昨日に続き、ウエスト編参ります。
ある意味大本命がそのまま来たシーズンだった訳ですよ、結局。昨季ファイナルまで届いたチームが今季遂に頂点に届いた、分かり易いじゃないですか。プレーオフ予想時にも再三申し上げた通り、レイカーズを止められるチームは残念ながら無かった、それだけのシンプルな話です。フィル・ジャクソンとコービーも素晴らしかったですが、グリズリーズ時代は万年1stラウンド足踏みモードだったガソルが頂点ってのはなかなか感慨深いですね。オドムも大人になったもんです。
さて、レイカーズを追うパワーハウス達についてですが、どうやらナゲッツが第2集団トップに躍り出ましたね。キャンビーの穴が埋まった事、ネネ復活もでかいですが、やはりビラップスの神通力に尽きるでしょう。やっぱ凄いですわ、ファイナルMVP。
ナゲッツと共に1stラウンドの壁を越えたロケッツも良かったです。ヤオミン抜きでもなお善戦した心意気や良し、でしょう。来季は健康問題に加え、アーテストの処遇とT-MACの扱いが難しいところですが。
そのロケッツに倒されましたが、ブレーザーズも悪くないシーズンだったとは思います。オデン君さえ健康ならなお良かったのですが・・・。ラッセル2世転じてサム・ブウィ2世とならない事はリーグ首脳陣の願いでもありましょう。
チームが上昇気流なのはこのあたりまでですかね。ついで停滞組ですが、まずマヴス。スパーズを倒した事は評価出来ますが、それ以上勝ち上がるヴィジョンが正直浮かびませんでした。キッド&ノヴィツキー体制の頭打ち感、マーク・キューバンも感じている事と思います。ジョッシュ・ハワードのトレード放出説も無理は無い訳です。
スパーズは遂にダンカン体制の終わりが見え始めたかも知れません。いえ、まだ「見え始めた」だけであって、ダンカン引退の日までスパーズはスパーズであり続けるでしょう。ただ、徐々にリーグトップに立てる力は落ちて来る気はします。
本来上昇気流ガンガンだったホーネッツがここに入るのは残念です。どうしたクリス・ポール(´・ω・`)水害渦のダメージ+恐慌のWパンチでニューオリンズの街は厳しいです。チャンドラー放出は最早避けられないですし、放出の理由が理由だけに見返りに多くは期待出来ません。ナゲッツの奇跡を彼らも起こせるか、我慢の時ですね。
ジャズはもう、停滞モードで普通です(笑)。ブーザーとオクアーの去就にもよりますが、今はまだプレーオフに出場し続け、経験を重ねる時期なのでしょう。
ここからはプレーオフ圏外チーム。まずはサンズですが、何しろ主力2人(ナッシュ&シャック)がキャリアの黄昏を迎えています。夏至並みに黄昏長そうですが。ただ、チームの現状を思えば、やはり優勝しておくべきだったシーズンは過ぎてしまった感は否めません。シャックと共に放出話も絶えないアマレですが、彼をキープしつつヒート並みに速やかな再建を図れば良い気が。
残り6チーム、即ちキングス、ウルヴス、サンダー、グリズリーズ、ウォリアーズ、クリッパーズのうち、前4チームの問題点は概ね同じです。既にチームの柱は存在しますが、まだワイルド・ワイルド・ウエストを戦い抜けるだけのサポーティングキャストが揃っていないのです。グリズリーズは出口が見え始めている気もしますが・・・。サンダーもあと一歩ですかね。
ウォリアーズとクリッパーズの問題は、結構真剣にプレーオフ進出+αを狙ったチーム作りをしてこの結果だった事です。ウォリアーズの場合はエリスのバイク事故にまつわるエトセトラが実にチーム士気を下げた気がしますが、やっぱロスター構成がおかしいです(笑)。クリッパーズはかなり残念賞でしたね・・・。新人エリック・ゴードンがまたしても当たりだったのは流石でしたが。ドラフト1位指名権獲得でブレイク・グリフィン指名が確実視されていますので、これで流れが変わるかなと・・・いやいや、これでも変わらないのがクリッパーズクオリティーでしたか。なんか久々のダメ虎タイガースと被って見えます。
てか、これでまたビッグマンが余るクリッパーズは、グリフィン以外の誰かをウォリアーズとトレードすれば良い気がします。面倒だからマゲッティー奪回すれば良いのでは( ̄ー ̄)
結論ですが、レイカーズ1強+8チームが追うマラソン序盤みたいな展開から、結局レイカーズの独走を許したのが今季ウエストだったと言えるでしょう。一緒にスタジアム勝負まで持ち込んだのがナゲッツですかね。
ウエストのパワーバランスも徐々に変わりつつあります。レイカーズも今が盛りですが、来季も独走とは限りません。ただ、当面ウエストの本命がレイカーズであり続ける事だけは不慮のケースを除き、コービーorフィル引退まで変わらない事でしょう。・・・結論が無難だな(^_^;)
P.S.
http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/columns/story?columnist=stein_marc&page=PlayoffWinners-090616
http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/columns/story?columnist=stein_marc&page=PlayoffLosers-090616
ESPNによる今プレーオフ、ウィナーズ&ルーザーズ記事です。結構意見が合いますね。つーか、まあ誰が記事書いても概ねこうなりますか。
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ある意味大本命がそのまま来たシーズンだった訳ですよ、結局。昨季ファイナルまで届いたチームが今季遂に頂点に届いた、分かり易いじゃないですか。プレーオフ予想時にも再三申し上げた通り、レイカーズを止められるチームは残念ながら無かった、それだけのシンプルな話です。フィル・ジャクソンとコービーも素晴らしかったですが、グリズリーズ時代は万年1stラウンド足踏みモードだったガソルが頂点ってのはなかなか感慨深いですね。オドムも大人になったもんです。
さて、レイカーズを追うパワーハウス達についてですが、どうやらナゲッツが第2集団トップに躍り出ましたね。キャンビーの穴が埋まった事、ネネ復活もでかいですが、やはりビラップスの神通力に尽きるでしょう。やっぱ凄いですわ、ファイナルMVP。
ナゲッツと共に1stラウンドの壁を越えたロケッツも良かったです。ヤオミン抜きでもなお善戦した心意気や良し、でしょう。来季は健康問題に加え、アーテストの処遇とT-MACの扱いが難しいところですが。
そのロケッツに倒されましたが、ブレーザーズも悪くないシーズンだったとは思います。オデン君さえ健康ならなお良かったのですが・・・。ラッセル2世転じてサム・ブウィ2世とならない事はリーグ首脳陣の願いでもありましょう。
チームが上昇気流なのはこのあたりまでですかね。ついで停滞組ですが、まずマヴス。スパーズを倒した事は評価出来ますが、それ以上勝ち上がるヴィジョンが正直浮かびませんでした。キッド&ノヴィツキー体制の頭打ち感、マーク・キューバンも感じている事と思います。ジョッシュ・ハワードのトレード放出説も無理は無い訳です。
スパーズは遂にダンカン体制の終わりが見え始めたかも知れません。いえ、まだ「見え始めた」だけであって、ダンカン引退の日までスパーズはスパーズであり続けるでしょう。ただ、徐々にリーグトップに立てる力は落ちて来る気はします。
本来上昇気流ガンガンだったホーネッツがここに入るのは残念です。どうしたクリス・ポール(´・ω・`)水害渦のダメージ+恐慌のWパンチでニューオリンズの街は厳しいです。チャンドラー放出は最早避けられないですし、放出の理由が理由だけに見返りに多くは期待出来ません。ナゲッツの奇跡を彼らも起こせるか、我慢の時ですね。
ジャズはもう、停滞モードで普通です(笑)。ブーザーとオクアーの去就にもよりますが、今はまだプレーオフに出場し続け、経験を重ねる時期なのでしょう。
ここからはプレーオフ圏外チーム。まずはサンズですが、何しろ主力2人(ナッシュ&シャック)がキャリアの黄昏を迎えています。夏至並みに黄昏長そうですが。ただ、チームの現状を思えば、やはり優勝しておくべきだったシーズンは過ぎてしまった感は否めません。シャックと共に放出話も絶えないアマレですが、彼をキープしつつヒート並みに速やかな再建を図れば良い気が。
残り6チーム、即ちキングス、ウルヴス、サンダー、グリズリーズ、ウォリアーズ、クリッパーズのうち、前4チームの問題点は概ね同じです。既にチームの柱は存在しますが、まだワイルド・ワイルド・ウエストを戦い抜けるだけのサポーティングキャストが揃っていないのです。グリズリーズは出口が見え始めている気もしますが・・・。サンダーもあと一歩ですかね。
ウォリアーズとクリッパーズの問題は、結構真剣にプレーオフ進出+αを狙ったチーム作りをしてこの結果だった事です。ウォリアーズの場合はエリスのバイク事故にまつわるエトセトラが実にチーム士気を下げた気がしますが、やっぱロスター構成がおかしいです(笑)。クリッパーズはかなり残念賞でしたね・・・。新人エリック・ゴードンがまたしても当たりだったのは流石でしたが。ドラフト1位指名権獲得でブレイク・グリフィン指名が確実視されていますので、これで流れが変わるかなと・・・いやいや、これでも変わらないのがクリッパーズクオリティーでしたか。なんか久々のダメ虎タイガースと被って見えます。
てか、これでまたビッグマンが余るクリッパーズは、グリフィン以外の誰かをウォリアーズとトレードすれば良い気がします。面倒だからマゲッティー奪回すれば良いのでは( ̄ー ̄)
結論ですが、レイカーズ1強+8チームが追うマラソン序盤みたいな展開から、結局レイカーズの独走を許したのが今季ウエストだったと言えるでしょう。一緒にスタジアム勝負まで持ち込んだのがナゲッツですかね。
ウエストのパワーバランスも徐々に変わりつつあります。レイカーズも今が盛りですが、来季も独走とは限りません。ただ、当面ウエストの本命がレイカーズであり続ける事だけは不慮のケースを除き、コービーorフィル引退まで変わらない事でしょう。・・・結論が無難だな(^_^;)
P.S.
http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/columns/story?columnist=stein_marc&page=PlayoffWinners-090616
http://sports.espn.go.com/nba/playoffs/2009/columns/story?columnist=stein_marc&page=PlayoffLosers-090616
ESPNによる今プレーオフ、ウィナーズ&ルーザーズ記事です。結構意見が合いますね。つーか、まあ誰が記事書いても概ねこうなりますか。
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