NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2012年05月

So The Story Goes〜オーランド・マジック次期HC予想はっじまっるよっ!

ブログネタ
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セルティクス(3勝)101-85シクサーズ(2勝)
サンダー(4勝)106-90レイカーズ(1勝)


☆本日のハイライト
・セルティクス、バス大当たりでシクサーズを終盤突き放して王手
・サンダー、後半からレイカーズを差し切り2年連続カンファレンスファイナル進出確定



つー訳で本日もプレーオフは進行してます。シクサーズは第8シード(もっとも今季一時はアトランティック1位でしたが)ながらここまでよくやりましたが、遂にセルティクスに王手をかけられてしまいましたね。一方ウエストでは案の定ロサンゼルス勢が壊滅。レイカーズは早くも誰を放出するんだとか、センターはバイナムかドワイトか、なんてtweetが早くも飛び交っています。

は?とお思いの方、いらっしゃいますよね。ドワイトが辞めて欲しかっただろうヴァンガンディHCもスミスGMもいなくなった今、オーランドにはドワイトの障害になる人物はもう存在しないはずです。てか、あの2人をカットしたんならドワイトはマジック残留確定でしょう?

・・・甘い、甘い。奥さんからの着信音を「Just The Two Of Us」に設定していた私の元得意先の店長並みに甘いです。残念ながらスタン・スミスコンビの放出はまだドワイトのマジック残留を担保するものではありません。もう忘れたんですか、キャヴスが'10の夏にフェリーGMとマイク・ブラウンHCを解雇してなお、レブロンに去られてしまった事を。ま、レブロンの場合その2人と確執とかあったっけ?って話はありますが。

http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/5/21/3035335/dwight-howard-nba-trade-rumors-stan-van-gundy-otis-smith-fired-orlando-magic-rebuild
http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/05/report-dwight-howard-still-wants-a-trade-from-the-orlando-magic.html

ドワイトについては現在、スタン&スミスの解雇に関係無くマジックからのトレードを望んでいるという報道が出始めています。私は現在、それに抗うtwitterキャンペーンを企画しておりますので、ドワイトをマジックに引き留めたいと願う有志は私のtwitterアカウントにてご確認宜しくです。

http://articles.orlandosentinel.com/2012-05-21/news/os-magic-general-manager-gm-candidates-20120516_1_gm-job-operations-general-manager

ともあれ、スタン&スミスが去った以上、ドワイトの去就に関係無く新たなHCとGMは必要です。GMに関してはペイサーズとニックスで辣腕を振るってきた私熱望の匠、ウォルシュ翁の噂も出てきたのでハイパー期待するとして、問題はHCですね。

http://articles.orlandosentinel.com/2012-05-21/news/os-orlando-magic-coaching-candidates-20120516_1_coaching-candidates-head-coach-assistant-coach

つー訳で各種ソースから、只今可能性ありそうな有力候補を筆頭に、ヴァンガンディを継げる人選を考えてみたいと思います。なお、今朝の記事にあるようにチャンピオンシップ経験者のみが該当すると思われますが、とりあえずこの条件を満たさなくても噂ベースで名前が上がっているヒトも紹介します。では、1人目からドゾー。

1.ブライアン・ショー

・ステイタス→ペイサーズAC
・セールスポイント→マジックOB/フィル・ジャクソン後継者?/若さ
・ドワイト満足度(5段階判定)→A


只今トップに名前が挙がるのはやはりこのヒト。昨オフにフィル・ジャクソンが引退した時はてっきりレイカーズACからHCに昇格すると思われていたのが、まさかのマイク・ブラウン招聘のためペイサーズへ。只今HCに空きのあるチームならほぼ確実に彼をリストアップしていますね。ほら、NYPOST.comでも早速ショーがオーナーのお気に入りと書いてあります・・・ってこれはGo New York Go!のKennyさんが「ガセネタ王」と看破する男、ピーター・ヴェクシー情報か

マジック・レイカーズ時代にはシャックとも仲が良かっただけに、ドワイトとも上手いことやれるんでないかと期待してます。気になるのは、HCになった場合果たしてトライアングルで行くのかどうか。純正トライアングルって結局フィル・ジャクソンしか成功させて無いんですよね・・・。

2.マイケル・マローン

・ステイタス→ウォリアーズAC
・セールスポイント→ディフェンス構築能力/若さ/ドワイトのお気に入り
・ドワイト満足度→A


只今NBA最良のACと言われるこの逸材が、ショーと並ぶ現時点での2大有力候補です。そして彼はマジックのブレンダン・マローンACの息子。マローン親子鷹体制の可能性がある訳です。ディフェンス面での手腕という意味ではブルズのシボドー的な活躍を期待されているのでしょう。しかも、ドワイトはマイケルをお気に入りだと言われております。

マジックが現在、ヴァンガンディHCをカットしてなおAC陣については引き留めているという情報がありましたが、マイケル就任待ちと考えれば整合性があります。なるほど、これは確かに大本命。ショーのペイサーズがまだプレーオフを戦っているのに対してマイケルのウォリアーズは既にプレーオフ不出場でシーズン終了という点も、マイケル就任を後押しする可能性があると見ます。もしかするとあっと言う間に彼で決まってしまうかも知れませんね。

3.チャック・パーソン

・ステイタス→レイカーズAC
・セールスポイント→フィル・ジャクソン後継者?/若さ/選手時代の経験
・ドワイト満足度→B


http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/5/21/3035398/nba-coach-rumors-chuck-person-orlando-magic-stan-van-gundy-fired

複数筋から名前が出ているこの方、現役時代のペイサーズなどでの活躍も去る事ながら、「フィル・ジャクソンの信頼を得ていた数少ないAC」と言われています。うむ、これは期待出来るかも。レイカーズも丁度敗退したのでコンタクトを取るのは難しく無さそうですね。個人的にはブライアン・ショーと2人一緒に雇えば良いんで無いかと思ったりします。つーかここまで名前が出た3人を全員雇えば(ry

4.ネイト・マクミラン

・ステイタス→元ブレーザーズHC
・セールスポイント→HCの経験と実績/ドワイトとの絆
・ドワイト満足度→A


かねてから噂に名前が出ていた、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、そしてブレーザーズでのHC経験を持つこの方は先の五輪代表チームでドワイトとは縁があり、それが理由でドワイトが彼のHC就任をプッシュしたという情報に繋がりました。特にあれだけ主力含めて故障者連発だったブレーザーズを毎年プレーオフに連れて行き、しかも結構良い勝負を繰り広げていたのはかなり彼の手腕に拠るところが大きいと思います。

ただ、いざ実際にヴァンガンディが解雇となってみると上記の方々の名前が先行しているなーという状況ですね。また、オーランド筋のメディアの受けは必ずしも良くはない印象ですが何故でしょうか?ともあれ、この方の評価は長年ブレーザーズでその指揮を見ているであろうBlazermania.jpのPDXさんあたりに委ねたいかなと。

5.パトリック・ユーイング

・ステイタス→マジックAC
・セールスポイント→ドワイト指導歴、ビッグマン育成手腕、マジック歴
・ドワイト満足度→B


皆さんに限らず、割とサクッと名前が出るのはこの方。ロケッツでヤオミンを、マジックでドワイト(恐らくはゴタートとオートンも)を育成した実績を持ちます。やはりビッグマンの名産地、ジョージタウン大出身者は違いますなあ。

ユーイング自身もHC職への興味は非常に強く、今までも何度かそれをアピールして来ました。が、悲しいかなオファーが無いまま本日に至っております。ボブキャッツは彼と交渉する許可をマジックから得ていますが、果たしてどうでしょうか?「またマイケル・ジョーダンの仲良し人事か」「安いからだろ」等々、例によってボロクソ言われてますね。

本当は愛するニックスでのHC職を望んでいるのでしょうが、何せビッグマン育成は上手くてもHCとしての手腕は未知数。ボブキャッツで一度チャンスを貰って、まずは実績を積み上げないと他チームでは難しいんじゃないかなと思います。

6.スティーヴ・クリフォード

・ステイタス→マジックAC
・セールスポイント→マジック歴、ライアン育成
・ドワイト満足度→C


マジックではヴァンガンディ政権立ち上がりから入閣を続けていたACです。もし現マジックACからの昇格を考えるなら、ユーイングよりは彼の方が可能性があるぐらいじゃないでしょうか。何しろ彼にはカレッジでのHC経験があり、また他チームからの噂にも名前が挙がっています。

ただ、現体制からの離脱を望むだろうドワイトがそもそも現AC陣の昇格を望むのかなーと。基本戦術を切り替えてくれる期待もあるから可能性0ではありませんけど、あんまりテンション上がる感じではないですしね。私はそれもあって、ユーイング同様NBAでのHC経験が無い人の就任は期待の若手以外ではあまり無いだろうと思っています。

7.マイク・ダントニ

・ステイタス→元ニックスHC
・セールスポイント→主にサンズでの実績/ラン&ガン/ドワイトとの絆/ナッシュ招聘チャンス
・ドワイト満足度→B


特にサンズでの実績で知られる、ある程度のNBAファンならまず名前を知らないものはいないだろうこの方もニックスを去ったばかり。もしウォルシュとのコンビが実現するならニックスでの並びがそのままマジックで再現される事となります。ラン&ガンの代名詞みたいに言われますが今季ニックスのディフェンスを改善したのも事実ですし、またピック&ロールを教えるのにも秀でているという事です。

彼を連れて来ればサンズFAのナッシュをセットで連れて来れるのでは?という期待もあります。また、ラン&ガンはサンズで非常に盛り上がったのを見ても分かるように、興業的にも非常に受け易いというセールスポイントもあります。

http://sportsillustrated.cnn.com/2012/writers/jack_mccallum/05/21/dantoni.knicks/index.html##?eref=twitter_feed

現状ダントニ自身はマジックからはコールは無いと言ってますが、可能性は当然あると思います。懸念されるディフェンスに関しても今季チャンドラーを擁してやれた事をそのままドワイトを擁してやればいいじゃない、って思いますしね。優勝歴は無いのが懸念材料ですが、当然候補としてリストアップされている事と思います。

8.ジェリー・スローン

・ステイタス→元ジャズHC
・セールスポイント→信頼と実績/確実な手腕
・ドワイト満足度→E


http://blogs.orlandosentinel.com/sports_magic/2012/05/jerry-sloan-would-be-interested-in-orlando-magic-coaching-job.html
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/5/22/3037075/nba-coaching-rumors-jerry-sloan-orlando-magic-stan-van-gundy-fired

なんとまさかの本人アピールがあった現状では唯一の人です。いやー、本当にHCという仕事が大好きなんですねこの人。ユタ・ジャズでの実績でメジャースポーツ史上最長のHC職継続記録を持っている偉大なる名将です。因みに年齢は70才、まだイケますね。

問題はやはり、若い選手と合わないんじゃないかなーという懸念。考えてもみて下さい、ドワイトと組もうと企んでるデロン・ウィリアムズとあれだけ揉めたんですよ?ドワイトと合うような気が正直しないんですよねー。名将が今一度輝く舞台があって欲しいとは願うのですが・・・。

9.ラリー・ブラウン

・ステイタス→元ボブキャッツHC
・セールスポイント→信頼と実績(リングあり)/若手の扱い可
・ドワイト満足度→C


現時点でこの名前はまだ噂になってませんが、当然リストアップはされていると思います。同じチームに長く留まらない事でも知られる偏屈爺さんですが、その手腕は折り紙付き。クリッパーズやペイサーズ(おお、ウォルシュコネクションあるな)、そしてボブキャッツをプレーオフチームに引き上げ、ピストンズでは優勝にあと一歩だったチームを優勝に導きました。特にピストンズは優勝が狙える好成績だったのに敢えてリック・カーライルHCを更迭させてブラウンが就任、結果優勝となった経緯は今回の事態に近いとは言えます。ファイナルまで勝ち進んだシクサーズ時代にほぼ全HCと確執を起こしたアイヴァーソンというじゃじゃ馬を一時使いこなし、「マイコーチ」とまで言わせた実績も重要ですね。あ、ナゲッツのカールHCも大丈夫だったか。ノースカロライナ大出身者は何かそういう選手を使いこなす奥義でもあるんでしょうかね。

ただ、やっぱこういう爺ちゃんはドワイトはあまりお好きじゃないんではないかーというのが正直なところではあります。それでも実績が実績なので、就任するならそれなりに納得するかもね、とは思うのですが。なお、ブラウン自身は今でもHC職への興味は大変高いようですw

10.フィル・ジャクソン

・ステイタス→元レイカーズHC
・セールスポイント→「俺のリングの数を数えてみろ」
・ドワイト満足度→?


ご存知、現在NBA史上最高の名将です。まさかのレイカーズ引退でもう流石にお疲れなのか・・・と思ったらここに来てまさかまさかのHC職復帰希望という情報が流れてなかなか驚かされました。まだやる気あったんですね!

実績について今更言うべき事は無いでしょう。ブルズでの凄まじい成果は言うまでも無い事ですが、トライアングルとは本来シャックのようなまともなセンターを擁してこその戦術。ドワイトがいるならマジックは結構悪くないチームです。ドワイトのパスがシャックほどじゃないのが心配ですがね。あと、ジョーダン、ロドマン、コービー等々思えば扱い難い面々を難無くコーチングしてきた人心把握術は最早他の追随を許しません。流石は元ヒッピーの禅マスターです。

爺ちゃんは避けたいかもなドワイトも、流石にこの人が来たら文句のつけようがないんじゃないですかね。唯一のネック?給料が段違いに高いんですよ・・・。でも、それでドワイトが残留してくれるならいいじゃない、と思ったりしますけどね。ああ、でもシャック2世視される事を嫌がるドワイトはシャック全盛期のHCでもあったフィルの下でプレーするのを嫌がる可能性はあるかなーと。あと、テックス・ウインターはまだAC出来るのか心配です、ハイ。

11.シャキール・オニール

・ステイタス→元セルティクス、現解説者
・セールスポイント→(一応)元マジック
・ドワイト満足度→D


冗談ですw

いやー、でも実現したら色々と捗りますよ?「Shaq is the Greg Ostertag of NBA analysts」なんて言われて散々なシャックがこの際コーチングに転職、如何ですか?何ならあの頃のマジックの面々をACに揃えればいいじゃない。ペニー、ニック・アンダーソン、デニス・スコット、ホーレス・グラント、ダレル・アームストロングとか並べられたらオールドファンなら泣いてしまいますわ実際。勿論ブライアン・ショーはヘッドACで。で、もしも主力に故障が出て、ロスターに穴が空こうものなら・・・。

シャック「しょうがないなペニー、久々にやるか」
ペニー「ああ、僕のアリウープパスはまだちゃんと叩き込めるかい?」
シャック「・・・俺は元祖スーパーマンだぜ?」


「ピッチャー、俺」な岩田鉄五郎も真っ青のまさかのコーチ陣現役復帰!もうオールドファンなら試合チェックは欠かせません!・・・完全に今の世代は置き去りだなw

以上、10人の有力候補+ネタ1名でしたw




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さよなら〜スタン・ヴァンガンディHC&オーティス・スミスGM解雇〜

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http://espn.go.com/nba/story/_/id/7956244/orlando-magic-part-ways-coach-stan-van-gundy-general-manager-otis-smith
http://articles.orlandosentinel.com/2012-05-21/sports/os-stan-van-gundy-otis-smith-fired_1_stan-van-gundy-magic-ceo-dwight-howard
http://www.orlandopinstripedpost.com/2012/5/21/3034690/magic-fire-stan-van-gundy-and-otis-smith

来るべきものが、遂に来ました。マジックは先程、スタン・ヴァンガンディHCおよびオーティス・スミスGMを解雇したのです。オーティス・スミスGMについてはもうここまでの経緯で解雇はほぼ確定路線だと思っていましたが、ヴァンガンディもそうなってしまいました。

アレックス・マーティンスCEOは記者会見にて2年連続の1stラウンド敗退をその理由の一つとして挙げましたが、言うまでも無くこれは口実です。ドワイトが今季出場出来なくなった時点でマジックは1stラウンドを突破する事も難しかったのは明らかでした。それを理由に解雇というのは実は相当無理筋です。またマーティンスCEOはドワイトが解雇を要求したという話を否定していましたが、まあそれを真に受ける人間は殆どいないでしょう。百歩譲ってそうだとして、ドワイトはヴァンガンディの続投をフロントにリクエストしなかったのは間違いありません。

スタン・ヴァンガンディの就任期間中、マジックの成績はリーグで4位だったというデータがあります。スパーズ、レイカーズ、セルティクスといった強豪に次ぐこの成績ははっきり言って立派の一言です。そんな優れたHCに取って代われる人材が果たしていかほどいる事でしょうか?

とりあえずマジックは6/28のドラフトまでには新GMを決定し、然る後に新HC人選に入るそうです。既に人選には色々噂もありますが、それはまた追ってのエントリーで検討してみたいと思います。




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2×5〜スーパースター対チーム総合力

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ヒート(2勝)101-93ペイサーズ(2勝)
スパーズ(4勝)102-99クリッパーズ


☆本日のハイライト
・試合詳細は本文にて
ウォリアーズ、'17-'18シーズンよりサンフランシスコへ移転との情報



さて、皆さん勿論今朝は早起きして見ましたよね。ええ、眩しくて目をやられそうでしたよね、ヒート対ペイサーズの激戦に。一時はウェイドがFG1/8という大ブレーキもあってペイサーズ優勢でしたが、2Q後半からウェイドが覚醒、更にレブロン大爆発で見事に試合をひっくり返してしまいました。ボッシュの穴はハスレムのミドルジャンパーで結構埋まりましたよね。ペイサーズはファウルトラブルに泣いたヒバート、そしてウエストを4Qに再投入するタイミングが遅れたのも痛かったと思います。

しかし、このゲームを見ていて改めて思ったのは、スーパースターとチーム力の対決だよなあ、これって事です。ヒートはボッシュを欠いてしまいましたが、それだからこそむしろウェイドとレブロンにかかる比重が増し、一層彼らのスターパワーが際立つ形となりました。元ヒートのOBでもあるロニー・サイカリーのtweetもむべなるかな、です。




勿論、正確にはそうでは無いんです。ハスレムは今日オフェンスでも存在感を見せましたし、そもそもディフェンス面ではヒートはチームとして良い仕事をした事は言うまでもありません。ヒートの看板役者達の大立ち回りは、当たり前ですがこれらの成果の上に立脚しているのです。

それでもなお、やはりこの戦いは基本的にはスーパースター2人の力が、リーグトップ級のオールスターは不在でも各ポジションにタレントを揃えたチームの力を凌駕出来るか、これに尽きると思われます。ヒートのロスターはパット・ライリーの辣腕により、手薄なようでいてもある程度の人材は集められていますが、それでもやはりこのチームはレブロンとウェイドによってデッド・オア・アライヴの二択を歩む事は間違いありません。

ま、実のところウエストでも同じ構図はあります。サンダーがレイカーズを倒す日は最早目前に迫っておりますが、サンダーにしてもデュラントとウエストブルックという2枚看板が基本的にチームを牽引しています。先のレイカーズとの第4戦にしても、ハーデンが不調だった為尚更デュラントとウエストブルックの存在が際立ちました。

そのサンダーが勝ち上がった先に待っているのが、クリス・ポールとグリフィンを中心に結構な面子を揃えていたクリッパーズを4タテで撃破したスパーズ。只今18連勝&31戦29勝と圧倒的な強さを誇るスパーズは、しかしダンカンはもう若くありません。トニー・パーカーとジノビリを擁してはいますが、ヒートのようなスターシステムとは全く違うチームなのは今更言うまでも無い事でしょう。スパーズ対サンダーはその意味で、これまたスーパースタートチーム総合力の対決になりそうな気がします。

ま、差し当たりはヒート対ペイサーズです。これで東は2カードが2勝2敗、ウエストは4-0と3-1という極端な結果になってますが、セルティクス対シクサーズは個人的にはセルティクスかなーって気がします。ヒート対ペイサーズはこれでまたホームコートアドヴァンテージがヒートに戻りましたが、この調子だとまだ分からないかなーと。ヒートのスター2人が果たして毎試合、この第4戦みたいな活躍を並べられるか?と言われると確かに悩みますし。その点、ペイサーズは誰かがステップアップしてくれれば良いんですよ。




マイケル・ジョーダン以来のトレンドという感もあるスウィングマンでのスーパースター体制の代表格となったヒート、ジョーダン以前までは常識だったビッグマンを中心にチームの総合力で戦うチーム、ペイサーズ。前者がジョーダンブランドの看板たるウェイドと、ジョーダンと比較され続ける男、レブロンに率いられている事、後者がラリー・バードによって作られたチームというのも何かの因果でしょう。チームとして安定しているのは果たしてどっちなのか、その答えはまもなく出ます。




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日曜日よりの使者〜bjリーグファイナル2012

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スパーズ(3勝)96-86クリッパーズ
サンダー(3勝)103-100レイカーズ(1勝)

☆本日のハイライト
・試合に関しては本文にて
ホークス、来季も勿論ドリューHC続投



今日はロサンゼルスのNBAファンにはなかなか悪夢の日でしたね。クリッパーズは1Qを33-11という会心のロケットスタートでスタートしたにも拘わらず、3Qに悪夢の24-0ランでひっくり返されて大逆転負けの3タテ敗戦。そしてレイカーズは3Qまで10点近いリードを保ち続けながら4Q終盤に遂に追いつかれ、最後はデュラントの決勝3ポイントを返せずに敗戦。こちらも1勝3敗と追い込まれました。折角のステイプルズ・センターダブルヘッダーも形無しですね。これでウエストはほぼスパーズ対サンダーの1・2位対決が濃厚になりました。レイカーズはまだ少し良い勝負が出来そうですけど、クリッパーズは次で終わりそうな予感がします・・・。

さて、昨日に続いてbjリーグですが、本日は3位決定戦、そしてファイナルがありました。3位決定戦はBSフジで放送なので結果は書きませんが、ファイナルは3連覇を狙う浜松対返り咲きを目指す琉球(沖縄)との正に頂上対決。琉球としては昨ファイナルの借りを返す時でもありました。




という訳で、このtweetを合図に実況tweetに挑みました。その成果を纏めてみましたので、宜しければご覧下さい。

http://togetter.com/li/307049


今回、生観戦を除けば今までで一番bjリーグを根詰めて見たと思いますが、いやあやっぱりバスケットボールっていいもんですね(水野晴郎)。個人的には浜松のT-MACと私が命名したローレンス・ブラックレッジ選手がツボでした。207cmでしなやかな動きと確かなコートヴィジョンから繰り出すパスはなかなかのものでしたね。再三見せたダンクとブロックショットもお見事でした。

また、スラムダンク奨学金出身の琉球、並里選手が来季はNBAへの挑戦に向かうようなのも楽しみです。ジェレミー・タイラーに続くbjリーグからのNBA選手第2号を目指して頑張って欲しいですね。

小林師範の教えを守って日本バスケを見てみて、やっぱり面白かったです。元々NHKでたまにやってる学生バスケでもそれなりに楽しめてしまう人間でしたが、今回はプレーオフに相応しく熱戦続きだったので尚更楽しめました。今回見逃した皆さんも、BSフジで5/26(土)15:00〜に再放送があるので興味のある方は是非ご覧下さい。選手の皆さん、bjリーグに携わる皆様お疲れ様でした!

P.S.




井上雄彦先生と私の夢のコラボですw 偶然って凄いですね!




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もうひとつの土曜日〜プレーオフ in Japan

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シクサーズ(2勝)92-83セルティクス(2勝)
レイカーズ(1勝)99-96サンダー(2勝)


☆本日のハイライト
・シクサーズ、イグオダラ会心のクラッチ3ポイントで接戦を制し五分に戻す
・レイカーズも終盤サンダーを指してまずは1勝返す



今日はバスケットのプレーオフを4試合も見ましたよ。



まずセルティクス対シクサーズは一気にセルティクスが王手かなと思いきや、シクサーズがどっこい生き残りましたね。エースの器じゃ無いと言われていた男、イグオダラが遂に決めました。私が期待しているエヴァン・ターナーは今日は酷かったようですが、まあまた頑張ってねと。

お次、サンダー対レイカーズ。こちらも一気にサンダーが王手をかけるかと思われましたが、レイカーズは試合開始から危機感溢れるスパークを見せました。最後は縺れたものの、レイカーズが逃げ切りました。コービーとフィッシャーのマッチアップに場内が沸いたりしたこの試合、勝ったレイカーズが41/42、負けたサンダーが26/28と互いにFT成功率90%超というのも見所でした。うむ、コービーとデュラントの戦いも熱かったです。

で、3試合目ですが、って3試合目?カンファレンスセミファイナルは1日2試合じゃね?とか突っ込みが入るところですよね。えーと、日本ですよ日本。bjリーグであります。

http://www.bj-league.com/html/playoff/index.html

NBAより一足早く、bjリーグは早くもカンファレンスファイナル。そりゃそうでして、何しろ1試合勝負の真剣トーナメントなんです。1回負けたら終わりという高校野球orNCAAトーナメント状態はちょっと尋常じゃないプレッシャーでしょう。そして本日カンファレンスファイナルは東が2連覇中の浜松対新鋭の横浜、西がこれまた強豪の沖縄対京都だったんです。これがなかなか面白かったんですよ。

まず浜松対横浜は横浜優位で3Qまで行ってたんですが、4Qに浜松が一気にスパーク。2000年のレイカーズ対ブレーザーズのカンファレンスファイナル宜しく、あれよあれよと言っている間に大逆転劇が起きてしまいました。横浜は215cmのセンター、マクファーランドのファウルトラブルでオフェンスリバウンドをバンバン取られてたのが痛かったですね。これまた207cmのビッグマンにしてチームのエース、ジャスティン・バーレルが試合後マジ泣きしてたのはなかなか心打たれました。ユニフォーム的には浜松がロケッツ風(でもチームロゴはシクサーズ風w)、横浜がレブロン時代のキャヴス3rdジャージ風味でした。浜松のHCは見た目は智将ってノリでしたが試合後に口を開くとなかなか熱い事を言ってましたね。あれは知的な人情派と見ました。

そして沖縄対京都。こちらは沖縄が押し気味でしたが京都も粘りました。マクムード・アブドゥル=ラウーフ選手が在籍していた事でも知られる京都はリック・リッカート、ジャーメイン・ボイエット、ランス・オーレッドなど元NBA選手を多数抱えていました。こちらも最後まで京都が粘りを見せましたが沖縄も最後までスキを見せずに逃げ切り、これで2年連続同じカードでのファイナルが決まりました。なお、スラムダンク奨学金出身の並里選手が沖縄に在籍していたため、井上雄彦先生が観戦にいらしてました。

つー訳で明日、5/20は決勝戦が浜松対沖縄、3位決定戦が横浜対京都です。BSフジで放送もあるので、一度見て見る事をお勧めします。何しろ世界でもまず例を見ないであろう、コミッショナー自ら解説をするTV放送ですからね。河内さんカッケー!見に行ける人は会場まで行ってみればいいじゃない。

http://www.basketballjapantv.com/

因みにbjリーグチャンネルなんてのも存在します。無料で見られる動画もあるっぽいので見てみるといいんじゃないっすかね。・・・えー、何だか完全にbjの回し者みたいですが別にbjに知り合いもいませんし誰かに頼まれた訳でもありません。流行のステマじゃありませんからねー。私は単純に、今日TVながら面白い試合を見せてもらったのでその感動を原動力にこの記事を書いているに過ぎません。

前にもきっと書いた事ですが、NBAだけがバスケットボールじゃないんです。NBADL、ユーロリーグ、bjやJBLなどの日本のリーグ、ストリートバスケ、学生バスケに至るまで、バスケットボールというスポーツには違い無いはずなんですね。だから見てみればいいんですよ。それはそれでまた違う楽しみがあるはずですから。・・・これ、小林師範の教えです。

そういう訳だから皆も、NBAじゃなくてもいいから色んなバスケットボールを見に行けばいいじゃない。ああ、でも女子学生の試合をグフグフ言いながら見に行ってたら通報→退場だから気をつけるよーにw



SPALDING ZK PRO BASKETBALLS 7号 74-465Z スポルディング バスケットボール
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意地を通せば夢は叶う!-bjリーグの奇跡意地を通せば夢は叶う!-bjリーグの奇跡
著者:河内 敏光
東洋経済新報社(2005-10)
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汚れた英雄〜ドウェイン・ウェイド論〜

ブログネタ
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ペイサーズ(2勝)94-75ヒート(1勝)
スパーズ(2勝)105-88クリッパーズ

☆本日のハイライト
・ゲームについては本文にて
レイカーズのスティーヴ・ブレイク、奥さん共々twitterで脅される(><)
ナゲッツはガリナリと4年4200万ドルで再契約へ



皆さん、是非Blazermania.jpを見ましょう。今プレーオフに関する戦術面での解説が素晴らしいです。クリッパーズがスパーズに苦戦している理由が分かります。てかスパーズ、すっかり我々が良く知ってるスパーズに戻りましたね。この磐石さを崩せるとしたらサンダーの若さしか無いのかも知れません。

さて、今まで幾度かサブ的に取り上げてきたこの方について、今日は触れましょう。レブロンと組んで以来、朱に染まるどころか今以上それ以上ワインレッドの心を持て余しているスーパースター、ドウェイン・ウェイドさんです。

皆さんもまだご記憶に新しい事と思いますが、ウェイドはそもそも'03年ドラフト時には最初から注目が集まっていた訳でもありません。レブロンの1位指名は実質確定し、レブロンとカーメロの間にミリチッチが割って入ってのトップ3指名が有望視されていた中で、ウェイドは1巡目上位指名ぐらいの予測だったと記憶しています。今もし'03年のドラフト指名をやり直すなら、2位指名はウェイドかカーメロかでしょうね。



そんなウェイドさんは1年目からいきなり頭角を現し、プレーオフでもいきなりクラッチショットを決めて一気に評価を高めます。ヒートもウェイドのポテンシャルを見て取ったか、シャックをはじめとする強力なチームを作り上げてウェイドをサポートする体制を作り上げていきました。その成果が'06ファイナルのあのウェイドの活躍でしたよね。あの時のウェイドは誰も文句のつけようが無い程に素晴らしかったです。よね?FINAL MVPも当然です。



その翌シーズンからヒートが成績降下していったのは必ずしもウェイドのせいでは無いと思うんですよ。シャックの衰え、優勝を達成してしまったチームのモチヴェーションダウン、色々原因は考えられますがその後ヒートは優勝からは遠ざかります。しかし、ウェイド個人の評価は些かも変わらなかったと思うんです。

それが雲行きが怪しくなり始めたきっかけがご存知レブロンの夏。そもそもウェイド、レブロン、ボッシュで組む話をしていたという情報に加え、ボッシュが寒いのを嫌がったからウェイドの地元たるシカゴではなくヒートを選んだという話がまた、ああ、じゃあウェイドさんは特にマイアミに特別な思い入れとか無いんですね、となる訳です。

それでもスリーキングス発足当初、ウェイド個人への風当たりは必ずしも強くはありませんでした。レブロンが圧倒的に集中砲火を浴びてジャージ炎上祭が開催されていたからなのは勿論ですが、詳細はどうあれウェイドが移籍はしなかったから、ってのはあると思います。

問題はしかし、やはりここから始まったと考えるのが妥当でしょう。一説にはレブロンバッシング緩和の為に敢えてウェイドも汚れ役を引き受けたとも言われますが、これについては私も明確なソースがあったか自信がありません。ともあれ、かのレブロンによる「the decision」を境に、ウェイドは変わってしまいました。若くしてリングを持つジョーダンを継ぐ偉大なSGの1人は、それまでと大きく印象を変えてしまったのです。出世したら「あの人は変わってしまった」と悪い意味で言われる人がいますが、正にそんな感じですね。では、何が変わってしまったのでしょうか?

1.コート上でのプレー

プレーと言うより、ズバリ言うべきでしょうね。ええ、ハードファウルです。

特にプレーオフみたいな真剣勝負において、確かにハードなファウルは時として起こります。全面的に肯定はしませんが、やむを得ない側面はあると思うんです。しかし、ウェイドさんはこの1年の間に、ぱっと思い付くだけでも3人に結構なダメージのファウルを見舞いました。昨カンファレンスファイナルの対セルティクス戦、ロンドの片腕を折るあの蟹挟みが無ければ、果たしてシリーズはどうなっていた事でしょうか。



次に今季オールスター。コービーに対して流血を伴うファウルを、しかもオールスターというお祭りの場で何故かやらかしたのにはなかなか驚かされましたね。しかも生意気な後輩とかならまだしも(いや、それも如何なモノかと思うんですが)、コービー先輩に向かってですよ?コービーだって昔オールスターでカール・マローン先輩にどいてろとは言いましたが、ハードファウルはやってませんよ。まさか所属するジョーダンブランド社長、マイケル・ジョーダンから「コービーがオールスター通算記録で俺を抜く前に止めろ」とか言われてた訳でもないでしょうに、あの状況でなぜファウル?という疑問は残ります。



そして、先日のカンファレンスセミファイナル第2戦。速攻に行くコリソンを、しかも危険な事に後ろからショルダータックルですよ?ついでに言うならこの時、コリソンはボールを持ってなかったんです。おいおい、なんでこれがフラグラントファウル1だけで済むんですか。どう見ても一発退場&出場停止処分が課されて然るべきです。だってあの天然ワールドピースの肘打ちなんか完全に意図的じゃないのに7試合出場停止ですよ?整合性が無いにも程があります。それともアレですか、コリソンも今話題のフロップぐらいの勢いで痛がる演技しとけば良かったんですかね。



ウェイドのハードファウル癖は明らかに危険な域に達している上に、ペナルティが大したこと無いために全くウェイドが懲りていません。リーグは真剣にウェイドへのペナルティを検討するべきでしょう。このままではウェイドに怪我させられる方だけでなく、ウェイド自身にも取り返しがつかない事になりかねません。

・・・もしかしてあれかな、ウェイドがこんなヒドいファウルを始めたのって、ロンドへの蟹挟みがきっかけなのでしょうかね。ほら、「スラムダンク」でもエースキラー南こと南烈ってキャラがいたじゃないですか、あれですよあれ。藤真選手の目に偶然肘が入ったばっかりに悪の世界に手を染めてハードファウルがやめられなくなったとか。よし、今度からウェイドの事をカリメロと呼ぶかw

http://probasketballtalk.nbcsports.com/2012/05/16/video-dwyane-wades-flagrant-foul-on-darren-collison/

この記事はKenchさんに教えて頂いたんですが、やはりあちらでもウェイドのショルダータックルについて処分が軽過ぎる、という論調があるようですね。そういう声がもっと大きくなり、少なくともウェイドが自重せざるを得なくなる空気感になってくれる事を願いたいです。

2.言動

スリーキングス結成直後、それを911のテロと絡める発言をウェイドがして波紋を呼んだ事を覚えているでしょうか。流石にウェイドもマズいと思ったか、すぐにこれには訂正を入れてました。ああ、やっぱりこんな夢のチームを作れて浮かれちゃったんだね、しょうがない(´・ω・)(・ω・`)ヨネー、と当時は思ってましたよ。しかしそれはちょっと違ったようです。恐らくウェイドさんは普通に驕り高ぶってしまったんですよ。

あの後もウェイドの言動はなかなかアレでしたよね。昨ファイナル、ノヴィツキーが風邪だと聞いてレブロン共々咳き込む仕草をしていた件は、個人的には大した事だとは思いません。が、先のカンファレンスセミファイナル第2戦で「ペイサーズが大喜びしてやがった」とウェイドが言うのは明らかに無理筋です。あの時ペイサーズのデヴィッド・ウエストはすかさず浮かれかけた若手選手達に「まだ1ゲーム勝っただけだ」と檄を飛ばして落ち着かせてました。それに、それを言うならレブロンとウェイドの昨ファイナルの咳き込むアクションの方が余程挑発的でしょう。

ドワイトが「Loyalty」を口にしてマジック残留を決めた時のウェイドのtweet「Loyalty hahahahaha」もなかなかでしたね。いや、ドワイトのそれまでの言動を考えれば、今にしてみればウェイドのtweetそのものは的外れでは無かったのかも知れません。しかし、やはりウェイドも三十路なんだから、そんなメッセージを発信すれば世間がどう取るか、ウェイド自身考えてtweetするべきでした。tweetで万引きとか飲酒運転とかを白状して炎上する学生じゃ無いんですから・・・。



そして、今日ですよ。ウェイドさんはシュートがまるで入らなかった訳です。怪我じゃないかとも言われますが、地元パームビーチポスト紙のEthan J. Skolnick(なんて読むんですかこの名前)は、




かように自分が気付く健康上の問題は無い、と言ってるんですよね。つまり本当に不調だったんです。コリソンへのファウルを気に病む性質とも思えませんし、第2戦終盤でのレイアップミスが原因とも思えません。じゃあ何が原因なんでしょうね〜って感じです。

そこのところの説明としてはポール・ジョージのディフェンスが厳しかったとされています。確かに193cmしかないウェイドにとって203cmあるジョージは厄介な相手かも知れません。でもなー、それが急に第3戦になってここまで効きますかね?ジョージの秀逸なディフェンスだけでは無い何かがあるような気がします。ウェイド自身の問題が少なからずあるように思えるんですよね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120518-00000314-ism-spo

予想している事は2つ。1つは言うまでも無くメンタル面の問題。いくら不調でもHCやチームメイトにまで当たるウェイドなんて私は記憶にありません。まあ昨季、ヒートが調子を落としていた時もレブロンがスポルストラHCに軽めのショルダータックルを食らわしていた事件もありましたしねえ。スポルストラHCはチームが不調だと当たられる役回りなんでしょうかw ま、そこは試合間隔が開けは落ち着くんじゃないのかなとは思います。

もう1つ懸念しているのはウェイドの運動能力の衰え。彼のプレースタイルはあの電光石火のスピードを支える運動能力にある事は言うまでもありません。が、ウェイドも既に30才を迎えました。いくらなんでもそれで急に彼のプレーが衰えるとは思いたくありませんが、彼のようなプレースタイルだと特にその運動能力が失われてしまった場合が心配です。T-MACが度重なる故障の結果、あの爆発的な得点能力を失ってしまったのは皆さんのご記憶にも新しいはずですね。膝をやってしまった後のアンファニー・ハーダウェイもそうでした。私は同じく故障の多いウェイドが彼らと同じ道を行く事を恐れます。まさか、とは思うのですが・・・。

http://espn.go.com/blog/truehoop/miamiheat/post/_/id/14260/wade-reflects-on-nightmare-outing
http://sports.yahoo.com/blogs/nba-ball-dont-lie/dwyane-wade-clashes-coach-pacers-dominate-paint-series-025725572.html;_ylt=A9G_XJfaarZPmVEAWhG8vLYF
http://www.palmbeachpost.com/sports/heat/miami-heat-dwyane-wade-lose-cool-as-indiana-2362453.html

今回ウェイドのやらかした件については色々と記事を斜め読みしましたが、特に目新しい情報は無いなーという印象です。要するに皆良く分からんのでしょう。私も実際のところどうしてこうなったのかは良く分からないですし。レブロンの肩アタックの時もそうでしたがスポルストラHCがこの件をこれ以上ややこしくするはずがありませんし、ウェイドだってもう多くを語る事は無いはずです。

ただ、やはりスリーキングス体制って問題あるなーって思いましたね。3人、特にウェイドとレブロンの増長じゃ今更言うまでも無いんですが、こういうチームがアレな状態になった時にそれを諌められるヴェテランがいないんですよ。いや、本当はいるんです。ジュワン・ハワードは実際ウェイドを諌めようとしてましたしハスレムもそういう動きをしてました。でも、見ての通りウェイドさんったらその手を振り払ったりしてましたよね。

結局このチームはウェイドとレブロンが一番偉い人で、ボッシュがNo.3で後の選手は全員サポーティングキャスト。年齢が上だろうが大ヴェテランだろが裸の王様2人は聞きやしません。しかもHCは正直能力はさておき威厳は無い若手です。

思い起こせば、例えばレイカーズ3PEAT時代にまだまだ若かったシャックとコービーを纏め上げ、仲が悪くなってもあれだけチームを勝たせ続けたのはフィル・ジャクソンという絶対的な存在あってこそでした。アイヴァーソンが一番輝いた時、あのじゃじゃ馬スター選手をコーチしていたのはご存知ラリー・ブラウンです。スポルストラは若くて優秀なコーチだと思いますが、こういうチームの危機的な状況への手当てやメンタル面のケアまで出来るのか?というと正直疑問なんですよね。恐らくはそのあたりはパット・ライリーがケアするという事なのだとは思いますが。

スリーキングス体制を築き上げたパット・ライリーの手腕は見事だと私は思っています。しかし、こういうパニックモードの時にキングたちに物申す事が出来る人材はやはり必要ですね。ライリーさん、来季はフィル・ジャクソンでも雇ってみたらどうですかね。HC職復帰を望んでいるそうですし。ラリー・ブラウンもそうでしたっけ?

あるいはヒートに必要なのは、ウェイドやレブロンに喝を入れられるだけの実績があるヴェテラン選手かも知れません。ジェイソン・キッド?スティーヴ・ナッシュ?シャックが現役なら良かったんですけどね。いや、彼らがヒートに来たいと思ってくれるかどうかは別問題ですよ、ええ。

ウェイド、そしてヒートが果たしてここから立て直せるかどうかはまだ分かりません。まさかこのままウェイドが崩れっ放しで終わる事は無いでしょう。ただ、もしここでヒートが敗退しても「ボッシュがいなかったからしょうがなかった」という言い訳が立ってしまいます。それだけじゃないと気づかない事には何も進歩しないのですが・・・。

他チームファンとしてはそんな困ったチャンなスリーキングスのままでいてくれる方が好都合ではあるのですが、一NBAファンとしてはそれでええのかええのんか〜って感じですよね。特にウェイドさんの振る舞いはそろそろ正して頂かないと他の選手の大怪我にも繋がりかねません。30才を迎えてますます子供化著しいウェイドを叱り飛ばす大人の存在が現れる事を期待して、今回はひとまず幕と致しましょう。

P.S.



sheedstack先生に教えてもらいましたw 最近気になる選手です、ランス・スティーヴンソン。子供度合いではスリーキングスもブッチ切りの酷さみたいですがw



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FLIP FLOP〜チャージングとフロッピング〜

ブログネタ
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セルティクス(2勝)107-91シクサーズ(1勝)
サンダー(2勝)77-75レイカーズ

☆本日のハイライト
・第2戦の勝利でイケるかも!と夢見たシクサーズに、セルティクスが現実を叩き込む
・レイカーズ、まさかの7点リードから逆転負けーサンダーはポストシーズン6勝負け無し
ラリー・バード、MVPとコーチ・オブ・ザ・イヤーに加えてエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーを受賞した史上初のケースになる

セルティクスはまた、凄いタイミングで圧勝してきたもんですね。NBA.TVで観戦していたKenchさんに、「(フィラデルフィアの)観客の失望が画面から伝わってくる」とまで言わせるんだから相当なモンですよ。これで奪われたホームコートアドヴァンテージもセルティクスが奪回ですし、それどころか第4戦も取られれば一気に王手&次はボストンでのゲームという\(^o^)/オワタモードです。シクサーズは立て直せるか、早くも正念場ですね。

サンダー対レイカーズはなかなか激戦でしたが、最後にコービーが打つかと思いきや、フリーになったブレイクが3ポイントを打ちましたね。まあ外れましたけど(-_-;)ただ、1stラウンドではガンガン3ポイントを決めていた事を考え合わせても、ブレイクがシュートを放つのは悪い判断ではありません。外れたのは残念、ってだけですね。

さて、本日もホットな話題をお届けしましょう。フロップです。この話題は絶対誰か書くだろと信じてましたが、ぱっと見たところではまだどなたも取り上げていないようなので、私が特攻隊長として突っ込ませて頂きます。死して屍拾う者無し。



フロップという技術があります。簡単に言えばディフェンスに於いて相手のムーヴに合わせて、「うわあ、やられた〜(棒)」と時代劇のやられ役ないし関西人のリアクションみたいな演技力で倒れたりなんかして、相手のオフェンスファウルにしてしまう、というような奥義の事を指します。チャージングと異なるのはこの演技力の部分で、実は対して当たりがキツくなくても意図的に吹っ飛ばされたりするのがポイントです。ファウルされた!というアピールも重要ですね。サッカーの世界ではお馴染みの技ですね。・・・ドーハのカズの悪口はそこまでだ!

NBAの世界では特に選手のフィジカルのぶつかり合いが激しいじゃないですか。残念ながらシャックやドワイトみたいな筋肉の化物がインサイドに突っ込んで来た場合、ディフェンスは悲しいかな吹っ飛ばされるのが常です。シャックが言うところの「物理」ですね。NBAの世界におけるフロップとは、持たざる者がそういうデカブツに相対する武器という側面も少なからずあります。

http://espn.go.com/nba/playoffs/2012/story/_/id/7926130/2012-nba-playoffs-commissioner-david-stern-says-thinks-flopping-legitimate-concern

しかしながら、ここに来てデヴィッド・スターンおぢさんはフロップを問題視し始めました。既にフロップについては以前よりは厳しくなったはずですが、結果はご存知の通り、悲しいかな代わり映えしません。このプレーオフでもヒートとクリッパーズが2大フロップチームとしてバッシングを受けてます。ヒートについてはペイサーズのヴォーゲルHCが対戦前にヒートのフロップを敢えて(恐らくは牽制を込めて)皮肉って罰金を取られましたし、クリッパーズについては特にグリフィン、クリス・ポール、レジー・エヴァンスが批判を受けていますね。

http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/7935166/2012-nba-playoffs-los-angeles-lakers-kobe-bryant-cites-injury-risk-drawing-charges

そんな中、コービーがフロップ問題について口を開いたのです。その内容がなかなか男らしかったので、今回はバリバリ引用しようという訳ですよ。以下、なかなか長いですので頑張って読んで下さいね。

"We got a couple guys that take charges, but for the most part, the one guy that took a charge is now playing in Oklahoma."


We、つまりレイカーズにはチャージングを取る男が何人かいたが、大概チャージングを取っていた男は今オクラホマでプレーしている、と言ってます。言うまでもなくこれはフィッシャーの事を指します。

"I don't take charges. Metta [World Peace] don't take charges. Steve [Blake] will take a charge every now and then, but most everybody else just stands up and plays."

僕はチャージングは取らない、ワールドピースは取らない。ブレイクは取るけどレイカーズの殆ど全員はただ立ってプレーするだけだ・・・この台詞、フェイクではありません。レイカーズ、そしてサンダーはチャージングを取る回数に於いて最下位の2トップなんです

"I learned from my predecessors. [Scottie] Pippen had a [messed] up back taking charges. [Larry] Bird had a [messed] up back taking charges. I said, 'I'm not taking charges.' I figured that ... out at an early age."


さて、ここからがコービーの本領。なぜチャージングを取らないかの理由を、彼はNBAの諸先輩に求めるのです。即ち、ピペンやラリー・バードはチャージングを取るのが上手かったが、結果2人とも背中を痛めたじゃないか、と。

"I've seen Michael [Jordan] not take one ... charge and he's healthy his whole career and the same thing with Magic [Johnson]. I might not be the smartest guy in the room, but I can figure that ... out."

更にコービーは続けます。マイケル・ジョーダンはチャージングを取らずにキャリアを通して健康だった、マジック・ジョンソンもそうだった、と。なるほど、この視点はありませんでした。

"Shane [Battier] does a great job taking charges. Fish actually does a great job taking charges too. ... It's a skill. It's definitely a skill. I know at Duke they teach that, they drill that, how to step in and take charges and sacrifice your body."

更にコービーはバティエーやフィッシャーのチャージング技術をここで称賛しています。デューク大ではチャージングのドリルがある事まで彼は把握しているんですよ。そう、コービーはチャージングの技術とフロップの技術をちゃんと識別して話をしているんですね。

"There's a difference [between taking a charge and flopping]. We all know what flopping is when we see it. The stuff that you see is where guys aren't really getting hit at all and are just flailing around like a fish out of water. That's kind of like, where are your balls at?"

チャージングとフロップには違いがある、フロップは水から打ち上げられた魚みたいなもんだ、・・はい、最後は皮肉混じりでした。とはいえ、全体の読後感は物凄く爽やかなのは私だけでしょうか?

私、このコービーの談話を読んで本当にコービーは大人になったなと思ったんですよ。私達の世代はもう、コービーを1年目から見てきています。高卒の生意気盛りだった頃、オールスターでスクリーンに来たカール・マローン先輩に向かって邪魔だと言い放った頃、シャックやフィル・ジャクソンと険悪な仲になって彼らを追い出した頃・・・レブロンと違う方向でコービーも色々とやらかしてきた訳です。それが今回の発言の大人な事!

まず素晴らしいのはチャージングとフロップの区別がちゃんとついている事。次に重要なのが、コービーはバティエーやフィッシャーなど、チャージングの名手達への敬意をちゃんと示している事。その上で、コービーは自分がチャージングをしない理由を、NBAの先輩達のキャリアを踏まえた上で説明しています。

コービーはあくまで自分達がチャージングをしないという事を言っているだけで、チャージングを取るなとは言ってないんですよね。自分の意見を他者に押し付けず、あくまで自分は故障のリスクを考えてチャージングを取らないんだ、というこの大人な姿勢にはなかなか感心させられました。



身も蓋も無い事を言ってしまえば、スターンのおっちゃんが何を言おうとフロッピングが無くなる事は無いでしょう。審判にそれを厳密に見分けろってのは無理がありますからね。そうだなあ、映像リプレーでも入れて判定を見直します?でもフロップの疑いがあるプレーの度に映像見直してたら試合時間は間延びするばかりですよね。私はテニスみたいに回数制限付きで審判の判定にチャレンジするシステムを採用してみてはどうか?と思います。で、リプレーを見直して、「こらアカン」となったらフロップした側のファウルとする、なんてどうでしょうかね?

ただ、こういうルールが仮に制定されたとしても、あからさまなフロップを封じるのが精一杯かなーとも思います。結局は選手のモラルの問題に帰する訳でして、そりゃあまあ皆勝つ事に必死なんですからこういう演技を止める訳が無いんですよね。むしろ、コービーの言う「チャージングは体を痛める」説が結果としてフロッピングの抑制にも繋がる可能性の方が高いかもねーとか思ったりします。ま、それでもNBAで生き残る為にはこれしかないんや!って選手もいるでしょうけど。ただ少なくとも、チームの主力選手がフロッピングやチャージングを取るリスクがコービーの発言によって広まるとすれば、そこは悪い話ではないんじゃないかなと。バティエーやフィッシャーみたいなチャージング職人はあくまでサポーティングキャストの仕事として役割分担が出来るような世界になるかもですね。

個人的には、今回のカンファレンスセミファイナル第2戦のKGオフェンスファウルなどが顕著ですが、審判の笛が試合の帰趨を決するような状態になる事に危機感を感じています。審判の方ばかり向いて「笛マダー?」みたいな選手ばかりのNBAなんて見たくないでしょ?あからさまに笛がスター選手に偏ってるとかであれば文句の一つも言っていいと思いますけどね。

勝敗は選手同士で、コートの上で純粋に決めて欲しいですよね、という真っ当な結論で今回はキメ!であります。




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レブ論・12〜こんなタイミングで敢えてレブロンを擁護してみる

ブログネタ
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ペイサーズ(1勝)78-75ヒート(1勝)
スパーズ(1勝)108-92クリッパーズ


☆本日のハイライト
・試合については本文にて
ブルズのローズ、8〜12ヶ月の離脱へ。来季全休の可能性も(´・ω・`)

虚構新聞を全力で支持する事にしました。あれを読んで騙されたと怒る意味が分かりません。虚構新聞の方法論はパロディを用いた皮肉込みの批評という、至ってノーマルな手法でしかありません。だいたい「虚構新聞」って名前のサイトなのに怒るって何なのと。「反三国志」とか、一昔前に流行った架空戦記モノの小説あたりを読んで「騙された」って言ってるようなもんですよ。

もっと盛大な嘘をついている(しかも本当だと言い張っている)新聞記事が世の中には一杯あるんですが、そちらの害悪には目もくれずにパロディ記事を批判するって、単に見事に騙された恨みをぶつけてるだけなんじゃないのかとさえ思えます。「訴訟になる恐れも」なんて書いてた記事に至ってはもう言語道断ですね。「騙された、傷つけられた、だから訴える」とでも言うのでしょうか?

小林よしのりという漫画家の方がいるじゃないですか。私、彼の意見を全面的に肯定は出来ませんが、ひとつ理に叶ってるなと思ったのが、「出版社に抗議するんじゃなく作者に直接抗議しに来い、公開討論で決着をつけよう」これでした。私、表現者個人にではなく彼らが所属している組織等に対して抗議するってのが大嫌いなんですよ。出版社や放送局が自発的にやってる事ならいざ知らず、作家なりタレントなりが自らの意思でやってる事にはその表現者本人に異議を唱えるのが筋じゃないですか。

例えば群馬大学の早川由紀夫教授の原発事故に関する発言や意見に対して異論があるなら、twitterなりメールなりを活用して早川教授自身と意見をぶつけ合えば良い話です。それを群馬大学に抗議して黙らせようって発想、私には言論封殺の意図しか見えません。自分の意に沿わない意見は発言自体を禁じようと言うのであれば、それはもう民主国家ではありませんね。虚構新聞に対して裁判の可能性云々を言うのは、それと同じくらい愚かな事です。

当ブログも好き勝手書いてますから時々キビシイご批判も頂いてますが、そんな中でcoinさんや抹茶さんみたいな方にお越し頂けたのは私には非常に有難い事でした。お二方とも感情に任せずあくまで冷静に議論を戦わせて下さる素晴らしい方々ですね。

皆さんも私の書いてる事なんか盲信せず、「これはおかしくね?」という事にはガンガン突っ込んで下さい。ただ、その際には単なる罵詈雑言などではなく、どうか具体的なご意見をお願いします。コメント欄に「これはこうなんじゃないか」「オレはこう考える」というような熱い思いを是非ぶつけてみて下さい。大いに議論をやろうじゃないですか!

・・・またまた冒頭から長い前フリを終えて、本日の話です。プレーオフもカンファレンスセミファイナルとなり、基本1日2試合体制に入っております。本日も東西それぞれ1試合が開催されましたが、西は超休養たっぷりなスパーズが容易くクリッパーズを倒して先勝。考えたらウエストの2カードはいずれもスウィープ勝ちで体力余裕なチームと第7戦まで縺れてヘロヘロなチームとの対戦ですから、第1戦でヘロヘロ組のロサンゼルス2チームが惨敗するのはむしろ当然なのかも知れません。ま、第2戦に勝てばシリーズはイーヴンになりホームコートアドヴァンテージも奪えるのですから、LA組はまだ焦る必要はありません。それを実際、東でシクサーズとペイサーズがやってのけたんですからね。

シクサーズについては昨日、セルティクスにまさかのムーヴィングピックのオフェンスファウルが付いたのと、エヴァン・ターナーのクラッチレイアップ(かなりのミラクルでした)にFTで、経験値は遥かに上を行くセルティクス相手に接戦を取りました。


そして今日はペイサーズでした。私、正直言ってボッシュ不在はヒートにそこまで致命的なダメージでは無いと踏んでいましたが、そうでも無かったようですね。ペイサーズは一時.250程度の信じ難い低FG成功率に抑え込まれながらも引き離されず、3Qに一気にヒートを引き離しました。が、NBAで10点程度のリードがセーフティな訳がありません。ましてや相手はヒートですからね。

そして案の定、ヒートは4Qに入るや点差を詰めて来ました。ええ、ここまで予定通りって感じですな。ペイサーズも必死に逃げますがレブロンが猛チャージをかけて迫って来ます。終盤、試合は縺れました。普通に考えればこれはもう、どう考えてもヒート優位の流れです。そりゃそうでしょう、ウェイドとレブロンというリーグ最強のオフェンスマシーンがいるんですからね。しかもペイサーズは頼みのエース、グレンジャーがファウルトラブルに苦しんでいたんです。完璧なまでにペイサーズに2連敗フラグが立っていました。

が、残り1:22、レブロンがヒートに逆転をもたらすはずだったシュートはなんとポール・ジョージが背後からブロック。2秒後にファウルでFTを得たジョージはしかし、折角のFTを両方ミス。そして残り54.3秒時点で今度はリバウンドの取り合いからレブロンが、この日やりあってダブルテクニカルを吹かれた相手でもあるグレンジャーから、6つ目のファウルと共にFTを得たのです。2本揃えて決めれば今度こそ逆転となるこのFTを、しかしレブロンはなんと2本続けて落としてしまいました。そんなミスの応酬は勘弁ですね。

その後残り32.0秒、今度はゴール下でパスを受けたヒバートにヒートが即ハードファウル。このFT2本のうち1本を沈めた時点でペイサーズのリードはようやく2点です。そしてまたしても訪れた同点ないし逆転のチャンスでボールを持ったのは勿論レブロン・・・でしたがウェイドにパス。ウェイドが巧みにディフェンスを切り刻んでこの日ここまで同様に得点するかと思われましたが、このレイアップはまさかのミス。ヒートは慌ててジョージ・ヒルへファウルゲームを仕掛けます。しかし、ヒルもまたこのFTを1本落としたためペイサーズのリードは3点に。しかも外れた2本目が転々とペイサーズ側に転がり、このボールを何とか取ろうとしたヒルは結局ボールをキープ出来ず、ヒートのオフェンスに。この時点で残り時間は8.3秒でした。

そしてヒート最後のオフェンス、ボールを持ったのはウェイドでした。が、今度は彼はチャルマースにパス。チャルマースはフェイクでディフェンスを飛ばした上で同点3ポイントを狙いますがこれはミス。が、リバウンドが3ポイントラインから詰めていたレブロンの手元に転がり込みます。が、彼がバティエーにパスしているうちに時間は無くなり、ゲームオーヴァー。ペイサーズがヒートをアウェーで沈め、見事にホームコートアドヴァンテージを持ち去る事に成功したのです。



・・・さて、皆さんご感想は如何でしょうか。twitterではレブロンの最後の方のプレーについては非難轟々でした。










ぱっと見ただけでもラストプレー直後にこれだけのtweetが流れました。レブロンはこの大事な終盤に2回もパスした、シュートする気がまるで無かった、ファウルされる(=FTを打つ)事を恐れたんじゃないか・・・いやはや、えらい言われようです。この他にも「MVP(笑)」みたいなtweetも見かけました。そんなレブロンにとって四面楚歌気味な状況で、敢えてレブロンを擁護してみようかと思ったりした訳です。

http://espn.go.com/nba/playoffs/2012/story/_/id/7936906/2012-nba-playoffs-miami-heat-lebron-james-says-playing-pf-injured-chris-bosh-taxing

まず、やはりボッシュの不在による影響は無視出来ません。ボッシュがいなくなったため、レブロンはPFでプレーする時間が結構長いです。元々それが出来るだけのガタイではありますし、昨オフにはオラジュワンにポストでのムーヴを習っていたのでこれは適任ではありますが、そりゃまあ日頃やってないポジション、しかもいつもよりデカい相手とのマッチアップじゃ疲れますよね。トゥリアフを獲得しておいたのは幸いでしたが、彼とハスレム、ジョエル・アンソニーの3人だけで4〜5番のポジションを回すのはちょっと難しいです。相手が堅牢なペイサーズのインサイドでは尚更ですな。レブロン自身がそれを認めるのも分からない話ではありません。

http://www.nba.com/games/20120515/INDMIA/gameinfo.html#nbaGIboxscore

で、その前提で終盤のプレーです。まずFT外したのはチームトップの42分19秒の出場に伴う疲労の結果として不問としましょう。決めて欲しかったですけどね・・・。次、ウェイドへのパスですがこれについては、確かにウェイドの動きは良かったですしウェイドについていたのはジョージ・ヒルだけにミスマッチではありましたから必ずしも間違った判断でもありません。ウェイドが外したのはまあ結果論でしょう。

そして最後のプレーについてレブロンは、あのプレーがチャルマースのためにデザインされたものだと主張しています。確かにその間レブロンはチャルマースがシュートするまでボールに絡んでませんし3ポイントラインで突っ立っているように見えますが、3点が必要だったあの場面ですからパスを待つ場面だとしても可笑しくはないかなーと。え、レブロンがチャルマースの役回りをやれよって?・・・それは確かに

ただ、最後のレブロンのオフェンスリバウンド、あれはもう時間ありませんでしたからね。彼がボールを持った時点で残り1秒切ってて、しかもペイント近くの空中、角度0どころかシュートも打てない位置だった上に3ポイントラインも遠く、3ポイントプレーも望めない状況だったんです。

http://espn.go.com/blog/truehoop/miamiheat/post/_/id/14184/was-chalmers-fouled-on-last-second-shot

あのチャルマースの3ポイントへのコリソンのディフェンスはファウルだったのでは?という説も一応紹介しておきましょう。うーん、動画で見るとそうは見えないんですがどうでしょうかね?レブロンが打てばファウルを得られた?うーん、可能性はありますけどifの世界ですな。レブロンがインサイドへ切り込んで外のチャルマースなり誰なりにパス、でも良かったのでは?とも思いますけど判断難しいとこですね。あそこでチャルマースに打たせるのも意表を突いた選択ではありましたから。あれが決まっていればスポルストラHCの神判断だった訳ですし。

http://nba-point-forward.si.com/2012/05/16/lebron-james-heat/

こちらの記事にもあるように、レブロンの選択は確かに消極的ではありましたが、大きく間違ってはいなかったんじゃないかなーと今回は思ってます。つーかこの記事動画説明もあってすっごい分かり易いですねしかし。utgwさんのtweet情報で知りましたが勉強になります。

http://espn.go.com/nba/playoffs/2012/story/_/id/7938042/2012-nba-playoffs-nba-not-upgrade-dwyane-wade-flagrant-foul


この日のヒートで擁護出来ないのはむしろこっち、ウェイドのコリソンを後ろから突き飛ばしたハードファウルですかね。とりあえずフラグラントファウル以上のペナルティーは科されないそうですが、どうなんでしょうかねこれ。



この見事なショルダータックル、しかも後ろからですよ。これは流石にフォローのしようがありません。恐らくはその前、ダンテ・ジョーンズにほぼファウルのディフェンスを受けながら笛を吹かれなかった事とヒートが負けていたフラストレーションもあったのでしょうが、これはもうスター選手のやる事じゃありません。その昔'84年のファイナルでセルティクス対レイカーズのマクヘイルが意図的にカート・ランビスにラフプレー気味のファウルを仕掛け、その後レイカーズを萎縮させたという故事もありますし、これがプレーオフだと言い張る事も可能ですが、でもこれワールドピースがやったら絶対出場停止喰らってますよねw



前にも言いましたが、レブロンより最近ウェイドのダークサイドへの堕ちっ振りが凄まじくて擁護が出来ないです。あっちではウェイドのこのダーティなプレーが問題視されてないんでしょうか?ESPNのハイライトだとこのファウルがカットされているのもどうかと思いましたし。

因みに私、これでもレブロンとウェイドについてはかなり遠慮して書いてますからね。もしも彼らがマジックの選手だったとしたらこんなもんじゃ済みませんよ。「ウェイド何さらしとんじゃゴルァ!」「レブロン土壇場でヘタレてんじゃねーよ!」ぐらいの勢いでもっとボロクソ書いてると思いますw

http://sports.espn.go.com/nba/dailydime

なお、最後にペイサーズのヴォーゲルHCが、先のマジックとの1stラウンドでマジック得意のコートを大きく使ったオフェンスに相対した事が、現在のヒートのスモールラインアップ相手のディフェンスに役立っていると言っていた事を紹介しておきましょう。ペイサーズファンの皆さんはマジックと対戦した事を感謝すればいいじゃないw

ともあれ、カンファレンスセミファイナルシリーズはまだまだどこも1〜2戦を消化したに過ぎません。まだまだ序盤戦が終わっただけ、勝負はこれからです。マジックが敗退したので今や完全に他人事ですが、野次馬的には好勝負が続いてくれる事を願いたいものですね。




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クラシック〜ゴールデンカード、再び〜

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シクサーズ(1勝)82-81セルティクス(1勝)
サンダー(1勝)119-90レイカーズ

☆本日のハイライト
・試合内容は本文にて
カイリー・アーヴィング、妥当に新人王受賞



さて、いよいよ本格的にカンファレンスセミファイナル突入です。休養十二分のサンダーは第7戦まで戦ってヘロヘロなレイカーズをフルボッコにして先制パンチを喰らわしましたね。ワールドピースをもってしてもデュラントは止められないようです。ウエストブルックも化物すなあ。

一方、東ではなかなかロマン溢れる古豪対決が久々に実現しました。セルティクスのライヴァルとしてお馴染みなのはファイナルで名勝負を繰り広げて来たレイカーズですが、何しろ東西に分かれている両者だけに、今やレギュラーシーズン2回の対戦が終われば、後はファイナルであいまみえるのを期待する他にありません。

では、同じイーストでのボストンのライヴァルと言えばどこでしょうか?これがMLBの話であれば迷わずニューヨーク・ヤンキースなんでしょうが、残念ながらNBAに於いてニューヨーク・ニックスがセルティクスを脅かす存在だった時期はそうは長くありません。ニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツとても同様ですね。じゃあどこが・・・と言われれば、答えはフィラデルフィア・76ersなんですよね。

シラキュース・ナショナルズ時代から争って来た両者の最初のハイライトはやはり、ビル・ラッセルを擁して無敵の強さを誇った常勝セルティクスに対して、シクサーズが圧倒的な個の力を見せつけたチェンバレンをエースとして立ち向かった'60年代。不朽の8連覇というセルティクスの快挙に対し、シクサーズも'66-'67シーズンに敢えて7年連続得点王だったチェンバレン以外の選手達に得点させる事でチーム力をアップ、遂にセルティクスの壁を破り優勝を遂げたのです。この時のシクサーズは史上最高のチームの1つとされています。



ラッセル引退後、'70年代も強豪の地位を譲らなかったセルティクスに対し、シクサーズはチェンバレンのレイカーズ移籍と共に弱体化、最低勝率記録を樹立してしまいました(今季ボブキャッツが記録更新しましたが・・・)。そんなシクサーズが再浮上を果たすのは'70年代後半。'76-'77シーズンに優勝をかけてシクサーズはオールスターメンバーを揃え、しかもチームの中心にABAネッツから移籍したジュリアス・アーラヴィングを据えます。このチームはプレーオフ1stラウンドでセルティクスと第7戦まで縺れた挙句に勝利すると、最終的にファイナル進出を果たすもそこでビル・ウォルトン率いるブレーザーズに敗れて夢は散りました。

やがてこのゴールドメンバーはバラされていくものの、シクサーズはDr.Jを擁してイーストのタイトルコンテンダーであり続けました。が、そんなシクサーズの前にまたしてもセルティクスが立ち塞がります。ラリー・バードをロスターに加えたセルティクスは、同じくマジック・ジョンソンを得たレイカーズと代わる代わるシクサーズの優勝にストップをかけました。実際'80〜'82ファイナルは要するにシクサーズを下したチームが優勝していたのです。

かくて'82年オフ、シクサーズは究極の補強に踏み切ります。ロケッツからレジェンドセンターの1人、モーゼス・マローンを獲得したのです。かくてシクサーズは圧倒的な力を手に入れてシーズンを爆走、プレーオフでもマローンの名言「fo,fo,fo」(4タテ×3、の意)をほぼ再現、ポストシーズン僅か1敗という圧倒的な強さで優勝しました。但しセルティクスは彼らと戦う前に敗退しています。ただマジック&ジャバーのレイカーズをスウィープしたこの時のシクサーズ相手ではセルティクスとてもひとたまりも無かったでしょうね。言うまでもなく、このチームもまた史上最高のチームの1つとされています。

今のところ、シクサーズが優勝したのはこれが最後です。その後は「新・栄光無き天才たち」のチャールズ・バークリーの回に詳しい通り、アーヴィングの引退とマローンの移籍と共にチームは弱体化、バークリーも去ってシクサーズはまたも低迷期に入りました。その頃セルティクスはバード時代全盛期を迎えていたのです。



が、バードはじめビッグ3引退・移籍とレジー・ルイス逝去と共にセルティクス王朝も遂に陰りました。セルティクスもシクサーズもドアマット化した'90年代、先に浮上したのは'96年にアレン・アイヴァーソンを得たシクサーズでした。セルティクスもアントワン・ウォーカーとポール・ピアースを中心にチームを立て直すと遂に低迷期から脱出に成功します。かくて両者が再度プレーオフの場で合いまみえたのが'02プレーオフ1stラウンドだったのです。そしてこの時を最後として、またしても両者がポストシーズンの舞台で戦う機会は遠ざかりました。



シクサーズはアイヴァーソンが去り、セルティクスも一時アントワン・ウォーカー放出の低迷がありましたがビッグ3体制で遂にタイトルコンテンダーに復帰。そしてシクサーズもプレーオフに戻りました。そんな両者がプレーオフで対戦するのは実に10年振りの事なんですね。

http://dimemag.com/2012/05/the-real-reason-why-philly-lost-game-1-in-boston/

こういう名物ファンがいるのも歴史あるチームならではです。この記事に出てくるおじさん、実に35年もコートサイド席にいるんです。つー事はあれですよ、1977年のオールスター状態の頃からずっとシクサーズを見ている計算になります。ダグ・コリンズHCの現役時代から見てるんですもん、そりゃあ選手達もハイタッチする訳ですね。

twitterでもKenchさんとsheedstackさんみたいな世代を超えたシクサーズファンの交流があるのを見ているとなんだか羨ましいです。マジックなんかどう頑張っても'90sファンからなのでまだそこまで世代間交流って程じゃありませんし。うむ、私も頑張って長生きしてマジックファンを続けないといけませんね。



ともあれ、このクラシックなカードは早くも2試合連続の大接戦、1勝1敗と縺れています。実はシクサーズがボストンでプレーオフゲームを勝つのはなんと'82年以来なんです。おいおい、ジュリアス・アーヴィング現役時代じゃないですかソレ。終盤大事なシュートとFTを沈めたエヴァン・ターナーは2年目のジンクスならぬ2年目の飛躍あるかもですな。

セルティクスのビッグ3体制の終焉と共にまたこのカードをプレーオフで見るのは難しくなるかも知れません。NBAの歴史を作り上げてきた両者がまた名勝負を見せてくれる事を期待しましょう。




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サクッとプレーオフ2012 1stラウンド予想結果&カンファレンスセミファイナル予想

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はいはい、まずは前回の答え合わせです。

☆イースト

・ブルズVSシクサーズ

予想4-0→結果2-4


いきなり鬼外しktkr!ってローズ故障ですもんねえ。それでも何とかブルズが勝つんじゃないかと思ってましたが・・・。ま、殆どの人がここは外した事と思います。

・ヒートVSニックス

予想4-0→結果4-1


思ったよりはニックス頑張りましたよ。とりあえず1勝出来て良かったなと。

・ペイサーズVSマジック

予想4-1→結果4-1


悲しき完全的中でした(´・ω・`)

・セルティクスVSホークス

予想4-2→結果4-2


おお、こちらも完全的中。東は完全的中率5割です。

☆ウエスト

・スパーズVSジャズ

予想4-2→結果4-0


思ったより一方的でした。ま、これはもうジャズの問題では無くスパーズが強過ぎるんですよね。

・サンダーVSマヴス

予想4-2→結果4-0


これまたシリーズ勝利は読めましたが思ったより差が・・・。ただ、勝敗数以上の接戦シリーズではあったと思います。

・レイカーズVSナゲッツ

予想4-2→結果4-3


実はコービーさんとこでやった予想では4-3として完全的中だったという。まあこれでも誤差1勝なので上々ですが。

・グリズリーズVSクリッパーズ

予想4-2→結果3-4


紙一重ではあったものの、やっぱあの第1戦だよなーって感じですね。いやあプレーオフって難しいですなあ。

てな訳で完全的中2、的中4、外し2でした。ではこれに懲りずにカンファレンスセミファイナル予想です。

☆イースト

セルティクスVSシクサーズ


ビル・ラッセルVSチェンバレン時代から連綿と続く古豪対決ですが、第1戦が結構接戦になりましたね。でも、あの終盤の制し方を見れば分かるように、やはり踏んだ場数が違います。セルティクスがスッと取るんじゃないでしょうか。セルティクス、4勝2敗で。

ヒートVSペイサーズ

これまた第1戦が結構接戦でしたね。ボッシュの故障がシリーズに与える影響も気になりますが、ペイサーズのスウィングマン達はレブロン、ウェイド、バティエーに封じられてしまうでしょうし、ビッグマン達はハスレムとトゥリアフのディフェンスに苦労させられそうです。キッツイと思いますが、ペイサーズの善戦に期待したいです。ヒート、4勝2敗。

☆ウエスト

スパーズVSクリッパーズ


グリズリーズを倒して勢いに乗りたいクリッパーズ、クリス・ポール個人としてはホーネッツ時代の借りを返したい相手でもあります。が、流石にこれは分が悪いと思いますね。踏んだ場数の差、スパーズが休養十分である事などを考えても普通にスパーズ優位は動かないと見ます。スパーズ4勝2敗で。

サンダーVSレイカーズ

ここが一番悩みますね。ワールドピースが戻ったレイカーズは侮れませんし、ブレイクがフィッシャーの代わりにデカい3ポイントを結構決めているのも事実です。一方的な展開にはならないでしょう。ただ、ガソル兄とバイナム、特にバイナムの体たらくがここに来て懸念されます。彼らが不甲斐無いゲームをやらかして最後はサンダーに凱歌、と読みましょう。サンダー、4勝2敗です。

・・・今回は全部4勝2敗になってしまいました



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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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