NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2012年08月

恋の季節〜最近の契約・移籍関連情報適当まとめ



はい、ドワイトとかオリンピックとかにかまけて最近流してましたね(´・ω・`)契約状況を久々に纏めます。久々なので抜け・重複あると思いますが細かいこたぁ気にすんない。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8272568/phoenix-suns-sign-veteran-center-jermaine-oneal

まずはジャーメイン・オニール。正直もう引退だと思っていましたが、意表突き気味にサンズと契約。ナッシュとグラント・ヒルをあれだけ元気にプレーさせたサンズのスタッフならもしかするとジャーメインも例年より故障欠場を減らせるかも?まあナッシュとヒルはいなくなりましたが、面白い選択だとは思うので若干期待します。ゴタートの控えが基本でしょうから出番は長くないでしょうし。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8252258/milwaukee-bucks-shore-frontcourt-signing-center-joel-przybilla

続きまして童顔7フッター、プリジビラ。昨季は選びに選んだブレーザーズが突如シーズン半ばに轟沈する不運に見舞われましたが、今回は新人時代を過ごした古巣バックスです。こちらはダレンベアの控えといったところでしょうか。

http://www.chron.com/sports/article/Source-Rockets-sign-F-Delfino-3785555.php

お次はロケッツ。ドワイトもバイナムも取り逃がした涙も乾かぬうちに、先のロンドン五輪でもアルゼンチン代表で変わらぬ3ポイントシューター振りを見せていたカルロス・デルフィノと契約しました、っておいおい、今ロケッツのロスター何人いると思ってるんですか。アルゼンチン代表仲間のスコラはもうアムネスティでチーム離れてますし。ロケッツ、未だに今オフの目標が分かり難い不思議なチームです。因みにデルフィノの契約は1年・2年説があるんですがどっちなんでしょうか?

http://sports.yahoo.com/news/rockets-waive-c-harrellson-213612258--nba.html

あ、因みにロケッツはロスターを1人減らしました。センターのハレルソンを解雇しています。センターでFG成功率4割台とかじゃあ、残念ながら妥当な放出でしょうね。なんつーか、彼にはbjリーグ魂を感じます。

http://espn.go.com/los-angeles/nba/story/_/id/8265792/los-angeles-lakers-sign-jodie-meeks-devin-ebanks

今度はドワイト獲得に沸くレイカーズ。更に補強の手を弛めずにミークスと契約し、更にイーバンクスとは再契約ですか。レイカーズ、ベンチのロスターが薄いとは思わないですよ私。いや本当にここのフロントは隙がありません。

http://espn.go.com/blog/truehoop/post/_/id/49149/another-superstar-joins-another-super-team
http://sports.yahoo.com/blogs/nba-ball-dont-lie/dwight-howard-tow-lakers-facing-huge-luxury-tax-235034960--nba.html

問題は8500万ドルという、そこらのチームの平均年間サラリー合計額をも軽く超すタックスだけですね。因みにタックスの支払いは来季を終えると更にガッと上がりまして、この調子だとレイカーズのタックスは1億1500万ドルという凄まじい事になるそうでして、果たしてナッシュ、コービー、ガソル兄、ドワイトのファンタスティック4体制のままどんだけタックス支払いまくるつもりなのか、別の意味でも注目です。つーかもうこのタックス丸々使ってもう1つエクスパンションチーム増やそうず!

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8271905/philadelphia-76ers-introduce-andrew-bynum

マジックの四角トレード絡みではシクサーズへ移籍したバイナムが、ロックスター並みの大歓迎を受けたようですね。本人もフィラデルフィアを気に入り、来オフの長期再契約の可能性を示唆しているようです。レイカーズでは最近やる気を疑われる事も多かったバイナムでしたが、この移籍が刺激となって心機一転、フランチャイズの柱としての自覚が生まれるようだと面白いです。アイヴァーソンを最後にファイナル進出も果たせていないシクサーズですが、いよいよ古豪完全復活なるか、バイナムにかかる期待は大きいですね。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8276031/andre-iguodala-denver-nuggets-want-long-term-relationship

また、そのシクサーズからナゲッツへ移籍したイグオダラも新天地ナゲッツでの長期残留に前向きなようです。図らずもアイヴァーソンと同じくシクサーズからナゲッツへ移ったイグオダラですが、アイヴァーソンと異なり元来2番手キャラのイグオダラなら、ナゲッツのケミストリーを良くする事はあっても悪くする事はまず無いでしょう。ナゲッツも更なる飛躍が期待出来そうですね。

http://espn.go.com/nba/story/_/id/8276054/golden-state-warriors-guard-stephen-curry-full-strength

あと、復活情報2本。まずはウォリアーズが誇る腐女子憧れの(?)美少年キャラ、ステフォン・カリーくんが3ヶ月のリハビリの末に、ようやく右踵の故障が癒えた模様です。エリス兄貴もいなくなった今、チームのエースとしての重責は彼にのし掛かりますが頑張って頂きたいもんですな。



http://espn.go.com/chicago/nba/story/_/id/8271948/chicago-bulls-derrick-rose-says-2-3-weeks-ahead-schedule


そして今1人、この人が予想外の早さで復活しつつあります。ブルズの絶対的エース、デリック・ローズが一時は来季半ばまで復帰は無理と言われていたはずが、なんとあと2〜3週間で復活を期しているようです。ローズが契約するアディダスは早速、ローズが復活へ向けてリハビリに勤しむ姿をCMで流しております。因みにアディダスの三枚看板たるローズ、ドワイト、そして新たに契約したルビオの3人共が来季は故障からの再起となります。アディダスはリハビリCM3連発でも打つつもりかも知れません。

http://www.chicagonow.com/chicago-bulls-confidential/2012/08/derrick-rose-posts-youtube-video-updating-his-status/

なお、ローズは昨季のヒートの優勝でかなり気合が入った模様です。来季は今季のようにはさせないと早くも息巻いております。うむ、気合バリバリで宜しおすなあ。東の打倒ヒート最右翼足り得るか、来季のローズのコンディション次第ですな。じゃあジョーダンもお世話になったティム・グローヴァーのお世話になればいいじゃない。

http://espn.go.com/chicago/nba/story/_/id/8265120/michael-jordan-lose-15-million-gym-investment
http://www.chicagotribune.com/business/breaking/chi-michael-jordan-could-lose-15m-on-west-side-gym-20120809,0,7308267.story


・・・と思ったらなんとグローヴァーのジムって破産してたんですね。もうグローヴァーのトレーニングは時代遅れなんだそうで、盛者必衰すなあ(´Д`)かつてグローヴァーのトレーニングで世話になったジョーダンも資金面でバックアップしていたため、この破産で150万ドルの損失を出す模様です。




ところでローズはつい先日、突如twitterを開始。前倒しとは言ってもリハビリもまだまだ続くでしょうから暇潰しも兼ねているのか、はたまたアディダスが絡んでリハビリの様子をtweet発信とやるつもりなのかは知りませんが、とりあえずtwitterアカウントをお持ちならフォローしてみればいいじゃない。因みにアカウント無くてもtweetだけ見る事も出来ますよ。

http://www.nesn.com/2012/08/kobe-bryant-returns-to-twitter-after-winning-gold-medal-doesnt-eat-bluebird-avatar-this-time-photos.html

twitterと言えば先日、コービーの公式アカウントが遂に!→偽物でしたw 、なんて事件もありました。有名人用の認証記号をアイコン画像に貼り付ける手の凝りようでしたが、割と早く偽物と判明したようですね。twitterの偽物は選手・記者等々流行りですが、そんなに一気にフォローされるのが楽しいんでしょうかね?なお、コービーは過去に一瞬だけ本当に公式アカウントを作って凍結した事があるそうです。なんでやねん。

http://bleacherreport.com/articles/1301806-dwyane-wade-and-jordan-brand-likely-to-go-their-separate-ways


最後にウェイド、移籍の噂!!!




・・・いや、靴の話ね。何でもジョーダンブランドとの契約が満了した後にウェイドさんがバッシュの会社を変える可能性があるんだとか。コンヴァースからジョーダンブランドへの移籍はコンヴァースがナイキに買収されたが故の話なので、これでもしナイキ以外の会社へ移るようなら今回は根本的に会社を変える形となります。

さて、移るとしてどこなんでしょうかね。本命アディダス、対抗・・・あれ、対抗馬が思い付かないんですが(^_^;)やっぱりリーニンはじめ中国系の会社ですかねえ。後は最近勢力を地味に伸ばしてるアンダーアーマーぐらいでしょうか。最近はDADAとか履いてる選手はおらんのでしょうか。プーマやらFILAやらは絶滅種ですよねえ。ウェイドさん、うっかりAND1とか選ばないもんでしょうか(笑)。最近中国系メーカーに押されてる悪寒がするけど私は好きなんで頑張って欲しいもんであります。



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8月のセレナーデ〜マジック、これからの再建ヴィジョン



皆さん、もう黄色の背番号12は見慣れましたか。私は以前から存在した合成画像のお陰でまるで違和感がありません(笑)。アイコラ的な技術の発展も考えものですな。鈴木千絵画伯が球団創設当時のラプターズとグリズリーズジャージをマイケル・ジョーダンとピペンに着せたイラストを描いていたのが昨日の事のように思い出されます。

さて、最近どこでも私に対する扱いが若干異常な気がします(笑)。ドワイトが遂にトレードされてしまって心中お察しします的な書き込みはまだ分かるんですが、某コミュでも皆に御愁傷様です的な扱いですし、2chマジックスレではオワタオワタの大合唱な上に、私が書き込んでもいないのに「この書き込みは六伍壱だw」とか言われる始末。あのね、この前PC直した時に2ch専用ブラウザ入れてないのですよ、私。♪そこにわたしは〜いません〜書き込んでなんかいません〜

まああれです、皆さんも私みたいな古株マジックファンのメンタルを侮られては困りますね。我々はシャック、ペニー、T-MAC、(一応)グラント・ヒルの移籍、そして2度のチーム再建を乗り越えてきたのです。今回は5人目のスター移籍、3度目の再建ですからね。上記の誰よりもドワイトは長くマジックに留まり、チーム史上ベストリザルトを残して来たのですから、今回はむしろ上手くやれた方かも知れません。

そして、上記のスター達の時もそうでしたが、私は移籍した瞬間に思考回路を切り替えてしまうんですよ。今回もドワイトの移籍=再建と分かっていたので、今から数シーズンは当然昨季のボブキャッツ宜しく負けまくるものと理解しております。シーズンの楽しみ方はプレーオフへの期待から新たな戦力発掘と新人育成へと切り替わる、それだけの事ですよ。

とはいえ、ドワイトが好きで近年マジックファンになった方には現状はなかなかショックかも知れませんね。ガンダムで言えばアムロ戦死(おお、富野小説版だ)、銀河英雄伝説で言えばヤン・ウェンリー暗殺、ナウシカで言えばナウシカ還らず、みたいなもんですな。

いや、少し違いますね。ガンダムで言えばアムロがシャアについて同志となってしまう(←それなんてZ)、銀河英雄伝説で言えばヤンが「済まないユリアン、僕の理想はここでは叶わないんだ」とスタコラとラインハルトの下へ亡命、ナウシカで言えば「巨神兵サイコー!」「ひ、姫様・・・」ってなもんでしょう。ああ、もっと的確なたとえをしましょう。ラピュタでシータがムスカに心許す(笑)。で、今から一緒にレイカーズという名の伝説のラピュタに乗ってNBA制覇に乗り出すんです。パズーもといマジックファンは何も出来ず呆然と眺めるだけ・・・おお、これは久米田先生もきっと大歓喜の絶望モード。NTR感も満載でそれなんてエロゲって感じですな。

残念ながらパズーでも未来少年コナンでもない我々マジックファンは、チームが今一度、一から立ち直るのを期待する他ありません。千里の道も一歩から、マジックはアンソニー・デイヴィスやカイル・アーヴィング達と優勝争いをするような長期プランのイメージでチームを作らなければならんのですよ。ホーネッツ、キャヴスはマジックの一歩、二歩先を行っているに過ぎません。そんなロングタイムプランが耐えられないファンが、ヤン・ウェンリーが暗殺された後にエル・ファシルを去った市民達のように他チームへ流れるのも仕方無い事でしょうね。実際ドワイト無きチームに今や(一応)オールスターなのはネルソン1人。すっかり地味になったこのチームをネルソンが率いてプレーオフ争いとか、どう考えても無理です。

そりゃあ無理なはずです。だって今回のトレード、マジックは明らかに負けに行きましたからね。そもそもドワイトをトレードする時点でレブロンとの交換でもない限りまず負けなんですが、そこへ持って来てマジックは戦力的な見返りを意識的に避けました。

ご存知でしょうか、今回のトレードはまずマジックがバイナムを引き取る事を避けた事に端を発しているんです。これはバイナムの故障ダメージを考えたと聞いています。で、バイナムの引き取り先として浮上したのがシクサーズなんですが、この時点でトレードは三角トレードですね。が、マジックはイグオダラの獲得も避けたんです。で、ナゲッツが浮上し、四角トレードへと変貌していったという流れがあります。

バイナム、イグオダラとオールスター2人を獲得出来たのにしなかった・・・その意味がお分かりでしょうか。マジックは来季、本当に勝たないつもりなんですよ。中途半端に勝つぐらいなら徹底的に負けて、来年のドラフトで新たなフランチャイズスター獲得に賭ける・・・そういう姿勢が明確に伺えます。J-Richを出すのも当然で、むしろ今からこの船は沈むから早く逃げろってなもんですよ。

因みにライアン・アンダーソンも実はアヨンとのトレード前にジャズのミルサップとの交換話があったそうですが、これはマジックが止めたようです。アヨンよりも明らかにミルサップの方が各上なのにそれを拒んだ理由も同じく、負けに行くためでしょう。あるいはドワイト残留の可能性があるうちはミルサップ獲得を目指し、それが難しくなったのでアヨンに切り替えたのかも知れません。

そう考えた時、私は専門家の方々のご意見を含めて今回のトレードを批判する理由があまり理解出来ません。そりゃあホーネッツみたく上位指名権でも貰えれば良かったんですが世の中そう甘くはありませんし、ホーネッツの場合はリーグがバックについてましたからね。ナゲッツみたいなのも悪くありませんが、あの時と異なりネッツやマヴスに十分なトレードアセットは最早無く、レイカーズとのディールにしても三角以上のトレードが必要でした。

じゃあこうなる前にネッツとトレードした方が良かったのでは?という意見には私は与しません。まず、ネッツから4つ1巡目指名権が貰えたとして、デロン、J.J.、ドワイトと揃ったチームの指名権が上位指名権になる訳がありません。それなら今回貰える指名権の方が幾分ベターでしょう。レイカーズからのものには多くを望めませんが。

次に交換材料としてマックス4年契約でブルック・ロペスを引き取る、これまた再建チームには有り得ない選択です。明らかなオーヴァーペイドの上にトレードが困難なロペスを最低3年(残り1年なら動かし易くなります)引き受けるぐらいなら、まだバイナムかイグオダラをキープした方が余程マシでしょう。そしてもっとトレードし易いようにアフィラロ+アル・ハリントンの2人にバラした今回のトレードの方が圧倒的に正解です。

それと今一つ、ネッツにドワイトを出してはいけなかった理由が「同じイースタン」という事。ヒートだけでも皆ヒイヒイ言ってるのに、ドワイトをネッツに渡したらヒート以上にロスターバランスの良いビッグ3スーパーチームが出来上がってしまうところでした。マジックが例えば5年後ぐらいに再浮上してきた場合、ドワイト自身がチームに立ち塞がる状況はなるだけ避けたい訳でして、ならば西のレイカーズに送る方が遥かにベターなんですよ。

正にこの理由で、マジックはドワイトを故郷アトランタに送る訳にも行きませんでした。ホークスならアル・フォーフォードを中心に悪くないディールを組めたかも知れません。肝心のドワイトにホークスへ行く気があったんかいって話ではありますが、親友ジョッシュ・スミスが口説けばもしかしたらまた得意の気まぐれが起きていたかも知れませんからね。ま、ホークスの場合は完全に同じサウスイーストディヴィジョンですから・・・。このあたりはtkさんから教えて頂いた情報です。




今一つ、なんでトレード相手がここじゃなかったのと言われているのがロケッツ。何しろスコラをアムネスティしてまでキャップを空けたチームです。その狙いがドワイトorバイナムである事は最早明らかでしたし、実際ロケッツは指名権と将来有望そうな若手選手のオンパレード状態。私は正直、もうこれは残留でなければロケッツで確定だろうと思ってましたもん。




そんなロケッツの思惑が狂い出したのは、皮肉にもジェレミー・リンとアシクの獲得成功でありました。予想外にも(?)引き留められなかった2人の獲得でロケッツのサラリーキャップは埋まりました。ヘニガンGMはロケッツとディールしなかった理由として、この点を挙げております。うーん、それでもバイナムの送り先をシクサーズでなくロケッツにする手もあったと思うんですがねえ。J-Richぐらいなら放り込めなかった事も無いんじゃないかと思うのですが。

http://sportsradiointerviews.com/2012/08/14/daryl-morey-houston-rockets-nba-dwight-howard/


ただ、実は振られて涙目な立場のはずのロケッツのモーリーGMがヘニガンGMを激賞しているのをご存知でしょうか。只今ロケッツファンからフルボッコなモーリーGMですが、何故だか若いヘニガンについて、

“In this case Orlando really liked the players they were getting in that deal. That's all that matters and I think Rob Hennigan is an unbelievable executive and going to be in the league for a very long time. He made the best deal for Orlando and that is all there is to it.”

「ロブ・ヘニガンはアンビリーヴァブルなエグゼクティヴだ、物凄く長くこのリーグにいるだろう。彼はマジックにとってベストのディールをした。」と手放し絶賛モードなんですよね。GM同士だからこそ見える何かがあるのかも知れません。またはロケッツのディールには何か罠があったんでしょうか。「見抜きよったでこの若造、やりおるわい」ってな感じでしょうかね?

これ以外の選択肢も三角・四角またはそれ以上のトレードを組み立てれば可能だったのかも知れませんが、今となってはもう仮定の話です。とりあえず現状のトレードについて、私は悲観的ではありません。今回マジックが得た選手達を今一度よくよく見直して下さい。

まずアフィラロですが、確かに契約は長いものの攻守に役立つ彼のような選手はひっぱりだこ。彼ぐらいの規模のサラリーならタイトルコンテンダーないしそれ未満のチームなら今すぐにでも喜んで引き取ってもらえるでしょう。次に残り契約4年のために今回のトレードで批判されがちなアル・ハリントンですが、彼の残り契約のうち後半2年は実は半額のみの保証となっております。そして彼にはまだ二桁得点余裕な力が残っていますからね。これまた、プレーオフチームの補強には意外とお財布に優しい、悪くないチョイスなんです。レギュラーシーズンでは否応無く彼ら2人がエースでしょうから、トレードに売り込むプロモーションもバッチリですな。

シクサーズから来た若い衆については説明不要でしょう。彼らは完全に将来性に賭けての獲得であり、これは再建モードの基本ですね。彼ら、モー・ハークレスは今ドラフトの選手ですし、今1人、ニコラ・ヴセヴィッチは昨ドラフトの選手。上位指名でこそありませんが、マジックは実はここ2年の新人2人をゲットしてもいたんですね。これも指名権みたいなもんだと思えば悪くないでしょ?

ジョッシュ・マクロバーツは・・・多分前にも言いましたが期待してません(笑)。クリスチャン・イエンガは分かりませんが、まあ当たればラッキーぐらいなもんでしょう。外れだとしても特に問題ありませんし、シーズン前にこの2人が再度トレードされても特に驚きません。

そう、これで終わる訳が無いんです。何しろ今のマジックはPFがグレン・デイヴィス、ニコルソン、ジャスティン・ハーパー、アル・ハリントン、マクロバーツと明らかに過剰。センターだってオクィン、アヨン、ヴセヴィッチと頭数は揃っている以上、PF陣をCに回す必要はありません。一方でPGはネルソン1人しかいないんです。再トレードに動かない訳が無いんですね。

マジックはまだまだロスター弱体化とキャップ空け、指名権獲得or順位アップに動くでしょう。現時点でネルソン、新人達とシクサーズ組、アヨン以外は全員トレード候補だと思って間違いありません。チーム再建ってのはそれぐらい過激にやらなければならないんです。

最低2シーズンはどん底でしょう。その2年でフランチャイズの柱(デュラント&ウエストブルック級)を仕入れ、更に彼らをサポートする先発〜6thマン級人材(ハーデン&イバカ級)を見つける。更にベンチから活躍するコリソンみたいな存在をベンチモブ宜しく取り揃えば完成ですね。

そういう訳なんで皆さん、ドワイト放出は第一歩に過ぎません。まだまだマジックは動くはずで、それは少なくともここ数年の戦力補強を意図したものでは絶対に有り得ないんです。

お客様、間もなくこのジェットコースターはディズニーワールドよりも激しく急降下致します。気分の優れないお客様はお早目にお降り下さい。なお、落下時間はGMの手腕次第で御座います(笑)。

P.S.

http://sportsillustrated.cnn.com/2012/writers/sam_amick/08/15/dwight-howard-rob-hennigan-orlando-magic/index.html

ロケッツのオファーしてきたディールは実際には1巡目指名権は2つだけだったようです。こっちの記事でもモーリーGMがヘニガンGMを絶賛してますね。ついでに紹介しておきます。

"I enjoyed working with Rob on a potential deal. He went with what was best for Orlando and over time people will see that he has made a good decision. He has a plan for Orlando and he has proved his ability to execute a plan to make franchises great from his time in San Antonio and Oklahoma City."





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Waik, Don't Run〜スポーツとナショナリズム



さて、ロンドン五輪も終わりましたが相変わらずテレビはその余波が続いております。日本史上最高のメダリストが生まれた事もあって各選手テレビの露出が多いですね。特になかなか日頃は日の目を見ない競技が少しでも注目されていく事を願っております。カーリングみたいな感じでひとつ。

一方で、只今揉めているのが男子サッカー3位決定戦の竹島(独島)事件。韓国大統領が竹島に初めて入った翌日に試合で韓国の選手達も気合いが入ったか、イエローカード出されまくりのハードファウルの末にカウンター一発で先制すると一気に勢いに乗り、結局2-0で圧勝。で、その後あの「独島はわが領土」ボードを渡されて、場内を走り回ってしまったのですね。結局当該選手だけが現状今日に至るまでメダルを受け取れずいち早く帰国の途についた事は皆さんもご存知の通りです。

テレビ見てて憂鬱になるのが、韓国の方々がこの件について何が問題なのか未だに理解されていないように見受けられる事。あちらの偉い方々も、ソウルの市民への街頭インタビューでも「我々の領土を我々の領土だと言って何が悪いんでしょう?」ですし、問題の選手も謹慎もせずに暢気に祝勝パーティーに参加してますし。まあテレビのやる事だからまたわざとアレな発言やインタヴューだけオンエアしているのかも知れませんが。

http://matome.naver.jp/odai/2134475384788943101

これについては元陸上選手の為末さんが端的にtweetされているので是非ご覧下さい。問題の本質は内容云々以前に、政治的な主張をオリンピックでやる事自体が致命的な過ちだという事ですね。韓国の皆さんは他のスポーツ大会でもこういう事をやり続けていたので感覚が麻痺してしまっているのでしょう。こうなる前にどこかでその種のアピールを誰かが咎めるべきだったのかも知れません。



ともあれ、日韓の領土問題と相まって日本では、特にネットでこの問題がセンセーショナルに騒がれてしまいました。少し前にバスケ女子の日本対韓国の試合を編集した動画が今頃取り上げられた事も炎上に輪をかけた感があります。バスケを見ている人間ならこの動画を見ても「フーン」ですよね?確かに韓国のディフェンスは少しハードでしたが日本の選手がガチで怪我したようには見えませんし、そもそも日本側もフロップでは無いにせよ、明らかにファウルを期待して些か大袈裟なリアクションを取っているに過ぎません。申し訳無いですがあれを見て韓国が悪いみたいな事を言っている方はバスケットボールを全く知らない、見ていないヒトだと思います。

古今、政治家は内政の不満が高まると外にそれを逸らそうとします。湾岸戦争や9・11のアメリカは分かり易い例ですね。オバマ大統領だってアルカイダとの戦いを利用して支持率を上げようとしました。今回、韓国大統領が竹島入りを行なったのも国内で支持率が低迷し、このままでは彼の後継者が次の大統領戦で負けてしまい、次の大統領によって逮捕→裁判という韓国お馴染みのルートに乗りそうだからこそのテコ入れ策。そして日本も只今野駄目政権が支持率ガッタガタ・・・もしかして今回の竹島騒動、共に政権維持に苦しむ日韓のヤラセなんじゃないですかね?実際五輪とこの件のドサクサに消費税は上がり、原発維持は決まりそうですからね。皆さんが怒りを向けるべき対象はまず国外ではなく国内だと思いますよ、私。次の選挙は絶対行けよ、皆!でも既存政党に絶望→期待の新党→ナチスドイツでした、みたいな罠もあるから気をつけてね(←昨日NHKでやってました)。

ところで、この問題についてとある方がtweetされていました。ナショナリズムとスポーツの問題は境界線がはっきりしないから突っ込めない。みたいな内容だったと記憶しています。いやいや単純な話だよ、為末さんの言う通りでね・・・と書こうとして思い止まったんです。確かにはっきりしないわと。だって、政治的な主張は確かに無いけど国単位で争うんですよ?で、金メダル取ったらその国の国歌が流れて涙する・・・力一杯ナショナリズム全開じゃないですか。これで平和の祭典?今回のような事態が起きない方が難しいフォーマットです。選手の皆さんのスポーツマンシップであの場は持っているんじゃないでしょうか。

実際、オリンピックが政治闘争の場と化した事は今までも何度もありました。1972年のミュンヘン五輪ではイスラエル選手達11名がパレスチナ武装組織によって命を落としましたが、これは言うまでもなくイスラエルと中東諸国の争いが原因です。元々はイギリスが悪いんですからね、この件。まあ詳しくは各自お調べ下さい。

また、東西対立(アメリカ・西欧VSソビエト連邦・東欧)が高まった為に西側諸国が1980年のモスクワ五輪をボイコットし、その報復で東側諸国が1984年のロサンゼルス五輪をボイコットしたという事件もありました。中華人民共和国と中華民国のボイコット合戦、南アフリカ共和国のアパルトヘイトへの抗議としてのアフリカ諸国のボイコット等々他にも例はありまして、こういうボイコットを見ているとオリンピックのどのあたりが政治的に中立やねんって感じですね。

あと、もう4年前なんで皆さんお忘れかも知れませんが、北京五輪ではチベット問題絡みで抗議デモとかありましたよね。世界を駆け巡った聖火リレーの先々で揉めていました。政治問題関係無いどころの騒ぎじゃありませんな。

次のリオ・デ・ジャネイロが初の南米開催ってのも、これまでいかに開催都市が西欧とアメリカに集中していたかの証拠です。西欧で始まった祭典だし、昔は西洋やアメリカでしか開催出来る都市が無かったのは理解出来ますが、それにしても・・・ですよ。そう思えば東京が1940年に史上初めて有色人種国家としてオリンピック開催を決めたのは物凄い快挙ではあった訳です。まあ戦争に入っていくので中止になり、実際の開催には敗戦、そして24年の歳月を必要としましたが。

なお、オリンピックに聖火リレーを初めて導入したのは1936年のベルリン五輪です。時のドイツはナチスのヒトラー独裁体制。五輪開催の為にヒトラーは一時的に人種差別的な政策を緩めたとまで言われます。オリンピックを映画として撮影したのもこのベルリン五輪が初めてでしたが、ヒトラーは要は自らの威信向上の為に五輪を開催し、映画として残したんですね。また、聖火リレーの際に道を調べた際の情報が後のドイツによる侵略に役立ったという説もあります・・・。

かようにオリンピックと政治、社会情勢との関係は普通のスポーツとの関係以上に深いです。ましてや国と国の戦い・・・ナショナリズムはむしろ燃え上がり、日韓や独仏、旧ユーゴ諸国、イスラエルとアラブなどの因縁ある国々同士の戦いは間違った方へとヒートアップしかねません。そうならない為のオリンピック精神なのですから、韓国の今回の行為は尚更繰り返されてはいけないんですよ。

さて、ここで話を飛ばします。ところでオリンピックに出場する選手達はなぜ「国のため」「国の威信のため」にプレーしなきゃいけないんでしょうか。

これはむしろ私みたいな陸バスケの青瓢箪ではなく、体育会系の皆さんに伺いたいんですが、自分が取り組んでるスポーツを始めた時に、最初から「国のために」なんて気持ちで始めたヒトはいますか?普通はまずいないと思うんですよ、私。

そのスポーツを始めて、人より上手く出来た。天性のものか後天的な努力の成果かは人それぞれでしょうが、学校の、市町村の、都道府県の代表を経て国の代表になる訳じゃないですか。そのプロセスの間に、いつの間に「国を代表して」とか「国のために」みたいな意識を背負わされるかって考えたら、普通はまず国の代表に選ばれた時じゃないのかなあと思うんですよね。

ただ、多分その前に伏線があります。学校の、市町村の、都道府県の代表になった時にきっと「学校の為に」とか「○○村の皆の為に」とかそういう意識が生まれていくんじゃないかなーと。母校愛、故郷への思い、そういった延長上に母国って意識が出来ていくんだろうなあと。

10代前半の選手が水泳やらフィギュアスケートやらでいきなり大人達を圧倒するのは多分、そういう意識が希薄だからです。中学生で愛国心がどうとか考えているのは産経新聞を社説まで読み込んでいた昔の私みたいな変人ぐらいでしょう。今なら2chでもお馴染みネット右翼的な流れもあるでしょうが。だからプレッシャーを感じる事無く大記録が出せるんです。AKBのメンバーに会いたいとか声優の誰々に会いたいなんて理由で頑張るアスリートとかアホやな〜と思いつつ応援したくなります。

それが、やがてそうひょいひょいと行かなくなってしまうんですよ。メダルメダルと煩い協会、マスコミ、日頃はスポーツへの関心も大して無いくせにオリンピックの時だけ金メダルじゃなきゃなどと偉そうな事を言う爺・・・。それでも勝ち続けられる選手は水泳の北島選手みたく余程メンタルが強いか、サッカーの本田△みたいに自分自身に絶対の自信を持っているか、アルソックの吉田&伊調選手みたいに圧倒的に強いか(あの強さは物凄い努力に立脚してますけどね)、ボクシング金メダルの村田選手みたいに奥さんが美人かじゃないと勝てないんですよチクショー(←ただのやっかみ)。

会社とかにも言える事ですが、我々がその組織に対して尽くすほどには、通例その組織は貴方に尽くしてはくれません。消費税を上げてTPPで原発をやめないで震災地に投じるべき金で新幹線を延長しようとする、そういう国家に果たしてそこまでして尽くす価値があるのか、と常々思うんですよね。守るべきは人であって国じゃありません。その国が我々をないがしろにするのなら尚更です。中国みたいに割と簡単に国家が交代してきた国の人なら尚更そう思うでしょう。私はアスリート達にも、日本のためにとか言う前にまずは自分自身の為に頑張って欲しいんですよね。

http://day.aimnet.ne.jp/kanrinin/kanrinin5.htm

ロンドン五輪でジョン・レノンの「Imagine」が流れたのは私には衝撃でした。皆さん、あの歌は天国も地獄も無い(=宗教否定)、国境も無い(=国家否定)、ものを分かち合っていく(=資本主義ほぼ否定)、という凄まじくアナーキーな歌ですからね。まあでも、ここまでナショナリズムがまた高まりつつある戦争前みたいな嫌な空気を断ち切るにはジョン・レノンぐらいの劇薬が必要なのかも知れません。

最近思うんですけどね、五輪でもっとギスギスした空気を無くすんだったら国別だけでなく、アジア、ヨーロッパ等々の地域別対抗でもメダル総数を競い合ってみては如何でしょう。高校野球で自分の都道府県の高校が負けたら、代わりに同じ近畿とか四国地方とかのチームを応援したりした事無いですか?あんな感じで、近隣諸国同士でのいがみ合いな空気が変わるんじゃないかなと。今までアレな目で見てた隣国のメダルも今度からは仲間がメダル獲得って訳ですよ。よっしゃ、中国今回も絶好調だな、日韓中がメダル総数でアジアを引っ張るぜ!となれば互いの嫌悪感も随分和らぐんじゃないですかね。

オリンピックは平和の祭典です。せめてその間だけでも極力ナショナリズムを廃して互いに頑張れば、きっと見えてくるものがあります。そうやって少しでも戦争やらいさかいやらが減ってくれれば・・・というのが原点のはずです。今回の韓国の件はペナルティーやむなしでしょうが、互いに過剰反応し過ぎずに行きたいものですね。

P.S.

http://togetter.com/li/354715


twitterで只今「#大阪オリンピック」が盛り上がっておりますw 探せば「#名古屋オリンピック」「#京都オリンピック」「#群馬オリンピック」等々ございますので皆さんも自分の都道府県を探して盛り上げてみて下さいw 自分自身のネタではこれが最高傑作でした。




P.S.2

この件、韓国大統領の火に油を注ぐ発言やら香港からの尖閣諸島上陸もあって更にエスカレートしてますね。清水エスパルスの韓国人選手獲得への抗議はさすがにちょっと落ち着けよと言いたくなりました。確かにあの場にいた選手なのは分かりますけど五輪前に決まってた話でしょうし、まず落ち着けとも思います。

韓国人に過激なナショナリズムの人間がいるのは確かなんですが、それを韓国人全員に当て嵌めるのは早計に過ぎるのではないでしょうか。それは韓流にハマってるオバちゃんだけを見て「日本人は全員韓流大好き」って判断するのと同じぐらい誤ったモノの見方です。

韓国嫌いの皆さんの中で、今回のアーチェリー種目を見た方はいかほどいらっしゃるでしょう。個人男子で日本人選手との対決を制して優勝した金メダリストは韓国人ですが、彼は銀メダルの日本人、銅メダルの中国人を優しくねぎらい、共に肩を組んで非常にフレンドリーな印象でした。また彼のコーチは彼が途中のラウンドで圧勝した時、単に喜ぶのではなく相手選手の心中を慮ってむしろ申し訳無さそうなしぐささえ見せていたと聞いています。

「だから○○人は〜」と近隣諸国同士でいがみ合ったところで、白人WASP達から見れば我々は皆イエローモンキーです。猿同士がいがみ合ってるぜ(プ、とか思われてるんですよ。勿論怒るべき事はあるでしょうが、基本的には白人による植民地支配の基本は同じ民族同士を宗教や領土を巡って戦わせる事でした。インドとパキスタン、アフリカの状況は一番分かりやすい例ですね。日韓も同じようなものだと思います。

日韓が揉める事で笑ってる奴が必ずいます。上でも指摘したように、この事態で調子に乗る政治家なんてのも正にそうです。消費税アップも原子力規制委員会に原子力ムラの御用学者を選ぼうという酷い人事も、故郷へ帰ることも叶わない福島の方々の存在も忘れさせようとしている政治家達もそうでしょう。

怒って物事が好転する事など殆どありません。他人の間違いを指摘するなら冷静に問題を指摘すれば良いだけの事です。皆さん、どうかワンクッションおいて、頭を一度冷やしてから今の日韓・日中問題を考えて下さい。





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夏祭り〜ロンドン五輪、終わる



NHKの閉会式の放送の評判が散々だったロンドン五輪も終わりましたねえ。日本はアテネを越えてメダル総数で史上最高という目覚しい成果を挙げました。金メダルの数は少なかったかも知れませんが、各競技の底上げが出来て来てるのかなという印象です。アーチェリーやフェンシングなどの種目がもっと注目される世の中であって欲しいと願います。さて、バスケの結果もちゃっちゃとやります。

☆3位決定戦

ロシア81-77アルゼンチン


試合のほぼ全ての間に渡って接戦という物凄い名勝負の結末は、来季からウルヴスにやってくるイケメンコンボガード、ペニー二世(?)アレクセイ・シェヴドがつけました。彼が残り37秒で叩き込んだ3ポイントに対してアルゼンチンはノシオニがFGを決められず、試合時間は15秒を切ります。ここれジノビリが値千金のスティールを決めたのですが、今度はデルフィノからシェヴドが再度スティール返しを決めてそのままとどめのレイアップ。4点差とされたアルゼンチンはデルフィノが4ポイントプレーを狙うも決まらず、ジ・エンド。ロシアがソ連時代以来となるメダルを獲得したのです。

シェヴドは25得点5リバウンド7アシストに加えてあの決勝スティールともう大活躍。ウルヴスで来季から組むキリレンコも20得点8リバウンドでして、これはウルヴスファンには来季が楽しみなことになりそうです。一方のアルゼンチンはジノビリ21得点が流石って感じですが、アルゼンチン黄金世代も次の五輪は厳しいでしょう。次世代の育成が急がれます。

☆決勝戦

アメリカ107-100スペイン


これまた好勝負。正直スペインも途中からボコられて終わりかと思ってましたがスペインはいきなりファン・カルロス・ナヴァーロの3ポイントがガンガン決まります。これまで不調だったのにこの大一番で活躍とか胸熱ですな。しかしアメリカも無論譲らず、3Qまで接戦が続きました。

4Qにはアメリカが遂にリードを広げたものの、アメリカもレブロンが4ファウルでベンチへ。更に点差を広げるものの、今度はラヴ、そしてカーメロまでも4ファウルとなります。二桁点差まで逃げるアメリカをスペインは猛追、6点差まで戻します。が、レブロンのダンクと3ポイントが勝負どころで炸裂!そしてクリス・ポールがじっくり時間を使って沈めたレイアップが決定的でした。これで実質勝負はついたのです。スペインのリヴェンジはならず、またもアメリカが金メダルの栄誉に輝いたのでした。

http://espn.go.com/olympics/summer/2012/basketball/story/_/id/8262212/2012-olympics-lebron-puts-usa-back-top-world

それにしてもNBA初制覇にオリンピックで金メダルと、2012年はレブロンにとってキャリア最高の年となりましたね。ブザービーターが見られなかったのは五輪ではしょうがないですが、それにしても明らかに一皮剥けた感があります。昨年のファイナル敗退から選手としても大きく成長したって事でしょう。うむ、これは文句のつけるところがありませんぜ。

なお、この試合で最後にリバウンドを掴んだアンソニー・デイヴィスはマイケル・ジョーダン、クリスチャン・レイトナーに続き3人目となる「NBAデビューまでにNCAAトーナメント優勝と五輪金メダルを経験した選手」みたいな情報を見かけました。あれ、でも昔はアマチュア選手しか出てなかったんだから絶対両方経験してる選手だらけですよね?恐らくは「1984年以降」の話だと思いたいです。

スペインは本当に頑張りました。これでルビオがいたら・・・と言いたいところですが、それはアメリカもドワイトがいたら・・・なのでお互い様でしょうか。ともあれ、スペインの代表チームは今度ルビオ、ガソル弟、そしてイバカがリードしていくことになるのでしょう。引き続きアメリカの好敵手としてスペインが君臨し続けることに期待しています。次こそは打倒アメリカ!

http://www.buzzfeed.com/ktlincoln/the-25-best-moments-of-the-us-men-celebrating-ba

なお、動画ではなくGIFですがこちらに決勝戦後の様子が多数アップされてますので是非一読をお勧めします。コービーとガソル兄さんの仲の良さにも注目です。

ともあれ、ロンドンでのお祭りは終わりました。出場選手達は短くなったオフにこれから目一杯体を休める事でしょう。選手の皆さん、お疲れ様でした。次は2年後の世界選手権を大いに期待しております。




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夏の扉〜ドワイトのトレード、他3チーム分析



さて、ドワイトの入団記者会見も行われたようですね。ロックアウト明けの昨プレシーズンに始まったDwightmareも遂に終わりを告げた訳です。前回ドワイトのトレードを取り上げた際にはマジックの分析にのみ集中しましたが、今回はドワイトのトレードに絡んだ3チームについて考えていきましょう。

☆シクサーズ


遂に山が動きました。シクサーズと言えばイグオダラのトレードの噂がもうずっと囁かれ続けて来ましたが、やはりそういう噂が流れ続ける選手ってのは最終的には移籍してしまうんですよね。

シクサーズが出したのはイグオダラ、ヴセヴィッチ、新人ハークレス、そして1巡目指名権。見返りに得たのがバイナムとJ-Richですな。シクサーズファンの間では評判が微妙なこのトレード、でも私は好きです。少なくとも6-8のブランド(アムネスティ済)がセンターをやるぐらいならバイナムの方が断然上。しかもバイナムはドワイトと違って既に都会暮らしも優勝も経験済ですから「ロサンゼルスやニューヨークじゃなきゃヤだ」とは言わないかも知れないじゃないですか(笑)。少なくともレイカーズに行く事はもうありませんよ。

ネッツもニックスもサラリー的に塞がってますし、ホークスとマヴスぐらいですかね、バイナム獲得先として警戒するべきは。ま、バイナムが残留しなさそうならロケッツにトレードすれば指名権と若手のミックスを貰えますよ。アシクが涙目になりますが。

バイナムは色々勘違いしている感は否めないものの、フィリーに移ってダグ・コリンズHCが意識改革に成功すれば、と思わなくもありません。フィル・ジャクソンの元で育ってあれか、という話もありますが、まあマイク・ブラウンよりはコリンズみたいな口うるさそうなタイプの方がバイナムには良いんじゃないかと。もし将来コリンズが解任されたら、後任はスタン・ヴァンガンディなんか如何でしょw

J-Richはイグオダラと新人ハークレスを失った以上、マジックでも良く見かけたSF起用になるのでしょうか。まだ数年はそこそこやれるかなとは思います。残り契約1年になるまでそれなりに活躍してくれればおkかなと思います。

1巡目新人と控えセンター、生え抜きエース(本当は2番手が適任)を差し出してリーグNo.2センターをゲット。うん、成功だと思いますよ私。後は誰がゴートゥガイになるか。エヴァン・ターナーにはMIP級の成長を期待しております。

☆ナゲッツ

アフィラロとアル・ハリントンという、やや契約長めの2人を差し出してイグオダラをゲット。イグオダラは図らずも同じイニシャルのA.I.先輩と同じく、シクサーズからナゲッツへの移籍となった訳です。

チームのフレームワークは変わらないですね。ただ、ガリナリをエースと考えればイグオダラの「2番手能力」がいよいよフルに生かされる時が来たのかも知れないなあと。アフィラロの果たしてきた役割は概ねイグオダラが、より確かな形で引き継ぐでしょうね。先発SGはそのままイグオダラが担当すると予想します。特にオフェンス面でガリナリの負担を減らし、ピペン的な貢献が出来るようならナゲッツは更に浮上の目があるかも知れません。

懸念材料としては、ガリナリが故障欠場の時にどうするか、とアル・ハリントンの代わりに誰がプレーするか、でしょうか。今のロスターバランスだとPFがアンソニー・ランドルフしかいませんし・・・。ま、イグオダラが中心のチーム体制で何とかするんでしょうけど。

基本的にはナゲッツも更に上を目指せる体制が整ったと思います。来季も恐らくワイルド・ワイルド・ウエストではありますが、これなら十分渡り合えるでしょう。レブロンに始まるフランチャイズスター脱出劇の中にあって、唯一エース離脱後も戦力維持に成功しているチームだけに頑張って欲しいです。ユニフォームはそろそろカーメロのイメージ払拭の為にもデザイン変更を考える時期かも知れませんな。

☆レイカーズ

いやもう、ミッチ・カプチャックは神。ネ申。
彼の前任たるジェリー・ウエストも凄まじかったですが、今オフの阿修羅の如き補強にはもう言葉もありません。このトレードでも結局バイナム、マクロバーツ、イエンガをドワイト、デュホン、アール・クラークに取り替え、アル・ハリントンだのJ-Richだのとあまり自チームでの獲得にメリットの無い面々は他チームに渡してしまいました。マジックで全くフィットしなかったデュホンだけは避けられなかったようですが、彼ももしかしたらマイク・ブラウン指揮下でなら息を吹き返すかも知れません。

アール・クラークは人数合わせの面が強そうですが、もし意図的に彼を選んだならレイカーズはいよいよ神。クラークはサンズではいまひとつでしたしマジックでも活躍したとは言いませんが、ヴァンガンディHCの元でディフェンダーとしての可能性は見せました。特にあのデュラント相手にブロックショットを決めてみせたあたりには、私は大いに期待しています。

ところで世間はもう来季はヒート対レイカーズでファイナルだけやればいいじゃんなんて声もありますが、私はそれは早計過ぎると思います。順当に行けばレイカーズはカンファレンスファイナルまでは行くでしょう。しかし、立ち塞がるのは恐らくサンダーです。まさかお忘れでは無いと思いますが、レイカーズが昨プレーオフで惨敗した相手ですね。

サンダーが厄介なのはデュラントとウエストブルックだけではありません。レイカーズがドワイトを得たからといって喜んでいられないのはパーキンスの存在。そう、まるでサンダーは「こんな事もあろうかと!」の真田さんぐらいの勢いでドワイトの天敵パーキンスを既に獲得していました。パーキンスはもしかしたら舌舐めずりでこのトレードを歓迎しているかも知れません。

そんなドワイトストッパーに張り合う為にも、レイカーズにはデュラントストッパーにアール・クラークをお勧めしたいですね。勿論シャットアウトなんて出来ません。しかしかつてピートラスがレブロン相手に頑張ったように、クラークがいくばくかでもデュラントをスローダウンさせられれば面白いのではないでしょうか。ま、ウエストブルックはナッシュ相手にやりたい放題って話もありますけど。

なお、レイカーズのペイロールは今回の補強の結果、タックス支払い金額=ブルズのサラリー総額、みたいな凄まじい事になっているようです。豊富な資金力に優秀なフロントという組み合わせの素晴らしさですな。あれ、東の大都市にも唸る資金力を誇るチームがあったような気がしますが・・・。

最後にドワイトを獲得してウキウキなレイカーズファンの方々に、ドワイト獲得のリスクを2点申し上げておきましょう。

1つには故障のリスク。彼は昨季途中に椎間板ヘルニアの手術を受けて後、プレーしてはいません。まあ早めに手術を行いましたし、リハビリの時間はたっぷりあるので大丈夫だとは思いますが。

もう1つのリスクは再契約。まあ十中八九どころか99%の確率で来季後にマックスで再契約だと思いますが、何しろあれだけ言を左右した男ですから、来季の過ごし方次第では何を言い出すか分かったもんじゃありません。まさかの「Dwightmare」第二幕にくれぐれもご注意下さいね。

因みに入団記者会見ではドワイトさん、こう言いました。






特に2人目、ザック・マッキャン氏が「OMG」、オーマイガーとtweetする意味、お分かりでしょうか。マッキャン氏は元々オーランド・センチネル紙でマジックのビートライター、レポーターなどを経験した後にESPNへ移ったライターで現在もオーランド在住なので、ドワイトの言動には詳しいんですよ。

"that's the only thing that matters right now" ってフレーズ、実はドワイトが昨季トレードのリクエストをしてから、あの「Loyalty」発言までの間、ドワイトが繰り返し口にしていたフレーズなんです。移籍先やら何やらと、答え難い質問が来る度にドワイトは「今、僕はマジックにいる」の後にこのフレーズを口にしてお茶を濁し続けて来たのです。マッキャン氏はそれを知り尽くしているからこその「オーマイガー」なんですよね。

そういう訳ですからレイカーズファンの諸兄、くれぐれもドワイトが "〜 and that's the only thing that matters right now"というフレーズを言わなくなるまでは油断めさらぬように!以上、昨季ドワイトに振り回され続けたマジックファンからの戯言でした。




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California Girls〜米西戦争、再び



スペイン67-59ロシア
アメリカ109-83アルゼンチン


さて、ドワイト移籍確定ですのでネタ的にはそちらに集中したいんですが、こちらも準決勝だけにスルーは出来ません。ま、結局ドワイトネタにも触れるんですけど。

まずはパウ・“トレードされなくて良かったね”・ガソルとスペインですが、試合の最初の方だけネット中継で見ましたが両チームFG20%台という凄まじい事になっていましたね。いきなりロシアが主導権を握ったのでそのまま行くかなと思いましたが、どっこいスペインが盛り返した訳ですな。

なお、ガソル兄さんはバイナムがレイカーズから移籍した事について試合前にもインタヴューを受けていましたが、試合後にもtweetにてメッセージを出しています。




友人バイナムのベストを祈りつつ、ドワイトの加入でテンション上がっている様が伺えます。さて、そのガソル兄さん共々これまたテンションアゲアゲに違いないのがコービー。そのドワイト獲得トレードでシクサーズからナゲッツへ移ったイグオダラのテンションがどうだったかは知りませんが。そんなアメリカとアルゼンチンの再戦は例によってNHKがネット中継・・・と思ったらBS生放送になったからネット中継は中止?おいおい急に言われてもBS見れないヒトはどうすんのって感じです。今更録画も出来ないし、何だかなあって感じです。頼みますよNHKさん・・・。まあネット中継はgorin.jpで行われていたようですが。

さて、肝心の試合は今回もアルゼンチンが3Q途中までは善戦。特に前半終了のブザービーター3と3Qのっけの3でアメリカに肉薄したジノビリの活躍は目覚ましいものがありましたね。が、悲しいかなそこまででした。

またしても3Qからアメリカが一気に突き放し、3ポイント攻勢で突き放してジ・エンド。アルゼンチン選手達の呆然とした姿と、止まらない3ポイントに沸き立つアメリカの面々とがあまりにコントラストがくっきり分かれていました。まあ4人に囲まれてもオフェンスリバウンドを取るレブロンを見ていたらそうもなるよなと。それにレブロンがドライヴかけてきたら、アメリカ自身を含めて止められる奴はそうはいませんからね。3ポイントプレーやらワンハンドダンクやらとやられ放題でも仕方無いところです。

これで決勝戦は2008年の北京と同じく、アメリカ対スペインで確定。結局リトアニア戦以外危なげ無く勝ち上がって来たアメリカと、些か余裕無く決勝まで辿りついた感のあるスペインの姿を見る限り、まずアメリカの金メダルは揺るがない気がしますが、まあ勝負の世界は何があるか分からないのでスペインにも頑張って頂きたいです。

さて、試合後のヒーローインタヴューはコービー。ええ、ご明察の通りドワイト移籍について聞きに行ってますね。決勝戦進出だわレイカーズにドワイトが来るわでご機嫌なコービーは、口舌滑らかでありました。










いやー、コービーご機嫌すなあ。因みにドワイトの移籍について尋ねられたのは彼だけではありません。まずはデュラント。




全く気にならない」、彼らしいですなあ。お次はレブロン。




思う事は無い。僕の心は今スペインに向いている」うむ、良い集中振りです。ではデロン・ウィリアムズさんどうぞ。




もう関係無い、昔の事さなんて言ってますけど本当はムカついてるんでしょ?




(ネッツGM)ビリー(・キング)はやれる事は全てやってディールを遂行しようとした。彼ら(マジック)はドワイトを我々へディールしたくなかっただけさ」・・・やっぱり心中決して穏やかでは無いように見受けられます。そりゃそうてすな。ま、そうかも知れませんしそうではないかも知れませんが今となっては終わった事ですからね。さあ、締めはカーメロさんお願いします。




クリスマスに彼らに会うのが待ち切れないよ。何をお願いするか気をつけて」ああ、クリスマスゲームでレイカーズ対ニックスでしたね。いやー、クリスマスに視聴者の前でフルボッコにされる絵しか浮かばないんですが、カーメロさん(汗)。でも、センスあるコメントですな。流石に嫁が芸能人なだけあります(?)。

てな訳で、結局ロンドンでもドワイトの話題で持ち切りでしたよ、って話でありました。



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夏の別れ〜ドワイト、レイカーズへ



1996年、アトランタ五輪直前。アンファニー・ハーダウェイは突如、マジックでのチームメイトであり、マジック・ジョンソン&カリーム・アブドゥル=ジャバーの再来としてコンビを組み続けると思われていた相方、シャキール・オニールが、そのマジック&カリームが所属していたチーム、レイカーズへと移籍した事を知りました。しかも、大会直前のアメリカ代表記者会見の場で、です。シャックから事前に何も聞かされていなかったペニーのショックはいかばかりであった事でしょうか。そのアトランタ五輪チームでのプレーを最後に、シャックと同じチームでプレーする事は無くなったのです。彼らが再びチームメイトとしてコートに立ったのはペニーが最後の現役カムバックを試みたヒートでの話でした。

あれから16年。マジックというチームはオリンピックの開催に合わせてフランチャイズスターを失うようです。2004年にもT-MACをトレードで放出したマジックですが、その時にドラフト1位指名したセンターがまたも、16年前と同じようにオーランドを去り、あの時と同じレイカーズへ向かうこととなりました。最終確定は以下の通りです。

http://www.nba.com/magic/news/denton-magic-trade-howard-four-team-blockbuster

レイカーズ←ドワイト・ハワード、クリス・デュホン、アール・クラーク、
ナゲッツ←アンドレ・イグオダラ、
シクサーズ←アンドリュー・バイナム、ジェイソン・リチャードソン
マジック←アーロン・アフィラロ、アル・ハリントン、ニコラ・ヴセヴィッチ、モー・ハークレス、ジョッシュ・マクロバーツ、クリスチャン・イエンガ、1巡目指名権('14年DEN or NYK、'15年PHI、'17年LAL、全てロッタリープロテクトあり)、2巡目指名権('13年DEN/GSW由来、'15年LAL)


朝の噂段階からかなり変わりました。特にガソル兄さんがディールから外れたのは凄いですな、レイカーズ。他チームについてはまた別エントリーにて触れるとし、今回はマジックに話を絞ります。先に結論を申し上げれば、私はこのトレードをかなり評価しています。まず、前提条件として押さえておく必要があるのは、マジックはこれから負けに行く、って事です。即戦力は要りません。だから、トレード内容が釣り合わなくても良いのです。ドラフト指名権は欲しいですが、後は契約重目の構想外な選手を出して、キャップを空ければオーケーなんであります。バイナムを引き取らない時点で、そもそもトレードでの狙いは戦力均等なトレードでもなんでもないのですから、トレードの交換材料が少ないのは当たり前なんですな。以下はそれを踏まえた上でお読み下さい。

ネッツへトレードした方が・・・という意見をよく見かけますが、ロペス兄のマックス契約を引き取らなければならなくなった時点で私的にネッツとのトレードは無いと思ってました。いくら貴重な本格派センターであっても、4年マックス契約は重過ぎますからね。それにネッツ時代にも史上最低勝率に挑む勢いで負け捲っていたのに、またもマジックで同じ目に逢うのはロペス兄にとっても可哀想じゃないですか。今回は許してあげましょうよ。

とりあえずドワイト以外で出せたのは、

J-Rich
デュホン
クラーク


これだけですね。タコルーは?との声が聞こえてきそうですが、彼の放出は無いだろうという予想は今オフに入ってから普通に出ていましたので、特に驚きはありません。1200万ドル近い年俸が重いと言えどもあと2年の我慢です。

デュホンを出したのは今朝の更新で触れたイッシュ・スミスおよびあと1名様のPG招集という動きに合致しますね。複数年契約の上にコストパフォーマンスも宜しくなく、そもそもシーズン中から放出候補だったデュホンを出すのは当たり前の事でした。PGについては当面はネルソンを先発に立てつつ、新たな人材開発に努める事となるのでしょう。

また、J-Richも高くはありませんが契約が長く、このまま行けばどんどんコストパフォーマンスが悪くなっていく事は明らかでした。まだまだやれるとは思いますが、再建期に入るチームとしてはこれまた是非とも放出してしまいたかった訳です。

アール・クラークは個人的にはキープしたかったんですが、まあ人数合わせとして選ばれたんでしょう。レイカーズのロスター残留が確定している訳でも無いと思うので新天地でナッシュと再会出来るかは定かではありませんが、頑張って欲しいもんです。

次に、マジックが獲得した選手・指名権です。

アーロン・アフィラロ、アル・ハリントン、ニコラ・ヴセヴィッチ、モー・ハークレス、ジョッシュ・マクロバーツ、クリスチャン・イエンガ、1巡目指名権('14年DEN or NYK、'15年PHI、'17年LAL、全てロッタリープロテクトあり)、2巡目指名権('13年DEN/GSW由来、'15年LAL)





アフィラロはスペインに着いたところだったそうですが、とりあえず移籍に前向きなコメントを寄せていたので楽しみです。ウィングのディフェンダーとして定評ある彼の活躍に今期待するのはアレですが、色々頑張って頂きたいなと。ハリントンは・・・32才だし契約は残り3年とそこそこ重いしなんですが、まあ少なくともロペス兄よりは何とかし易いのは確かでしょう。しかも最終年はサラリーの半額保証だそうです。

ニコラ・ヴセヴィッチはシクサーズの若手センターですが詳細はよく分かりません(笑)。モー・ハークレスはシクサーズが先のドラフトで1巡目指名した新人さんです。今回イグオダラを出したシクサーズとしてはキープしたかったでしょうが、マジックの要求にシクサーズが折れた模様です。このロスターだとSG・SF兼用ですかね。マクロバーツはあんまり期待してません。イエンガは伸びしろあるかなーとは思ってますが。

ドラフト指名権ですが、まあレイカーズ、シクサーズ、ナゲッツそれぞれプレーオフは確実でしょうからロッタリーピックにはならないだろうと思います。レイカーズはナッシュ獲得トレードで当面1巡目指名権は出せなくなったはずなので、1巡目はえらい先の指名権になりましたね。あと2巡目指名権の1つははウォリアーズ由来なので、2巡目ながら結構高順位になるんじゃないかと期待してます。

てな訳で、私としてはこのトレードに概ね文句はありません。少なくともレイカーズやネッツとサシでトレードしていればこんな若手やら新人やら指名権やらは手に入らなかった訳ですから。後は負け倒して、自前の指名権を高順位のロッタリーピックに仕立て上げれば良いのです。

私のマインドセットとしては、シャックの移籍時ではなくペニー移籍時に近い心境ですね。シャックが去った時はまだ、ジョーダンの後継者と謳われた頃のペニーがいました。今回、ドワイトが去るとロスターに残るオールスター選手は選出1回のネルソンのみとなります。

ペニーがマジックを去った'99オフ、マジックはペニーだけでなくホーレス・グラント、ニック・アンダーソンなどの主力選手を軒並み放出して、クリス・ギャトリング以外にオールスターがいないチームを作り上げました。これからマジックに起きるのはそれに近い事です。

http://www.sbnation.com/nba/2012/8/10/3232964/dwight-howard-trade-magic-lakers-rob-hennigan

ひとつだけ気になるのはこのトレードを主導したのがヘニガンGMではない、という情報。これは予想ですが、ヘニガンGMはドワイトの放出を避けるべく、トレードの引金を引かずに最善の策を考えていたんじゃないでしょうか。何しろ彼は就任して日も浅いのに2度に渡ってドワイトの慰留に努め、またドワイトをチームに残したままでのキャンプ入りさえ示唆していたのです。

ドワイトが再契約の意思を見せない限り放出する、という意向を見せていたのはむしろマジックの経営陣でした。時にオーナーのディヴォスファミリーはドワイトといち早く縁を切りたいと望んでいた、という報道もありました。それをヘニガンGMが今まで制していたものの、遂に抑え切れなくなってしまったという事ではないかと私は予想します。

ともあれ、これでマジックはまたも新たなステージに突入です。レブロンを失ったキャヴス、クリス・ポールを失ったホーネッツを周回遅れで追いながらのリビルドがトレード確定と共に始まります。優勝争いどころかプレーオフさえも縁の無いシーズンが続きますが、それはそれ。その過程を見守るのもまた楽しいもんであります。今度こそスパーズやサンダーのような真のLoyalty溢れるフランチャイズスターを中心としたタイトルコンテンダーとなる日の到来を期待しようじゃありませんか。

なお、ドワイトについてどう思うの?とお思いの方々も多いでしょうが、それは次回以降、レイカーズの考察でもしながら触れようと思います。それでは本日はこのくらいで、アディオス!(←久々のエディーさん調)



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夏の行方〜ドワイト移籍説、4角トレードに発展?



さて、皆さんもうドワイト移籍話には食傷気味の事と存じます。tkさんが確かもうドワイト移籍情報は追っかけないと仰ってた記憶がありますが、正しい判断だと思いますね。トレードの噂なんてのはトレードが実際に発生してしまえば何の価値も無いジャンク話でしかありません。そもそもこれ程スター級含めて選手の移籍相次ぐ中、実現しなかったトレード情報なんてのは数ヵ月もすれば忘れられてしまいます。昨オフを騒がせたクリス・ポールのレイカーズ移籍未遂話だって、実際にクリッパーズへ移ってしまった後では皆の記憶から薄れ行く一方じゃないですか。ましてやドワイトの噂なんてもうどんだけ色々流れては消えて行った事が分かりません。不確定の情報など全てスルーするってのは極めて妥当な選択だと私は思います。決まったら起こしてね、で良いんですよ。

ただ、残念ながら私のブログはオーランド・マジックを中心にNBA情報を追いかけるブログです。噂レヴェルではあってもドワイト情報である以上、お付き合いして取り上げなければならんのですよ(T_T)つー訳でドワイトのトレード話、最新Ver.をどうぞ。今回は毎度お馴染みヤフーのヘルズイヤー(←英語でこう言って通じるのでしょうかね)、ワジロフスキーからの第一報です。

http://sports.yahoo.com/news/nba--lakers--magic-in-blockbuster-four-team-trade-talks-to-send-dwight-howard-to-l-a-.html
http://articles.orlandosentinel.com/2012-08-09/sports/os-magic-dwight-howard-trade-0810-20120809_1_dwight-howard-trade-orlando-magic-los-angeles-lakers


レイカーズ←ドワイト、アル・ハリントン
ナゲッツ←イグオダラ
シクサーズ←バイナム
マジック←パウ・ガソル、アフィラロ、ニコラ・ヴセヴィッチ、指名権、現金


大枠はこうなっているそうです。但し、レイカーズには既報の通り当面1巡目指名権は無く、またシクサーズも'13年1巡目指名権はヒートへトレード済。ナゲッツがどれだけ指名権を出せるのかいなーって感じですね。元々はマジック、シクサーズ、レイカーズでの三角トレードだったところに、イグオダラの引き取り先としてナゲッツが加わったというのが現状らしいです。なお、ヴセヴィッチがシクサーズからマジックへ移る話はワジロフスキーではなくヤフーからの追加情報になります。更にマジックからはジェイソン・リチャードソンがディールに絡むという説もありますね。

マジックがバイナムではなくガソル兄を選ぶのはバイナムがドワイト同様、'12-'13シーズン終了後に移籍する可能性があるからだそうです。かといってマジックがガソル兄をキープするかと言えばそうでも無いらしく、どうやらガソル兄を再度トレードするっぽいですね。

私的にはレイカーズがドワイトを獲りに行くなら、バイナムとガソル兄の両方キープはキツいんじゃないかという気がしていました。ナッシュ、コービー、ガソル兄、ドワイトのビッグ4体制なんか作り上げた日にはいくらレイカーズでもサラリーが凄まじい事になり、自由度が著しく無くなります。また、既にレイカーズはジェイミソンを獲得してジョーダン・ヒルと再契約を結んでいます。ガソル兄、バイナム、ヒル、ジェイミソン、ジョッシュ・マクロバーツってちょっとインサイドが過多過ぎると思いませんでしたか?私はレイカーズがジェイミソンと契約したのはガソル兄までをトレードで出さざるを得なくなった際の保険と見ています。ジョーダン・ヒルなら先発PFにもドワイトの控えとしても十分でしょうから、後はジェイミソンが控えPFで頑張れば良い訳です。

ま、レイカーズ事情はさておきマジックです。ナゲッツからの指名権ってまた微妙ですよね。ロッタリーピックではないでしょうし、良くて1巡目中位指名権といったところですから。ただアフィラロってのは面白いセレクションではあります。また、ガソル兄さんの再トレードで更に得られる材料如何では一層内容が改善される見込みもあるかなと。またJ-Richやデュホンなどの契約長目な選手をどれだけセット販売出来るかも大事です。マジックは来シーズン開幕前のキャンプに昨季途中から在籍したイッシュ・スミスを呼び、更にもう1人(私はサマーリーグ組と予想します)をキャンプに加えるという情報がありますので、デュホンを放出する可能性は引き続き高いのではないかと。

新人オクィンと3年契約(2年目以降はチームオプション)を結ぶなど、マジックの来季への動きは静かに続いています。そしてドワイトを出した瞬間、マジックは完全に再建モードへの舵を切る事になるのです。それまではまだ再建も続行も行けますよ、ってなモラトリアム状態なんですよね。例によって現段階では噂に過ぎませんから明日には否定とかあっても全く驚かないってか、皆さんもうそんなの想定の範囲内でしょ?まあ気長に続報でも待てばいいじゃないですか、夏はまだこれからなんですし、これだけ引っ張られ続けて来たんだから今更多少伸びてもおんなじようなもんですからね(笑)。



J.I.J.I.
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波乗り米国〜決勝ラウンド、火蓋



↑王様「浜っ子伝説」が見当たらないので女王様で代用ですw

ロシア83-74リトアニア
スペイン66-59フランス
アルゼンチン82-77ブラジル
アメリカ119-86オーストラリア


いやー、やっぱり社会人には深夜〜早朝徹夜で4試合全部チェックするのは無理です(笑)。上記の結果は試合が行われた時系列順なんですが、私は1試合目後半から2試合目終わりと4試合目中盤しか見てないですよ。以下はそれを前提として読んで下さいね。

ロシア対リトアニアという元同胞の対決はリトアニアが最後までバスケ大国のプライドを示す激戦になりましたが、今回ばかりは地力の差ですかね。リトアニアは五輪での連続4位内が遂に途絶える事となりました。まあヤシャケヴィシャスもこれで代表引退でしょうし、リトアニアも世代交代ってことかと思います。

この日最大の問題はやはりスペイン対フランス。フランスがややリードする展開からスペインが逆転、接戦を制して逃げ切った好ゲームとなりました。が、試合終盤になって試合がキナ臭くなってしまったんです。

62-57、残り45秒となった場面でトゥリアフがまずルディ・フェルナンデスにハードファウルを見舞って、フェルナンデスをコートサイド送りにしてしまいます。そしてその後、今度はニコラス・バトゥムがホァン・カルロス・ナヴァロの腹部に思いっきりフックを炸裂させたのです。こらこら、バスケのコート上で放つべきフックはそっちじゃないでしょうに。これには流石に一時両チームの選手が入り乱れて騒然となりました。おいおい、平和の祭典オリンピックですよ。試合終了後にハグする両チームの気まずさったら無かったですね。青木崇さんによれば、なんでもこの乱闘には伏線があるそうです。







なるほど、今に始まった話じゃないんですね。で、試合直後のバトゥムのインタヴューがこちらです。




「僕は彼にフロップする良い理由をくれてやりたかったのさ」・・・つまりナヴァロがそれだけフロップしてたって事ですか。でもそれだけであんな力一杯殴ります?更にインタヴューは続きます。




五輪精神にあのパンチはなくない?と尋ねた返事は「(スペインが)目的があって負けたら、それは五輪精神なのかい?」

これは予選ラウンド最終戦でスペインが負けた事で、この決勝ラウンドでアルゼンチンではなくフランスとの対戦となった事が意図的ではないかと言ってるんですね。わざと負けて我々フランスとの戦いを選んだんじゃないのか、と。なでしこジャパンやバドミントンで問題になった件の再燃ですな。確かにブラジルはアルゼンチンと激戦の末に敗れましたし、スペインは現にフランスに勝ちましたもんねえ。でもフランスもこれだけ強かったのも事実です。

試合終了後、時間が空いて頭を冷やしたか、バトゥムは自ら以下のようなtweetをしました。







何らかの処分が下される事が必至なので情状酌量狙いで先に謝ってるんでしょ、という意地悪な見方も可能ですが、私は謝った事を素直に評価したいですね。とりあえず謝らないよりは遥かにマシですから。

つー訳で見てないアルゼンチン対ブラジルについては、どちらもアメリカを倒せるポテンシャルがあるチームだけに潰し合いになって勿体無かったかなーと。まあ既にベスト4を決める戦いだから仕方無いんですが。これからまだまだ強くなりそうなブラジルと、黄金世代がそろそろ黄昏に近付きつつあるアルゼンチンでしたが、今回はまだアルゼンチンの経験値が優ったってとこなんでしょうな。次の世界選手権あたりでは立場が逆転すると思います。

最後にアメリカですが、まあ想定の範囲内でしたね。オーストラリアは間違い無く良いチームでして、善戦はするだろうと信じていましたが、一方で善戦止まりだろうなとも感じていました。いい人止まり、みたいなもんです。実際試合中盤には1桁点差とかでしたが、終わってみれば上記のスコアの如しですからね。

コービーは後半に一気に炸裂して20得点。そしてレブロンは貫禄の11得点14リバウンド11アシストですよ。五輪でトリプルダブルとかもうね・・・。しかも得点控え目なところがまた余裕ですな。

かくて、ベスト4は出揃いました。準決勝の対戦はこうなります。

アメリカ-アルゼンチン
ロシア-スペイン


これまた名勝負が期待出来そうな好カード2枚ですね。アメリカも今度は簡単には勝てないでしょう。次こそは乱闘などがありませんよーに><



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大喜利NBAその7〜アンケート:NBA選手、何人知ってますか?

兄弟子:「俺のシュートレンジは・・・コート全てだ」



弟弟子:はいはい兄さん、フリースロー成功率もドワイト以下なのに入りもしないロングシュート打つのはやめて下さいよ。ボール拾う方の身にもなって下さいな。ほら、またエアボールじゃないですか。
兄弟子:いやー、多分今頃日本中に「黒子のバスケ」のマンガやらアニメやら見て「緑間なのだよ」とか言いながら超ロングシュート打ってるアホな奴がいるんだろうなと思うと胸が熱くなるな。
弟弟子:他のキャラは真似が難しいですもんね。
兄弟子:黒子のパスを真似して明後日な方向にボールを飛ばす奴はいそうだなw
弟弟子:相手を抜き去りながら青峰あたりの台詞を口にするとかはあるんじゃないですかね。
兄弟子:我々スラムダンク世代なら、そこは流川とか仙道あたりの台詞だからなあ。「技が増えてやがる」とか。後やりそうなのはフンフンディフェンスとか、ハエたたきとか、「要チェックや!」とか。
弟弟子:「要チェックや!」はただの台詞じゃないですかw
それにしても「黒子のバスケ」、スラムダンクの域まででは無いにしても人気あるよね。「テニスの王子様」同様に腐女子人気ベースなんだそうだけど、スラムダンクだってそういう需要があったのも事実。なんであれバスケマンガがジャンプで長期連載中なのは目出度いよ。でも同タイミングで連載開始してた「フープメン」の事も時々思い出してあげて下さい(つД`)
弟弟子:最近のジャンプはラブコメが続けざまに3本連載スタートしてましたし、同じジャンルを集中砲火するのが趣味なんでしょうかね?
兄弟子:確実に潰し合いになるよなーあれ。ジャンプの世界は厳しいねえ(´Д`)ともあれ、連載当時から推していた身としては黒子の現状は嬉しいです。少年マガジンの「あひるの空」、月刊マガジンの「Dear Boys」と並ぶ三大バスケマンガとして頑張って欲しいね。ビッグコミックスピリッツに載ってるストバスマンガ「DRAGON JAM」も頑張れ!
弟弟子:あれ、何だか話が締まりましたよ?
兄弟子:以上は前説です。
弟弟子:いつもながら無駄に前フリ長いですな・・・。
兄弟子:さて、私が最近twitterにいるのは皆さんご存知の事と思います。
弟弟子:ああ、RTの嵐でフォロワー一同大迷惑ですよねあれ。よく苦情が来ないなと。
兄弟子:いやー、多分そう思ってる方はそっとフォロー外してるだろー。いつの間にかいないヒトとか多分いるよ。ブロックされないだけ有り難く思うべきだよな・・・って今週の懺悔コーナーかこれw
弟弟子:相変わらずレブロンファンはコメント欄でお怒りみたいですし、いいんじゃないですか反省エントリーもたまにはw
兄弟子:反省大会エントリーもずっーと構想中ではあるんだけどねー。ただ今回はその話じゃないんよ。
弟弟子:それでは一体、今回は何を?
兄弟子:最近ずっと「烏賀陽大学」の受験を受けているのよ。
弟弟子:あー、なんか定期的にやってますね兄さん。何なんですかあれ。
兄弟子:えーと、烏賀陽弘道さんっていうのはフリーで幅広いジャンルで活躍なさっているジャーナリストさんなんだ。朝日新聞を飛び出して活躍していたんだけど、「サイゾー」って雑誌でオリコンについてコメントしたら、何故か雑誌じゃなく烏賀陽さんがオリコンから裁判で訴えられちゃってね。
弟弟子:明るく言ってますけどめっちゃヘヴィーな展開じゃないですか(汗)。
兄弟子:賠償金を得ることや名誉回復よりも、そもそも裁判自体で相手に嫌がらせ・脅迫をして黙らせる事を目的とする、こういう裁判を「SLAPP訴訟」って言うのよ。海外では禁止されてたりする。
弟弟子:そんなキッツい目にあった烏賀陽さんはその後どうしてるんですか?
兄弟子:最近は原発事故関連中心に、引き続き精力的に活動されてるよ。で、twitterやFacebookにもいらっしゃってて。そのtwitterで「烏賀陽大学」入試問題なんてのをおやりになってるのさ。
弟弟子:それが「烏賀陽大学入試問題」ですか。要するに「大喜利」ですよね。
兄弟子:「ボケましょう」でもあるよな。問題文と回答の選択肢が必ず出るのだけど、その選択肢の中から回答を選ばずに新たな回答を考え出すという。
弟弟子:で、回答を採点するのが烏賀陽さんですか。
兄弟子:原稿とか取材とかでお忙しいからいつもいつもじゃないけど、タイミング次第では即採点して下さるよ。RTして下さったら「正解」扱い、優秀な回答なら烏賀陽大学合格、名回答なら首席合格!
弟弟子:で、烏賀陽大学ってどこなんです?
兄弟子:烏賀陽さんがFacebookに作ってあるそうだよ。おいらはFacebookのアカウント持ってないから入学出来ないけど。
弟弟子:兄さん、なんのために受験してるんスか・・・。
兄弟子:大喜利の腕試しですが何か?烏賀陽さんの文章元々読んでたし。
弟弟子:で、兄さんの成績は?
兄弟子:多分6〜7回は合格してるはず。
弟弟子:なんですか、兄さん自慢大会ですか。はいはい自演乙。
兄弟子:このシリーズ自体がそもそも自e
弟弟子:ワシの存在ごと否定すんなやあああ!で、その烏賀陽大学入試がどうしたんですか?
兄弟子:実は先日、その入試問題回答で初めてNBA選手を使う事に成功したのよ。因みにロドマンね。




弟弟子:おお、NBAファンとしては会心ですな。
兄弟子:で、ふと思った訳よ。烏賀陽さんがNBAマニアやスポーツ記者ならいざ知らず、一般的な知識止まりの方であったなら、多分回答しても烏賀陽さんおよび烏賀陽さんのフォロワーの方々に正解として認定され得る名前って多分マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、ロドマン、シャック、あと数人だろうなって。
弟弟子:ああ、NBAファンが皆悩むとこですよね。下手したらレブロンすら分かってもらえないんじゃないかっていう。
兄弟子:今回のロンドン五輪でNBA選手達の知名度が上がるかと言えば違うだろうしね。シドニー、アテネ、北京でNBA人気が盛り返したか、お茶の間に通じるNBA選手が現れたかって話ですよ。カーターがシドニーでぶちかました7フッター越えダンクなんかインパクトで言えば間違い無くシドニー五輪のハイライトのはずなのに、別に日本のお茶の間にアピールした訳でも無いからねえ。ほら、結局日本人って日本人選手の出る種目しか見ないじゃん。田中理恵選手の体操とか、愛ちゃんとカスミンの卓球とか、サオリンのバレーボールとか。
弟弟子:あんた女子の種目しか見てないんかい!しかも途中から通称しか言ってないし。
兄弟子:それに毎日「今日は○○種目の○○選手に金メダルが期待されます」じゃあそりゃそれ以外の種目に注目が行かないよね。うちの嫁なんかよく言うもん、同じよーな種目ばっかり再放送してアーチェリーとか馬術とかやらないって。実際アーチェリーがまともに取り上げられたのってメダル取ってからだよね。
弟弟子:た、確かに・・・。
兄弟子:日本人が出てないのに放送枠がある種目なんて陸上とバスケぐらいなんだから、バスケはこれでも恵まれてはいるんだけどね。そんな訳で今回はお題でもクイズでもなく、アンケートです。「現役・引退問わず知ってるNBA選手の名前を聞かせて下さい」、これな。
弟弟子:はい、今回は簡単ですね。キース・ボガンズ、イッシュ・スミス、アマル・マッキャスキル・・・
兄弟子:待て待て、誰がYou達が答えろと言っただよ。
弟弟子:え、違うんですか?しかもなんで微妙にジャニー喜多川口調?
兄弟子:このブログに常日頃出入りしてるような面々が回答したら何人回答するか分かったもんじゃないだろう。数える方の身にもなれよ(泣)。だいたいお前もそのマジックカルトQな回答はなんなんだ。ボガンズはブルズで1年間先発してたからまだ良いとして、イッシュ・スミスとか昨季マジックにいたっつっても普通分からんだろ。マッキャスキルに至ってはマジックがドラフト指名しました、その後一旦NBAを離れた後にスパーズでNBAに戻りましたね、とかマニアでもそうそう分かるか!
弟弟子:たまにはこういうとこアピールしないとマジックブログなのを忘れられますからね。で、我々じゃなきゃ誰が答えるんですか一体。
兄弟子:フツーのヒト。
弟弟子:は?
兄弟子:貴方の回りの、NBAファンでも無ければバスケ部でもないヒトに聞いてみて下さい。会社の同僚、先輩後輩、同級生、親戚、カレカノ、旦那に奥さん、トーチャンカーチャン、爺ちゃん婆ちゃんお孫さん、もう誰でもいいから明らかにバスケに疎い人に聞いてみて。
弟弟子:何人に聞いてもいいんですか?
兄弟子:いいけど、その場合はそれぞれの人の回答を個別に教えて下さい。あ、是非回答者の年代と性別もお願いします。ある程度統計取れるなら取ってみたいので。
弟弟子:会社の女子に年齢とか聞けません><
兄弟子:年代なんだからそこはざっくり20代とかでいいです。つーかこんな一ブログのアンケートごときで会社とかの人間関係を壊すリスクを犯してどうするんだ(^_^;)
弟弟子:はーい先生、安全運転で行きまーす。
兄弟子:締め切りは夏休みとかあるからねえ、今回は長く取るか。夏休みの宿題代わりって事で8/31終日を締切としましょう。学生は夏休みの宿題早めに終わらせて参戦するべし。それ以外の方は学生時代、8/31に夏休みの宿題に追われたメモリーを甦らせながら挑んで下さいな。いやー、日記の天気とかいつも出鱈目だったなあ(遠い目)。
弟弟子:8/31は兄さん自身の悪しきメモリーでしたか(笑)。
兄弟子:学校の成績に関係無く駄目だったねえ、あれは毎年。自由研究とか読書感想文とか嫌だったわ〜。
弟弟子:兄さんのトラウマはさておき、今回は集まりますかねえ。あれ、そう言えば今回は回答はどう集めるんですか?
兄弟子:あー、コメント欄、メール、twitterのどれでも可です。メールの方はハンドルネームをお忘れなく。twitterの場合は必ず私にメンションつけて下さい。「#六伍壱」をつけて下されば探しやすいんで、お手数ですが宜しくです。面倒なら当コメント欄での回答が一番楽ですよ。
弟弟子:へーい。
兄弟子:回答フォーマットはこんな感じで。

回答者の年代:
回答者の性別:
回答選手名:


兄弟子:選手名は紛らわしくないようお願いします。たとえばアーヴィン・ジョンソンもMJも複数いますからね。聞いてみての感想、追記する事など御座いましたらご自由に書いて下さい。今回も一見さん大々歓迎なんでお気軽にどーぞ。
弟弟子:それにしてもやっぱりジョーダン無双になっちゃうんですかね、これ?
兄弟子:そりゃなるだろうなー。まあそれもまた現実って事でいいんじゃね?
弟弟子:二番手争いからが真の見ものかもですね。では皆さん、お手数ですが今回も宜しくお願い致します。



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この文を書きたる者
ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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