ヒート(2勝)115-111セルティクス(OT)
☆現地5/30のハイライト
・ジョーダンオーナー「メンゴメンゴ、ボブキャッツHCの件無しね」ユーイング「・・・ウホッ・・・」
http://www.youtube.com/watch?v=GZxImsH5rOk&feature=related
今日のロンド、尋常でなく凄かったですね。先のカンファレンスセミファイナル第7戦でピアースがファウルアウトした後も凄かったですが、今日はなんと完全フル出場、途中悪童ウェイドに顔面を叩かれても挫けずに48分+OT5分を戦い抜いてキャリアハイの44得点を叩き出しました。特にほぼヒートの勝ちが確定したOTでまで3を連続で決めてきたのにはちょっと泣けましたね(T_T)これでもヒートに勝てないとは・・・。因みにKGを元ウルヴス時代のチームメイト、ザービアックが批判していたりもします。ま、セルティクスはホームで2勝返す事にまず専念する他ありませんね。
さて、今日はその試合の寸前に主にプレーオフ不出場チームにとって重要なイヴェント、ドラフトロッタリーがありました。当然ながらダントツ最下位のボブキャッツを筆頭に1位指名権=アンソニー・“両さん”・デイヴィス獲得へ向けて各チームが血眼だった訳ですが、実は今回のロッタリーはマジックにとっても非常に重要なものだったのです。
ご存知のように名将スタン・ヴァンガンディHCと、評価は微妙だったオーティス・スミスGMがチームを離れたマジックですが、それでもなおドワイト・ハワードの去就は未だ進路クリアではありません。一説には今季のヴァンガンディHCによる「ドワイトは私を辞めさせたがってますが何か?」発言事件の際にマジックのフロントが自分をフォローしてくれなかった事にドワイトは嫌気が差したらしいとか、マジックでのゴタゴタから離れて新天地でリスタートしたいらしいとか諸説あります。とりあえず言えるのは、ドワイトはHCやGMの解任には「自分の意思では無い」と言ったものの、基本的に沈黙を守っている事です。これは言うまでもなく、今季移籍の意思を表明してチームを引っ掻き回した上に言を左右した反省から来ていますね。
恐らくは、今またドワイトは迷っています。ヴァンガンディ騒動を理由に移籍するか、それとも「Loyalty」を口にしたくせに移籍かとフルボッコされるリスクを避け、今の時点でも東のプレーオフで上位シードを望める戦力のあるマジックに留まってGM、そしてHCの人選を待つか、です。まあどちらであれ、ドワイトとすればまずはGMとHCに誰が選ばれるかを見てから考えれば良い訳です。
但し、今回はあまり時間に猶予はありません。マジック側も今季リーグをも席巻したドワイトの去就を巡るソープドラマを繰り返すつもりは無く、ドワイトに再契約の意思が無いならばオフの間にドワイトをトレード放出してしまう意向なのです。マジックとしては新GMを決定し、その新GMからドワイトに残留の意思を尋ねる、という段取りのようなんですね。あのトレードデッドラインの時と同じく、今回もドワイトの残留については悲観論が主流です。あの時はドワイト残留に好意的だったクリス・シェリダン.comやオーランド・センチネル紙のジョッシュ・ロビンスまでもが今回は悲観的なのが気になるところですね(-_-;)
じゃあドワイトの移籍先候補はどこなのよとなると、やはり最初に挙がるのがネッツでした。まあ最初にトレード話が成立しかけたのもネッツですし、デロン・ウィリアムズとドワイトのペアリングは確定かなと私も何度も覚悟した末にあのトレードデッドラインのドタバタを経て今日に至っている訳です。また焼けぼっくりに火がつくならば、そりゃやっぱりここでしょうね。
実は私の中で一つ期待していたのが、ネッツによるドラフトロッタリー1位獲得でした。もしそうなれば、
1.obukorikoriさん大歓喜
2.新進気鋭のブルックリン・ネッツにチームの顔が!
3.デロン残留の確率大幅アップ4.ネッツはドワイトを取る必要が無くなりマジック残留で俺特!
とまあ、良いことずくめだと思ったんですよ。そりゃ若くてサラリーもルーキースケールの両さんの方がドワイトよりコストパフォーマンスも多分お徳。しかもドワイトみたいに手術もしてないから健康リスクも低いですしね。実際、ネッツが1位指名権を獲得すればネッツはドワイトを獲らない、という見方はありました。
http://sports.yahoo.com/news/nba--nets-need-more-than-anthony-davis-to-hold-onto-deron-williams.html
しかし、ヤフーのワジロフスキー記者がロッタリー当日に合わせるかのように、ネッツの記事を出してきました。曰く、デロンは1位指名権が取れてもネッツには残らない、ドワイトが来なければ結局移籍だからネッツは指名権をトレードしてドワイト獲りに動くしかない・・・って訳です。この記事、デロン自身がtwitterで否定しましたがホントのところはどうかは分かりませんね。
あ、下のプロホロフオーナーのtweetは偽者なので騙されないようにw
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/05/tonights-nba-draft-lottery-is-must-see-tv-for-orlando-magic-fans-and-dwight-howard.html
ともあれ、それを受けてかオーランド・センチネル紙のロビンス氏もネッツが1位指名権を獲得すればドワイトとのトレードで両さんデイヴィスがマジックに来る可能性がある、と報じたのです。もしそうら悪い話ではありませんよね。何しろ、キャヴスが経験したレブロン移籍→ドアマット→ドラ1指名権→アーヴィング、というプロセスのうち、一番ハードな過程がすっ飛ばせるのですから。それで両さんデイヴィスが期待通りの大器なら、マジックは上々のリスタートが切れる可能性があった訳ですよ。
そんな訳で、実は今朝のドラフトロッタリー、マジックファンにとっても非常に重要だったんです。そんな運命のロッタリーの結果は・・・。
http://www.nba.com/2012/news/05/30/draft-lottery.ap/index.html
http://espn.go.com/nba/draft2012/story/_/id/7989513/2012-nba-draft-new-orleans-hornets-win-draft-lottery-secure-no-1-overall-pick
喜んだのはobukorikoriさんではなくGO!HUGOさんとiris_hornetさんでした。ホーネッツが実に'91年(ラリー・ジョンソンを指名したドラフト)以来2回目の1位指名権を獲得したのであります。涙目のボブキャッツが2位、次いでウィザーズが3位に入りました。ま、ざっと並べましょう。
http://www.nba.co.jp/news/12-5-31/6265/
1位 ニューオリンズ・ホーネッツ
2位 シャーロット・ボブキャッツ
3位 ワシントン・ウィザーズ
4位 クリーブランド・キャバリアーズ
5位 サクラメント・キングス
6位 ブルックリン(指名権はポートランド・トレイルブレイザーズに移動)
7位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
8位 トロント・ラプターズ
9位 デトロイト・ピストンズ
10位 ニューオーリンズ・ホーネッツ
11位 ポートランド・トレイルブレイザーズ
12位 ミルウォーキー・バックス
13位 フェニックス・サンズ
14位 ヒューストン・ロケッツ
15位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
16位 ヒューストン・ロケッツ(ニューヨーク・ニックスから)
17位 ダラス・マーベリックス
18位 ミネソタ・ティンバーウルブズ(ユタ・ジャズから)
19位 オーランド・マジック
20位 デンバー・ナゲッツ
21位 ボストン・セルティックス
22位 ボストン・セルティックス(オクラホマシティ・サンダーを経由してロサンゼルス・クリッパーズから)
23位 アトランタ・ホークス
24位 クリーブランド・キャバリアーズ(ロサンゼルス・レイカーズから)
25位 メンフィス・グリズリーズ
26位 インディアナ・ペイサーズ
27位 マイアミ・ヒート
28位 オクラホマシティ・サンダー
29位 シカゴ・ブルズ
30位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(サンアントニオ・スパーズから)
15位以下は通常のドラフト指名権で14位以上は全てロッタリーでしたが、実はロッタリー自体は途中まで至って真っ当に、当選確率の通りに進んでいました。動画を見ていただければ分かる様に、まんま確率通りにドラフトが進んでいたんです。それが6位のネッツにはアウトでした。なぜならネッツの指名権は1〜3位で無ければ、トレードデッドライン時のジェラルド・ウォーレス獲得トレードの兼ね合いでブレーザーズへ譲渡されるものだったんです。1〜3位じゃなければ意味が無い、とネッツ側は考えたのでしょうが、それが裏目に出ました。これでネッツはなんと今ドラフトの指名権を失ってしまったのです。
その後もロッタリーは5位までは確率通りに進みました。確率上1位を取れる可能性が25%と最も高いボブキャッツは「よっしゃ、そのままそのまま!」と思っていたに違いありません。それが4位で乱れました。3番目に1位指名権の確率が高かったキャヴスは、昨季1位指名権を獲得した少年の投入も空しく4位に指名権を下げたのです。この時点でボブキャッツサイドには嫌な予感が走ったかも知れませんね。そして後は上に書いた通り、ホーネッツがボブキャッツとウィザーズを抜いて1位指名を獲得した、って訳です。なお、最も1位指名権獲得の確率が高いチーム、擁するにドベチームが1位指名剣を確率通り獲得するのはむしろ難しく、実は'04年のマジック(そう、ドワイト・ハワードを指名したドラフトです)を最後に絶えてありません。案外そういうものなのですよ。負けまくったボブキャッツさん、残念でした。
ドラフト制度がこうなったのも、1位指名権目当てで負けまくるチームへの牽制でもあります。ドラフト目当てで負けまくっても1位指名権を取れるとは限らない・・・相することによって意図的にシーズン中に手を抜く行為を抑制しているんですね。まあそれでも'02-'03シーズンはレブロンを取れる1位指名権目当てで負けまくるチームが続出したので必ずしも効果のある作戦ではありませんが。
ともあれ、これでネッツは指名権そのものがなくなりました。アンソニー・デイヴィスならずとも、せめてTOP3指名権であればマジックに対しての手土産として悪くなかったはずです。が、これで出せる指名権そのものが無いで御座る、という有様になってしまいました。ま、'13年以降のドラフト指名権を渡すという手もありますけどね。マジックがそれでOKを出さなければ、ドワイトが移籍の意思を表明したとしてもネッツ行きは恐らく有り得ません。即ち、デロン・ウィリアムズ残留の可能性は相当厳しくなった可能性があります。
逆にホーネッツはこれで不透明だったエリック・ゴードンの残留が一気にイージーモードに。今季冒頭のロックアウトを踏まえてNBA入りを遅らせた選手が多いため今回のドラフトは選手層が厚いだけに、ホーネッツは10位指名権でもそこそこの人材を取れそうです。ホーネッツの逆襲が一気に始まる可能性、少なからずありますよ。
ドラフト指名権の結果がいろんなチームに影響をもたらします。その影響は決して当事者チームだけに対してじゃないんです。さあ、ドワイトもこれでどう決断を下すのかいよいよ注目ですね。
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☆現地5/30のハイライト
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今日のロンド、尋常でなく凄かったですね。先のカンファレンスセミファイナル第7戦でピアースがファウルアウトした後も凄かったですが、今日はなんと完全フル出場、途中悪童ウェイドに顔面を叩かれても挫けずに48分+OT5分を戦い抜いてキャリアハイの44得点を叩き出しました。特にほぼヒートの勝ちが確定したOTでまで3を連続で決めてきたのにはちょっと泣けましたね(T_T)これでもヒートに勝てないとは・・・。因みにKGを元ウルヴス時代のチームメイト、ザービアックが批判していたりもします。ま、セルティクスはホームで2勝返す事にまず専念する他ありませんね。
さて、今日はその試合の寸前に主にプレーオフ不出場チームにとって重要なイヴェント、ドラフトロッタリーがありました。当然ながらダントツ最下位のボブキャッツを筆頭に1位指名権=アンソニー・“両さん”・デイヴィス獲得へ向けて各チームが血眼だった訳ですが、実は今回のロッタリーはマジックにとっても非常に重要なものだったのです。
ご存知のように名将スタン・ヴァンガンディHCと、評価は微妙だったオーティス・スミスGMがチームを離れたマジックですが、それでもなおドワイト・ハワードの去就は未だ進路クリアではありません。一説には今季のヴァンガンディHCによる「ドワイトは私を辞めさせたがってますが何か?」発言事件の際にマジックのフロントが自分をフォローしてくれなかった事にドワイトは嫌気が差したらしいとか、マジックでのゴタゴタから離れて新天地でリスタートしたいらしいとか諸説あります。とりあえず言えるのは、ドワイトはHCやGMの解任には「自分の意思では無い」と言ったものの、基本的に沈黙を守っている事です。これは言うまでもなく、今季移籍の意思を表明してチームを引っ掻き回した上に言を左右した反省から来ていますね。
恐らくは、今またドワイトは迷っています。ヴァンガンディ騒動を理由に移籍するか、それとも「Loyalty」を口にしたくせに移籍かとフルボッコされるリスクを避け、今の時点でも東のプレーオフで上位シードを望める戦力のあるマジックに留まってGM、そしてHCの人選を待つか、です。まあどちらであれ、ドワイトとすればまずはGMとHCに誰が選ばれるかを見てから考えれば良い訳です。
但し、今回はあまり時間に猶予はありません。マジック側も今季リーグをも席巻したドワイトの去就を巡るソープドラマを繰り返すつもりは無く、ドワイトに再契約の意思が無いならばオフの間にドワイトをトレード放出してしまう意向なのです。マジックとしては新GMを決定し、その新GMからドワイトに残留の意思を尋ねる、という段取りのようなんですね。あのトレードデッドラインの時と同じく、今回もドワイトの残留については悲観論が主流です。あの時はドワイト残留に好意的だったクリス・シェリダン.comやオーランド・センチネル紙のジョッシュ・ロビンスまでもが今回は悲観的なのが気になるところですね(-_-;)
じゃあドワイトの移籍先候補はどこなのよとなると、やはり最初に挙がるのがネッツでした。まあ最初にトレード話が成立しかけたのもネッツですし、デロン・ウィリアムズとドワイトのペアリングは確定かなと私も何度も覚悟した末にあのトレードデッドラインのドタバタを経て今日に至っている訳です。また焼けぼっくりに火がつくならば、そりゃやっぱりここでしょうね。
実は私の中で一つ期待していたのが、ネッツによるドラフトロッタリー1位獲得でした。もしそうなれば、
1.obukorikoriさん大歓喜
2.新進気鋭のブルックリン・ネッツにチームの顔が!
3.デロン残留の確率大幅アップ4.ネッツはドワイトを取る必要が無くなりマジック残留で俺特!
とまあ、良いことずくめだと思ったんですよ。そりゃ若くてサラリーもルーキースケールの両さんの方がドワイトよりコストパフォーマンスも多分お徳。しかもドワイトみたいに手術もしてないから健康リスクも低いですしね。実際、ネッツが1位指名権を獲得すればネッツはドワイトを獲らない、という見方はありました。
http://sports.yahoo.com/news/nba--nets-need-more-than-anthony-davis-to-hold-onto-deron-williams.html
しかし、ヤフーのワジロフスキー記者がロッタリー当日に合わせるかのように、ネッツの記事を出してきました。曰く、デロンは1位指名権が取れてもネッツには残らない、ドワイトが来なければ結局移籍だからネッツは指名権をトレードしてドワイト獲りに動くしかない・・・って訳です。この記事、デロン自身がtwitterで否定しましたがホントのところはどうかは分かりませんね。
I would love to know who Adrian Wojnarowski source is bc he knows more about what I'm thinking then I do😏 maybe they can help me decide?
— Deron Williamsさん (@DeronWilliams) 5月 30, 2012
@DeronWilliams I will find this "source". He pay ultimate price.
— Mikhail Prokhorovさん (@Fake_Prokhorov) 5月 30, 2012
あ、下のプロホロフオーナーのtweetは偽者なので騙されないようにw
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/05/tonights-nba-draft-lottery-is-must-see-tv-for-orlando-magic-fans-and-dwight-howard.html
ともあれ、それを受けてかオーランド・センチネル紙のロビンス氏もネッツが1位指名権を獲得すればドワイトとのトレードで両さんデイヴィスがマジックに来る可能性がある、と報じたのです。もしそうら悪い話ではありませんよね。何しろ、キャヴスが経験したレブロン移籍→ドアマット→ドラ1指名権→アーヴィング、というプロセスのうち、一番ハードな過程がすっ飛ばせるのですから。それで両さんデイヴィスが期待通りの大器なら、マジックは上々のリスタートが切れる可能性があった訳ですよ。
そんな訳で、実は今朝のドラフトロッタリー、マジックファンにとっても非常に重要だったんです。そんな運命のロッタリーの結果は・・・。
http://www.nba.com/2012/news/05/30/draft-lottery.ap/index.html
http://espn.go.com/nba/draft2012/story/_/id/7989513/2012-nba-draft-new-orleans-hornets-win-draft-lottery-secure-no-1-overall-pick
喜んだのはobukorikoriさんではなくGO!HUGOさんとiris_hornetさんでした。ホーネッツが実に'91年(ラリー・ジョンソンを指名したドラフト)以来2回目の1位指名権を獲得したのであります。涙目のボブキャッツが2位、次いでウィザーズが3位に入りました。ま、ざっと並べましょう。
http://www.nba.co.jp/news/12-5-31/6265/
1位 ニューオリンズ・ホーネッツ
2位 シャーロット・ボブキャッツ
3位 ワシントン・ウィザーズ
4位 クリーブランド・キャバリアーズ
5位 サクラメント・キングス
6位 ブルックリン(指名権はポートランド・トレイルブレイザーズに移動)
7位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ
8位 トロント・ラプターズ
9位 デトロイト・ピストンズ
10位 ニューオーリンズ・ホーネッツ
11位 ポートランド・トレイルブレイザーズ
12位 ミルウォーキー・バックス
13位 フェニックス・サンズ
14位 ヒューストン・ロケッツ
15位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
16位 ヒューストン・ロケッツ(ニューヨーク・ニックスから)
17位 ダラス・マーベリックス
18位 ミネソタ・ティンバーウルブズ(ユタ・ジャズから)
19位 オーランド・マジック
20位 デンバー・ナゲッツ
21位 ボストン・セルティックス
22位 ボストン・セルティックス(オクラホマシティ・サンダーを経由してロサンゼルス・クリッパーズから)
23位 アトランタ・ホークス
24位 クリーブランド・キャバリアーズ(ロサンゼルス・レイカーズから)
25位 メンフィス・グリズリーズ
26位 インディアナ・ペイサーズ
27位 マイアミ・ヒート
28位 オクラホマシティ・サンダー
29位 シカゴ・ブルズ
30位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(サンアントニオ・スパーズから)
15位以下は通常のドラフト指名権で14位以上は全てロッタリーでしたが、実はロッタリー自体は途中まで至って真っ当に、当選確率の通りに進んでいました。動画を見ていただければ分かる様に、まんま確率通りにドラフトが進んでいたんです。それが6位のネッツにはアウトでした。なぜならネッツの指名権は1〜3位で無ければ、トレードデッドライン時のジェラルド・ウォーレス獲得トレードの兼ね合いでブレーザーズへ譲渡されるものだったんです。1〜3位じゃなければ意味が無い、とネッツ側は考えたのでしょうが、それが裏目に出ました。これでネッツはなんと今ドラフトの指名権を失ってしまったのです。
その後もロッタリーは5位までは確率通りに進みました。確率上1位を取れる可能性が25%と最も高いボブキャッツは「よっしゃ、そのままそのまま!」と思っていたに違いありません。それが4位で乱れました。3番目に1位指名権の確率が高かったキャヴスは、昨季1位指名権を獲得した少年の投入も空しく4位に指名権を下げたのです。この時点でボブキャッツサイドには嫌な予感が走ったかも知れませんね。そして後は上に書いた通り、ホーネッツがボブキャッツとウィザーズを抜いて1位指名を獲得した、って訳です。なお、最も1位指名権獲得の確率が高いチーム、擁するにドベチームが1位指名剣を確率通り獲得するのはむしろ難しく、実は'04年のマジック(そう、ドワイト・ハワードを指名したドラフトです)を最後に絶えてありません。案外そういうものなのですよ。負けまくったボブキャッツさん、残念でした。
ドラフト制度がこうなったのも、1位指名権目当てで負けまくるチームへの牽制でもあります。ドラフト目当てで負けまくっても1位指名権を取れるとは限らない・・・相することによって意図的にシーズン中に手を抜く行為を抑制しているんですね。まあそれでも'02-'03シーズンはレブロンを取れる1位指名権目当てで負けまくるチームが続出したので必ずしも効果のある作戦ではありませんが。
ともあれ、これでネッツは指名権そのものがなくなりました。アンソニー・デイヴィスならずとも、せめてTOP3指名権であればマジックに対しての手土産として悪くなかったはずです。が、これで出せる指名権そのものが無いで御座る、という有様になってしまいました。ま、'13年以降のドラフト指名権を渡すという手もありますけどね。マジックがそれでOKを出さなければ、ドワイトが移籍の意思を表明したとしてもネッツ行きは恐らく有り得ません。即ち、デロン・ウィリアムズ残留の可能性は相当厳しくなった可能性があります。
逆にホーネッツはこれで不透明だったエリック・ゴードンの残留が一気にイージーモードに。今季冒頭のロックアウトを踏まえてNBA入りを遅らせた選手が多いため今回のドラフトは選手層が厚いだけに、ホーネッツは10位指名権でもそこそこの人材を取れそうです。ホーネッツの逆襲が一気に始まる可能性、少なからずありますよ。
ドラフト指名権の結果がいろんなチームに影響をもたらします。その影響は決して当事者チームだけに対してじゃないんです。さあ、ドワイトもこれでどう決断を下すのかいよいよ注目ですね。
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