドワイトのトレード関連情報アップデート・5

ブログネタ
NBA に参加中!
ウォリアーズ105-95キャヴス
マジック96-89ボブキャッツ
ヒート120-98スパーズ
ブルズ118-97サンズ
ロケッツ97-80ピストンズ
ナゲッツ105-95バックス
ジャズ108-79クリッパーズ


☆本日のハイライト
・ブルズ&ヒート、サンズ&スパーズに圧勝
・ジャズはクリッパーズを倒し、レイカーズと並ぶウエスト2位

ユーイング「ドワイト、私はお前をこんな風に育てた覚えはないよ。昔のお前に戻っておくれ」
ドワイト「今は、(FA)戦争なんだ」
ユーイング「なんて情けない子だろう」


再会も何もユーイングは普通にドワイトと基本毎日会ってるんでしょうが、実際にドワイトにマジック残留をアドヴァイスしてくれたのは確かです。ユーイング先生有り難う有り難う(つД`)ま、ドワイトがそれを聞いてどう思うかは別件バウアーな訳ですが。ユーイングが「ニックスで引退すれば良かったと後悔してる」と言ったところで、ドワイトにしてみれば「そりゃ最初からニューヨークにいりゃあねえ・・・」ってなもんでしょうし。誰かー、ドワイト説得用にオラジュワン先生も呼んできてー。

それにしてもエースがトレード志願宣言を取り下げないまま好成績継続って、マジックもなかなかレアな事やってます。チームが何らかトラブル抱えながらも好成績って、私の記憶では'76-'77シクサーズ(スター集め過ぎてチーム不和に)、お馴染みラストダンスブルズ(シーズン終了後にフィル・ジャクソンHC退団&チーム解体確定の中でプレー)、シャック&コービー時代のレイカーズ(その2人の確執)、これぐらいしか思い浮かびません。あ、レブロンラストイヤーのキャヴスも状況的に似たようなもんか(´・ω・`)

http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/01/j-j-redick-might-be-best-magic-team-ive-been-on.html

因みにレディックは今のマジックを、彼が過去在籍していた6シーズンの中で一番強くなるかも、と言ってたりなんかします。うむ、マジックファン歴の長い私には聞き覚えのある台詞であります。'98-'99シーズン、やっぱり短縮シーズンだったあの時のマジックはペニー、ニック・アンダーソン、ホーレス・グラントのファイナル組に加えてMIPと6thマン同時受賞を果たしたダレル・アームストロング、ペニー自らリクルートしてきたアイザック・オースティンなどを擁してイースト首位争いを展開。惜しくも最後は第3シードとなったものの、ペニーはこのチームを「'95年にファイナルへ行ったチームより強いと思う」と豪語したのです。

そしてそのチームの結果はと言いますと、アイヴァーソン、そして今マジックロスターに名を連ねるラリー・ヒューズが牽引する高速バトルの前に呆気無く1stラウンドで轟沈。この結果を受けてマジックは主力選手の殆どを放出するドラスティックなリビルドへと舵を切ったのでした。果たして歴史は繰り返すのか、それともレディックの感触が正しいのかは、まあそのうち分かってくるでしょう。

そんな中、今回は昨日(てか実質今朝ですが)のエントリーの続きを書きましょう。即ち、ドワイトがマジック、ネッツ、マヴス、レイカーズ、クリッパーズを選ぶのに必要な条件です。え、今日の試合?昨日の疲れと試合開始早々のドワイトのファウルトラブルで出遅れましたが、結局はドワイト無双でボブキャッツに勝ちました。最後までボブキャッツも頑張りましたが、マジックはタコルー、ネルソンが試合を締めましたね。J-Rich欠場のため出番がまた来たウェイファーも13得点といい仕事をしました。はい、以上!あと動画でも見とけ見とけ。ドワイトとビッグベイビーの蘇生ショーでも見て楽しむが良いわ!



RECAPとかスタッツとかも纏めて貼っときますね。

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=320117019

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-charlotte-bobcats-0118-20120117,0,4303039,full.story
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/1/18/2715236/bobcats-vs-magic-2012-final-score
http://www.nba.com/games/20120117/CHAORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

では本日の本題行きますよー。各チームの生存戦略、ヒアウィゴー。

☆ORL

・とにかくトレードに応じない

そりゃそうです(笑)。ま、マジックがドワイトを出すか否かの最終決断を下すのはディヴォスオーナーだそうです。老い先短い彼は再建を望んでおらず、優勝のチャンスのためならこのままドワイトをキープする事もいとわない模様です。うむ、私と同意見ですな。レギュラーシーズンの好成績を考えても、妥当な判断だと考えます。

・今季カンファレンスファイナル以上の成果を出す
・ブルズorヒートに最悪でも惜敗


とはいえ、今季の終わりが'99マジックや'10キャヴスと同じくプレーオフでの惨敗となれば、その時はドワイトは何の躊躇も無くマジックを去ることでしょう。デロンがどうしてもオーランドへ行きたいと願わない限りはまずそうなります。

となれば、やはりマジックはプレーオフでこそ結果を残さなければならないのです。カンファレンスファイナル進出と私は書いてますが、これは即ちブルズないしヒートに勝つ事を意味します。さもなくば東の第1シードでプレーオフに臨むしかありません。

で、今ひとつ重要なのはドワイトがオーランドでも優勝出来るという手応えを掴む事。だから最悪でもブルズなりヒートなりと互角にやりあえるぐらいの成果は残さなければなりません。'10キャヴスの場合、それさえ叶わずセルティクスに片付けられた事がレブロンの決断を後押しする決定打だったと思います。

ファイナル進出ないし優勝ならいくらなんでもドワイトも移籍はしないんじゃないでしょうか。準優勝なら補強は容易いでしょうし、それこそデロンもマジック入りを考えるはずです。マジック逆転の目はなかなか厳しいです。しかし、不可能では無いと思いたいですね。'09ファイナル進出時だって誰もマジックの快進撃は予想していなかったんですから。

・ドワイトの情に訴える

意外と侮れませんw ドワイトが今季開幕前のマジックの観客達による熱い声援に涙を流したのは事実です。ま、ドワイトが実は移籍志願での批判を避ける為に意識的にそういう言動をしているだけだったら無意味かもだけどな!

☆NJN

・ロペス兄復活


まずこれでしょう。ネッツがドワイトを獲得するならばロペス兄が交換材料になる事は最早周知の事実。ロペス兄としてはネッツで一緒にプレーした事もある仲良しのライアンと組めるという話もありますね。ただ、ロペス兄の故障からの回復がどの程度なのかはやはり重要です。例えば今季復帰してもまた別のところを故障で欠場なんて事になっちゃうとマジックは一気に及び腰になってきます。

・デロン・ウィリアムズ残留

♪泣かないで〜デロン、ってそれはヘロン。



ま、これは結局ドワイトとデロンの話し合いで決まる事な気がするんですけどね。デロンがネッツでやっていきたいと思わせる説得材料が必要です。単に元ジャズのメンバーを集めただけでは駄目でして、例えばデロン&ドワイト体制をサポートできる人材を確保しておくとか、今のチーム状態でもデロンが納得出来るだけの将来へのヴィジョンを示すとかです。つまりネッツの未来を考えた時、最大の障害は今やマヴスだって事ですね。

・三角トレード相手の模索

ネッツは今季開幕前、マジックとの三角トレード話を纏めたものの、マジックのディヴォスオーナーが最終的にNGを出した経緯があります。あの時はえーと、こういう話だったんですよね

http://espn.go.com/new-york/nba/story/_/id/7351542/sources-new-jersey-nets-serious-talks-get-dwight-howard

マジック←ロペス兄、ジェラルド・ウォーレス
ネッツ←ドワイト、タコルー、デュホン
ブレーザーズ←ドラフト指名権+α


これを更に四画トレードに発展させようとしたんでしたっけ?ともあれその話は当時、実際どこまで発展したのか知りませんが肝心のマジック側がドワイト放出自体にNGを出した訳です。ディヴォスオーナーがオールスターへ向けた皮算用を優先したか、ドワイトをキープして最後の(?)優勝チャンスに賭けたかは知りませんが。

つまり、この内容でNGという事はネッツはもっとトレードの内容に色をつける必要があります。この時はドワイトとのセット販売でお荷物整理というニュアンスだったタコルーとデュホンもまた調子を上げてますしね。しかも今やブレーザーズはジェラルド・ウォーレスとは再契約で話がついているようなので、上記のトレードないしその発展系は恐らくは無理でしょう。

・今季中にトレードに動く

私はネッツがドワイトを獲得するとしたら、実はこの手しか無くなって来ているように思うんです。今季の成績低迷にも拘わらずドワイトは今のところはネッツを移籍先候補から外していません。プレーオフに出場出来る見込みが減ってきた今のネッツ行きをドワイトが嫌がっているらしい、という情報もありますけどね。

ただ、マヴスやレイカーズとのFA誘致合戦となるとネッツはやはり不利じゃないかと思うんです。だったら速攻で今季中にマジックを口説き落とし、オールスター明けからトレードデッドラインまでの間にトレードを成立させてしまう・・・これでネッツの勝ち逃げです、多分。いくらなんでも2人同じチームに揃ったのに2人仲良くFAで去っていくなんてこたぁ無いでしょうからね。

現在ドワイトのリクエストに関係無くドワイトがマジックでプレーしているのはひとえにマジックのディヴォスオーナーの意思です。であれば、ネッツ側としてはディヴォスオーナーがネッツにドワイトを出しても良いと思えるだけの交換材料を揃えれば済むんですね。本当に口説き落とすべきはドワイトではなくマジックのオーナーシップであるという事です。

因みにネッツが今季、ハンフリーズに1年契約しか提示しなかった事は恐らくは2つの意味を持ちます。1つにはドワイト獲得トレード時の駒として使う事、今1つにはそれが果たせずドワイトがFAになった時に同時にハンフリーズにもFAになってもらい、キャップスペースを空ける事。ハンフリーズもそれは承知しているでしょう。ネッツ側もそんなハンフリーズに報いる為に短くとも大きな金額で再契約したんだと思います。オクァーさんがトレードで移籍してきた理由も概ね同じですね。彼も契約最終年ですから。

チーム状態は宜しくありませんが、ネッツのプランはまだ崩壊してません。ブルックリン移転まで残すところ1シーズン、まだまだ彼らの動きには注目です。


☆DAL


・ドワイトの去就が今季中に決まらない

これはマヴスにとって恐らく最も重要な前提条件です。ブロックバスタートレードの権化たるマーク・キューバンといえども、流石に現時点でマジック側が飲みそうな交換条件を用意するのは困難ですからね。無論ネッツがデロンを出す可能性も低いでしょう。言うまでも無く、ネッツにとってそれはドワイト獲得競争に白旗を掲げるのと同じ意味だからです。

なのでマヴスとしては、マジックがこのままドワイトをキープするか、ネッツ、レイカーズ、もしかしたらクリッパーズとブルズもですが、ドワイトが残留に興味を示さない球団へトレードされるのが理想です。勿論マジックなりその移籍先なりがプレーオフで結果を残さない事も重要なところですね。

・キャップを空ける

これをやらないと始まりません。マリオンはじめ、大きな複数年契約の選手をほぼ無償ないし残り契約1年の選手と交換するなどしてキャップを空けるのです。


・デロン、故郷凱旋へ傾く


要はマーク・キューバンがデロンを口説き落とせるか、ここです。キッドを継ぐPGとして君の力が必要なんだ云々かんぬん言うんでしょうけどね。直接ドワイトを口説くより、まずはデロンを押さえる。ここがマヴス成功への鍵となる事でしょう。後はデロンに、ドワイトを説得させればイッツオートマティックな感じです。

ま、因みにマジックは'00年オフにグラント・ヒルを確保し、続いて仲良しのダンカンを釣る作戦に出たらデヴィッド・ロビンソン渾身のブロックもとい説得にあって失敗したけどな!ア○ウェイ仕込みの洗脳作戦とキューバンのビジネス能力、果たして上回るのはどっちでしょうね〜。

☆LAL

・とにかく今季無理矢理獲りに行く


リビルドではなく引き続き優勝を目指したいらしいマジックから見て、依然として最も豊富な交換材料を持っているチームは、クリス・ポール獲得に失敗した結果オドムだけを失ったレイカーズです。彼らにはまだバイナム、ガソル兄、ワールドピース等々の交換材料がありますからね。つまりレイカーズだけは、先にドワイトを獲りに行って、それを材料にデロンを釣りにいくという作戦が成り立ちます。

ただ、このシナリオはレイカーズがバイナム+ガソル兄同時の放出を否定したところで一度無くなりました。ポール獲得作戦失敗の後レイカーズは再びドワイト狙いに行くという報道もあったものの、バイナムの活躍が皮肉にもレイカーズのトレードへの意識を下げた感があります。ネッツがデロンをもターゲットとするならばバイナムをドワイトに変えるのは必須な筈なんですけどね。それともコービー+バイナムだけでデロンを釣れると考えているのでしょうか?それともそもそもデロンには興味無いのかな?

・ドワイトの去就が今季中に決まらない

という訳で、以下はレイカーズが今季中にドワイトを取れないケースについて。勿論ネッツ、まさかのマヴス、もっとまさかのクリッパーズやブルズにドワイトが移ってしまえばレイカーズに出来る事は多分何もありません。オフに勝負をかけるならばやはりドワイトさんにはマジックなり残留する気の無い球団へのトレードなりで完全FA化して頂くのがベストでしょう。

・コービー自ら口説く


もしこれが実現したらレイカーズは一気に優勢に立てるんですけどね〜。何しろ、マイケル・ジョーダンが自分と比較することを認める唯一の選手ですよ?コービーがそういうことに積極的だったかなーという疑問は残りますが。

・デロンとドワイトのどちらかを確保→両方獲りへ

多分、レイカーズで一番ありそうなシナリオはこっちです。ただ、故郷マヴスでのプレーを考えるデロン、シャックとほぼ同じルートを行く事に抵抗のあるドワイトとそれぞれに口説くのには多少の難材料が残っています。どっちを先に口説き落とせるかですね。マヴス、ネッツとの競争となるとちょっともうどこが勝つか分かりませんが、まあレイカーズは常に油断のならないチームですから、またどんなウルトラCを繰り出してくるか分からないです。


http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/7471786/will-los-angeles-lakers-players-deron-williams-stakes

・・・と思ってたらレイカーズもどうやらデロンに興味を示し始めた様子。お、さてはレイカーズも遂にドワイトとデロンのセット買いを志向し始めたのでしょうか?そうなるとレイカーズもいよいよ本気だなって感じですね。

☆LAC


このチームに関してはもう、これを最初に言い出したクリス・シェリダンに説明してもらいましょう。何しろスミスGMが否定したのに続きリアルGMでも否定報道がなされ、更にはドワイト自身もクリッパーズへ今加わる興味はあるかと聞かれて「No」と答えています。シェリダンはん、これはどないなってますのんや〜?

http://www.sheridanhoops.com/2012/01/18/more-on-dwight-howard-and-the-clippers/


シェリダンに言わせれば、キーワードは「今」なのだそうです。そう、ドワイトは今はクリッパーズには興味は無いって事です。シェリダンによると現在ドワイトの移籍希望リストは引き続きネッツ、マヴス、レイカーズであり、レイカーズは引き離されての3位だそうです。これは多分、デロン・ウィリアムズをセットで獲りに行く気がレイカーズ側にあまり無いからじゃないでしょうか。ではそんな中で、クリッパーズ行きのシナリオが発生するのはどういうケースでしょうか?シェリダンの考えるシナリオは以下の通りです。

1.マヴスがマリオンを今季中に放出する事に失敗する

つまりマヴスがマリオンを今季で契約終了する誰か、またはこの前のオドムみたく実質無償でトレードする事に失敗する

2.デロンがそれでもマヴス行きを決意

この時点で私的にはかなり無いと思うんですが、デロンがマヴスとマックス契約で合意し、ドワイト分のキャップが無くなってしまうという訳です。・・・ヒートのスリーキングスみたくサラリー分け合えば良くね?

3.デロンがいないネッツをドワイトが見切る

そりゃまあデロンが出て行けばドワイトはネッツに来ないですね。

4.ここでクリッパーズが動く


1〜3の結果ネッツとマヴスが消えれば、ドワイトのリストに残っているのはレイカーズのみ。まあレイカーズはバイナムを提示するでしょう。そこでクリッパーズが、デアンドレ・ジョーダン+ブレッドソー+モー・ウィリアムズ+1巡目指名権でドヤ!と持ちかける。

・・・シェリダンさん、流石にこれ苦しくね?書いてて正直こりゃ無さそうだなーと思えるシナリオです。うん、やっぱりクリッパーズは無いと思うわ。ただ、この記事読んでてレイカーズがかなり不利である事は理解しました。

結局、昨日私が書いたようにドワイトとデロンは恐らくはセット販売で考えないといけません。このコンビを成立させる事に注力するしか無いんですよ。どうも今までのレイカーズにはそのヴィジョンが欠けていたように見受けられます。PGがフィッシャーとブレイクというレイカーズの現状を考えれば、デロン獲得は作戦としては大アリだと思うんですよね。

ネッツは完全に両方獲りで動いてます。マヴスも多分分かっているでしょう。レイカーズもどうやら気付いたかな?マジックはドラスティックなキャップ空けは無理ですが、曲がりなりにもドワイトを現在キープしており、このまま結果を出す事も出来ますし、その過程で現在保有している選手達のトレードヴァリューを上げる事も可能です。現にライアン、レディックは結構魅力的なトレード候補足り得ますし、シーズン前はお荷物扱いだったタコルーとデュホンも今ならそこまで酷くはありません。

この流れで行けばマジック、ネッツ、マヴス、レイカーズの競争で行くのは間違いありません。後はどのチームがいつどう動くか、です。運の要素もありますし、今の段階でこのチームが確実、というのは無いでしょう。ただ、ドワイトとデロンはセットで考えなければいけない、これはおそらくガチでしょう。このヴィジョンが欠けたチームは一気に不利になると思われます。ドワイトがブルズ行きにあまり興味が無いのもアディダス云々より多分これが真の理由かと思われます。今季、去就について尋ねられる度に「僕は今はマジックにいる」とドワイトは返事しています。そう「今は」、です。この「今は」の意味、よくよく考える必要がありそうですね。

ともあれマジックは3連戦ファイナル、スパーズ戦です。マジックとしては何でもいいからまずは勝ちまくるしかありません。ファンとしても今はもうそれだけですね。後はまあ頑張れ、スミスGMとだけ今は言っておきます。



MITCHELL&NESS ミッチェル&ネス ORLANDO MAGIC オーランド マジック 【XL-LOGO BEANIE/BLUE】
MITCHELL&NESS ミッチェル&ネス ORLANDO MAGIC オーランド マジック 【XL-LOGO BEANIE/BLUE】

カーメロの脅威〜ドワイトのトレード関連情報アップデート・4

ブログネタ
NBA に参加中!
マジック102-93ニックス
グリズリーズ102-86ブルズ
シクサーズ94-82バックス
キャヴス102-94ボブキャッツ
ロケッツ114-106ウィザーズ
ブレーザーズ84-77ホーネッツ
クリッパ−ズ101-91ネッツ
ホークス93-84ラプターズ
ウルヴス99-86キングス
サンダー97-88セルティクス
レイカーズ73-70マヴス


☆本日のハイライト
・ブルズの快進撃、ローズ不在の中メンフィスの地で一旦ストップ。グリズリーズは1/1の64-104フルボッコ負けのリヴェンジ達成
・シクサーズはホーム6戦全勝中
・レイカーズ、「Fish that saved LA.」(by Kenchさん)
・ホーフォード不在→ジョッシュ・スミス28得点15リバウンド+ジョー・ジョンソン27得点でホークス勝利
・セルティクス、パーキンスを迎えたサンダー戦でビッグ体制下初の5連敗

カーメロ「ラ・ラ、行ってくる」
ラ・ラ・ヴァスケス「戦果を期待します」
カーメロ「ハハハハハ、焦るなよ、ラ・ラ」


・・・あれ、これだとカーメロさんはランバ・ラルよかシャアの方が合ってるのかな?「賢いな、ラ・ラは」みたいな。そんなカーメロさんが1試合の欠場後に戻って来たアウェーでのニックス戦は、マジックにとって結構重要なゲームでした。アウェー4連戦の最終戦であると同時に、今季各チームに課せられたタスク、3日連続ゲームの初日でもあったからです。

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=320116018
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-orlando-magic-new-york-knicks-0117-20120115,0,1997844.story
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/1/16/2711786/magic-vs-knicks-final-score-martin-luther-king-day-2012


珍しく早い時間に行われたこの試合について、Go New York Go!のKennyさんが実に端的な言葉をツウィッターにて仰ってましたのでご紹介します。

オーランドの面々は後半になっても寝ている。昼間の試合は時々こういうのがありますね。特に田舎のチームが都会で前泊すると、こうなる。

なーるほど、そういう事だったんですね。私がこの試合をライヴでチェックしたのは2Q途中からだったんですが、何だかマジックの今ひとつ感が半端じゃなかったんですよ。カーメロはFT掴み取りぐらいの勢いでフリースローラインに立ってるし、それ以外のメンバーに対してもマジックのディフェンスは今ひとつピリッとせず、やられ放題であるようにさえ見えたのです。

また、この試合で困ったのが審判の笛。女性審判のせいか厳格で、笛が軽いんです。結果としてカーメロはFTポイント10倍ぐらいの恩恵を受けましたが、双方ビッグマンがファウルの嵐で出場時間を短縮させられてしまう事に。実際ドワイト、アマレ、チャンドラーみんな「これがファウル?」みたいな感じで首を振ってましたね。見た範囲ではチャンドラーが一番理不尽なファウルを吹かれてた気がします。また、ニックスはドワイトにダブルorトリプルチームを仕掛け、彼に自由を与えませんでした。この2つの成果が今日のドワイトのぱっとしない成績に現れています。

しかし、ヴァンガンディHC就任以来マジックはドワイトのダブルorトリプルチームを誘ってフリーの3ポイントを放つという戦術のチームです。セルティクスみたくドワイトへのダブルチームと外角シューターへのケアがキッチリ出来るチームでなければ、ドワイトを抑える事が出来てもフリーの3ポイントが飛んでくる事になります。今回は、ここのところやや調子を落としているかに見えたライアンの出番でした。

結論から言えばライアンは今季リーグハイとなる7本もの3ポイントを叩き込んでキャリアハイの30得点を荒稼ぎ。7リバウンドも加えてドワイトが抑えられた分を取り返す活躍を見せたのです。またJ-Richが故障欠場のため代わって先発に昇格したレディックも驚異のFG8/12で21得点をマーク。更にはタコルーも対カーメロのディフェンスでファウルが嵩みながら15得点4アシストと彼らしい活躍を見せました。

ニックスは確かにカーメロが33得点稼いでいるんですが、FTを16本得て14本決めてるのが大きいのであって、実はFGの方は9/27、要するに3本に1本しか決めてません。ですので外から打ってくる分にはまるで怖くなかったですね。もっと試合終盤までファウルを稼ぎに来られたらもっと厄介だったかも知れませんが。ともあれマジックは得意の3ポイント攻勢が見事に当たり、4Q
中盤に遂にニックスを捕らえ、突き放したのです。それをKennyさんはこう表現しました。

残6分で目を覚ました。間に合っちゃったね。

まあ正確にはそれまでも結構な確率で3ポイント入ってたんですが、まあ結果を見るにそういうことなのでしょう。残り5:31時点でのタコルーの3ポイント(実はオフェンスが崩れたところで無理矢理打ったショットでしたが)で87-85と逆転すると、タコルーの3ポイント、チャンドラーのファウルを得てのF、またも3ポイントで94-89とし、更にはカーメロのショットミスとパスミスからレディックが速攻で2本レイアップを沈め、とどめにカーメロのファウルから得たFT2本も決めて100-91となった時点で勝負アリ。その直後ドワイトがファウルアウトした時にはもうニックスに時間は残されていなかったのです。

http://www.nba.com/games/20120116/ORLNYK/gameinfo.html#nbaGIboxscore

スタッツについては上でも触れましたが、このゲームではJ-Richの代わりにQ-richが復帰して13:21出場した事を付け加えておきます。タコルーがベンチに入る間は彼とクラークがカーメロのディフェンスに頑張ってました。ただ、カーメロについての問題はコート上よりもむしろコート外だったかも知れません。実はこの試合の後、ドワイトはカーメロから現在のトレードを要求して宙ぶらりんの状態についてアドヴァイスを貰ったのだそうです。

http://www.nypost.com/p/sports/knicks/anthony_advises_howard_do_what_best_Big3ZuuHaaf53RvksGchFO


「Do what’s best for you」というカーメロのアドヴァイス、確かクリス・ポールに対しても同じ事を言っていたと記憶しています。余計な事良いよって、と思ってたらもっと踏み込んだ記事がこちらにありました。

http://www.cbssports.com/nba/story/16900895/howard-keeping-quiet-as-tradedeadline-zoo-approaches-and-fast

"All he said was, 'Do what's best for you. 'Whatever you decide, people are gonna dislike you, but you have to live for you.' And it's good advice. I just told him, 'I want to do whatever I can do to win.'"

どう決断しようが人々は君の事を嫌う、でも君は君のために生きないといけない・・・それってまあ、オーランドの人々に嫌われる事になっても自分の勝ちたいという願望に忠実な選択をしろって言ってるようなもんですな。そしてドワイトはそれを良いアドヴァイスであると考えている訳です。うむ、困ったもんだ。このCBSの記事はドワイトの移籍は最早不可避のものとして書かれてますね。

http://www.sheridanhoops.com/2012/01/16/dwight-howard-clippers/

そこへ持ってきて、もう一発ビックリな情報が飛んできました。元ESPNの敏腕記者、クリス・シェリダンより、ドワイトがネッツ、レイカーズ、マヴスに続いてなんてクリッパーズを移籍先候補に加えたというのです。但し行くとすると今季終了後のトレードになりそうだとあります。

ドワイトとしては今季のネッツに加わってもプレーオフに出られない公算の方が高く、かといって今季終了後FAでネッツに行こうとしてもデロンが残っているかは定かではないと。つまり、ネッツは最早デロンとドワイト両方を得るか失うかの2択になっちゃってるんですね。マヴスとしてもドワイトとデロンの両方獲りを狙っており、その際デロンに対して故郷でのプレーを誘うというのはアドヴァンテージになり得るという訳です。ドワイトが希望球団以外へトレードされるなら尚更マヴスは有利なポジションにつく、という訳ですね。

シェリダンによればドワイトがプレーヤーズオプションを行使してもう1年残留というのは難しそうみたいです。なんでもドワイトのエージェントに配慮してジャマール・クロフォードでなくジェイソン・リチャードソン(ドワイトと同じエージェントと契約)と契約したなんて話もありました。でもそのエージェントさん、実はネッツのビリー・キングGMと仲良かったりするんですけどね。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-dwight-howard-magic-clippers-0117-20120117,0,7821397.story

但しマジックのスミスGMはクリッパーズがドワイトの移籍先リストに入っているというこの報道を否定しています。ESPNでもマジックとクリッパーズ間での交渉については否定されてますね。私もクリッパーズ側がそもそもドワイトを欲しがるかどうかは疑問です。

そもそもホーネッツ(=リーグ)がクリス・ポール獲得トレードで散々クリッパーズから搾り取ってくれたお陰で、クリッパーズに残された交換材料はそう多くはありません。オフにトレードといってもデアンドレ・ジョーダン+カロン・バトラー+モー・ウィリアムズ+ドラフト指名権とかですか?今やウエスト上位に食い込むに至ったクリッパーズの指名権に昔程の価値はありませんよ。

第一、ドワイトとグリフィンを組ませて果たして上手く行くのでしょうか?いくらPGがポールでもボールは1つしか無いんです。オールスター先発級のPFとCをわざわざ並べて選手層を薄くするよりは現状の方が戦力的にもバランスが取れています。因みにオーランド・センチネル紙のブライアン・シュミッツ氏はドワイト出すならグリフィンゲットだろヒャッハーなどとまだ2012年なのに世紀末な寝言を垂れ流しています。クリッパーズが出す訳無いだろJK。

では、クリッパーズはさておきドワイトの考えはどうでしょう?もしもドワイトが本当にクリッパーズを移籍先候補に加えるとしたら、それは2つの事を意味します。

1.とにかく移籍したいんや!


ネッツはトレード材料のロペス兄が故障の上にチーム成績低迷、レイカーズは好調なためかドワイト獲得の意欲が下がり気味に見えます。そしてマヴスは早くともオフまで移籍は無し・・・ドワイトの行き先候補は実はどこも道が塞がり気味です。そんな閉塞した状況にドワイトが業を煮やして移籍先候補を拡張・・・という可能性が普通に考えられますね。

2.ビッグマーケットじゃなきゃヤだ

最初からネッツとレイカーズなところへクリッパーズ。ブルックリンorロサンゼルスですよ。なるほど、見事にビッグマーケット狙い撃ちですね。そのうちニックスもリストに追加でしょうか?

じゃあマヴスはどうなのよと言われそうですが、それは恐らく最初からデロン・ウィリアムズと相談しているからでしょう。つまり、デロンも元からマヴスを選択肢に入れているんでしょうね。ヒートのビッグ3結成時、ウェイドとボッシュでどこに集まるか相談した時にボッシュが「寒いところは嫌だ」と言ってブルズが候補から消えたという報道が当時ありました。恐らくはドワイトも同じような話をデロンなりポールなりとやってます。

で、デロンとの相談の結果がネッツorマヴスで合流、なのだと思うんです。だからドワイトは最初からマヴスを候補に入れてあるんでしょう。で、ポールとはレイカーズで合流する可能性の話をしてたんでしょうね。が、あのような形でポールのレイカーズ行きの話は崩れました。こうなるとレイカーズはドワイトから見てネッツやマヴスと異なり、あまり魅力的な選択肢ではなくなってきます。・・・レイカーズがデロンを獲れない限り。だからポールのいるクリッパーズといい名前が再浮上してきた訳ですね。

ポールはもうクリッパーズで動きませんし、現状維持で戦力的にも問題は無いでしょう。後はドワイト&デロンがどこで実現するかがまず第1であって、何らかの理由でそれが上手く行かなかった場合、つまりデロンがドワイト無しで満足出来る環境を得た場合のみ、ドワイトはクリッパーズでポールと組む事を考えるのでは無いかと思います。でも多分クリッパーズは動かないと思うんですよね。近い将来にマックス契約の選手を3人抱える事になるような補強を、いくらなんでもあのクリッパーズがやるとは思えません。となるとドワイトの行き先は最終的にブルズ?または様子見でマジックにもう1年残留って感じになるかも知れませんね。

ネッツがデロン残留を諦めて彼を放出した場合、ないし再契約に失敗して完全FAとなった場合、なかなかややこしくなります。マヴスが舌なめずりしてドワイト&デロン一挙取りに向かうでしょうし、レイカーズだって黙っていないはずです。単なるバイナムとドワイトのトレードではあまり意味が無い上にタコルーをセット販売されかねないのに対し、ドワイトとデロンのセット販売ならレイカーズはガソル兄でもバイナムでも喜んで差し出す事でしょう。なんなら2人をバラバラにマジックとネッツにトレードで送ればいいじゃないですか。つまりオフまでドワイトとデロンの去就がこじれれば、レイカーズにも勝算はあります。

翻ってマジックはとりあえずこのまま、今季結果を出すしかありません。最低でもカンファレンスファイナルには到達しないとドワイトの慰留は難しいでしょう。後はデロンとドワイトの話し合いがどうなるかです。デロンが「大都会がいい」(→ネッツorレイカーズ)と言うか、「故郷がいい」と言うか(→マヴス)、「暖かくて税金の安いところがいい」(→マジック)と言うかで各球団の運命が決まります。

ヒートのスリーキングスと同じようなスター同士の談合的な話し合いから始まる花いちもんめは確かにレディックが言うように、最早他の人間がコントロール出来ない域に達しつつあります。ドワイトとデロンが今在籍する球団、獲得を噂される球団。即ちマジック、ネッツ、レイカーズ、マヴス。このうち1球団だけが恐らくはドワイト&デロンを独占し、他の3球団は負け組と化します。レブロン獲得競争の本質が実はスリーキングス総取り合戦だったのと全く同じ構図ですね。

果たしてこの後どうなるかの予想などこうなっては恐らく不可能です。レギュラーシーズンの成績、プレーオフでの成果、故障など、様々なファクターが彼らの移籍先を変える可能性を持ちます。マジックファンとしては今季のオールスターがオーランド開催であるが故にまだドワイトがピンストライプのユニフォームを着ているという幸運に感謝しつつ、事の推移を見守るばかりであります。

シーズンは続きます。休む間も無くオーランドへ引き返してボブキャッツ、そしてスパーズと3連戦です。マジック、特にドワイト以外の面々はただ頑張ってマジックの優勝を目指す他にありません。この短縮シーズンにどのような結末が待ち構えているかは分かりませんが、今はただこの3連戦、そしてその先もマジックが勝ち続ける事を願うばかりであります。



P.S.

冒頭に「珍しく早い時間に行われた」と書きましたが、この日はマーティン・ルーサー・キングJr.デーでしたね。誰それゴーストバスターズの?ってそれはレイ・パーカーJr.ですよと。ギレン閣下の基地外演説動画の代わりに、黒人差別と戦った偉人の名演説を貼っておくのでご存じ無い方は是非一度ご覧下さい。ジークジオンとは全く異なるベクトルでの演説の凄みを知る事が出来るはずです。



彼に捧げたU2の名曲、「PRIDE」もついでにどうぞ。





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Girls And Boys〜ドワイトのトレード関連情報アップデート・3

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ウォリアーズ99-91ピストンズ
ジャズ106-96ナゲッツ
スパーズ102-91サンズ


☆本日のハイライト
・スパーズ、ホーム9戦全勝
・ウォリアーズはアウェー初勝利
・ジャズはここ8試合で7勝
ウェイド、復帰時期未定
クリス・ポールもハムストリングを故障
ラシード・ウォーレス、セルティクスは再契約に興味無し

えーと、このシリーズはとりあえずもう結論出したんで終わりのはずだったんですが、ひとつ書き忘れてた事がありました。今回のドワイトみたくトレードをリクエストした選手のその後の顛末について、です。つまりトレードを志願した選手の実例を挙げていき、参考にしようという訳ですね。

では、時系列とか深く考えずに早速やっていきましょう。事実誤認な部分があったら御指摘宜しくです。

☆ハキーム・オラジュワン(HOU→残留)

・トレード要求の原因→ラルフ・サンプソンとオラジュワンのツインタワーで一度はファイナルまで勝ち進んだチームがその後低迷したため

・結果→ジャパンゲームへ向かう飛行機中でオーナー直々に説得、翻意に成功


引き留め大成功の例ですね。忘れられがちですがオラジュワンはあの2連覇より前に1度ファイナルの舞台に立っていたんです。時はまだマジック&バード時代でした。彼らの衰えと共にジョーダン時代が到来、オラジュワンはその間脇役であり続けたのです。一度ファイナルの舞台に立っただけに、その後のロケッツの体たらく(基本的にはサンプソンがダメになったせいですが)に不満を抱くのも分からなくはありません。

ロケッツ、そしてオラジュワンにとって幸運だったのはジャパンゲームの存在でした。長時間の日本へのフライトがあればこそ、オーナーもオラジュワンを説得する時間をじっくり持てた訳ですから世の中何が幸いするか分かりません。何しろそれで結局2連覇ですからね。ドワイトにはオフェンス能力だけでなく、この生き方をこそもっとも見習って欲しいもんです。

☆チャールズ・バークリー(PHI→PHO→HOU)

・トレード要求の原因→勝ちたいんや!

・結果→二度に渡る移籍を果たす


ま、このヒトについては「新・栄光無き〜」にて。

☆ショーン・ケンプ(SEA→CLE)

・トレード要求の原因→自分より各下のマッキルベインが遥かに高いサラリーを得ている事への不満

・結果→テレル・ブランドン、ヴィン・ベイカーらとの三角トレードで移籍


この人についても「栄光無き〜」で触れましたね。一度はファイナルまで勝ち進んだペイトン&ケンプのコンビは残念な形で解散してしまいました。今のポール&グリフィン同様のインパクトがあったコンビの解散はNBA全体にとっても損失だったと思います。そしてソニックス(現サンダー)とケンプ自身にとってもそうでした。ソニックスは最早二度とファイナルの舞台には戻れず、遂にはチームもシアトルの地を離れる事に。ケンプはキャヴスで確たる成果を出せずにリーグをさ迷い、消えていってしまったのです。やめときゃ良かったのに、の好例ですね。

☆スコッティ・ピペン(CHI→HOU)

・トレード要求の原因→安過ぎるサラリー

・結果→ブルズの「ラストダンス」を待ってロケッツへ


この方の顛末も'90sファンならよくご存知ですね。まあそもそも、わざわざ長期ながら安い契約を結んでしまった事がピペン最大の失策だった訳ですが。ブルズもすこしは報いてあげりゃ良かったのに、とは思いますが。

☆ヴィンス・カーター(TOR→NJN)

・トレード要求の原因→モチベーションダウン?

・結果→サボタージュの末にネッツ移籍を果たす

カーターがトロントを後にした理由って、ペニーがオーランドを去った理由に似てますね。チームを代表する、リーグに名だたるスター選手となりながらメディアに叩かれファンとの折り合いが悪くなる・・・更に税制上カナダだと損をするというアンラッキーな事情もありました。あと、カーターと契約していたナイキとしてはカーターにはカナダよりアメリカ、それも大都市にいて欲しかったのでは?と予想します。

カーターはかなり実力行使な感じでしたねー。ラプターズ末期はコートには立つもののやる気は微妙にありませんよ〜って感じでスタッツも微妙でした。それがネッツ行った途端に以前の調子に戻ったんです。余程ラプターズとの関係は決定的に悪化してたんですね・・・。

☆トレイシー・マクグレディー(ORL→HOU)

・トレード要求の原因→チームの補強への不満

・結果→ドラフト1位指名権でシャック獲得を求めるも聞き入れられず、ブロックバスタートレードでロケッツへ


アディダス契約でマジックのエースという、ドワイトの先輩にあたるこの方。「栄光無き〜」で書いてた時は気付きませんでしたが、よくよく考えてみると補強orトレードってのも同じですね。シャック獲得トレードがもしも実現していたら、ヒートの代わりに優勝していたのはマジックだったのかも知れません。ま、普通にT-MACとドワイトが組んでれば良かったんですが。

ドワイトはT-MAC程の無茶は言ってないと思うので、T-MACの時よりかはドワイト慰留は難しくないと思いたいんですけどねー。ま、こればかりは回りの環境にも左右されるんで何とも言えませんが。

☆カーメロ・アンソニー(DEN→NYK)

・トレード要求の原因→ニューヨークじゃなきゃイヤだイヤだウワワン

・結果→FA移籍すれば良かったものをトレード強行の結果、肝心のニックスの戦力ダウン&ビラップスが巻き添えに


記憶に新しいのが来ましたね。メロドラマ、本当にアレでしたなあ。まあその顛末がアレでも結果さえ出せば文句も出ないんですが、なかなか結果が出ないニックスの現状に、とうとうニューヨークのメディアからもカーメロ批判が出始めました。今やデュラントとの間には越えられない壁の存在すら感じられます。どーすんのよメロさん。

カーメロのこのケースの特殊さは「ニックスじゃなきゃヤだ」というカーメロ側の姿勢でしょうね。ネッツが交渉してるなんて話も当時ありましたが、結果を見るにカーメロはニックス行きにしか一切興味が無かったように見受けられます。ま、ネッツはその影でデロンとの交渉を持ってたことが後で分かるんですが。

メロのニックスでのキャリアは結局チーム成績次第でしょうね。ニックスが結果を出せば良し、出せなければ批判が高まってニックスに居難くなるだけです。マーブリーさんもそうなっていきましたよね・・・。メロが同じ轍を踏まない事を願います。

☆クリス・ポール(NOH→LAC)

・トレード要求の原因→スターと組みたい&ビッグマーケット志向

・結果→すったもんだの末にクリッパーズへ


記憶に新し過ぎるケースですね。今にして思えばこれこそレブロン騒動の影響の最たる例だったなと思います。カーメロほど特定のチームへ拘りがあった訳ではありませんが、チームにトレードを強いたという行為の割に批判とかバッシングとかが少なかったのはレイカーズでなくクリッパーズへと行き先が変わったからでしょうか?そうだとすれば、ポールは案外リーグのあの裁定に感謝すべきなのかも知れませんね。

ポール禁止


☆コービー・ブライアント(LAL→残留)

・トレード要求の原因→シャックとの確執

・結果→シャックがトレードされ、コービーは残留


これを忘れてました。ご存知、シャックとコービーの確執の果てにどちらかを選ばざるを得なくなったケースですね。まあ結果を見るにコービーを選んで正解だった訳ですが。

因みに私の記憶が確かならば(←鹿賀丈史風)、コービーってその後レイカーズの成績が厳しかった頃にトレードを要求してたと思うんですが、レイカーズファンの皆様どうでしたっけ?

いやー、しかし列挙してみると残留したケースってオラジュワンとコービーだけですか。全く最近の若いもんは、って書こうと思ったらバークリーなんか全く他人の事言えないですし。ドワイトさんが何とかオラジュワンとコービーの道を選んでくれるよう、マジックフロントの更なる努力に期待する次第です。




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ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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