ド短期新シリーズです。バスケットボールに関する漫画・アニメについててけとーに語ります。物凄くてけとーです。

こういうテーマだと普通やはりあの超名作漫画「スラムダンク」に行くんでしょうけど、その前に元祖バスケットボールマンガを攻めてみようかなと。「ダッシュ勝平」、少年サンデーに乗ってたのが1979〜82年という最早クラシックな部類に入る作品ですね。

話の内容は正直バスケットボール漫画というより、ラブコメ、いやもっとはっきり言えばエロコメと言っていいでしょう。何しろ主人公の坂本勝平ってのがもう超が付くほどH(死語)です。まあ、Hなだけである意味害はないあたりが「まいっちんぐマチコ先生」あたりにも通じます。明るく健全なエロ、って感じですかね?パンツとか見て喜んでるだけ、って小学生低学年みたいな感じです。実際勝平の背丈も小学生並みですし。

ただ、この漫画を描いたのは後に「F」のようなシリアス路線でもヒットを飛ばした六田 登です。バスケットボールのシーンはきっと真面目に書いているに違いない!と思って、タツノコプロ作成のアニメで見てみようと思ったんですよ。



・・・何故かYOUTUBEで探してみたらイタリア語やスペイン語のVer.があって吹きました。ジャパニメーションの浸透力恐るべし。色々見てたら、バスケットボールのルール解説なんかもあったりして、「スラムダンク」と同じ事やってたんだなーと。一方でキャラのファッションには物凄く時代を感じます。長髪キャラとか「スラムダンク」には殆どいなかったような。何と言いますか、'70sノリですよね。バッシュはどうみてもアディダススーパースターっぽい感じですし。

上の動画見てたら4:20ぐらいから勝平の必殺技、「あかねシュート」(漫画では「トキオシュート」。沢田研二が元ネタか?)が出てきます。これは体の小さい勝平がリムの遥か上まで飛び、ぶかぶかのユニフォームをパラシュート代わりにしてゆっくり降りながらレイアップを入れるという、「だったらダンクしろよ」と思わなくも無い技です。あれ、これってもしやブロックした瞬間にゴールテンディング?「侍ジャイアンツ」の回転魔球だの分身魔球だのという荒唐無稽な必殺技からすれば可愛いものですが、正直「ねえよw」ってレベルではありますな。まあマンガにそんな事言い始めるとあれもこれも「ねえよw」レベルなので無粋な突っ込みは止めときましょう。

もうひとつあった必殺技が「ニャオンシュート」。招き猫みたいな手つきでシュートを放つという、ややフィンガーロールっぽい気もする技です。ただ、シュートにスピンがかかってバックボードで特殊な挙動をするという、これまたやっぱり「ねえよw」レベルの技であります。

・・・てか、調べてたらこんなHPに行き着きました。

http://members.at.infoseek.co.jp/nea/kappei.htm

世の中にはここまで調べ上げる凄い人がいるのですね(更新停止しているのが非常に残念ですが・・・)。漫画に登場する魔球だけを集中して取り上げたこの方のHPによると、実に19種類も魔球があったとは。千手観音シュートとか「スラムダンク」のフンフンディフェンスに通じるものがありますな。詳しくは是非このHPを見てみて下さい。

ストーリー展開としてはこの後、バスケットボールからどういう経緯か卓球部に行ったりするんですよね。素振りだけのキャラとかなかなか着眼点が素晴らしいなと今でも思います。で、最終的にはまたバスケで締め、みたいな。最終話は長嶋監督ネタとか、昭和テイストにも程があると思います(笑)。

今にして思えば、主人公がチビでダンク出来るジャンプ力もあるってのは「Dear Boys」あたりの先駆者でもありますね。背丈の低い日本人がバスケットボールで目立つのはむしろチビだろうというのは発想としてやはり誰しも思う事なのかも知れません。ただ、判官贔屓思想、弁慶<義経的な思想も源流なのかなと思ったりします。チビな選手が自分より大柄な選手達をキリキリ舞いさせる・・・洋の東西を問わず、こういうのが人間は好きなんでしょうね。だから海外でも放送されたのかなとも思います。まあエロコメなんですけど。

正直、本格的バスケ漫画かと言われれば「違いますよ」とお答えするしか無いレベルです。ただ、野球漫画全盛期においてバスケ漫画など異端でしかなかった時代に、曲がりなりにもバスケ漫画でアニメ化されるまでの人気を獲得した事はもっと評価されていい気がします。偉大なる先駆者に今こそリスペクト!あ〜、文庫本とかで再刊されないものですかね。

P.S.
スカパーで再放送始まるみたいですね。時間があったらチラ見してみようと思います。

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ダッシュ勝平 【コミックセット】