ナゲッツ99-88ボブキャッツ
ヒート113-101ラプターズ
ウィザーズ97-76シクサーズ
バックス121-84キャヴス
ホークス100-90ニックス
ブルズ83-71ピストンズ
ロケッツ98-89グリズリーズ
セルティクス100079ウルヴス
マヴス100-98マジック
キングス104-103ジャズ
ネッツ102-100ウォリアーズ
クリッパーズ98-97ブレーザーズ
☆本日のジェレミー・リン
・左膝故障の為3試合連続DNP
・チームはホークスに敗戦、ウッドソンHCのアトランタ凱旋を飾れず
☆本日のハイライト
・シクサーズ負けセルティクス勝って、イーストの4位と7位入れ替わり
・ウェイド30得点、ヒートは連戦もなんのそのでラプターズに勝利
・そのウェイド、甥が集団銃撃事件に巻き込まれて手術
・ブルズも相変わらずローズ&リップ不在のまま勝ちっ放し
・バックスも諦めない、8位ニックスまで1.5ゲーム差
・クリス・ポール渾身の決勝レイアップ、クリッパーズ激戦を制す
マジックのホーム崩壊や!
http://sports.yahoo.com/blogs/nba-ball-dont-lie/debris-imploded-former-home-orlando-magic-strikes-bystander-232546186.html;_ylt=AiJaQgI1ESHQXn3DYg3ZW1a8vLYF
いや、別にテロとかじゃございませんで、これはマジック初のホームコートだった元「O-rena」が遂に爆破解体されたってだけでして、取り上げ損ねてたので冒頭に入れてみました。こういうタイミングを逸して紹介しそびれた話とかって結構あるんですよね実際。
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-orlando-magic-news-0331-20120330_1_magic-notebook-vince-carter-returns-magic-game
さて、本日の対戦相手はディフェンディングチャンピオンで、昨日ヒートに負けたマヴス。カーターにとってはサンズへのトレード以降初のオーランド見参です。試合前にはマジックのACやネルソンと話すカーターの姿がありました。そして選手紹介時には観客達もブーイングも無く暖かくカーターを迎えます。ティップオフ直前にはカーターはヴァンガンディHCともハグしていたのです。
明日ここでのライヴを控えたレッド・ホット・チリ・ペパーズの面々も見に来たこの試合当日、マジックの新人アンドレ・リギンズにとっては24才の誕生日でもありました。気合の入ったリギンスがこの試合大活躍・・・だったら良かったんですが、残念ながら彼はDNPでありました。それはこのゲームが接戦だったからです。
http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=320330019
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-orlando-magic-dallas-mavericks-0331-20120330_1_orlando-magic-earl-clark-amway-center
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/3/31/2915631/orlando-magic-vs-dallas-mavericks-2012-final-score-recap-dirk-nowitzki-game-winner
このゲーム、入りは良かったんです。1Qにはマジックがネルソンのレイアップを皮切りとして3ポイント3連発を含む12-0のランを炸裂させます。何故かこの試合ではグレン・デイヴィスの代わりに出場時間を伸ばしたアール・クラークのスティールからのダンクでこの1Qを気持ち良く終わったマジックはここで奪った10点のリードをほぼそのまま保って前半を折り返したのです。
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/3/28/2908415/jason-terry-headband-socks-mavericks-vs-magic-crossfit-relay
ところでこの試合前半、マヴスではちょっと見慣れない光景がありました。ジェイソン・テリーが何故か、トレードマークのヘッドバンドを外し、ハイソックスも折って短く履いていたのです。実はこれ、以前にネルソンとテリーの間でこの動画にある通りの対決がありまして、ネルソンが勝てばテリーはこのマジック戦でヘッドバンドとハイソックスを着用せず、テリーが勝てばネルソンがヘッドバンドとハイソックス着用、という企画だったのですね。で、ネルソンが僅差で勝ったので、その罰ゲームとしてテリーはこの試合前半、そのキャリアにおいて初めてトレードマーク無しで出場、そのせいもあってか前半は6得点に終わっていたのです。が、こんなんで試合に負けてたまるかと思ったのか、後半はいつものスタイルに戻っていました。
その後半3Q、反撃してくるマヴスに対してマジックのハッスルプレーが飛び出します。ドワイトがマリオンのパスをカットし、ルーズボールになりかけたボールを何とかセーヴします。そのボールを持ったネルソンが投げ上げたロブパスをワンハンドアリウープで見事に叩き込んだのが、他ならぬドワイトでした。
この素晴らしいプレーで勢い付いたマジックは、マヴスが更に追いすがっても再び突き放す展開を繰り返します。そしてネルソンがジャンパーに続き2本連続でドライヴからレイアップで決め、遂にこの試合最大となる15点のリードを奪ってマヴスをタイムアウトに追い込んだのです。これはいける、と会場の観客達も思ったに違いありません。しかし、ここからが問題でした。
まず最初の躓きは3Q終盤の締め方。不要なファウルを与えてはFTで無駄に点を献上してしまい、折角のリードが7点と半減して4Qに入ってしまったのです。次にまずかったのがテリーの覚醒。やはりいつもの格好の方が落ち着くのか、4Qに次々ショットを決めてマジックを猛チャージ。そしてその時丁度、これまた毎度御馴染みのマジックの悪癖、TO連発が飛び出します。かくてマジックは残り6:12、89-89の同点に追いつかれてしまったのです。
ネルソンとノヴィツキーが1本ずつ決めた後、事件が起きます。これまたマジックの問題点となっているのがドワイト以下、審判の笛が辛い事ですが、この日もやられました。ノヴィツキーをディフェンスしていたライアンがまず、「え、それファウルなん?」というようなレヴェルのディフェンスでまず笛を吹かれます。そしてその直後、今度は明らかにノヴィツキーが肘でライアンを打ち、ライアンは(もちろん演技込みでしょうが)コートに勢いよく倒れ込みました。が、ファウルを吹かれたのはノヴィツキーではなく、またしてもライアンだったのです。観客席も立ち上がって審判に広義のブーイングを飛ばしたこのプレー、正直私もこのジャッジは流石におかしいと思いました。恐らくはその前のプレー、ノヴィツキーがライアンにファウルを与えた事でノヴィツキーになんでやねんアピールをされた審判がバランスを執ろうとしてノヴィツキーに甘い笛を吹いたのでしょうが、いくらなんでも甘過ぎでしょうこれは。
が、ライアンはここで感情を爆発させる方向を間違わなかったのです。審判に余計な事を言ってテクニカルを吹かれる事も、ノヴィツキーにフィジカルなお返しをする事も彼はしませんでした。彼はただ、得点という形で反撃したのです。次のオフェンス、ライアンはネルソンのジャンプショットのオフェンスリバウンドを掴むと、ノヴィツィーはじめディフェンスの手を掻い潜り、レイアップで押し込んだのです。残り3:33、95-91。ここまででもまだ悪く無かったですね。
が、マヒミのダンク→ライアンのFT×2の後にデロンテ・ウエストの3ポイントがまず決まって1点差。この次のオフェンス、マジックはタコルーがドライヴから珍しくダンクに行きます。が、これをマヒミがブロック。これはマヴスのビッグプレーでした。こぼれ球を掴んだウエストを行かせまいと立ちはだかったライアンはまたしても余計なファウルを与えてしまったのです。デロンテは2本共キッチリ決め、遂に残り1:10にしてマヴスが逆転に成功します。
両者のシュートが1本ずつ外れた後、得点したのはネルソンでした。インサイドでマヒミからシューティングファウルを得たネルソンはしかし、不覚にも2本目のFTをミス。98-98、残り26.9秒。マヴスとすれば時間を使うだけ使って決められれば良し、駄目でも残り時間が少ないマジックの攻撃を防げばOTという楽な状況を作ってしまいました。
そしてマヴス、ここでボールを持ったのはやはり頼れる男、ノヴィツキーでした。昨ファイナルMVPのこの男がタコルーが必死に伸ばす手の上から放ったフェイダウェーシュートは見事にマジックゴールに突き刺さりました。マイケル・ジョーダンの如く舌を出すノヴィツキー。つーかこの片足で跳びながらもう片方の足で相手を蹴りつつジャンプショットってさり気無くエグい必殺技ですね。ともあれ残り時間、5.9秒です。
そしてマジック最後のオフェンス。ボールを持つネルソンがインサイドへ切り込みかけたところでパスアウトした相手はタコルー。マジックきってのクラッチシューターの放った3ポイントは外れます。しかし、このオフェンスリバウンドを、マヴスのディフェンダーたちを掻い潜って見事ライアンが掴んだのです。後はそのまま押し込むだけ・・・のはずでした。ところがライアンはなんとこのティップインに失敗!マヒミがリバウンドを掴み、ファウルする間も無くゲームオーヴァー。マジックは惜しい星を取りこぼし、マヴスはオーランドでの連勝記録を6に伸ばしたのであります。
http://www.nba.com/games/20120330/DALORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore
ドワイトは19得点15リバウンド2スティール、最後が残念だったライアンは21得点6リバウンド。あとアール・クラークが13:43の出場で4得点7リバウンド4アシストと頑張りました。今日のマジックはSGが特に酷く、J-Richは何故か3ブロックしたもののFG2/7で6得点止まり、レディックはFG0/6で2得点に終わってしまいました。
ネルソンとテリーですが、ネルソンはFG10/17で24得点7アシスト4アシスト。3TO以外はなかなかの成績でした。対するテリーは17得点6リバウンド3アシスト2スティール0TOと、これまたなかなかやりますねって感じです。でもまあ、試合に負けたのはマジックですしねぇ
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/03/schmitz-take-ryan-anderson-says-i-blew-it.html
16とまたしても量産してしまったTOが最大の問題である事は相変わらずです。しかもそのうち12は後半ですからね。ライアンは最後のオフェンスリバウンドを押し込めなかった事を後悔しているのは勿論ですが、そこに辿り着くまでに問題がある事は明らかです。
http://www.nypost.com/p/pagesix/too_much_fun_for_magic_vcIBp4eSjiQnT10BTVfLPO
また、マジックには先のニックス戦での大敗について困った事情が聞こえてきています。一つにはニューヨークポスト紙なので信頼性がどれほどあるのか知りませんが、あのニックス戦の前の晩、グレン・デイヴィスとJ-Richはレッツパーティし、後でドワイト、デュホン、Q-Richと合流したんだそうです。ドワイト以下3名はシンガーのドーン・リチャードソンの新曲リリースパーティーに出席していたのでした。彼らはフィリップ・ニューヨークなるクラブのプライヴェートワインルームで朝の3時までシャンパン空けてたそうで、その結果ニックス戦前のシュートアラウンドでは彼らはボロボロで、試合中も動きが鈍かったらしいのですよ。
http://www.nba.com/games/20120328/ORLNYK/gameinfo.html#nbaGIboxscore
そう聞いてニックス戦のボックススコアをもう一度見直してみると、確かにそいつら全員ボロボロ・・・と思ったらデュホンだけはそこまで酷くないんですよね。流石はお姉ちゃんパーティー大好き男、酒に強いですなw
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-magic-brian-schmitz-mavs-0331-20120330_1_dwight-and-jameer-howard-and-nelson-huddle
もうひとつの、より深刻な問題はこちらです。ドワイトとネルソン、マジックのキャプテンたる2人がニックスとのあの試合中、タイムアウト中のハドルに加わっていなかったんですね。このことについて尋ねられたヴァンガンディHCは「いいかって?良く無いよ」と答えてます。じゃあ当事者2人はどうでしょう?まずドワイトですが、こんな感じです。
"We were down by 30, so I'm pretty sure the reason we lost wasn't because Jameer and me weren't in the huddle."
ハドルに加わらなかったのが負けた理由じゃ無い、とドワイトは言ってます。この後もその行為自体に問題があったことは認めてますが大事じゃない、というような事を行ってますね。ではネルソンはどうでしょう。
"I know there's people out there looking, eyes always on us…. It's my job to get into the huddle and be a leader."
ネルソンはシンプルに反省の弁を述べてますね。人々はいつも僕らを見てるんだ、ハドルに加わってリーダーになるのが僕の仕事なんだ・・・うむ、人の目が無かったらテキトーでええんかいという突っ込みが入らないでもないですが、まだ彼の方が好感が持てる姿勢です。
こうして2人のキャプテンの言動を聞いていると、やっぱりネルソンの方がリーダーに向いてるなと思うんですよね。PGとしてどうなのと仰る向きも多い彼ですが、私は彼のこういうところを評価してるんです。シーズン開始前に自主的にキャンプを開催するのもいつも彼の掛け声で開催されてますしね。
勿論今回の件は2人揃って駄目です。ですがネルソンは今日の試合、それを反省してタコルーがハドルに加わってない時にわざわざ彼に声をかけていました。ドワイトはどうなんでしょうかね?少なくともハドルにはちゃんと加わっていたでしょうが、他の選手にまで声をかけていたかは分かりません。これがポイントガードとセンターの差か・・・。因みにタコルーは年齢的にお疲れだと思うんでハドルに加わらなかったというより椅子に座って休みたかっただけかと思いますけどね。
まあ、この件は2名が反省すれば済む事ですが、深夜まで飲んでた件と言い、やっぱしマジックってドワイトの残留が決まって緊張感無くなってない?という危惧がありますね。やっぱドワイトがもう一度移籍希望とか言ってみた方が・・・ってのは流石に冗談ですが、ヴァンガンディHCとしては敢えてアール・クラークはじめ若手の面々を起用して、主力陣に危機感を持たせるのも手なんじゃないかと思います。
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/3/30/2913939/ish-smith-orlando-magic-analysis-bench-chris-duhon-stan-van-gundy
私が以前から推しているイッシュ・スミスをデュホンに代わって控えPGとして起用した方が結果が出るのではないか、という意見もあったりします。殆ど実戦起用の機会が無いに等しいオートンとかジャスティン・ハーパーとか出してあげてみてはどうかなと思いますよ。今いる戦力でなんとかしなきゃいけないんですし、今の緊張感が足りない状態であれば十分考えられる選択肢じゃないのかなと。
次の試合は1日空けて、ホームでナゲッツ戦です。あと14試合、プレーオフという本番へ向けて試せる事も多くは残されていません。ドワイト自身を含めてちょっと弛んだ空気を締め直す何かが欲しいところですね。
グレイテスト・ヒッツ(最強盤)
アーティスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
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ロケッツ98-89グリズリーズ
セルティクス100079ウルヴス
マヴス100-98マジック
キングス104-103ジャズ
ネッツ102-100ウォリアーズ
クリッパーズ98-97ブレーザーズ
☆本日のジェレミー・リン
・左膝故障の為3試合連続DNP
・チームはホークスに敗戦、ウッドソンHCのアトランタ凱旋を飾れず
☆本日のハイライト
・シクサーズ負けセルティクス勝って、イーストの4位と7位入れ替わり
・ウェイド30得点、ヒートは連戦もなんのそのでラプターズに勝利
・そのウェイド、甥が集団銃撃事件に巻き込まれて手術
・ブルズも相変わらずローズ&リップ不在のまま勝ちっ放し
・バックスも諦めない、8位ニックスまで1.5ゲーム差
・クリス・ポール渾身の決勝レイアップ、クリッパーズ激戦を制す
マジックのホーム崩壊や!
http://sports.yahoo.com/blogs/nba-ball-dont-lie/debris-imploded-former-home-orlando-magic-strikes-bystander-232546186.html;_ylt=AiJaQgI1ESHQXn3DYg3ZW1a8vLYF
いや、別にテロとかじゃございませんで、これはマジック初のホームコートだった元「O-rena」が遂に爆破解体されたってだけでして、取り上げ損ねてたので冒頭に入れてみました。こういうタイミングを逸して紹介しそびれた話とかって結構あるんですよね実際。
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-orlando-magic-news-0331-20120330_1_magic-notebook-vince-carter-returns-magic-game
さて、本日の対戦相手はディフェンディングチャンピオンで、昨日ヒートに負けたマヴス。カーターにとってはサンズへのトレード以降初のオーランド見参です。試合前にはマジックのACやネルソンと話すカーターの姿がありました。そして選手紹介時には観客達もブーイングも無く暖かくカーターを迎えます。ティップオフ直前にはカーターはヴァンガンディHCともハグしていたのです。
明日ここでのライヴを控えたレッド・ホット・チリ・ペパーズの面々も見に来たこの試合当日、マジックの新人アンドレ・リギンズにとっては24才の誕生日でもありました。気合の入ったリギンスがこの試合大活躍・・・だったら良かったんですが、残念ながら彼はDNPでありました。それはこのゲームが接戦だったからです。
http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=320330019
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-orlando-magic-dallas-mavericks-0331-20120330_1_orlando-magic-earl-clark-amway-center
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/3/31/2915631/orlando-magic-vs-dallas-mavericks-2012-final-score-recap-dirk-nowitzki-game-winner
このゲーム、入りは良かったんです。1Qにはマジックがネルソンのレイアップを皮切りとして3ポイント3連発を含む12-0のランを炸裂させます。何故かこの試合ではグレン・デイヴィスの代わりに出場時間を伸ばしたアール・クラークのスティールからのダンクでこの1Qを気持ち良く終わったマジックはここで奪った10点のリードをほぼそのまま保って前半を折り返したのです。
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ところでこの試合前半、マヴスではちょっと見慣れない光景がありました。ジェイソン・テリーが何故か、トレードマークのヘッドバンドを外し、ハイソックスも折って短く履いていたのです。実はこれ、以前にネルソンとテリーの間でこの動画にある通りの対決がありまして、ネルソンが勝てばテリーはこのマジック戦でヘッドバンドとハイソックスを着用せず、テリーが勝てばネルソンがヘッドバンドとハイソックス着用、という企画だったのですね。で、ネルソンが僅差で勝ったので、その罰ゲームとしてテリーはこの試合前半、そのキャリアにおいて初めてトレードマーク無しで出場、そのせいもあってか前半は6得点に終わっていたのです。が、こんなんで試合に負けてたまるかと思ったのか、後半はいつものスタイルに戻っていました。
その後半3Q、反撃してくるマヴスに対してマジックのハッスルプレーが飛び出します。ドワイトがマリオンのパスをカットし、ルーズボールになりかけたボールを何とかセーヴします。そのボールを持ったネルソンが投げ上げたロブパスをワンハンドアリウープで見事に叩き込んだのが、他ならぬドワイトでした。
この素晴らしいプレーで勢い付いたマジックは、マヴスが更に追いすがっても再び突き放す展開を繰り返します。そしてネルソンがジャンパーに続き2本連続でドライヴからレイアップで決め、遂にこの試合最大となる15点のリードを奪ってマヴスをタイムアウトに追い込んだのです。これはいける、と会場の観客達も思ったに違いありません。しかし、ここからが問題でした。
まず最初の躓きは3Q終盤の締め方。不要なファウルを与えてはFTで無駄に点を献上してしまい、折角のリードが7点と半減して4Qに入ってしまったのです。次にまずかったのがテリーの覚醒。やはりいつもの格好の方が落ち着くのか、4Qに次々ショットを決めてマジックを猛チャージ。そしてその時丁度、これまた毎度御馴染みのマジックの悪癖、TO連発が飛び出します。かくてマジックは残り6:12、89-89の同点に追いつかれてしまったのです。
ネルソンとノヴィツキーが1本ずつ決めた後、事件が起きます。これまたマジックの問題点となっているのがドワイト以下、審判の笛が辛い事ですが、この日もやられました。ノヴィツキーをディフェンスしていたライアンがまず、「え、それファウルなん?」というようなレヴェルのディフェンスでまず笛を吹かれます。そしてその直後、今度は明らかにノヴィツキーが肘でライアンを打ち、ライアンは(もちろん演技込みでしょうが)コートに勢いよく倒れ込みました。が、ファウルを吹かれたのはノヴィツキーではなく、またしてもライアンだったのです。観客席も立ち上がって審判に広義のブーイングを飛ばしたこのプレー、正直私もこのジャッジは流石におかしいと思いました。恐らくはその前のプレー、ノヴィツキーがライアンにファウルを与えた事でノヴィツキーになんでやねんアピールをされた審判がバランスを執ろうとしてノヴィツキーに甘い笛を吹いたのでしょうが、いくらなんでも甘過ぎでしょうこれは。
が、ライアンはここで感情を爆発させる方向を間違わなかったのです。審判に余計な事を言ってテクニカルを吹かれる事も、ノヴィツキーにフィジカルなお返しをする事も彼はしませんでした。彼はただ、得点という形で反撃したのです。次のオフェンス、ライアンはネルソンのジャンプショットのオフェンスリバウンドを掴むと、ノヴィツィーはじめディフェンスの手を掻い潜り、レイアップで押し込んだのです。残り3:33、95-91。ここまででもまだ悪く無かったですね。
が、マヒミのダンク→ライアンのFT×2の後にデロンテ・ウエストの3ポイントがまず決まって1点差。この次のオフェンス、マジックはタコルーがドライヴから珍しくダンクに行きます。が、これをマヒミがブロック。これはマヴスのビッグプレーでした。こぼれ球を掴んだウエストを行かせまいと立ちはだかったライアンはまたしても余計なファウルを与えてしまったのです。デロンテは2本共キッチリ決め、遂に残り1:10にしてマヴスが逆転に成功します。
両者のシュートが1本ずつ外れた後、得点したのはネルソンでした。インサイドでマヒミからシューティングファウルを得たネルソンはしかし、不覚にも2本目のFTをミス。98-98、残り26.9秒。マヴスとすれば時間を使うだけ使って決められれば良し、駄目でも残り時間が少ないマジックの攻撃を防げばOTという楽な状況を作ってしまいました。
そしてマヴス、ここでボールを持ったのはやはり頼れる男、ノヴィツキーでした。昨ファイナルMVPのこの男がタコルーが必死に伸ばす手の上から放ったフェイダウェーシュートは見事にマジックゴールに突き刺さりました。マイケル・ジョーダンの如く舌を出すノヴィツキー。つーかこの片足で跳びながらもう片方の足で相手を蹴りつつジャンプショットってさり気無くエグい必殺技ですね。ともあれ残り時間、5.9秒です。
そしてマジック最後のオフェンス。ボールを持つネルソンがインサイドへ切り込みかけたところでパスアウトした相手はタコルー。マジックきってのクラッチシューターの放った3ポイントは外れます。しかし、このオフェンスリバウンドを、マヴスのディフェンダーたちを掻い潜って見事ライアンが掴んだのです。後はそのまま押し込むだけ・・・のはずでした。ところがライアンはなんとこのティップインに失敗!マヒミがリバウンドを掴み、ファウルする間も無くゲームオーヴァー。マジックは惜しい星を取りこぼし、マヴスはオーランドでの連勝記録を6に伸ばしたのであります。
http://www.nba.com/games/20120330/DALORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore
ドワイトは19得点15リバウンド2スティール、最後が残念だったライアンは21得点6リバウンド。あとアール・クラークが13:43の出場で4得点7リバウンド4アシストと頑張りました。今日のマジックはSGが特に酷く、J-Richは何故か3ブロックしたもののFG2/7で6得点止まり、レディックはFG0/6で2得点に終わってしまいました。
ネルソンとテリーですが、ネルソンはFG10/17で24得点7アシスト4アシスト。3TO以外はなかなかの成績でした。対するテリーは17得点6リバウンド3アシスト2スティール0TOと、これまたなかなかやりますねって感じです。でもまあ、試合に負けたのはマジックですしねぇ
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/03/schmitz-take-ryan-anderson-says-i-blew-it.html
16とまたしても量産してしまったTOが最大の問題である事は相変わらずです。しかもそのうち12は後半ですからね。ライアンは最後のオフェンスリバウンドを押し込めなかった事を後悔しているのは勿論ですが、そこに辿り着くまでに問題がある事は明らかです。
http://www.nypost.com/p/pagesix/too_much_fun_for_magic_vcIBp4eSjiQnT10BTVfLPO
また、マジックには先のニックス戦での大敗について困った事情が聞こえてきています。一つにはニューヨークポスト紙なので信頼性がどれほどあるのか知りませんが、あのニックス戦の前の晩、グレン・デイヴィスとJ-Richはレッツパーティし、後でドワイト、デュホン、Q-Richと合流したんだそうです。ドワイト以下3名はシンガーのドーン・リチャードソンの新曲リリースパーティーに出席していたのでした。彼らはフィリップ・ニューヨークなるクラブのプライヴェートワインルームで朝の3時までシャンパン空けてたそうで、その結果ニックス戦前のシュートアラウンドでは彼らはボロボロで、試合中も動きが鈍かったらしいのですよ。
http://www.nba.com/games/20120328/ORLNYK/gameinfo.html#nbaGIboxscore
そう聞いてニックス戦のボックススコアをもう一度見直してみると、確かにそいつら全員ボロボロ・・・と思ったらデュホンだけはそこまで酷くないんですよね。流石はお姉ちゃんパーティー大好き男、酒に強いですなw
http://articles.orlandosentinel.com/2012-03-30/sports/os-magic-brian-schmitz-mavs-0331-20120330_1_dwight-and-jameer-howard-and-nelson-huddle
もうひとつの、より深刻な問題はこちらです。ドワイトとネルソン、マジックのキャプテンたる2人がニックスとのあの試合中、タイムアウト中のハドルに加わっていなかったんですね。このことについて尋ねられたヴァンガンディHCは「いいかって?良く無いよ」と答えてます。じゃあ当事者2人はどうでしょう?まずドワイトですが、こんな感じです。
"We were down by 30, so I'm pretty sure the reason we lost wasn't because Jameer and me weren't in the huddle."
ハドルに加わらなかったのが負けた理由じゃ無い、とドワイトは言ってます。この後もその行為自体に問題があったことは認めてますが大事じゃない、というような事を行ってますね。ではネルソンはどうでしょう。
"I know there's people out there looking, eyes always on us…. It's my job to get into the huddle and be a leader."
ネルソンはシンプルに反省の弁を述べてますね。人々はいつも僕らを見てるんだ、ハドルに加わってリーダーになるのが僕の仕事なんだ・・・うむ、人の目が無かったらテキトーでええんかいという突っ込みが入らないでもないですが、まだ彼の方が好感が持てる姿勢です。
こうして2人のキャプテンの言動を聞いていると、やっぱりネルソンの方がリーダーに向いてるなと思うんですよね。PGとしてどうなのと仰る向きも多い彼ですが、私は彼のこういうところを評価してるんです。シーズン開始前に自主的にキャンプを開催するのもいつも彼の掛け声で開催されてますしね。
勿論今回の件は2人揃って駄目です。ですがネルソンは今日の試合、それを反省してタコルーがハドルに加わってない時にわざわざ彼に声をかけていました。ドワイトはどうなんでしょうかね?少なくともハドルにはちゃんと加わっていたでしょうが、他の選手にまで声をかけていたかは分かりません。これがポイントガードとセンターの差か・・・。因みにタコルーは年齢的にお疲れだと思うんでハドルに加わらなかったというより椅子に座って休みたかっただけかと思いますけどね。
まあ、この件は2名が反省すれば済む事ですが、深夜まで飲んでた件と言い、やっぱしマジックってドワイトの残留が決まって緊張感無くなってない?という危惧がありますね。やっぱドワイトがもう一度移籍希望とか言ってみた方が・・・ってのは流石に冗談ですが、ヴァンガンディHCとしては敢えてアール・クラークはじめ若手の面々を起用して、主力陣に危機感を持たせるのも手なんじゃないかと思います。
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/3/30/2913939/ish-smith-orlando-magic-analysis-bench-chris-duhon-stan-van-gundy
私が以前から推しているイッシュ・スミスをデュホンに代わって控えPGとして起用した方が結果が出るのではないか、という意見もあったりします。殆ど実戦起用の機会が無いに等しいオートンとかジャスティン・ハーパーとか出してあげてみてはどうかなと思いますよ。今いる戦力でなんとかしなきゃいけないんですし、今の緊張感が足りない状態であれば十分考えられる選択肢じゃないのかなと。
次の試合は1日空けて、ホームでナゲッツ戦です。あと14試合、プレーオフという本番へ向けて試せる事も多くは残されていません。ドワイト自身を含めてちょっと弛んだ空気を締め直す何かが欲しいところですね。
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