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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/09/05/AR2008090503489.html

http://www.nba.com/nba_news/hof_2008.html

http://proxy.espn.go.com/nba/news/story?id=3572077

ホール・オブ・フェイム。要するにバスケットボール界の殿堂入りって事なんですが、今回はなかなか面白いメンバーが揃いました。その中でもやはりハキーム・オラジュワンとパトリック・ユーイングの2大センターが同時に選ばれたというのが、最大のトピックになるかと思います。

大学時代から切磋琢磨を繰り返して来た2人、NCAA時代はユーイング&ジョージタウン大がオラジュワン+ドレクスラー&ヒューストン大「スラマ・ジャマ」を倒してトーナメントを制しましたが、NBAではオラジュワン&ヒューストン・ロケッツがユーイング&ニューヨーク・ニックスを倒して優勝。翌年にはオーランド・マジックをも倒して2連覇を達成しました。

オラジュワンはジョーダン引退の隙に優勝したという謗りもありますが、全盛期のロケッツはジョーダンのブルズとても手こずった事間違いありません。サンプソンとの元祖ツインタワーで若くしてファイナルを経験、ジョーダンに「彼は7フッターのSFだ」と言わしめ、MVP受賞年のデヴィッド・ロビンソンとファイナル初進出の若きシャックを必殺技「ドリーム・シェイク」で圧倒し、「あれは悪夢のシェイクだよ」とペニーを嘆かせた名センターが殿堂入りするのは正直時間の問題でした。

そしてユーイング。ジョーダン&ブルズの高い壁に阻まれ続け、2度のファイナル進出もリングに届く事はありませんでしたが、ニックスファンならずともその偉大さは分かります。同じアトランティック・ディヴィジョンに属していた頃、オーランド・マジックにとってニックス越えこそが目標であり、実際シャック&ペニー+グラントでやっとマジックはニックスを越えられたのです。たとえ優勝は出来なくても、伝説のセンターの1人としてこれまた殿堂入りは当然の結果でしょう。

オラジュワンはユーイングについて"I could not picture my career without Patrick,"、つまり「僕のキャリアはパトリック抜きには想像出来ない」と言い、ユーイングはオラジュワンについて"When I played against Hakeem, I definitely wanted to be at my best,I think he feels the same way."、つまり「ハキームに対してプレーする時、僕は確かにベスト(のプレー)であろうとしていた。彼も同じことを感じていたと思う」と述べています。互いに好敵手に恵まれた、という事ですね。

なお、今回同時に殿堂入りしたのはそのユーイングの元HCでもあり、'80年代にはレイカーズを率いて「ショータイム・バスケットボール」を花開かせた名将パット・ライリー、'77年新人王にして6度のオールスター選出を誇り、ジャズ時代に2度得点王になったエイドリアン・ダントリー(キャリアFG成功率.540は歴代16位の記録です)、そのダントリーも在籍していたピストンズのオーナーであるビル・デヴィッドソン、高校・大学・NBAでHCを勤め、オラジュワンに「ザ・ドリーム」のあだ名をつけた張本人でもある名伯楽、Dick Vitaleです。スピーチはDick Vitaleが一番面白かったそうなので、英語が分かる方は上記ESPNのリンクを辿ってみて下さい。

P.S.
6人じゃなくて7人でしたね。前Immaculata UniversityのHC、キャシー・ラッシュさんを忘れていました

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