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セルティクス(1勝)98-88レイカーズ

NBA史上最も盛り上がるファイナルと決まっているこのカード、思えばバードvsマジックの'87年以来となります。あの時、セルティクスにはバード、マクヘイル、パリッシュというNBA史上でも最強級のフロントラインによるBIG3が形成され、レイカーズはマジックとカリームというこれまた至高のホットラインを軸としたショータイム・バスケットボールを極めていました。

それから21年。バードの引退、ドラフト指名したレン・バイアスのオーヴァードーズによる急逝、レジー・ルイスの不幸な病気と逝去というハードラックに見舞われ、セルティクスの長い低迷が続きました。ライヴァルのレイカーズがシャック&コービー体制で3PEATを達成していく一方で、セルティクスはやっとポール・ピアースを得ます。その彼さえも暴漢に襲われて命の危機にさらされ、またもセルティクスの悲運は続くのかと思われましたが、彼は奇跡的な回復を見せました。このピアースの一件がセルティクスの不幸の連鎖を断ち切ったのでしょう。

ピアース、そしてA.ウォーカーの2頭体制でプレーオフ出場チームまで漕ぎ着けたセルティクスでしたが、そこから先を超えていくのはハードでした。結局、カンファレンスファイナル到達が最高到達点となった2頭体制をあきらめたエインジは今度はチーム成績の急降下を逆手に取ってドラフトに賭けますが、これまたクジ運に見放されてなんと5位止まり・・・しかし、セルティクスの復活はここから始まったのです。

レイ・アレンをトレードで獲得、更にそれをアピールポイントにして一度は移籍を断っていたKGの首を縦に振らせた時、エインジは過去ベストなGM仕事をやってのけました。バードともチームメイトとしてプレイし、栄光時代を知るエインジが再度これほどのチームを作り上げたという事実は、セルティクスの歴史を知るものからすれば感慨深い事でしょうね。

ともあれ新BIG3と共に強いセルティクスが甦り、レイカーズと21年振りにこの大舞台で戦う事になったというところにタイミングの良さを感じずにいられません。しかも出来上がったのはリーグトップ級のディフェンスチーム。そして、そのディフェンスが今日は見事にレイカーズを抑え込みましたね。キャセールやP.J.ブラウンといったヴェテラン選手達のグッジョブ振りも見落とせないポイントでしょう。

それでも、これでやっとセルティクス対レイカーズは対等になったぐらいじゃないかなと私は見ています。コービーがいつも今日の試合のようなFG成功率で終わる訳がありませんし、そうなった時にセルティクスがどう立ち向かうか、でしょう。ボストンのゴーストが味方するホームコート、BEAT LAの声高らかに響く地元で確実に2連勝を挙げておきたいところでしょうね。そしてレイカーズがそれを易々と許すのか・・・やはり、伝統の一戦は息もつかせぬ激戦になりそうです。

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